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「この暖かさを持った人間が、地球さえ破壊するんだ!!」
物語はクライマックスへと。このカタルシス・・・
これこそが、すべての消滅点。
そして伝説へ・・・
今日のサザビーのお時間です。
永かった・・・。果てしない道程だった・・・。
「僕の前に道はない。僕の後に道はある」
幸太郎さん。あなたは正しい。
そして、今ここに降り立つラストボス!!
目の前に完成した姿があることに、なんとなく現実感を感じません。
が、完成したのです。
では、お約束の三面図から。
以前よりもシャドウが利いて玩具っぽさはなくなりました。
が、発色も悪く感じるようになりました。
痛し痒し。
もう少し、ピンクかオレンジに振れば、もっと綺麗な色味になったでしょうけどね。
個人的な意見ですが、シャドウはウェザリングなどの一環としてやった方がいいかもしれません。シャドウをグラデに使うと、ちょっと嘘っぽい感じになりますし。濃淡が意外とはっきりでてしまうので。
グラデだけが欲しければ、普通に端っこだけ黒く塗るか、下地黒の上に端を残してメタリックなど隠蔽力の強い色を塗ってしまえば、上塗りは綺麗にできるような気がしますし。
赤なら、ピンクを使うという手もあるみたいですよ?「黒→ピンク→赤」という風に。
こんど実験してみます。
なんか、白そのものだけだと隠蔽力は低いのですが、青や赤などに白を混ぜてにごらせると、隠蔽力は増すのだとか。
色って不思議。
しかし、ここまで来るのに数々のドラマがあった・・・。
できるのか自信のないまま始めた顔改造・・・
構造的に余裕がなくて面倒だった腹と腰前アーマー・・・
回転軸のために突っ込んだポリがぶっ壊れて、2度のやり直しを食った上腕・・・
整形するのに異様に時間のかかった腰横アーマー・・・
改造を開始してから一月余。
いや、それ以上に、シリーズを開始してから既に半年ではないか。
一年の半分だ。開始時に生まれた子も、ハイハイしているぞ。
どんなに長い道でも、歩き続ければ必ずゴールに辿り着けるのです。
あ、物理的なことはね。形而上的なことは知りません。
さて、早速武装。
やっぱりこの姿が一番落ち着きます。
いいです。私は満足です。充分に格好よくなりました。
誰が何といおうと、このサザビーさんは、大事な愛息子です。
破損したら泣きます。
ま、冷静にいえば、やっぱり色味がいまいちでしたけど。
あと、仕上げが雑すぎ。写真には写ってませんけども、改造した箇所で綺麗になっていない部分が結構あります。
腰横アーマーのプラ板貼り付けも必要なかった。汚くなっただけ。
サフを吹いた時点で分かってはいたんですが、モチベが持ちませんでした。
やっぱり、こういう手強いキットは、一気に完成させるのではなく、ライフワークとしてやった方がいいのかもしれません。
でないと、面倒なところはオミットってなっちゃいますから。
ん?人に依るよな、それは。
やはり、俺が根性なしってことか。
本体色の塗装に関しては、スーパーイタリアンレッドです。
シャインレッドやホワイト、あるいはオレンジを少し混ぜてやれば、良かったかもしれませんね。
フレーム露出部はネイビーブルー。
他の黒っぽいところは黒鉄色に青を混ぜたもの。
トップコートは半ツヤで。
トップコート。いままで水性のスプレーを使っていたのですが、やっぱりエアブラシを使って吹きかけるものの方がいいですね。
かなり均一に吹けますし、細かい所にもちゃんと乗せることができます。
あと、ラッカーかアクリルかの違いでしょうか?見た目の性能がまったく違うのですが。
あ~くしょ~ん!!!
地球に残る者などは、只の蚤だということがなぜ分からんのだ!!
私は革命など考えていない。その才能を無駄に消耗させているものの言うことか!!
男の間に入るな!!
