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今回で、長きに渡ったズゴックEさんの制作記もお仕舞いです。
長いといっても、ズゴックEさんに時間がかかったのではなく、アリーヤさんに時間がかかり、アラレちゃんのファンタジードラゴンさんを繰り上げて作ったが故に、遅くなっただけなんですけどね。
何だかんだ言っても完成した喜びは同じです。
さて、今回のズゴックEさんは、色々と実験的要素を盛り込んでみました。
1:同系色の三段階グラデの効果
2:パール塗料の艶消しは是か非か
3:初めてのウォッシングとドライブラシの共用
こんなところですかね。実験は。
まず、1から言うと、以前にも言いましたけど、わざわざ調色しての三段階グラデをする必要は無いかなって気がします。
二段階グラデでも吹き付け方に依っては、ほとんど同じようになります。経験的にですけどね。
もしかしたら、もうちょっとましなやり方があるのかもしれませんけど。
三面図。
汚したというよりも、汚れた感じになってしまった・・・。
次に2のパールの艶消し。
クレオスさんのブルーパールを使っているので(これは他のパールよりも発色が弱く、ハッキリとした色がでにくいらしい)、一概には言えないかもしれません。
で、得た結論は、
「艶消しパールもあり」
鈍く光る金属的質感といった感じになります。
艶消しパールは、応用性が高そうです。艶消しでメタリック塗料などを使うと変な質感になってしまいますが、パールならいい感じです。
艶ありにしたほうがパールの輝きはハッキリしますけど、艶消しも面白い質感ですよ。
言葉では説明しにくいですけど。
斜に構えて。
最後、3。
これは皆さんが見ての通りでしょう。
ハッキリ言って、成功とは言いがたいと思います。
さっきも言いましたけど、ウォッシングの結果が、「汚した」というよりも、「汚れた」といった感じで、「綺麗な汚し」には程遠いデキとなってしまいました。
もうちょっとちゃんと拭き取ればよかったのでしょうかねえ・・・。
また、ドライブラシですが、前回も言いましたけど、エッジやモールドの造形が余りにもだるいため、色が乗りづらいです。
よって、これまた効果的に感じません。
胸の辺りだけは、そこそこ効果は出てますけどね。
一つ分かったことですが、ウォッシングによって全体の色がトーンダウンし、きついグラデも、割と馴染んで見えるようになったってことですね。
もしかしたら、ウォッシングってのは二段階ですべきなのかもしれませんね。
一段目で面の中で必要な部分だけトーンダウン。
二段目に面相筆などで汚れを書きこみ、あとでぼかすとか。
なんにせよ、ウォッシングってのは意外と奥深いようです。
まだまだ実験してみます。
それにしても、恵まれないキットでした。
アリーヤさんのお陰で大幅に完成が遅くなり、ファンジードラゴンさんのお陰で後回しというね。
開始してから既に三ヶ月近い時間がかかっていますけど、実際には半月も作業をしていません。
ただ組んで、基本工作をして、塗装しただけですからね。
でも、色々と実験をして得たことはありました。
そういう意味で、ズゴックEさんもまた、無駄ではなかったのです。
模型野郎の礎として、確実に意義はあるのです。
シャアが来る!!
では、ズゴックEさんのキットレビューでもしてみましょうかね。
○キットの造形:6点
時代を考えれば、7点でもいいと思う。
が、エッジ、モールド、バランスなど造形全体がモッサリ&歪なところがあるため、幾らか減点。
でもまあ、今の目で見ても、それほどおかしなキットではないと思う。
○どれだけ簡単に綺麗に作れるか度:8点
パーツも少なく、難しい箇所もない。
ただ作っているを塗るだけならすぐに終わる。ストレスもない。
ただ、上腕や腿などの蛇腹部分は、時代相応モッサリとしたデキなので、モールド彫り直しが面倒。
○可動範囲:7点
割といいほうでは?
デザインも構造も単純なため、四肢は結構動く。
足首も接地性がいいため、安定する。
なにより、時代不相応の土踏まず関節があるのは大きい。
○関節・武器保持力:5点
武器はないが、各関節の保持力は充分。
が、肘、膝にポリが使われていないため、ちょっと動かすだけでヘタってしまうことは請け合い。
これは遊ぶキットと考えないほうが良さそう。
○プレイバリュー:5点
キット本体だけで武器とかはないので。
その分、ポーズはつけやすいからいいのでは?
