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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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キターーーーー!!!
エンゲージSR1さいこ~。
雄叫びの続きは、追記で。

今日のミラージュ・セレナ
のお時間です。

今回は胸を組み立てました。
早速、見物。


胸の構造

四枚を一気に纏めました。
ってか、パーツが多すぎってくらいにあります。
これだけ細かいパーツのオンパレードですが、ほとんど全部、これらはディテールアップパーツだと言っても過言ではありません。
メカディテールを再現するために、わざわざ別パーツにしているわけです。立体感、スケール感を出すために。
何度も言っていますけどね。

特筆すべきパーツは、一番上に出ている定規の上にあるパーツ。
今までで最小です。下の画像を見れば分かるかと思いますが、首元の色分け(シルバー)パーツなんです。
凄まじい・・・。

しかし、これも今までと同じですが、微妙にはめ込みにくい感じなので、若干ストレスが溜まります。
このはめ込みにくさは、ガンプラオンリーな人からすると、そして造形そのものに興味があるわけではない人からすると、作りにくいから嫌だと言われたら言い返せませんね。
そんなに酷いとは思わないんですけど、やっぱりガンプラのはめ込み易さ(組み立て易さではなく)はずば抜けています。

実際、接着する時に、このパーツはもしかしたら洗濯バサミなどで挟んであげないと隙間ができるかもってパーツがあります。
綺麗にカッチリとはまってくれないのがあるんですな。

やっぱり、この辺は根本的な金型鋳造と計算などの技術力の差なのかな?
私はプラの材質に原因があると思っているんですけど。
硬すぎるんでは?プラが。

グア!!見てくださいこの凄まじい色分けと、ディテールを。
見ているだけでここまで楽しいパーツって、ガレージキット以外で会った事がないです。
FSSガレキのパーツは見ていると笑ってしまいますからね。

コトブキヤさんのプラキットは、パーツ時点ではやっぱりプラキットですから何がなんだか分かりません。
が、組み立てていくと・・・


胸の全貌

こうなります。

楽し~!!
部位を見ているだけで、こんなに満足感が得られるキットって、初めてです。
ホント、生で見てくださいって言うしかないです。写真だとやっぱりこの造形やディテールは伝わりにくいと思います。
どんな角度から撮ってもね。所詮は写真ですから。

生で見比べれば。この凄まじい立体感やらなんやらを体感できるかと思います。
なので、まずは一個アーマードコアを買ってみてくださいって言うしかないですね。
組んでいくことがこんなに楽しいプラキットって、あまりないと思います。

だって、出来上がってくるとその精密感に溜め息が出ますからね。

上の写真を見れば分かるかと思いますが、まったく隙がありません。
これは腰と同じですね。

また、構造的にも、腰に準じています。
つまり、塗装の便もいいと。

ただし、一個だけ注意点がありますね。
小さなパーツが多く、それらが上にも言ったようにはめ込みにくいので、外れてしまうかもしれません。
なので、必ず接着した方がいいです。

もっと言えば、はめ込みの際にギリギリなので、塗膜でさらにはめ込みの余裕がなくなる可能性がありますね。
この辺は後々塗装していけば分かりそうですけど。

でも、ここまでパーツ分けされていると、失くしそうで塗装が怖い。

さて、早速、胸を腰に接続です。


三面図

いいですねえ。アーマードコアを組むだけで満足してしまうっての、よく分かります。
金属粒子のお陰で質感もいいですし(ウェルドラインは駄目だけど)、造形やディテールも突出していると。

いいんじゃねえの?このままでさ。

無駄に何枚も写真を撮ってしまい、選り分けと編集が面倒です。

一応、腰の可動に触れておくと(写真撮るほどのものでもなかったし)、前後の可動は少し動きます。10度くらいかな?
左右にはほとんどゼロです。曲がるというよりも、ずれたといった方が正鵠をいて射ます。
また、回転は難なく360度回ります。意味ないですけど。


格好いい・・・

そんな訳で、胴体は組み立てが終わりました。

次回は「腕」!!

今日のセレナはお仕舞い。

また。


~追記~

さて、雄叫びを続けましょうか。
ワンフェス直前に明かされた衝撃的事実
エンゲージSR1のプラキット化。
もうね、本当に嬉しかったです。やっぱ、いざという時に頼りになるのはWAVEさんだよと。
こういうマイナーで難しい商品でも頑張ってくれるメーカーさんですから。WAVEさん。

んで、昨日、テストショットが来ました。

http://www.hobby-wave.com/LINE_UP/kit/FSS/data/1_144engage/index.html

FSSに興味のない方も是非見てもらいたいです。そして、是非とも作ってもらいたいですね。
って、俺がまだFSSを作るまでいってねえや。手が追いつきません。
逆シャア祭りが大きかった。

いや~。美しい!!物語の中でも星団で最も美しいMHと言われていますが、私もそう思います。
AUGEも美しいとは思いますけど、エンゲージの方が普遍的な美しさだと思います。
素晴らしいデザインだったエルガイムmk1を、より色気のあるラインにした感じ。
ま、エンゲージもオージェも好きなんですけどね。

ほんとねえ、FSSのMHの虜になってからこっち、エンゲージのプラキット化をどれだけ待ち望んだか・・・。
だって、FSSって基本的にガレキなんですもん!
しかも、造形やディテールが半端ないもんだから(見ると笑ってしまうくらいに凄まじい)、普通のガレキよりもお高い
んですもん!!
一個、普通に2万から。最近は2万5千円からってのが普通のお値段になってます。(嗚呼、ここにも模型値上がりの機運が・・・)
普通(FSSガレキ基準で)の大きさでいうと、一番高いのが4万以上もしますからね。
ええ、持ってますよ。4万のガレキを二つも・・・。自分でも阿呆かと思います。

最高額ガレキともなると・・・幾らだっけ?あれ。ええ、ツインタワーですよ。本編仕様だと10万。ツインタワーとなると・・・10数万くらいですか?
ま、馬鹿でかいんですけどね。ツインタワーなんて2mくらい?本体が40数センチかな?
個人工房で、生嶋さんも勝負しましたね。ほんと、凄い人です。

まあ、アレですよ。FSSって世界は、原型師さんも命を縮める思いでなきゃ作れない精密な物ですし、そのガレキを完成するまで持っていくユーザーの方も、滅茶苦茶に大変な作業をし続けるわけです。
整面とかプラキットでは絶対にありえないマスキング地獄とか。
しかも、物凄く高い金を払って・・・。

