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最強の幻像 降・臨!!


レッドミラージュ1


今日のレッドミラージュのお時間です。

今回で、レッドミラージュさんの章も完結です。
初めての出会いから、既に五年。ずっと作りたかったレッドミラージュさんの完成形がありますよ。

永かった・・・

工具を買いにヨドバシカメラに行ったら、衝撃的な出会いをし、衝動買いし、こいつを塗装するためにエアブラシを買い、経験値を貯め、模型の作れない日々を過ごし、やっと完成させてやることができました。

感無量です
レッドミラージュは、実に格好いい。
いくら眺めても飽きませんな。

MHはインジェクションにできないと昔は言われておりましたが、その常識を打ち破ったのがこのキットです。
原作者の永野さんも絶賛したのが頷ける造型です。  
発売から10年経っても古びないこの造型は秀逸です。
そして、このキットがインジェクション化不可能という常識を覆してくれたから、現在のIMSがあるのでしょうな。
開発者に敬礼!!

レッドミラージュほど、沢山の人に造型されてきたロボットはいないのではないでしょうか?
もう既に、レッドが造型され続けて20年以上ですよ。それも、waveさんの初立体化から海洋堂さん、ボークスさん、ワークショップキャストさん、その他、シリコントライブさんなどの個人工房も含めて、一体どれだけの立体作品があるのでしょうか?
各々各様に美しい造型です。
できれば、すべてを作って、ずら~っと並べてみたいのですけどね。
waveさんのこのキットも、独特のプロポーションが美しい。

なお、今回は青バックで写真を撮りました。
壁紙が白系なので、どうしても保護色になってハッキリしないんですよ。
さらに、カメラの性能も恐ろしく悪いので、色がしっかり写っていませんが、まあ壁紙背景よりはマシでしょう。

ちなみに、騎体番号がⅠとなっておりますが、これは私が作ったレッドの一体目だからです。
買った時から、こういう風にしようと決めておりました。
漫画の中の設定では番号によって載っているキャラクターが決まっているそうなのですが、よく知らないので、無視です。
つまり、これからレッドを作るたびに、番号がⅡ、Ⅲ・・・となっていく筈です。
どこまでローマ数字で追えるのか知りませんが。
というか、どこまでレッドを作り続けるのか知りませんが。

それにしても、本当に永かったなあ。
この五年間、一体どんなことがあったろうか?
 
個人的なことは置いといて、五年前は1/144サイズのFSSインジェクションが、レッドミラージュとKOG。1/100ではレッドとジュノーン、バッシュ(初代)。それと、ボークスさんが出しているGGIのKOGしかなかったのです。
waveさんの1/100サイズのインジェクションは、かなりの難物です。中身を知っている人は分かると思いますが。ガンプラで復帰したばかりの人には、とてもではありませんが、お勧めできる内容ではありません。
ですが、この3年ほどの間にエンゲージSR1と3、さらにバング、バッシュ、ネプチューン、プロミネンスまで発売済み。シュペルターも発売決定。

歴史が動いておりますな。


レッドミラージュ正面
レッドミラージュ 横
レッドミラージュ 後ろ

FSSファンの中には、FSSモデルが欲しいけど、ガレキは高いし難しそうだし、買えないって人が多かったと思うのですよ。
が、今では素晴らしいFSSキットがインジェクションでも増えて、嬉しい悲鳴ですな。

作りたいのに、その時間がない!
作りたいのに、立体物がない。買えない。よりはマシだと思います。

現在、FSSのインジェクションはある程度種類が増えてきたので、ガレキ中心のキット展開だったFSSに入れなかった人も、結構な率で挑戦できる時代になったと思います。
証拠に、IMSが発売されてからこっち、ずいぶんとアチコチで作例を見ることが多くなりましたものね。
なので、FSSの立体物の世界に対して、ほとんど気兼ねなく入っていけるのが現状だと思います。
本当にいい時代になったものだ。

しかし、当時、FSSキットを作るにあたって、よりベターなエントリーモデルは、このレッドだったと思います。
プラなので作りやすいし、価格も安いし。
なによりインジェクションというのは、これまでの延長線上の技術だけで作れるので、気楽なんですよね。
そういうことで、私もFSSガレキに手を出す前に、どうしてもこいつを作りたかったのです。

枕元に説明書を置いて、何度脳内シミュレートをしたことか・・・。
そして、ネットで何度、作例を検索したことか・・・。
その度に出会う、超絶作例と途方もない模型技術の数々。
自分にできる範囲で、よりベストに近い塗装方法が、これでした。


l.e.d mirage

模型に復帰して数ヶ月経ったときにレッドと出会い、FSSメカデザインに魅了され、そこから早5年近い歳月を経て、漸く完成。
やはり、嬉しいものですな。

模型ってば、ある種の歴史なんですよ。個人史
完成されたキットには、一つ一つ、作り手の思いが籠められているのです。

格好いいから作るのは根本ですが、格好いいものを適当に作れないのも模型野郎の性なんですよ。
なので、好きなデザイン、思い入れのあるキットに対して、やはりある程度の蓄積をしてからでないと、望めないんですよね。怖くて。
そうでない人は、完成品に流れると思います。

で、目的のキットを作るために、色々と作ってみて、アレコレ試してみて、自分に自信が持てて、方針が決まって、そこまできてやっと目的のキットに触れると。
それが、ある意味、個人史だと思うんですよね。


