その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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さて、次は何を作ろうか?
模型野郎には重要な命題であります。
作りたいキットは山ほどあるが、同時にいま作っても良さそうなキットってのは、そんなに沢山あるわけではないのです。
例えば、現在、私はエアモデルの一つの到達点として、タミヤの1/32のキットを考えています。
特に、2004年発売のF-16以降の32ですね。
精巧で、パーツも多く、作る労力は72の10倍くらいになりそうなキットです。
が、それを作りたいからといって、すぐに作っていいわけでもないのです。
作るだけなら小学生でもできるでしょうが、いまの私では、ちゃんと満足いく形で仕上げることはできないでしょう。
まあ、この感覚は、あるいは私がただビビっているだけなのかもしれません。
どんなに大きかろうが、パーツが多かろうが、やることは同じですから、一つ一つちゃんと作っていけば、必ず完成することでしょう。
が、やはり、自信に欠ける。それは否めません。
よって、順を追って作っていこうという気持ちは、模型に復帰した8年前から変わっていません。
そして残念なことに、巧さも変わっていません。
つまり、少しも前進していないのですね。
いつまで経っても、スーパーキットに取り掛かれない。
キャラクターモデルもエアモデルも、全部、スーパーキットは後回しで、いつまでもお手軽キットを作って練習し続けている。
これはよくありませんねえ。
オナニーばっかりしていても、セックスはうまくなりません。
オナニーはただの性欲の発散でしかなく、本番の予行演習にはなっておりません。
バリっとしたキットを、どっかで気合いを入れて作らないといかんなあ。
そんな話はともかく、今日から始まるキットはこれです。
今日のF-20タイガーシャークのお時間です。
なぜ、今これかといいますと、以前少しお話しましたが、1/48でフリーダムモデルってところがF-20を出すのですよ。
んで、嬉しくて前祝いということで、ハセガワの72を作ってやろうかと思ったわけです。
F-20のことを語りだすと無駄に長くなるので、実機の説明はオミット。
個人的なお話だけにとどめます。
私がF-20を知ったのは、皆さんもそうであるように、というか日本人でF-20を知っている人があまねくそうであるように、エリア88を見たからです。
エリア88。
その名前を思い浮かべると、私は遠い目をしてしまいます。
エリア88のアニメを見たのは、私が小学生の頃でした。
あれが映画なのかOVAなのかわかりませんが、3部作の最後のやつでした。
オヤジが職場の同僚から借りてきて、「お前も見るか?」と言われ、一緒に見たのでした。
衝撃でした。
縦横無尽に飛び回り、敵機を次々と機銃で打ち落とす風間真とその乗機、F-20。
痺れるほど格好良かったわけです。
勿論、ジェット機の時代に機銃で敵機を打ち落とすなんて、あんなに簡単にはできないことを、今では知っています。
というか、まず機銃の射程圏内でドッグファイトなんて、まず起こりえないでしょう。
(それでも、中東戦争最盛期のイスラエルのドクトリンでは、ミサイルに信を置かず、機銃によるドッグファイトをメインに組立ててたんですよね。しかもイスラエルのエースは機銃のみで沢山撃墜しているのも事実なんです)
大人になって考えると、リアリティがない世界ではあります。
戦闘機なんて国家ですらそう沢山は買えないほど高価なものなのに、なんで奴らは個人で買ってるんだよとか、その前に、どうやって戦闘機を入手するんだよとか、砂漠の真ん中で補給?ありえないだろとか、色々と嘘は見えます。
が、そういうことは、作者だって承知の上で書いているのです。
そういう細かいことをよりも、戦闘機乗り達が漂わす哀愁に心惹かれたわけです。小学生だった私は。
そんなわけで、私は主人公の乗機として大活躍したF-20が大好きになり、当時、キットを買ったのです。
そう、これから作るものと同じキットです。
何年ぶりの再会だろう?
25年くらい?