ですが、唯一人、WAVEさんだけは、安価なプラキットとしてMHを出しくれているのです。
10年ほどの歳月の間で、実質2種類(1/144は)しかなかったわけですが、そこに新たなる1ページが刻まれました。

レッドも素晴らしいデキでした。そして、エンゲージ・オクターバーSR1ですよ。
デキもかなり良さそうです。少なくとも、プロポーション的には文句ありません。ちょっと腿が長いかなとか思いますけどね。
元が佐藤直樹さんの原型ですからね。安心ですよ。
そりゃ、小躍りもしたくなります。

ま個人的には、今のところベストなエンゲージSR1は、シリコントライブの西山さんのかなって思ってますけど。
しかも、それを持っていたりします。22000円でした・・・。それでも比較的安いんですよね。FSSガレキの世界では。
でも、WAVEさんのプラキットのエンゲージも買います。
当然の助動詞ベシです。
価格は、1/144で3780円ですから、ガンプラと比較すれば、若干高いかと思います。元の設定でもガンダムと大体同じ身長ですから、HGUCがこの値段だというのと同じようなものですからね。
パーツ数を見れば、HGUCよりも多いのは一目瞭然ですが。

プラが209個。
ポリが40個
限定パーツが9個。

丁度、HGUCとMGの中間くらいですね。大きさはHGUCですが。

WAVEさんは、元々バンダイと比べ物にならないくらい小さなメーカーさんです。
しかも、原作となるものがガンダムと比べて圧倒的にマイナーなものです。
なので、むしろこの価格はかなり勉強したものだと思います。
小さなメーカーさんが、本金型で模型を出し続けること自体、賭けですからね。

どこかで聞いた話ですが、PVCフィギュアなどは500~1000個も売れれば元は取れるんだそうです。
一方、本金型のインジェクションプラキットは、万単位で売れないと元が取れないんだとか。
ガレキはどうなんでしょうね?原型師さんの労力たるや、半端ではないわけですが、果たして。

しかし、10年位前にでた1/144のKOGが2500円だったことを考えると、やっぱり模型の高額化が急激だってのが実感できます。
バンダイもMGでなんとか値を吊り上げようとしていますね。HGUCでも、昔は1000円くらいだったものが、今では2000円以上が当たり前。
売れ行きの絶対数が減っているのは事実だと思いますが、高額化はそれのみに理由を求められるとは思えません。

エンゲージ。正直、初回限定パーツが付いて云々ってのは気に入りません。
初版分を作ったあとは、金型を破棄するのかね?無駄じゃないか。
そんな限定商法でユーザーを脅迫するのは止めて、これからも普通につければいいじゃないか?
これ、WAVEさんだけでなく、現在の模型メーカー全般に言えることですけどね。

無駄に限定は止めろと。

初版でできるだけ売りたいって気持ちは分かるんですけど、どうせ金型は作ったんだし、限定にする必要性がまったくないと思うんです。
今回のWAVEさん然り(知る限り、WAVEさんは初めてだと思う)、ハセガワさんもこの手の商売の常連さんです。ちょっとだけ追加パーツを付けて、それを限定にするという。
マクロス関連で、よくハセガワさんもやっています。この間は、バーチャロンのフェイ・イェンでもやってましたね。
使えなくなった金型は、どうしているんだろう?
捨てるなら、俺にくれないか?ヤフオクで悪いことをしたりしないから。
俺だけが楽しむために、パーツを複製するから。手作業ではできないかな。

これは、バンダイもやっていますね。初版分だけオプションパーツが付いているとか。得てして、本当にどうしようもないものだったりするんですけどね、バンダイの場合。使わないものばっかりで。
あるいは、付いてないとおかしいものまで限定にしたり、あるいは別のキットに付属させたりして、ユーザーに喧嘩を売ると。
他にも、最近ガンプラの売り上げが落ちているせいか、色変えだけで限定にしていますね。グリーンダイバーズのZ。いまだに沢山見ますね。
イベントでは、変な色変えを、普通の商品価格プラス1000円とかで売っているらしいです。まあ、普通にボッタクリです。

コトブキヤさんだって、実はやっていますね。色変えで限定(アレは限定じゃなくなったのかな?よく分からない)。ま、これは本当に色変えだけですし(変に付加価値をつけるという阿漕なことはしていない)、無塗装派の人が組み替えをスムースに行うための配慮なんでしょうけど。
でも、色変えだけだったら、当たり前のように販売できると思うんですけど?
コトブキヤさんは、比較的無駄な限定販売で、ユーザーを脅迫はしないメーカーさんですけどね。良心的です。

ボークスさんの場合、キットそのものがほとんど限定みたいな感じですけどね。ガレキは仕方ないにしても、GGIのプラキットくらいは、普遍的に生産してもいいのでは?

今って、ネット社会ですから、いいキットってのは口コミでかなり広がると思うんですよ。
なので、初版の売り上げに拘らなくてもいいのではないかと。企業的には早く利益を取らないと、色々と厄介だってのは分かりますけど。
何だかんだ言ったって、知名度がなくてもいいキットってジンワリと広がっていくものですしね。
それを証明したのが、まさにアーマードコアなわけで。素晴らしいデキのキットを根気よくシリーズ展開したことで、ユーザーを獲得できたってことですね。
いい具合に知名度とユーザーを獲得したところで、コトブキヤさんは勝負に出たと。
つまり、超絶プラキットのアリーヤとテルスを送り込み、さらに今年の春くらいからほとんど毎月新作をリリース。
ま、クレストのパーツ違いが結構ありましたけど。デュアルフェイスは別物だと思ってますが。

さて、エンゲージ。既に幾つかのネットショップで予約が始まっていますね。
初回限定版を複数個買いは決定です。どう考えても、初回版の方がお徳なので。これはWAVEさんのサイトにも書いてますね。
最低二つ。できれば3つ。ああ、でも3つも買うと、1万近くになってしまう。
しかも、俺、コレクションがしたいんじゃないしね。
やっぱ二つかな。バージョン違いを作るのにどうしても二つ必要になるけど・・・どうなんだろう?
プラキットだし、差し替えは簡単にできるのかな?

