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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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さて、いつものように、接着待ちの間は他のキットの組立てをして、時間の効率利用をします。

何を作ろうか?
今回は、タイシテ悩みませんでした。

気楽なキットで行こう。

そんなわけで、今日のハーディガンのお時間です。




このモビルスーツを知ったのは、模型に復帰したときのことですから、かれこれ8年半前。2006年の秋でした。

ジム顔してるくせに、カッコエー!!

というのは当時の最初の感想で、それは今でも変わっておりません。
ジム系で一番格好いいんではないでしょうか?

このシリーズはシルエットフォーミュラーというもので、逆襲のシャアの後に始めるはずだったF91のMSVという扱いです。
ハーディガンの元となる機体はヘビーガンというものですが、これまたジム系にふさわしい雑魚MS丸出しで、あまり格好いいものではありません。そこがいいところでもあるんですが。
しかし、ヘビーガンのMSVであるハーディガンはメチャ格好いいです。
ようわかりませんな。

そんなわけで、とりあえず全景。




旧キットの割に、なかなかパーツが多いです。
個々のランナーを見ていきましょう。








こんな感じ。
当時としては、かなり考えられたパーツ構成と構造だと思います。
ま、それは後述。

それよりも一番感じたのは、

エアモデルを見慣れると、キャラクターモデルのディテールはヌルすぎるな!!

ということでした。
モールドもなにも全部だるいし、そもそもディテール密度が薄すぎるし。

このキット。発売が1994年ですから、ちょうど今作っているハセガワの48スピットとほぼ同じ時期に発売されたキットです。
が、ディテールの質があまりにも違いすぎる。
相当な差がありますよ。

まあ、片方はエアモデル。
片方はキャラキット。
両者でこだわる箇所が違うわけで、そこはソレ。
ましてや、ハセガワとバンダイでは、キットを造るにしても発想が根本から違うでしょうしね。

組み立て開始。



 


脚部。
脹脛に付いたこの嘘くさいスラスターが、いかにも大河原さんぽいデザインです。
また、四角いところも氏らしいですな。

ここ、注意です。
上の写真をよく見てから下の写真を見てください。



こういう構造になっているのですが、合わせ目が見えないようになっています。
キットの写真を見ても解りづらいかもしれませんけど、こういうことです。
今はどうかわかりませんが、数年前のMGでよく使われていた手法、
「合わせ目を幅広の凹モールドの中に隠してしまえの術」
を使っているわけです。

考えてみれば、このキットの発売は1994年。
初MGのガンダムが出たのが、確か1995年。

このあたりから、旧キットとはいえ、かなり設計手法がMGに近くなってきます。

次。胸部。腰部は写真を撮り忘れました。






こんな感じ。

脚が長く、ウエストがキュっとしまり、胸部の幅が狭いプロポーションなどは、MGが始まって以降のガンプラと同じスタイリングですね。

次。






肩は設計段階から後ハメに近い構造となっています。
ちなみに、肘関節はポリ剥き出しです。




そして、最近のガンプラと同じ手法で、肩部がたくましい。

この頃から、バンダイのプロポーションに対する捉え方は変わっていないように思われます。

頭部。





ゴーグルの後ろに銀色のシールを貼るようになっています。
写真はまだ貼ってないですけどね。

んで、本体の三面図。








こんな感じです。
いいスタイルしてますね。旧キットと馬鹿にできないレベルです。

もちろん、ディテールなどでは昨今のMGには勝てませんが、スタイリングに関して言えば、匹敵するのではないでしょうか?

後は付属物の組立。










というわけで、組立て完了。
全体像を見てみましょう。



  








うん。いいですね。このキット。

写真だと判り辛いでしょうが、ディテールとかそういう部分はイマイチです。
モールドとかそういった部分はおろか、例えば装甲の裏側とかがイチイチオモチャっぽいです。
関節部などもそうですね。
スカスカで何もないです。

膝の紺色のところも変な形になってますし、肩の装甲の胴体や上腕との接続部なんかもよく分からん形をしてます。
が、この辺は自分で何とかしろよということでしょうか?