思えば、飛行機、ひいてはエアモデルに対する私の情熱の源泉は、エリア88なのでしょう。
あれから私もオッサンになり、主人公たちが醸す哀愁を、ガキの頃よりもより深くズシンと心にくる年齢となりました。
そんなオッサンが、小学生だった頃、接着剤ベタベタで色も塗らずに満足していたキットを、ちゃんと作ってみようというわけです。
模型とは、かつて自分が何者であったかを思い出させてくれるものなのです。
さて、前置きが長くなってしまいました。
キットの説明に入ります。
キットの発売は1986年。つまり、今から29年前に発売されたキットです。
当時、ハセガワはノリノリだったのでしょう。
F-20の初飛行は1982年。試作機しかなく、正式採用されるかどうかすら不明な頃にキットを開発しているわけですからね。
キットを出せるものはなんでも開発していた頃でしょう。
ちなみに、29年前のハセガワというと、色々なキットを見てみての推定ですが、おそらく凸モールドから凹モールドに以降したばかりの頃だと思われます。
では、キットのパーツを見てみましょう。
思ったよりも、モールドは綺麗です。
流石に最近のハセガワキットと比較するとモールドのエッジがたっておりませんが、それでも、先日出たばかりのプラッツのF-15よりも遥かに細くキレがあります。
さすがはハセガワですね。
計器盤にモールドはなく、完全にデカールでの再現となります。
この辺りも、この時代の72ハセガワスタンダードでしょうか。
29年前のキットですが、バリはほとんどありません。
では、いつも通り、コクピットから組み立てます。
こんな構造。
毎回、同じような感じですね。
完成。
がしかし、この組立は、実は誤りがあります。
私はキャノピーを閉めたい派なので、これでは締まらないのです。
キャノピーを閉めるのであれば・・・
シートの後ろのパーツは接着してはダメなようです。
この辺りの説明は、説明書に書いてないんですよ。
オイオイオイ。ハセガワさん。不親切だよ。
というか、罠じゃんかよ。
シートの後ろのパーツが付いたままだとキャノピーが全く閉まらないので、削ったり切ったりしてみましたが、どうにもこうにも閉まらない。
んで、ネットで検索してみると、どうやら付けてはダメらしいとわかりました。
この辺は、30年前の時代のおおらかさゆえでしょうか。
インテーク付近は変わった構造になっています。
パーツの摺り合わせ必須。
というか、何がどういう角度でくっついて面をどういうふうに構成するかを、ここで仮組みをキチンとしておかないと、後で混乱すると思います。
変な隙間ができたりするんですよ。この隙間はあっても構わないものなんですが、知らないとびっくりしちゃうでしょ。
「これ、なに?パーツ不良?設計不良?埋めなきゃダメ?」
みたいなね。
隙間は埋めなくてもいいです。仮組みするとわかりますが、翼で隠れます。
ともかくコクピットを作ったので、胴体貼り合わせ。
機銃付近は別パーツです。
一旦、全体像が見たいので、くっつけてみました。
おお!あの時憧れたF-20のままだ!!
