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さて、今日のジェガンのお時間です。
いつも通り、下から組み上げていきましょう。

まずは足です。


足パーツ

はい、足終了。
単純ですねえ。
ここで思ったのは、はめ込み精度の進化です。
この当時、はめ込みが完全ではなかったためか、ビスで強度補完をしていたわけです。
つまり、はめ込みだけでは、キッチリとはまらなかったということですね。
事実、この足のはめ込み強度はスカスカと言ってもいいくらいゆるいです。

それを補うため、ここではビスではなく、爪先を別パーツとしていることです。
これで、両パーツをガッチリと固定しているんですね。
でも、踵が緩いので、接着しないと隙間ができてしまいます。残念。

あとですね、この時代では当たり前のことなんですが、差込の軸となっている棒。
ここでは爪先パーツを差し込むために伸びている棒ですね。
これが全部、左右分割なんですよ。ええ、棒自体がね。

なので、剛性が非常に低いです。ちょっとした衝撃で折れること請け合いですよ。
ま、時代背景を考えれば、致し方ないことですが。
私が子供の頃、散々ガンプラを壊していたことが当たり前のような気がしてきますねえ。
設計の段階から、剛性補完を考えていないんですから。

ま、いいです。
足を作り終わったので、いつも通り、今日はこの辺で・・・と言いたいのですが、パーツが少な過ぎて作った気がしません。
なので、もう少し続けます。

次は、膝下です。


膝下


ここも、たったこれだけのパーツです。
MGとかだと、ここまでで、既に数十個ものパーツを組んでいるはずですが、当時ではこれっぽっちです。
でも、スラスターノズルが別パーツなので、ありがたいですね。

ここで、ようやくビスの登場です。
見て分かるとおり、脹脛に差し込んで強度補完です。
確かにビスが必要なくらい、はめ込みがユルユルです。
ビスは、下半分の写真のように、丸いパーツを使って、その穴を塞ぎます。これで目立たなくするって訳ですな。

が、今はビスを使わないでおきます。
というのも、仮組みの段階ですから。ここでガッチリと組んでしまうと、あとでばらすときに破損の恐れがあるし、面倒ですからね。

しかし、逞しい脹脛ですね。
きっとジェガンさんは、毎日筋トレしてますよ。
ガンダムよりも発達していますからね。筋肉が。

足と接続してみましょう。


足と脛の接続部

写真を見れば分かるかと思いますが、接続部の構造が現在とまったく違います。
まず、ボールジョイントはまったく使われておりません。よって、可動の自由度は低いです。可動方向は2方向だけ。
次に、差込が上下の差込ではなく、横からの差込となっています。

理由は、推測ですが、上下差込だと、足首を前後に振ることと、爪先を左右に動かすことしかできないわけです。
しかし、これの角度を変えて横からの差込にすると、爪先の横可動はできなくなりますが、足首で曲げて、脚を横に倒すことができるようになるわけです。

要するに、足を八の字の開いた時、足首が曲がれるようになるので、ビシっと素立ちができるようになるって分けです。

たった2方向しか動かせない棒ポリ関節ですが、設計者の人。考えていますね。可能性を上手に消費しています。


こんな感じ

今の全景です。
脹脛の上の方、パーツの隙間があるように見えますが、実はこれ、モールドでした。
私もビックリしましたよ。こんな時代に、こんなモールドがあるなんて。合わせ目誤魔化しモールドですよ。
といっても、設定画の段階からあるモールドなんですけどね。

脹脛の下は、パーツが全然噛み合っていないように見えますが、実は噛み合っていません。
いえいえ、パーツが悪いんじゃありません。私がちゃんとビスで固定していないからです。
多分・・・。

早速、可動確認をしてみましょうか。


横に倒す

横に倒したところです。
さっきも説明したとおり、この可動のために、横差込にしたんだと思います。
賢いですね。

しかし、意外なことですが、内側より外側に倒した方が曲がります。
逆であるべきだった!!
外に倒せたところで、ポーズには何の関係もないのだから。


前後に倒す

前後です。
これは充分に動くと思います。表情をつけるには不足ないでしょう?

先述の通り、爪先の回転はありませので、足首の可動確認は終了。

まだまだ続きます。
次は腿です。


腿

ここにもビスが登場。
ここもやっぱり丸いパーツで穴塞ぎです。

股関節。最も重要な関節ですが、ボールジョイントは使われておりません。
というか、このシリーズは、ボールJはまったく使われておりません。
ご了承ください。

腿に回転軸が仕込まれていない上に、股関節もボールJではないとすると・・・がに股ができない?
ご心配なく。できますから。ちょっと不自然になりますがね。


こんな風に

今の全景です。
脹脛のところの大きなスラスターノズルがそそりますね。
各部のバランスも、この時点では非常にいいと思います。
腰が付くとどうなるか分かりませんが。

膝の可動範囲を確認しましょう。


膝の可動範囲

左が後ろに、右が前に曲げたところです。
ってか、前にはまったく曲がりません。構造の時点で、そうなっています。
後ろには90度曲がりますね。充分です。

さて、膝関節ですが、これまでの写真を見れば分かるとおり、差込です。
所謂、ブロック・ビルドアップ・システムって奴ですな。
これよりちょっと前までは挟み込みだったわけですから、塗装やら改修やらする人にとって、これは大きな進歩ですね。
それをしない人にも、この恩恵はあるのです。

差込だから、回転軸にもなる!!

そうです。MGですら、最近になってようやく腿にも回転軸が仕込まれるようになりましたが、この頃は当然そんなものはありません。
ボールジョイントも使っていないわけですから、がに股にできなかったのです。
しかし、膝の回転軸を使えば、擬似がに股もできますよ。


膝が回転軸

回転させれば、膝を反対に曲げることだってできます。
すんごく不自然ですが、メカなのでいいのでは?


素立ちの下半身

そんな訳で、不自然で、しかもかなりぎこちないながらも、八の字立ち。

しかしまあ、旧キットの定義は不明確ですが、要するに昔の単純で安いガンプラってのは、非常に組み易いです。
サクサクっとやっているうちに、きっと作り終わってしまうことでしょう。

が、綺麗に作るとなると、結構な労力が必要になりますね。
見て分かるとおり、パーツはすべて漢のど真ん中分割ですしね。
基本工作が嫌いな人は、やっぱり最近のキットを作るしかないかなあ。

でも、昔のキットも捨てがたいで魅力があるんですよ。ちょっと不恰好なのがかえって愛らしく見えたり。

一番大きい魅力は、「丸み」です。
最近のバンダイは、設計段階で3DCGを使っているらしいんですね。そいつのお陰で、上手なパーツ分割があるわけですが、同時に曲線の表現ができなくなっているんですよ。
なので、最近のバンダイのキットはカクカクしていると。

私自身、丸っこいのも角ばっているのも、バランスさえ取れていれば両方好きなので問題ないですが、逆シャアのデザインは、基本的に曲線なんですよね。
なので、その辺がこのシリーズが立体物に恵まれない理由かなと。

そんな訳で、今日のジェガンはここまで。

では。

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