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アサシン・降・臨!!
今回で完成です。
一言で言えば、
「今回もしんどかった・・・」。
それだけですね。
ホント、全塗装までキッチリとこなすとなると、最高レベルでの作業量を強いるプラキットだと思います(キャラクター物の中で)。アーマードコアは。
それでも、完成したときの快感はひとしお。
「頑張って良かった」。本気でそう思わせてくれるキットだと思います。
皆さん。道具と根気があるのなら、是非とも修羅の道を歩み、最後に得られるこのオルガズムを味わってみてくださいね。
さて、ACキット。やっと2体目。
こんなに頑張っても、まだ2体目。
2体目なのに、やぱり実作業は一ヶ月かかってしまうキット。
習い性なんて受け付けない。
キットごとのデザインを考えた仕上げを工夫させられるキットですね。
と言うわけで、今回のデュアルフェイスさんのモチーフは、冒頭にも書いたように、「暗殺者」です。
アサシン。黒装束を思わせる夜間迷彩で忍び寄り、背後からグサっと・・・。
デュアルフェイスさんに相応しいイメージではないでしょうか?
まあ、私がそれを具現化できたかどうかは別問題ですけどね。
さて、お約束の三面図。
いいですねえ・・・。惚れ惚れしますよ。マジで。
以前、仮組み段階で、「どちらかと言うとセレナが好みかなあ」なんて言ってましたけど、こうして完成した姿を見せられると、ググっとこっちに引き寄せられてしまいます。
何というか、変な話ですが、ってか当たり前か?
接着作業の時にばらして以降、こうして組み上げるのが初めてなんですよ。
つまり、ほとんど半月振りに、デュアルフェイスさんに再会したのですな。ずっとパーツ状態しか見てこなかったですから。
なので、塗装中も全体像が分からないままやっていたってことです。
「これで色のバランスはいいのだろうか?」
ずっと、疑心暗鬼でした。
結論から言えば、「思ったよりはいいけど、あくまでベター。ニアリーベストでもないし、ましてやベストなんて・・・」。
そういう感想ですね。
グレー部分の色をもう少し変えれば、ズンと良くなった筈です。
例えば、脚の鱗部分の色。綺麗なすみれ色ですね。
これ、本体色パープルに白を混ぜただけなんです。
これをグレーの代わりに塗っていたら・・・、まあ綺麗過ぎるのでアサシンではなくなってしまいますけどね。
そういうのもありだと思います。
では、顔周辺。
特徴的なお顔です。ガンダムでは金輪際見られないデザインの方向性。
徹底的にメカ。機械に表情など必要ない。機能だけあればいい。
そういうスタンスですね。
今回、本当はグラデーション塗装をするつもりは無かったのです。
なぜなら、ドライブラシをするつもりだったから。
ダイレクトにドライブラシの効果を体感したかったわけですね。
が!!最初に塗ったパープルがあまりにも暗すぎて、肉眼でしかパープルっぽさを確認できない。
写真だと、なんとなく変な色合いの黒でしかなかった。
これはマズイ!!ってんで、急遽、それに幾らか白を足した色を作り、それを重ね塗り。
イメージした色にかなり近くなったものの、結局はグラデになってしまいました。
が、ドライブラシの破壊力はそれすらも一刀両断しました。
ドライブラシをほとんどすべてのパーツの、ほとんどすべてのエッジに施したことで、グラデがあるのか無いのか、いまいち分からないレベルになってしまいましたね。
というか、これほど色味が全体的に変わって見えるもんだと思わなかったです。
かなり白!!
実際、ドライブラシにはホワイトを使いました。
本当ならば、段階を踏んで、元の色から段々と白っぽくしていくのが基本のようです。
が、私の目的としては、ディテールとエッジの強調がしたかったわけであり、ドライブラシによってグラデを付けたかったわけではありません。
なので、一気に強調が出来る白でやりました。
最初は金属感をだすべくシルバーでやったのですが、いまいちでしたね。
所詮は金属粒子ということでしょうか?
