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さて、今日はシールを貼って、部分塗装して、墨入れしました。
超大変、大忙しです。
というのも、ヴァーカ、また言ってしまった。剣呑。
ヴァージョン・カトキのキットはシール・デカールの類が異常に多いんですよ。
数えてみると、その数60超。
やってられません。
が、今までみたいにシールを貼らないのではなく、今回は頑張って貼ってみようかと思います。
数時間の苦闘の後、漸く終わりました。シール細かすぎんだよ。縦横数mmってなんだよ。
ずれるよ。曲がるよ。失くすよ。
ざけんなよ!!
で、全部で60以上あるのですが、実際に貼ったのはおそらく30枚くらい。デカールも含めて。一部失敗して、くっ付けられなくなりましたし。
タダでさえ細かいのに、シールの余白を切り取らないとちゃんと貼れない所が多すぎて嫌になりました。コアファイターの尻尾とかね。
なので、その辺は貼ってません。忍耐の限界。
部分塗装ですが、塗るべき場所は意外と少ないです。
設定通りにするなら、顔の赤いラインと、武器くらいです。
私はスラスターノズルも塗りましたが。
墨入れも少ないです。
元からモールド化してある合わせ目が結構あるし、モールドもシャープで深いので、下手に墨入れをすべてやると、むしろ嘘臭くなったり、五月蝿く感じたりしそうです。
色も白が基調ですしね。
なので、好みにも依るでしょうが、私は顔と脚と武器と肩と、前腕の盾みたいな奴の穴と、上腕の変なデコボコの中だけしかしてません。
胸の黄色いところはどうしようか悩んだのですが、元からかなり深いモールドになっていて、ちゃんと影になっているんですね。なので、やらない方が綺麗に見えるかなと。
顔の墨入れも、への字のところだけです。口のマスクのところの縦のスジもやっては見たんですが、どうもおかしい。取説みたいにならない。
なんでだろう?ってよ~く見てみると、取説の作例って実は頬あてを少し削っているんですね。
なので、縦のスジがちゃんと見える。でも削らないと、スジは隠れてしまってちょっとしか見えない。
この改修を綺麗にやるのがむつかしそうだったんでやめました。縦のスジの墨入れも消しました。特に必要だと思えないし。
どちらにしても細かすぎて、墨が入っているのかいないのか、よく分かりませんしね。
ちなみに、取説の作例。目も変えているんですね。
付属シールをそのまま貼ると、取説のより目が大きくなります。取説のは、目の長さを短くしているみたいで、より「オトナな顔」に見えます。
これやりたかったんですが、シールを切った後の黒い部分の再現を、塗装で違和感なく(色の差とか質感とか)するのが難しそうだったんで、諦めました。
諦めてばかりでごめんなさい。
ま、そんな訳で、
酒タバ専用・クロスボーンガンダム・X-1
が完成しました。
一気に見て行きましょう。
今回は完成記念として、ちょっと高画質です。
いや~、格好ええ~。惚れ惚れしますねえ。
キットが発売されるまで、その存在をまったく知らなかったわけですが、こうして見ると非常にいいです。
特に顔。人形は顔が命。大きく張り出した額が素敵です。ドクロは要りませんが。
顔の赤いライン。塗るとき緊張しましたよ。物凄く細いですからね。この間、面相筆を買っておいて良かった~。
とりあえず、モールドに沿ってあまりはみ出さないように塗り、食み出したところはペーパーでゆっくりと力を入れず、削り落としていきました。
かなり綺麗に決まってよかったです。
写真を見れば分かるかと思いますが、シール、多いですね。文字に見える奴、全部シールです。
凄く苦痛でした。
おまけに、出来上がりを見てみると、たいして変わっていないような?むしろ、玩具っぽくなった気が・・・。
胸のデカールはいいデザインだと思いますが、脚とかの文字はなくても・・・・。
このキット、小型MSを再現したってことですが、組んでみるとそれほど小さく感じません。
計ってみると確かに身長16cmほどなんですが、背中のXのスラスターとか急角度の角などが目に入ってくるので、むしろ存在感は18cm(ウチのは21cm)の1/100ガンダムよりあるのではないかな?
実際、スラスターは頭より2cmくらい上まで伸びてますし。
ああ、そうそう。忘れるところでした。
マント。このキットに付属してますね。私もチャレンジしました。これを付けて飾ることはないだろうが、一応、記念に写真を撮っておこうとね。
1時間経過。
無理っす、マント。
これ、どうよ?不可能じゃね?取説みたくするの。超絶難易度だよ。
全然キットに馴染まないし。バサバサと広がるし。エリが凄く邪魔だし。
さらに、固定する部分が非常に小さくて、うまく動かせない。
で、私ができた限界は↓
だ、ダサい!!
