その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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雨のせいでキットの塗装が進まないため、今回は途中になっていた72スピットの比較記事を書きます。
今までの記事はココです。
今回書くのは、老舗エアフィックスの新金型スピットです。
これ。
2年くらい前だったかな?忘れてしまいましたが、ともかく発売されたばかりのキットです。
中身の写真です。
まず、全景。
あとは個別に。
エアフィックスのキットらしく、モールドが太く深いのば特徴ですね。
こんなにハッキリとしたモールドを彫り込むメーカーは、エアフィックス以外で見たことがありません。
運河モールドと呼んでしまっても差し支えないレベルの、太くたくましいモールドです。
私は見ただけで、あそこが太いとか短いとかわかるほど審美眼はありません。
なので、このキットが、スピットの実物のスケールダウンしたものとしてどれほど正確度があるのかはわかりません。
が、そんな初心者の私からみても、まあこういう形でしょ?という感じ。
可もなく不可もなく。
このキットのトピックはむしろアウトラインとかディテールとかではなくて、プロペラが2翅のスピットが作れるってところじゃないでしょうかね?
つまり、MK,Iの初期型が作れるってことですよ。
MK1のキットは数あれど、私が知ってる限り、プロペラは3翅なんですよ。
なので、スピットの原点にもかかわらずドマイナーになってしまっているMK1の初期型が作れるキットとして貴重なわけです。
スピットマニアとしては、避けて通れるキットではありませんね。
エアフィックスと言えば、スピットの本場、イギリスのメーカーです。
つい数年前にエアモデルを始めたような小僧の私にはわからない歴史があるようで、うん十年もの間スケールモデルをやっている方々の感想を読んでみると、なんというか面白いメーカーだなと思います。
模型としてのデキを左右する部分、アウトラインとディテール。
このうち、アウトラインに関してはかなりの信頼度があるメーカーのようです。
しかし、ディテールに関してはイマイチのようですね。
そのあたりも、このスピットMK1のキットに出ているのではないでしょうか。
メーカーとして、ディテールなどに関しては「エアフィックス標準とも言うべきデキなので、手を加えたいところ」なんて書かれるメーカーってあんまりないですよね。
にもかかわらず、往年のエアモデラーには愛されているメーカーのようです。
この辺、実に面白い。
更に面白いのは、キットの精密さが時代とはあまり関係がないことですね。
エアフィックスは一度倒産しているのですが、その倒産直前、1996年に出した1/48スピットファイアMK24。このキットが当時としては恐ろしい程のスーパーキットだったわけです。
というか、今の目で見ても、48としては出色のデキです。当時のタミヤハセガワの最先端キットと同レベルかそれ以上だったのでは?
少なくとも、同じ時期にでたタミヤハセガワのスピットよりも格段にディテールが濃密です。
構造的にあまり練られていないのが、大きな欠点ですが。
しかし、そんな傑作とも言うべきスピット24(シーファイアMK46・47とコンパチキット)の発売したメーカーが、倒産から復活を果たし、ここ数年意欲的にバシバシとニューキットを出してくれているエアフィックスなわけですが、そのニューキット群はなぜかスピットMK24にまったく及ばないキットばかりなのです。
モールドなどディテールの質が、スピット24に遠く及ばないのです。
なぜなんでしょうね?
紆余曲折を経て、新金型で発売しないと売れないとわかったけども、金をかけられないってことなんでしょうか?
まあ、中にはそれなりにいい出来のキットもあります。
いつかグリフォン・スピットをやるときにでも紹介しようと思っているのですが、数年前に発売されたばかりのスピットMK22なんかは結構いい出来です。
現時点での72グリフォンスピットという括りでは決定版でしょう。
が、それ以外のキット、例えば48で出したシーファイアMK17も運河モールドでしたし、スピットMK12はモールドはおろかアウトラインも太すぎて、素人の私ですら「?」っと思ったキットでした。
とはいえ、腰が重く、なかなかニューキットを出さない国内メーカーよりは断然いいのは事実。
どんどんキットを出して欲しいもんです。応援するぜー。
今度出る1/72のHe111も良くなりそうな雰囲気ですしね。
単なる私の想像なのですが、エアフィックスのキットが近年運河モールドばかりになっているのは、筆塗りを主対象として開発しているからではないでしょうかね?
筆塗りだとどうしても塗膜が厚くなってしまってモールドが埋まってしまうわけです。
なので、運河モールドにしてそうなりづらいようにしていると。
というのは、よく塗料セットとかでエアフィックスはキットを発売するのですが、その時、筆もついてくるのですね。
これって、つまり、道具なんかをイチイチ揃えることのできない子供などに、手軽にキットを作って欲しいということなんではないでしょうかね?
