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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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今回のホビーショーは、前回ほど盛り上がりがなかったですな。
やっぱり、下半期のネタはワンフェスやキャラホビで出尽くしてしまうからなんでしょうかね。
2月の冬のワンフェスで、また驚きが一杯来ることでしょう。

個人的に注目していたコトブキヤさんは、ACの新作キットを発表しなかったし。

同じく注目していたwaveさんは、一瞬「おお!!」ってなりましたが、詳細を確認すると、「完成品かよ・・・」で終わってしまうパトレイバーを2種発表していましたね。
んん!組み立てキットで出して欲しかった!!
でも、ガーランドは面白そうです。アオシマさんも変形可能なキットを出すそうですが、どっちが格好いいんだろう?
ってか、やっぱり、waveさんはタイミング悪すぎ!!
マイティシリーズでも機を逸していたし、今回のガーランドも同じ。
WAVEさんよりも先にサイズも大きい可変キットが出てしまっては、厳しいんじゃないのかな?
最終的には可変というステータスではなく造形に依るのですけど。
こういう風に被って商品化してしまった背景には、色々と金の亡者どもの問題があったようですね。

リ・ガズィは正面に近い画像を見ましたが、かなり良さそうです。顔が端的にいってカトキ顔になってますが、MGよりも全然格好いいのでOKです。
なんか、メタリックコーティングのνも出るみたいですよ・・・。はぁ・・・。

これは、HGUCで逆シャアを全部面倒見るっていう宣言の証?
もうお金を取れなくなる金型で、最後の足掻きにしか見えないもん。
いずれにしても、近いうちに「第二次逆襲のシャア祭り」を敢行するときが来るかもしれませんね。
一個一個のお値段が、旧キットの三倍になるんでしょうが。

個人的に一番インパクトがあったのは、ハセガワさんが10月半ばに出す「1/350長門」。
総パーツ数847点だったかな?で、20000円もするプラキットです。ハセガワさんのHPで詳細が見れます。
物凄い精密さです。見ていて口が開いてました。ポカンと。
こういうキットを見てしまうと、バンダイの出す予定のプトレマイオスなんて戦艦(なのか?)に13000円も出すのは勿体ないって思ってしまいますね。それだったらもう少し頑張って長門を買った方が楽しいです。
ディテールアップパーツ(エッチング)も3種類あって、それぞれが2500円から7000円するもので、相当高いです。
さらに専用アクリルケースも別売りしていて、これが13000円。
本体とあわせて、ディテールアップパーツとケースのすべてを買ったら、計45000円ほどだったような・・・
FSSガレキ二体分です。男だなあ。
こういうキットを半年くらいかけてチマチマ作っていく・・・。
ん~、なんだか楽しそうだなぁ。やっぱり、模型っていい趣味です。
ACごときで重いなんて言ってられませんね。

長門も作ってみたいのですが、数年は先になるでしょう。とりあえず技術的にも入手も簡単なキャラクターキットを一通り作ってから、こうしたキットに入っていこうかと思っております。
こうした硬派で高価なキットって買うときを逃すと、次にいつ手に入るか分からないのが難点。
でも、現在は先行投資するほどお金に余裕がありません。
いつか、1/350で長門と大和を並べたいですなあ。でも、どこに置こう?

そういえば、今年の12月にGFFのディープストライカーが再販になるそうですね。
実はこれ、ずっと欲しかったんですよ。
いや、多分買わないとは思いますけど。
熱い模型が目白押しの今秋~来春。完成品に高いお金を出している余裕はありませんから。

でもねえ。メッチャ格好いいんですよね。ガンダム系とは思えない迫力とメカメカしさが堪らないです。

http://www.amiami.com/shop/?vgForm=ProductInfo&sku=PMD-MIA-0111&template=review.html

定価1万。割引で買っても、諸経費込みで8000円弱ってところですね。
素直に高い。

不思議になるんですよ。ホビー事業部とボーイズトイ事業部(?)は仲が悪いとか噂を聞きますけど(Sガンダムもプラキットで出すのと前後して、GFFも出していたらしい。お互い、潰しあってる?)、なんだって完成品としてのCADデータがあるのに、それをプラモにしてくれないかなあと。

まあ、プラキットの方がパーツも多くなるし、金型鋳造費用は圧倒的に高くなるでしょうけど。
でも、ですよ。ディープストライカー。これに憧れている人、多いと思うんです。
出せば、初回出荷分は簡単にはけると思うんです。
Ex-Sなどでほぼ素体は出来上がっているわけですし、出してくれないかなあ・・・。

1万ちょっとくらいなら平気で出す人、多いと思うんでよね。
前にも言ったように、購買層を考えてなのか、HGUCは2500円、MGは8000円までっていう感じで、バンダイは原則を決めているように感じるんです。
なので、確実に万はいくであろうディープストライカーは出しにくいのかもしれません。

極端な話、Sガン、Ex-S、ブースターユニット装着型、ディープストライカー。すべての形態にできるようにパーツをつけて、お値段15000円以上でも問題なく売れると思うんですよ。
まあ、換装などしない人が多いでしょうから、無駄なパーツを付属させないで、一万で出してくれってのが本音ですが。
使わないパーツにお金を払うってのは、どうにも・・・。
ディープストライカーとともに、ガンダムMK-Ⅴも出してくれ~。あれ、メッチャ格好ええんですよね。
ほとんど立体化されてないし、されていてもどこぞの違法キットとかの始末。Bクラブは出しているのかな?