やっぱ外そう、マント。
クロボンさんといえば、やっぱりこのポーズ。
勝手にこれが「こいつらしい」と決めているだけですが、個人的には、一番カッコいいと思います。
何も持っていないなら素立ちがベストですが、得物を持っていると、素立ちではどうしても違和感がありますからね。銃はいいんですが、剣を持つと決まらない。
あ、それと、撮影後数時間して気が付いたんですが、剣の柄の部分、間違ってます。以前の奴が正しい形ですね。
てか、今思ったんだけど、こんだけ素立ちの格好いいキットって、そうないんじゃない?
Ex-Sは超格好よかった。
百式も結構よかった。
グフもまあまあかな。武器があった方が3倍はいいけど。
100ガンは・・・・。剣呑剣呑。
正直、悩みましたよ。何も持たせずに素立ちで飾るか、得物を持たせてこのポーズにするか。
結局、得物は持たせないと失くしそうだってんで、これで飾ることにしましたけど。
じゃ、それぞれのアップ画像をば。
ハイ。素敵ですね。これを作っていて、クロボンさんが大好きになりました。ええ、象さんの次にね。
好みの問題もあるでしょうが、バランスが破綻している箇所が一つもない。
立体として、秀逸なフォルムです。
作り終わった感想ですが、非常に素晴らしいキットなので、もう一度作りたいなと本気で思ってしまいました。今ならアマゾンで37%OFFで買えるし。このクオリティで2300円は超安い。ほとんど投売り。
いや、待て、俺。いい大人がバンダイマジックにはまってどうする。フルクロスが発売されて、しばらく様子を見てからにしようぜ。負けんな、俺の前頭葉!!
アマゾンのベストセラーランキングとか見てみると、まだハイコンプロ・スペシャルペインテッドのサザビーが超人気なのか分かりますね。
なんなんでしょう。ま、サザビーはカッコいいですから。私の中でも、そのデザインはベストの部類です。
スペシャル人気におされて、ノーマルの方は投売りに出されてますよ。1800円で買えます。37%OFF。
でもやっぱり、スペシャルの方が3倍はいいと思います。鈍く光るメタリックレッド。
塗装一つでこんなにも変わるものかと、驚嘆するレベルですよ。
やっぱできなきゃ駄目かな、塗装・・・・。
それにしても、作った直後に、もうちょっと手を加えてより格好よくしたいと思ったキットは、クロボンさんの他、今のところはEx-Sだけです。これから増えていくのかもしれませんが。
ってか、そう思うならハナからやればいいじゃんかと思うでしょうが、分からんのですよ。どこをどう弄れば格好よくなるのか。私の様にセンスも知識もない人間は、パクれる作例がないと、何にもできないのです。
ホント、皆さんどっから拾ってくるんでしょうね?こうしたら格好よく見えるっていう形を。
でも、再度やる前に、筆塗りの技術を今の10倍くらい向上させなければなりませんね。
部分塗装しかしてないのに、ちょっと汚いですから。エアブラシがあるなら、楽勝でしょうが。
私、色塗りが嫌いだし、もっと根本的な問題として、根性なしだから、重ね塗りとかやってられないんですよ。
この辺の技術と忍耐力の向上は、MGを作っていたんでは果たせませんな。やっぱ旧キットを作らないことには、試行錯誤の末の方法論と心意気が出てきません。
MGは、作るだけで格好いい高級品ですから。怠けます。
さて、ここからはキットレヴューに入ります。思いつくままポイントを挙げているので、いい加減でしょうがごりょーしょー下さい。
あと、相対的な評価になることもごりょーしょーください。
「私が今まで作った中では」っていうのが、判断基準ですから。
○デザインそのもの:7点
これはキットのデザインではなく、元となるデザイン画のこと。キットのデキそのものとはあまり関係ない。が、大事な要素。
好みもあるでしょうが、ドクロや、背中から直接生えている4本のスラスターはちょっと好きになれない。スラスターは格好いいとは思うのだが、その根元の背中がね。
それ以外はとてもいい。
特に、顔と胸の曲線。
○キットのフォルム:9点
デザインの時点での部分的な好悪は措いて、キットそのもののフォルムのこと。
これは最高クラス。造形物として、これほど綺麗にきまったキットはそうないと思う。フォルムのバランスでいうなら、Ex-Sより上かも。小顔とかね。
胸の曲線が、立体として完璧に再現されているのは感心する。
