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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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今日のミラージュ・セレナのお時間です。

今回はマスキングをしました。


マスキング

こんな感じ。
立体的な箇所があったので(特に靴)、結構時間がかかりました。

で、次回からは装甲色シルバーの塗装を始めます。
ちなみに、脛部分はかなり厄介でして、脛のシルバーを塗装後にこれをマスキングして、あとから足首付近のレッドのパーツを接着→合わせ目消しって順にしなくてはなりません。

この辺は、脚を作っている回を見てもらえれば、分かると思います。
まあ、こういうやり方は今まで逆シャアのキットの肩で散々やったので、慣れたもんです。
ただし、セレナさんは形が入り組んでいてしかも立体的なので、接着前にマスキングをしておいた方がいいでしょう。
剥がしやすくすることも考えながら。

塗装工程はまだまだ序盤ですから、時間がかかりそうですねえ。本当に今月中に終わるんだろうか?

ああ、そうそう。カラーガイドではフレームの色は青銀になっているんですが、これを変えようかと思っております。
どんな色にするか?まだ悩んでいますけど。

ま、頑張っていこう~。

では、今日のセレナはお仕舞い。

また。


~追記~

突然ですが、皆さん「アリオン」って知ってます?
若い世代の人は知らないだろうなあ。
これです。
http://www.youtube.com/watch?v=SG9L1IOYTtE&NR=1

見て分かるとおり、安彦良和さんがキャラデザインしたアニメ映画です。
21年前にも関わらず、その作画のクオリティは凄まじいものがあります。

公開は1986年。なぜか、私は劇場でみました。
「逢いたくて~、叫ぶここ~ろは~」
懐かしい!!

この映画が、安彦先生と私の出会いでした。ガンダムなんぞではなく、アリオンだったわけですね。
アリオンが先でよかった・・・。素晴らしい偶然に感謝。
安彦先生の書く絵は好きです。優しくしなやかで、それでいて儚げで。
女性キャラなんて本当に美しいです。

今になって思うのですが、当時のアニメって、何て大人だったんだろうと思います。
現在の糞忌々しいオタクどもに迎合した「萌え」などなく、ちゃんと世界を構築していたんですよね。
まともな大人が、キッチリと作っていたからなんですねえ。
偏った精神を持つオタクが作る昨今のアニメは、見ていてウンザリするものが多いです。

世界観がいかしてます。
ギリシャ神話がモチーフなんですね。
ゼウス・ハデス・アテナ・ポセイドン・アポロン。そういうオリンポスの神々が出てきます。

簡単に言えば、オリンポス(の神々)という支配者とその間にある覇権争い。オリンポスそのものを覆そうとする人々の戦いを描いた物語です。
そこに運命の落とし子、アリオンが現れ、時代は変わっていく・・・。

これを見たのは、もうガキの頃です。寝小便垂れていた頃です。なんも分かってません。
はっきりいって、ストーリーの半分も理解していないと思います。
かなり断片的な記憶を頼りに、これを書いていますけどね。

アリオンのいい所は、正義のために戦う。世界を救おう!!なんて偽善的なことを言わないところです。
アリオンは一人の女の子のために戦っていたのです。

「レスフィーナ。僕たちは兄弟だったんだね・・・・」

その超常的な力をゼウスに恐れられ、能力とともに言葉をも封印されてしまっているレスフィーナ。反乱軍が決起したことにより、その身柄も幽閉されてしまったわけです。
そのレスフィーナを救うために、アリオンは戦っているんです。

こういうのはいいですね。世界を救うために戦う奴なんていません。
たった一人の女のために戦うのが男ですから。もしくは、ただの野望のために。

敵本拠地に乗り込み、ゼウスを追い詰めるが、そこで最後の神・ガイアが目覚め、窮地に立たされるアリオン。
アリオンの危機を感知したレスフィーナは、その力をついに覚醒させる。

