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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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今日のサザビーのお時間です。

本当は、顔の続きをしたかったのですが、ちょっとヘルメットと重ねてみたらまだ顔が細かったので、顔をもう1mm上部で幅増ししました。
よって、また硬化待ちをしなくてはなりません。

仕方ないので、今回は腰周りです。

このサザビーさんが全体的にノッペリしていて立体感を感じないのは、腰周りに問題があるのではないかと思いました。
ハイコンプロのサザビーさんを見ていると、腰周りがすんごく格好いい。これ、とても立体的に腰の左右前後のアーマーがついているからなんですよね。

なので、腰アーマーを弄ります。

って、なんか、小学生の感想文みたいだな。


腰フロントアーマー切り離し

サクッとぶった切りました。

おかしな形をしていて、切りにくかったです。
腹のパイプと腰前アーマーが繋がっているってどうよ?
ま、チンコアーマーとの接合部は直線なので、ノコでザクザクできたので、まだしも楽かな。

ぶった切った後に気がつきました。

腰前アーマーを下に少しずらして取り付けるつもりなんですが、そうすると腹を作らなくてはならないことを。

胸の終わりがそのまま腰前アーマーの始まりであるこのキットなので、当然そうなるわけですが、切り離すまで気がつかなかった・・・。

これはかなり大変ですね。どうやって腹を作ろう?
パテ?プラ板でいける?

ま、実際、何にも考えずに改造を始めているわけなんですけどね。
だって、考えれば考えるほど、この旧キット1/144サザビーって物は無茶だって思うんですよ。
なものですから、勢いでできるところまでやってしまえと。

んで、です。
早速、腰前アーマーの取り付け&可動化をしようかと思ったのですが、チンコアーマーにも問題があることを思い出しました。

そういえば、もっと出っ張らせようとか言ってたな・・・。

やります。より巨大なチンコ。


チンコのボリュームアップ

見ての通り、ノコで切れ目をギリギリまでいれて、それを斜めに曲げて、そこに三角状のプラ板を挟み込みました。

・・・。あまり効果がないような?
これなら、普通にぶった切って、3mmとかの積層プラ板で幅増ししても良かったな。

本当は、下がより出っ張っているようにしたかったのですけどね。
三角形の底辺を3mmに切り取ったのですけど、その部分まで必要なかったらしく、実際には2mm程度しか出っ張らせることができませんでした。

やり直そうかとも思ったのですが、より出っ張らせると、チンコアーマーについているスラスターの向きがあまりにも前向きになりすぎて、角度がちょっとおかしくなることに気がつきました。
どうでもいいといえばそうなんですけど、なんかそれが嫌だったんで、これでOKにしておきます。

よく見たら、末広がりになっているところから角度が変わって股間に切れ込むところのタイミングが早すぎて、こういった改修では追いつかないこともあるんですけどね。
出っ張りのピークの位置がもう少し下だったら、かなり効果もあったのでしょうけど。

頑張ってやった割りに効果が少なかったので、ちょっと残念です。

チンコアーマーの幅増しはどうしようかなあと思っております。
というのも、腰横アーマーとの兼ね合いで、前アーマーがあんまり横にずれ過ぎると、装甲の重なりっていう色気が薄れてしまうので。
ただでさえ、横アーマーは前アーマーに隠れそうになっているわけですしね。

そんな訳で、ここの幅増しはもう少し後に考えます。

以上。今日のサザビーはお仕舞い。

次回は顔の続きができるかな?

また。

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サザビーさん。早くアーマードコアシリーズを開始するため、頑張って作って行きたいと思っています。
といっても、アーマードコアに入る前に、ラッカー塗料に移行するための習作を一つ作っておきたいかな。
それほど変わらないのでしょうけど、新しいことって想定外の事態が必ずありますからね。
ちゃんと作りたい物で実験するほど、私は漢になれません。

・・・サザビーで実験すればいいのか?

さて、今日のサザビーの開始です。

今回は、顔を改修していきます。

いつもなら股関節やそれに準ずる所から始めるのですが、サザビーさんに限っては、簡単なところから始めると、あとでモチベが続かないと踏んで、面倒な箇所からやっていきます。


顔が命の人形なのに

これが元の顔ですね。ガンプラ史上、ワースト3に入るほどの失敗面ではないでしょうか?
これをなんとかまともにしていきたいのですが・・・。

顔を弄るのって初めてなんですよね。
今まで、顔を改造するのは怖くて手を出しませんでした。
細かいじゃないですか?失敗できないじゃないですか?