ただ、やはり後ろから見ると、直接背中から生えている棒が気になる。背中そのものに何もないのも寂しい。貧弱に感じる。
コアファイター本体をもう少し長くして、背中からバックパックのような感じで飛び出していたら、寂しさも軽減され、個人的には完璧だった。
○作りやすさ:9点
かなり細いパーツがあって、破損の恐れはあると思うが、丁寧にやれば大丈夫。せっかちで、握力60kgの私ですら、大丈夫だった。
パーツ数は、サイズと反比例してちょっと多めなので、割と時間がかかるかもしれないが、急いで作る必要もないと思える人なら、パーツが多い分、長く楽しめる。
合わせ目消しも肩の内部と銃だけ。異常なまでに少ない。しかも、面積が非常に小さくて気にならないし、やらなくてもいい範囲。
塗装については、基本的に本体には必要ない。
ただし、武器は必須。結構細かいので面倒かもしれないが、細い筆を使えば大丈夫。塗る面積も小さい。
○可動範囲:10点
完璧。この一言でいいと思う。そろそろ限界に到達したかな。
細かい可動範囲は、過去記事を見て貰うとして、ほとんどの主要な関節は180度曲がるのはたいしたもの。
○関節保持力:10点
今のところは、まったく問題なし。この先、どうなるかは分からないが(ヘタるまでどのくらいだろう?)。
昔は作ったそばから緩々の関節が多かったが、クロボンさんはちょっとだけきつめな設計をしているようで、動かし安いが、取れにくいといった感じ。
なので、どんなポーズをとっても大丈夫。
ゴンブトサーベルを持っても、腕の関節は楽に保持できる強度。
○プレイバリュー:8点
コアファイターのロック機構。保持できない武器(これは改良されている)。
これらの欠点があるので減点。
武器は豊富にあり(私は載せてないが)、遊んで楽しめるかと思う。が、私が持たせた以外の武器は、たいして格好よくない。精々ナイフがまともなだけで、他はむしろダサい。
飾っておく時に、これらの武器を持たせておく人はいないかと思う。長いから、相当スペースとるし。
○置物的価値:9点
欠点はないのだが、パット見でガンダムの類だとは分かっても、名前を知らない人がほとんどってのは痛い。これを見ても、誰も分からない。懐かしがらない。
逆に、趣味でガンプラを作っているわけでもない友達が来て、「お、これクロボンじゃん」などと言われたら、私はむしろ引く。なんで知ってんだよと。実は、隠れガンダム大好きっ子かと。小一時間、問い詰める。
自己満足的な価値としては、かなり高い。さっきも言ったようにフォルムが秀逸である上に、可動範囲が尋常ではないので、ポーズがこれでもかというくらいに決まる。
勿論、素立ちも非常にいい。
なので、飾っておく分には、文句なし。
○総合評価:9点
非常にいいキット。秀逸なデキ。設計者はいい仕事をしたと思う。
値段も、このクオリティにしては安め(定価3675円)だと思う。割引で買えば更に。
コドモに遊ばせるのは勿体ない。オトナの占有物にしておきましょう。と言いたくなる様な、精巧な造り。
いくつかの欠点と、デザイン画の時点での好みによって満点ではないが、満点のキットなんてまずない。ハイコン・プロのサザビーですら、ゲート跡という欠点(比較してみると、私のは特に酷く、ハズレだったらしい)があった。
そういう意味では、最高峰のキットだといっても過言ではないと思う。
○お勧め度:9点
ガンプラを作ったことがない人にも、今は作ってない人にも、現役の人なら尚更、このキットはお勧めできる。
細かいことは上ので理解してもらうとして、欠点と対策を事前に知っていれば、その点以外は作り安いのでまったくストレスなく組めるし、子供の玩具としても、大人の置物としても楽しめるキット。
アチコチで30%引きとかで売っているので、実際には2500円くらいで買えるのもポイントが高い。
このクオリティでそのお値段なら、間違いなく買いだ。
興味のない人も、一度作ってみるといいと思う。そして、確実にはまるでしょう。
以上。レヴュー終了。
ってなわけでただ組んで、部分塗装しただけのくせに、半月もかけてしまったクロボン編が終了しました。
友人が言った「遅くない?」ってのは本当ですな。
ま、なるべく長く楽しみたいので、わざわざ遅く作ったわけですけど。
だって、やる気になったら、2~3日で楽に作り終わるよ?シールや塗装を含めて4~5日だよ?
