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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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最強の幻像 降・臨!!


レッドミラージュ1


今日のレッドミラージュのお時間です。

今回で、レッドミラージュさんの章も完結です。
初めての出会いから、既に五年。ずっと作りたかったレッドミラージュさんの完成形がありますよ。

永かった・・・

工具を買いにヨドバシカメラに行ったら、衝撃的な出会いをし、衝動買いし、こいつを塗装するためにエアブラシを買い、経験値を貯め、模型の作れない日々を過ごし、やっと完成させてやることができました。

感無量です
レッドミラージュは、実に格好いい。
いくら眺めても飽きませんな。

MHはインジェクションにできないと昔は言われておりましたが、その常識を打ち破ったのがこのキットです。
原作者の永野さんも絶賛したのが頷ける造型です。  
発売から10年経っても古びないこの造型は秀逸です。
そして、このキットがインジェクション化不可能という常識を覆してくれたから、現在のIMSがあるのでしょうな。
開発者に敬礼!!

レッドミラージュほど、沢山の人に造型されてきたロボットはいないのではないでしょうか?
もう既に、レッドが造型され続けて20年以上ですよ。それも、waveさんの初立体化から海洋堂さん、ボークスさん、ワークショップキャストさん、その他、シリコントライブさんなどの個人工房も含めて、一体どれだけの立体作品があるのでしょうか?
各々各様に美しい造型です。
できれば、すべてを作って、ずら~っと並べてみたいのですけどね。
waveさんのこのキットも、独特のプロポーションが美しい。

なお、今回は青バックで写真を撮りました。
壁紙が白系なので、どうしても保護色になってハッキリしないんですよ。
さらに、カメラの性能も恐ろしく悪いので、色がしっかり写っていませんが、まあ壁紙背景よりはマシでしょう。

ちなみに、騎体番号がⅠとなっておりますが、これは私が作ったレッドの一体目だからです。
買った時から、こういう風にしようと決めておりました。
漫画の中の設定では番号によって載っているキャラクターが決まっているそうなのですが、よく知らないので、無視です。
つまり、これからレッドを作るたびに、番号がⅡ、Ⅲ・・・となっていく筈です。
どこまでローマ数字で追えるのか知りませんが。
というか、どこまでレッドを作り続けるのか知りませんが。

それにしても、本当に永かったなあ。
この五年間、一体どんなことがあったろうか?
 
個人的なことは置いといて、五年前は1/144サイズのFSSインジェクションが、レッドミラージュとKOG。1/100ではレッドとジュノーン、バッシュ(初代)。それと、ボークスさんが出しているGGIのKOGしかなかったのです。
waveさんの1/100サイズのインジェクションは、かなりの難物です。中身を知っている人は分かると思いますが。ガンプラで復帰したばかりの人には、とてもではありませんが、お勧めできる内容ではありません。
ですが、この3年ほどの間にエンゲージSR1と3、さらにバング、バッシュ、ネプチューン、プロミネンスまで発売済み。シュペルターも発売決定。

歴史が動いておりますな。


レッドミラージュ正面
レッドミラージュ 横
レッドミラージュ 後ろ

FSSファンの中には、FSSモデルが欲しいけど、ガレキは高いし難しそうだし、買えないって人が多かったと思うのですよ。
が、今では素晴らしいFSSキットがインジェクションでも増えて、嬉しい悲鳴ですな。

作りたいのに、その時間がない!
作りたいのに、立体物がない。買えない。よりはマシだと思います。

現在、FSSのインジェクションはある程度種類が増えてきたので、ガレキ中心のキット展開だったFSSに入れなかった人も、結構な率で挑戦できる時代になったと思います。
証拠に、IMSが発売されてからこっち、ずいぶんとアチコチで作例を見ることが多くなりましたものね。
なので、FSSの立体物の世界に対して、ほとんど気兼ねなく入っていけるのが現状だと思います。
本当にいい時代になったものだ。

しかし、当時、FSSキットを作るにあたって、よりベターなエントリーモデルは、このレッドだったと思います。
プラなので作りやすいし、価格も安いし。
なによりインジェクションというのは、これまでの延長線上の技術だけで作れるので、気楽なんですよね。
そういうことで、私もFSSガレキに手を出す前に、どうしてもこいつを作りたかったのです。

