その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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漸く、手を付けることができます。
近年稀に見る傑作キットと謳われ、バンダイの名を高らしめたこのキットに・・・。
今日のVF-25・メサイヤバルキリー・アルト機のお時間です。
今回から、やっとこのキットを触れますよ。ずっと我慢してましたからね。
発売は2008年9月18日。もう5ヶ月前ですか。5ヶ月といっても、当ブログではタイムリーなキットに含まれますけどね。
何しろ、10年単位で昔のキットを作ることが多いですから。
こんなにタイムリーなのはダイゼンガー・逸騎刀閃さん以来だ。
上に書いたように近年稀に見る傑作キットであると同時に、近年稀に見るヒットとも言えそうです。
アチコチで見かけますね。完成品を。それも、部分塗装ではなく全塗装まで済ませた状態で。
要するに、模型野郎をそこまでさせてしまう魅力が、このキットにはあるってことでしょう。
最近のバンダイは、ガンダム以外のカテゴリでも出しつつあります。出しつつあると言い続けてもう2年近く経ちますけどね。
「本腰」って感じないんですよ。及び腰に見えてしまう。
ガンダム製品において粗製濫造がまだまだ多いですが、ガンダム以外に関してはかなり高品質なのが、最近のバンダイって印象です。
これは、魂スペック超合金などの完成品だけでなくキットでもそうですね。
要するに、ガンダム関連のアイテムが多すぎるため、売り上げが分散し、結果無理矢理コストを抑えざるを得ないからでしょう。
ついでに、立体化されるケースの多いガンダム製品だとデキの比較がしやすいため、良い物悪い物の差がハッキリと出るんですね。
逆に言えば、立体化されることが少ない物は物差しがないため、もっと格好よくなるものでも「凄く格好いい」と思ってしまうってことですけど。
結局この辺は、ユーザーが審美眼を養うしかないですね。
ドラグナーを見ると分かります。魂スペックのオープニングバージョン、通称バリグナーは素晴らしく格好いいデキでした。
が、この間正式に発売決定したマックスファクトリーさんのドラグナーを見ると、こっちの方が明らかに格好いいわけです。
勿論、両者は方向性が違うわけで、一概に比較するのはおかしいですけどね。それでも、一段劣ることは否めないでしょう。
この辺は、色々と立体化されてみて、初めて素人には分かる世界なんですよね。
もっと格好よくできるかどうかってものは。
ともあれ、バンダイのガンダム以外のキットは、近年とても高品質です。
かつて、「ガンダム以外はすべて手抜き」と言われたメーカーとは思えないくらい。
2007年。ここからスタートしましたね。
現在作っているエルガイムMK2。これがガンダム以外でも高品質なキットってものを体現した端緒でしょう。
私個人としては、レイズナーも入れていいと思うのですが、ちょっと微妙な反応も多いので、一応除外しときます。
自分で作って体感しましたが、間違いなくエルガイムMK2は、今後10年残るキットでしょうね。
その後、ウォーカーギャリア。
これまた良いデキでしたね。デキだけでなく、ボックスアートにしても心憎い仕様でした。
R3新作という形ではなく、かつてあったザブングルのキットシリーズの新作という形でだしました。
ウン十年前に発売中止となった1/100へのユーザーの思いを汲んだ訳です。
その傑作キットの流れを持続させたのが、スコープドッグですな。
このキットはキットとして秀逸なだけでなく、パーツ構成が「実機がもしあったとしたら、どういう構造になっているか?」ってのを考えた上で造られているので、組み立ての段階で非常に楽しめる内容になっていますし、上級者ならジオラマやクラッシュモデル作成にも使えるという、キットとしてだけではない素晴らしいクオリティのキットでした。
(参考:http://ga.sbcr.jp/series/sagyou/su/scopedog21c/
ここの記事を読むと、この企画で培われた概念がいかにバンダイのスコタコに影響しているかわかります。特にパーツ構成と造形に。
スコープドッグ21Cのガレキ出るといいですね!!スコタコのプラモを売りたい現在のバンダイが出させるわけないと思いますけど・・・。サイズが違いますけどね。
何年後かでもいいですから、出ると嬉しいです)
バンタコはキットとして充分秀逸だったわけですが、一部に不満が出たのも事実ですね。
肩がいかり肩過ぎる。
脚が長すぎる。
これらのことは、スコープドッグのデザイン根幹にかかわるものだったためか、往年の筋金入りファンには大きな欠点だったみたいです。私としては、あのままでも充分に格好いいと思いますが。(改修されたものを見ると、確かにバランスは良くなっていますけどね)
その欠点は、発売に合わせて出た模型雑誌でいち早く改造という形で解消されました。
結果、全国の最低野郎たちはみんな、この作例を真似たようです。
ここで面白いのは、バンダイの姿勢です。
スコタコのバリエーション、ペールゼンファイルズ版が出たとき(2008年9月)、この肩と股関節に関して、バンダイは新しい構造にして欠点を克服しているんですね。
これは、異常事態ですよ。バンダイとしては。
武器を保持できないという根本的な欠点すら直した事のないバンダイが(雑誌などの宣伝では、しっかりと保持しているのにねえ)、ユーザーの声をいち早く取り入れて修正するなんざ、ほとんど初めてでは?
