その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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「花田少年史」
点数:7点
寸評:無駄にシリアスではないところが素敵。
さて、花田少年史です。
これ、漫画でしたよね?人との待ち合わせ時に、なんとなくコンビニで立ち読みしたのが、そもそもの出会いでした。
って、出会いっていうほどのことはないんですけどね。
その後、見かけるたびに立ち読みしていた程度で。
で、漫画ですが、最高に愉快な漫画です。
なんというか、クソガキどもがちゃんと描けていて楽しいです。ノリもいい具合にギャグですしね。
その辺のノリは、映画もちゃんと引き継いでいます。
雰囲気としては、こち亀がたまにやるノスタルジック・ハートウォーミング・ストーリーに近かったですね。
で、映画になるって聞いたとき、興味があったんですが、面倒だったので見に行きませんでした。
それがこのたびTVで放送されたので、漸く見ることが出来ました。
漫画のストーリーをそのまま映画にしたのかはわかりませんけども、少なくとも漫画でよかった部分はすべて引き継いでいると思います。
主人公。まさにクソガキ。ガキ大将といった感じで、こういうガキが出てくると安心しますね。
ガキはこうでなくっちゃと。
子供はおとなしくなってはいけません。暴れまわって、山ほど無茶をしろと。
お勉強やらは高校生になってからしなさいと。ガキの頃は、ひたすら元気一杯に暴れまわってなさいと。
鳩尾ズキンだったのが、ヒロインとも言うべき、幽霊のネーチャン。
もう、いいです。こういう女性は好きです。安藤希さんというようです。調べました。
なんというか、雰囲気がいいですな~。
喋り方もいいですな~。
うーん。彼女となんとかならんものか・・・。
さて、この映画。基本的に馬鹿映画です。
が、同時にハートウォーミングです。
私、泣きました。こういう人の愛情をしっかり描く映画って好きです。「お前は独りじゃない。だから頑張れ」と。
粘液質な描き方ではないところも好感が持てます。
セリフをもう少し・・・って所がありますけどね。邦画の欠点で、セリフが決定的に格好悪い。直截的すぎ。
臭いことを言いたくはないですが、人って「生きている」のではなく、「生かされている」んだと思うんです。
そういうことを、鼻で笑ってしまう下らないノリに紛らせて描くってのは、ライターに力量があるからできることだと思います。
同じようにハートウォームを狙った「三丁目の夕日」がどこか鬱陶しさを感じたのとは対照的ですね。
「俺があんたの息子~」
「なにショックを受けてんだ、今更」
キャラも面白いですね。肝っ玉母ちゃん(漫画だと、思いっきり不細工だった)に、頼りないが切れやすい父ちゃん。いい加減なジイチャン。ドライな姉ちゃん。
姉ちゃんの出番がちょっと少なくて残念でしたけどね。もう少し、クソガキと姉ちゃんのかみ合ってない絡みを見てみたかった。
しかし、阿呆で頼りなさそうな父ちゃんの優しさ。いいですね。
男の優しさって、ああいうものですからね。なんつーか、判りにくいというか理解されがたいというか。
後になって、ボディブローの様に効いてくるもんです。
ヒロイン。親に捨てられ、少年の両親に少しの間面倒を見てもらったことを、いまだ感謝している人ですね。
ホント、子供を捨てるってことが信じられません。子供ほど心洗われる存在はありませんよ?
どうしようもなく身勝手で頭は悪いですが、愛情はちゃんと理解し、態度で示しますからね。
自分を守るため理屈を捏ね回し、人を信じようとしない大人なんぞより、遥かにまともです。
しっかし、この映画みたいに、ガキが元気一杯のお話に私は弱いです。
ほのぼのしてしまって、細かい欠点を許してしまいます。
なんにせよ、こういう映画をもっともっと作って欲しいですね。邦画は予算が少ないのですから、CGやら爆発シーンなんぞ必要のない、シナリオで勝負する映画を。
ついでに、
http://www.vap.co.jp/hanada/main_s.html
ここで、TVアニメ版のダイジェストが見られます。
私、これだけでボロボロに泣いてしまいました。駄目ですなあ。こういうお話。どうにも・・・
~追記~
まずこれを。
http://www.youtube.com/watch?v=l2gb_qOrdqc
初めて知ったよ。P献金なんて。
腐ってるなあ、世の中。
世の中でちゃんとしたことをしているのは、マイナーな存在でしかない。
まあ、常にそうなんだけどさ。
ってか、ダイサク、消えろ!!