考えてみれば、サザビー8000円は意外と抵抗があります。ただ大きいだけって気がしてしまいますし。
拘る人なら、改造するのが前提で買う覚悟になるでしょう。
が、Ex-Sの8000円はまったくと言っていいほど抵抗がないように感じます。
むしろ、どこに行っても「コレは買いだ」みたいな意見しか聞かないのです。いや、もしかしたら反対の人もいるのかもしれませんが、私の見た範囲ではってことです。
私自身、Ex-Sに関しては誰にでも勧められますね。「このクオリティで8000円なら、超お買い得だ」と。実売6000円~7000円ですし。

要するに、値段とクオリティが比例しているかってことが、一番大きな問題になるんですよね。
単に、一商品の値段としてではなく。

私も、機会があったら、もう一回Ex-Sを買って、今の道具をもってして、全塗装をしたいです。
やり残した事のあるいいキットって、「もう一度」って思うものですね。
同じように秀逸なキットであるセレナさんは、腹一杯やったので、もう一度やりたいとは今のところ思っていませんから。

大体、Ex-Sは出たのに、ブースターユニットは出てないってのも不思議なんですよね。
完全に金型流用でいけるはずなんですよ。脚の変わりに背中のブースターをもうワンセット付ければいいだけですから。
おそらく、計画はあったんだとは思いますけど、Sガンが好きな開発者の人が別の部門に行ってしまったから、中止になったのでしょうけどね。
あのデザインをプラキットとして、色々なギミックを内蔵して、発売するのはかなりの情熱が必要ですから。

そう、バンダイって、基本的に情熱を感じないメーカーなんですよ。
適当に展開して、中途半端なところで、いつも中断。
無駄に高望みして、それよりも売れなかったら、即撤退。
HGABのサーバインはどうした!!まあ、プラキットでオーラバトラーは厳しいかもね。ガレキとか、さもなきゃPVCフィギュアの領域の方がデザイン的にはあってると思うし。
いや、それ以前にHGHMは?R3は?

バンダイって、なんとしても売ってやるという意気込みがないんですな。
これはいいものだから、出し続ければ認められるという信念がないんです。
最初はあったんですけどね。ファーストの時代は。それが当たって以降は、そういう根性はなくなりました。

コトブキヤさんなら、できる範囲でもって精力的に商品展開をしていますよね。
ACのように、目を見張る素晴らしいキットを、アレだけの勢いで出せるってのは、まさに情熱の賜物だとおもいます。
ACだけではなく、色々なマイナーなデザインをも、プラキット化しようと頑張っています。
スパロボから私の知らないアニメのメカまで。

ボークスさんにしても同じです。
プラキットですら売れないこのご時世に、いまだFSSのスーパーガレキを頑張って出しているという、漢のメーカーさんです。

WAVEさんにしてもそうですね。
やっぱり、FSSのガレキを頑張って出している。
それだけではなくて、プラキット化にも頑張っている。
さらに、コトブキヤさん以上にマイナーアイテムのキット化もやっています。数は少ないですけど。

ハセガワさんだって、マクロスキットを少しずつ充実させています。
かなりマイナーであると思われるバーチャロンも頑張っていますね。

まあ、冷静に考えれば、一つのシリーズに対してどれだけ商品展開をしたかって考えると、やっぱりバンダイが一番多いかな?現在はってことですけど。
昔は、イマイさんやアリイさんやタカラさんがバリバリだったときは、そうでもなかったですが。
ガンダムという、キャラクターモデルの中で一番売れるものを独占しているのに、そのガンダムですら中途半端。他のシリーズにいたっては、どうしようもない感じ。
MGは開発当初の目的を完全に見失い、「マスターグレード」というブランドの名前とはまったく違う方向へと、今は行ってしまっています。
R3なんて、どこにいったの?開始の時の大義名分はなんだったの?

ガンダムを独占するのなら、もっとやりようもあるのに。

バンダイの商品展開を考えると、いつもそう思ってしまいます。
バンダイが出す気のないデザインは、他のメーカーさんに売ってくれれば、消費者としては嬉しいです。
ちょっと格好悪いHi-νしかり。元のデザインの版権を、他のメーカーさんに売ってよ?
まあ、そうすると、MG版は売れなくなりそうですけど。
Ξガンダムはどうだろう?出す気なさそうです。だったら、いいじゃん。他のメーカーさんだって、バンダイに劣らない高い技術を持ってますよ?
というか、バンダイが他メーカーに勝っているのは、色分け技術だけですよね。
成型技術はディテール再現なども含めて、スケールモデルなどを作ってきたメーカーさんの方が上だと思います。
ディープストライカーもMK-Ⅴも出す気がないのなら、他メーカーに売ってくれないかなあと。

