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今日のF-16Cのお時間です。

今回から、またF-16です。
面倒な整面と、楽しい塗装をやっていきます。

まずは、合わせ目消しから。


100_2137.JPG

思ったよりも、合わせ目が少ないですね。エアモデルって。
大体、機首やインテーク周り。後は垂直尾翼あたりと兵装くらいでしょうか。

厄介なのが、機首ですね。
折角綺麗なモールドが入っているのに、ペーパーがけで消えてしまいますから。

彫りなおーし!!

さて、合わせ目を綺麗に消したら、次は下地塗装です。
エアモデルを塗装するにあたって、私にとっては、下地が一番の難関でした。
「何が?」
そう言われてしまいそうですが、私にとっては、一番悩ましいのです。

まず、エアモデルはパネルラインやリベット(なのか?)の再現のため、モールドが半端ではないくらい入っております。
そして、そのモールドは繊細です。
細く浅いのですね

細いのは理解できます。
エアモデルの基本は1/72ですから、モールドの幅が1mmだったとすると、実物は72mmってことになってしまいますね。
どれだけ隙間風の涼しい機体なんだと。
なので、できるだけ細く彫るのはいいことです。
実際、モールドは細いほうが精密感があって、見栄えもしますしね。

問題は浅さです。

なぜどのキットを見ても、浅いのでしょうかね?
金型の抜きの関係でしょうか?深いと綺麗に抜けないとか?
あるいは、深くすると表面が汚くなるのでしょうか?
または、金型鋳造のコスト削減のためでしょうか?

いずれにしても、この浅さが私を悩ませるのです

浅いので、ちょっとペーパーをかけると、消えてしまうし。
当然、サフなんかちょっと厚塗りしたら、埋まってしまいます
だから、下地が怖いのですよ。

サフだと怖いので、下地は黒でやります。
光の透けを最小限にしながら、なるべく薄い塗膜って考えると、やはりサフではなく黒しか思いつきませんでした。


100_2140.JPG

真っ黒。

なんだか、2年ぶりに模型を作り始めてから、ずっと下地黒ですね。
もう少し、塗装で楽したい・・・。

皆さんはどうしているのでしょうかねえ?
普通に、いきなる目的色を塗装するのでしょうか?

それに、下地黒にする弊害としては、中塗りを入れないと発色が悪くなってしまうのですが、なるべく塗膜を薄くって事を考えると、中塗りもできませんしね。

アンビバレント

さて、目的色を塗装していきます。


100_2148.JPG

説明書の指示に従って、色を塗っていきます。

ちなみに、私が一番最初(勿論、大人になって模型に復帰してからという意味ですが)に買ったエアモデルは、何を隠そうタミヤさんの1/32・F-16CJなのですね。
いきなり1/32から買うなんて腕白にもほどがあるとお思いでしょうが、これもなのです。

当時、まだエアブラシなどもっていないときでした。
が、F-16愛に突き動かされた私は、衝動買いしてしまいました。

筆で塗ればいいんダヨ!!

信じがたい薄ら馬鹿です。
とんでもなく不器用な私が、筆で綺麗にぬれる分けないのです。
エアモデルの繊細さをまったく理解していない、阿呆の所業ですな。

結局、買ってみてパーツや説明書を見てその凄まじい内容を漸く理解し、色々と検討した結果、
「こりゃ、経験がない俺には綺麗に作れん。他で経験値を積もう」
ということになり、エアモデルの基本スケールである1/72でもF-16を買ったのです。

勿論、タミヤさんの不親切も原因の一つです。
タミヤさんのキットは、なぜか塗装の指定色が、タミヤカラーのみなんですね。

わかんねえよ!!

自社製品を売りたいのはわかりますが、クレオスの色も載せて欲しいです。
これでは、ごく一般的な塗料であるクレオスを使っている人がみんな困ると思うのですが。
ホントに不親切ですなあ。

そんな訳で、F-16の色をクレオス準拠で指示してくれているのがハセガワさんなので、それもあって購入したのです。

色を知るため。
そして、経験を積むため。

このハセガワ版1/72・F-16には、様々な意義があるのです。


100_2150.JPG

ハセガワさんの指示に従って、機体色を買い集め、結局私は、キャラクターモデルではほぼ使う必要のない、そして、パッと見では色の違いがほとんど分からない、クレオスさんの300番代のグレーを大量に持っております。

ま、イチイチ調色しなくて良いってのは、ラクですけどね。


100_2160.JPG

下地黒からの塗装ですが、正直色味が暗くなっているのかどうなのか、私には分かりません。
元々、この色を普通に使ったことがないのですね。

まあ、雰囲気が出たからいいや。

私が作る場合、それが凄まじく再現度の高いスケールモデルであっても、雰囲気で作ります。
申し訳ありませんが、そこまで知らないのです。実機のことを。
なので、筋金入りのスケールモデラーの皆さんには不快に感じさせることもあるかもしれません。
が、勘弁してくださいね。

それに、実機再現のためにあーだこーだとやり始めると、多分私には完成させられません。
資料を集めるのも億劫ですし、改造するなんて、技術的にも追いつきません。
「ここのモールドが間違ってる!直すべきだ」
なんて私にはできません。

模型は雰囲気
これでお腹一杯です。充分。

このF-16はA型準拠のキットらしいですね。だから、C型とはモールドが違うとか。
でも、私にはかなりどうでもいいです。
格好良くて、精密で、作りやすければ、私には良いキットですから。

つまり、ハセガワさんのF-16は良いキットですよ。

結局、スケールモデルであろうが、私はキャラクターモデルと同じように捉えて作っているわけですね。

さて、次は墨入れとデカールです。


100_2164.JPG

いや~、失敗しまくりましたよ

元はと言えば、塗装から失敗していたのです。振り返ってみて、よく分かりました。

塗装するときに、塗料を濃い目に希釈してしまったのです。
これがすべての失敗の元でした。

エアブラシを使う人なら分かると思うのですが、濃い目に希釈すると、梨地になりますよね。
すぐに気がついたのですが、まあ艶消しにするつもりだし、梨地でいいやと進んでしまったのです。

そして、墨入れの段階になって、まず絶叫

艶消しってのは表面の凸凹ですね。
つまり、その凸凹に墨が染み込んでしまって、拭き取れない!!
凸凹に墨を残すってのはウェザリングの基本ですが、それにしたって限度があります。
これじゃ、汚しではなく汚れだ。

必死に拭き取ると、今度はモールドの浅さが災いして、モールドの中まで拭き取ってしまう。
仕方なく、もう一度墨を入れる。
そうするとまた汚くなって必死に拭き取る。
ドロドロになってましたよ。一時。

このループを延々と繰り返してましたよ。
何度目かでうんざりして、放置
このとき、初めて破棄を考えましたよ。もう、このキットいらね!と。

1日置いてもう一度作業を再開したら、
「あれ?思ったよりも汚くなくなってる?」
私の固定観念になっていたのか、はたまた見慣れたのか。
いずれにしても許せるレベルだったので、続行。

しかし、今度はデカールでやられました。
艶消しとは凸凹ですから、デカールが表面に密着しないのですね。
つまり、シルバリングしまくり!!

かなりゲンナリです。
まあいいや。実験だったし・・・。

次からは、艶アリのような平滑な塗膜で塗るぞ!!

現在、ドライブラシを少ししているので、もうちょっとで完成ですね。
兵装も塗装してないのは少しだし。

やっぱり、浅いモールドは扱いが難しかったですよ。

そんな訳で、今日のF-16はお仕舞い。

次回、完成予定です。

また。

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