しかし、そういったある意味意地悪な目で見ない限り、かなりいいキットだと思います。
当時はまだまだバンダイには装甲裏や関節部をそれらしいディテールで見せるというノウハウがなかったのでしょう。
パーツ個々のエッジの立ち方や局面のラインなんかも、最近のMGには勝てません。

が、スタイリングは最近のガンプラなんかにも匹敵するレベルですし、構造も単純なので、気楽に遊ぶキットとしてはかなりいい部類です。
この気楽なキットというものが最近とみに減っておりまして、金額も作る労力も日増しに増大し続けているわけです。

そんな中、安くて単純でスタイルもいい旧キットってものはかなり貴重なんではないかと思います。
ましてや、こういうハーディガンのように所謂ハッタリの効いたデザインのキットだと、遊び処ろも沢山あるのではないでしょうか?
この辺りが、私が旧キットを愛する理由なわけですよ。

それにしても、ガンプラを組み立てたのは何年ぶりだろう?

いや、気楽で実に良い。

そんなわけで、今日のハーディガンはおしまい。

って、一日で組み立てちゃったから接着剤硬化待ちにならないよ!!

では。



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今日のスピットファイアMK.IXのお時間です。

エアモデル恒例のコクピットから組立てを始めます。
パーツ構成はこんな感じ。

  

写ってないパーツがあります。入れるの忘れてました。

んで、こう。
  

  

なかなか、いいディテールだと思います。
上手い人なんかだと、ここでシートベルトとか色々とディテールアップするわけですが、私はそんなことはしません。
そんな技術も根気もありません。
どうせキャノピーは閉じてしまうし、よく見えないところをディテールアップして疲れるよりも、サクサク作るほうが大事です。

接着剤がある程度硬化してくれないと作業が進まないので、その間仮組みをして遊んでいました。

 
 
 



 

うん。いい感じ。
やっぱり、ハセガワのキットはいいですね。
モールドが綺麗でカッチリしていて、おまけにパーツの合いも凄まじく良いし。

ただ、一点だけ欠点があります。
後述。
 

ここ、よく合いが悪いと言われがちな箇所ですが、合いの問題ではなく、バリが穴の中に出てしまっているため、奥まで入りにくくなっているだけです。
バリを削ってやればキチンと入ります。

ここの構造が非常にありがたい。
はめ込み式のようになっているので、接着時に角度がうまく決まらないなんてことはありません。
むしろ、接着しなくてもいいんじゃないの?ってくらい、ガッチリとはまります。


 
 

コクピットの機体側も組立て完了。
簡単です。
本来であれば、小物も一個一個エアブラシで塗装するのが正しいのでしょうが、よく見えない箇所ですし、細かい色違いの箇所は筆塗りです。

コクピット塗装完了。

 

ザっと塗って、計器盤はドライブラシで。
照準器のパーツ。間違ってつけてます。
なんで間違ったのか、謎です。


 

 

翼のパーツ構成。
これ、一応a,b,cウィングにできるのかな?

内部部分の塗装が終わったので、一気に接着。


 

エアモデルはいつもそうですが、胴体と翼の合わせ部分がなかなか綺麗にはまりません。
個々の接着部のほんのわずかなズレが増幅されてしまうからなんでしょうね。


 
小物も一緒に組立て接着。
爆弾を取り付けるかどうかまだ決めていないのですが、念のため。


さて、このキットの一番の難所となるパーツがこれです。


 

過給器空気取り入れ口。
パーツが歪んでいるのかわかりませんが、写真に向かって左側の方がずれていますね。
しかも、このパーツ。パーツ同士がずれているだけでなく、組み立ててみると主翼とも胴体ともうまく合いません。

むむむ。どうしてくれよう?


 


接着後、ディテールアップしてみました。
写真だとよくわかりませんが、排気管を開口してあります。
最初はやるつもりなかったのですが、ネットで作例を調べていると、皆さんやっているんですね。
んで、確かにやるのとやらないのとでは、全然違う。
なので、頑張ってみました。

やってみると、意外と簡単です。
0.5mmピンバイスで穴を排気管に向かって真っ直ぐに3つくらい開けて、今度はその穴から斜めにピンバイスをねじ込んで左右から穴を広げていくって言えばいいですかね。
皆さんはデザインナイフでコリコリと掘り起こしているみたいですが、これだとうまくできなかったので、自己流です。

次からは、接着剤硬化待ちの時間を使って、別のキットの仮組みをします。

そんなわけで。今日のスピットファイアMK9はおしまい。

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再開するにあたって、適当に作ろうとも思うのですが、どこかで誰かが私と同じようにスピットファイアが大好きで、しかしどのキットを買えばいいのか悩んでいたとしたら、少しでも情報を載せておけばその参考になるかもしれないと考え、手持ちのキットのパーツを載せてみることにしました。