バンダイ製スコープドッグも、やはり10年語り継がれ、作り続けられるキットになると思います。
私も、何個か作ることになるでしょう。
バンタコに関しては、また作る時にでも熱く語りましょう。
スコープドッグのほかにもファッティなどもありましたしね。
そして、さらにその傑作の系譜は続きます。
VF-25。
どう説明していいものやらって感じですね。何しろ、語りつくされていますから。
あえて言えば、あれほど複雑な変形を内包しながら、ファイター、バトロイド双方でベストとも言えるバランスを保っていることが、1番大きな脅威です。
造形面は、本当に秀逸だと思います。
他の細かい所は、組み立てた後にでも書くとしましょう。
さて、バンダイにおいて、2007年あたりからガンダム以外の傑作キットの系譜が始まったと書きましたけど、実はそれ以前に傑作があるんですね。
MGです。
MG・ダンバイン。
MG・イングラム
MG・グリフォン
他、傑作というにはもう一歩という感じでしたけど、HGHMも同じですね。
HGABに関しては、書きづらいですね。現代の技術でオーラバトラーを蘇らせたってのは素晴らしいと思うのですが、バンダイのいつもの殿様商売ノリがモロに出てしまったというか・・・。
HGABは、個々の造形は割りといいものだと思うのですが、放送当時に出たキットからHGまでの空白期間の間に様々なガレキが生まれて、そのガレキの方向性が新しい価値観-オーラバトラー造形のフォーマットとも言うべきもの-を構築していたことも相まって、昔ながらのファンにもそれほど高い評価を貰えなかったのかなと思ってます。
それでも、アレだけの数を出してくれたこと自体、バンダイとしては頑張ったなと思っております。是非、私もいつか作りたいですね。
さて、ある意味異端とも言える、MGでのダンバインとパトレイバー二種ですが、これも紛れもなく傑作の部類でしょう。
でも、後が続かなかった。これはバンダイ病ですね。
ガンダム以外の傑作の系譜が途絶えてから10年・・・。
現在、またこの系譜が復活しているわけですね。
この系譜が途絶えないよう、バンダイには頑張ってほしいものです。
各カテゴリにおいて、年2~3個ずつでもいいですから、出してくれると楽しいです。
ボトムズ3個。マクロス3個。R3で2個。
個々の数は少なくても、個々のカテゴリを継続してくれれば、全体数は多くなりますからね。
そして、非ガンダムの傑作キットの頂点とも言うべきキット。
それが、現在のところVF-25でしょう。
造形だけでなく、スーパーパックやおそらくはアーマードパックを別売りにするという、バンダイらしからぬ良心的商品展開も、印象に残りますね。
前置きがすんごく長くなりましたけど、早速パーツ確認いきましょう。
全景です。
思ったほどランナーの数は多くないですね。
同じランナーが一枚もないって設計はビックリしました。普通は、両手両脚などは同じランナーですからね。
おそらく、同じランナーを入れるのは設計する人間には楽ですが、無駄にコストが嵩むので、なるべくランナーを減らす方針で、一枚のランナーの限界に迫ったってことなんでしょう。
あと、細かいことですが、ランナーのタグのナンバーがこれまでのようなモールドではなく、切り抜きで書いてありましたね。
裏側からでもAランナーだと確認できるようにするためでしょうね。
これは地味に嬉しい仕様です。
確かこれは、∀ガンダムあたりからなされているんでしたっけ?