枕元に説明書を置いて、何度脳内シミュレートをしたことか・・・。
そして、ネットで何度、作例を検索したことか・・・。
その度に出会う、超絶作例と途方もない模型技術の数々。
自分にできる範囲で、よりベストに近い塗装方法が、これでした。


l.e.d mirage

模型に復帰して数ヶ月経ったときにレッドと出会い、FSSメカデザインに魅了され、そこから早5年近い歳月を経て、漸く完成。
やはり、嬉しいものですな。

模型ってば、ある種の歴史なんですよ。個人史
完成されたキットには、一つ一つ、作り手の思いが籠められているのです。

格好いいから作るのは根本ですが、格好いいものを適当に作れないのも模型野郎の性なんですよ。
なので、好きなデザイン、思い入れのあるキットに対して、やはりある程度の蓄積をしてからでないと、望めないんですよね。怖くて。
そうでない人は、完成品に流れると思います。

で、目的のキットを作るために、色々と作ってみて、アレコレ試してみて、自分に自信が持てて、方針が決まって、そこまできてやっと目的のキットに触れると。
それが、ある意味、個人史だと思うんですよね。


L.E.D.Mirage

2年間の空白はあるものの、私もレッドまで辿り着くためにたどった道程は、一つ一つ覚えてますよ。


本格的に塗装を意識し、最初は筆塗りを研究する。

筆塗りは一朝一夕で綺麗に仕上げられるほど簡単ではないと理解&エアブラシの方が綺麗で簡単に仕上がると判明。

エアブラシを買い、その秀作のため、逆襲のシャアの旧キットを作る。

横道に逸れ、FSSと並んで作りたくて仕方なかったアーマードコアのキットを作る。
多重塗装の意味と価値を実験&理解。綺麗に作るための一つ一つの工程を覚える。

FSS導入として、やはり作っておきたかったエルガイム系のキットを作る。

レッドの前にワンクッション起きたくて、マクロス関連を作り始める。

2年間の休暇。

やっと完成。

こんな流れですなあ。

考えてみれば、私にとってメカデザインの両巨頭、FSSとACは、ほとんど同時期に出会ったのですね。
そこからずっと好きでい続けられるってのも凄いです。
いまだ、L.E.D.ミラージュとレイレナード・アリーヤを超えるメカデザインに出会ってないな。

これからも、私はFSSとACを目標として、模型を作り続けるでしょうね。
なにしろ、両方とも、積みキットが半端なくありますから。


上半身

さて、五年の歳月に決着を着けられて、一安心しております。
が、正確には、五年前に買ったレッドはこれではなく、ver.3の方なんですけどね。
勿論、作りますよ。順番が着たら。
ちなみに、レッドはこれ以外にも何種類かキットを持ってます。各社、各形態のキットを。
面白いんですよ。時代、作り手によって異なる解釈と造型が。

シリコントライブの西山さんが仰ってました。
「こいつ(レッドミラージュ)に人生を翻弄されちゃってる人って、結構いると思うんですよ」
ええ、私もその一人です。
レッドに出会わなければ、模型などもうやめていたか、精々部分塗装で満足していたはずですから。
模型に山ほどお金と時間を費やすこともなかったはずですから。

レッドミラージュが、私を模型の深遠に引き込んだのです。

これからも、私は模型道の節目節目で、レッドを作っていくことと思います。
同じように、これからもレッドのキットは発売されていくことでしょう。
waveさんからはインフェルノナパームが発売予定ですし(延期してもいいけど、中止は勘弁してくださいね!!)、ボークスさんのIMSでもタイミングを見て、レッドが出るでしょう。
ってか、早く出して欲しい。こっちもインナパ仕様がいいな。インナパを付けられなくても、レッド本体はガレキのインナパのバージョンにして欲しいです。ボークスさんのver.3レッドはシールド接続とかが変。

私にとって、FSSとACは、糾える縄なんですよ。
二本の軸。常にお互い絡み合い、永遠に終わることないメビウスの輪なんですね。
この二つを格好良く作るために、アレコレと模索を続けていくわけです。

こいつらをキチンとやっつけるまで、私の模型道は続くのでしょうね。
そして、これからもFSSとACには、新作キットがリリースされ続けて欲しいものです。
でないと、心の光の一つを失ってしまいますよ。