今回、失敗しても前ほど悪くはならないだろうと思い、挑戦してみることにしました。
ってか、挑戦しなかったら、どうやったって格好よくはならないんですけどね。

ちなみに、命題はいつも通り、「なるべく簡単な改造で格好よくする」です。
よって、使えるパーツはなるべく使うことが肝心です。上手い人はある部分だけサクっとスクラッチしてしまいますけど、私がそれをやっていると延々終わらないってことになります。
すると、モチベダウン。

私にとって模型は遊びである以上、楽しみながら完成させることが至上命題なので、気力の続く範囲でやることが肝心です。


横から

横からの図。

これから、顔のアチコチをぶった切っていきます。
ああ、怖い。


分割開始

やってしまった・・・。もう、後戻りはできないぞ、俺。

モデリングソーやデザインナイフなどを使ってやると、意外と綺麗に切り取れるものですね。
ちょっとビックリ。

で、とりあえず、イメージするためにやってみました。


イメージ図

左がキットそのまま。右がフェイスを奥に移動し、尚且つ上にもずらして目を鋭くしたもの。
横顔だけは、かなり良くなったように感じます。
ちょっと、アゴがしゃくれすぎな気もしますが。

次。


ヘルメットは

ヘルメットをどうするか、イメージを掴むために、下だけ3mm幅増ししてみました。
末広がりの方が格好良いと思ったので。

全然イメージが湧いてこない図ですが、頑張って想像、否、妄想です。

ちょっと頭が丸っこすぎる気もしますね。これを上手に楕円形にするとなると・・・
面倒臭すぎる。だって、頭と襟の部分をぶった切って、頭を削ってあげないといけないわけですよね。
ちょっとそこまでは、センスの無い私には想定が及びません。

既に、ヘルメットの下側に3mm幅のプラ板を、フェイスの上側に1mm幅のプラ板を接着してしまいました。
フェイスも細いような気がしたので。

しかし、斜めに幅増ししなくてはならないので、かなりやり辛いです。接着面が少なくて安定しないし。
はなから斜めに切り取ったプラ板を使うべきなのでしょうかね?
アルテコで誤魔化す予定ですが。

ま、とりあえず、カッターで上手に切り取れば、まだまだプラ板接着面は綺麗にやり直せそうなので、とりあえずこのまま。
フェイスがある程度形になって、ヘルメットの中に入れられるようにならないと、いまいちバランスが見えてきません。
フェイスもアレでいいものか、いまだに分かりませんし。

パーツが小さすぎて、しかも固定方法がないため、ヘルメットとフェイスのお互いのバランスを見れないんですよ。

よって、今回の改修はこれで終了。
フェイスとメットの接着部分が固まったらバランスを見て、再度検討します。

しかし、フェイスの固定方法と首関節のことをまったく考えず、ぶった切ってしまったなあ。
ま、どうにかなるでしょう。

では、今日のサザビーはお仕舞い。

また。


~追記~

最近、マクロス関連に興味を持ち始めています。
ずっと昔、第一次現役時代の頃、もう17年くらい前のことですが、一個だけマクロスのバルキリーのキットを買ったことがあります。
メーカーは分かりません。サイズは・・・ガンプラの1/144と同じくらいだったと思います。

それしかマクロスを買ったことがないのですが、デザインは昔から好きです。
で、ちょくちょくネットで調べたりしているんですけど、意外と作例は見当たりませんね。
好きな人も多いらしく、幾つかのキットを作っているサイトさんもあるのですが、ガンプラと違い、広範にわたって作られているものではないようです。

よって、どんな物なのか分かり辛い。

哀しいかな。人気なんてこんなものです。露出が多い方が人気が出るのです。質とかはほとんど関係ないのです。
ガンダムの方がデザインが優れていたとも思えないのに、模型ではガンダムが圧勝ですから。
マクロスもいいデザインだと思いますけどね。

ガンダムと違い、マクロスは色んなメーカーさんが作ってきたようですね。
ハセガワをはじめ、イマイ、アリイ、最近ではWAVEなど。
イマイさんはもうなくなってしまったようですし(残念!!)、アリイさんもどうやらアレなキットメーカーのようです。WAVEさんも二つくらいしか出していないみたいですし。
つまり、ハセガワさんにマクロスキットの未来がかかっているようですね。

そのハセガワさんが、今夏、マクロスの限定キットを発売するようです。
http://www.hasegawa-model.co.jp/J-index.htm

正直、どうでも良かったりします。既発売のキットを塗装しただけの商品のようですから。
ランナーについたままの塗装だったら、かなり間抜けな状態になってしまいそうですし。ゲート跡とか。

限定といっても、既発売のキットと塗装しか違わないわけで、しかもとりあえず塗装器具を持っている私からすると、キットの作成で一番楽しい塗装工程がないというのは、どうもなって思ってしまいます。