色が全然乗らない!!
やり方が悪いのだとは思いますが。
色々とメカ部分。
ここはメカを強調したかったのと、全体的に暗い色合いが多いので、明るめにゴールドで。
っていうか、ブラックを50%くらい混ぜたゴールドですけどね。
やっぱり、アサシンにキンキラキンは似合わないというわけで暗く。
渋めの色味を目指しました。
結果、いいアクセントになったのではないでしょうか~。
当初、塗装に関しては、セレナさんと同じくらい時間がかかる見込みでした。
そして、実際に同じくらい時間がかかりました。
っていうか、より一層かかったかもしれません。
記事回数的には、セレナ10回に対して、デュアルフェイスさんは9回ですけどね。
これは、単純に無理しただけです。
セレナさんで下地塗装、中塗りをやらない代わりに、こっちはドライブラシがある。
初体験なのでどの程度の労力がかかるものなのか分からないが、おそらく最低でも二日はかかるだろうと踏んでました。
実際に二日でやりきりましたけど、これも無茶です。最低でも三日はかけた方が、精神衛生上いいでしょう。
その他、他の誤算もありました。
上にも書いたように、パープルが濃すぎて重ね塗りしなければならなくなったり。
これは意外と省労力でできましたが。
斜に構え、尚且つアオリ。一番、ロボットが格好よく見える角度?
そういった誤算を無理で乗り越え、辿り着いた初めてのドライブラシ。
塗装を暗めの色彩にすると決めたときから、これはやろうと思っていたのですけどね。前にも書きましたが。
ずっと思っていたんです。
グラデ塗装で端に暗い感じを残すと、色の情報量が増えて面白いのは事実だ。
しかし、これはどうなんだろう?車や戦闘機などは、端が黒くなってはいない。
むしろ、光の反射で白だ!!
そんな訳で、今回はリアリティを追ってみました。
セレナさんでは「鈍い金属感」を追求しましたが、デュアルフェイスさんでは「実際にこいつがあったら」というリアリティを考えてやってみました。
なので、今回のドライブラシはウェザリングではないつもりです。あくまで「ディテールやエッジの強調」です。
結果については、皆さんのご判断に任せます。
それにしても、ドライブラシは辛かった!!
さっきも言いましたけど、二日で終わらせる作業量ではないです。
かかった時間で言えば、組み立て完了までよりもずっと重たいです。
しかも、組み立ての様に変化に富むものではないんですよね。
延々と「ゴシゴシ・・・・」。それだけ。
まさに精神修行です。
しかし、やってよかった!!この威力は素晴らしい!!
初めてでありながら、こんなに綺麗にディテールを強調できるとは思いませんでした。
最初はかなり戸惑いましたけどね。色が上手く乗らなかったり、ラインを強調できてなかったり。
筆をトントンとたたきつけるよりも、横にしてゴシゴシと擦りつける方がいいような気がします。私は。
臨戦体制で。
まあ、ドライブラシは結果として、とても面白いものでした。
が、ここにも誤算がありましたね。
グラデが消えている!!