勿体ないって。
今更なんですが、精巧に作られたMGという高級品を、ただ作るのではなく構造を理解しながら、その性能の限界を調査しつつ、しかもなるべく詳細な記録を残しながら作ったので、使われている技術や、キットそのものの性能がいかに高いか、良く分かりました。
これのお陰で、ただ作るよりも遥かに楽しめましたね。
手を入れることだけが最上の楽しみではないと、気付かせてくれたクロボンさんでした。
皆さんもチマチマと調べながらやると、ただ作るだけでも倍は楽しめると思いますよ。
可動箇所が多く範囲も広いので、ポージングを考えるも楽しいし。
じゃ、最後にクロボンさんのアップ画像で幕にしたいと思います。
第二章・完。
この間、驚異的なものを発見してしまいました。
といっても、もう知っている人も多いとは思いますが。
コンビニのレジで並んでいる時、私がヒョイと横に目をやったその先には・・・
「ポッキーの箱にガンダムが!!」
何事かと、そりゃあ調べます。
つまるところ、ポッキーとガンプラの抱合せ販売ですな。ポッキーに同梱しているガンプラはどうやらファーストグレードのようです。3種類、ちゃんとあるようです。ガンダム、ザク、シャアザクとね。というか、FGの種類を増やす気がないようですな。
約めて言えば、不良在庫の処分のために考え出された、驚異的にお得なガンプラ菓子です。
お値段、なんと450円。FG300円+ポッキー150円。割引なんてするわけないじゃないですか。
しかもですよ。ポッキーをサーベルの代わりに持てるようになっているんです!ポッキー専用の持ち手も付いてお買い得!!
なんて素晴らしいアイデア。インクレディボー!!
さらに、書いてあります。
「ポッキーを持たせる手は、ちゃんと洗ってください」
お客様の衛生も気にかけてくれるなんて、なんて親切な企業なんでしょう。
・・・・ほんとねえ、バンダイは馬鹿かと。
こんな下らないことを考えている暇があるのなら、もっとFGの種類を増やせよと。
そうすれば、意味不明な抱き合わせ販売などせずとも、シリーズという付加価値で売れていくのに。
元々、FGのクオリティは高いですから。増やすのも簡単なんですよ。既成のHGUCなりMGなりを、今の技術でそのまま小さくして、適当にパーツ分割すればいいだけなんですから。実際、現行のFGはPGからフィードバックしているだけだし。
開発なんて要らないシリーズなんですよ。
安さで押していけば、子供にも、弄りたい人にも最適なシリーズになるわけですよ。
今でているのは3種類ですが、これからドンドン後続を出して、高くても精々500円までに収められるようにすればいいじゃない。
武器が1種類しか付かなくても、誰も文句言いませんよ。
関節がへぼくても、問題ないですよ。
MGなどの叩き台として使われて、クオリティが低くてもいいですよ。安いなら。
なんで本質的なことが分からないかなあ?
http://pocky.jp/campaign/gundam/index.html
さて、今日からは武器密造に入りたいと思います。
逮捕される前に、なんとしても完成させようと思います。
まずは銃です。
第一段階。
銃身ができました。
特異な外観ですね。もっと先に進んでみましょう。
第二段階。
銃の完成です。
格好いいかどうかはともかくとして、確かに形は海賊してます。海賊が持ってそうです。
どうせこういう形にするのなら、銃口を一つではなく二つにすればなお良かったんじゃないかと思います。
お次はサーベルです。外観からするとブレードっていったほうが近いと思いますが。
ハイ、完成です。あっという間ですな。
剣の柄の部分です。
この柄と、さっきの銃が合体できます。
このように。
色々と可動ギミックが仕込んであるのは、この合体を再現するためだったんですな。
普通のMSと違って、クロボンさんは銃より剣の方が格好いいデザインです。
なので、さっさと分解して、剣を完成させましょう。
ジャ~ン。
ド迫力ですね。
下のは普通のビームサーベルですが、桁違い太さです。ゴンブトですよ。
これ、名前がビームザンバーとかいうらしくて、某漫画で有名になった(?)らしい斬馬刀から来ているらしいです。
この某漫画。今でも結構人気があるみたいで、ゲーム化とかされてますな。
なんででしょうね?たいしたことない。ってかかなり滓い漫画だと思うんですが・・・。
剣術を前面に押し出しているくせに、作者はまったく剣術を知らないことが露呈しているアクション表現。
笑ったやり取りが、
「なにやってるんだ、剣心!御剣流秘伝の読みを使え!!」
「もう、つかっているでござるよ」
大爆笑です、私。読みって意識して使うものなのかと。流儀秘伝の技術なのかと。
他にも沢山突っ込みどころがありますが(2段ジャンプとか)、あまり突っ込んでいて楽しくないんですね、この漫画痛すぎて。分かってやっている馬鹿ではなくて、大真面目にやっている馬鹿ってのが、かわいそうで突っ込めないのです。
キン肉マンなら楽しいんですが。
便器マン7億パワーって、神(1億パワー)の7倍じゃん!!つえーじゃん。パンツ一丁で負けんなよ。
スグルなんて7000万パワーとかで、1億パワーの神を一刀両断していたぞ?パワーっていう尺度の意味は一体?
キン肉バスターさあ、脚を曲げるだけでなんでひっくり返るの?
キン肉ドライバーさあ、バスターより簡単に脱出できそうじゃん。なんでみんな喰らうの?