結局、バンダイって模型業界全体のことを考えた生き残り策なんてものには目が行かないで、ライバルを潰すことしか考えてないんだと思います。
版権囲い込み。他社の成果を乗っ取るなど。
どうやれば、模型を楽しむ人を増やせるか、ひいては模型そのものの売り上げを伸ばすか。そんなことは考えてないんです。
どうやれば他の企業をキャラクターモデルから締め出せるか?
それだけを考えているのではないかと。

頭悪いです。

要するに、模型業界をつまらなくしている張本人が、模型業界のなかで独り勝ち状態にあるバンダイなのでは?
そう感じてしまうんです。

こう考え始めたのは、年末辺りのヒュッケバイン・ボクサーの嫌がらせ
があったことが端緒なんですけどね。
非常にいいキットであったボクサーを、意味不明なイチャモンで販売できなくさせてしまった。
なぜか?簡単です。

ガンプラの売り上げを阻害するものであったから。

そこに、より多くの消費者を獲得しようとか、模型の作り手を喜ばせようとか、そういう考えは読み取れません。
ただ、他社にユーザーが流れるのを阻止したい。もっと言えば、他社をキャラクターモデルから締め出したい。
それだけなんだともいます。
なんか、どうしようもなく老醜を晒している、セレブと結婚して金持ちになっただけのオバチャン的みっともなさを感じます。
誰とは言いませんが、インドネシアの元大統領夫人とか、某野球監督夫人とか、ズバリ言ってる詐欺師もとい占い師とか(ネットで調べると、あのオバチャンはただの犯罪者だって分かります)。

ヒュッケのデザインがガンダムに似ているから、なんてただのイチャモンです、元々そういう意図でデザインさせたものですし。
大体、ずっと昔からあるものです。今になって言えた文句ではありません。
やるのなら、版権無視で違法キットを売っている業者を潰すべきです。

要は、デザインが問題なのではなく、旭日昇天の勢いのコトブキヤさんがいいキットを出すと、バンダイの売り上げが阻害されるからに他なりません。
模型紙がこういうバンダイの糞忌々しい行動を叩かないのが不思議でなりません。
ま、所詮、バンダイの太鼓持ちですけどね。
新製品のカタログに成り下がるよりも、こういう模型業界全体をつまらなくしている体制に対して疑問を模型好きな人に伝える方がよっぽど価値があると思うんですが。
模型紙はジャーナリズムではないけどね。かといって、宣伝紙では意味が無いと。

実際、バンダイが元を取れないと思って出さないよりも、他のメーカーに版権を売って、そこからその模型の利益の何パーセントかをパーティスペーションとして取れば、ガンダムというカテゴリも更に利益を出せる物になるでしょうし(幅が広がるから)、ユーザーも楽しいし(ちょっと値段が高くなりそうですけどね。出ないより増し)、他のメーカーも潤い、何より、模型業界全体が活気付くのではないかと思うんです。

素人考えですが。

バンダイだから叩かれるっ
てのはあると思います。
大きいものは、常に否定される運命です。
誰も、政府を信用せず、文句を言い続けるように。

私自身、バンダイだから言っている文句というのも、自覚していますし。
例えば、もしFSSプラキットをバンダイがWAVEさんのペースで出していたなら、
「なんでこんなに遅いんだ。おかしいだろう?そんなに莫大な資本があるのに」
確実に言うと思います。WAVEさんだから、あのペースでも仕方ないかなって思うだけです。
WAVEさんだから、できれば年に2~3体出してくれたら嬉しいなって感じるのです。

バンダイだから文句を言う。それは自分でも分かっています。なるべく公平には見ているつもりですけど。
しかし、商売方法としてバンダイは阿漕だし、自社中心的過ぎる。そう感じるってのもあるんですけど。
小売店には辛いアソートでガンプラを沢山押し売りするのも阿漕ですし、ユーザーに納得のいかないオプションパーツの付け方でバリエーションキットを買わせようとしたり、無駄に値上げするのも阿漕です。

ここで思うわけです。
ガンプラだけが売れるから、そういうバンダイの阿漕なごり押しが通用してしまうのだ。
では、と、さらに考えを進めます。

「なぜ、ガンダムだけが突出したキャラクターモデルたり得たのか?」

デザイン性、造形美。そういうレベルの話をすれば、ガンダムは普通のメカキャラクターに過ぎないと思います。one of themです。
他のデザインでも、ガンダムよりも優れたものがあります。
これは、個人的嗜好にも依るのでしょうが。
この答えは、逆に考えた方が分かり易いと思います。

「なぜ?他のキャラクターキットは、キットのスタンダードになり得なかったのか?