まあ、ある程度想定通りではありましたけどね。
それでも、グラデを意識した塗装の時にこの陥穽に嵌らなくて良かったと思いますよ。
怪我の功名ではありますが、今回はグラデ塗装をしてましたしね。
それで分かったこの事実は、後に生かされるでしょう。
ってか、ドライブラすのならば、かなり強めのグラデを残したほうがいいですね。
綺麗な仕上げを目指して、気持ち残したグラデでは簡単に消えます。
まあ、綺麗な仕上げを目指す時に、ドライブラすことは無いと思いますけど。
そして狙撃!!任務完了。ターゲット消去。
もう一つ。今回のドライブラシの実験で学んだこと。
それは、「艶消し以外には使いにくい」ということです。
断定ではありません。まだ艶アリでやったことは無いですからね。
が、出来上がったデュアルフェイスさんを見ていると、艶消しだからこそ映えるのがドライブラシではないかと思います。
艶ありだったら、むしろ不自然になりそうですね。
端っこだけ色味が安定せず、他はツヤツヤ。どうなんだろう?今度、実験してみるか・・・。
漢の背中。ACは背中で物を語る。
以上、アクション終了。
ポーズが少なくてスマン。
ってか、動かしてバランスの良い体勢にするのって、かなり面倒なんですよ。
そしてそれ以上に、私自身が決めポーズを見たいと思っていないのが原因ですね。
基本的に、格好いいメカは素立ちが一番格好いいと思ってますし。特に何もしていなくても、どの角度からみても格好いい。それが秀逸なデザインの証です。
実際、私はブログにいくつかの数少ないポーズの画像を載せるため以外には、動かしてません。
セレナさんなんて、完成して一通り写真を撮った後は、1mmも動かしてませんし。
たまに手に取り、つらつらと眺めて楽しむ。激闘の日々を思い出し、悦に浸る。
それが私の、作り終わったキットの楽しみ方です。
現在、デュアルフェイスさんも、綺麗な素立ち(意外とこれって難しい)に戻して、飾ってあります。
おそらく、一生このままでしょう。
ふと思うことがあります。
一月もの間、必死になって作りこんできたキット。
この後、どれだけの間私を楽しませ、そしてどれだけの間生き残るのか?
まさか20年後も生き残っているとは思えないのですけどね。
現在、16年物のキットが、私の部屋にはありますけど。
劣化してしまうのは哀しいけど、それよりも飽きるのが先なのだろうか?
どんどんと次のキットを作っていきますし、優れたキットも次々発売されますからね。
今のところ、ACキットの造形に飽きる筈はないと信じておりますけど。
さて、色々と書いてきましたけど、実は全部戦略だったってオチで終わりにします。
デュアルフェイスさんを始めるにあたって書いたこと。
「今年最後の大輪の華」
これ。つまり、レイレナード・アリーヤのことです。
アリーヤさんを、今年最後の本気ットにしようと目論んでいます。
ですが、アリーヤさんはこれまでのACキット以上に、細かいディテールが叩き込まれています。
これ、ただ塗るだけでは目立たなくなってしまう質のものです。
勿体ないですね。
で、このディテールを強調し、よりメカメカしさを出したい。これをどう解決しようかと考えた時に思いついたのが「ドライブラシ」でした。
これを使えば、細かいディテールも強調できる筈だよなあと。
で、ドライブラシが効果を発揮するのはどういうときかと考えると、暗い色合いのときだよなあと。
こういったことから、AC第二段はデュアルフェイスにし、その塗装はこういう色彩になったわけです。
なんとなくデュアルフェイスを作ったわけでもないですし、結果的にこういう色にしたわけでもないのです。
アリーヤさんへの道しるべです。
そして、実験が終了したわけです。
デュアルフェイスさん個体として考えれば、実験は成功し、出来にはかなり満足しています。
が、ドライブラシのノウハウとしてはどうか?