これも限定商法の魔力なんでしょうね。
これがもし限定ではなかったら、複数個買いをするのは当然としても、一度にはやらなかったろうと思うのです。
最初に一個買って、それを作って。キットのデキやコンパチの意義を考えて、その上で二個目を考えただろうなと。
それができないのが現状ですから、一気に買わざるを得ない。
すると、初版分の売り上げが伸びると。
メーカーさんには嬉しいでしょうけど、もしこれで限定である必要性がなかったなんてことになれば(バンダイのように)、色々と悪循環が待っていると思うのです。

まあ、その辺は置いといて。

WAVEさん。これからエンゲージシリーズを出し続けてくれるようです。ジュノーン初期型、後期型。上手くいけば、ラストジュノーンも?
実際、ガレキの原型はありますからね。あとはそれをプラキットに置き換える作業をすればいいわけで。
それも大変でしょうが。

エンゲージシリーズ。楽しみですなあ。大好きなんですよ。ジュノーン系は全部。
一年に一個でもいいから、MHのプラキットを出してほしいです。
今現在、一番欲しいのは、AUGEなんですけどね。
ここで何度もいっているように、このキットが無駄に限定販売されたお陰で、物凄く欲しい私は買えずにいます。
たま~にヤフオクで出ても、定価27000円なのに4万くらいの値が付いたりして。
しかも買っている人がこれまた、なんと言うべきか・・・誰かの作った完成状態のキットを買ったり、一月に沢山のガレキ(美少女フィギュアが多かった。エロかどうかは分からないっす)を買ったりと、この人作る気ある?って人たちで、つまりはコレクターなわけです。

評判のいい、絶版ガレキだからこそ買うという人たちなんですよ!奥さん!!

そんな状態の中でAUGEを買えない私は鬱憤が溜まってます。
是非とも、エンゲージの次は、あの超絶造形のAUGEを!!
プラだと無理のある構造かなあ?色々と面倒な感じだもんねえ。
特にディテールの再現が大変そうだよ。ランダムバインダーの裏側とか。
ガレキに比べてディテールが落ちるのは仕方ないねえ。

なんにしても、美しいエンゲージSR1をプラキット化してくれたWAVEさんにスタンディングオベーション!!
大喝采ですよ。

WAVEさん。私はあなたが大好きです。
これからも、MHのプラキット化をお願いしますね。
デキがよければ、当然の如く買いますから、私。

嗚呼、エンゲージ。やっぱ三つかなあ・・・。

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今日のミラージュ・セレナのお時間です。

今回は腰を組み立てていきます。

早速。


腰基部

いや~。素晴らしいパーツ分けです。お見事!!
え?バンダイだってこのくらいしているって?
んん。そうでしょうか?よ~く見てください。

・・・分かります?
一応、ヒントを。


特筆パーツ

これらが特筆すべきパーツですね。左のパーツは異常に小さいですし、真ん中のパーツのディテールは素晴らしいです。
が、それ以上に、です。
真ん中のパーツ。よく見ると、出っ張ったところと下のほうとに穴が開いているのが分かりますね。
下の穴。ここの色分けパーツとして、左の小さなパーツがあるんです。後ろ側からはめ込むんですな。

すげえ!!

さらに、出っ張ったところの窪みに、2個上の画像のチンコの横にある丸いパーツが入るわけです。
これにより、開いている穴の色分けも完璧なわけです。

ここまで色分け・別パーツ化に拘るか?

そういいたくもなりますね。
実際、これのお陰で塗装の便はかなり良くなっています。
脚のマスキング必須な構造が嘘のようです。

さらに・・・


腰前後アーマー

前後のアーマーです。
ここも素晴らしいですね。装甲の表と裏を完全に別パーツ化。
最近はMGでもこういったことはしていますね。塗装が楽です。立体感も出ますし。

しかし、腰と腹の接続部にもここまでのディテールを入れていると、もう気持ちいいですな。
見えなくなるのに。

現在の状況を正面から見てみましょう。


うほっ!

ね?チンコアーマーの色分け。よく分かりますよね。
大変結構です。

次。横アーマー。


腰横アーマー

ここも前後アーマーと同じ構造になっています。
相変わらず、装甲裏にもモールドが入っていますし。

で、これらを組み立てて、腰は完成。


腰完成

できました。

いや~。パーツが多くて草臥れました。
フレームがないくせに、そこらのMGよりもパーツが多いってのはこういうことなんですな。

しかし、凄い立体感と精密感です。無駄に何枚も写真を撮ってしまいましたよ。

ワクワクしながら、脚と合体です。


三面図

格好いいです。非常に。
隙がまったくありませんな。

脚に関しては、もう少しやりようがあったのでは?って思う構造でしたが、腰に関してはほとんど完璧だと思います。
無塗装派にも塗装派にも、文句無く作りやすい構造です。

ディテールが山ほど入っていますから、それらを上手に塗り分けたら、恐ろしい質感になるでしょう。
ちょっと頑張ってみようかな・・・。マスキングが地獄になるけど。本気ットだし。

しっかし、どうだい?下半身しか組み立ててないのに、ここまで格好いいプラキットってお目にかかったことないぜ。
旧キットから現代に戻ったばかりだから、余計にそう思うのかもしれないけど。
あ~、組立作業でワクワクしまくりです。これも久しぶり。サザビーさんではゲンナリしまくりだったからなあ。

あ、あとですね、ちょっと思ったこと。これも確定ではないです。ただの推測。
以前書いたこと。「勘合が甘く、はめ込みし辛い箇所がある」。これですね、もしかしたら、プラの質に依るものかもしれません。
硬いと言い続けていますが、この硬さがしなりを少なくし、はめ込むときにいい感じにパーツが歪んで、はまり易くなってくれないからではないかと。

力を加えればちゃんとはまるパーツが殆どなんですよ。引っかかっている部分を押したり引っ張ったりすれば、まずはまりますし。
なので、そう思いました。
あまりに硬くて、一旦はめると外せない箇所もありますけどね。股関節のボールジョイント♂とか。
これを腰への固定パーツにはめ込むと、まず外せません。固定パーツ自体は外れるので問題はないですけどね。
上のボールジョイント♂の硬さはパーティングラインも原因の一つになっているかもしれません。
実際、足と足首の接続部になったボールジョイント。これも足の穴にはまりにくいんです。が、パーティングラインを削り取ったら、綺麗に奥まではまりました。
仮組みの段階から、関節部にあるパーティングラインは消した方が無難です。

やっぱり、この硬いプラはちょっと嫌だなあ。組み立てるときも若干やりづらいし、ばらすときはもっと辛そうだ。
でも、硬さが金属粒子のせいだとしたら、文句は言えないですね。
プラの色合いがいい感じに金属的なので、塗装しなくても綺麗ですから。無塗装派に優しいって大事です。
写真では分かり辛いかもしれませんが、表面はツルツルなのに、反射はいい具合に半ツヤって感じです。これも金属粒子のお陰でしょう