それは一重に、バンダイ(サンライズ)がシリーズをひたすら続けてきたから。そう言うしかないのでしょう。
ガンダムに匹敵するほど人気のあったダンバイン、エルガイム、ボトムズ、特にマクロス。その他諸々。
80年代にキャラクターモデルが全盛期を迎えたのは、次々生まれる新作アニメと、そのデザインを消化し続けるメーカーさんがいたからです。

ダンバインとエルガイムは、やっぱりバンダイがガッチリと版権を握っているようなので仕方ないにしても、マクロスは惜しかったと思います。
幾つものメーカーさんが競作していて、当時はガンダムと同じくらいの人気があったのに、続編アニメがヒットしなかったり中途半端で終わってしまったことにより、新しい支持者を獲得できなかった。
現在まで続いていれば・・・。
更には、メーカーの一角の雄であったイマイさんが倒産してしまったという不運もありました。
ボトムズも惜しかったですね。

新しい物を出し続けることが、やはりキャラクターモデルには必要なんだと思います。
そして、新しい物としてロボットアニメを作る旨味が、昔に比べて少ないため(ロボよりも女の子を中心とした物がはやるご時世)、出てきにくいのでしょう。
だから、常に新作を出し続けるガンダムだけが独り勝ち状態となり、つまらないキャラクター模型の世界を作ったのでしょう。

ガンプラバブリーな時代を生きてきたバンダイのお偉いさんは、そういう現在の状況を踏まえてキャラクターモデル業界を生かし続けるという思考はまったくなく、他のメーカーを圧迫することしか考えられない、救い難いほど知能の低い人になってしまったのでしょう。
バブル時代に就職した人が少なからず、掛け値なしの阿呆であるように。

作れば売れる。そういう時代はもう終わりました。

が、模型って瀕死の状態からも、常に復活してきたという、数少ない娯楽です。
模型の歴史はまだ50年くらいだそうですが、その中で何度も売れない時がありました。
が、いまだになくなってません。

ガンプラにしたって、80年代終盤から90年代前半までは、かなり追い詰められていたと思います。
良作キットが沢山あったのにです。
F91~シルエットフォーミュラーシリーズなんて、今見ても素晴らしいデキです。

現在、まだまだ模型業界は追い詰められきってはいない
と思います。
そして今後、ますます売れ行きが悪くなるのだと思います。

以下。私の思い込みで書いてみます。

これからより一層、模型は売れなくなると思います。
ですが、必ず、キットのリバイバルブームはやってきます。
模型ってそういうもんです。というか、手作りを楽しむ娯楽って、生き残り続けますから。ただの消費(受動的)であるゲームなんぞよりもはるかに根強く。
既に、模型は娯楽というカテゴリではなく、趣味というカテゴリになってますしね。
考えてみてください。
「ゲームが趣味」。これはおかしいですよね。
が、「模型が趣味」これは普通です。読書、映画、音楽、もっと言えば、料理や絵なども。そういうものと同じレベルで語れる世界になっていると思います。
50年の歴史は伊達じゃないってコトですね。
読書や絵に比べれば、認識される高尚さは圧倒的に低いですけど。趣味に高尚も低俗もないんですけどね。

現在、完成品がもてはやされ、キットよりも完成品や美少女フィギュアが売れる時代です。
模型好きな人はこういう状況を憂い、近い未来に模型が死に絶えるのではって思っている人もいるようです。

が、私は死に絶えることはないと思います。
完成品は模型(形を模すという意味で。組み立てキットに特化せず)の幅を広げたに過ぎません。
いままでの模型は組み立てキットオンリーでしたが、技術進歩により新しく出てきた完成品に人が集まっているだけではないかと思います。

どこかでリバウンドし、必ずまたブームとまではいかないにしても、現在よりも遥かに模型趣味が楽しめる時代は来ると思います。現在でも楽しいですけどね。より一層ってことです。
その時、メーカーに何ができるのか?

やはり、現在の世情に迎合して、完成品やら美少女フィギュアばかり造っていたのでは、まず潰れるでしょう。
完成品はともかく、美少女Fなんて、明らかに一過性のものだと思ってますから。
ああいうものには未来はないです

組み立てキットとして出すのならともかく、完成品として美少女Fは、購買層のちょっとした嗜好の変化で、すぐに死に絶えるでしょう。
ただの消費ですからね。買って飾っておくだけ。
2年前に必死で予約して買った限定品の美少女Fを、いまだに恍惚と眺める人間がどれだけいるでしょうか?
すぐに飽きるのは、完成品がメカ・美少女に限らず、消費行為でしかないからです。
自分が何かをしたわけではないからです。

やることは同じでも、娼婦よりも彼女との方が楽しいのです。
そこに意味を見出せるから。
不思議なもんで、人間ってそういうもんです。

現在、オタク文化(オタクとマニアは全然違います)などという言葉でなんとなく市民権を得つつありますが、日本て基本的にはそういう偏りを認めない民族性を持ってます。
それが良いことか悪いことかは別としても(愚民化しやすい傾向も持っている)、政治・経済・思想・哲学。そして娯楽。そういうものに対しての偏りは根付いたことがないのです。一時的な勢いは得たとしても。
全体主義の弊害と言えばそうですが、同時に利己主義を許さないという抑止力にもなっています。