難しい問題です。
まだアリーヤさんの色や仕上げの艶をどうするかまではまったく決まってないです。色すらも分からないですから。
ですが、仮に設定よりも明るくした場合。そして、艶ありにした場合。
ドライブラシはどうにも合いそうにない手法であることに気がつきました。
まあ、エッジ強調にドライブラシを使うのではなく、細かいディテールにだけ使えば、あるいは艶ありでもOKなのかもしれません。
この辺は、実験してみないと分かりませんけども、多分いけるでしょうね。細かいディテールだけなら。
さて、本文は大体書き切りました。毎度のこと、文字地獄でしたね。
お次は、恒例。キットレビューです。
○キットの造形:9点
前回のセレナさんと同じことを書きます。
10点でもいいと思ったけど、現在はそれ以上のキットがあることを知っているので、あえてこの御点で。
アリーヤやテルス。ああいった造形がありますからね。
好みの問題もありますけど、あっちの方が好きなので。
○どれだけ簡単に綺麗に作れるか度:6点
セレナさんと比べて、割と作り易い気もする。
まあ、組むだけなら、小学生にだって出来るキットですけどね。充分に親切です。
ただ、胸のシルバーのパーツは、なぜかはめ込みにくい。
ってか、はめ込みにくいパーツは、アチコチで散見される。
まあ、これはACキットの恒例行事ではあるが。
あと、全体的に、合わせ目がセレナさんよりも少ないので、パチ組みでも気にならないレベルにはなる。
毎度のことだが、パチ組みでの完成度はMGを超える。
塗装に関しては、セレナさんと同レベルの作業量。
覚悟して修羅に入るべし!!
○可動範囲:6点
上半身の可動範囲はセレナさんに劣るが、下半身では遥かに勝る。
基本的に表情を付けるには上半身などある程度動けばいいのだし(肘など90度で充分)、下半身の可動のほうが大事だ。
よって、一点アップ。
肩周辺がもう少し動くとなお良かったかも。
立ち膝は出来るけど、どうでもいいやね。
○関節・武器保持力:7点
全体的に悪くない。上半身の関節はかなりカッチリとしている。
あくまで、付属の武器を支える程度ならということだが。セレナさんはバズーカでかなり苦戦。
ただし、股関節が外れ易い。なんだか阿呆みたいに外れる。
やはり、差込が甘いんだと思う。
よって、充分ではあるがハイレベルではないということでこの御点。
○プレイバリュー:6点
これもセレナさんと同じかなあ。
組み替えをすれば8点でもいいと思うし、今後さらに遊びの幅は増えるでしょうね。
○置物的価値:10点
大変素晴らしいキットです。
作りこめば尚更。滅茶苦茶格好いいキットに変貌します。
現在、セレナさんとデュアルフェイスさん。どっちが格好いいのか分からなくなってます。
どっちも素敵!!
○総合評価:9点
今回はポリ割れがなかった。これは大きい。
やはり、ポリの色が違ったのは、改善の跡だったのだろう。
当たり前の改善ではあるが。
ともかく、今回は欠点らしい欠点が見つからない。どこをとっても秀逸。
誰にでも素晴らしいクオリティを与えてくれるキットであることは間違いない。
○お勧め度:9点
だが、これを見れば一目瞭然。スバ抜けた造形であることは分かってもらえると思う。
コトブキヤさんの熱意に感謝。
誰でも難易度でハイクオリティに到達できるというのは、模型に求められている最大の命題だが、それをここまで追求してくれたキャラクターキットはあまりない。
ガレキならハイクオリティはあるが、あれは「誰にでも」というわけには行かない。
やはりプラキットでという但し書きが付いてしまう。
そういう中で、ガレキなみのディテールを見せてくれるACキットは、誰にでも勧められるものだと確信しています。
ということでね。
今回は、ポリ割れが無かったお陰で、すんなりといきました。
良かった~。
現時点での最高を目指すという、本気ットの第二段。そしてACでも第二段に当たるデュアルフェイスさん。
実作業一ヶ月という、実に作り応えのあるキットでした。
そして、その労力に見合うだけの素晴らしいキットでした。
今回もデキには満足。やっぱり、やっただけの成果を見せてくれるキットってのは有難いぜ!!
しっかし、今回もよく遊んだなあ。
ほんと、トコトンまで模型を作ったという充実感がありますよ。
こんなに心地よい充実感を与えてくれたデュアルフェイスさんに、そしてコトブキヤさんに乾杯!!
はぁ~。楽しかった。
あとは眺めて暮らそうっと。
最後に、ちょっとだけ・・・
並べてみました。
デブとアサシン。どっちがお好み?
