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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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つまりは、一つの祈りなのであります。
夢も切実で、希望よりもあっけらかんとしたものなのです。
そして、祈りは果たされたのです。

昨日は有馬記念でした。
当然、私は船橋法典という戦場へと向かいます。
止めてくれるな。強敵(とも)がまっている。
イヴの朝っぱらから美人を振り切り(えー)、私は戦いの地へと赴いたのでありました。

結論から言えば、彼は勝ちました。
最高の勝利でした。
JCが一杯に見えたので、レース前はどうなることかと心配しました。
最後の直線。声が出ませんでした。
4コーナーで思いっきりまくっていき、直線に入った瞬間、先頭を捉えました。

ああ、彼は勝ってくれるんだ。
最後まで、私の祈りを聞き届けてくれるんだ。

彼が競馬場を走る、最後のレース。残り数完歩。
手綱が緩められ、彼は力を抜きました。
ああ、終わりなのだな。ここで彼に会えるのは、これで・・・。
何も言葉が出てこず、なぜか拍手をしていました。
その姿。何年経っても、鮮やかに思い出せることでしょう。

ありがとう。ディープインパクト。



さて、ここでいつも通りの下世話な話になります。
当然のことながら、馬券は外れましたよ。ええ。
なんだよ、ポップロックって。お前は日経新春杯とかが目標だろ。
ダイワメジャー。お前は来年の宮杯を目標に、休養に入っていなきゃダメだろ。
ちょっと笑ったぞ。お前らの愉快なコンビは。
2着3着の馬さえいなければ、私の馬券は紙くずにならなかったのに。
ま、そんなことを言っている人は、世の中に5000万人くらいいるでしょう。
計1万6千円は、ツンドラの地に、露と消えました。

が、いいんですよ、そんなことは。
今、この瞬間、この場所にいた。
それが、私にとって一番大事なことなのです。

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ってなわけで、そろそろクリスマスです。私も今年のイヴを楽しみにしていました。
え?ネーチャンと遊ぶからかって?
ノンノン、そんな軟派で自堕落でうらまやしい理由ではありません。

有馬記念があるから。

これですよ。当然。有馬が終わらなくては、新年は来ません。
毎年ダービーと有馬を見に行くこと、もう何年になるか分かりませんが、ほとんど年中行事となっています。
特に何の疑問も抱かずに、中山競馬場に出掛けることになります。
たかが2分半のドラマを見るため、糞寒い中、2時間立ちっぱなしで待機。直線、喚き散らし、嬉しいこともあればつまらないこともあると。
寒い中の待機なので、翌日に風邪をひくこともしばしば。

が、それでもいいんです。

特に、今年の有馬は深撃ことディープインパクトの引退レースですから。デビュー前から注目していた馬ですよ。そりゃ、行かざるを得まい。義務です。

ラストランとなる有馬ですが、これで有終の美を飾った馬は多い・・・・ように感じますが、実際は少ないんですねえ。

スピードシンボリ、ルドルフ、オグリ、トウカイテイオー、オペラオーなどなど。有馬出走を最後に引退した馬たちです。が、この中で、有馬で引退すると公言していて勝った馬ってのは、スピードとオグリくらいなんですねえ。
他の馬は、ほとんど負けるか、勝ってはいてもその後の故障が原因で引退に追い込まれ、事実上、最後のレースになっただけだったりします。

つまり、引退レースとして臨んだ馬の勝率は低いということです。
果たして、我らがディープの結末や如何に?

