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さて、今日はシールを貼って、部分塗装して、墨入れしました。
超大変、大忙しです。
というのも、ヴァーカ、また言ってしまった。剣呑。
ヴァージョン・カトキのキットはシール・デカールの類が異常に多いんですよ。
数えてみると、その数60超。
やってられません。
が、今までみたいにシールを貼らないのではなく、今回は頑張って貼ってみようかと思います。
数時間の苦闘の後、漸く終わりました。シール細かすぎんだよ。縦横数mmってなんだよ。
ずれるよ。曲がるよ。失くすよ。
ざけんなよ!!
で、全部で60以上あるのですが、実際に貼ったのはおそらく30枚くらい。デカールも含めて。一部失敗して、くっ付けられなくなりましたし。
タダでさえ細かいのに、シールの余白を切り取らないとちゃんと貼れない所が多すぎて嫌になりました。コアファイターの尻尾とかね。
なので、その辺は貼ってません。忍耐の限界。
部分塗装ですが、塗るべき場所は意外と少ないです。
設定通りにするなら、顔の赤いラインと、武器くらいです。
私はスラスターノズルも塗りましたが。
墨入れも少ないです。
元からモールド化してある合わせ目が結構あるし、モールドもシャープで深いので、下手に墨入れをすべてやると、むしろ嘘臭くなったり、五月蝿く感じたりしそうです。
色も白が基調ですしね。
なので、好みにも依るでしょうが、私は顔と脚と武器と肩と、前腕の盾みたいな奴の穴と、上腕の変なデコボコの中だけしかしてません。
胸の黄色いところはどうしようか悩んだのですが、元からかなり深いモールドになっていて、ちゃんと影になっているんですね。なので、やらない方が綺麗に見えるかなと。
顔の墨入れも、への字のところだけです。口のマスクのところの縦のスジもやっては見たんですが、どうもおかしい。取説みたいにならない。
なんでだろう?ってよ~く見てみると、取説の作例って実は頬あてを少し削っているんですね。
なので、縦のスジがちゃんと見える。でも削らないと、スジは隠れてしまってちょっとしか見えない。
この改修を綺麗にやるのがむつかしそうだったんでやめました。縦のスジの墨入れも消しました。特に必要だと思えないし。
どちらにしても細かすぎて、墨が入っているのかいないのか、よく分かりませんしね。
ちなみに、取説の作例。目も変えているんですね。
付属シールをそのまま貼ると、取説のより目が大きくなります。取説のは、目の長さを短くしているみたいで、より「オトナな顔」に見えます。
これやりたかったんですが、シールを切った後の黒い部分の再現を、塗装で違和感なく(色の差とか質感とか)するのが難しそうだったんで、諦めました。
諦めてばかりでごめんなさい。
ま、そんな訳で、
酒タバ専用・クロスボーンガンダム・X-1
が完成しました。
一気に見て行きましょう。
今回は完成記念として、ちょっと高画質です。
いや~、格好ええ~。惚れ惚れしますねえ。
キットが発売されるまで、その存在をまったく知らなかったわけですが、こうして見ると非常にいいです。
特に顔。人形は顔が命。大きく張り出した額が素敵です。ドクロは要りませんが。
顔の赤いライン。塗るとき緊張しましたよ。物凄く細いですからね。この間、面相筆を買っておいて良かった~。
とりあえず、モールドに沿ってあまりはみ出さないように塗り、食み出したところはペーパーでゆっくりと力を入れず、削り落としていきました。
かなり綺麗に決まってよかったです。
写真を見れば分かるかと思いますが、シール、多いですね。文字に見える奴、全部シールです。
凄く苦痛でした。
おまけに、出来上がりを見てみると、たいして変わっていないような?むしろ、玩具っぽくなった気が・・・。
胸のデカールはいいデザインだと思いますが、脚とかの文字はなくても・・・・。
このキット、小型MSを再現したってことですが、組んでみるとそれほど小さく感じません。
計ってみると確かに身長16cmほどなんですが、背中のXのスラスターとか急角度の角などが目に入ってくるので、むしろ存在感は18cm(ウチのは21cm)の1/100ガンダムよりあるのではないかな?
実際、スラスターは頭より2cmくらい上まで伸びてますし。
ああ、そうそう。忘れるところでした。
マント。このキットに付属してますね。私もチャレンジしました。これを付けて飾ることはないだろうが、一応、記念に写真を撮っておこうとね。
1時間経過。
無理っす、マント。
これ、どうよ?不可能じゃね?取説みたくするの。超絶難易度だよ。
全然キットに馴染まないし。バサバサと広がるし。エリが凄く邪魔だし。
さらに、固定する部分が非常に小さくて、うまく動かせない。
で、私ができた限界は↓
だ、ダサい!!
