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異星人メカ 降・臨
今日のアトールのお時間です。
年内に完成しました。意外と余裕を持って終わらせられましたよ。
去年なんて悲惨だったもんなあ。アリーヤさん。年内に完成させるつもりが、結局2月までずれ込んで。
いやはや。このクラスのキットは楽にカタルシスを味わえていいや。
ここのところ、アリーヤさんだのファンタジードラゴンさんだの逸騎刀閃さんだのと、手間のかかるキットを作っていたから、余計に感じますね。
といっても、最近のバンダイ1/144(HG・HGUC含)クラスのキットを全塗装で仕上げるたのって、エルガイムさんが初なんですよね。
エルガイムさんはかなり面倒な構造でしたが、アトールさんはそれを更に簡略化しているので、ホント楽に感じます。
MGだと月一体が限界だろうけど、HGクラスなら月に二体くらい頑張ればいけそうだわ。勿論、無改造、素組みですけどね。
アーマードコアのクラスになると・・・ま、MGの5~10割り増しって感じの手間ですかね。
ともあれ、お約束の三面図を。
ん~、目(モノアイ?)がヒサシの下に隠れてしまうので、目線で撮ると見えなくなってしまいますね。
なので、若干煽りです。
某所でコード類は、ホームセンターなどに売っている市販品に置換できるとのアドバイスを頂いたのですが、探しに行ってる時間がなかった・・・。
仕方なく、キット純正コードです。
これからHGHMを作る人がいらっしゃったら、置換する際の参考にして下さい。
多分、コードの太さなどが沢山あって、悩むことになりそうですけど、そこは知りません。
それにしても、格好いいじゃないか。
正直言うと、肩のデザインがイマイチな感じもします(やっぱり古臭い)が、それ以外はいいです。
顔なんて、いかしてます。ダースベイダーっぽい口とエイリアンっぽい後頭部。特徴的です。
顔の目は、ご覧の通り、ゴールド塗装です。
カラーガイドには黄色って書いてあったんですが、なんとなく。
思うんですが、模型的には、細部にこういうメタリックを混ぜると面白いワンポイントになると思うんですよね。特に、暗めの色で塗る場合は。
リアルって面で考えるとおかしいわけですが、模型は模型として作ったほうが気楽かなと。
キャラクターモデルだし、見栄え優先ってことでいいのでは?
肩のマーキングはシールです。
そういえば、シールを貼って仕上げるのって初めてですな。
あ、サザビーのみやったか。
やっぱり厚みが気になるところですが、ナイフで余白を切って貼ると、割りといい感じに見えますよ。クリア削り出しをしてないですから、当然段差は出ますけどね。
ただ、私は余白すべてを切ってしまったのでシールを剥がし辛くなり、千切れてしまいましたが。
今回は、ちょっとポーズを付けて。
エルガイムさんと違って、デカ物を持っていない分、動かし易いです。
が、肩のコードが硬すぎて、脇を開くとコードの反発力で下がってしまいます。
さらに、足首の可動が絶望的なので、幅は狭いと思います。
大体、足首はデザインからして仕方ないわけですが、それにしても酷いもんです。
足首は伸ばすことができず、ってかどうやっても若干足首を縮めた(爪先を上げた)状態にしかならず、そのお陰で膝を真っ直ぐにすると前に仰け反ることになります。
よって、膝を曲げないとダメになってしまうのです。
ビシっと膝を伸ばして立たせるくらいはしたかったなあ。
ってか、デザインがどんなでも、それくらいはできると思うのですけどね。
やっぱり、手抜きなのかな。ガンダム以外は。
もう8年近く前のキットですから、時効ですけどね。
え?リファインニューキットが出るまで、キットには時効はない?