幸運にも学会の人は私の知り合いにはいないのですが、色々と噂は聞いてますからね。
曰く、友達にダイサクビデオを見せて、しつこく勧誘するとか。
社会に浸透していくという意味では、麻原よりも遥かに賢いやり方ですけど、世の中を腐敗させる負の力はダイサクの方が上だよね。
しかも、ラジオを聴いていると分かりますけど、こういうシステムとしての腐敗を、政治の梃子にしているのが政治家なんですよね。
ダイサクだの麻原だの、宗教でのさばっている連中ってのは、どいつもこいつも腐りきってますよ。
こんな奴らのいうことを信じる人がいるてのが、私には理解の外です。
衆愚とは、こういうところから始まるんですよねえ。
そういえば、現代人が考えるよりも圧倒的な技術力と文化を持っていた大ギリシア文明が衰退した理由も、デマゴーグによる衆愚でした。
今の日本に自浄作用はあるのでしょうかね?
一人一人が知識を広げ、経験を積み、批判力と寛容性を磨かなければならないんですけど・・・、そういう教育すらしない方向に持っていっているからなあ。今の政治って。
ゆとり教育反対!!
最近は、文部省の官僚も、これが失敗だったと気が付きつつあるみたいですけどね。
やる前から分かれよ!!
今まで何度も書いてますが、知識は絶対善です。知識がなければ、人間は何にもできません。
が、知識だけではこれまた無意味です。
知識は所詮知識でしかないからです。
知識と経験を融合させて知恵を持たなければ、人は人たる意味はないと思うんですよ。
「賢者は歴史から学び、愚者は体験から学ぶ」
ビスマルク大先生のお言葉ですが、こと政治に関して言えば、これはある程度正しいです。
が、人間として考えれば、このお言葉は大嘘になりますね。
これが本当ならば、大学教授が最も優秀な実働部隊になってしまいますから。
実際はどうでしょう?教授なんぞ、理論を弄ぶだけの、ただの阿呆ですね。
経験がなく、同時に知恵を持っていないからです。
知恵とは個人で獲得するものです。体得するものです。
教えられればOKというものではないですからね。
ディスカッション。欧米などでは必ずある授業形態ですね。
これを日本でも取り入れろよと。
ディベートなんていうただの話術などどうでもいいから、判断するという根本を叩き込めよと。
議論するには知識は絶対に必要で、知識から何某かの答えを導くには経験が必要なんですよ。
そういう思考方法を、なんで教えようとしないのかなあ?
中国って凄い国ですよね?
文明発祥の地の一つですから、日本が竪穴式住居をシコシコと作り、野兎を追いかけていた頃から、彼の地では「孫氏」だの「韓非子」だのという、現代ですら通用する凄まじいものがあったのです。(これらの書物は、一回は読んでみることをお勧めします)
それがなんで、現在では衰退してしまっているのか?
ただのパクリ王国になってしまったのはなぜか?
簡単です。
教育が「知識偏重」になりすぎたから。
昔の科挙が由来ですよね。
ひたすら知識。意味分からないほどに知識を試し、知識を持っていれば、それは賢い人と見做す。
これ、中国だけではなく、韓国も台湾も同じです。
この影響が、日本にも根強く残っているのですね。
知識だけを重んじるから、前例至上主義になり、進歩もなくなる。
だから、中国は衰退したわけです。勿論、これだけではなく儒教の影響もありますけどね。
いずれにしろ、知識と実践を丁度良くミックスさせた教育をすべきではないでしょうかね?