やっぱ外そう、マント。
クロボンさんといえば、やっぱりこのポーズ。
勝手にこれが「こいつらしい」と決めているだけですが、個人的には、一番カッコいいと思います。
何も持っていないなら素立ちがベストですが、得物を持っていると、素立ちではどうしても違和感がありますからね。銃はいいんですが、剣を持つと決まらない。
あ、それと、撮影後数時間して気が付いたんですが、剣の柄の部分、間違ってます。以前の奴が正しい形ですね。
てか、今思ったんだけど、こんだけ素立ちの格好いいキットって、そうないんじゃない?
Ex-Sは超格好よかった。
百式も結構よかった。
グフもまあまあかな。武器があった方が3倍はいいけど。
100ガンは・・・・。剣呑剣呑。
正直、悩みましたよ。何も持たせずに素立ちで飾るか、得物を持たせてこのポーズにするか。
結局、得物は持たせないと失くしそうだってんで、これで飾ることにしましたけど。
じゃ、それぞれのアップ画像をば。
ハイ。素敵ですね。これを作っていて、クロボンさんが大好きになりました。ええ、象さんの次にね。
好みの問題もあるでしょうが、バランスが破綻している箇所が一つもない。
立体として、秀逸なフォルムです。
作り終わった感想ですが、非常に素晴らしいキットなので、もう一度作りたいなと本気で思ってしまいました。今ならアマゾンで37%OFFで買えるし。このクオリティで2300円は超安い。ほとんど投売り。
いや、待て、俺。いい大人がバンダイマジックにはまってどうする。フルクロスが発売されて、しばらく様子を見てからにしようぜ。負けんな、俺の前頭葉!!
アマゾンのベストセラーランキングとか見てみると、まだハイコンプロ・スペシャルペインテッドのサザビーが超人気なのか分かりますね。
なんなんでしょう。ま、サザビーはカッコいいですから。私の中でも、そのデザインはベストの部類です。
スペシャル人気におされて、ノーマルの方は投売りに出されてますよ。1800円で買えます。37%OFF。
でもやっぱり、スペシャルの方が3倍はいいと思います。鈍く光るメタリックレッド。
塗装一つでこんなにも変わるものかと、驚嘆するレベルですよ。
やっぱできなきゃ駄目かな、塗装・・・・。
それにしても、作った直後に、もうちょっと手を加えてより格好よくしたいと思ったキットは、クロボンさんの他、今のところはEx-Sだけです。これから増えていくのかもしれませんが。
ってか、そう思うならハナからやればいいじゃんかと思うでしょうが、分からんのですよ。どこをどう弄れば格好よくなるのか。私の様にセンスも知識もない人間は、パクれる作例がないと、何にもできないのです。
ホント、皆さんどっから拾ってくるんでしょうね?こうしたら格好よく見えるっていう形を。
でも、再度やる前に、筆塗りの技術を今の10倍くらい向上させなければなりませんね。
部分塗装しかしてないのに、ちょっと汚いですから。エアブラシがあるなら、楽勝でしょうが。
私、色塗りが嫌いだし、もっと根本的な問題として、根性なしだから、重ね塗りとかやってられないんですよ。
この辺の技術と忍耐力の向上は、MGを作っていたんでは果たせませんな。やっぱ旧キットを作らないことには、試行錯誤の末の方法論と心意気が出てきません。
MGは、作るだけで格好いい高級品ですから。怠けます。
さて、ここからはキットレヴューに入ります。思いつくままポイントを挙げているので、いい加減でしょうがごりょーしょー下さい。
あと、相対的な評価になることもごりょーしょーください。
「私が今まで作った中では」っていうのが、判断基準ですから。
○デザインそのもの:7点
これはキットのデザインではなく、元となるデザイン画のこと。キットのデキそのものとはあまり関係ない。が、大事な要素。
好みもあるでしょうが、ドクロや、背中から直接生えている4本のスラスターはちょっと好きになれない。スラスターは格好いいとは思うのだが、その根元の背中がね。
それ以外はとてもいい。
特に、顔と胸の曲線。
○キットのフォルム:9点
デザインの時点での部分的な好悪は措いて、キットそのもののフォルムのこと。
これは最高クラス。造形物として、これほど綺麗にきまったキットはそうないと思う。フォルムのバランスでいうなら、Ex-Sより上かも。小顔とかね。
胸の曲線が、立体として完璧に再現されているのは感心する。
ただ、やはり後ろから見ると、直接背中から生えている棒が気になる。背中そのものに何もないのも寂しい。貧弱に感じる。
コアファイター本体をもう少し長くして、背中からバックパックのような感じで飛び出していたら、寂しさも軽減され、個人的には完璧だった。
○作りやすさ:9点
かなり細いパーツがあって、破損の恐れはあると思うが、丁寧にやれば大丈夫。せっかちで、握力60kgの私ですら、大丈夫だった。
