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さて、全米の生温かいリクエストにお答えして、今回のお題は、「旧キット1/100ファーストガンダム」です。
考えてみれば、作り出す前の、一番初めの状態から記録を取っていって、ブログに残していくのは、このキットが初めてですな。
つまり、今この瞬間にこそ、ファーストガンダムは相応しいわけです。
きっと彼も、それを見越して言ったのでしょう(えー?)。
まずは箱絵から。
いや~、ノスタルジックですな。今の箱絵なんて、基本的にCGです。一見綺麗に見えますが、温度が感じられません。
しかし、この絵はいいですな。水彩画みたいな淡い感じで。
ちなみに私が一番好きな箱絵は、旧キット1/100ニューガンダムです。
思いっきり油絵しましたって感じで、熱いです。
さて、ランナー一覧です。
少な!!
脅威の4枚です。パーツ数、全部で80個前後です。
今で言うところの、HGUCくらいのパーツ数です。
昨今のMGが、いかにパーツが多いか、これで分かりますな。
同じ1/100サイズなのに、MGは200~300個ほどありますから。Ex-Sなんて630個。ランナーは20枚くらいありましたな。
まあ、比べちゃいけません。
Ex-Sは8400円。このキットは700円ですから。同じサイズなのにですよ。
むしろ、パーツが少ない方が楽だったり・・・するわけないんですがね。
さて、気になるランナーを見て行きましょう。
顔がありますな。人形は顔が命。何度でもいいます。
ここで問題となるのは、脚です。チラ見するだけで、今そこにある問題が分かります。
脛と足が一体成型!!
驚異的です。足首を動かす気ゼロです。
これより数ヶ月前に発売されていた1/144シリーズですら、足首は動いたのです。
そりゃ、あの可動範囲は動いたというレベルではないことは、私だって知ってます。
しかしです。それより後発である筈のキットで、しかもスケールが1.5倍くらいになっているのに、可動に関しては明らかに劣化しているのです。
なんでしょうね。
おそらくですが、コアファイターを内臓するところで技術者がくたびれてしまって、もういいよとなったのでしょう。
いや、それ以前に、可動を仕込むと、値段が跳ね上がってしまって、子供のオモチャに適さない価格帯になってしまうからだったのでしょうか。
そうすると、MGは明らかに子供のオモチャではないですな。普通に3000~4000円ですし。
ターゲットは明らかに、私のような大人の出戻りなんでしょう。
ってか、MGはとてもいいキットで私は大好きですが、値段がね。旧キットに比べて、2~3倍って・・・。
まあ、内容はそれだけ詰め込んでいるし、クオリティも高いので、値段に相応しいキットではありますが。
お陰で弄るのが怖い。
ま、弄りたければ、旧キットを買えってことですな。
うん、納得。でも、旧キットはほとんど出回っていないんですな。
人気ないのは想像できるんですが、再販もほとんどされないし。
旧キットは、見つけたらその場で買え。
って諺が古くからありますが(えー)、その機会を逃したら、次にいつ出会えるかわからんのですよ。
といっても、意外と勇気いるんですよね。
旧キットでも、それなりのお値段であること。
旧キット1/100・Zは2100円。MG・Zは、ver1なら3000円。ver2なら5000円。ver2は高いですが、ver1なら、プラス1000円ですし、こっちの方が全然いいわけです。かっこよさとか、塗装が必要ないパーツ分けと色分けのお陰でね。
さらに、旧キットは、スタイル面で明らかにMGやHGUCに劣るので、改造、改修必須になるが、それをすると、改造に使うパーツ代がそれなりに取られるんですよ。
間接新造をするために、別売りパーツで数百円。塗装その他でまた数百円。その他消耗品などで数百円。
結局、改造すると、MGと同じくらいの金がかかってしまったりするんですな。
だったら、始めからクオリティの高いMGを買うか、改修するなって理屈の方が正論なわけです。
でも、「そこに旧キットがあるから」と、かつて偉い人が言いましたが、思わず食指が動くのですよ。
祝、2色成型!!
ってわけで、おそらく当時としては色分けは驚くべきことだったことでしょう。
今ですら、戦闘機などのキットは2色成型くらいですから。
MGの「これでもか」ってくらいの色分けとパーツ分割には、ホント感心します。
でも、ちょっとまって。このランナーの赤。おかしくねえ?
ビームライフルって赤かったっけ?バックパックってレッド?角って紅蓮?パッケージ参照。
細かく見ていくと、どうやら、盾と角の要の所の色再現のため、他のパーツも巻き込んで赤くしてしまったみたいです。
その意気や好し!!
漢です。
「蚊を殺すのに大砲は要らぬ」って中国の諺がありますが、バンダイにはそんな教訓は蛙の面に小便です。
蚊を殺すためなら、核だって使いかねません。
最後に気になるパーツを。
シールはまあ、いんですが。
バネ?バネがあるよ?なんに使うの、これ。
まあ、作っていくうちに、おいおい謎は解かれていくことでしょう。
忘れなかったら、言及します。
さて、部品チェック終了。
いよいよ次回からは、製造に入りたいと思います。
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