さて、このキットに関して、簡単なレビューです。

○基本的に組み立ては難しくない。ただ、曖昧な点がいくつか見られるだけ。

○塗装し易い。パーツ分割がかなり考えられているので、脛、腿、ベイル以外でマスキングは必要なし。

○プロポーション、ディテール共に素晴らしい。MGのサザビーやνと同時期のキットとは思えない。

○ただ、現在の目で見ると、フェイスの目の部分、腹の蛇腹の部分などに、技術的&解釈的な古さを感じる。

○間接は概ねカッチリしている。ただ、ベイルが重いため、肩の回転軸が支えられず、垂れてしまう。これは仕方ないかな。

○10年以上も前のキットだが、現時点でもまだ1/144サイズのレッドミラージュでは決定版。

○整形色が半透明だが、生かす方法はないと思う。ネットで検索すれば分かるが、半透明にしようとすると、おかしな質感になる。プロが作ったのも見たが、やはり中途半端。元々、透明度が低い上に、フレーム構造などが盛り込まれていないため、なんともならないと思う。

○価格、入手のし易さ、作り易さからして、いまだFSSのエントリーモデルとして充分な位置づけ。ただ、エンゲージなどのほうが技術的に新しいので、楽かも。作ってないのでわからない。IMSもかなり作りやすいと思う。色分けが充分にされているので、部分塗装派の人も安心のキットだし。ちょっと高めで、ボークス直販なのが玉に瑕だけど。

こんなところでしょうか。

ま、このデザインが気に入った人なら、迷わず買いだ!!
なに、難しくない。接着剤とサンドペーパーとエアブラシがあれば、誰でも作れるぞ!!技術的には、ガンプラ旧キットの延長線上でしかない。

さて、空白の二年間を含めて、模型に復帰してから既に五年以上、やっと本命のFSSに片足を突っ込むことができました。
やまほどあるFSSキット。これからは気後れを感じないで作っていけそうです。

ま、でも順番があるから、いつ作るかわからんけど。

そんな訳で、今日のレッドミラージュはお仕舞い。

では。

拍手[10回]

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今日のレッドミラージュのお時間です。

今回は、マスキングが必要な箇所の塗装と、デカール貼りをしました。
まずは、成果を。



100_1702.JPG


写真、これしかないです。撮り忘れました。

マスキングは、モールドがしっかりしているので、かなりやりやすいです。ストレスフリーマスキング。
が、水デカールはやっぱり鬼門でしたねえ。

私、デカールを貼るのは、小学生以来です。20年ほどの歳月を跨いでの再挑戦ですが・・・。
やっぱり難しいです。

千切れるんですけど!!

もうね。千切れまくり。一回目上手くいって、やっぱり大人になると注意力が違うから大丈夫だなんて安心してたら、すぐに千切れましたよ。
5割の確立で千切れます。
小さいデカールなんて、千切れず貼れても、位置を直している間に千切れます。

失敗せずに貼る方法が分からない・・・。

デカールが怖いから、アレもコレもなかなか自信を持って開始できないんだよなあ。

ま、後は墨入れとトップコートだけなので、すぐに終わりそうだな。
モールドが沢山あるから、右から左ってわけには行かないだろうけど。

あ、あとこのキットで残念なのが、脛の炎の天使みたいな絵柄のデカールがないこと。
アレがあるといいんだけどなあ。
なぜか、脛の赤と黒の塗り分けをしなくてもいいように、そのデカールはあるんだけどなあ。
天使デカール付属させましょうよ。
次のインナパからは。

というか、脛と腿の赤と黒はもとより、ベイルの赤いマーキングのデカール。これを千切れずに綺麗に貼れる人っているのか?
それとも、貼る前から切ってはるのか?四分割とかにして。
でもそれって、ずれないか?

どっちも神業だな。

結局、私はデカールが苦手。20年経っても変わりませんでした。
でも、デカールを頑張らないといけないキットが唸るほど積んでありますからねえ。

・・・、心を折るな、俺。

そんな訳で、今日のレッドミラージュはお仕舞い。

また。

拍手[4回]

今日のレッドミラージュのお時間です。

やはり、好きなデザイン。愛を持って製作にあたれるキットだと、モチベが違うようです。
すんげー面倒くさいなぁと思っても、早く完成させたいから頑張ろうって思うんですよねえ。

うず高く積まれている在庫キット群全てに対して、俺は愛情を注ぐことができるだろうか?
ただ、貴重だからとか、何かと並べたらいいかもとか、なんとなく所持してたいなとか、懐かしいからとか、インパクトあるからとか、目に付いたからとか、そんな浅はか安易
無責任な理由で、キットを買ってはいないだろうか?

