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点数:6点。恥ずかしがらずによくやった。
寸評:期待してみると痛い目に会うが、そうでなければ楽しめる。
さて、今日ご紹介する映画は
「the day after tommrow」
です。
随分前の公開時に、結構話題になりましたね。
キャストを見てみますと・・・・。
私好みですねえ。まず、なんたってこいつです。非二枚目で、つか、下手するとキモイ感じになりかねないが、どこか田舎臭い垢抜けなさが、それをいい具合に払拭してくれている人。
ジェイク・ギレンホール!!
この人、かの有名な「オクトバースカイ」の主人公ですな。
そして、この映画の主人公はデニス・クエイド。この人、大好きです。中堅みたいな感じの俳優で、いまいち傑出した映画に恵まれませんが、いい味出してます。
私、エド・ハリスといい、こういった渋いオッサンが好きなようです。
デニスの嫁役に、セーラ・ウォード。
名前知りませんでした。
この人どっかで見たことあるなあと、必死で思い出しました。
逃亡者にでてましたね。ハリソン・フォードの嫁役で出てきて、冒頭、アッサリと殺される役。これしか知りません。
御免なさい。
で、内容なんですが、いや~。なんつーか、突っ込みどころ満載の映画ですな。
展開がすべて読めるし。
こういう風になるもんなの?嘘くせーって内容です。
見ていて思ったのが、この映画、キャストが中堅から下みたいな人ばっかりですね。
これ、CGに予算を使いすぎて、そっちに金がまわらなかったからではないか?と邪推してしまいました。
ま、キャストが有名だろうが無名だろうが、私には関係ないんですが。映画として面白いかどうかだけですから。
地球温暖化によって、逆に寒冷化がもたらされるって前提の映画です。
温暖化がどうして寒冷化になるの?って言う人もいるでしょうが、私、この説は既に知っていました。
さいとうたかをさんの漫画、「サバイバル」って奴に載ってましたから。ゴルゴ13の作者ですよ。
これ、面白いですよ。普段、漫画なんてまったく読まない私ですが、結構はまりました。途中までしか読んでないんですがね。
寒冷化ですが、要するに、海流は微妙な塩分濃度の違いによって整然と流れている。この海流が、暖かい地方から寒い地方へ、暖気をもたらしたりしているわけです。
しかし、温暖化で極地の氷が溶けることによって、大量の淡水が海水に流れでる。これにより、海流が激変。
今まで上手くいっていた、自然の温度調節がぶっ壊れるってわけです。
ですが、そんなに早く気候って変わるのかよ!!
映画の中では、たった二日三日くらいですよ。そんだけで、北半球全域が凍土になってしまいました。ダイアモンドダストより凄い凍気ですよね。セブンセンシズを超えてます。氷河くんも真っ青。
「人間は、1万年前の氷河期も生き延びたんだ。これだってそうなるさ」
とかいってましたが、この激変には対応できないでしょう。
つぎ、ヒロインがムカつく。
オクトーバースカイの男の子=ジャックが思いを寄せる女の子がいるわけです。
こいつがね、ムカつくのよ。一見、清純そうですが、ちょっと二枚目の金持ちに出会うと仲良くしてみたり。
で、自分をジャックが救ってくれると、今度は私が暖めてあげる(ウホ!!)とか言って、抱きついたり。
まあね。男なら、好きな女の子のために、粉骨砕身するのは分かりますよ。男って、致命的に単純かつ馬鹿ですから。
でも、簡単にあっち行ったりこっち行ったりしている女にはシンパシーはもてません。
さらに、シナリオを先読みできすぎです。
デニスが息子のジャックのところに行く途中、氷の下に隠されていたビルの窓ガラスが割れて、仲間が転落するんですよ。
でも、アンザイレンがあったお陰で、途中で止まったんです。
ですが、所詮、地面がガラスなので、割れはじめてしまって、さてどうすベ?ってシーンがあるんです。
もうね、転落した時点で予想がつき、ガラスにヒビが入り始めたところで確信ですよ。
落っこちた彼は、自分ひとりを救うために仲間を危険にさらすことを嫌い、自ら命綱を切り、転落死しました。
アホか。
なんの感動もありません。予想通りですから。
で、結末もアレです。
なんたって、地球規模で、とんでもない速度で氷河期が始まっているんですよ。そんな壮大な前フリしちゃったんですから、どうやってオチをつけるか、楽しみじゃないですか?
用意された結末は・・・。
氷河期になりかけましたが、なんだかよく分からないけど、途中で収まりました。
しかも、南部はまだ暖かいようでした。
ハッピーエンド。
ど阿呆か!!
やっている人間たちも、こんなもん駄目だろうと思っていたでしょう。
が、開き直って、恥ずかしがらずにやりきった男気に乾杯!(←褒めてます)
地球寒冷化が進み、氷河期が再度始まったとしても、さすがにこうはならないだろうと、何にも知らない私ですら思います。
それこそ、どデカイ隕石でも落っこちてきて、爆風と粉塵の雲で太陽光線が長く遮られれば、つまり逆襲のシャアみたいなことにでもなれば、これもある程度までならありうるかなってところです。
海流の変化ごときでは、こうまでラディカルでドラスティックな変動は起こらないでしょう。
書いた人は、地球環境を大切にしましょーっていうヒューマンドラマを書いたつもりでしょうが、この辺のリアリティのなさが、かえって切迫感をなくしてしまったかな。
ある意味、コメディだと思ってみれば、それなりに楽しめますよ?
私は楽しめました。
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