私、F-20を先に知ったせいなのか、F-5があまり好きではなかったんです。これは模型に復帰した大人になってからもそうでした。
単発になってノズル付近が引き締まったF-20に比べて、F-5は幅は太いものの、横から見て尻下がりに見えるF-5はなんとも頼りなく、格好悪く見えたのです。
そんな私の感覚をブチ抜いてくれたのは、AFVクラブが出してくれた48のF-5Eでした。
F-20好きとしては買っておかなければなるまいと思って入手したのですが、これが素晴らしいキットでして、それを見て以来、F-5も好きになってしまいましたとさ。
魅力的なキットは、個人的な思い込みによる感覚すらもひっくり返してくれるのですね。
さて、ハセガワの72F-20ですが、全体的に、29年前とは思えないくらいに、パーツの合いはいいです。
隙間はできませんし、段差もほとんどありません。ペーパーで労せずに消せます。
作る労力としては、かなり楽して完成までもっていけると思います。
今回、作るにあたって、
これは使うことにしました。ハセガワのウェポンセット3ですね。
風間真と同じような感じにミサイル満載にしたいのですよ。
そんなわけで、今日のF-20はお仕舞い。
では。
模型野郎には重要な命題であります。
作りたいキットは山ほどあるが、同時にいま作っても良さそうなキットってのは、そんなに沢山あるわけではないのです。
例えば、現在、私はエアモデルの一つの到達点として、タミヤの1/32のキットを考えています。
特に、2004年発売のF-16以降の32ですね。
精巧で、パーツも多く、作る労力は72の10倍くらいになりそうなキットです。
が、それを作りたいからといって、すぐに作っていいわけでもないのです。
作るだけなら小学生でもできるでしょうが、いまの私では、ちゃんと満足いく形で仕上げることはできないでしょう。
まあ、この感覚は、あるいは私がただビビっているだけなのかもしれません。
どんなに大きかろうが、パーツが多かろうが、やることは同じですから、一つ一つちゃんと作っていけば、必ず完成することでしょう。
が、やはり、自信に欠ける。それは否めません。
よって、順を追って作っていこうという気持ちは、模型に復帰した8年前から変わっていません。
そして残念なことに、巧さも変わっていません。
つまり、少しも前進していないのですね。
いつまで経っても、スーパーキットに取り掛かれない。
キャラクターモデルもエアモデルも、全部、スーパーキットは後回しで、いつまでもお手軽キットを作って練習し続けている。
これはよくありませんねえ。
オナニーばっかりしていても、セックスはうまくなりません。
オナニーはただの性欲の発散でしかなく、本番の予行演習にはなっておりません。
バリっとしたキットを、どっかで気合いを入れて作らないといかんなあ。
そんな話はともかく、今日から始まるキットはこれです。
今日のF-20タイガーシャークのお時間です。
なぜ、今これかといいますと、以前少しお話しましたが、1/48でフリーダムモデルってところがF-20を出すのですよ。
んで、嬉しくて前祝いということで、ハセガワの72を作ってやろうかと思ったわけです。
F-20のことを語りだすと無駄に長くなるので、実機の説明はオミット。
個人的なお話だけにとどめます。
私がF-20を知ったのは、皆さんもそうであるように、というか日本人でF-20を知っている人があまねくそうであるように、エリア88を見たからです。
エリア88。
その名前を思い浮かべると、私は遠い目をしてしまいます。
エリア88のアニメを見たのは、私が小学生の頃でした。
あれが映画なのかOVAなのかわかりませんが、3部作の最後のやつでした。
オヤジが職場の同僚から借りてきて、「お前も見るか?」と言われ、一緒に見たのでした。
衝撃でした。
縦横無尽に飛び回り、敵機を次々と機銃で打ち落とす風間真とその乗機、F-20。
痺れるほど格好良かったわけです。
勿論、ジェット機の時代に機銃で敵機を打ち落とすなんて、あんなに簡単にはできないことを、今では知っています。
というか、まず機銃の射程圏内でドッグファイトなんて、まず起こりえないでしょう。
(それでも、中東戦争最盛期のイスラエルのドクトリンでは、ミサイルに信を置かず、機銃によるドッグファイトをメインに組立ててたんですよね。しかもイスラエルのエースは機銃のみで沢山撃墜しているのも事実なんです)
大人になって考えると、リアリティがない世界ではあります。
戦闘機なんて国家ですらそう沢山は買えないほど高価なものなのに、なんで奴らは個人で買ってるんだよとか、その前に、どうやって戦闘機を入手するんだよとか、砂漠の真ん中で補給?ありえないだろとか、色々と嘘は見えます。
が、そういうことは、作者だって承知の上で書いているのです。
そういう細かいことをよりも、戦闘機乗り達が漂わす哀愁に心惹かれたわけです。小学生だった私は。
そんなわけで、私は主人公の乗機として大活躍したF-20が大好きになり、当時、キットを買ったのです。
そう、これから作るものと同じキットです。
何年ぶりの再会だろう?
25年くらい?