ん、否定できない

どんなキットでも(一部、無茶なものは除き)、作られるために造られているわけで(日本語変。でもニュアンスは正しい)、作れないはずは無いのです。
時間と体力の問題のはずなのです。

「正義とは、緯度の問題だ」
そうパスカルは言いましたが、そんな感じです。
模型とは、時間と体力の問題だ

ではなぜ、こうも破壊的なモチベでもって、すべてのキットに対して作業に勤しむことができないのだろうか?
ほとんどの場合、作っているうちに、だんだん飽きてくるのは何故なのだろうか?
適当なところで妥協してしまうのはなぜか?
ま、なんとなく欲しかっただけだしな・・・って思う自分の心底は如何に?

すべての模型野郎のジレンマでしょうね。これがきっと。
欲しかったはずなのに、手に入れただけである程度満足してしまって、作るのが結構億劫。

やっぱり、纏め買いはよそう。俺。
積みを減らそう。俺。
多分、積みを購入ペース以上に速く消化はできないと思うけど。
そりゃ、かなり適当に作れば、かなり早く完成させられるよ?でもさ、何かしら作ることで満足を得たいじゃん?
それが、完成度というベクトルに向かえば、どうしても時間はかかるし。
なにかの実験と経験値の蓄積というベクトルに向かえば、その分手間はかかるし。

結局、何もかも投げ出して、自分が求める100%がイメージできているにもかかわらず、早く完成することに重きを置くと、どうしても50%程度の完成度になってしまって、そうすると、並べて満足することもなく、興味もなくなり、下手すると、適当に作ったことに後悔してしまうわけだ。

こんなんだったら、作らないほうがよかった・・・

そんな状況が怖くて、どうしてもある程度は頑張る必要が出てくるわけだ。
100%までいかなくても、80%くらいまではやらなくては納得できないわけだ。
それが如何に息抜きで作っているキットであってもだ。

100%までの20%は、そこまで違いは感じないにしても、50%からの30%は、全然違うのだ。

時間をかけて、忍耐力ギリギリまで頑張って作って、物凄い達成感と満足感を経験したことのある人が、ただ組み立てて、整面もほとんどせず、サフも吹かず、適当に指定色を塗って、ささっと1週間で作ったキットに満足できるだろうか?

無理なのだ。
体が欲しているのだ。
世のあまねきキットの、理想具現を

そうなると、どうしても限られた時間の中で作業をするわけだから、それなりにボリュームのあるキットだと、最低一ヶ月はかかってしまうし、欲しいキットってのは毎月何かしら出ているものだし、結局積みは消えていかない運命なのだ。

現状、90年代初頭あたりまでバンダイが出していたような、所謂旧キットと呼ばれるような内容のキットは、ほとんど絶滅している。
中身がスカスカで、モナカ構造で、パーツが少ないキットのことだ。
最近出ているダンボール戦記?ってやつがそれに近いと思うが、それくらいだ。
ほか、90%以上のキットは、それなりにボリュームのあるものなのだ。
定価が4000円以上するのが当たり前で、パーツなんて200くらいあるのが当然で。

旧キットならば、特に改造などしなければ、1週間で完成することもできただろう。
が、今のキットのほとんどが、それを拒否するのだ。
コトブキヤ然り。wave然り。ボークス然り。
ボリュームがあるということは、それだけクオリティが高いということとニアイコールになるのだから、模型野郎としては文句は言えない。
むしろ有り難い

が、作るという段になると、そのボリュームが目前に立ちはだかる
のだ
コダワリを持って作るとなると、なおのこと終わらない
のだ

よく思うのだ。
世間でどれだけのキットが毎日売れていっているのか分からない。
が、そのうちの何%が、完成させて貰っているのだろうか?

正直に言おう
私が今まで完成させたキットは(私の完成とは、塗装までやったもの。組み立てただけのものは完成としていない)、おそらく購入したキットの1割くらいではなかろうかと思う。
それだけの在庫があってなお、まだキットを買うのだ。新旧商品問わず。

どうするつもりなのだ?俺。

ボークスさんがここ二年くらい熱心に出してくれているIMS。個人的に非常に嬉しい
ガレキ版を持っているにもかかわらず、買ってしまうくらい嬉しい。
が、コダワリをもってこれを作るとなると、一体どれだけの時間と労力を注ぐ必要があるのだろうか?
その長い道のりを思うだに、歩み始める前から挫折してしまう人は多くいるはずだ。
私だって、ここ2年、あまりに時間がないためキット製作ができなかったが、週2時間くらいなら、時間を割くことは不可能ではなかったのだ。
しかし、やらなかった