マッスルスパークもさあ、なんであの二つの技が合体するとああいう形になるの?おかしくねえ。とかね。
キン肉マンは非常にいい漫画でした。
翻って、るろうに剣心。セリフも本当にチープでしたね。
この漫画でいいのは、綺麗な絵だけでした。
私もほとんど読んでいないんですが。上のネタは、たまたま立ち読みしていたらやっていた内容だっただけのことです。
この某漫画。題名を言うのは忍びないので、言わないでおきます。
で、実際の斬馬刀ですが、まともに使われていた武器ではありません。大きい刀なら、野太刀が常用されていました。
一般の足軽は、習熟度が低くても扱える手槍が基本装備でしたし、騎馬武者となれば、7mもある槍を使っていたようです。
でも、戦国の世にはもっと凄い武器が存在していました。
浅井家に仕える遠藤直経だったかな?が使っていた刀。それは刀身の長さが5mもある長大な刀。スーパー野太刀とでもいうんでしょうか?
まさに当時の超兵器です。
どっかの寺に現存していて、TVで見たことがあります。物凄く長いです。木でできた槍と違って刀は鉄の塊ですから、当然桁違いの重さです。
彼はきっと、凄まじい膂力の持ち主だったのでしょう。
よくもまあ、こんなものを振り回せたものだなと、呆れてしまいました。
握力なぞ、おそらく私の3倍はあったに違いありません。ゴリラなみです。
閑話休題。
早速、武器を持たせて見ましょう。
クロボンさんは剣を基調としたポーズの方が似合いそうです。
ちょっと試行錯誤の末、できました。
寄らば斬る!!
いいですねえ。もののふしてますねえ。
「この痴れ者め。そこに直れ。叩っ斬ってやる!!」
って感じですな。
その迫力。非常に格好いいと思います。
なんかクロスボーンガンダム・フルクロスってのには「ムラマサブラスター」ってのが付くらしいですね。海賊なのか武士なのか分からなくなってきました。
村正といえば、徳川家康が毛嫌いした刀工の一派ですね。
家康の爺ちゃんの清康も、親父の広忠も、殺された時の凶器は村正だったとか。
後に自分が怪我したときの刀も村正で、以降、徳川家に災いをもたらすとか逆恨みして、徳川家では村正は使用禁止になったんだとか。
江戸幕府が興ると、この風潮が全国に広まって、あたら名刀である村正はどんどん捨てられ、壊され、廃れていったんだとか。
なので、現存数は少ないんだとか。
正に、妖刀村正。
ん?クロボンの敵って、まさか
「ダークジェネラル・トクガワ」
とかいうんじゃないだろうな?原作知らないんですが。
説明文には「つよい うちゅうかいぞく」とか書いてあるに違いない。
さて、ネットでよく言われている欠陥として、「クロボンさんは、この剣を保持できない」と聞きます。
実際にやってみると激しく実感しますが、本当に持てません。落っこちます。
剣が長く重たいので、可動指では当然、支えられません。
これの補助、というか実際にはメインなんですが、手のヒラにピンが出ていて、それを武器の穴に差し込むようになっているんですね。MGなどの標準仕様です。
が、この剣の穴が浅すぎる。故にピンが充分に差し込めない。だから持てない。
ここは改造です。たいしたことじゃないでしょう。穴を深くするだけですから。
ピンバイスとデザインナイフを使って、穴掘りに出掛けます。
簡単に貫通してしまいました。アララ、まあいや。で、結果は?
保持できない!!
なんで?
調べてみると、剣の柄は曲線になっているんですが、この曲線が災いしているんです。
柄の上の方が一番太く、そこからだんだんと細くなっていって、最後のほうでまた太くなっているんですね。つまり、握った時に手に持つところ、ピンの場所が一番細いんですよ。つまり、掌から一番遠くなる部分に、穴が空いてしまっているわけです。
なので、掌についているピンの長さでは、剣の穴に差し込むのに足りないのです。
穴を掘っても意味が無いのです。
ピンを長くしなければ、結局持てないのであります。
で、考えます。ピンを長くする方法。
幾つかありますね。プラ板を使う。パテを使う。
しかし、どうしてもリスクが大きく、ヘタしたら予備のない手をぶっ壊しかねません。
非常に小さい部品を自作するわけですから、当然強度も心もとないです。
というわけで、泣きながらテープで留めました。
逆に、剣を太くすることも考えたのですが、これはさらに難しいです。パテで太くした後、ピンの太さと同じ穴を綺麗に空けるなんて、神業です。
両面テープなんて便利なものを持っていないので、セロテープを丸めて使いました。
これによって保持しているのが、上の写真です。
後でベタベタになってしまうのが嫌だけれど、持てないのはもっと嫌ですからね。仕方ないです。
これもコアファイターと同じで、テスト版を作ったとき、分かることでしょう?