ま、私は信じています。
というか、彼からしか買いませんし。
関係者がなんと言おうと、JCでの勝利はギリギリのところだったと、私は思っています。
普段、直線に入ってぶった切るディープが、一杯に追われてなんとかもぎ取った勝利だったのだと。
どういう原因でそうなったのか分かりませんが、有馬での彼のレースに注目です。

勝たなければならない馬。期待に応え続けなければならない馬。
彼がどういう走りを見せてくれるか。結果はどうあれ、ね。

ってなことで、待ちましょう。

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今、というか、記事がアップされるときには昨日になりますが、ジャパンカップに行って、ディープの勝利に祝杯を上げ、ほろ酔い加減のまま、この文章を書いている私がいます。

JC。馬券は割と簡単でした。今回は、ですけどね。
今回は消せる馬がかなり多くて、最終的に残っていたのが4頭。あとは、それがらみで馬券を買えばいいわけで、私のような胡乱な競馬ファンは、別に馬券でもうけようとも思っていないので、オッズとか考えるのが面倒臭くて各々2千円づつ買って、計1万2千円の出費。
難なく的中。戻ってきたのが1万5千円。散々体力を使い、リスクを冒してプラス3千円という、はした金でした。
こういうのを阿呆というのです。

が、とても楽しかったです。
計算してみると、その後の飲みでプラスを使い果たし、今日の収支はマイナス2千円くらいでしたが、一日遊んで、こんなにいい思いをして、たった2千円かと。
むしろ、私はそこを強調したいですね。

今日のレースは、ある意味試金石でした。勿論、ディープの。
ディープインパクト神話が、凱旋門で崩されたわけです。いままでエリート中のエリートだったディープが、果たしてどうするか。
問題はそこだったのです。
ま、こんなこと、競馬をやっていない人、やっていても競馬は馬券
だというひとには分からない話ですが、私の様に、ヒーローを目撃するために競馬を見ている人には分かっていただけると思います。

競馬場で勝った瞬間を見たときは、「やっぱりディープはつえーんだ。糞喰らえロンシャン」と思いました。
彼は最強なんだよと。

が、違うのではないか

家に帰ってきて、ビデオを見たとき思いました。
どう説明すればいいか、非常に難しいのです。何事も形而上のお話にしたがるのは阿呆の癖です。
これ、大嫌いです。なので、なるべく論理的にまとめようとするのですが、これが難しい。

最後の直線。ビデオを見ていて、なにか、今までにない必死さ
をディープに感じたのです。
鼻歌交じりで勝つのではなく。どうだといわんばかりの圧勝を見せ付けるのではなく。
「負けられない。負けられないなら、勝たなければならない。だから俺は勝つ
そんな孤独なものを。

往年の競馬ファンにはこういえば分かってもらえるかもしれません。
オグリのJCを見ているみたいだった、と。

直線を見ていて、「もういい。よくやったよ。もう、それ以上頑張るなよ」。そう思ってしまったのは、オグリ以来でした。
結果的に、華やかな勝者として、歓声を浴びることができましたが、その裏でディープは何を考えていたのか。一見目立つ勝利そのものは、実はどうでもいい部分だったのではないのか?

感情を言葉にすることで一般化すると何か違うわけですが、私は、少し泣きたくなるような情景でした。

有馬で彼は、ラストランを迎える予定です。
2年間、私の心を躍らせてくれた唯一の馬です。
でも、今から1ヵ月後のこのレースの当日。私は、今までの様に「勝ってくれ。お前は勝たなくてはならない存在なんだ」とはいえない気がします。

何事によらず、形而上的な物言い
は大嫌いです。
形而上的な物事を形而上的に語るのはいいのですが、そういうことではなく、サッカーの試合の前に馬鹿が口にする「気持ちで負けないように」とか、そういった身勝手な、ある意味ただの思い込み、自己正当化を語ることが嫌いなのです。

が、今回のJCで、彼の走りを見ていて感じたことを何とか言葉にしようとすると、どうしてもこうなるのは、私が馬鹿だからでしょう。
ただの主観ですから。ほとんどの人は、こうは感じないでしょう。

祝杯を上げ、家に帰った直後に雨が降り始めました。
レース中から、雨が降りそうでしたが、家に帰るまで、なんとか持ってくれました。
その雨音を聞きながら思うのです。

ディープをエリートだと思っていたのは間違っていた。
生まれながらに与えられた能力、才能で勝っていると思っていたのは間違っていた。
美しく勝てる奴だと思っていたのは間違っていた。
彼は、紛れもなくファイターだった。
誰よりも戦った奴なのだと。