長大な道程が目の前にあり、それに対して自分に与えられた時間を考えると、それを達成するまでにかかる日数を計算してしまい、どうしても諦めてしまうのだ。
週2時間作業をしたとして、IMSを完成するまで、どれくらいの期間がかかるだろうか?
半年。それが私の出した答えだ。
そして、時間ができたらという言い訳をしてしまうものなのだ。人間は。

時間は出来ないのだ。
それを分かるのだ、私。それが、大人なのだ。

1日30分、模型製作に充てられる時間があったとしよう。
が、その30分を模型製作に充てる人は少ないのではないだろうか?
たった30分しかないのだ。そして、模型を完成まで導くには、何十時間も必要なのだ。
そして、模型製作とは、地道な作業と忍耐の連続だ。
ただ、完成というカタルシスのために、それに耐えるのだ。
製作作業で楽しいのは、仮組みと目的色の塗装(サフや下地ではなく)をしているときくらいだ。

だったら・・・。 
その30分をもっと楽で簡単なほうに費やしてしまうものではないだろうか?
たとえば、テレビを眺める。
ネットでぼんやり。
ゲームをする。
私の場合、大抵は読書だ。テレビもゲームもほとんどしない。

一番やりたいことは模型を完成させることのはずなのに・・・。

これが、完成品が売れる理由である。

模型製作とは、業深き趣味である。
いつ作るかわからないキットのために何万も何十万も、総額でウン百万も費やしてしまうものなのだから。

これからは、もう少し地道な模型製作を楽しめるよう、自分を矯正していこうと思う。
でなければ、完成しない
満足出来ない
死んでも死に切れない。

6月からまた忙しくなるとは思うのだが、1日30分。これを目標に、模型を作っていこう。
それがきっと、模型野郎としての私に一番必要なことだ。


前置きが無駄に長くなりました。

さて、今日は、前回白く塗った装甲色に、パール塗装をしてみました。
成果を。


ホワイトパール

え?パールが分からない?違いが見えない?

そうですねえ。実際、難しいですよ。
経験上、白の上にホワイトパールは、ハッキリとした効果が出づらいって知っててやったわけですから。
が、ただの白にするより、はるかに質感はよくなっているんです。高級感が出ますよ。
白がよりヴィヴィッドになり、深みを増します。

パッと見、現物を見ても、大体の人がパールを使っているって分からないかもしれません。
が、ただの白じゃねえな?ってことは分かると思います。
白にホワイトパールを使うってことは、地味だけど重要なことです。

一応、違いが分かると思う写真を撮っておきました。


ホワイトパール
100_1696.JPG

どちらも左がパール。右は普通の白です。

カメラの性能が恐ろしく悪いのでキチンと質感を捕らえられてませんが、それでも違いは伝わりますよね。
ちなみに、使ったパールは、フィニッシャーズさんのホワイトパールです。
クレオスさんのホワイトパールも持ってはいるのですが、使ったことがないので、効果のほどは知りません。
ただ、ブルーパールで、クレオスさんのほうはほとんど発色しなかったというマイナスイメージがあったので、今回は使用しませんでした。

白が基調となっている物を塗装するとき、艶アリでもナシでも、ホワイトパールを塗装するのとしないのとでは、結果的に結構質感が変わってくるので、やる気のある人にはお勧めです。
ただ白く塗るよりも、数段質感が増しますから。
パール塗装というのは、かなり可能性を秘めていると思いますよ。ただメタリックするってだけじゃなくてね。

これで、レッドミラージュさんの塗装は8割がた終わりました。
あとは、細かいところをマスキング塗装して、デカールを貼って、墨入れして、トップコートで終わりですな。

アーマードコア並に重たいキットですが、高いモチベと時間さえあれば、結構短時間で完成まで持っていけるのですな。

やっぱり、模型とは、時間と体力の問題であるな!

そんな訳で、今日のレッドミラージュはお仕舞い。

また。

拍手[3回]

今日のレッドミラージュのお時間です。

今回は、装甲色の塗装をしました。

まずは成果を。


100_1678.JPG100_1684.JPG

ん、真っ白。

これで、サフ→下地黒→中塗りシルバー→白と塗装してきたわけですが、なんだってこんなに面倒な多重塗装をするのか?