ということで、長きに渡ったサザビーさんの、そして同時に逆シャア祭りの終焉でした。
どうでしょうね?格好よくはなったと思いますが。
確かにハイコンプロや、これから出るであろうHGUCサザビーには勝てないです。勝てないですが、私は非常に満足しております。
模型ってそういうものですね。なんの思い入れもない他人から見れば、「たいしたことないじゃん」ってものでも、自分で手を動かしたものだからこそ、そこに価値を見出せる。
完成品では味わえないこの達成感!!
このカタルシスを味わうために、私は模型をつくっているのですな。
世の中の人みんなが、この快感を知ってくれれば、模型の未来は明るいでしょう。
残念ながら、そうはなる筈もないんですけどね。
私が能動的に動くことが好きなように、能動的行動を嫌い(自分で考え、判断することが面倒臭いらしい。でもこういう人に限って好みは五月蝿い)、受動的なことで満足する人も、いや、そういう人の方が多いのです。
世界広しと雖も、バンダイ製お手軽キット全盛のこの時代に、映画公開時の20年近く前のこのシリーズを一気に作った人もいないでしょう。
私以外は。
私だけが味わえる、この悦楽。カタルシス。
そして、オルガズム!!
脳内麻薬出まくりです。
どんなに出来が悪くても、模型を作ることって楽しいですよ?
このサザビーさん。ガンプラ史上類を見ないほど酷いデキだと思います。ブッチギリでワースト1ですよ。
でも、私ごときがやっても、前よりも良くはできるのです。
大改造なんてほとんどしてませんよ?
顔と胴体はかなり弄りましたけど、改造箇所は総じて上半身だけです。
下半身なんて、回転軸を追加してあげただけです。
それでも、ホラ。こんなに良くなった。(格好わりーよって意見は却下)
面倒な改造しろなんてことは言いません。
自分でイメージを具現化していく喜び。模型を組み立て、形にしていく楽しみ。
あなたも味わって見ませんか?
完成品では味わえない、突き抜けた快感を味わえますから。
これを伝えたくて半年間も作成記録を書いていた・・・わけがないですけどね。ただの自己満足的記録ですから。
でも、この記録を読んで、自分も作ってみたいって人が一人でも増えてくれたら、こんなに嬉しいことはないですね。
さて、ムキになって作ってきたサザビーさんですが、実はもっと格好いい1/144スケールのサザビーさんは存在します。
それは、コトブキヤさんが出した、ガレージキットのサザビーさん。
これ、滅茶苦茶格好いいです。
確かにディテールなどは最近のハイコンプロには負けますけどね。それでも、全体のバランスは同じくらい格好いいです。
ドッシリ体型が好きなら、ハイコンプロよりもコトブキヤさんの方がいいかもしれませんね。
ハイコンプロ・サザビーを出すに当たって、バンダイはコトブキヤさんのガレキ・サザビーを参考にしたんじゃないかなって思ってます。
コトブキヤさんのサザビーはその後、あの悪名高いBクラブで販売されたらしいですからね。
そういえば、Bクラブの可動式ガレキには、なぜかコトブキヤさんのポリパーツが入っているとかなんとか。
ん?これってつまり・・・。
コトブキヤさんのサザビーさん。今でもたまにヤフオクで見ます。
このキットを作っている間にも出品されていて、思わず食指が動きました。
が、やせ我慢こそ漢の証明。
世間的には、ハイコンプロなどがあるせいか、面倒なガレキのサザビーは人気がないみたいですけどね。
今現在存在しているキット(HGUCは未定なので)、さらには入手が比較的簡単なもので考えるならば、どう考えてもMGを弄った方が簡単だと思います。
あーだこーだ言ったところで、結局はMGですから素性はいいです。このキットと比較にならないくらい。
かなり前からあるMGサザビーですから、上手い人が作った沢山の作例もありますし、旧キットと比べて方針も立てやすいと思います。
結論を言えば、ムキになって、こんな駄目キットを弄る必要などない。