○置物的価値:5点
誰が見てもズゴックなので、なんとなく知っている人はには受けるだろう。
が、いかにも旧時代のバンダイキットらしく、モッサリとした造形なので、万人から見てアイキャッチがいいとは言えないだろう。
○総合評価:6点
割といいキット。致命的欠点がない。
といっても、いいところもそれほどないため、ディテールアップなどをしようと考えると、相当面倒。
何度も言っているが、造形が悉くモッサリしているため、ディテールはすべて作りなおしということになりそう。
そこまでするのなら、最初からHGUCを買ったほうがいい。
○お勧め度:6点
ポケ戦シリーズ全体にいえることだが、キットを作るうえでの基本的スキルを学ぶには丁度いいキットだと思う。
パーツも少ないし、作るのは簡単だし、合わせ目などは消しにくい箇所もない。
組むだけでお仕舞いというオートマチックな模型作りを脱却したい人は、こういうキットで練習するのもいいとおもう。
ということでね。ズゴックEさんのキットレビューでした。
漸く三体が揃いましたが、これで漸く折り返し地点。
まだまだキットはあるんですよねえ。モチベが・・・。
ともかく、今日のズゴックEはお仕舞い。
また。
次回からは何をつくろうかなあ・・・。
ドム2、ジム改、そしてズゴックE。とても見栄えのする出来になっていると思います。どれも重厚でカッコイイと思います。
まだHGUCではジム改しか出ていないんですよね。
グラデ塗装。私もやってみたいのですが、今持っているスプレーがマウスピース式ではなく吸い取り式の安物なので、こういった細かい噴きつけってイマイチしにくいのですよ・・・。なので、こういった塗装ができる技術と道具がある人がうらやましいです・・・。
通常塗装をしたメカとグラデ塗装をしたメカって、全然見た目からの重さが違うんですよね。特に、モビルスーツは18メートルを超えるシロモノ。装甲の鉄鋼っぽさをかもし出すにはグラデ塗装がうってつけ・・・なんですよね。
私のキットは全部通常塗装なので、イマイチ重さに欠けるビジュアル・・・なんとかしたいのはヤマヤマなんですけどね・・・。
ズゴックEって、ケンプファーとザク改を引き連れた「サイクロプス隊」の隊長機ですよね。
やっぱり、ケンプファーもHGUCで出して欲しいですよねえ・・・。旧キットの存在は知っているのですが・・・。
というより、出渕さんデザインのMSって、どうしてこうHGUCになりにくいんでしょうかねえ・・・。サザビーも出して欲しいのに。
・・・が、やっぱり適当に作ったものはそれなりの完成度にしかなりませんね。
実験が主目的で作っているキットではありますけど、ちゃんと作ってあげないとなあ。
でも、ちゃんと作ろうとすると、旧キットという壁が沢山の作業と根気を強いることになるんですよね。
それをクリアするには愛が必要ですが、そこまで愛を注げるほど好きなキットでもないし、頑張るくらいならHGUCのキットを使ったほうが近道なんですよね。
嗚呼、大いなる自己矛盾。
ポケ戦シリーズは、ケンプとジムスナイパー2を除いて、HGUC化されていたような?
ちょっとアヤフヤな記憶ですけど。
グラデ塗装。
面白い塗装方法ですよね。最近はグラデなしで発色重視の塗装が主流になっていますけど、私はグラデがあったほうが格段に面白い質感になると思ってます。
自分で作っておきながらなんですが、ズゴックEみたいにきついのは好きじゃないんですけどね。これも実験ですが。
模型を作っていく上で、道具を買うか否かってのは大きな命題ですよね。
結構高いし、それならキットを買ったほうが満足度は高いのではないかとか。
私もエアブラシを買うとき、物凄く悩みました。一番高い道具ですから。
が、結果的には買ってよかったと思ってます。
以下、買って良かった理由。
1:キットの印象を最も大きく左右する「塗装」というものに対して、理論上、できないことがなくなる。
2:塗装という命題に対してできないことがなくなるので、ほとんどどんなキットでも作れるようになる。
3:どんなキットでも作れるようになると、飛躍的に模型の世界が広がり、もっと模型を楽しむことができるようになる。
4:楽しみながらキットを作っていると、技術も向上し、色んな表現を考えたり、それを具現化できるに気がつく
5:模型って、こんなにも多彩な表現方法があるんだと知り、それを実現できれば、より一層、色んな模型を作りたくなる
6:拘りを持ってキットを作ると、クオリティも格段に上がり、完成したキットを眺めて得られる快感が、これまた飛躍的に上がる。
つまり、一つのキットで得られる満足度が遥かに高まる。
以下ループ・・・。
エアブラシセットは定価だと高いですが、結構3割4割引きで売っていたりするので、2~3万程度でかなりいいのが買えます。
私も定価4万数千円したものを買ったのですが、買値は27000円でしたし。
MGもしくはACキットを5・6個我慢すれば買えるわけですし、その我慢した思いを在庫のキットに叩き込めば、より一層クオリティがあがること必至だと思います。
模型をこれからも長く続けていくのであれば、エアブラシを買ってしまったほうが模型道をより楽しめること請け合いですよ。
模型作りの深遠と塗装の妙は、どこまで行っても面白いものですから。
グラデは技術ではないですしね。エアブラシさえあれば、すぐに誰にでもできます。
模型作りって、けっこう道具の有無でできることが変わってきてしまうので、ずっと使い続けられる物であるエアブラシは、買っても損はないと思います。
それに、吸い上げ式の簡易エアブラシとかだと、エア缶なども馬鹿にならないお値段ですしね。
コンプレッサーがあれば、エアは無料になりますよ。
ランニングコストという意味では、簡易エアブラシはやっぱりコンプレッサーに比べて圧倒的に悪いですしね。
出渕デザイン。
リファインされないのはおそらく、二次元の嘘が多いデザインだからなんでしょうね。
基本的に美しい曲線を描く方ですが、立体にすると全然線がつながってないんですよね。
結局、バンダイのように、造形の素人がCADなどを使って立体を作るところでは、出渕デザインを魅力的な立体に出力することが難しくなるのでしょう。
やっぱり、バンダイもプロの原型師さんを雇って、立体化するってことを研究したほうがいいと思うんですけどね。
とか言いながら、ハイコンプロのサザビーは神がかった造形でしたが。
ちょっと細めではありましたけどね。
サザビーは必ず。
ギラドーガやジェガンまでもHGUC化して、逆シャアをコンプリートして欲しいものです。
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