ま、改造しようと思えばできそうですよ。足首関節のボールジョイント♂を何ミリか伸ばすとか、そんな感じで。
足首が結構埋まってる感じなので、違和感なくできそうです。
造形的には結構クオリティは高いかと。
頭部のラインは立体として格好よくするのは難しそうに見えますが、いい形になってます。
意外と手首の可動も広く、剣の柄と手が一体成型でいい感じに角度が付いているので、自然に構えられるのが素敵です。
HGUCやMGなどでも、これをデフォルトにしてくれないかなあ。
可動指って嫌いなんですよ。
保持できないことが多いし、保持できても不自然だし、いい角度で持てないですから。
いいことなんてあるの?くらいのものです。可動指。
ま、バンダイとしては、可動・ギミックはある意味でステータスですから、止めることはないんでしょうけどね。
これでエルガイムさんに続き、アトールさんも完成しました。
ABS導入の実験期で、造形&精度が甘かったり(精度はなんとでもユーザー自前でなるけど。適当に削ればいいだけ)、1/144クラスでフレームを再現してたりで、色々と作りにくい印象のシリーズですが、造形はいいと思います。
HGHMも、残すところオージのみ。
来年一番の完成は、金色のオージか。
雅やかですなあ。何かいいことあるかな?
さて、恒例のキットレビューでもします。
○キットの造形:7点
エルガイムに比べて押し出しピンの跡が目立つので、一点減点。
ってか、気になるんだったら消せって話だけど、奥まったところにあるので面倒です。
プロポーションはかなりいいと思うよ。
○どれだけ簡単に綺麗に作れるか度:7点
上にも書いたとおり、ABSパーツが結構はめ込みにくい。力ずくでも嵌らなかったりする。
なので、本当に丁寧に作りたければすり合わせが必要かな。
でも、そこまで気になる箇所はない。ってか、最近のキットの精度が高いってだけです。
○可動範囲:4点
キット純正パーツのコードだと、脇を上げられないのが難点。
それと、足首がほぼ動かないときているので、標準以下。
膝、肘はそれなりに動くんだけどね。
あ、あと股関節もそれほど動かないわ。
○関節・武器保持力:7点
ABSが全体的にきついため、保持力はむしろ高すぎる方。肘を動かす時、折れやしないかと心配なくらい。
ポリはいい感じの保持力だけど。
○プレイバリュー:5点
可もなく不可もなく。
エルガイムさんのように装備が充実しているわけでないし、可動が広いわけでもないので遊ぶってことには適してない気もするが。
ま、こんなもんでは?
○置物的価値:5点
余りにもマイナーなため、ほとんどの人はなんだか分からないってところだろう。
でも、特徴的なデザインは目を引くと思う。
ってか、私は大好き。
○総合評価:6点
エルガイムさんよりも省パーツだし、作りづらい箇所も少ないので作り易い。
アトールVの換装パーツも微妙に入っていてなんとなくお徳。結局、使わなかったけどね。
どうせなら、全部入れてくれても良さそうなもんだ。
なので、一点減点。
○お勧め度:6点
デザインが気に入るかどうか、それだけだと思う。
ACのように滅茶ハイディテールなわけでもなく、FSSのように滅茶美しいわけでもなく、ガンプラのように滅茶作り易いわけでもない。
結局、好みとしかいえないかな。
そんな訳で、レビュー終了。
素組みとの比較。
画像を見ていただければ分かると思いますが、クオリティ歴然。白一色だったエルガイムさんよりも遥かに分かり易い質感の差ですね。
塗装の威力って凄いです。
このキットは成型色が良くないってのも大きいですが。
説明書の作例の時点で、成型色とはまったく違う色にしていることが、すべてを物語っていると思います。
私も説明書の作例の色合いを目指したんですが、やっぱり微妙に違うな。
調色って難しい!!
まあ、これはこれでかなり気に入った色になったんでいいですけどね。
ホント、今回の塗装は上手くいきました。
色もそうですが、トップコートの艶も狙い通りになったし。
このくらいの艶消しが好きなんですよ。鈍く光を反射する感じ。
艶アリと艶消しを7:3くらいの割合で混ぜて、溶剤で結構薄めにして、様子を見ながら吹き重ねるといい感じになりますね。
ってか、半艶トップコートって要らなくね?
そんな訳で、今日のアトールはお仕舞い。
楽に年内完成ができて良かったです。
後は今年の纏めなどですが、それはまた今度。
暫くは休暇とします。
では。
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