そういうことです。
私はただ「漢の証明」をしたかった。
それだけです。
さて、ここからは、恒例のキットレビューです。
○キットの造形:2点
冷静に時代を考えれば、下半身などはまあまあ許せる。あと、バックパックも。
が、上半身。とりわけ顔が酷すぎる。
正直、何を考えてこれにOKを出したのか分からないです。
私が知っている歴代ガンプラの中は、間違いなくワーストレベル。
ま、この辺はバンダイクオリティ。今でも、この体質は残っていますね。
○どれだけ簡単に綺麗に作れるか度:5点
この項目、サザビーさんだけには当てはまらない気もしますが、無理矢理。
素組みで綺麗にってことで点をつけるとこんな感じかと。
曲面がほとんどなので、意外と合わせ目消しすらも大変かもしれませんけども。面だしが。
「ただ組むだけ」なら、さほどストレスなく作れます。
が、弄らざるを得ないキットなので、それを考えると、
2点。
下半身は使えるのでね、0点ってことはないです。
○可動範囲:4点
上腕の回転軸がないのが、ジェガンさんに比べてもより痛いです。
ライフルが大きめなので、違和感が大きいんですよね。
下半身の可動は結構いいと思いますけど。
○関節・武器保持力:5点
なんとかライフルは保持できます。私のは既に指がフニャフニャですけど。
サーベルは厳しいです。
関節に関しては、股関節が緩いです。個体差かな?
私のは段々後ろに反り返っていきます。
後で、瞬接でもって強化してあげようかな。
○プレイバリュー:5点
可もなく不可もなく。
元々、模型ってこんなもんです。
ただ、サーベルの造形が酷いです。
私はマトモに塗装もしませんでした。
○置物的価値:2点
ただ作っただけでは、格好悪すぎる。これが大きいですね。
なので、置物にする前に、相応の苦しみを味わう必要のあるキットです。
そういう意味で、減点多し。
作り応えという意味では、相当なものですけど。
○総合評価:2点
造形が酷すぎるので。こればっかだけど、それがこのキットのすべての個性を消すほどに大きな威力を持っているのですよ。
約めて言えば、生みの苦しみの相当大きいのです。
○お勧め度:1点
万人向けのキットでは決してありません。
が、改造が好きな人は、是非ともやってもらいたいキットではあります。
本来なら、3点くらいにしようかとも思ったのですが、HGUCで出そうなので、もうこのキットの役割は完全に終わったのかなと。
今のご時世、格好いいサザビーを手に入れたければ、ハイコンプロを買うのが正しい姿勢です。
自分で作ることに意味を見出すなら、コトブキヤさんのガレキ・1/144サザビー(1/100はいまいち。これはコトブキヤさん以外にWAVEさんもあるけど、それも変)か、これから出るであろうHGUC・サザビーを作った方がいいと思います。
でも、そこであえて旧キットサザビーを作ることこそ、漢だろうと。私は声を大にして言いたいわけです。
どんなにハイコンプロが優れていようが、HGUCサザビーへの期待感が大きかろうか、こういう手強いキットを作りきったカタルシスには勝てませんて。
そんな訳で、長きに渡ったサザビー製作記も終わりです。
最後に素組みとの比較。
ん~。腰周りの立体感がイカス!!
やった甲斐があったってもんだぜ。
今日のサザビーはお仕舞い。
これで、独り逆シャア祭りは完遂したわけですが、シリーズのまとめは明日。
では、また。
~追記~
ついでに、なぜか一番格好よく取れた写真を載せておきます。
一番よく撮れたものです。
後々の研究によると、首を埋め込みすぎずに少し伸ばしてやると、微妙に格好よくなるみたいです。
でも、この写真。シャドウを入れた直後で、墨入れもシールもトップコートもしていないんだよなあ。
ま、毎日見ている私にしかわからない違いかもしれませんが。
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