思えば、飛行機、ひいてはエアモデルに対する私の情熱の源泉は、エリア88なのでしょう。
あれから私もオッサンになり、主人公たちが醸す哀愁を、ガキの頃よりもより深くズシンと心にくる年齢となりました。
そんなオッサンが、小学生だった頃、接着剤ベタベタで色も塗らずに満足していたキットを、ちゃんと作ってみようというわけです。
模型とは、かつて自分が何者であったかを思い出させてくれるものなのです。
さて、前置きが長くなってしまいました。
キットの説明に入ります。
キットの発売は1986年。つまり、今から29年前に発売されたキットです。
当時、ハセガワはノリノリだったのでしょう。
F-20の初飛行は1982年。試作機しかなく、正式採用されるかどうかすら不明な頃にキットを開発しているわけですからね。
キットを出せるものはなんでも開発していた頃でしょう。
ちなみに、29年前のハセガワというと、色々なキットを見てみての推定ですが、おそらく凸モールドから凹モールドに以降したばかりの頃だと思われます。
では、キットのパーツを見てみましょう。
思ったよりも、モールドは綺麗です。
流石に最近のハセガワキットと比較するとモールドのエッジがたっておりませんが、それでも、先日出たばかりのプラッツのF-15よりも遥かに細くキレがあります。
さすがはハセガワですね。
計器盤にモールドはなく、完全にデカールでの再現となります。
この辺りも、この時代の72ハセガワスタンダードでしょうか。
29年前のキットですが、バリはほとんどありません。
では、いつも通り、コクピットから組み立てます。
こんな構造。
毎回、同じような感じですね。
完成。
がしかし、この組立は、実は誤りがあります。
私はキャノピーを閉めたい派なので、これでは締まらないのです。
キャノピーを閉めるのであれば・・・
シートの後ろのパーツは接着してはダメなようです。
この辺りの説明は、説明書に書いてないんですよ。
オイオイオイ。ハセガワさん。不親切だよ。
というか、罠じゃんかよ。
シートの後ろのパーツが付いたままだとキャノピーが全く閉まらないので、削ったり切ったりしてみましたが、どうにもこうにも閉まらない。
んで、ネットで検索してみると、どうやら付けてはダメらしいとわかりました。
この辺は、30年前の時代のおおらかさゆえでしょうか。
インテーク付近は変わった構造になっています。
パーツの摺り合わせ必須。
というか、何がどういう角度でくっついて面をどういうふうに構成するかを、ここで仮組みをキチンとしておかないと、後で混乱すると思います。
変な隙間ができたりするんですよ。この隙間はあっても構わないものなんですが、知らないとびっくりしちゃうでしょ。
「これ、なに?パーツ不良?設計不良?埋めなきゃダメ?」
みたいなね。
隙間は埋めなくてもいいです。仮組みするとわかりますが、翼で隠れます。
ともかくコクピットを作ったので、胴体貼り合わせ。
機銃付近は別パーツです。
一旦、全体像が見たいので、くっつけてみました。
おお!あの時憧れたF-20のままだ!!
私、F-20を先に知ったせいなのか、F-5があまり好きではなかったんです。これは模型に復帰した大人になってからもそうでした。
単発になってノズル付近が引き締まったF-20に比べて、F-5は幅は太いものの、横から見て尻下がりに見えるF-5はなんとも頼りなく、格好悪く見えたのです。
そんな私の感覚をブチ抜いてくれたのは、AFVクラブが出してくれた48のF-5Eでした。
F-20好きとしては買っておかなければなるまいと思って入手したのですが、これが素晴らしいキットでして、それを見て以来、F-5も好きになってしまいましたとさ。
魅力的なキットは、個人的な思い込みによる感覚すらもひっくり返してくれるのですね。
さて、ハセガワの72F-20ですが、全体的に、29年前とは思えないくらいに、パーツの合いはいいです。
隙間はできませんし、段差もほとんどありません。ペーパーで労せずに消せます。
作る労力としては、かなり楽して完成までもっていけると思います。
今回、作るにあたって、
これは使うことにしました。ハセガワのウェポンセット3ですね。
風間真と同じような感じにミサイル満載にしたいのですよ。
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