L.E.D.Mirage

2年間の空白はあるものの、私もレッドまで辿り着くためにたどった道程は、一つ一つ覚えてますよ。


本格的に塗装を意識し、最初は筆塗りを研究する。

筆塗りは一朝一夕で綺麗に仕上げられるほど簡単ではないと理解&エアブラシの方が綺麗で簡単に仕上がると判明。

エアブラシを買い、その秀作のため、逆襲のシャアの旧キットを作る。

横道に逸れ、FSSと並んで作りたくて仕方なかったアーマードコアのキットを作る。
多重塗装の意味と価値を実験&理解。綺麗に作るための一つ一つの工程を覚える。

FSS導入として、やはり作っておきたかったエルガイム系のキットを作る。

レッドの前にワンクッション起きたくて、マクロス関連を作り始める。

2年間の休暇。

やっと完成。

こんな流れですなあ。

考えてみれば、私にとってメカデザインの両巨頭、FSSとACは、ほとんど同時期に出会ったのですね。
そこからずっと好きでい続けられるってのも凄いです。
いまだ、L.E.D.ミラージュとレイレナード・アリーヤを超えるメカデザインに出会ってないな。

これからも、私はFSSとACを目標として、模型を作り続けるでしょうね。
なにしろ、両方とも、積みキットが半端なくありますから。


上半身

さて、五年の歳月に決着を着けられて、一安心しております。
が、正確には、五年前に買ったレッドはこれではなく、ver.3の方なんですけどね。
勿論、作りますよ。順番が着たら。
ちなみに、レッドはこれ以外にも何種類かキットを持ってます。各社、各形態のキットを。
面白いんですよ。時代、作り手によって異なる解釈と造型が。

シリコントライブの西山さんが仰ってました。
「こいつ(レッドミラージュ)に人生を翻弄されちゃってる人って、結構いると思うんですよ」
ええ、私もその一人です。
レッドに出会わなければ、模型などもうやめていたか、精々部分塗装で満足していたはずですから。
模型に山ほどお金と時間を費やすこともなかったはずですから。

レッドミラージュが、私を模型の深遠に引き込んだのです。

これからも、私は模型道の節目節目で、レッドを作っていくことと思います。
同じように、これからもレッドのキットは発売されていくことでしょう。
waveさんからはインフェルノナパームが発売予定ですし(延期してもいいけど、中止は勘弁してくださいね!!)、ボークスさんのIMSでもタイミングを見て、レッドが出るでしょう。
ってか、早く出して欲しい。こっちもインナパ仕様がいいな。インナパを付けられなくても、レッド本体はガレキのインナパのバージョンにして欲しいです。ボークスさんのver.3レッドはシールド接続とかが変。

私にとって、FSSとACは、糾える縄なんですよ。
二本の軸。常にお互い絡み合い、永遠に終わることないメビウスの輪なんですね。
この二つを格好良く作るために、アレコレと模索を続けていくわけです。

こいつらをキチンとやっつけるまで、私の模型道は続くのでしょうね。
そして、これからもFSSとACには、新作キットがリリースされ続けて欲しいものです。
でないと、心の光の一つを失ってしまいますよ。


さて、このキットに関して、簡単なレビューです。

○基本的に組み立ては難しくない。ただ、曖昧な点がいくつか見られるだけ。

○塗装し易い。パーツ分割がかなり考えられているので、脛、腿、ベイル以外でマスキングは必要なし。

○プロポーション、ディテール共に素晴らしい。MGのサザビーやνと同時期のキットとは思えない。

○ただ、現在の目で見ると、フェイスの目の部分、腹の蛇腹の部分などに、技術的&解釈的な古さを感じる。

○間接は概ねカッチリしている。ただ、ベイルが重いため、肩の回転軸が支えられず、垂れてしまう。これは仕方ないかな。

○10年以上も前のキットだが、現時点でもまだ1/144サイズのレッドミラージュでは決定版。

○整形色が半透明だが、生かす方法はないと思う。ネットで検索すれば分かるが、半透明にしようとすると、おかしな質感になる。プロが作ったのも見たが、やはり中途半端。元々、透明度が低い上に、フレーム構造などが盛り込まれていないため、なんともならないと思う。

○価格、入手のし易さ、作り易さからして、いまだFSSのエントリーモデルとして充分な位置づけ。ただ、エンゲージなどのほうが技術的に新しいので、楽かも。作ってないのでわからない。IMSもかなり作りやすいと思う。色分けが充分にされているので、部分塗装派の人も安心のキットだし。ちょっと高めで、ボークス直販なのが玉に瑕だけど。

こんなところでしょうか。

ま、このデザインが気に入った人なら、迷わず買いだ!!
なに、難しくない。接着剤とサンドペーパーとエアブラシがあれば、誰でも作れるぞ!!技術的には、ガンプラ旧キットの延長線上でしかない。

さて、空白の二年間を含めて、模型に復帰してから既に五年以上、やっと本命のFSSに片足を突っ込むことができました。
やまほどあるFSSキット。これからは気後れを感じないで作っていけそうです。

ま、でも順番があるから、いつ作るかわからんけど。

そんな訳で、今日のレッドミラージュはお仕舞い。

では。

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