ある人がいいました。
「競馬が人生の比喩なのではない。人生が競馬の比喩なのだ
この言葉に何を感じるかは、人それぞれです。
それでいいのです。
ただ、私は、ディープのJCをビデオで見ていて、この言葉を思い出しただけです。
特に意味はありません

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最初に言っておきます。
以下に書かれていることは、結構極端な内容ですが、今のところ(あくまで今現在の思考。変わることも平気である)、真実だと思っております。
かといって、これによって善悪を言うわけでもありません
こういうもんだということです。朝、誰かに会ったら「おはよう」というくらいのもんです。
これによって誰か、何かを非難、否定するつもりもないです。「こういうもの」だからです。
金持ちの家に生まれた奴を「ずるい奴だ」と非難する人がいないように、私は以下の考えで誰かを否定するつもりもありません
勘違いはしないよう。

では本文開始。

ついに、裁定がでた。結果は、
「ディープの凱旋門賞3着。薬物違反で失格」
やっぱりなあと思った。

フェアネスという言葉ある。これを意識している民族、というか国家は非常に少ない。
日本人はかなりフェアな国民だと思う。一部、戦前あたりからヤクザとかの興行として使われてきたボクシングなどは胡散臭い部分がまだ残るが、それ以外は本当にフェアである。
国産に勝って欲しいと思っても、海外の選手などがいい試合をすれば、ちゃんと褒める
それが日本人だ。
勿論、例外はあるが、そんなことを言い出したら、個々のデータの羅列だけになり、何もいえなくなるのでオミット。

これの根本は、日本人の甘ったれ体質にも原因があるように思える。
甘ったれ体質とは、外国人に「日本をどう思いますか?」など聞いて、褒めてもらいたがること。
海外から日本はどう思われているかを異様に気にして、存在などしない「世界基準」にあわせようとしたがること。
つまり、自分勝手に生きていけるほど強さがなく、色々と指示してもらわないと動きが取れない子供と同じである。
だから、甘ったれなのだ。
つまり、海外の人間を、なぜか日本人よりに見ているのだ。だから、負かされても悔しいとは思わない。結果的に、フェアになるってことかもしれない。
しかし、やはりフェアであることはいいことだ

一方、白人国家は違う。(最も、白人だけでなく、東南アジアではもっとあからさまに行われているが。ムエタイとかね)
はっきり言えば、自分達のことしか考えていない。
卑怯な手を使っても勝てばいい
これが、白人の根本的な思考だ。
殺し合い、生き死にの場面、現実的にはビジネスなどなら、これは真実だ。だが、スポーツとなってくると、この価値観は間違っていると断言できる

スキージャンプで、かつて日本が日の丸飛行隊と呼ばれ、異常に強い時代があった。この時、自分達の立場を良くする為に白人たちはどうしたか?
練習をしたのではない。ルールを変えてしまったのだ。自分達に都合がいいように。
「スキーの長さは、身長プラス~cmまで」という風にだ。
これでは、背の低い日本人は、高い白人に対して大きく不利になる。なぜなら、絶対値として翼が短くなる
のだから。
こういうことをしても勝てば、それで気分がいい
のが白人だ。日本人なら、おそらくしないだろう。仮にしても、必ず反対がでて、頓挫する筈だ。

競馬の世界でも同じである。
海外に遠征すると、日本の馬は、事前の話と違って、環境の悪い馬房に入れられたりするらしい。
さらに、事前に注文していた、ちゃんとした藁(馬の食料なり寝床だが)が届けられず劣悪な代物が送られてくる。
満足に調教もさせてもらえない場合もあるようだ。
レースに向かえば、抽選である筈のゲートなぜかいつも大外で、スタートから不利を受けたりする。
つまり、レースで打ち勝つのではなく、レース前から勝てないように仕向けていく
のだ。