ほんと、表面は綺麗です。ウェルドラインがなければ完璧なんですけどね。


格好よすぎ

そんな訳で、下半身が終わりました。ディテールが多くて、見飽きない~。
次はお楽しみの上半身です。
楽しみ~。

しっかし、腰周りはかなりパーツが多かったな。

では、今日のセレナはお仕舞い。

また。


~追記~

ミラージュ・アトラス・フォックスアイの彩色済みテストショット。きましたね。

http://www.amiami.com/shop/?vgForm=ProductInfo&sku=GDS-9128&template=review.html

アリーヤからウラヌス、テルスと続いた、どことなく近未来的というか美しさを追求したデザインと違い、無骨なデザインになっていて、これもまた素敵です。
顔の塗り分けは変な気もするんですが。どっかの土人の顔みたい。

現在作っているセレナに続く重量級ということもあって、そりゃ期待も高まります。
同じ重量級といっても、曲線美が主体のセレナに比べて、フォックスアイは思いっきり鉄板の集合体といった感じです。重々しくていい。
これまでに比べて、複雑なディテールや面構成などが減っているような気もしますから、それがより一層、「鉄板感」を醸し出しているのでしょう。

しかしなあ、秋以降の新作模型はまさに目白押しでありまして、お財布が厳しい。

買いたい商品をざっと並べると、
1:インテリオル・テルス
2:ミラージュ・ウラヌス
3:フォックスアイ
ここまでがアーマードコア。これはまだ増えるだろうけど。ナインボールとかいつになるんだろう?ま、12月しかないかな。

4:エンゲージオクターバーSR1(2個買い必須?)
5:KOG(まだ買おうか悩んでいるけど。以前は買わないって言ってたのに)
ここまでがFSS。他にも欲しいガレキが沢山あるんだけど、お金がね。

6:ダイゼンガー馬付き(名前が分からん。かなりでかいキットになりそうなので、8千円くらいになるかも・・・)
7:アルトアイゼンの1/100
8:ビルトビルガー高軌道型

単に欲しいというのであればまだまだありますが、これから出る新商品の中ですら、これだけ欲しいものがあるわけです。
新商品の中でも、それなりに選り分けてるんですけどね。

全部で幾らかかるんだろう?
ブッチギリで高くなるであろうKOGを除いて、割引で買っても3万円以上になりそうです。
KOGを入れれば7万近く?
むむむ!厳しいぞ。

ACもガンプラほどではないにしても、結構再販もされているみたいですし、どこかで売っているようですから、どれかを後回しにしようかな。
あと、スパロボ関連にしても、現在物凄く強い衝動があるわけでもないからら、後回しにしようかしら。

ダイゼンガー馬付きみたいなマイナー(?)でありながら高い商品こそ、後々見つかりにくくなるものですからね。

ってことで、絶対に譲れないものを考えてみると、
1:テルス
2:エンゲージSR1
3:ダイゼンガー馬付き
4:KOG(購入機会が限られるという意味で)

KOGを入れなければ、2万以内に収まりそうですね。これなら、無理なく買える範囲。
KOGはどうしようかなあ~。ガレキという商品であり、またWAVEさんということも相まって、これを逃すと次にいつ買えるか分からないんですよね。
早くて数年後。下手したら・・・。いや、分かりませんけども。

9月下旬に受注開始ってことは、11月初頭に発送開始ってことだろ?すると、それまでに3~5万の金を用意しておかなくてはならないわけだ。
いや、あるんだ。金は。が、使っていい範囲での金としての5万を、これから2ヶ月の間に捻出することが困難なんだ。

やっぱ、KOGがガンなんだよなあ。
諦めようかな。

しかしなあ、今年はもう模型を買わないようにしようって、ワンフェスで6万以上のお金を使ってしまってから言い続けているわけですが・・・。
アレから私は何体の模型を買ったことだろう?
そして、今年中にあと何体の模型を買うことだろう?

手が遅く、一月に2体が関の山なのに、それを上回る数を買ってしまっては、積みは増える一方だぜ?

ついでといってはなんですが、アルトアイゼンの1/100もきてました。
http://www.amiami.com/shop/?vgForm=ProductInfo&sku=GDS-9127&template=review.html

これも面白いんだよなあ。

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今日のミラージュ・セレナのお時間です。

今回は脚部を組み立てていきます。

っとその前に。
これから本格的にこのキットを組み立てていくわけですが、私の少ない模型知識の中で、コトブキヤさんの、というかアーマードコアシリーズの長所は勿論のこと、短所もなるべく公平に挙げていきたいと思います。
幾らアーマードコアのキットが好きでも、絶賛ばかりでは気持ち悪いのでね。

実際には、キャラクターモデルの主流であると思われるガンプラのMGとの比較が多くなるかと思います。
MGと比較した方が、色々と両メーカーのコントラストが分かり易いでしょうし。
公平に長短を挙げていけば、バンダイのいいところ、コトブキヤさんのいいところ。同時に分かるでしょうし、望ましい模型のあり方も見えてき易いかと。

では組み立て開始。


膝下の構造

面白いパーツ割ですね。
色分けも素晴らしい。
何より、造形が素晴らしい。詳しい造形の面白さは後ほど。

欠点から先に書いてしまいましょう。
見て分かるように、脹脛にあるスラスター(?)みたいなものと、脛のシルバーのパーツ。
これが塗装を考えると厄介です。

踵スラスター(便宜上、勝手に命名)はご覧の通り挟み込み式の固定です。
故に、塗装に関してはマスキングが必須になっています。
これを差し込んでおかないと、合わせ目消しすらできませんからね。

次、脛のシルバーパーツ。上手いパーツわけではあるのですが、もう少しやりようもあったのではないかと。
ここも合わせ目の関係上、マスキングが必須になっているからです。
左右からの挟み込みではなく、上から被せる形なら、ここに合わせ目もできなかったのではないかな?そうすれば、塗装も楽になったろうに。
それは無理のある構造なのか?