こうして並べてみると、デュアルフェイスさんの方が性能が高そうに見えますね。普通なら、太くてデカイ方が強そうに見えるのに。
セレナさんはどことなく古き良き旧式を思わせるデザインだからでしょうかね?
ん~、どっちも格好いいですねえ。
しっかし、両極端な仕上げだよなあ。我ながら。
同じACキットなのに、統一感がない。
まあ、始めから統一感なんて考えてないんですけどね。
デザインにあった仕上げを考えたいだけで。
セレナさんは、シルバー部はメタリックそのままだし、レッド部はメタリック透過をして金属っぽさを追求。
さらに、ほぼ艶あり(テカテカになる2歩手前でストップしましたが)のトップコート。
「新品」って感じですな。
一方で、デュアルフェイスさんは、メタリック塗料は最低限。フレーム露出部(でかいピストンとかって金色っぽく見えるでしょ?アレを狙ってみた)だけ。
装甲色はメタルを使わず、普通の塗装で。ドライブラシのお陰で、汚しまではやってないつもりだけど、少し痛み始めた感じに。
さらに、思いっきり艶消しなので、ドライブラシと相まって、思いっきり「歴戦の機体」って感じになってしまった。
ま、アサシンがモチーフだからいいかな。
しかし、セレナさんに比べて、デュアルフェイスさんはどう見ても、「血の通わない冷血漢」って感じですよね。
そこがいい!!
殺戮兵器。感情のない戦闘マシン。デスマシン?そういやサガでいたな。そんな奴が。
やっぱ、暗殺者。
そんな訳で、今日のクレスト・デュアルフェイスはお仕舞い。
今回は、早く仕上げるために、かなり無理したぜ。
また。
~追記~
今回も、セレナと同じように、高画質版をアップしてみました。
毎度のことですが、重たいので順次消します。
では、一気に。
素晴らしいキットです。マジで。
ACキットがこれからもドンドン発売されて、もっともっと一般的になって、上手な人が上手い作例をネットに載せてくれたらなあ・・・。
今一番の悩みどころってこれなんですよ。
素組みでのクオリティが高いもんだから、ほとんどの人が部分塗装だけで満足してしまって、全塗装する人がほとんどいないと。
なので、AC的塗装の妙というものを、上手な人から盗めないのが困り物です。
全部、自分でアイデアを調達するしかないですからねえ。
まあ、他のキットからでもアイデアは盗めますけど。
しかしなあ~。ガンプラ作っている上手い人は沢山いるのに、そういう人はガンプラの塗装や改造には情熱を燃やすけど、ACキットには手を出さないってのはどうしてなんだろう?
有名ではないから?
デザインが複雑だから?
あれだけ上手いんだから、デザインなんて選ばずにいいものが出来るでしょうに。
みんな。ACキットを作ろうぜ!!