最近のバンダイキットは全然買ってないので、良く分かりません。
さて、ランナーの数ですが、
○プラ:13枚(ABSランナー3枚)
ということでした。ポリはありませんね。所謂ポリキャップレスってやつです。
最近、大型キットともなるとランナー20枚前後ってのが当たり前だったので、13枚は少なく感じます。
上に書いたように、コスト削減のためだと思いますが。
さて、パーツ数はと。
○プラ:275個
○金属シャフト:5本
でした~。
やっぱり、割と少ないですよね。パーツ。
サイズも結構大きいし変形もするしで、かなりのパーツ数を覚悟していたんですが、300無いですから。
エルガイムMK2さんに比べて100個以上も少ないですよ。この事実には、ちょっとビックリ。
ここもランナー数削減と同じで、コストを抑えるため、できうる限りワンパーツでっていう指令でも下ったのかもしれませんね。
では、個々のパーツをちょっとだけ確認しましょう。
フレームですね。
気持ちいいディテールが入ってます。スジだけでなく立体的なモールドも入ってますね。
こういうのって好きです。
拳と足首フレームです。
拳。かなりキッチリとした造形になってます。固定指なのが、なにより嬉しいです。
あと、足首のフレームですが、三枚のパーツが重なるような造形ですが、これがすんごく立体的。とてもワンパーツだと思えないくらい。
こういうところは本当に凄い技術を持っているのがバンダイですからね。
バンダイの技術に、他のメーカーさんの造形力が合わさったら・・・。
そんな妄想をしてしまうのは私だけではないはず。
羽です。
白が飛んでさっぱり分かりませんけど、ここにも気持ちいいモールドが沢山彫られています。
いい具合に密度間のあるセンスのいいモールドってのは、私には彫ることが出来ないので、製品の仕様としてやってくれるととても嬉しいです。
一時期、ナンセンスなモールドがガンプラで増えましたけど、最近よくなってきた部分ですね。こういうのって。
多色成型ランナーです。
ここでおや?っと思ったのは、クリアパーツです。
コクピットのキャノピーですが、いつものバンダイならここも色付きにすると思うんですよ。
なぜしなかったのか?
全然分かりませんけど(単純に良い色が出せなかったのかも)、仕様としては模型野郎寄りだとおもいます。
クリアパーツの塗装って、元から色が着いているとどうしてもやりにくかったりするんですよね。
が、こういう風に色なしだと塗り易いんです。
ガンプラと違って、塗装することも考えた仕様ってのも、念頭にあったのではないかな?
それを証明するのが、最後の画像。
最早説明も要らないと思うのですが、機体各部のライン、マーキングはシールと水転写デカールの二種類が入ってます。
基本、シールしか入ってないのがガンプラですが、なぜマクロスでは水転写デカールまで追加したのか?コストが確実に上がるというのに。
やはり、モデラー寄りの視点があったからだと思うんです。
シールより水転写デカールの方が薄いため、ディスプレイモデルとしてはクオリティが上がるんですよね。
要するに、貼った箇所がデコボコしづらいと。微妙にはしますけどね。デカールでも。
VF-25を見ていると、最近のガンプラへのアンチテーゼが含まれているように感じてしまいますね。
組み立ててシールを貼ってお仕舞いというオートマティックな作業ではなく、作る側も色々と試してみろというね。
この流れって、スコープドッグから始まっているように感じます。
スコープドッグの説明書には、バンダイとしては珍しく、よりキットを楽しむための塗装・工作のやり方が載っていたりするんですね。
「もう少し、作る楽しみってのを自分で突き詰めてみては?ただ組んでお仕舞いではなく」
そういうことだと思うんですね。
だからこそ、キャノピーは色なしで、デカールも付属するのでしょうね。
ただの推測ですが。
さて、そんな訳で、今日のVF-25はお仕舞い。
次回から、待望の組み立てに入ります。
楽しみです!!