ま、見て分かるように膝下にある複雑なラインを醸し出している部分は、すべて別パーツで、あとからはめることができます。
よって、マスキング自体はそれほど難しくないとは思いますけど・・・。
ワンパーツ成型よりもかなり増しっていう感じかな。

とりあえず、足と接続してみます。


膝下完了

いい!!非常に格好いいです。
右のは、装甲の裏側を撮ってみたものです。ごらんの様に、まったくスカスカ感はありません。
さらに、踵にシリンダーパーツが入っていますね。これ、別に足にはめ込む場所はないんですけど、見た目が素晴らしいです。
ここはちゃんと塗り分けたいですね。

さて、ここまでで特筆すべきパーツをご紹介。


美しい曲線表現

一見地味ですが・・・、この曲線表現。見事です。ここまで綺麗に曲線をインジェクションプラキットで表現しているのは初めて見ました。
何度も言っていますが、素人がCADを使って作っているバンダイには決して出せない立体表現の領域です。

ただ、幾分ヒケがあるので、そこはお手入れをして上げましょう。

次。


執念の別パーツ化

長さ5mm、幅3mm程度のパーツですな。

細かい成型ならバンダイも負けてはいませんが、こういったディテールパーツを別パーツ化することは稀ですね。大体、モールドで表現します。
そこをあえて別パーツ化することで立体感を強調し、造形の面白味を増しているわけです。このキットは。

次は全体像の面白さを。


足首の質感

足首のメカニックです。
どうでしょうか?ガンプラで、ここまでメカメカしさを感じる造形はなかなかないですね。
まったく嘘臭くない造形。手抜きもありませんしね。
素晴らしいです。

こういうところも綺麗に塗り分けてあげると、より精密感が増すでしょうね。
今から塗装が楽しみです。といっても、こういう細かい所はひたすらマスキングが続くので、精神的ダメージが大きかったりするんですけどね。

しかしです。三章開幕の時に書いたように、セレナは「本気ット」なのです。
手抜きをなるべくせずに、美しく仕上げましょう。

あ、でもちょっと構造が・・・

早速足首の可動を調べてみましょう。


足首の可動

左から、1:足首を横に回転させたもの。2:横に倒したもの。3:前後に倒したもの。ですな。
1はまったくといっていいほど動きません。足の甲に乗っている丸っこいのが邪魔しているのですな。
2はかなり動くと思います。私が20年近く前のキットから帰ってきたばかりだからそう思うのかもしれませんけども。最近のMGは尋常じゃなく動きますからね。
3も充分でしょう。前にもう少し曲がってくれると踏ん張った姿勢が出来たのですが、まあ許容範囲内です。

次は腿です。


腿の構造

ここも、割と厄介な構造ですね。塗装に関しては。
腿の装甲パーツが前後から挟むようになっていますしね。
この合わせ目を消すとなると、かなり面倒なマスキングが手間です。
組み立てる前にマスキングテープを張っておき、塗装後にそれを剥がすという。

下の画像を見れば分かりますが、合わせ目のラインがモールドの様に変化しているので、本当にモールド扱いしてしまった方が無難です。
私はそうする予定です。

あとですね、パッと見では分かりにくいのですが、上の写真の真ん中の部分の一番下に写っている上下に長いパーツ。
これが一番下の左側の腿のフレーム部分になっています。
これがあるお陰で、合わせ目が隠されていること。精密感が増していること。などなど。いい仕事しています。
ま、この辺はガンプラでもしょっちゅう見かけますけどね。

では、早速合体。


脚部完成

脚の組み立てが終わりました。

先ほど書いた、いい仕事をしているパーツ。こうして見るほとんど見えません。
この辺は、コトブキヤさんのこだわりといったところでしょう。

では、早速膝の可動をチェック。


膝の可動

前には全然倒せませんが、後ろは90度曲がります。
前は残念ですけど、90度も曲がれば問題ないでしょう。180度曲げることなんてまずありえませんから。

ちなみに・・・


膝の内部

膝を曲げると、あの精密なモールドが回転して見えます。って、見えますか?画質が悪いですけど。

ここでも欠点を挙げておきましょう。
腿と膝の接続部は、実はポリではありません。写真を見れば分かると思いますけど。
スチロール同士で接続しているのですな。なので、何度もここの着脱を繰り返せば、思いっきりヘタリます。
気をつけましょう。
まあ、硬い材質のプラで表面もツルツルで、しかもかなりきつい勘合ですから、そう簡単にはスカスカにはならないでしょうが。

ま、そんな訳で、脚部組み立て完了。


今日はお仕舞い

ここまで組み立てた感想を纏めてみましょう。

まず、前回から思っていたことですが、プラの感触が懐かしい。どこかで触ったことがあるんですよ。
なんだろう?ずっと考えていたんですが、思い出しました。

ずっと昔(それこそ20年位前)、食玩で売っていたゾイドのプラモと感触が似ているんです。
ギシギシしてはめ込みにくい感じ。

このギシギシ感が金属粒子に依るものなのかは分かりませんけども(そういえば、そのゾイドのプラモにも金属っぽい質感があったような気がする)、ACに使われているプラの品質は、MGなどに使われているガンプラのプラの品質よりも悪いのかも知れません。
ギシギシするってのは要するに、プラに粘りがなく硬いってことですよね(しならないってこと)。以前にも硬い気がするって書きましたけど。
なので、破損し易いと思います。

このプラ素材の品質を落すことでコストダウンしているのなら・・・仕方ないかも。
といっても、経年劣化がガンプラよりも早く激しいのなら、それは困りますね。
まだ発売してから数年しか経っていないので、劣化のことを語っている人もいませんけど。っていうか、どこもプラの劣化自体、論じられていませんけど。

この辺は、私の勝手な妄想なんですけどね。実際には品質は悪くないかもしれませんし(方向性が違うだけで)、経年劣化にしてもバンダイ製と同じようなものかもしれません。
なんの根拠もなく、ただ触った感触で話しているだけです。

他に欠点としては、パーツの組み立てるときのピンとダボの噛み合いが、ガンプラに比べてちょっと悪いです。
これはアチコチで言われていることですが。
腿と膝の接続部もはめ込みにくかったですし、脛のシルバーのパーツなどもちゃんとはまりにくかったです。

あとは、本当に僅かですが、バリも出ている箇所がありました。といってもちょっとしかないのでナイフですぐに取れますけど。
まだあります。写真では分かり辛いでしょうが、つま先の合わせ目。ここがなぜかえぐれているのです。なので、合わせ目が線ではなく「溝」なのです。
両脚そうです。
取説の写真では、ここの合わせ目も綺麗に消していることから、モールドを意識しているわけでもありません。
なので、これは金型レベルの問題でしょう。
綺麗に消すにはパテが必要ですな。

ま、そんな感じで、やはり組み立て易さなどはバンダイにはまだまだ及ばないコトブキヤさんのキットです。
が、造形に関しては遥かに勝っていますし、模型は造形だ!!って人には御誂え向きのキットですな。

