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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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「アルマゲドン」

点数:6点
寸評:これはコメディである。

さて、全米NO1ヒットらしいアルマゲドン。この間TVでやってましたね。
有名な映画であり、TVで何回も放送されていることから、ご覧になった事のある方も多いと思います。

昔々、私がファミレスでバイトしていたとき、ある女の子がこう言ってました。
「最後にお父ちゃんが恋人の代わりに自爆するところは、ボロボロに泣いた」
私はこれを聞いて大笑いしてしまいました。
「あの展開。自爆する人を籤引きで決めようと言い出したきから、読めたでしょ?俺は予想通りの展開になって大爆笑だったけどな」

実際、映画公開に先立つ、有名人ばかり集めた試写会では、このシーンは失笑を買ったとか何とか。
あの映画の一番の見所である筈のところを、私の様な読書ズレしている人間は先読みできてしまうわけです。
読書が理由かは分かりませんけど、個人的体験では、読書をしてない人ほど、見え見えの伏線から展開を読めないものです。

とまあ、これだけでレビューを終わってしまってもいいのです。ハイライトがあの程度ですから。
が、もうちょっとだけ続けます。

先に長所を書いてしまいましょうかね。

○CGが綺麗である。
○セリフのやり取りにセンスがある。
○ベン・アフレックは、ああいうキャラには打って付けの俳優であり、いいキャスティングである。

それだけでしょうかね。
セリフが一番大きな長所だと思います。

「このカウンセリングが終わった後、抱きしめてくれたりするかな?」

あのデカ物が泣きながらこういうことを言うのは笑えます。
他にも、

「今後、生涯ずっと税金を免除してくれ」

そんな要求をするところは素晴らしいです。私も、これはいいアイデアだと思いました。功労者には税金免除。
国民栄誉賞なんぞよりもずっと嬉しいです。

CG云々ってのは、基本的には映画の質と関係のないものですね。
最近はゲームでも無駄に高画質とか綺麗なCGとかを売り文句にしますが、必要充分のグラフィックさえあればいいのです。

さて、欠点はというと、数え切れないほどあります。

○アクシデントが、基本的に唐突。
だからアクシデントってんだよ!!って言わないで下さい。最後まで聞いてください。
燃料補給に使った基地がぶっ壊れてしまったり、スペースシャトルが墜落したり、地割れが起こったり、その他色々。
アクシデント自体は唐突に起るのが普通です。が、その解決方法がまったくできてない。これが問題です。
スペースシャトルが墜落したのはいいですが、死ぬと困る人間は生きている。道具も壊れていない。
だが、物凄く長い地割れを飛び越えた時、スラスター故障が根拠もなく直るのは頂けない。
強引な穴掘りをして、「俺を信じろ」ってベンが言うだけなのに、簡単に成功してしまうのも駄目。

問題が起こって、その解決方法がどれも納得できないんですよ。
なんだか知らんけど、上手くいきました。そればっかり。見ていて退屈です。

○隕石に穴を開けるだけなのに、石油掘りが必要になるってことに納得がいかない。
そんなもの、基本的には機械を動かせればいいだけのことで、地層とかを見分けるプロが一緒にいればいいだけです。
映画では訓練する時間がないってことを言い訳にしていますが、そんなに大層な訓練をする必要のある機械なぞ、そうそうありません。
石油掘りを宇宙に出せるよう訓練する方が、よっぽど難しいはずです。

○必死になって感動させようとする。
最後のシーンですね。この映画の最大の欠点です。
感動させるために、ああいう展開にしましたってのがバレバレで、ウンザリしてしまいます。

何度も書いてますけど、小説、映画。なんでもそうですが、シナリオに一番重要なのは説得力です。
どうしてこうなるのか?それをちゃんと理由付けしていなければならないんです。
そうでないと、どうしても違和感が出てしまいます。

これは、上のアクシデント解決方法にも言えることですね。
必死な様子に見せたいからアクシデントを用意した。それだけ。
解決方法とか、その後の展開のことは全然考えてないのが見え見えです。

要するに、この映画。根本的な欠点を持っている映画だと思います。
が、コメディとしてみれば、悪くありません。長所に上げた「セリフのやり取りのセンス」が生きてきますし、説得力のなさもそれほど気にならなくなります。

よって、ちゃんとしたお話としてではなく、Mr.ビーンみたいにいい加減なコメディとしてみれば、それなりに良作映画です。
多くを求めず、おおらかな気持ちで、笑いながら見る映画としては、この映画はお勧めできますよ?