ハセガワさんのキットは、所謂「当たり前の設計」のキットでして、合わせ目などはユーザーが消すことが前提になっています。
これを塗装済みで発売するということは、合わせ目を消せないということですね。
(ハセガワさんのモールドなどは素晴らしいんですよね。かなり繊細でペーパーがけも注意という、上級者向けディテールだったりするんですけど)

キットを、腕前はともかくも全塗装までやることを前提に考えている人からすると、いまいち何がしたいのか分からないキットではあります。
分かり易く言うと、金メッキ仕様の百式です。
色々とやり辛いと。

が、それ以外の人。塗装にしても部分塗装までという人からすると、これは有り難いキットに早変わりするのではないでしょうか?
塗装したくても、模型にそんなにお金をつぎ込めないとか(子供やお父さん)、家庭環境がシンナーなどを許さないとか。
そういった人、沢山いると思います。
でも、彼らだって、綺麗に彩色されたキットが欲しい筈です。
そういった人たちにも、個人で基本工作をやったものよりも完成度は劣るかもしれませんけど、ある程度以上の水準の完成度を提供してくれるという試みは、非常に大事だと思います。

しかもこれ、実際にどうなるのか良く分からないのですが、組み立ては自分でやるものだと思うんですよ。
だって、既発売のキットと同じですから。
とすると、完成品という、どこか受動的で怠惰で堕落した感のあるものとは、一味違うわけです。
「基本工作も塗装をすることもなしに、作ったとは言わない」
こう言う方もいるかもしれませんけど、そんなことはありません。
組み立てるだけで楽しいですし、作った本人には随分と思い入れが違うものですから。

さらに、このキット、相当に良心的です。既発売のキットに塗装を施しているのに、お値段は400円しか上がってません。
バンダイでは考えられない事態です。ちょっとコーティングをしただけで倍額にしてくるメーカーですからね。

模型の裾野を広げていく上で、こういったやり方もまた有りだと思います。
勿論、全部がこうなると、塗装をしたい私には困ったことになりますけどね。いちいち塗装を落とさなくてはならないなんて、嫌ですから。
部分的にこういったことをするのはいいということです。

全塗装やら改造なんてものは、ある意味好みの問題になりつつあるのが現状です。塗装なんてしなくたって、ほとんど色分けされたキットを買える時代ですから。(これはまだ、バンダイやコトブキヤさんくらいなんですけどね)
塗装しなくてもいいキットってのを否定する人もいますけど、これは狭量だと思います。
結局、模型って物はやっている本人がゴールを決める物であって、塗装を必要としないくらいに色分けされているのに満足したなら、組むだけでもOK。それがゴールなのです。

逆に、全塗装をしないと気が済まないのなら、塗ればいいだけのことです。
確かに、塗装をするだけで質感は大幅に上がりますから、とても楽しいですしね。表現の方向性も無限大に広がりますし。
もっと言えば、改造をしたい人は、勝手にすればいいだけです。

模型って何をしなくてはならないというものではなく、そのくらいに幅のある遊びだと思います。

「やりたいようにやる」

これが肝心ですからね。

そんな考えを持つ私は、完成品としてではなく、塗装済み組み立てキットとして「マクロス」を出すことは大いに賛成です。
これを誕生日プレゼントとかに買ってもらった子供が(現在では渋いリクエストだが)、塗装の威力を思い知り、また一歩模型に踏み込んでいくかもしれないではないですか。
子供の頃、金銭的都合によってできなかった塗装がなされたキットを手に取り、お父さんも何とかして嫁を騙くらかし、模型ができる環境にしようとするかもしれないではないですか。
限定品というのが惜しまれますけど。

完成品。つまり、「模型の根本を否定する模型」というアンビバレントな商品が台頭して来ている最中、組み立てるという模型の根本的な楽しさは残しつつも、人によっては「できない・やりたくない」工程を省いたものがあっても良いと思うのです。

その中の何人かが、もう少し深い世界を覗いてみようとするのでしょうから。

まずは、敷居の低い製品で遊べばいいじゃないですか。
マニアックで技術的だから高等・高尚であるわけでもないですからね。
オッカムのカミソリの理論ですよ。

「同じ答えを導き出す二通りの式があるのなら、より単純な方が正解だ」

色々と弄繰り回すなど苦労する必要のあるキットと、最初から格好よく塗装もさほど必要ないキット。目指すものが同じなら、後者が正解に近いってことです。
そこから先のことは、さっきも言ったとおり、自分でゴールを設定すればいいだけのことです。

組み立てキットの楽しさは、この自由度にあるのですから。

そういう意味において、バンダイやコトブキヤさんの色分けがしっかりしているキットってのは素晴らしいと思いますし、塗装済みキットも有りだと思います。

ここまで言っておいて、私はこのキットを買わないんですけどね。
限定品だから何だよと。転売屋さん、頑張れよと。

いや、元々、YF-19は前から凄く欲しいんですよ。この前進翼といい、胴体の流れるようなフォルムといい大好きなんです。グラマンX-29の翼を、私の大好きなF-16の胴体に付けた様なデザイン。
・・・いい!!