そういうコンセンサスの中で、造形美を楽しむフィギュアはともかくとして、パンツやオッパイ丸出しのフィギュアという気持ち悪いものが、一般的に認められるとは思えません。
パソコンでずっと昔からある(ファミコン以前かな?)、エロアニメや美少女アダルトゲームがいまだに一般化しないのと同じ理屈です。ビデオというものが出たとき、実写のAVは圧倒的な勢いで市民権を得てしまったのに。
そういう偏りに、市民権を与えないのが日本の民族性です。アメリカとかなら開き直って「個人主義」という体のいい言い訳で認めてしまうのでしょうけど。

これは、私の思い込みなのかもしれませんけども。

人って、娯楽や趣味には「合理性」を求めないもんです。
本来、生きるのに必要ないことこそ娯楽であり趣味なんですから。
無駄なこと。それが重要です。それが楽しいのです。

合理性を追求するなら、完成品は主役であり続けます。そして、今後、さらに完成品は輪をかけてハイペースで出されることでしょう。
その時、買う方が追いつくでしょうか?単体で考えれば2000~1万円程度だったとしても、一個買えばそれで終わるものではない筈です。
完成品を買う人は、コレクター的な要素も持っていますからね。
そして、現在の完成品は、昔のデザインを消費しているだけです。新しい物を出すのではなく。
そのうちに行き詰まり、メーカー同士で同じデザインを出すことになりかねません。
そうすると、後発の方がいいものになるでしょうし、買手もいいものになるであろう後発の完成品を待つのではないでしょうか?

そうなれば、買い控えが起こり始め、完成品市場も縮小することになるでしょう。
やがて、幾らクオリティが上がっても、すぐに飽きてしまうことに消費者も気が付き始め、買うこともなくなる。

そして、完成品は工夫する余地がありません。模型の様に、自分次第で幾らでもって物ではないのです。

そういう時、やっぱり戻ってくるのが模型ではないでしょうか?

主体的に行動できる娯楽として。
満足感を得られる遊びとして。
自分次第で幾らでもクオリティを高められる奥深さを感じて。
作るのに一ヶ月とかかかってしまう、一つの趣味として。

模型は金がかかります。が、辛いのは初期投資だけで、それ以降は一つのキットに1000円程度プラスするだけで、塗装から改造までの大抵のことはできるようになります。
そうすると、模型一個の値段プラス1000円で、一月くらい遊べてしまうのです。
今で言えば、5000~6000円程度で、一ヶ月もの間、遊ぶことができるのです。
そして、完成品では味わえない楽しさを得ることができるのです。
自分の求めるものを手に入れられるのです。

所詮、無駄なことだ。だが、それがいい。

それが、娯楽の本質です。
前にもどこかで書きましたけど、娯楽性のキャパシティは完成品なんか敵わないほど、模型の方が高いですから。

ある漫画の影響で、子供の間で囲碁がはやった事があります。
現在も囲碁ブームは続いているのか分かりませんけども、自分が主体的に何かを考え、行動する。そういう遊びって死ぬことがないんです。
TVゲームみたいに、一月もやり続ければ飽きるなんて、底の浅いものではないんですよ。
将棋や囲碁にプロは認められても、TVゲームのプロなんて誰も認めないように。
模型もそういう遊びですね。将棋と比べるのはおこがましいですが。ほんと、プロの棋士は頭いいですから。

こういうことを、メーカーさんも考えて欲しいなと。
どうすれば、自社だけが儲かるようにできるのかではなく、
「どうすればパイを大きくできるか?」
これが重要なんですから。

現在、コトブキヤさんが頑張っています。
他のメーカーさんもこれを見習って、なんとか頑張って欲しいところです。その場だけで楽に利益を出せるPVC完成品ではなく、長く利益を産み、愛好者を増やすこのできる模型を作って欲しいところですね。
そして、バンダイを締め出す勢いを獲得すれば、その時がキャラクターモデルの本当の復活の時でしょう。

内情をまったく知らない私が、偉そうに長々と思い込み
を語ってみました。

いじょ。能書き終了。

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Sガンダム・“深遠攻撃者”
おーー欲しいですねーディープストライカー!!
これ物凄いすきなんですよ。Sガンダムはもともとガンダムっぽくないデザインが好感持てるのですが、
さらに人型を完全に逸したゴテゴテ感がもうこれでもかってくらい付け足されたディープストライカーは、プラモ化してほしいくらい好きです。
そういえばこの商品、私が中学生くらいのころに出されたんですよ・・・。このときは1万ン千円という値段は「んな高額出せるかーい!!(爆)」と悔しがってたものですが・・・。
今ならひょっとしたら買ってしまいそうで怖いですね(笑)
いや、ホントウに立体物としてみるとかなり魅力的なデザインですよ。これを見たとき、「こんなデザインやってのけるカトキハジメって凄いな」と思ったものです。

しかし、コレ以降のカトキ氏の製品というと、代表的なのは「Ver.ka初代ガンダム」や「クロスボーン」「ウイングゼロ初期」くらいのもので、あとはGFF全般のリファインフィギュアでしょうか。
ディープストライカーほどの立体物としての魅力は、全く感じなくなりましたね。
まあ最近のではユニコーンが気になってはいますが、やはりいわゆる“作る立体物としての魅力”はそんなに期待はできなさそう。
今じゃそ立ち位置にいるのはコトブキヤのACキットと、ボークスの戦術機ガレキ程度のものです(私視点で)。