それほど難しいことではないはずですよ?お偉いさん?
点数:7点
寸評:無駄にシリアスではないところが素敵。
さて、花田少年史です。
これ、漫画でしたよね?人との待ち合わせ時に、なんとなくコンビニで立ち読みしたのが、そもそもの出会いでした。
って、出会いっていうほどのことはないんですけどね。
その後、見かけるたびに立ち読みしていた程度で。
で、漫画ですが、最高に愉快な漫画です。
なんというか、クソガキどもがちゃんと描けていて楽しいです。ノリもいい具合にギャグですしね。
その辺のノリは、映画もちゃんと引き継いでいます。
雰囲気としては、こち亀がたまにやるノスタルジック・ハートウォーミング・ストーリーに近かったですね。
で、映画になるって聞いたとき、興味があったんですが、面倒だったので見に行きませんでした。
それがこのたびTVで放送されたので、漸く見ることが出来ました。
漫画のストーリーをそのまま映画にしたのかはわかりませんけども、少なくとも漫画でよかった部分はすべて引き継いでいると思います。
主人公。まさにクソガキ。ガキ大将といった感じで、こういうガキが出てくると安心しますね。
ガキはこうでなくっちゃと。
子供はおとなしくなってはいけません。暴れまわって、山ほど無茶をしろと。
お勉強やらは高校生になってからしなさいと。ガキの頃は、ひたすら元気一杯に暴れまわってなさいと。
鳩尾ズキンだったのが、ヒロインとも言うべき、幽霊のネーチャン。
もう、いいです。こういう女性は好きです。安藤希さんというようです。調べました。
なんというか、雰囲気がいいですな~。
喋り方もいいですな~。
うーん。彼女となんとかならんものか・・・。
さて、この映画。基本的に馬鹿映画です。
が、同時にハートウォーミングです。
私、泣きました。こういう人の愛情をしっかり描く映画って好きです。「お前は独りじゃない。だから頑張れ」と。
粘液質な描き方ではないところも好感が持てます。
セリフをもう少し・・・って所がありますけどね。邦画の欠点で、セリフが決定的に格好悪い。直截的すぎ。
臭いことを言いたくはないですが、人って「生きている」のではなく、「生かされている」んだと思うんです。
そういうことを、鼻で笑ってしまう下らないノリに紛らせて描くってのは、ライターに力量があるからできることだと思います。
同じようにハートウォームを狙った「三丁目の夕日」がどこか鬱陶しさを感じたのとは対照的ですね。
「俺があんたの息子~」
「なにショックを受けてんだ、今更」
キャラも面白いですね。肝っ玉母ちゃん(漫画だと、思いっきり不細工だった)に、頼りないが切れやすい父ちゃん。いい加減なジイチャン。ドライな姉ちゃん。
姉ちゃんの出番がちょっと少なくて残念でしたけどね。もう少し、クソガキと姉ちゃんのかみ合ってない絡みを見てみたかった。
しかし、阿呆で頼りなさそうな父ちゃんの優しさ。いいですね。
男の優しさって、ああいうものですからね。なんつーか、判りにくいというか理解されがたいというか。
後になって、ボディブローの様に効いてくるもんです。
ヒロイン。親に捨てられ、少年の両親に少しの間面倒を見てもらったことを、いまだ感謝している人ですね。
ホント、子供を捨てるってことが信じられません。子供ほど心洗われる存在はありませんよ?
どうしようもなく身勝手で頭は悪いですが、愛情はちゃんと理解し、態度で示しますからね。
自分を守るため理屈を捏ね回し、人を信じようとしない大人なんぞより、遥かにまともです。
しっかし、この映画みたいに、ガキが元気一杯のお話に私は弱いです。
ほのぼのしてしまって、細かい欠点を許してしまいます。
なんにせよ、こういう映画をもっともっと作って欲しいですね。邦画は予算が少ないのですから、CGやら爆発シーンなんぞ必要のない、シナリオで勝負する映画を。
ついでに、
http://www.vap.co.jp/hanada/main_s.html
ここで、TVアニメ版のダイジェストが見られます。
私、これだけでボロボロに泣いてしまいました。駄目ですなあ。こういうお話。どうにも・・・
~追記~
まずこれを。
http://www.youtube.com/watch?v=l2gb_qOrdqc
初めて知ったよ。P献金なんて。
腐ってるなあ、世の中。
世の中でちゃんとしたことをしているのは、マイナーな存在でしかない。
まあ、常にそうなんだけどさ。
ってか、ダイサク、消えろ!!