でも、今現在、マクロスにまで手を出していてはお財布と時間が間に合わなくなるんですよ。
積みもこれ以上増やしたくないし。
積んであるガンプラの片が付いたら、おそらくボトムズ関連と共にマクロスにも手を出すのでしょうけど。

その前にFSSを何とかしたいなあ。
高いんだよね、アレ。

もっと根本的な理由を言えば、限定版といっても既発売のと同じだし、エアブラシを買って以来塗装の楽しみを知ったので、それがないのをわざわざ買っても仕方ないと。

そんな訳で、このキットを歓迎しながらも、自分では買わないつもりの私です。

これもアンビバレントだねえ。

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さて、νガンダムさんも完成したので、シリーズ最終キットであるサザビーさんに戻ります。

今日のサザビーのお時間です。

今回は、サザビーさんの気になるところをチェックしてみます。
ええっと、気になるところはありすぎるんですけど、技術も根性も方法論(要するに知識)も持ち合わせていない私には、すべてを直すのは不可能なのですね。
なので、どうしても直した方がいいとおもわれる箇所の列挙に留めたいと思います。


三面図

三面図ですね。

これを見れば、かなり欠点が見えてきます。

○頭が細い。
単に細いだけではなく、フェイスも出っ張りすぎかなって思いますね。
あと、襟ですね。中途半端な広がりがちょっと格好悪いですね。これの改修ってパテ必要になるよなあ?さて、どうしよう。
顔の改修だって、いくつかに切り分けて削ったりしないと駄目ですね。
難しい・・・。

○首が長い。
これ、頭と一体整形だから起こった悲劇ですね。
直すには首と頭を切り離して(不吉だ)、首の部分を短縮してあげないといけませんね。
でも、首自体が変な形をしているんですよ。
下手したら、首全部を新造?

○胸が筒に見える。
単純な改修で、見られる様にできる気がします。想定内では、ですけど。
要するに、上を2mm詰めて、下から斜めの角度、つまり逆V字にすれば、バランスは良くなるのではないかなと。
これをすれば、変に広がりすぎて大きく感じる肩も、ある程度はバランスが良くなるのではないかと。

○上腕が長すぎる。
これも今までと同じ方法論でできるので、それほど悲観はしていません。やっぱ、知識って大事だ。
ただ、腕の長さそのものは悪くない気がするので、上腕を短縮したら前腕を長くしないといけないかもしれません。
ディテールや曲線再現の関係上、こっちは結構大変なのではないかと。
ま、順繰りにやってみますけど。

○腰アーマーが後ろを除いて全部変。
パッと見で腰横アーマーが格好悪いんですよね。ベロっとはみ出しているだけみたいで。
しかも、内側に微妙に巻き込んでいるし。
これは要改修ですね。
あと、腰前アーマーですね。
これも首と同じく一体整形の悲劇ですが、まるっきり立体感がないです。
なので、切り離して色々と調節して、再度固定してやる必要があるかなと。
ただ、固定方法が思いつかないんですよね。腰に基部を作るか・・・。腿にくっ付けちゃおっかな?

○チンコアーマーの太さと迫り出し角度の調節。
なんかアレな表現ですが。
これも、立体感を損なっている要因ではないかと。
ただ、これを太くすると、どうしても腰前アーマーも弄らざるを得ないわけで、そうなるとそこに付いているバーニアも作り直さなければならないわけです。
これは手に余ります。
なので、まずは迫り出し角をもう少し大きくしてみようかなと。これなら、プラ板とパテで簡単にできますから。

○腹はどうすべか?
そうですねえ。なんていうか、腹がまったくといっていいほどないから、根本的にバランスが変に見えるんですよね。胸の終わりがそのまま腰の始まり。
腰アーマーを弄る際に、腹を伸ばしてやれないか検討してみます。
本当は、胸の突起などを上下にキュっと詰めて、そこにできた隙間に腹を仕込む方がいいわけです。
が、胸が三次曲線だらけなので、相当に難しいです。
ま、腰前アーマーを切り離してちょっと下げてやるだけで、立体感はかなり増すのではないかと脳内では考えております。

その他は・・・


比較はしないようにしよう

もうね、止めました。ハイコンと比較するのは。
根本的に、この比較は間違っています。切がないですし。

欅を銀杏。どっちが綺麗か?そんなことを比較する必要などないのです。どっちも素敵なのです。
旧キットは旧キットなりのいいところがあるはずです。それを残しつつ、格好よくして行こうではないかと。

既にあるハイコンと同じものを作ったところで意味はないですしね。もっとも、私にはできないですけど。

んで、ざっと画像を弄ってみたもの。


フォト弄り

色々と変な感じになってはいますが、ちゃんとしたやり方が分からないもので、許してやってください。

でも、かなり格好よくなったのではないでしょうか?

