その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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再開するにあたって、適当に作ろうとも思うのですが、どこかで誰かが私と同じようにスピットファイアが大好きで、しかしどのキットを買えばいいのか悩んでいたとしたら、少しでも情報を載せておけばその参考になるかもしれないと考え、手持ちのキットのパーツを載せてみることにしました。
写真のキットはすべて1/48です。
まずは、タミヤ版MK.Vから。
タミヤの特徴は、まずパーツが綺麗なこと。1993年発売のキットなのにもかかわらず、こんなにも綺麗です。
モールドはカッチリしているし、余計なバリなどもありません。
ただ、モールドはハセガワと比べて少し太めです。モールドのエッジがキッチリと立っているので、運河モールドという感じはないですけどね。
個人的にはこれくらいシッカリしたモールドの方が作る側としてはありがたいです。
細いほうが見た目はいいのはわかるのですが、すぐ埋まってしまうという欠点がありますし、ハセガワと比較すると太めという程度で、実際にはかなり細いですしね。
作ってみれば、多分違いは全く感じないと思いますよ。
あとは、人それぞれの好みでしょうが、パイロットフィギュアもついてくるのは嬉しいですね。
次。ハセガワ版。
ハセガワの特徴は、上でも少し触れていますが、細いモールド。
細くて精密感のあるモールドは見ていて非常に嬉しいです。
が、同時にタミヤほど金型のお手入れをしないのか、モールドが磨り減っている箇所が見られます。
ラインの中で、ガタガタとなっており深さが変わっているんですね。
あと、モールドが浅い。
細くて精密なのですが、かなり神経質なモールドなのが気になります。
バリなどはほとんどなく、表面は綺麗です。
あと、かなりマニアックな話なのかもしれませんが、ハセガワ版にはどうやら旧金型も混在しているようです。
2013年あたりに買ったシーファイアが、まさにそれでした。パーツのディテールレベルが、現在のキットよりも劣ります。
普通に出回っているキットは新金型ですが、たまにデカール替え限定版で旧版も使っているってことですね。
次。ICM版
ICMの特徴は、エンジンも再現されていること。
ここで撮っているのはMK.VIIIですが、バブルキャノピーのMK.XVIも出してくれていることでしょうか。
パーツに関しては、モールドのエッジがちょっと甘い感じです。イタレリほどダルダルって感じではありませんが、国内メーカーには全く及ばないです。
また、表面がやや梨地になっています。この辺は、北欧のメーカー共通ですね。ズベズダもそうですし。
精密感という観点から見るとハセガワ・タミヤに及びませんが、私はこのキットが好きです。
エンジン再現や翼内機銃の再現など、できることを一生懸命やった感が素敵です。
また、私はそこまで審美眼がないのでわかりませんが、実機の雰囲気を一番捉えているのがICM版だという評価もあるみたいです。特に海外で。
次は、本命。エデュアルド版です。
圧倒的な密度のディテールです。
エデュアルドが発売されるまで1/48で存在したどのキットとも次元の違うディテール表現です。
エデュアルドのキットは、どれをとっても、このディテール表現に力を入れているみたいですね。
一部では、ディテールアップパーツがメインのメーカーなのに、フルキットで出すと間違っていることが多いなんていう話も聞きますけど。
最近で言えば、Bf109Gのサイズがおかしいなんて話題になりましたね。
ちなみに、BF109Gの寸法は、翼や胴体の長さなど各部で数mm程度の差なので、実際には並べてみても分からないレベルだと私は思っております。
これを叩くのは、明らかに粗探し。重箱のスミをつつきすぎです。
フジミの1/72・F-15Eとはまったく次元の違う寸法のズレです。
したり顔をして寸法が・・・って言ってても意味ありませんよ。
寸法はガッチリ1/48だけど、ディテール表現などが微妙なキットと、寸法は少し違うけど素晴らしいディテールのキットだったら、私は間違いなく後者を選びます。
ズベズダのF型も素晴らしいスーパーキットですが、かなり作りにくいキットだと思います。おまけに、ディテール表現がやや物足りない。
そもそも、寸法もディテールもパーツ割りも全部が完璧なキットって存在するのでしょうかね?