なんか、かなり元ゲームのCGムービー登場機体っぽい感じに演出塗装が効いていますね。
原作では真っ黒クロ助なのですが、やはりディティール勝負のキットとなると、キレイでかつオトコ気のある色の方が断然見栄えがいいですね。
しかしパープルとは・・・。これは発見ですね。ずっとガンメタ作例しか見たこと無かったので(完成しても誰も塗ってないみたいで)。
いいモデルは素立ちが一番。オトコは黙って立つのみ。それだけで絵になる。
今回はドライブラシを主にやられたとの事で・・・。前回と逆のスタンスですね。
セレナさんはツヤ装甲にたいし、デュアルフェイスは渋い“実戦”の匂いのする装甲。
じつは、このデュアルフェイスって、原作では傭兵ACの中ではダントツに強いエースという設定です。乗り手の「ジノーヴィー」は、続編ゲームにて偽者が登場するほどの伝説的AC乗りです。そんなACだからこそ、実戦で戦い抜いた装甲が似合う。実にイイ。
因みに、ACキット第一弾で登場した「ミラ-ジュ。ガイア」は、オラクルという名前で原作に登場します。AC乗りとしては新入りという設定なのです。でも機体センスは原作中ではピカイチかも(笑)
デュアルフェイスとセレナ。まったくスタンスが違いますが、違う企業による機体設計とのことです。かたや直線主体の「クレスト工業」製、かたや曲線主体の「ミラージュ社」製。
さらに重量級と中量級ということで、全く違う世界のメカに見えるのではないでしょうか。
因みに、そんな全く違うデザインにも関わらず、どちらも河森正治さんがデザイン担当をしています。
>ACキットには手を出さないってのはどうしてなんだろう
やっぱり原作がマイナーなため、思い入れが無いからではないでしょうか。
やはりどんなにSEEDにおいてスタンスを逸脱してしまっても、「大河原さんのデザインのプラモを買ったほうがまだいい」というガンダムファンは多いですし、
特にAC4のようなデザインでも、「この機体って~のパクリだろう」と、ガンダム以外というのは結構パクリ基準で見られてしまっているところが多いみたいです。
また、「バンダイ以外は組みにくい」、「そもそもガンダム以外のロボットは興味無い」「ロボットではなくガンダムが好きなだけ」というファンが、今のガンプラを支えている人の半分近くを占めているのではないでしょうか。
私や無礼部員1様のような「作って楽しみたいから」という方より、「アニメ・ゲームが好きだから」という気持ちでガンプラを支えている人が多い気もします・・・。
だから、売り手も版権美少女フィギュアを安定して売り込んでいられているのではないでしょうか。
んー、ACキットが仮にガンプラブームと同じくして出ていたら、ひょっとしたらACに人気が出ていたかも。あの頃はアニメよりもキットで遊ぶ子供たちに人気が出たみたいですし。
やはり、ACは手強い・・・
でも、やりぬいた時のカタルシスもまた大きいんですよね。
まだMGを全塗装で作ったことはありませんが(現時点で最後のMGは一年前か・・・)、ACに比べれば数段は楽でしょうし。
ACは全パーツを塗装しなくてはなりませんが、MGはフレームがパーツの1/3(半分?)くらいがありますからね。
パーツ数が同じくらいでも、かかる労力の桁が違うと。
>いいモデルは素立ちが一番。
同感です。無理に派手なポーズを付けても、どこか違和感があるんですよね。
格好よさって、そういうもんでもないんじゃないの?と。
ドライブラシ。
面白いのですが、ひたすら同じ作業を続けていくのが辛いところですね。
特に、ACは面構成やらディテールが煩雑ですから。
しかも、艶消しを先に吹いたほうが、おそらくはエナメルが乗りやすいんですよね。
それを考えると、アリーヤさんには向かないかも・・・。
現在、アリーヤさんは艶ありの方向に行きそうなので。
ジノーヴィー。
なるほど、そういう設定もあるのですね。
方向として真逆なのでしょうが、キットを作っていると、そういう設定にも興味が湧いてきますね。
むしろ、設定を知っているほうが、色々と妄想をしながら作れて楽しいかも。
嗚呼!!アーマードコア4がやりたひ・・・
以前、コスオルモスさんが教えてくれた後、もう一度模型誌を立ち読みしたんですよ。
そこに出ていた真っ黒のデュアルフェイス。格好よかったなあ・・・。
既に塗装の方向性を決めていたので諦めましたが。
現在、デュアルフェイスさんに関しては(セレナさんも)、目一杯やったという感じなので当分ないでしょうが、もう一度作る機会があったら、ああいう風に塗ってみようかと思います。
ガイアも格好いいですよね~。作りたいんですよ。
ってか、ACキットはみんな作りたいのです。
が、ACは一個一個が極端に重たいので、かなりの覚悟が必要になってしまいます。特に塗装は。セレナもそうでしたが、今回も相当の気合いが必要でした。
「やるぞ!!」というね。
まあ、順繰りに作るしかないですね。
でも、そんなことを言っていると、新しいACキットが出てしまって、ループ。
メビウスの輪か!!