○顔を横に20%広げ、縦に10%短く。
○胸を逆V字に。同時に肩を斜めに角度を付ける。
○上腕を20%短く。前腕を10%長く。

これだけなんですが、相当に増しになった気がします。
やっぱり、根本的には顔。そして胸周辺だったってことなんでしょう。

腰周辺の画像弄りは難しすぎる&面倒臭いので、やりませんでした。

ま、今のPCをもってすれば、脳内補完だけでやらなくて済むので、私のようなセンスの無い人間でも何とかなりそうですね。

以上、脳内モデリングは終了。
そんな訳で、とりあえず上に挙げたことから始めてみます。その上で足りないところがあればまた考えます。
ま、いつも通り、ここで列挙したところで、実際にやるかどうかは不明なんですけどね。
だって、列挙した物ですら、かなり沢山ありますよ。しかも、顔は細かいですから、改造は高難易度。

他にも関節新造が二箇所ありますしね。腿と上腕と。

予定は未定。

この精神で、サザビー街道を驀進してみます。

しかしです。なんで、サザビーをシリーズ最後に残しておいたのか?
ま、強いと思う順に作るってのもありましたけど、それだったらニューガンダムさんでもよかった。
サザビーを最後にした理由は・・・。

改造・改修が相当に高難度だから。

これですね。シリーズを作っていく間に、少しでもノウハウを蓄積できたらなっていう希望的観測があったわけです。
蓄積はできたようには感じませんけども、気長にやる精神は手に入れたかな?根性とは違いますけど。
なので、早く作りたいキットが沢山ある中、焦らずにやろうと思います。

レイレナードを作りて~!!
エルガイムだって作りて~!!

では、今日のサザビーはお仕舞い。

また。

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さて、今日のサザビーのお時間です。

今回は、仮組み完成まで持っていきます。
逆境にもめげずに頑張れ、俺。

まずは、一番の問題点。
顔です。


顔写真

え?そんなに酷くないじゃんって?
確かに、フェイス出すぎだし、モッサリしたエッジやディテールだけど、見れる範囲じゃんって?
そうですか?本当にそう思いますか?

では、真実の姿のお目にかけましょう。


真実の姿

これが、サザビーのお顔です。真実の姿です!!

なんとまあ、細長い顔でしょう。貧弱ですね。
首も長いし。
フェイスも前に出すぎだし。

根本的に弄らないと、どうしようもないレベルの造形だと思います。

この酷さ。バンダイも分かっていたと思いますけどね。
箱の写真などは、正面からの顔は写っておらず、どれも斜めからにしていますから。
正面から見たのなら、子供でもダサいってのが分かってしまいますもんね。

こういうユーザーを舐めた誤魔化し体質。今でもバンダイは変わってませんね。
デキの悪いキットでも、格好よく見える角度から撮った写真だけで宣伝すると。
MG・サザビーもそうでしたから。リガズィもそうですね。

ともかく、バンダイのこういうずるさは何とかしてもらいたいですよね。
写真では格好よく見えても、信じられないので安心して買えない。
作ってみないと、本当の姿が分からないキットなんですからね。

その点コトブキヤさんは、必ずといっていいほど正面からの写真を公開してくれていますね。
キッチリと商品を作り、自身を持って宣伝しているのが分かります。

見習って欲しいですね。

一番の問題を抱えたまま、次に移ります。
バックパック。


バックパック

細かいパーツが多いですね。
ファンネルはヤクトドーガさんと同じで、中は空洞です。

で、これらを組み上げると・・・


バックパック完成

こうなります。

早速装着。


バックパック装着

うん、わりといい造形なんじゃないかな?って思った直後。
気が付きました。


斜めから

ちょっと薄いかな?

ま、もともとサザビーのバックパックは、本体のボリュームに対して小さいですからね。
薄いといっても、格好悪いってわけではなく、もう少しボリュームがあれば、より格好いいというだけなので、許せる問題です。

あとは、武器ですね。
まずは、ビームライフルとシールドから。


銃と盾

ライフルは挟み込みです。
シールドは、腕への固定基部がビス留めで、これは必須になってますね。

装備させて見ましょう。


装着

あらら。角度を付けて見てみると、あの格好悪さが嘘のよう。
割とよく見えてしまいますね。

このキットは、斜めから見るのが作法なのかもしれませんね。

でも、騙されてはいけませんよ?
こういうので騙されないために、私は必ず正面からの写真を載せるのですから。

次。サーベル各種です。


接近戦用武器各種

全部、ワンパーツですね。
装備っと。


斧ちいさ!