大前提として、プラは光が透けるからです。薄いですから。厚さ1mmくらいですものね。
で、サフを吹けば、かなり「透け」は軽減できます。が、多分まだ完璧ではありません。
そこで、一番光を通しにくい黒で、「透け」を完全にシャットアウト。
で、目的色が明度の高い色の場合、下地に黒があると発色が悪くなりますから、シルバーで黒を隠蔽。

結局、個人的にはちゃんとした理由があって、こんなしち面倒くさい塗装法に勤しんでいるわけです。
こんなことをしなければ、既に塗装も粗方終わっていたでしょうにね。

サフだけでは「透け」を完全に防止できないってのは、あくまでサフ段階ではってことです。
サフを吹いた後、蛍光灯にパーツを透かして見ましょう。
かなり光は透けにくくなっていますが、それでもやはり薄っすらと光が透けているのが分かると思います。
厚塗りしてしまえばいいのかもしれませんが、サフの厚塗りは危険です。モールド、エッジが死んでしまう可能性がありますから。
だったら、塗料を塗り重ねたほうがいいです。

とはいえ、サフ段階でかなり透け防止はできているので、その上に目的色を塗装してしまえば、透けはほとんど回避できるかもしれません。

かつて、エルガイムMK1の時は、サフ→白だけで終わらせましたが、そこまで透けた印象はありませんでしたからね。
あの時、簡単に塗装を終わらせたのは、こういう塗装法でやったレッドとの比較のためなのです。何年越しの実験なんだって話ですが。

実際、見比べてみると・・・、かなり違うは違うのですが、なんともいえません。
というのも、塗料が違うからです。

エルガイムのときは、ガイアさんのex-ホワイトってやつを使ったかと思います。
が、今回は、フィニッシャーズさんのピュアホワイトを使っています。

ガイアカラーの白は見事なまでに普通の白で、隠ぺい力も乏しかった(サフすら隠蔽できない)のですが、フィニッシャーズさんの塗料は基本的に発色と隠蔽力が優れています。ブライトレッドで、黒をほとんど完全に隠蔽してしまいましたから。

ですので、下地黒とシルバーの効果があったから綺麗な白になっているのか、塗料がいいからなのか、正直分かりません。

とはいえ、大分違うことは間違いないので、興味のある人はやってみてはいかが?
恐ろしく手間がかかりますけど。普通に二体分の塗装をするのと同じですからね。
さらに、違うといっても、並べて見比べないと、違いが分からないかもしれないけど。

完全に自己満足です。

そんな訳で、今日のレッドミラージュはお仕舞い。

また。

拍手[1回]

今日のレッドミラージュのお時間です。

やはり、レッドミラージュは予想通り手強いですな。
ブロッケンみたいに(手抜きとはいえ)、数回では終わるボリュームではないようです。

さて、今日は、装甲パーツの塗装を行いました。
前回、サフまで終わらせたのですが、今回は目的色に至るまでの中塗りです。

まずは、下地黒を。


100_1654.JPG

100_1659.JPG

ん、見事に真っ黒。

そういえば、中学校の頃の先生に、「黒というの色ではなく、色が無い状態なのだ」と教わりましたが、いまだにその意味が理解できない私です。
まあ、確かにさ、光が無い状態の暗闇でも黒くなるから、黒というのは色が無いってことなのかなとは思うけど、光がある状態で黒く見えるのはなんで?

いつもならここで力尽きますが、今回はがんばりました。
早く終わらせたいのです。

次の段階、黒を完全に隠蔽するための中塗りシルバーです。


100_1663.JPG

ん、見事に銀色。

今回、ちょっと興味があったので、比べてみました。
中塗りに使うシルバーは、いつもクレオスさんのスーパーシルバーというものなのですが、前々回シルバーのパーツに塗ったスーパーファインシルバーと比べてみました。


100_1670.JPG

ん~、写真じゃ分からないですね。
足首アーマーと頭部のカウンターウェイトの部分がファインシルバー。ベイルがスーパーシルバーですが・・・。

ま、実物を見ると、かなり違いますよ。
ファインシルバーが、いかに細かい粒子を使っているかってのが良く分かります。

まあね。スーパーシルバーが150円。スーパーファインシルバーが500~600くらいでしたから、見るからに違ってもらわないと困るんですけど。
同じだったら詐欺だ。

そんな訳で、今日のレッドミラージュはお仕舞い。

次回は、装甲のパーツを白く塗装します。やっとここまできた。

では。

拍手[2回]

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