こういった嫌がらせをされるのは、意外と日本人が多いみたいだ。よく分からないが、同じ白人同士、あまりやりあわないということだろうか?でも、ドバイに遠征しても、日本は扱いが悪いらしいんだね。
まあ、伝わってこないだけの可能性が大きいが。

いずれにしても、これが白人の哲学だ。大昔の十字軍の頃から変わっていない。

そして、ディープである。
色々といわれているが、レース直前にセキがでて、これを沈めるために使った治療薬が薬物検査に引っかかった
というのだ。
あり得ない事実だ。すでに充分胡散臭い内容である。
むこうでは、海外の獣医師は治療できないため、フランスの獣医師しか
治療できないのだ。ならば、明らかにその獣医師に落ち度がある。

というか、レース直前に、なぜわざわざ違法とされている薬物を治療に使ったのか?
これが根本的におかしい。

治療の際、ディープが暴れて、薬が寝藁に飛び散った。薬が付いた寝藁をディープが食べて体内に入った可能性があるとか言っている。
これも、フランス獣医師に故意がなかったとするための捏造としか思えない。
動物は、基本的に薬物を嫌うものだ。匂い、味、そういったもので。それが撒き散らされた寝藁を大量に食べるだろうか?後の尿検査に引っかかるほど。
実際にどういうものか知らないで言っているので、説得力はまったくないのだが、ちょっと考えるとおかしいのが分かる。

あくまでに飛び散ったのだ。それだけで、かなり濃度が薄くなってしまう。それを食べて尿検査に引っかかるってのは、相当な量の寝藁を食べなければ不可能なのではないか?
寝藁はあくまで布団。食料ではないのだ。馬は基本的に草を食んでいるものだが、定期的に来る食料(馬好みの味付けになっているらしい)以外に、そんなに大量に食べるものだろうか?
アラが沢山見えて、どうにも胡散臭い調査結果だ。

フランスでは、海外での資格を持つ獣医師は治療ができない。よって、フランス国内の資格を持つ獣医師が実際には行うか指示する。
これに従った結果、失格
はあ?というしかない。

これを見て、向こうの違反基準をしっかり勉強しておかなかった当事者も悪いという人もいる。
これも正しい
が、日本とは世界でも稀に見る、相互信頼の高い国家なのだ。

物を買うとき、必ずといっていいほど、値札が付いている。これ、かなり驚異的なことだ。
さらに、その値札はふっかけていることはまずない。妥当な値段である。どこに行っても、大差のない値段なのだ。それをみんな知っているし、信頼しているのだ。企業も、その信頼を裏切るようなことはまずしない
だから、みんなシステマティックに買い物ができるのだ。
どこに、こんなに他人を信用する国家があるだろうか

これはみんな価値観の違いから生まれたことである。
生まれてからここまで、この価値観の中で育ってきたから、こうした行動をしている。
それだけで、そこに悪意というべきものはないかもしれない。

が、相互信頼が基本となっている日本人としては、やはり卑怯といった印象を拭えない。

お互い、価値観が違うのは仕方のないことで、どっちが正しいとかいう議論は無意味だ
だから、価値観が違うことをお互いちゃんと認識して、大人としての歩み寄り
をしなくてはなと思うのである。

ま、ディープが現時点で世界最強であることは間違いないんだけど。
歴代での評価ってのは、競馬界では不可能だしね。ルドルフとディープ、どっちが強いか?そんな比較無理だよ。ほとんどすべてのことが変わっているんだから。強いて言えば、ディープかなとは思うけど。

フランスがなんと言おうと、私の中でのディープ君の光は褪せません
実際に、あの奇跡の三冠の瞬間を見ているのだから。

デビュー前から注目していた馬。それから2年。最大でも、あと2戦しか走らないディープ。キッチリ網膜に焼き付けておこう。

凱旋門賞、結果はどうあれ、関係者のみんなはよくやったぞ。

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