例えば、こういうことです。
上から、ハセガワ版を基準として、タミヤ、ICM、エデュアルドの胴体パーツと合わせてみた状態。
ピンとダボがあるのでぴったりと合わせることができずどうしても隙間が空いてしまうのですが、かなり違うことがわかりますね。
タミヤとハセガワなんか、大分違う・・・。MK.VとMK.IXは、基本的に同じ外形のはずなんですが。
所詮、模型なんぞそんなもんだということです。
正確さも大事ですが、それ以上に大事なのは、模型としての格好良さであったり美しさなのだと私は思いますよ。
Bf109の話は、また作るときにでも。
タミヤかハセガワが新金型でマーリン・スピットを出さない限り、このエデュアルドが1/48では今後10年ほどは決定版であり続ける気がします。
技術を持っている大手メーカーは、どこもスピットのキットを既に発売していますし、なかなか新金型は作れないでしょうからね。
そんなわけで、今1/48でスピットが欲しいのなら、エデュアルド版を買えば間違いはないでしょう。
エデュアルドはオーバーツリー、ウィークエンド、プロフィパック、リミテッドエディション、ロイヤルクラスなど、面白い販売方法をとっていますが、基本的にはウィークエンドで充分だと思われます。
ごく一部の素晴らしい技倆と根性の持ち主がプロフィパック以上のクラスを選べばいいのではないかな。
私は技倆も根性もないのに、カラーのエッチングパーツ、フォトエッチングパーツに惹かれていつもプロフィパックを買ってしまいますが。
これ、印刷でエッチングパーツに計器盤をプリントしてくれているので、凄く精密感があるんですよね。
でも、よく考えたら、私はキャノピーは閉める派なので見えなくなってしまうということに気がつきました。馬鹿ですね。
と、ここまで書いておいてなんなんですが、私はまだ作っておりませんので、ここで書いているレビューはあくまで、パーツを精査した感覚でしかありません。
キットは実際に作ってみないとわからないことだらけです。
例えばハセガワ・タミヤのキットは、いつだってパーツの合いはいいです。
しかし、海外のメーカーはこのあたりがかなり怪しいです。
これが、海外でも日本のメーカーが愛される理由ですね。
なので、エデュアルドのキットがいかにずば抜けてディテールが素晴らしくても、パーツの合いが悪く苦労するようなら、スーパーキットの称号は剥奪となってしまうわけです。
そして、その辺のことは、まだ作っていないので、私にはわかりません。
なので、鵜呑みにしてしまわないで下さいね。
そんなわけで、次回から制作に入ります。
写真のキットはすべて1/48です。
まずは、タミヤ版MK.Vから。
タミヤの特徴は、まずパーツが綺麗なこと。1993年発売のキットなのにもかかわらず、こんなにも綺麗です。
モールドはカッチリしているし、余計なバリなどもありません。
ただ、モールドはハセガワと比べて少し太めです。モールドのエッジがキッチリと立っているので、運河モールドという感じはないですけどね。
個人的にはこれくらいシッカリしたモールドの方が作る側としてはありがたいです。
細いほうが見た目はいいのはわかるのですが、すぐ埋まってしまうという欠点がありますし、ハセガワと比較すると太めという程度で、実際にはかなり細いですしね。
作ってみれば、多分違いは全く感じないと思いますよ。
あとは、人それぞれの好みでしょうが、パイロットフィギュアもついてくるのは嬉しいですね。
次。ハセガワ版。
ハセガワの特徴は、上でも少し触れていますが、細いモールド。
細くて精密感のあるモールドは見ていて非常に嬉しいです。
が、同時にタミヤほど金型のお手入れをしないのか、モールドが磨り減っている箇所が見られます。
ラインの中で、ガタガタとなっており深さが変わっているんですね。
あと、モールドが浅い。
細くて精密なのですが、かなり神経質なモールドなのが気になります。
バリなどはほとんどなく、表面は綺麗です。
あと、かなりマニアックな話なのかもしれませんが、ハセガワ版にはどうやら旧金型も混在しているようです。
2013年あたりに買ったシーファイアが、まさにそれでした。パーツのディテールレベルが、現在のキットよりも劣ります。
普通に出回っているキットは新金型ですが、たまにデカール替え限定版で旧版も使っているってことですね。
次。ICM版
ICMの特徴は、エンジンも再現されていること。
ここで撮っているのはMK.VIIIですが、バブルキャノピーのMK.XVIも出してくれていることでしょうか。