剣専用の持ち手を着けてくれればいいじゃんか。
減点1。
ちなみに、第2期のロットからは、この欠陥が修正されていて、ちゃんと持てるそうです。
しかも、バンダイに相談すると、「欠陥品を送ってくれれば良品と交換してやるぞ」と言うとか。
この良品が単に剣の柄、さっきいったシルエットを変えただけの代物で、デザインそのものはダサくなっているようです。
ま、手に持つわけですから、見えなくなるし、関係ない部分ではありますが。
どうしてもテープが嫌な人は、電話相談してみるといいと思います。
私?私は電話するのが面倒なのでね。
他にも武器が沢山付いているクロボンさんですが、作りませんでした。
いや、一応ね、切り取ったんだけどね。変な武器ばっかりで格好よくないし、いいかなと。面倒だし。
なんかガンプラって、武器の段になるとモチベが激減するんだよねえ。このままで格好いいじゃんか、とか自分に言い訳しだすし、つか、実際格好いいし。
かといって、先に作っておくと、これまた邪魔だし。
今回みたいに、脚から順々に作ると、バラバラになるパーツがなくて、すっきり作れるんですよね。
ナイフくらいは持たせてみようと思ったんですが、脹脛に埋まっている、ナイフの柄となる部分が取れないのよ、これがさ。必死に15分頑張ったけど、駄目でした。
脚に無駄な傷ができそうだったので諦めました。やり方が悪いんだとは思うけど。
ちっこくて迫力なくてたいして格好よくないからいいや、となりました。
ってなわけで、クロボンさんの組み立ては終了です。
後は部分塗装に入ります。MGは塗装が楽でいい!!
既に幾つか塗装を済ませておりますが、武器がね、まったく色分けできていないので「must 塗装」ですよ。
こんな小さなパーツを色分けしてくれっていうのも、設計者が可哀想だし。この辺は自力救済しましょう。
色塗るのが一番嫌いなんだがなあ・・・・
ま、頑張ってきま~す。
では、また。
さて、今日は腕装甲を付けてあげました。
これにより、クロボンさんは全身に輝くクロスを纏い、戦闘準備完了となります。
あとは小宇宙(コスモ)次第ですね。
では、見ていきましょう。
まずは腕フレームそのものです。
これが裸の状態ですね。
ここに装甲をくっ付けていきます。
前腕部です。
第一段階。
フレームを装甲パーツで左右から挟みこんだ状態です。
そこにさらに・・・
細かく色分けされているパーツと、可動ギミックを仕込んだパーツを加えて、前腕の装甲終了です。
あとは上腕ですが・・・・おおっと!こういう構造か。
上腕装甲は一体成型の筒型になってました。
素晴らしい技術ですね。
数年前から、MGではこういった一体成型をたまに使いますが、こういうのを見ると思わずにはいられません。
「武器もそろそろモナカ式はやめて、一体成型にしようよ、バンダイさん!」
武器がモナカ式になっていると、デコボコが多いので、合わせ目消しが厄介なんですよね。
ま、これで腕は終了しました。
次は肩です。
まずは第一段階。
肩の基部を2つのパーツから作ります。
下のように可動ギミックが仕込んであります。
で、次ぎ。
肩の基部を白いパーツで左右から挟みこんで、その上から紺色のパーツを被せます。
これのお陰で、肩の合わせ目がほとんど消えるって寸法です。
2000年頃からのMGって、こういった技術を多用して合わせ目を隠してくれるので、とても作るのが楽です。
実際には、横から見ると肩の終わり際に、少し合わせ目が見えるんですが、気にならないでしょう。
私は消しません。
さて、これで片腕が完成しました。
両腕を比較してみましょう。
当たり前ですが、貧弱だった肩などが大きくなったことにより、バランスが良くなりましたね。
しかし、こういった左右非対称も格好いい気がします。
フレームのみだとちょっとイメージし辛いですが、左右非対称だと、複雑に見えて面白くなるんですよね。
なぜかガンダムのメカは、ほとんど左右対称ですが。やっぱりキットを踏まえた、金型成型の経済性を優先したデザインなんでしょうか?
さて、そんなことを考えている間に、左手も完成して、本体が完成しました。
全景を見ていきましょう。
全身にクロスを纏ったことにより、格好よさが10倍になりました。
いいですねえ、クロボンさん。つい3ヶ月前まで存在そのものを知らなかったわけですが、こうしてみるととてもいいデザインです。
ただ、ちょっと思ったのが、「脚、太くないか?」ってことです。
装甲が完成していないから、下半身デブに感じるんだと思っていたのですが、完成してみても、ちょっと太い気がします。
細身のデザインに、内部フレームを再現した結果でしょうか?