作りたいキットが常にあるってのは、模型野郎としては、とても幸せなことなんですけどね。
河森正治さん。凄いですよね。
あらゆるラインを使い分けられるという・・・。
出渕さん的な曲線主体から、直線的なカトキさんぽいラインまでこなすと。
稀有なメカデザイナーだと思います。
思い入れ。
私のように、原作なんぞまったく知らなくても、魅力的なメカを作りたいって人間はマイナーなのでしょうね。
ただ、造形美を楽しみたいだけってのが、私がキットを作る理由です。
ってか、ACをパクリって!!
ほとんどイチャモンの世界ですねぇ、それは。
メカデザインの中で私は、
「ガンダム・ボトムズ・マクロス・FSS・そしてAC」
この5種類が、最もオリジナリティが高いと思ってます。
すべて独自の方向性を持ち、どれにも似ていないと確信しています。
ガンダムは種類が多く出過ぎ、また有名になりすぎて以降にガンダム的デザインが山ほど出てしまったので、どこにオリジナルがあるのか判り難くなってしまっていますが。
最近のガンダムはその弊害がもろに出てしまって、SEEDではアレになってしまったと思っています。
ACは、ファーストやZの時代のガンダムデザインに匹敵するかそれ以上に、高いオリジナリティを持っていると思いますね。
完成度に至っては、勝っていると。まあ、時代というものがありますから、一概にACのほうが優れているとは言えないのですが。
ACは、今だから成立し得たデザインだと思ってますし。リアリティとイメージの融合という。
大人になってから出会ったデザインで、写真で見ただけで強烈に物欲を刺激され、「これの立体物が欲しい」と、私に思わせたモノって、FSSとACくらいのものです。
ガンダム系では、ほとんどありませんね。
大好きなEx-Sだって、遥か昔のデザインですし。
他は「なんとなく作ってみたい」といった程度で。
しかし、どこが何に似ているんだろう?
私の頭の中のデータでは、検索不可能ですね。
組みにくいってのが理由ならば、「ガンプラであろうがなんであろうが、わざわざ模型を作るなよ」というしかないですね。ハイコンでも買っていればいいさと。
普通に組めますからね。ACでも。親切なもんですよ。合わせ目だってできる範囲で見えなくしているし、色分けだって極限までこなしているし。
ガンダム以外に興味がない。
これは多いと思います。特に、出戻り世代。
人間って結局は、何にも考えなくてもいい状態を好むものですからね。
自ら能動的に動いてまで、新しい物を知ろうとは考えないんですよね。
慣れ親しんだガンダムから抜け出したくないんだろうなあと。
勝手知ったる世界から出たくないんだろうなあ。
・・・勿体ない。
格好いいから立体物が欲しい。それを作りたい。自分なりの足跡をキットに残したい。
根源として、模型ってそういうもんだと思うんですけどね。
ガンプラブームに出ていたら・・・。
私もそれをよく考えます。
まあ、ありえないんですけどね。こういう緻密で精緻なデザインは、現在だからこそ描けるわけですし、キット化できるわけですから。
でも、そういう時代になにか端緒があったとしたら、やはり根強く残るものがあったでしょうね。
スケールモデル的技術の投影という意味では、ガンダムよりも向いた素材ですし。
続編は出ずとも、ボトムズやダンバイン、マクロス(続編出てるけど)がまだファンを残しているように。
これから先、どれくらいACが続くのか分かりませんけども、10年続けば、きっと現在のように模型好きだけが作るキットではなくなるかもしれませんね。
コトブキヤさんには粘り強く、シリーズ展開をしていって欲しいものです。
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