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6点 :1300年くらい前の歴史書に点をつけるのもどうかと思うが。
寸評:分かり易いが、物足りない。
随分と長くかかった古事記が漸く読み終わりました。1ヶ月くらいかかったかな。おせえよ。
時間がかかったのは、キットとバイオハザードと同時進行していたからですな。
風呂入りながら10分とかしか読まなかったりしてたので、たいして長い物でもないんですが、時間がかかりました。
古事記が書かれた時代とは、こんな感じです。
↓
まだ竪穴式住居の時代。
聖徳太子よりちょっと後くらいかな。
「古事記」は、講談社学術文庫から出ている、上・中・下の三巻本です。
内容は、原文(漢文古語)を読み下し文にしたものと、それを現代語訳したもの。さらに解説もついていて、とても読み易いです。
この手の本って売れないことを見越しているのか、お値段が他の本より高いんですな。ページ数200ちょっとのくせに、840円もするんです。
そんなんだから、余計に売れないんだと説教したくもなりますが、まあいいでしょう。図書館で借りればいいんだから。
本屋に日本書紀と並んでおいてあったのですが、なんとなくこっちにしました。というのも、日本書紀は大和朝廷中心の書き方をされているという印象があったので。内容はあまり知らないんですがね。
それと、歴史云々ではなく、日本の神話をもう少し詳しく知りたかったので。
読後の感想。
意外とアッサリ。もう少し神話が書かれているかと思ったが、上巻半ばで終わり。
伊邪那岐命と伊邪那美命の関係は面白かった。神話と捉えるのではなく、男女の、もっと言えば、大和朝廷と出雲の豪族の勢力争いと捉えると面白いね。
須佐之男命について、もっと知りたかったな。凄まじい性格って印象があったので。長雨の中、たしなみつつ下りきってシーンはなかった。おかしいな。出雲風土記とか読まないとダメ?これ、その辺にある本なの?
天照大神って、一体何をした神なんだ?一番偉いはずなのに。読後もわからん。結局、暴れ狂う須佐之男命にびびって隠れて、その回りでみんながお祭りして引っ張り出されるっていう有名な逸話しか、活躍(?)シーンはなかったなような。
月夜見命なんて、名前だけ登場。
大国主命も、あの有名な因幡の白兎とプラスαくらいだな。こいつって、大和朝廷よりも偉かったっぽいね。出雲の豪族。当時は、出雲にあの世があったと思われていたらしいから、あの世の神となった伊邪那美命とこの世の神となった伊邪那岐命との争いも、大和朝廷VS出雲豪族をあらわしているっぽいな。勝手な推測だけど。こうして古事記を読んでいくと面白い。
倭武尊は神武天皇とは別人だと、これを読んで知った。同一人物だと思ってたよ。つか、あちこちで混同されて説明されているよね。熊野三社で宮司さんに聞いた逸話。「タケルが大和平定のため、伊勢から上陸した時、アマテラスの遣いで飛んできて道案内をしたのが八咫烏」ってきいたけど、古事記の中では八咫烏に案内してもらって大和平定をしたのはスサノオだったよ?
ブックシェルフで調べると、神武天皇が平定したことにになっているし。だから神武=タケルとなるのか?
無茶だな。
その他、色々と発見あり。でも、面白かったのは、上巻の神話とそれに準ずるところ。それ以降は、いまいち。
特に下巻半ばからはただの系譜と化している。
日本書紀が正史とされるのに、古事記はそれほど評価されていないのも、国に起こった個々の出来事をちゃんと記述していないからだねえ。
日本書紀。読んでみっかな。図書館で借りて。たけーし。
その前に、積読を片付けないとな。10数冊くらいありそうだし。
ほんと、本もキットも同じだねえ。
欲しいと思うと、いつ消化するとか考えず手に入れて、そのまま数年放置なんてザラ。いかんねえ。
次ぎ、いつ出会えるか分からないとか考えない方が賢明だと思うが、心がそれを分かってくれない。
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