「アーリオーン!!」

封印されていた言葉も能力も解き放ち、命と引き換えにガイアを倒し、アリオンを救う。

「可哀相に・・・レスフィーナは死んでしまった。もう誰にもレスフィーナを渡しはしない!!」
アポロンがレスフィーナを奪いに来た時、アリオンは戦おうとするわけです。

そして・・・

やっぱり、おぼろげな記憶しかのこってないですね。20年前ですから。
当時の私が、これで大きな衝撃を受けたのは事実ですが、ガキの私には理解できない箇所が多かったですから。
ギリシャ神話なんて断片しか知りませんでしたしね。ましてや、ここに描かれている、神でありながら、同時に人でもある神々の心の葛藤など、理解できる筈もありません。

今なら、プロメテウスがなぜ人間側にたって戦うのか、分かりますし。
プロメテウスは発明の神です。人間が好きで、様々な技術を人間に教えたという神話があるからなんですね。

断片的な知識と、不足していた理解力のせいで、映画のレビューでありながら、今回は追記として書きました。
まともにレビューできるはずがないですから。

ああ、無性に、もう一度見たくなってきた。
今度、レンタルで探してみよう。あるかなあ?超ドマイナーな21年前のアニメ映画。

今なら、理解できる筈だ。アポロンが何をしたかったのか。
最後の彼の微笑みは、一体何を意味していたのか。
なぜ、ああも簡単に諦めたのか。

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今日のミラージュ・セレナのお時間です。

今回で、なんとか下地塗装を終えることができました。
これも一重に私のお陰です。

つっかれたぁ~。


下地黒しゅ~りょ~

はい。今日も2時間かかりましたよ。

ここまでにかかった塗装の労力は、既に今まで全塗装したキットを完成させるに足るものですね。
サフで5時間。黒で4時間半。
ね?

今回、不運なことがありました。
もうね、本当にムカつくわけですけど、下地黒を拳に塗っていたんですよ。洗濯バサミで挟んでね。
そしたら、「ピン!!」ととはずれて飛んでいってしまいました。
その飛んだ方向が、外。表。野外ですよ。
二階の窓の側で塗装しているのですが、その窓から吹っ飛んでいきました。

んで、下にある植木の中へとダイブ・・・

こりゃ、みつからないだろうなあ。
夜だったので、捜索自体無理でした。お天道様が出ているときにでも探してみますが、やっぱり無理でしょう。
一杯植木と雑草が生えていますから。

なんだって、外に飛んでいくんだよ?しかも、俺ちゃんと確認したぞ?吹っ飛ばないようにと。

あとで確認したら、左の武器保持用の拳でした。
ん~、これは必要だった・・・。せめてただの握り手にして欲しかったよ。

まあ、こういうときは、「顔でなくてよかった」。そう自分を慰めるしかないですねえ。

ってか、パーツが細かく、塗装にも時間がかかるから、パーツ紛失の危険が多いキットなんだよな、アーマードコアって。
注意していても、やっぱりなくなるときはなくなるんだよ。

見つかるといいけど・・・。今が冬だったら、幾分簡単だったでしょうけどね。

傷心のまま、今日のセレナはお仕舞い。

また。

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今日のミラージュ・セレナのお時間です。

今回から、下地塗装を開始しました。


黒

ザックリと黒です。

サフと同じで、恐ろしく時間がかかってます。
今回できたのは両脚と胴体ですが、これだけで2時間半もかかってます。

おいおい、どんだけ重たいんだよ。セレナさんは重量級って話だけど、塗装にかかる手間も重量級だぜ。
これがアリーヤさんになったりすると・・・。
今は考えないでおこう。

考えてみれば、順番が間違っているのです。
パーツの少ない旧キットから、いきなりパーツ数が最高峰のACキットをやるなんて。
旧キット→HGUC→MG→ACとくれば、気持ち的にもかなり楽だったことでしょう。
本当は、上の順番でやろうと思ったのですが、我慢できなかったんですよ。
積んであるMG。いつ作れることやら。
MGって、パーツ数ではACと同じくらいですが、実際には表に現れないフレームに大量のパーツが使われているので、塗装に関してはかなり楽なんですよね。
細かいパーツも少ないし。