では。
近年稀に見る傑作キットと謳われ、バンダイの名を高らしめたこのキットに・・・。
今日のVF-25・メサイヤバルキリー・アルト機のお時間です。
今回から、やっとこのキットを触れますよ。ずっと我慢してましたからね。
発売は2008年9月18日。もう5ヶ月前ですか。5ヶ月といっても、当ブログではタイムリーなキットに含まれますけどね。
何しろ、10年単位で昔のキットを作ることが多いですから。
こんなにタイムリーなのはダイゼンガー・逸騎刀閃さん以来だ。
上に書いたように近年稀に見る傑作キットであると同時に、近年稀に見るヒットとも言えそうです。
アチコチで見かけますね。完成品を。それも、部分塗装ではなく全塗装まで済ませた状態で。
要するに、模型野郎をそこまでさせてしまう魅力が、このキットにはあるってことでしょう。
最近のバンダイは、ガンダム以外のカテゴリでも出しつつあります。出しつつあると言い続けてもう2年近く経ちますけどね。
「本腰」って感じないんですよ。及び腰に見えてしまう。
ガンダム製品において粗製濫造がまだまだ多いですが、ガンダム以外に関してはかなり高品質なのが、最近のバンダイって印象です。
これは、魂スペック超合金などの完成品だけでなくキットでもそうですね。
要するに、ガンダム関連のアイテムが多すぎるため、売り上げが分散し、結果無理矢理コストを抑えざるを得ないからでしょう。
ついでに、立体化されるケースの多いガンダム製品だとデキの比較がしやすいため、良い物悪い物の差がハッキリと出るんですね。
逆に言えば、立体化されることが少ない物は物差しがないため、もっと格好よくなるものでも「凄く格好いい」と思ってしまうってことですけど。
結局この辺は、ユーザーが審美眼を養うしかないですね。
ドラグナーを見ると分かります。魂スペックのオープニングバージョン、通称バリグナーは素晴らしく格好いいデキでした。
が、この間正式に発売決定したマックスファクトリーさんのドラグナーを見ると、こっちの方が明らかに格好いいわけです。
勿論、両者は方向性が違うわけで、一概に比較するのはおかしいですけどね。それでも、一段劣ることは否めないでしょう。
この辺は、色々と立体化されてみて、初めて素人には分かる世界なんですよね。
もっと格好よくできるかどうかってものは。
ともあれ、バンダイのガンダム以外のキットは、近年とても高品質です。
かつて、「ガンダム以外はすべて手抜き」と言われたメーカーとは思えないくらい。
2007年。ここからスタートしましたね。
現在作っているエルガイムMK2。これがガンダム以外でも高品質なキットってものを体現した端緒でしょう。
私個人としては、レイズナーも入れていいと思うのですが、ちょっと微妙な反応も多いので、一応除外しときます。
自分で作って体感しましたが、間違いなくエルガイムMK2は、今後10年残るキットでしょうね。
その後、ウォーカーギャリア。
これまた良いデキでしたね。デキだけでなく、ボックスアートにしても心憎い仕様でした。
R3新作という形ではなく、かつてあったザブングルのキットシリーズの新作という形でだしました。
ウン十年前に発売中止となった1/100へのユーザーの思いを汲んだ訳です。
その傑作キットの流れを持続させたのが、スコープドッグですな。
このキットはキットとして秀逸なだけでなく、パーツ構成が「実機がもしあったとしたら、どういう構造になっているか?」ってのを考えた上で造られているので、組み立ての段階で非常に楽しめる内容になっていますし、上級者ならジオラマやクラッシュモデル作成にも使えるという、キットとしてだけではない素晴らしいクオリティのキットでした。
(参考:http://ga.sbcr.jp/series/sagyou/su/scopedog21c/
ここの記事を読むと、この企画で培われた概念がいかにバンダイのスコタコに影響しているかわかります。特にパーツ構成と造形に。
スコープドッグ21Cのガレキ出るといいですね!!スコタコのプラモを売りたい現在のバンダイが出させるわけないと思いますけど・・・。サイズが違いますけどね。
何年後かでもいいですから、出ると嬉しいです)
バンタコはキットとして充分秀逸だったわけですが、一部に不満が出たのも事実ですね。
肩がいかり肩過ぎる。
脚が長すぎる。
これらのことは、スコープドッグのデザイン根幹にかかわるものだったためか、往年の筋金入りファンには大きな欠点だったみたいです。私としては、あのままでも充分に格好いいと思いますが。(改修されたものを見ると、確かにバランスは良くなっていますけどね)
その欠点は、発売に合わせて出た模型雑誌でいち早く改造という形で解消されました。
結果、全国の最低野郎たちはみんな、この作例を真似たようです。
ここで面白いのは、バンダイの姿勢です。
スコタコのバリエーション、ペールゼンファイルズ版が出たとき(2008年9月)、この肩と股関節に関して、バンダイは新しい構造にして欠点を克服しているんですね。
これは、異常事態ですよ。バンダイとしては。
武器を保持できないという根本的な欠点すら直した事のないバンダイが(雑誌などの宣伝では、しっかりと保持しているのにねえ)、ユーザーの声をいち早く取り入れて修正するなんざ、ほとんど初めてでは?