斧、小さ!!!!
ほとんどナイフですよ。それも、調理用の。

これで攻撃するなんて、不可能だと思うのですけどね?
MSって、相当の速度で動いているんでしょうし、こんな小さいもので、接近した一瞬を抜くなんて不可能事です。

ま、それを言ったら、サーベルでの斬り合いなんて笑止なんですけどね。

ま、ともかく仮組みが完成しました。
お約束の三面図を。


三面図

やはり、正面から見ると、その駄目さは隠し切れませんね。
横からなら、まあまあいいかなという感じ。胸がちょっと格好悪いけど。
後ろからなら、全然OKって感じですな。コストを考えればってことで。

ま、しかしですよ。これを見れば、色々と非難されがちなMG・サザビーも実は相当良いデキである事がわかりますよね。
もっと格好よく出来る箇所が沢山あるだろう?って感じのMGですが、旧キットの100倍はマシな造形です。

持ってないので構造を知らないので可動化とかは分かりませんけども、頭周辺を弄ってあげれば、それだけでかなりいいものに早変わりするような気がしますしね。
あと、肩をパテなどでちょっとラインを変えてあげれば・・・って、それが難しいいんだって。

そういえば、ポリ。こんなに余りました。


余ったポリ

大事に撮っておいて、改造の時などに使いましょうね。

さて、最強にして最凶のサザビーさんが仮組みし終わったので、色々と比較してみましょうか。

まず、ライバルと。


サイズ比較

どうでしょう。随分とサイズが違うものなんですね。
ファーストとνガンダムさんが一回りと少し違いますね。ファーストガンダムの頭が、ニューの肩まで微妙に届いてませんから。
んで、サザビーとニューで言えば、背丈はそれほど変わりませんけど、横幅などのボリュームが全然違いますね。

実際、MG・サザビーを生ではじめて見たとき、これってマジで1/100なの?って思っちゃいましたからね。
やはり、20cmを超えると、体感ではそれ以下とはまるっきり別物の存在感に感じるのでしょう。

しかし、FGのガンダムさん。ずば抜けていいデキですよね。
これで300円ですから・・・。
このサザビーなんて1000円。

バンダイの場合は、造形力の進化ではなく、造形を素人でも出来るようにした技術の進化の結晶ってことでしょうね。
つまりは、3Dポリゴンと、CGを実体にすぐにできる機械。これが、バンダイの進化を支えているのでしょうね。

FG。300円ですけど、これっておそらく利益はほとんどないのでしょうね。何しろ、27年前と同じ値段で出しているのに、物価は上がっているわけですから。
特に石油は。

バンダイがした、珍しいユーザーサービスです。楽しませてもらいましょう。
もう一個欲しいよなあ。FGガンダム。

さて、次です。
目標となるべき、サザビーの立体物。私の中で完璧なサザビーと比較してみましょう。
勿論、ハイコンプロのサザビーですよ。


ハイコンのサザビー

ぬは!!
結構、サイズが違うもんだなあ。当たり前ですけど。
1/144と1/200ですからね。
計算上、1/144は16cmほど。1/200だと11.5cmですもんね。
つまり、1/144でありながら、1/100のMG・クロスボーンガンダムさんと同じ身長というわけです。
横へのボリュームはサザビーの方が勝っているので、1/144のこのキットの方が大きく感じます。
ま、でかいだけなんですが。

この写真では、いまいち比較し辛いので、両者ともに同じ大きさにして比べてみましょう。


同サイズでの比較

無理!!絶対に不可能な目標です。

ハイコンのサザビーが格好よすぎます。
一方で、旧キットのサザビーは酷すぎます。旧キットということを差し引いても、酷いですよね。

ボディーバランスがまったく違いますね。
ハイコンは格好よく見える要素をこれでもかというくらいに取り入れています。

○末端肥大というか、腿より膝下を、上腕よりも前腕を、それぞれボリュームを出していること。
○小顔であること。しかも、精悍な造形。
○胸の幅を太くしない(細すぎるとダサい)こと。
○腹がいい具合に締まっていること。
○肩の曲線を綺麗に、また箱っぽくしていないこと。
○脹脛のフレアを大きくして、よりハッタリの利いた造形にしていること。
○各部分の長さ、幅、厚みなどが完璧であること。
○腰アーマーの重なり具合が格好いいこと。
○ディテールがいい具合に取り入れられていて、五月蝿くならず、上手に情報量を増やしていること。