ACの細かいパーツの数は尋常ではないですから。数mm四方のパーツが腐るほどあります。
しかも、そのほとんどが胴体に集中しています。なので、まず先に胴体から終わらせました。
面倒なものからやると。
モチベ継続のための知恵です。

ま、とりあえず一番手間のかかる胴体が終わっているので、下地塗装黒は2/3くらいは来たかな?
次回には下地黒は終わらせます。

はぁ~、下地黒。別にいらなかったんと違うか?
端っこだけ塗っとけばよかったんではないの?
どうせシルバーで隠すんだし。

ま、これも実験なんですけどね。

手間のかかるキットで、より手間のかかる塗装方法を実験するという愚挙をしてしまった私のミスです。
これがいい方向に出ることを願って・・・

今回のセレナはお仕舞い。

また。


~追記~

なんだか、今月号のモデルグラフィックスには、ファインモールドさんの作ったゼロ戦の模型が付録として付くらしいです。
そのお陰で値段が普段の倍。

まあ、倍はいんですけど、問題は今月号と来月号を買わないと、完成させられないってことです。2回に分けて付録を付けるんですね。(嫌味な)
つまり、模型目的で買う場合、3000円払わなくてはならないというわけです。

ファインモールドさん。小さな模型メーカーではありますが、その技術力はトップクラスだと思います。
紅の豚の模型を出すという模型メーカーとしては必須の茶目っ気もありますし。(タミヤさんは硬派すぎ)
是非とも欲しいところですが・・・。
買わないだろうなあ。

欲しい模型が目白押しだし、KOGで悩んでるし、そのうち普通に発売されそうだし。
嗚呼!!あの超絶プラキット。ミレニアムファルコンも欲しい。
http://www.finemolds.co.jp/nextsw.html
私では、完成するまで、4ヶ月くらいかかりそうですけどね。

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今日のミラージュ・セレナのお時間です。

今回でサフが終了しました。


終了の図

終了の図です。

とまあ、こう書けば簡単ですが、実際にはここまで行くのに5時間近くかかりました。

おかしくねえ?サフでそんなにかかるって、おかしくねえ?

一言で言えば、「疲れた」。これしかありません。
ほんと、しんどかったぁ。
パーツが阿呆みたいに多いからねえ。

いつもならここで組み立てるのですが、パーツが多く面倒なので、今回はサフ後の組み立てはなしです。
ってか、以降完成まで、全体図はないと思います。組み立てだけで一日の作業時間が終わってしまいそうなので。

ちょっと退屈になるかもしれませんが、ご容赦を。

この先の塗装を思うと、私の小さな胸は潰れてしまいそうです。
でも、頑張るよ!父ちゃん。

ま、組み立てる前から分かっておりました。
アーマードコアのキットは、塗装に入ってからが本番だと。
サフ吹き開始の前から、覚悟はしておりました。

仏に逢えば仏を斬り、羅漢に逢えば羅漢を斬る。我、修羅に入る!!

とね。

ええっと、このあとの塗装工程をざっと書いておきましょうかね。
読んでいる方が何をしているのか分かり易いようにね。

1:黒下地
2:シルバーを中塗り(黒そのものを隠蔽し、グラデ効果も出せるように)
3:目的色塗装(説明書ではシルバーを調色に入れることになっているが、使わないかも)
4:幾つかマスキングで、設定にはない色をワンポイントで入れる
5:あとはオードブル。

まあ、こんな感じで。ちょっと実験してみたいんですよ。
以前、サザビーさんで試しにやったメタリック色を下地に目的色っていうやつ。これで金属感を出せるんじゃないかなと。
説明書の塗装説明では、赤にシルバーを入れることになっているんですけど、これを下手にすると変にメタリック感が出てしまうのではないかなと。
鈍い光が欲しいわけです。透けて見える金属感が欲しいわけです。
で、こんなことをしてみようと思いました。