なんというか、Sガンダム以降のカトキ氏のデザインイメージは、「ガンダムを綺麗に描き直した感じ」なんですよね。全体の形状をスベっとさせて、色合いを原色に近くしました程度のイメージ。
「ガンダムが好きな人の為に、綺麗に書き直しましたよ」というような・・・。
クロスボーンも一時期は気になったものの、もうちょっとメリハリの利いた感じにしても良かったのではないかと思いますし・・・。あ、でもこれは原作モノだからそうはいかないのか・・・。

大河原デザインも、SEED中盤からは「初代をいかにイカツくさせるか」に徹してた感じもして魅力をかんじなくなりましたので・・・
まあそんなこんなでこの4年間、ほとんどSEEDも初代もそれまでのものも、ガンダム系には購買欲が薄れてしまったのですけれども。

バンダイは、やはりSEEDが始まる前のターンエーから戦略を完全に方針を「ガンダム売り」に徹するようにしたのかもしれません。
ターンエーのプラモの売れ行きが惨憺たるモノだったのかも?やっぱり主役機からして子供受けの悪そうなデザインラインですし(私は大好きなのですけど)、
それで「次回作はもう購買層全体的に売れそうなデザインにさせよう」という結論になって、SEED・SEEDデスティニーの機体の様なデザインを連発させたのでしょうかね・・・。
2004~2006年あたりのバンダイ商品展開は、もう毎月ガンダム「だけ」だったので、かなり版権系プラモからは距離を置いていました・・・。その頃私は、ミリタリーAFVを買いまくってました。

そして、当然ガンダム商品展開を支えてきたメイン購買層も、今では殆どが社会人年齢。
プラモのような時間と手間をかけて楽しむホビーは振るわなくなった結果として、
作る手間暇は全て生産工場にまかせた完成品フィギュアが商品の主流になりつつあるのでしょう。
最近の1st系、SEED系関連製品をご覧になるとわかりますが、やはり完成品アクションフィギュアと美少女キャラフィギュアの展開がかなりを占めるようになりつつあります。
一方でプラモ展開で成功したキットは、ストライクガンダムとMGストライクフリーダム(フルバースト)程度。敵機も量産機も、売れ行きは芳しくなかったそうです。
コトブキヤはスパロボ関連で、WaveはFSS関連とサクラ大戦関連で展開しつづけていましたが、コトブキヤはフュッケバイン発売直前、版権関連でバンダイに抗議されましたね・・・。
量販店での扱いをみても、コトブキヤもWaveもハセガワも版権メカ系キットは「あまり購買層の無いキット」というような位置にありますし・・・。(余談ですが、先日ACキットを見てたお子さんは「なんかカッコ悪い」といってストフリのところへ戻っていきました(苦笑))

まあ、これではプラモデル作る人口は確実に減ってきているというウワサを聞かれても信じてしまいそうですよね。

でも、個人的にはコトブキヤがACの毎月発売敢行が良い活性剤になってくれました。
ACもやはりメジャーな版権ではないので、果たしていつまで続けてくれるのかは心配事ではありますが、
諸所のブログを回っていると、結構ACキットは立体物としては人気のようですし、
コトブキヤのガンダム以外の版権取得にも意欲的になっている気配があります(攻殻機動隊のヘリやデモンベイン、ナデシコのブラックサレナなどの続々発売決定はその確たる証拠)。
個人的には、この状態がこの先続くとして、ゆくゆくはコトブキヤとバンダイがかなり拮抗する状態になる程度がいいのかなと思っています。
やはりシェアが一番乗りになると、その後の商品展開がつまらなくなってしまうのは世の常ですし、競争が激しい状態が続けば、消費層にとっても“欲しいもの”を提供してくれるのではないかと。

そういう状態になれば、バンダイもディープのキット化やHGサザビーの発売、コードギアス関連の充実化やR3発売にも意欲的になってくれるのではないかと(笑)


・・・私も内情を深くは知らないくせに、ズラズラと書き込んでしまいました、すみません・・・。
コスオルモス URL 2007/10/14(Sun)16:52:22 edit
↓の追伸です(笑)
>>2年前に必死で予約して買った限定品の美少女Fを、いまだに恍惚と眺める人間がどれだけいるでしょうか?


すみません、4ヶ月前に完成させたレイレナードを、いまだにうっとりと見とれる自分がいます(大爆w)
コスオルモス URL 2007/10/14(Sun)16:57:39 edit
読み応えのある長文、有難うございます。
まずは追伸の一言から。

私もセレナに、そして汚い1/144サザビーに、いまだ恍惚としてますよ!