価格もかなり安く流通させてますし。
エアフィックスなりに、模型の裾野を広げるための努力。
私にはそう感じてしまって、エアフィックスの運河モールドに対してあまり批判めいたことを言えない心境なんですよ。
最後に、ハセガワとの比較。
濃い目の方がハセガワ、薄くブルーっぽいのがエアフィックスです。
大体正確なようです。
いや、知りませんけども。
それにしても梅雨に入ってしまいましたね。
嫌な季節です。
ジトジトとして蒸し暑い。
しかも梅雨が明けると爽やかになるのではなく、灼熱地獄が待っているわけです。
私、夏の雰囲気は好きですが、灼熱は大嫌いです。
湿度が高いと塗装もできませんしね。
そんなわけで、エアフィックスのスピットMK1のレビューはお仕舞い。
では。
今までの記事はココです。
今回書くのは、老舗エアフィックスの新金型スピットです。
これ。
2年くらい前だったかな?忘れてしまいましたが、ともかく発売されたばかりのキットです。
中身の写真です。
まず、全景。
あとは個別に。
エアフィックスのキットらしく、モールドが太く深いのば特徴ですね。
こんなにハッキリとしたモールドを彫り込むメーカーは、エアフィックス以外で見たことがありません。
運河モールドと呼んでしまっても差し支えないレベルの、太くたくましいモールドです。
私は見ただけで、あそこが太いとか短いとかわかるほど審美眼はありません。
なので、このキットが、スピットの実物のスケールダウンしたものとしてどれほど正確度があるのかはわかりません。
が、そんな初心者の私からみても、まあこういう形でしょ?という感じ。
可もなく不可もなく。
このキットのトピックはむしろアウトラインとかディテールとかではなくて、プロペラが2翅のスピットが作れるってところじゃないでしょうかね?
つまり、MK,Iの初期型が作れるってことですよ。
MK1のキットは数あれど、私が知ってる限り、プロペラは3翅なんですよ。
なので、スピットの原点にもかかわらずドマイナーになってしまっているMK1の初期型が作れるキットとして貴重なわけです。
スピットマニアとしては、避けて通れるキットではありませんね。
エアフィックスと言えば、スピットの本場、イギリスのメーカーです。
つい数年前にエアモデルを始めたような小僧の私にはわからない歴史があるようで、うん十年もの間スケールモデルをやっている方々の感想を読んでみると、なんというか面白いメーカーだなと思います。
模型としてのデキを左右する部分、アウトラインとディテール。
このうち、アウトラインに関してはかなりの信頼度があるメーカーのようです。
しかし、ディテールに関してはイマイチのようですね。
そのあたりも、このスピットMK1のキットに出ているのではないでしょうか。
メーカーとして、ディテールなどに関しては「エアフィックス標準とも言うべきデキなので、手を加えたいところ」なんて書かれるメーカーってあんまりないですよね。
にもかかわらず、往年のエアモデラーには愛されているメーカーのようです。
この辺、実に面白い。
更に面白いのは、キットの精密さが時代とはあまり関係がないことですね。
エアフィックスは一度倒産しているのですが、その倒産直前、1996年に出した1/48スピットファイアMK24。このキットが当時としては恐ろしい程のスーパーキットだったわけです。
というか、今の目で見ても、48としては出色のデキです。当時のタミヤハセガワの最先端キットと同レベルかそれ以上だったのでは?
少なくとも、同じ時期にでたタミヤハセガワのスピットよりも格段にディテールが濃密です。
構造的にあまり練られていないのが、大きな欠点ですが。
しかし、そんな傑作とも言うべきスピット24(シーファイアMK46・47とコンパチキット)の発売したメーカーが、倒産から復活を果たし、ここ数年意欲的にバシバシとニューキットを出してくれているエアフィックスなわけですが、そのニューキット群はなぜかスピットMK24にまったく及ばないキットばかりなのです。
モールドなどディテールの質が、スピット24に遠く及ばないのです。
なぜなんでしょうね?
紆余曲折を経て、新金型で発売しないと売れないとわかったけども、金をかけられないってことなんでしょうか?
まあ、中にはそれなりにいい出来のキットもあります。
いつかグリフォン・スピットをやるときにでも紹介しようと思っているのですが、数年前に発売されたばかりのスピットMK22なんかは結構いい出来です。
現時点での72グリフォンスピットという括りでは決定版でしょう。
が、それ以外のキット、例えば48で出したシーファイアMK17も運河モールドでしたし、スピットMK12はモールドはおろかアウトラインも太すぎて、素人の私ですら「?」っと思ったキットでした。
とはいえ、腰が重く、なかなかニューキットを出さない国内メーカーよりは断然いいのは事実。
どんどんキットを出して欲しいもんです。応援するぜー。
今度出る1/72のHe111も良くなりそうな雰囲気ですしね。
単なる私の想像なのですが、エアフィックスのキットが近年運河モールドばかりになっているのは、筆塗りを主対象として開発しているからではないでしょうかね?
筆塗りだとどうしても塗膜が厚くなってしまってモールドが埋まってしまうわけです。
なので、運河モールドにしてそうなりづらいようにしていると。
というのは、よく塗料セットとかでエアフィックスはキットを発売するのですが、その時、筆もついてくるのですね。
これって、つまり、道具なんかをイチイチ揃えることのできない子供などに、手軽にキットを作って欲しいということなんではないでしょうかね?
価格もかなり安く流通させてますし。
エアフィックスなりに、模型の裾野を広げるための努力。
私にはそう感じてしまって、エアフィックスの運河モールドに対してあまり批判めいたことを言えない心境なんですよ。
最後に、ハセガワとの比較。
濃い目の方がハセガワ、薄くブルーっぽいのがエアフィックスです。
大体正確なようです。
いや、知りませんけども。
それにしても梅雨に入ってしまいましたね。
嫌な季節です。
ジトジトとして蒸し暑い。
しかも梅雨が明けると爽やかになるのではなく、灼熱地獄が待っているわけです。
私、夏の雰囲気は好きですが、灼熱は大嫌いです。
湿度が高いと塗装もできませんしね。
そんなわけで、エアフィックスのスピットMK1のレビューはお仕舞い。
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