かなり面倒な工程ですよね。黒下地は要らない気がしてきたし。
サフで5時間かかったわけですから、黒下地にはそれ以上に時間がかかるわけです。サフでは細かいパーツは無視しましたから。
さらに、中塗りシルバーで黒を隠蔽するわけですから、これも時間がかかるでしょう。(目的色がシルバーのところは、そのまま調色したシルバーを吹くつもりですが)

一体、塗装だけで何日かかるんだろう?1週間で終わるかね?

はあ、やってらんねえ・・・

は!いかん。いかんぞ、俺!!何をふぬけたことを言っておるのだ!
本気ットと銘打って始めてしまったのだから、責任もって最後までやれ!

ま、最後までやりきる自信はあります、サザビーさんで身につけた自信です。
が、手抜きしないという自信はまったくありません

マスキング地獄に自ら飛び込んでみようと思ってますが・・・。果たしてどうなるでしょう?
実際に、説明書をみて色々と考えてみたんですが、それほど塗り分けした方がいい場所がないんですよ。
精々、装甲裏のモールドを塗り分けるぐらい(これでも充分に面倒ですが)。ってか、装甲裏なんてどうでもよくねえ?(言い訳)
なので、どうしようかなあと思っております。

ま、まだまだ下地に時間がかかりそうなので、気長に考えよっと。
目標は、今月中に完成するということで。

そんな訳で、今日のセレナは終了。

また。


~追記~

数ヶ月間引っ張り続けてきたWAVEさんの新型KOG.ver3。漸く、全貌が見えてきましたね。

http://www.hobby-wave.com/LINE_UP/kit/FSS/data/KOG0921/index.html

造形は文句なく素晴らしいです。
さらに、KOGに関するオプションパーツも、完全に付属するようですね。弓やバスターランチャー、実剣など。こういうのは大事です。ヒールが好きなので、ベタ足(エルガイムみたいなの)は要らなかったりするんですけど。
よく分からなかったのが、エルガイムMK2みたいな、二本のヒール。ああいう設定ってあったのか。原作をちゃんと知らないんですけどね。
無駄に設定資料集とを出しまくって儲けようとする阿漕な漫画なので、付き合いきれません。
設定資料集で小金を一生懸命稼いではいますが、作者のその時の気分で簡単に設定は変わってしまうんですけどね。
何のための設定資料?
まあ、そんな話はいいです。

で、一番のネックとなっていたもの。やはりお値段。
今までWAVEさんといえば、他メーカーが大体1/100で作ってきたMHのガレキですが、WAVEさんだけは1/144でした。
そのお陰で、ガレキの中で高額な部類になるFSSガレキを、1万~1万5千円程度で販売してくれていたわけです。
人に依るのでしょうが、これは良心的だと思います。
その分、造形やデキにばらつきがあったことは事実ですけどね。

しかし、最近、カラーレジン・クリアレジンなどでコストが大幅に上がり、バビロンズなどは25000円ほどになってしまっていました。
1/100のボークスさんのは50000円ほどだったので、半額ですけど。
そのバビロンズの倍の原価がかかってしまったと言っていた、今回のKOG。
どうなる?

3~5万。まあ、4万が一番ありそうだな。高い高いって言い続けて、それよりも安く設定すれば、購買意欲が上がるってことだろう。
そう考えていました。
4万以内に収まってくれたなら御の字だ。3万5千円以内できたのならお買い得だ。
そう思っていました。

結果。
37800円!!
願いと想定の、丁度中間でした。3万を切っていれば、必ず買う値段でしたけどね。

が、いざ現実に金額を出されると、やっぱり二の足を踏んでしまう額ですよね。3万8千円というのは。
MGで言えば、一個4000円として考えれば、10体近く買える額です。割引を考えれば、12体は買えるでしょう。
その価値があるのか?MGの10倍の価値を、このキットに見出すことができるのか?