特に太ももが太く感じます。
足首にアーマーが集中していて太くなっているのも、大根脚に見える原因でしょう。
足首がキュっとしまっていると、全体的に細く見えるものですから。
バランスを崩すところまでいっていないし、好みの問題も入っているので、これはこれでいいと思います。
では、装甲も付いたことですし、腕の可動確認をして見ましょう。
肩の可動は、肩アーマーに邪魔されて激減しましたが、肘はちゃんと180度曲がりますね。
激減といっても、これだけ曲がれば、誰も文句を付けられないでしょう。
2重関節。凄いですね。
この発想そのものはそれほど難しくないと思うのですが、デザインを崩さずに、長くなった関節を組み込むってのは、かなり大変だと思います。
思いっきり曲げてしまうと、「明らかにおかしいところが曲がっているな」と感じてしまうのは、仕方のないことです。
さて、肩の引き出し式関節の威力を見てみましょう。
こんなことができます。
オーロラエクスキューション!!
喰らえ、絶対零度の凍気を!!
じゃなくて、肩が前にこんなに曲がるお陰で、腕を前で合わせやすくなっているんですよ。変に肘を曲げずにね。
これができると、武器の両手持ちが綺麗に決まるんですな。
例えば、ビームライフルを構えて、左手をそれに添えるとか。
サーベルの両手持ちとか。
約めて言えば、ポージングの幅と自然さが、大きく増すんですよ。
さて、恒例行事。
最後の比較です。
今日のお題はこちら。
「一番格好いいの、だあれ?」
個人的な思い入れを加味していいのなら、苦労した100ガンダムさんなんですが、やっぱりクロボンさんが一番格好いいかな。
こうしてみると良く分かると思います。すべてのパーツのサイズが小さく細いのに、足だけ太い。100ガンダムとほとんど同じ太さです。
脚の長さが同じなのは、その方がスタイルがよく見えるという理由ですのでいいと思います。
が、やっぱり脚は太いのではないかな?
特に腿がね。こう感じるのはなんでだろう?
あ!分かったかも。腰の横幅が狭いからだ。腰がすっきり細身なのに、太ももの太さは他と同じくらいだから、相対的に太く見えるんじゃないかな?
腰を左右で2mmずつくらい太く。あと足首が太いですから、足の赤い部分、スリッパを2mmくらい幅増しすれば、相対的にかなりバランスが良くなるのではないでしょうか?
え?改造?やりませんよ。こんだけ複雑な構造をもつキットを改造するなんて、果てしなく大変ですからね。
このままだって格好いいし。
ちなみに、太く感じる脚ですが、角度を付けてみると・・・・
ほら、太く見えない。
正面からの写真よりも、立体感がまして格好よく見える。
角度の付いた写真を信じちゃ駄目ですよ。
角度美人に騙されて、あとでてんてこ舞いしますからね。
じゃ、この辺で。
こいつを着せれば、下半身デブ感も少しは和らぐでしょう。
腰装甲、前と後ろからパチンと合わせるだけの単純な構造なのですが、前装甲のみ、勝手が違うようです。
見ていきましょう。
まずは第一段階。
中心となるパーツに左右から細いパーツをくっつけます。
下を見てもらうと分かりますが、接続部がボールジョント化されていて、動くんですな。
これはアレのためです。ええ、アレですよ。
で、こいつに色々とくっつけます。
最終段階。
後ろをくっつけて、そいつに腰との接続部♂をくっつけて終了です。
このあと、腰後ろアーマーを作りましたが、なんともはや、2種類あるんですな。
これがその2つです。
上のをつけるとクロボンX-1改・改(カイカイ?)とかになるんだそうです。
下が普通のクロボンさんの装甲らしいです。
微妙な違いですね。細さが違うだけで。
悩みながら、他のパーツも作っていきます。
できました。
横アーマーが素晴らしいですな。3つにパーツ別けをしてくれているお陰で、塗装が要らない。
ありがたいことです。
後ろアーマーは、細い方ではなく、普通の奴をつけることにしました。
では、クロスを装着していきましょう。
ガシーンとね。
おお、いい感じですね。下半身デブ感も薄れ、格好よくなりました。
ガンダムは、伝統的にチンコアーマーんとこが赤くなっていますが、なにか決まりがあるんですかね?
「赤くなければ、ガンダムチンコではない」
とか、そんなルールが。
さて、下半身の装甲も完成したことですし、可動確認をしておきましょう。
まずは立ち膝から。
綺麗に決まってます。
が、腰前アーマーは、実は外れているんですよ。これは乗っけているだけです。
腰アーマーの可動範囲の関係上、腿を90度以上あげると干渉して、外れてしまうんですな。
残念。
想定内の事態ですが、ちょっと勿体ないです。
お次は、正座です。
ちょっと腰が浮いてしまっていますが、結構綺麗にできましたね。
浮いているのは、腿と脹脛の装甲が干渉しているからです。
このデザインでは、2重関節を使っても完璧な正座は無理でしょう。
むしろ、これだけ曲がるのはたいしたものだと思います。
後は開脚を残すのみ。
左右です。
腰横アーマーが干渉するので、ここまでが精一杯。
フレームだけの時は250度くらい曲がってたんですけどね。
こんなポーズで飾る人はいないだろうから、どうでもいい性能調査ですね。
前後。
これも腰アーマーの干渉で、劣化しています。
このポーズをみていると、ルパン跳びを思い出すのは私だけ?