しかし、塗装はバンダイよりもし易いと思っていたけど、この時点でマスキング必須な箇所がこんなに出てくるとは思わなかったぜ。
やっぱり模型ってのは、作ってみないと分からないものだな。説明書を幾ら見たって駄目だ。

でもま、長短ひっくるめて、面白いキットであることは間違いありませんよ?
こんなに組み立てるのが楽しいキットは久しぶりですよ。

では、今日のセレナはお仕舞い。

今回はヤケに充実した内容を書けた。やっぱりキットがいいと、自然と書くことが増えますね。

また。

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今日のミラージュ・セレナのお時間です。

暫く模型を作ることができませんでした。なので、開始していながら本編がなかなか始まらないという宙ぶらりんな状態だったセレナ。
でも、大丈夫です。今回からガシっと作っていきます。

今回組み立てたのは足です。
さっさと見ていきましょう。


組み立て図:足

はい。見て分かるように、かなりパーツ分けされていますね。MG並みです。

が、頂けないなあと思ったが、足の外装。ダークレッドのパーツですね。
これが、足裏のパーツを左右から挟みこみ式での固定なんですよ。
これはちょっと面倒です。

何故かというと、爪先に合わせ目ができるわけですが(踵はディテールがあるので、合わせ目になってない)、それをあとから消してあげなくてはならないからですな。
このレベルならマスキングで充分に対応できますから、塗装後に再度合わせ目消しをして・・・てやらなくてもいいんですけどね。なので、それほど大きな問題でもありません。
実際には、足の甲に乗っている丸いパーツと足首パーツはあとからでも外せるので、それほどペーパーがけの作業もマスキングも負担があるわけではないです。
足裏と足の中のマスキングは幾らか面倒ですが。

で、最後に足首パーツを組み上げて、足完成っと。


足完成図

上の組み立て図を見れば分かるかと思いますが、足首パーツの時点で、関節が2重関節になっています。
足と足首と繋ぐ箇所。ここがボールジョイント。
足首とすねを繋ぐ箇所。ここは普通のポリパーツ。

組んでいて、足首パーツがはめ込みにくいです。力を入れてやればはまりますが、後々ばらすときのために、今はキッチリとははめ込んでおりません。
こういうパーツの精度は、まだコトブキヤさんはバンダイに勝てませんね。

が、しかし!!


正面から見物

どうでしょうか?このメカニカルフット。
足裏の面構成だけ見ていても退屈しませんね。これだけ複雑な足裏の面を、プラキットでは始めてみましたよ。
モールドもいい具合に入っていますし、センスもいいです。

コトブキヤさんのキットを始めて触った感触など。
プラがちょっと硬いです。ナイフでゲート処理をしていると、切りにくいです。
あと、これはACの問題ですが、金属粒子の関係上、ゲート跡が非常に目立ちます。見てもらえればすぐに分かると思いますけど、黒ずんでますね。
色合いがかなり違うので、ペーパーをかければ綺麗になるって問題でもないと思います。
整形色の問題で、ガンプラなどでもありますが、プラの中ほど色が濃くなったりしますよね。
金属粒子を使っているACはそれがさらに大きくなっているようです。

あとは、初回のパーツチェックでも書いたウェルドラインでしょうか。
これも金属粒子のせいなんですけど、あらゆるところにあって、なかには細かいパーツのモールドの奥にまで、深く太いウェルドラインができていたりします。
これはちょっと難敵ですね。
アリーヤでも、これを発見して萎えました。

金属粒子のお陰で、そのままでもプラの質感が良くなっているのは確かなので、文句は言えませんけどもね。無塗装派にも優しいってのは大事なことです。
塗装を考えている人には、ちょっと面倒な工程が増えますね。
その工程をやる価値のある模型だと思いますけど。

いずれにしても、ここまで見れば、ディテールなどはガンプラなんぞ目じゃないことは分かると思いますし、造形レベルもやっぱり超バンダイクラスですね。
作り易さはかなり劣りますけど、そこはそれ。技術とかを必要としないただの作業でしかないわけですから。まったく問題はないと思います。
バンダイみたく、作り易さばかりを追求して、どうにも造形やディテールが物足りないものよりも増しではないかと。
造形やディテールを弄るとなると、やっぱりそれなりに技術と道具が必要ですからね。

こうして作り比べて見ると、メーカーがどこを見ているのかがよく分かりますね。

パッと見だけの性能を重視し、可動やギミックなどの模型には付加価値でしかない部分に力を入れるバンダイ。
そのお陰で、2次元的シルエットは良くても、造形に立体感がなかったり、細かい所は結構いい加減だったりすると。
なので、作りこもうとすると、かなり大変な物になるわけです。

一方、コトブキヤさんは、基本工作は必須な構造ですが、それってただの作業でしかなく、面倒ではありますが簡単なわけです。
その作業をしなくてはならない代わりに、造形改修やディテール追加など、ユーザーにとってもっと大きな負担となる改修箇所をする必要もないほどに、元からしっかりしていると。

要するに、模型作りに関する全部をやろうとすると、結局はバンダイ製キットよりもコトブキヤ製キットの方が楽だと思います。
あ、でもこれってAC的価値観から語っているなあ。
ガンダムって、デザイン時点からそんなに複雑じゃないし、結局ACがやっているような造形・ディテールレベルは必要ないか・・・。

でも、上手い人のガンプラ作例って、必ずディテールアップが施されていますよね。
やっぱり、その辺をお考えなくてもいいってのは、最終的な手間が省けるってことじゃないかな?