パーツ数は、サイズと反比例してちょっと多めなので、割と時間がかかるかもしれないが、急いで作る必要もないと思える人なら、パーツが多い分、長く楽しめる。
合わせ目消しも肩の内部と銃だけ。異常なまでに少ない。しかも、面積が非常に小さくて気にならないし、やらなくてもいい範囲。
塗装については、基本的に本体には必要ない。
ただし、武器は必須。結構細かいので面倒かもしれないが、細い筆を使えば大丈夫。塗る面積も小さい。
○可動範囲:10点
完璧。この一言でいいと思う。そろそろ限界に到達したかな。
細かい可動範囲は、過去記事を見て貰うとして、ほとんどの主要な関節は180度曲がるのはたいしたもの。
○関節保持力:10点
今のところは、まったく問題なし。この先、どうなるかは分からないが(ヘタるまでどのくらいだろう?)。
昔は作ったそばから緩々の関節が多かったが、クロボンさんはちょっとだけきつめな設計をしているようで、動かし安いが、取れにくいといった感じ。
なので、どんなポーズをとっても大丈夫。
ゴンブトサーベルを持っても、腕の関節は楽に保持できる強度。
○プレイバリュー:8点
コアファイターのロック機構。保持できない武器(これは改良されている)。
これらの欠点があるので減点。
武器は豊富にあり(私は載せてないが)、遊んで楽しめるかと思う。が、私が持たせた以外の武器は、たいして格好よくない。精々ナイフがまともなだけで、他はむしろダサい。
飾っておく時に、これらの武器を持たせておく人はいないかと思う。長いから、相当スペースとるし。
○置物的価値:9点
欠点はないのだが、パット見でガンダムの類だとは分かっても、名前を知らない人がほとんどってのは痛い。これを見ても、誰も分からない。懐かしがらない。
逆に、趣味でガンプラを作っているわけでもない友達が来て、「お、これクロボンじゃん」などと言われたら、私はむしろ引く。なんで知ってんだよと。実は、隠れガンダム大好きっ子かと。小一時間、問い詰める。
自己満足的な価値としては、かなり高い。さっきも言ったようにフォルムが秀逸である上に、可動範囲が尋常ではないので、ポーズがこれでもかというくらいに決まる。
勿論、素立ちも非常にいい。
なので、飾っておく分には、文句なし。
○総合評価:9点
非常にいいキット。秀逸なデキ。設計者はいい仕事をしたと思う。
値段も、このクオリティにしては安め(定価3675円)だと思う。割引で買えば更に。
コドモに遊ばせるのは勿体ない。オトナの占有物にしておきましょう。と言いたくなる様な、精巧な造り。
いくつかの欠点と、デザイン画の時点での好みによって満点ではないが、満点のキットなんてまずない。ハイコン・プロのサザビーですら、ゲート跡という欠点(比較してみると、私のは特に酷く、ハズレだったらしい)があった。
そういう意味では、最高峰のキットだといっても過言ではないと思う。
○お勧め度:9点
ガンプラを作ったことがない人にも、今は作ってない人にも、現役の人なら尚更、このキットはお勧めできる。
細かいことは上ので理解してもらうとして、欠点と対策を事前に知っていれば、その点以外は作り安いのでまったくストレスなく組めるし、子供の玩具としても、大人の置物としても楽しめるキット。
アチコチで30%引きとかで売っているので、実際には2500円くらいで買えるのもポイントが高い。
このクオリティでそのお値段なら、間違いなく買いだ。
興味のない人も、一度作ってみるといいと思う。そして、確実にはまるでしょう。
以上。レヴュー終了。
ってなわけでただ組んで、部分塗装しただけのくせに、半月もかけてしまったクロボン編が終了しました。
友人が言った「遅くない?」ってのは本当ですな。
ま、なるべく長く楽しみたいので、わざわざ遅く作ったわけですけど。
だって、やる気になったら、2~3日で楽に作り終わるよ?シールや塗装を含めて4~5日だよ?
勿体ないって。
今更なんですが、精巧に作られたMGという高級品を、ただ作るのではなく構造を理解しながら、その性能の限界を調査しつつ、しかもなるべく詳細な記録を残しながら作ったので、使われている技術や、キットそのものの性能がいかに高いか、良く分かりました。
これのお陰で、ただ作るよりも遥かに楽しめましたね。
手を入れることだけが最上の楽しみではないと、気付かせてくれたクロボンさんでした。
皆さんもチマチマと調べながらやると、ただ作るだけでも倍は楽しめると思いますよ。
可動箇所が多く範囲も広いので、ポージングを考えるも楽しいし。
じゃ、最後にクロボンさんのアップ画像で幕にしたいと思います。
第二章・完。
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