バンダイ製スコープドッグも、やはり10年語り継がれ、作り続けられるキットになると思います。
私も、何個か作ることになるでしょう。
バンタコに関しては、また作る時にでも熱く語りましょう。
スコープドッグのほかにもファッティなどもありましたしね。
そして、さらにその傑作の系譜は続きます。
VF-25。
どう説明していいものやらって感じですね。何しろ、語りつくされていますから。
あえて言えば、あれほど複雑な変形を内包しながら、ファイター、バトロイド双方でベストとも言えるバランスを保っていることが、1番大きな脅威です。
造形面は、本当に秀逸だと思います。
他の細かい所は、組み立てた後にでも書くとしましょう。
さて、バンダイにおいて、2007年あたりからガンダム以外の傑作キットの系譜が始まったと書きましたけど、実はそれ以前に傑作があるんですね。
MGです。
MG・ダンバイン。
MG・イングラム
MG・グリフォン
他、傑作というにはもう一歩という感じでしたけど、HGHMも同じですね。
HGABに関しては、書きづらいですね。現代の技術でオーラバトラーを蘇らせたってのは素晴らしいと思うのですが、バンダイのいつもの殿様商売ノリがモロに出てしまったというか・・・。
HGABは、個々の造形は割りといいものだと思うのですが、放送当時に出たキットからHGまでの空白期間の間に様々なガレキが生まれて、そのガレキの方向性が新しい価値観-オーラバトラー造形のフォーマットとも言うべきもの-を構築していたことも相まって、昔ながらのファンにもそれほど高い評価を貰えなかったのかなと思ってます。
それでも、アレだけの数を出してくれたこと自体、バンダイとしては頑張ったなと思っております。是非、私もいつか作りたいですね。
さて、ある意味異端とも言える、MGでのダンバインとパトレイバー二種ですが、これも紛れもなく傑作の部類でしょう。
でも、後が続かなかった。これはバンダイ病ですね。
ガンダム以外の傑作の系譜が途絶えてから10年・・・。
現在、またこの系譜が復活しているわけですね。
この系譜が途絶えないよう、バンダイには頑張ってほしいものです。
各カテゴリにおいて、年2~3個ずつでもいいですから、出してくれると楽しいです。
ボトムズ3個。マクロス3個。R3で2個。
個々の数は少なくても、個々のカテゴリを継続してくれれば、全体数は多くなりますからね。
そして、非ガンダムの傑作キットの頂点とも言うべきキット。
それが、現在のところVF-25でしょう。
造形だけでなく、スーパーパックやおそらくはアーマードパックを別売りにするという、バンダイらしからぬ良心的商品展開も、印象に残りますね。
前置きがすんごく長くなりましたけど、早速パーツ確認いきましょう。
全景です。
思ったほどランナーの数は多くないですね。
同じランナーが一枚もないって設計はビックリしました。普通は、両手両脚などは同じランナーですからね。
おそらく、同じランナーを入れるのは設計する人間には楽ですが、無駄にコストが嵩むので、なるべくランナーを減らす方針で、一枚のランナーの限界に迫ったってことなんでしょう。
あと、細かいことですが、ランナーのタグのナンバーがこれまでのようなモールドではなく、切り抜きで書いてありましたね。
裏側からでもAランナーだと確認できるようにするためでしょうね。
これは地味に嬉しい仕様です。
確かこれは、∀ガンダムあたりからなされているんでしたっけ?