ん~。ま、個人的にはACの設計思想の方が好きってことで。
バンダイのは、敷居は低いが、キットそのものの限界性能(改造なしと言う意味で)はコトブキヤさんに劣るキット。
コトブキヤさんのは、敷居はちょっと高いが、キットそのものの限界性能はバンダイに勝るキット。

どっちも正しいですよね。お手軽さを取るか、クオリティを取るか。
あとは、ユーザーが好みを選べばいいだけです。

そんな訳で、今日のセレナはお仕舞い。

また。

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新章突入第一弾は、勿論アーマードコア。
そのACの中でどのキットを選ぶべきか?
決まっています。

私をしてACの魅力に気が付かせた、出会いのキット。これを作るべきでしょう。

そんな訳で、今日のミラージュ・セレナのお時間です。
私のAC第一弾です。コトブキヤさんのキットの第一弾でもあります。

セレナといえば、以前
こんなことを書いていました。
この時は随分と無知だったわけですが仕方ありませんな。
小学校の時以来、模型に関する私の知識は何にも更新されていなかったわけですから。
そして小学校の時に得られる模型の知識は、地元の玩具屋さんにおいてあるキットからのみです。
雑誌なんて存在も知りませんでしたし、今のようにネットで調査ができる時代でもありませんからね。

バンダイとタミヤ。あとはイマイとかハセガワくらいなもんですよ。見たことがある模型って。
コトブキヤなんて知りません。

が、何でもそうですが、固定観念に捉われずにいると、こういう出会いってのは必ずあるわけです。
新しい世界を見せてくれるものとの邂逅ってやつが。

ふと目をやると、そこに素晴らしいキットがあった。私は一瞬で心奪われ、作りたくて仕方なくなった。
それがアーマードコアシリーズ。
そして、ACの魅力を垣間見せてくれたのが、セレナなわけです。
今でも、サザビーっぽいって思ってたりします。もしかしてデザイナーは出渕さん?

そんな関係ですので、ACを始める時は、これを最初に作ろうと決めていました。
出会いが11月。そしてそこから9ヶ月の月日が流れ去り、ようやく辿り着きました。

前書が長くなったので、あとは本文に混ぜながら書いていきましょう。

まずはセレナの全景から。


全景

ランナー数
プラ:15枚
ポリ2枚
計17枚

パーツ数
プラ:314個(目のクリアパーツは選択式なので、実際に使うパーツは311)
ポリ:28個
計342個

かなりのボリュームです。普通にMGクラスです。
キットの大きさは15cm前後のACですが、そのパーツ分けはMGより遥かに徹底しています。
こういう点は、全塗装をする人向けに作られていることがよく分かります。

MGなどバンダイのキットは組み立てるだけで楽しめるように作られています。
なので、面倒な合わせ目消しがなるべくないように設計されているのです。
また、細かい部分はシールでの色分けとなっていますね。

翻って我がAC。塗装を前提に設計されているので、その過程にある合わせ目消しなど当たり前にやれという設計です。当然、シールなどありません。
その代わり、マスキングなどの塗装で面倒な作業を軽減するため、パーツ分割がここまでやるか!ってくらいに徹底しています。
よって、全塗装をする場合、かなり親切だと思います。

ま、ガンダム系の場合、デザイン自体がそれほど複雑なものはないので、そこまでパーツ分割に拘らなくても塗装が大変になるってわけでもないからなんですけどね。
ACは、ディテールや面構成が半端ではなく複雑ですから。
ユーザーのストレスフリーをどの次元で解決するかと考えた時、合わせ目消しという基本的なことではなく、塗装という一番模型の印象を左右するところを楽にしてくれたんだと思います。

つまり、漢のキットです。

組み立てるだけでは満足できない。
もっともっとこのキットで遊びたい。
拘りたい。
格好よくしたい。

最終的には、そういう人向けに作られているキットだと思います。

勿論、色分けもかなりなされているので、無塗装でも大いに見栄えします。
この辺、ちゃんとコトブキヤさんは分かってらっしゃる。
拘る人向けにやる以上に、ライトユーザー向けのセールスポイントを持っていた方が、模型としては正解なのです。
そういう意味で、ガンプラは成功しているのですから。

ランナー全景をパッと見れば分かると思いますが、ランナーの構成が脚なら脚、胸なら胸、腕なら腕。そういう風に作られています。
組み換えをうたい文句にしているキットですから、後々別売りとして出しやすい体裁にしたってことでしょうね。


宣伝

同梱されていた、宣伝冊子です。
現在、最も熱いプラキット、レイレナード・アリーヤのシルエットが載っていますね。
当時は2006/11月。ワンフェスでは試作品(原型?)が出ていたので、この頃は具体的な情報が出ていなかったってことでしょうか?
ま、この個体を買ったのが11月ってだけで、実際に卸されたのはもっと前だと思いますけど。
ガンプラ以外のキットって、いまいち発売年月日が分からないですから。

さて、組み立てる前に、ちょっとだけパーツの造形やディテールを見ていきましょう。


美しい曲線

美しい曲線です。現在のバンダイではまず見る事のできない表現です。
バンダイだってできる技術です。が、やりません。
なぜか?簡単です。開発に時間がかかるし、難しいから。
それゆえ、こういう難しいデザインをハナから弾いて、ガンダムデザインを作っていくから。

要するに、造形的観点からすると、つまらないことばかりしてきたってことですよね。
MGなどでは最近、後付けのディテールを山ほどいれて、それをMGの付加価値にしようとしていますけど、限界があります。
プロのデザイナーに、デザインの時点でやってもらうべきです。
素人がディテールなどを作るとこうなるってのは、既にMG・Hi-νで証明されているのですから。
ま、ガンダム00でもやはりメカメカしさは取り入れなかったので、これからも模型表現の難しいディテールは取り入れるつもりがないのでしょう。

他にも・・・


ワンパーツ成型

左側の大きなパーツ。胸です。
よくこんな複雑な形を抜いたなって思います。
どんだけ沢山の面と曲線が混じっているんだよと。
ACの胸はみんなこういった構造になっています。

バンダイの成型技術は世界一なんてよく聞きますけど、実際には他のメーカーの成型技術の方が勝っている場合もあります。
勿論、上に書いたように、実際にやっているか否かという意味であって、やろうと思えばできるか否かという意味ではありませんけどね。

まだまだあります。


ハイディテール

これ、1cm四方のパーツです。
それにこんな複雑な造形を施し、綺麗な曲線までも再現している。
インジェクション成型の限界ってなんだっけ?って感じです。
プロの原型師さんに原型を作ってもらってから、金型を作るという姿勢のメーカーだからこそできるクオリティですね。
CADのみでは決して出せません。


ハイモールド

真ん中らへんのシールド。丸い奴ですな。これもまたハイディテールです。段差ディテールと凹凸モールド。
ここまでワンパーツにディテールを入れるってのは、ガンプラではお目にかかれません。

さらに、


どうやって抜いた?

これ、どうやって抜いたのかちょっと不思議なんですよね。
真ん中の凸モールドの周りに、城の堀のように凹モールドがあって・・・。
インジェクションの限界に迫っていますなあ。


素晴らしい!!