写真のキットはすべて1/48です。

まずは、タミヤ版MK.Vから。






タミヤの特徴は、まずパーツが綺麗なこと。1993年発売のキットなのにもかかわらず、こんなにも綺麗です。
モールドはカッチリしているし、余計なバリなどもありません。
ただ、モールドはハセガワと比べて少し太めです。モールドのエッジがキッチリと立っているので、運河モールドという感じはないですけどね。
個人的にはこれくらいシッカリしたモールドの方が作る側としてはありがたいです。
細いほうが見た目はいいのはわかるのですが、すぐ埋まってしまうという欠点がありますし、ハセガワと比較すると太めという程度で、実際にはかなり細いですしね。
作ってみれば、多分違いは全く感じないと思いますよ。

あとは、人それぞれの好みでしょうが、パイロットフィギュアもついてくるのは嬉しいですね。


次。ハセガワ版。







ハセガワの特徴は、上でも少し触れていますが、細いモールド。
細くて精密感のあるモールドは見ていて非常に嬉しいです。
が、同時にタミヤほど金型のお手入れをしないのか、モールドが磨り減っている箇所が見られます。
ラインの中で、ガタガタとなっており深さが変わっているんですね。
あと、モールドが浅い。

細くて精密なのですが、かなり神経質なモールドなのが気になります。
バリなどはほとんどなく、表面は綺麗です。

あと、かなりマニアックな話なのかもしれませんが、ハセガワ版にはどうやら旧金型も混在しているようです。
2013年あたりに買ったシーファイアが、まさにそれでした。パーツのディテールレベルが、現在のキットよりも劣ります。
普通に出回っているキットは新金型ですが、たまにデカール替え限定版で旧版も使っているってことですね。


次。ICM版


ICMの特徴は、エンジンも再現されていること。
ここで撮っているのはMK.VIIIですが、バブルキャノピーのMK.XVIも出してくれていることでしょうか。
パーツに関しては、モールドのエッジがちょっと甘い感じです。イタレリほどダルダルって感じではありませんが、国内メーカーには全く及ばないです。
また、表面がやや梨地になっています。この辺は、北欧のメーカー共通ですね。ズベズダもそうですし。
精密感という観点から見るとハセガワ・タミヤに及びませんが、私はこのキットが好きです。
エンジン再現や翼内機銃の再現など、できることを一生懸命やった感が素敵です。

また、私はそこまで審美眼がないのでわかりませんが、実機の雰囲気を一番捉えているのがICM版だという評価もあるみたいです。特に海外で。


次は、本命。エデュアルド版です。


圧倒的な密度のディテールです。
エデュアルドが発売されるまで1/48で存在したどのキットとも次元の違うディテール表現です。
エデュアルドのキットは、どれをとっても、このディテール表現に力を入れているみたいですね。
一部では、ディテールアップパーツがメインのメーカーなのに、フルキットで出すと間違っていることが多いなんていう話も聞きますけど。
最近で言えば、Bf109Gのサイズがおかしいなんて話題になりましたね。

ちなみに、BF109Gの寸法は、翼や胴体の長さなど各部で数mm程度の差なので、実際には並べてみても分からないレベルだと私は思っております。
これを叩くのは、明らかに粗探し。重箱のスミをつつきすぎです。
フジミの1/72・F-15Eとはまったく次元の違う寸法のズレです。
したり顔をして寸法が・・・って言ってても意味ありませんよ。
寸法はガッチリ1/48だけど、ディテール表現などが微妙なキットと、寸法は少し違うけど素晴らしいディテールのキットだったら、私は間違いなく後者を選びます。
ズベズダのF型も素晴らしいスーパーキットですが、かなり作りにくいキットだと思います。おまけに、ディテール表現がやや物足りない。
そもそも、寸法もディテールもパーツ割りも全部が完璧なキットって存在するのでしょうかね?