幸運にも学会の人は私の知り合いにはいないのですが、色々と噂は聞いてますからね。
曰く、友達にダイサクビデオを見せて、しつこく勧誘するとか。
社会に浸透していくという意味では、麻原よりも遥かに賢いやり方ですけど、世の中を腐敗させる負の力はダイサクの方が上だよね。
しかも、ラジオを聴いていると分かりますけど、こういうシステムとしての腐敗を、政治の梃子にしているのが政治家なんですよね。
ダイサクだの麻原だの、宗教でのさばっている連中ってのは、どいつもこいつも腐りきってますよ。
こんな奴らのいうことを信じる人がいるてのが、私には理解の外です。
衆愚とは、こういうところから始まるんですよねえ。
そういえば、現代人が考えるよりも圧倒的な技術力と文化を持っていた大ギリシア文明が衰退した理由も、デマゴーグによる衆愚でした。
今の日本に自浄作用はあるのでしょうかね?
一人一人が知識を広げ、経験を積み、批判力と寛容性を磨かなければならないんですけど・・・、そういう教育すらしない方向に持っていっているからなあ。今の政治って。
ゆとり教育反対!!
最近は、文部省の官僚も、これが失敗だったと気が付きつつあるみたいですけどね。
やる前から分かれよ!!
今まで何度も書いてますが、知識は絶対善です。知識がなければ、人間は何にもできません。
が、知識だけではこれまた無意味です。
知識は所詮知識でしかないからです。
知識と経験を融合させて知恵を持たなければ、人は人たる意味はないと思うんですよ。
「賢者は歴史から学び、愚者は体験から学ぶ」
ビスマルク大先生のお言葉ですが、こと政治に関して言えば、これはある程度正しいです。
が、人間として考えれば、このお言葉は大嘘になりますね。
これが本当ならば、大学教授が最も優秀な実働部隊になってしまいますから。
実際はどうでしょう?教授なんぞ、理論を弄ぶだけの、ただの阿呆ですね。
経験がなく、同時に知恵を持っていないからです。
知恵とは個人で獲得するものです。体得するものです。
教えられればOKというものではないですからね。
ディスカッション。欧米などでは必ずある授業形態ですね。
これを日本でも取り入れろよと。
ディベートなんていうただの話術などどうでもいいから、判断するという根本を叩き込めよと。
議論するには知識は絶対に必要で、知識から何某かの答えを導くには経験が必要なんですよ。
そういう思考方法を、なんで教えようとしないのかなあ?
中国って凄い国ですよね?
文明発祥の地の一つですから、日本が竪穴式住居をシコシコと作り、野兎を追いかけていた頃から、彼の地では「孫氏」だの「韓非子」だのという、現代ですら通用する凄まじいものがあったのです。(これらの書物は、一回は読んでみることをお勧めします)
それがなんで、現在では衰退してしまっているのか?
ただのパクリ王国になってしまったのはなぜか?
簡単です。
教育が「知識偏重」になりすぎたから。
昔の科挙が由来ですよね。
ひたすら知識。意味分からないほどに知識を試し、知識を持っていれば、それは賢い人と見做す。
これ、中国だけではなく、韓国も台湾も同じです。
この影響が、日本にも根強く残っているのですね。
知識だけを重んじるから、前例至上主義になり、進歩もなくなる。
だから、中国は衰退したわけです。勿論、これだけではなく儒教の影響もありますけどね。
いずれにしろ、知識と実践を丁度良くミックスさせた教育をすべきではないでしょうかね?
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