それは、人それぞれですね。

個人的には、割高感は否めません。
普通にWSCさんやボークスさん1/100ガレキを買ったとしても、2~3万で済みます。最近の平均は25000円ですね。これでも高いけど。
それよりも小さいキットが、その1.5倍のお値段ってのは、ちょっと辛いです。
キットデータを見てみると、身長17cmとあります。ってことは、ほぼ1/100の大きさですね。
が、他のメーカーの1/100も、実は本当に1/100ではなく実質1/72くらいになっているらしいです。
というか、ドンドン大きくなっていて、10年位前のキットと比べると、現在のは相当大きいらしいですね。
要するに、原型師さんがあのハイパーディテールを叩き込むことを考えた時、作り易い大きさとしてドンドン巨大化しているのでしょう。
あと、寒いことを言えば、値上げをするための理由かな。

しかし、1/72を謳い、他のメーカーさんよりも大きいシリコントライブさんのボリュームタップリのキット、レッドミラージュ,ver3軽装版4万と、1/144KOGがあまり変わらない値段ってのは、抵抗が大きいです。

このキット。WAVEさんが豪語するように、相当まで拘った仕様であることは分かります。
クリアレジンを表皮としたインサート成型。(これって、コピー予防のため?)
エッチングパーツ。(一箇所だけ?)
オプションパーツの充実。
ゲートレス。(何気に大きなことです)
なので、お値段高騰も已む無しというところでしょうか。

が!!

なぜ、WAVEさんはこういう素晴らしいキットを(AUGEとか)、再生産なし。初版限定にするのでしょうか?
こうして消費者を脅迫すれば、初版が売れるって理屈は分かるのですが、再販も普通にするというキットにすれば、3000円、いや2000円は安くできたのでは?

元来、ガレキはプラキットに比べて、作り手を選んでしまうキットです。
製法も思いっきりアナログなので、大量に作りづらいものであることも分かります。
さらに、それらの理由が重なってどうしても値段が高くなり、それが故に売れ辛いものであることも理解できます。
元々、悪循環を内包したカテゴリですからね。ガレキは。

「大量生産できない+作り手にストレスがかかる=購買層が限られる=値段高騰」

それプラス。寄生生物である海外(国内にも手助けしている奴がいるはず)のコピー屋が上前を撥ねますからね。
どうしても、初版で利益を取らないと厳しいものではあります。
コピー屋がいなくなれば、ガレキ市場もかなり様変わりすると思うんですよ。
無駄に限定にして飢餓感を煽り、初版で強引に大きな利益を取る必要もなくなるでしょう。
単価もかなり下げられるでしょう。

ほんと、ヤフオクは寄生虫の巣窟だよなあ。原型師さんが違法商品としてメールを送っても、「違法性は認められませんでした」って無視するみたいだし。
どこに違法性がないんだ?存在そのものが犯罪なのに。
腐りすぎ。ヤフー。

閑話休題。

元々、そうした値段高騰化の悪循環を内包した模型カテゴリであるガレキですが、それを支えてきたのは何だったのか?
何万もするキットが、「苦労するために高い金を払っている」と言わしめるガレキ(最近は違います)が、20年以上も続いてきたのはどうしてか?

値段を高くしないと利益が出ないってのが、今日の模型業界でしょう。
が、それも度を超えると根本的な悪循環に陥り、さらにユーザー離れが促進されそう。

クリアレジンにしなければあと4000円くらいは安くできたんじゃないかな。
どうせゴールドなんだし、KOGにクリアレジンは要らないんだよなあ。
仮に上手に透けさせることができても、ほとんど見えなくするわけだし、そういう結構どうでもいい部分に拘ってコストが跳ね上がるのなら、インサート成型もクリアレジンも要らないから、そうすればゲートレスにする必要もないし、2万で販売してくれよと言いたくなるわけです。
それなら、物凄く買いなキットだった気がする。