パーツに関しては、モールドのエッジがちょっと甘い感じです。イタレリほどダルダルって感じではありませんが、国内メーカーには全く及ばないです。
また、表面がやや梨地になっています。この辺は、北欧のメーカー共通ですね。ズベズダもそうですし。
精密感という観点から見るとハセガワ・タミヤに及びませんが、私はこのキットが好きです。
エンジン再現や翼内機銃の再現など、できることを一生懸命やった感が素敵です。
また、私はそこまで審美眼がないのでわかりませんが、実機の雰囲気を一番捉えているのがICM版だという評価もあるみたいです。特に海外で。
次は、本命。エデュアルド版です。
圧倒的な密度のディテールです。
エデュアルドが発売されるまで1/48で存在したどのキットとも次元の違うディテール表現です。
エデュアルドのキットは、どれをとっても、このディテール表現に力を入れているみたいですね。
一部では、ディテールアップパーツがメインのメーカーなのに、フルキットで出すと間違っていることが多いなんていう話も聞きますけど。
最近で言えば、Bf109Gのサイズがおかしいなんて話題になりましたね。
ちなみに、BF109Gの寸法は、翼や胴体の長さなど各部で数mm程度の差なので、実際には並べてみても分からないレベルだと私は思っております。
これを叩くのは、明らかに粗探し。重箱のスミをつつきすぎです。
フジミの1/72・F-15Eとはまったく次元の違う寸法のズレです。
したり顔をして寸法が・・・って言ってても意味ありませんよ。
寸法はガッチリ1/48だけど、ディテール表現などが微妙なキットと、寸法は少し違うけど素晴らしいディテールのキットだったら、私は間違いなく後者を選びます。
ズベズダのF型も素晴らしいスーパーキットですが、かなり作りにくいキットだと思います。おまけに、ディテール表現がやや物足りない。
そもそも、寸法もディテールもパーツ割りも全部が完璧なキットって存在するのでしょうかね?
例えば、こういうことです。
上から、ハセガワ版を基準として、タミヤ、ICM、エデュアルドの胴体パーツと合わせてみた状態。
ピンとダボがあるのでぴったりと合わせることができずどうしても隙間が空いてしまうのですが、かなり違うことがわかりますね。
タミヤとハセガワなんか、大分違う・・・。MK.VとMK.IXは、基本的に同じ外形のはずなんですが。
所詮、模型なんぞそんなもんだということです。
正確さも大事ですが、それ以上に大事なのは、模型としての格好良さであったり美しさなのだと私は思いますよ。
Bf109の話は、また作るときにでも。
タミヤかハセガワが新金型でマーリン・スピットを出さない限り、このエデュアルドが1/48では今後10年ほどは決定版であり続ける気がします。
技術を持っている大手メーカーは、どこもスピットのキットを既に発売していますし、なかなか新金型は作れないでしょうからね。
そんなわけで、今1/48でスピットが欲しいのなら、エデュアルド版を買えば間違いはないでしょう。
エデュアルドはオーバーツリー、ウィークエンド、プロフィパック、リミテッドエディション、ロイヤルクラスなど、面白い販売方法をとっていますが、基本的にはウィークエンドで充分だと思われます。
ごく一部の素晴らしい技倆と根性の持ち主がプロフィパック以上のクラスを選べばいいのではないかな。
私は技倆も根性もないのに、カラーのエッチングパーツ、フォトエッチングパーツに惹かれていつもプロフィパックを買ってしまいますが。
これ、印刷でエッチングパーツに計器盤をプリントしてくれているので、凄く精密感があるんですよね。
でも、よく考えたら、私はキャノピーは閉める派なので見えなくなってしまうということに気がつきました。馬鹿ですね。
と、ここまで書いておいてなんなんですが、私はまだ作っておりませんので、ここで書いているレビューはあくまで、パーツを精査した感覚でしかありません。
キットは実際に作ってみないとわからないことだらけです。
例えばハセガワ・タミヤのキットは、いつだってパーツの合いはいいです。
しかし、海外のメーカーはこのあたりがかなり怪しいです。
これが、海外でも日本のメーカーが愛される理由ですね。
なので、エデュアルドのキットがいかにずば抜けてディテールが素晴らしくても、パーツの合いが悪く苦労するようなら、スーパーキットの称号は剥奪となってしまうわけです。
そして、その辺のことは、まだ作っていないので、私にはわかりません。
なので、鵜呑みにしてしまわないで下さいね。
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