仰ること、まさにその通り!!
コスオルモスさんがアリーヤをいまだに恍惚と眺めていられるってのは、やはり自分で何かをしたからだと思うんですよ。

翻って美少女Fの完成品の場合、ただの消費行為でしかないですからね。手に入れた当初はそれで満足でしょうけど、何の思い出もないので飽きてしまうと。
DVDで見た山頂からの景色集みたいな。自分で登った方が楽しいって。
さらに、同じキャラで違うポーズのフィギュアが続々と出てきますからね。完成度は上がったり下がったりするみたいですが。(私には違いが分からないけど)
結局、一個の模型(というか玩具)に対する満足度って薄いのではないかと思います。
あれもこれもってやってたら、とんでもない金が消えていきます。結局、買い控え。この辺も、ただの消費である美少女Fの限界でしょうね。

私が買った数少ない完成品。ハイコンプロのサザビー。確かに格好いいです。買ったのはほぼ一年前ですが、今見ても「かっこえー」って思います。
でも、所詮は完成品であって、物足りない。
で、結局、ワーストランキングに入るような旧キットサザビーを弄ってしまったわけです。

自分で作りたいから。

満足と言えるデキでは到底ありませんが、ハイコンサザビーよりも好きですよ。
客観的な格好よさでは、全然敵いませんけどね。

ディープストライカー。欲しいですよね。
私が小学生の頃に、センチネルがやっていたようです。小学生は模型誌など買いませんから(存在自体知らなかった)、玩具屋に並んでいるものの中から選ぶものです。なので、モデグラがどういう状況だったのかはまったく知らないんですが。

発売が、丁度私が第一次現役時代だったのですね。
逆シャアの終了後。F91が始まる前。そういう真空状態の中にいたみたいです。
その真空状態の穴埋めがセンチネルだったと。

当時、小学生だった私は、Sガン、ブースター、Ex-S。すべて買いましたねぇ。大好きでした。
ガンダムデザインの中で一番好きなのはZか百式ですが、Ex-Sだけは別格です。
比較できない頂点に、Sガン系はあります。
今でも、当時作ったブースターユニット装着型が残っています。奇跡的に破損→破棄を免れて。ちょっと壊れてますけどね。

再出発の発端となったのは事実上、百式です。
が、模型の奥深さを思い知らせてくれたのが、MG・Ex-Sでした。
去年の九月。組み立てながら鼻血が出ましたね。そして、ネットで調査した結果出てきた超絶作例のあまりの素晴らしさに、「なんじゃ、こりゃ~!!」と叫びました。
こんなキットを、自分でも作りたい。それが復帰の原点ですね。
なにかと縁があるんですよ。Sガンとは。

カトキさん。私も同じことを思います。
カトキさんが鮮烈なデザイナーであったのはセンチネル関連だけで、それ以外はいたって普通のデザイナーさんだと。
Vガンダム。悪くはないけど、衝動を巻き起こすほどの格好よさを感じません。

カトキさんの仕事を見ると、
「リファインするのは上手いけど、ゼロから生み出す力は並みだな」
そう思います。変形とかやらせると右に出るものはいないですけどね。
要するに、立体認識はダントツだと思います。
なので、現在の彼の立ち位置。「模型の画稿書き」ってのは、ドンピシャリかなと。

ユニコーンにしても、久しぶりのゼロクリエイトのお仕事なのだから、センチネルのように思い切ったことをするかと思ったんですけど。意外と普通ですね。
ユニコーンガンダムは、まあまあいいと思います。近年のガンダムデザインの中では好きなほうです。
クシャトリアやシナンジュは、思いっきり出渕さんカラーがでてますね。いや、格好いいんですがね。ユニコーンよりこっちが好きです。
でも、逆シャア以降だからとか、下手に時代設定とかデザインの関連性なんて考えないほうがいいとおもうのですが。

νの後だから、デザイン的には出渕さんを踏襲。
F91の前だから、あまりゴテゴテすると流れがおかしくなるからシンプルに。
そんなことを考えたのでしょう。
どうでもいいと思うんですけどね。そんなの。結局、設定やらが大好きなガンオタの一人なのかな?カトキさんも。
勿体ない。

でも、ユニコーンはお金に余裕があれば買ってみようかなと思ってます。
なさそうですけどね。お金。

やはりSガンだけでしたねえ。燃えるデザインは。

大河原さんの私の中での位置は、かなり微妙です。
基本的に、彼の設定画で格好よく見えた試しがないので。ガンダムもそうですし、それ以外も。
私の感覚では、例外なく設定画よりもキットの方が格好いいです。
アレンジしないと、格好よく見えないんでしょうね。大河原デザインって。

私は懐ロボも割りと好きなので、作りたいキットは結構沢山ありますよ。
ダンバイン、エルガイム、ドラグナー、マクロス、ボトムズその他。
最近、マクロスが作りたくて仕方ないです。バルキリーはハセガワさんのが比較的手に入り易いですが、敵メカはなかなか難しいですねえ。イマイさんは倒産してしまいましたし、アリイさんの再販は望み薄でしょうし。

最近で言えば、アクエリオン。内容をまったく知らないのは相変わらずですが、この間メカデザインを見たら、
「最近のガンダムよりも全然格好いいじゃないか!!」
ってことに気が付いてしまって。
キットは出ていないみたいですね。完成品やガシャポンだけ?