ちゃんとした映画なら、そして同じ宇宙物なら、以前紹介したこれまた有名な映画である、「アポロ13」をお勧めします。
実写映画では、最高傑作だと思っております。

そういえば、劇中に「カプコン」のロゴが出てました。意外と目立たない箇所ですが。
なんだってカプコンが?CG作成に協力したとか?

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映画とホビージャパン。
アルマゲドン。
見た時はリア中だったのでまったくおかしいとは思いませんでした(爆)
なのに小学生のころに見た「アポロ13」もすごく感動的な作品という思い出になっていたりと・・・。
正直、映画に関しては無邪気すぎたんでしょうか、私(笑)
アポロ13はまた見てみたいですね。ジム・ラベル船長の「愛する家族のために地球へ絶対に帰る!」という魂をふたたび見たい。

そういえば、アルマゲドンと似た作品に「ディープインパクト」というのもありますよね。あれ、公開時期がものすごく近かったという非遇の作品ですが・・・。


話は変わるのですが、「ホビージャパン」という模型雑誌にて、コトブキヤACキットの関係者対談が載っていました。これからのACキットの展開とか、どういう経緯であのキット化を決めたのかとか、そういう内容で、
最後にアンケート用紙が付いていました。
「次のAC4登場機はどの企業機がいいか」だそうで・・・。

読者及びキット購入者の意見を次回作のチョイスに反映させるみたいです。ノリ企画などではなく、本当の公式企画だそうです。

空 気 読 み す ぎ (笑)

もし無礼部員1様が今月号ホビージャパンを購入されるときは、投票されると面白いかも・・・。

参考に、AC4登場機の一覧のあるHPを載せときますね。

http://www.armoredcore.net/ac4/world/index.html
コスオルモス URL 2007/11/01(Thu)23:25:43 edit
返信が遅くなりました・・・
二重投稿なんぞ、気にしないで下さいね~。

アルマゲドン。
なんだか、問題の解決方法が全部唐突なんですよねえ。
ってか、解決って言わないような。ただなんとなく上手くいったってだけで・・・。
まあ、人それぞれの感じ方でいいんだと思います。
初見の年齢などもかなり大きな要素になりますしね。

ディープインパクト。
あれも変な映画でしたねえ。
隕石が降ってくる!さあ大変だ!!なんて言ってた割りに、いざ衝突したら地球滅亡なんぞ遠い世界の被害規模で、たいしたことなかったり。
劇中の中学生の男の子と女の子が「結婚しよう!!」なんて言ってたのも、はぁ?って思ってしまいましたし。
結婚で命を買うってありか?と。しかも、結局シェルターに入れなかった割に、普通にみんな生き残っているし。

アポロ13は、実写映画の中ではベストだと思ってます。
「これは奇跡じゃない。人間の選択だ」
至言だと思っております。

BSとかでノーカット字幕で放送してくれないかと思っているんですが、なかなか・・・。
カットされた吹き替え版なら持ってるんですけどね。ビデオテープで。

アンケート。
いいですねえ。男気がありますねえ。コトブキヤさん。
ホビージャパンをざっと眺めた時に、インタビューという文字が見えたんですが、急いでいたので文章は読まず、クレストの改修作例の写真しか見れませんでした。

上記のサイトで確認しての感想。

「全部欲しいって選択肢はないんですか?」

全体図がいまいち見えないのですが(確かホビージャパンに設定画が載ってましたよね?それはチェックしました)、イクバールグループのを出して欲しいかなあ。
でも、BFFグループのデザインも滅茶格好いい。
ローゼンタールも捨てがたい。
GAのはあまり好みではなかったのですが(四角すぎて)、立体として見れば、おそらく面白いデザインだと思うんですよねえ。
う~ん。

選べません!!

こういう企画を真面目にやってくれるってことは、我々が思っている以上にACキットは支持されているってことかもしれませんね。
バンダイですら及び腰で、なんとかガンダムしか出さない状態ですし。
ま、この辺は挑戦的な姿勢の有無の問題かもしれませんけども。

このままずっと、ACキットが出続けてくれると、私は大変嬉しいです。
ネタがそんなには続かないかもしれませんけど(パーツ被りが多くなったりして、数がはけなくなったり)、二ヶ月に一個、いや三ヶ月に一個でもいいですから、こういう秀逸なデザインと造形を併せ持った、貴重なキットをリリースし続けて欲しいです。

私もお財布が許す限り、応援するつもりです。
【2007/11/02 23:56】
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