ビヨ~ンって感じ。
残す装甲は腕だけになりました。
本体完成度90%。
全工程完成度70%くらいでしょうか。
あと少しです。
では、また。
今回からは、外装の組み立てに移ります。
長い間、フレームのみで、この季節に寒い思いをしていただろうクロボンさんですが、今日からはあったかな毎日を送れることでしょう。
私も、誰かにこの冷え切った心を暖めて欲しいです。
誰か、こんな俺を抱きしめて!!
さて、今日は脚装甲を装着します。
まず第一段階。
ガシーンとこうなります。
後ろ側から装着していくんですな。
腿はたったの二つのパーツで、合わせ目が気になるところですが、ここもモールド化してあるので大丈夫です。
で、第二段階。
前の装甲をつけます。
細かくパーツ別けして、色も変えてくれているお陰で、塗装がまったく必要ありません。
後ろの装甲と前の装甲が噛み合う場所が、キッチリ合うのでキモチイイです。
ここの合わせ目も、モールド化してあります。
最終段階。
こうなります。
いや~、格好よくなりましたね。
フレームだけの時に比べて、かなり強そうになりました。
これを組み立てていて思ったのですが、ペガサスの聖衣(クロス)とかもこんな感じで装着するのでしょうか?
だとすると、結構手間がかかりますね。
不測の事態でも起こって、慌てて装着しなければならないとき、セイントはどうしているんでしょうね?
アニメでは勝手にクロスがくっ付いてきてましたが、漫画では自分で着てましたから。
形や色合い、覆う面積の広さを見ると、クロボンさんはシルバークロスですな。
ってか、ゴールドクロスなんてそういないですよ。私が知っている範囲では百式だけです。
ま、金に塗れば、なんでもゴールドクロスですがね。
そんな妄想に捉われつつ作業を進めていきます。
両脚完成。
では見ていきましょう。
むむ、これは・・・なんというか、その。
下半身デブに見えますな。下しか装甲をつけていないからですが、非常にアンバランスです。
ま、でも下半身だけ見れば、装甲が付いたことによって格好よさ4倍(当社比)ですな。
この脚装甲ですが、写真や絵でみると角ばっているように見えていたんですが、実は相当丸いです。
見てみましょう。
こんな感じ。脛にはエッジがありません。
どうでしょうか。私としてはかなりお気に入りです。丸いガンダムってのが初めてだったのでね。
前と後ろの装甲の合わせ目も、複雑な変化のある、綺麗なモールドになっているのが分かりますね。
ここまでは完璧ですよ。
ただし、装甲パーツが結構取れ易いんですな。差込が浅いのか、パーツ別けの設計上仕方なかったのか分かりませんが、装甲が脚全体でかなり取れ易くて、ちょっと動かすだけでずれます。
ま、装甲を付けた後も、フレームを見ろって意図(強制的な)があるのかもしれませんが、ちょっと困りますね。
じゃ、恒例行事に行きましょう。
今回のテーマはこちら。
「膝下が一番長いのだれ?」
膝下が長いと、脚のバランスがよく見えて、長く見えますからね。
クロボンさん、かなり長いことが分かります。100ガンダムより背は低いのに、膝下は長いですからね。
装甲を付けてみると、100ガンダムさんよりも脚が太いのですが、各所のバランスがいいため、スタイリッシュさでは圧倒的勝利ですな。
こうしてみると、100ガンダムの下半身がいかに不恰好であるかわかります。貧弱さすら感じますな。
ちょっと前まではそこそこ格好いいと思っていたのになあ。
当時は可愛いと思っていても、改めて今振り返ってみると、80年代の女たちがかなり恥ずかしい格好をしていたのが良く分かるのと同じですな。
ソバージュなんて、今となっては・・・・。
やっぱ、格好ってのは普通が一番ですよ。抹消したい過去を持ちたくなければね。
てか、こういう比較をしていくと、よく分かりますね。
格好良くするための改修をするのなら、それ以前に「格好いいバランス」をお勉強しなければならない。
これは面倒ですねえ。
2Dならまだしも、立体のキットが相手ですから、方法論の確立自体が難しそうです。
そうなると、やっぱりバンダイのキット成型技術は凄いって気が付くんですな。
では、今日はこの辺で。
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