∀。これが売れなかった理由。難しいところですが、案外簡単なのかもしれません。
個人的に、∀とターンXは好きです。が、それ以外は駄目です。スモーとかフラットとか、まったくいいと思えません。
作ってみれば面白そうだと思いますが、お金を払って買いたいと思いません。

シド・ミードさんは、人型メカをデザインできないんだと思います。
船や車や飛行機なら面白いものを出してきますけどね。
考えてみれば、シドさんに限らず、外国人がデザインした人型メカで、いいと思った物がないのです。私は。トランスフォーマーですらも駄目。

なんというか、感覚がまるで違うんですよね。
基本的に「兵器」という観点からメカをデザインする日本人。
ほぼ意思を持った「生命体」としう観点でメカをデザインする外国人。
外国人のメカは、私の感覚から言うと、ゴジラやガメラなどの「怪獣的デザイン」に見えるんですよ。有機的とかそういうことではなく、無機質な金属、メカに見えないんです。

エイリアン(宇宙生命体を表す一般名詞ではなく、シガニー・ウィーバーと戦ったあれ)とかそういう方向性で、外国人はメカをもデザインしているのではないかと。
だから私と、もっと言えば日本人と感覚が合わないのではないかと。

SF映画などでも、それは顕著だと思います。
宇宙戦闘機や宇宙船のデザイン。日本人がSFの中で作るのデザインとはまったく異質ですものね。
でも、まだ戦闘機ならその面影を残しているので、スターウォーズなどは受け入れられたのではないかと。
でも、日本独自と言ってもいい人型メカの分野になったら、そういう違和感が顕著に出てしまって、受け入れられなかっただけではないかと。
そう思います。

この辺はまったく知らないので、客観的な話ではなく、私の個人的感覚だけで話してますけどね。

その後、SEEDがアレになったのは、コスオルモスさんの言うとおりだと思います。
「受け入れられ易い方向性でデザインし、しかも一番売れるガンダムの名を冠した物を一杯出そう」
そして、つまらない成功の前例が作られ、今日に至ると。

社会人だから時間のかかるキットは作れない。だから、完成品が売れるってのは本当だと思うんです。
が、結構それは表面的なことなのではないかと、最近は考えるようになりました。
根本的に、時間云々は全部嘘だと思います。好きならやるし、そうでないならやらない。
人間って、どんな状況に追い込まれようとも、そういうもんです。やりたいことは、睡眠時間を削ってでもやります。
忙しくてできないって言う人って、暇な時ですら何にもしてないものです。ただ、ダラダラしているだけ。

子供では無理でも、大人だからできることって、一杯あるんですよね。特に模型の場合。
お金がありますから、道具も一杯買えますし。
知恵も付いてますから、改造など、色んなことを自発的にできるようになる。

つまり、子供よりも大人の方が「やれること」が多い分、模型に関してはより深奥まで楽しむことができるはずなんです。

それが、子供でもできる、「完成品を集めること」に、大人ですらメインが移っているってのは、模型を「作ること」に楽しみを感じる人の数そのものが、実は全盛期に考えていたよりも遥かに少なかっただけなんではないかと。
キット全盛期に作っていた人のほとんどが、実は「立体物が欲しかっただけ」で、それを手に入れる手段がキットしかなかったから、作っていただけではないかと。

完成品を高い完成度で安定供給できる現在になって、そういうことが暴かれただけなのではないかな。
そう思います。

そういう意味で、パイの本質のサイズは、昔も今もあまり変わってないと思います。
外殻で入ったり出たりしている人の人数が大きく変動しているだけで(こういう人が完成品のメイン購買者ではないかな)、核となる人の数は今も昔もあまり変わらないと。
外殻の人は、すぐに離れていきますよね。なんにつけても。ワールドカップが始まれば、「俄かサッカーファン日本代表」が山ほど増えるように。
こういう人をターゲットに売り上げを伸ばそうとすれば、必ず破綻が来ますね。
流れに乗っているだけの人ですから。

核をより増やすためには、より多くの種類のキットが必要で、そのためには沢山のデザインを高い技術で再現し、沢山のメーカーさんが競争しなくてはならない。そして、核となる人がよりキット制作をし易い道具なりを供給していくことが重要になるのでしょうね。

約めて言えば、バンダイ的なことをしていては、さらに模型業界は追い詰められるってことですね。
ガンダムばっか出すとか、他メーカーを締め出すとか、そういうことはしてはいけないと。

本質的な模型好きは、ガンダムに拘ることなく色んなジャンル、色んなキャラクターを作ってますよね。
外殻でウロチョロしている人が、主体的に研究やら調査やらすることなく目に入ってくるガンダムを持ち上げているだけで。

ま、これも思い込みですけどね。

しかし、ACよりもストフリが格好いいとは!!
ん~。まあ、子供にはACよりもああいったデザインの方がわかり易いのでしょうね。
いかにも、「格好いいと思われる記号を集めてみました」みたいな。
それが、色々と見てきた上で「良いデザイン」を求める人には、逆にみっともなく見えてしまうんですけど。子供じみていて。
【2007/10/14 23:11】
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