欠点は、完成品であるが故に、合わせ目が消えていないことと、ゲート跡が凄く残っていることですね。

嗚呼、自分で作りたかった!!
これをそのままサイズアップして、HGUCで出してくれないですか?
まあ、バンダイのことだから、HGUCで出すときは、また新規で立体デザインを作って、クオリティダウンとかしちゃうんだろうなあ・・・。

ハイコンのサザビーを大絶賛ですが、本当にこのサザビーは素晴らしいと思いますよ。
買ってから半年以上たちますけど、いまだにその造形に飽きませんね。

まさに、完璧なサザビーだと思います。

翻って、旧キットの1/144・サザビーを見てみると・・・。
上に上げた箇所がみんな駄目ですね。
特に顔。ヒョロい感じで、中国とかの水墨画で見た龍を思い浮かべてしまいます。

○ボリュームがあるべきところになく、それほどなくてもいいところにある。脚や肩などですね。
○上下の長さのバランスが無茶。胴体と腕がそうですね。脚はまあまあかな。
○装甲の重なり具合なんて、一個もない。これは、モールド彫り直しと塗装と墨入れで随分変わって見えるかな?
○造形にメリハリがないので、正面から見たとき、平べったく感じる。
○他多数。

旧キットのいいところを探そうよ、俺!
○・・・、・・・・・。安い!!
そんだけ。
キットとしての長所じゃないじゃん。お金の問題じゃん。

ってか、無理だよね?旧キットをハイコンのようにするのは。
弄らなくても済むパーツなんて、武器くらいで、場合によってはバックパックもいいかもしれないけど。
ほぼ全身を縦横奥行きすべて調節してあげなくてはならないし、パテを使って、難しい三次曲線を造形してあげなくてはならなくなります。

発想を転換しよう、俺。
ハイコンの格好よさを求めるのではなく、旧キットとしての「良さ」を目指そうぜ?
で、旧キットの良さって何だろうね?
いずれにしても、ハイコンはハイコンで持っているんだから、同じものを作る必要はないよね。
参考程度にしとこうぜ、俺。


さて、これで仮組みフェイズは終了したので、これまでの感想をば。
今まで作った中で、一番綺麗なパーツでした。バリやパーツ端のめくれなどがほとんどなかったです。
要するに、売れなかったってことなんでしょうが。

問題だなと感じたのが、ポリを差し込む穴と、ポリの固定軸のサイズが、一部、微妙に合っていないことですね。
腿が特にそうでした。少し削ってやらないと、ちゃんと差し込めません。
差し込んで、腿を組み立てても、ポリのスペースが確保されていないのか、ポリが歪んでいました。
設計ミスでしょうかね?

それくらいですかね。

造形に関しては、これまで散々言っているので、繰り返しません。
諦めろ!!ってことですね。

シリーズ最後のキット、サザビーですが、シリーズ最悪のデキでしたね。
このこのシリーズ。全体的造形に関しては結構デキが良かったので、残念でした。

さて、次からはニューガンダムさんの仕上げフェイズに入ります。

そんな訳で、今日のサザビーはお仕舞い。

また。

拍手[0回]

今日のサザビーのお時間です。

いやはや、実はこの文章。一回書いたんですよ。で、書き終わった後、推敲までしたあと保存せずに、サザビーに関連する調べ物をしていたら、表示されたページに問題があったらしく、すべてのウィンドが閉じてしまいました。
つまり、書いたものは宇宙の彼方へと・・・。

仕方ないので、もう一度書きますが、手抜きをしよっと。

さて、上半身組み立てを目指す今回、はじめに作るのは・・・。


股関節基部

何かと思ったら、股関節基部でした。

赤いパーツで、股関節♂となるピンクのパーツを挟み込み固定です。

変な構造になってますね。
この構造を生かせば、逆にボールジョイントを移植し易いかもしれませんね。
今のところ、νガンダムでやったように、腿に回転軸を仕込む方向で考えていますけど。

次。胴体。


胴体

これを見ただけで、既に問題があるのが分かりますね。
ま、問題の列挙は最後ということで。

しかし、ラインが水生生物みたいに見えてしまいます。
ドッシリというより、ヌルリって感じ。

次です。


腰アーマーなど

腰アーマー全般。
下に移っているのはベビースターではありません。腰のパイプですな。これが、はめ込みにくい。

で、下半身とこいつらを組み立てると・・・。


胴体完成

胴体まで完成。

色々と問題はありますけど、それは後でまとめて。
見て見ぬ振りをして、次の組み立てです。


手

拳。今までで一番まともな造形です。
というのも、これまでのは、掌に人間と同じような段差を造形していたんですね。
つまり、親指の付け根から手の外側の部分が一段盛り上がっていると。