結局、現在のところ、具体的な情報が出てきても、物理的にどういう風に見えるのか、それがどんな効果を表すものなのか、誰も分かっていないから、「だったらコストを・・・」ってことになるんでしょうね。
実際に手にとって見て、作ってみたら、「スゲエ!!」に変貌するのかもしれません。
こんなに凄い技術を使っていて、コレだけ作り易いFSSが暦は初めてだ!!造形も素晴らしいし、38000円の価値はあるぜ!!
そうなるのかも。
まあ、その辺は、38000円を払った人のみが、実体験できることなので、その前にまず覚悟がいるわけですけど。

さて、掛け値なしに高額のKOG。
どうしようかなあ?

再販なしかあ・・・。んで、支払は12月下旬。
ん~・・・

しかし、この作例を作った人、上手いよね。金色なのに、ちゃんと内部が透けてる。
凄いなあ。

ちょっと気になったのが、ver.3の、つまり弓を持っている写真の右足の爪先が欠けているように見えるんだが、これって何?
後ろからの写真は爪先はあるし、撮影の最中に壊れたのなら直すだろうし、背景との合成の段階で間違って消しちゃったってこと?
痛いミスだね。

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今日のミラージュ・セレナのお時間です。

今回からサフを吹いていきます。

・・・ぐぁ!!問題発生。

サザビーさん以来、ご無沙汰していたエアブラシのハンドピースが機能しない!!
正確に言うと、塗料が出てこないのです。
何事?

以前にも同じようなことがあったのですが、グリグリとトリガーを動かしていたら直りました。
今回もそれでOK だろって思ってたら、これが直らない。

以前にちゃんと掃除してなくて、塗料が中で詰まってしまったのかと思い、先っちょなどをシンナーに漬けたりしましたが、直りません。
で、観察していると・・・

ニードルが動いてねえ!!
なに、これは?

ハンドピースって、噴射口をニードルが塞いでいるんです。
そこでトリガーを引くと中でニードルも後ろにずれて、噴射口に隙間ができるんです。
そこから塗料が出てきて、エアに乗って噴出されると。
こういう仕組みですね。
だから、後ろのネジを回してトリガーを引けるようにすればするほど、沢山塗料を吹き付けられると。

で、どうしたものかと。上の仕組みが分かっていても、ニードルが動かない理由は分かりませんからね。
仕方なくばらしました。


ハンドピース

エアブラシをばらすのは初めてです。ヴァーズィンです。

色々と各部の働きを観察して理解しましたが、やっぱりニードルが動かない理由は分からない。

説明書の内部構造図を睨みながら、「これ、どうやって取るんだろう?」とニードルを引っ張ったら。

スコッ!!

ぬ、抜けた?
なあんだ。こういうことか。難しく考えすぎていたよ。
で、ニードルを見てみると、なにやら茶色いものが付着していて、それが動きを阻害していたようです。
ティッシュで拭き取れたのでサビではないと思うのですけどね。

ともかく、油を差して元に戻します。
で、確認・・・

やったー。動いたよ~。

ここまでで、1時間以上も無駄遣いしてしまいました。
ああ、もう!!

で、サフ吹き開始。


今日の成果

やっちまった・・・。もう後戻りはできねえぜ?
塗装を最後まで頑張るんだな。

さっきの無駄な時間が災いして、これしかできませんでした。
残りは次回。

考えれ見れば、エアブラシでのサフって今回が初めてなんだよなあ。
初回からこんな不運に見舞われるとは・・・。

ともかく、頑張っていこうぜ、俺。
しっかし、これしかサフをやらなかったのに、相当疲れたな。
パーツが多いからなあ。しかも、今まではスプレーでブワーってやってたし、作ってたキットもパーツの少ない旧キットだったし。

色々と反動がきてますが、サフもエアブラシでやった方がいいですね。
吹きすぎることもないですし。
時間はかかりますけどね。

そんな訳で、今日のセレナは終了。

また。

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