この辺もそうですね。右側。
成型そのものはそれほど難しくないとは思うんですけど、わざわざこんな細かいものまで別パーツ化して、立体感を強調してくれるこだわりの模型メーカーって、沢山はありません。

あと、人によっては欠点にもなるかもしれない点。


手は握りのみ

手は基本的に握り手しか付いていません。
これ、確実な武器の保持のためなんですな。MGのような可動指にすると、たいして表情も付けられない上に、武器保持も怪しいという中途半端な物にしかなりません。
よって、確実な保持を追及したこの手は、私は大いに賛成です。
これプラス、自然な形で開いた手のパーツも付けてくれれば満点です。
指が動く必要なんてありませんから。

あとはこのキットの欠点を幾つか。


悪名高い・・・

悪名高いポリパーツです。
なんでも径差が微妙に合っておらず、ポリ♀が割れるとか。
これは困りますね。接着後に割れてしまったら、救済不可能ですから。

私も、組み立てながら微調整をしていこうと思います。

他。


ウェルドライン

見えますかね?ウェルドライン。AC特有の欠点です。
ACは塗装しなくても質感を出すために、プラの質感を金属に近づけようと金属粒子を混入して成型しているのですな。
なので、見た目の質感がなかなかよろしい。

が、その金属粒子のお陰で、ウェルドラインが圧倒的に増えています。
これは、ACシリーズを通しての欠点ですね。

ま、欠点といっても、気にならない人も多いでしょうし、整面も難しいものではありませんけども。
でも、気になる人には、かなり面倒な作業が増えますね。
ほとんどワンパーツごとに整面作業しなくてはなりませんから。

ちなみに上のパーツ。同ランナーで2枚入っているのですが、両方ともまったく同じ場所にウェルドラインが入っていました。
このことから、なんらかの解決策がある気がするんですよね。
溶けたプラを流し込む場所を変えるとか、流し込む箇所を増やしたり減らしたりしてみるとか。
ま、試行錯誤した結果のベストがこれなのかもしれませんけど。

さて、ザクっと紹介しただけなのに、かなりの枚数の画像を使ってしまいました。
でも、まだまだキットの魅力をお伝えできるわけもありません。

男同士の最も深い会話は「拳で語る」ことであるように(慶次談)、模型との最も深い会話は「作る」ことですからね。

さて、話は戻ります。
セレナと出会った時、そこで私は一つの大きな事実に気が付いたわけです。
「俺はガンダムを作りたいのではなく、格好いいメカを作りたいのだ」
根本的な転換の第一歩というべきでしょう。
何の違和感もなく、非ガンダムデザインを受け入れ、それを格好いいと思ってしまったわけです。

別にガンダムが好きだと自分でも思ってはいませんでしたけど(アニメもろくに知らないし)、そこらにあるガンダムデザインなんぞよりも遥かに私の琴線に触れるデザインが埋もれているのだと分かったのです。
約めて言えば、「ガンダムなんぞ、全体の一部にしか過ぎない」と気が付いたのです。
その前後してFSSやらとの出会いもあったのですが、それはまた別の機会に。

そんな訳で、いよいよ念願のアーマードコアの制作に入ります。
次回から仮組みフェイズに突入・・・といいたいところですが、旅行に行ってきます。
なので、組み立ては28日からになりそうです。

では。


~追記~

ちょっと間が開いてしまいましたが、私の通ってきた模型道の続きを書きます。

○リアル頭身に魅せられて・・・

最初に買ったリアル頭身の模型はなんだったか・・・。実ははっきりと憶えてません。
おそらくなんですが、1/144百式だと思います。
それもただの百式ではありません。

金メッキ仕様!!

最近調べてみたら、これって何かの限定バージョンだったらしいですね。
だからそれ以降に一回も会わなかったのですね。

ま、そんな訳で、初めてのリアル頭身のガンプラは金メッキ百式だったわけです。
ん~。これ、何かの縁でしょうかねえ?
考えてみれば、一年前に私が模型に復帰したのも、MG・百式だったわけですから。
しかも、今現在、もっともデザイン性という意味で好きなのがFSSのレッドミラージュなわけでして、それのデザイナーが永野さんです。百式と同じです。
永野さんと因縁があるんだろうか?

この時のインパクトがあまりにも強かったからでしょうか?いまだに百式は私の中で一番好きなMSの一つです。

初めて作ったリアル頭身のガンプラですが、ガンプラというものはZZの時代まで接着剤を使うものだったのですね。
なので、最近の誰にでも親切というわけにもいかないものでした。
ま、それほど難しくはなかったと思いますけどね。当時の子供はみんな作っていたわけですから。

そんな訳で、私も人生で初めて(かどうかはわからんけども)接着剤というものを使ったわけです。
あの当時、接着剤は模型に入っていたんですよ。小さいチューブで。
いまでは別売りを使うことが前提で、付属していることはないですけどね。
実際、付属している接着剤は使い勝手は良くないです。
チューブに入っているものですから、当然ジェル状のものです。子供には、ってか今の私でも、接着面に綺麗に塗ることすら困難ですよ。

で、組み立ての順番は顔が最後だったと思うのですが、百式って頭に細いアンテナがありますよね?あれを折ってしまいました。
かなり細いものですから、ハサミで、下手をすれば手でパーツを捥ぎ取るようなガキ時代の私ですから、折るのも当然です。
それ以外にも色々と難点がありましたね。私が悪いのだと思いますが、パーツ同士の合わせ目がちゃんとかみ合わず、隙間ができていたり。(合わせ目消しなぞ知りませんよ)
それ以外にも、チューブ入り接着剤を使っていたので、接着剤を付けすぎて食み出していたり・・・。

一言で言えば、「汚い」ということです。

ですが、完成したときの爽快感は替えがたいものがありましたねぇ。
今考えれば、かなり簡単なキットですよ、そりゃ。
でもね、小学生が、初めてのリアル頭身のキットで、初めて接着剤を使って作った模型ですからね。
その嬉しさは、模型を作った事のある人なら、誰でも想像がつくでしょう。

ま、そんな達成感からか、私は模型にはまっていった・・・わけでもないと思います。
子供ですから、作る楽しみなどまだわかりません。
それよりも「格好いいロボット」の立体が欲しかっただけです。当時、完成品なども出回り始めていた頃ですが、子供には高すぎましたからね。
買える範囲でのロボットの立体物は、組み立てキットしかなかったわけです。
つまり、もし買えたなら、完成品を買っていた可能性は高いわけです。

私の模型道の原点はこんなもんです。
理想も高尚さもあったものではなく、それしかなかったから。
ま、誰でもそんなものでしょうが。

そこから私は次々とガンプラを作っていくことになりますが、その話はまた。

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