しかし、この盛り上がりのラインが思いっきりずれていたのです。2mmくらいも。
あまり写真では写しませんでしたけどね。
それがないので、おかしな感じがしません。

ま、モールドを入れてないだけの話なんですけど。

次。腕です。


腕

一番下の写真は、モールドなどがはっきりと分かるようにな角度にしました。
むむ・・・、ここにも問題が。

次。


肩

肩です。箱っぽいですね。
でも、この箱っぽい肩はMGサザビーもこんな感じですよね。
ここを美しいラインにしているのは、ハイコンプロのサザビーしか知りません。

で、腕完成。


腕完成

前腕は両方共に、外側にポリが入っているので、シールドをはめ込むことが出来ます。
なぜかサザビーだけシールド固定にポリを使っているのですね。

ここにも大きな問題がありますけど、これもあとで。

あとは、腕を胴体に差し込んで・・・


三面図

上半身完成。

いやはや・・・。問題が山積ですね。
組み立てるごとにテンションが下がるキットってのも初めてです。
色んなところが格好悪いですから。ま、真打の大問題はこの後に来るんですけどね。

とりあえずこれまでの問題を纏めると。

○脹脛のフレアが足りない。綺麗な曲線になってない。
この辺はMGも似たようなものかと思います。もう少しマシでしょうけど。
ま、脚は格好よくはないですけど、それほど駄目ってわけでもないと思います。
元からこんなデザインな気もしますしね。
変に内側に巻き込んでいるフレア部のラインを直線にしてあげて、脛などのエッジ出しをしてあげれば、結構よくなるかと思います。

○腰前アーマーが胴体と一体整形。
立体感がまったく出ていませんね。
リガジーやニューガンダムで別パーツにしていたのに、なぜサザビーではしなかったんでしょうかね?
パーツ数削減、ひいてはコスト削減のため?
ちょっとしたことでできるのに。

○胴体がダサい。
どうしようもないことですけどね。これを直そうとすると、相当の技量と根気が必要になりますよね三次曲線が主体ですから。俺には無理だ・・・。
胸の突起が小さい&ラインが変な角度。
両胸、肩と繋がるところですが、ここもおかしいですね。筒の様になってますし。
なにより、このV字みたいな角度はなんだと。やるなら、逆V字だろうと。V字の胸。初期の頃のガンプラに多く見られた欠陥ですよね。
腹も寸詰まりですし。腹ってパイプとか砲口とかが付いているので、改修し辛いんですが?
胴体に関してはいいところがほとんどないかなと。
しかも直すのが恐ろしく高難易度。
腹がほとんどないってのも問題ですなあ。

○腕のバランスがおかしい。
上腕と前腕の長さのバランスが問題なんですよね。要するに、上腕が長すぎる。両方とも、ほとんど同じ長さって・・・。
まったく立体栄えしないバランスの造形ですね。
しかも、肘のポリが上腕にしこんであるため、肘を回転軸として回した後に曲げられないんですね。つまり、ジェガンさんと同じ欠陥です。
他のキットはこの辺がちゃんとできているのに・・・。

○肩も格好悪い。
前述したように、箱っぽいんですよ。MGでもこんな感じですけど。
大きすぎる気もしますし。
しかも、ラインがいい加減で、ぜんぜん美しくない。

とまあね、ほとんど(全然?)いいところがないキットなんですね。
組み上げるたびに、テンションが下がるって気もわかるでしょ?
といっても、デザイン自体、立体にするには難しいものだったんだと思います。出渕さんのデザインって曲線が主体ですから、余計にね。

私は理想的なサザビーであるハイコンプロを持っていますからね。あの格好いいサザビーが基準となってしまっているってのも、大きな原因の一つだと思います。
どうなんだろ?まだ組立工程の7割くらいしか進んでないけど、これをハイコンプロ・サザビーに近づけるなんてこと、私にできるわけないと思うんですけど。

考えてしまうんですよ。既に完璧に近いサザビーの立体物を持っているのに、無理な挑戦をする必要なんてないんじゃないかとか・・・。
既に、心が折れそうです。

下手な私ですから、ちょっとした改造で格好よく見えるってのが主眼なんですけどね・・・。

おっと、忘れるところだった。
腕の可動。


可動範囲

shall we dance?

肘を回転軸と出来ないので、この程度。

既に気が重くなっている私です。
分かってはいたんですけどね。首以外の問題がこれほどだとは思ってなかったですから。

こんだけ手抜き造形がされているとは思いませんでした。
さすがはバンダイクオリティ!!
え?20年近く前だし、もう時効?
そうね。仕方ないね。分かってて買った私も悪いんだから。

そんなわけで、今日のサザビーは終了。
次回で仮組み完了の予定です。

また。

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