最近のバンダイキットは全然買ってないので、良く分かりません。
さて、ランナーの数ですが、
○プラ:13枚(ABSランナー3枚)
ということでした。ポリはありませんね。所謂ポリキャップレスってやつです。
最近、大型キットともなるとランナー20枚前後ってのが当たり前だったので、13枚は少なく感じます。
上に書いたように、コスト削減のためだと思いますが。
さて、パーツ数はと。
○プラ:275個
○金属シャフト:5本
でした~。
やっぱり、割と少ないですよね。パーツ。
サイズも結構大きいし変形もするしで、かなりのパーツ数を覚悟していたんですが、300無いですから。
エルガイムMK2さんに比べて100個以上も少ないですよ。この事実には、ちょっとビックリ。
ここもランナー数削減と同じで、コストを抑えるため、できうる限りワンパーツでっていう指令でも下ったのかもしれませんね。
では、個々のパーツをちょっとだけ確認しましょう。
フレームですね。
気持ちいいディテールが入ってます。スジだけでなく立体的なモールドも入ってますね。
こういうのって好きです。
拳と足首フレームです。
拳。かなりキッチリとした造形になってます。固定指なのが、なにより嬉しいです。
あと、足首のフレームですが、三枚のパーツが重なるような造形ですが、これがすんごく立体的。とてもワンパーツだと思えないくらい。
こういうところは本当に凄い技術を持っているのがバンダイですからね。
バンダイの技術に、他のメーカーさんの造形力が合わさったら・・・。
そんな妄想をしてしまうのは私だけではないはず。
羽です。
白が飛んでさっぱり分かりませんけど、ここにも気持ちいいモールドが沢山彫られています。
いい具合に密度間のあるセンスのいいモールドってのは、私には彫ることが出来ないので、製品の仕様としてやってくれるととても嬉しいです。
一時期、ナンセンスなモールドがガンプラで増えましたけど、最近よくなってきた部分ですね。こういうのって。
多色成型ランナーです。
ここでおや?っと思ったのは、クリアパーツです。
コクピットのキャノピーですが、いつものバンダイならここも色付きにすると思うんですよ。
なぜしなかったのか?
全然分かりませんけど(単純に良い色が出せなかったのかも)、仕様としては模型野郎寄りだとおもいます。
クリアパーツの塗装って、元から色が着いているとどうしてもやりにくかったりするんですよね。
が、こういう風に色なしだと塗り易いんです。
ガンプラと違って、塗装することも考えた仕様ってのも、念頭にあったのではないかな?
それを証明するのが、最後の画像。
最早説明も要らないと思うのですが、機体各部のライン、マーキングはシールと水転写デカールの二種類が入ってます。
基本、シールしか入ってないのがガンプラですが、なぜマクロスでは水転写デカールまで追加したのか?コストが確実に上がるというのに。
やはり、モデラー寄りの視点があったからだと思うんです。
シールより水転写デカールの方が薄いため、ディスプレイモデルとしてはクオリティが上がるんですよね。
要するに、貼った箇所がデコボコしづらいと。微妙にはしますけどね。デカールでも。
VF-25を見ていると、最近のガンプラへのアンチテーゼが含まれているように感じてしまいますね。
組み立ててシールを貼ってお仕舞いというオートマティックな作業ではなく、作る側も色々と試してみろというね。
この流れって、スコープドッグから始まっているように感じます。
スコープドッグの説明書には、バンダイとしては珍しく、よりキットを楽しむための塗装・工作のやり方が載っていたりするんですね。
「もう少し、作る楽しみってのを自分で突き詰めてみては?ただ組んでお仕舞いではなく」
そういうことだと思うんですね。
だからこそ、キャノピーは色なしで、デカールも付属するのでしょうね。
ただの推測ですが。
さて、そんな訳で、今日のVF-25はお仕舞い。
次回から、待望の組み立てに入ります。
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