例えば、こういうことです。



上から、ハセガワ版を基準として、タミヤ、ICM、エデュアルドの胴体パーツと合わせてみた状態。
ピンとダボがあるのでぴったりと合わせることができずどうしても隙間が空いてしまうのですが、かなり違うことがわかりますね。
タミヤとハセガワなんか、大分違う・・・。MK.VとMK.IXは、基本的に同じ外形のはずなんですが。

所詮、模型なんぞそんなもんだということです。
正確さも大事ですが、それ以上に大事なのは、模型としての格好良さであったり美しさなのだと私は思いますよ。

Bf109の話は、また作るときにでも。

タミヤかハセガワが新金型でマーリン・スピットを出さない限り、このエデュアルドが1/48では今後10年ほどは決定版であり続ける気がします。
技術を持っている大手メーカーは、どこもスピットのキットを既に発売していますし、なかなか新金型は作れないでしょうからね。

そんなわけで、今1/48でスピットが欲しいのなら、エデュアルド版を買えば間違いはないでしょう。
エデュアルドはオーバーツリー、ウィークエンド、プロフィパック、リミテッドエディション、ロイヤルクラスなど、面白い販売方法をとっていますが、基本的にはウィークエンドで充分だと思われます。
ごく一部の素晴らしい技倆と根性の持ち主がプロフィパック以上のクラスを選べばいいのではないかな。

私は技倆も根性もないのに、カラーのエッチングパーツ、フォトエッチングパーツに惹かれていつもプロフィパックを買ってしまいますが。
これ、印刷でエッチングパーツに計器盤をプリントしてくれているので、凄く精密感があるんですよね。
でも、よく考えたら、私はキャノピーは閉める派なので見えなくなってしまうということに気がつきました。馬鹿ですね。


と、ここまで書いておいてなんなんですが、私はまだ作っておりませんので、ここで書いているレビューはあくまで、パーツを精査した感覚でしかありません。
キットは実際に作ってみないとわからないことだらけです。
例えばハセガワ・タミヤのキットは、いつだってパーツの合いはいいです。
しかし、海外のメーカーはこのあたりがかなり怪しいです。
これが、海外でも日本のメーカーが愛される理由ですね。

なので、エデュアルドのキットがいかにずば抜けてディテールが素晴らしくても、パーツの合いが悪く苦労するようなら、スーパーキットの称号は剥奪となってしまうわけです。
そして、その辺のことは、まだ作っていないので、私にはわかりません。

なので、鵜呑みにしてしまわないで下さいね。

そんなわけで、次回から制作に入ります。

拍手[10回]

二年半ぶりにブログを更新します。
ほったらかしにも程がある。まことに酷いもんである。

まあ、言い訳がましく私事を書いてもつまらんので簡単に言うと、引越しから2年半かかって、ようやく模型を作れる状態にまで漕ぎ着けたということです。

さて、2年半も空いてしまったので、何を作ろうと散々悩みました。
2年半前に作っていたキットは、アカデミーの1/72・F-22が塗装途中。
タミヤの1/48・F-16と同時進行していたハセガワも1/72・F-16。こっちは組立はほぼ終わり、各部接着までしたところでした。

続きをやるのがスジなのですが、なんか個人的に盛り上がりません。
しかも、引越を挟み2年半放置されていたためか、F-22のほうはアカデミーのはおろか塗装の参考にしていたフジミの説明書もなくなってしまっていました。
説明書はまだいいのですが、一番痛いのが、デカールまで失われてしまったことです。
これでは、まともに作ることができません。

今まで作ったF-14,15,16で余ったデカールがあるので、それで適当にそれらしく仕上げてしまおうかとも考えました。
が、それだとやはり再開一発目なのに盛り上がらない。
デカールを捨てた記憶はないのでもしかしたらどこかにあるかもしれないとも思うし、F-22はやめました。

では何を作ろう?

一番最初に考えたのは、前回2年間の休暇から再開したときにしたことと同じで、作りやすい簡単なキットを作ること。
具体的に言えば旧キットガンプラを適当に仕上げて完成する快感を思いだしたのち、真面目に作ること。

が、手持ちのリストを見ても、イマイチモチベの上がるキットがありません。

それではと、今一番作りたいキットは何か?自分で考えてみると、エアモデル。それも大戦機でした。
もっと言えば、スピットファイア。これを作りたい。

模型に復帰するにあたって、部屋に置いているキットの棚卸をしておりました。
キャラクターモデルはおおよそ200種。
エアモデルはおおよそ200種。
計400種ほど持っておりました。
尋常ではない積みキットです。在庫の数が半端ではありません。そこらの模型店よりもありそうです。
もう、一生かかっても全部つくりきれそうにありません。

エアモデルの内訳を見ると、面白いことに、200種のうちレシプロ機とジェット機の割合はほぼ半々の100種ずつでした。
なんでしょうね?全く考えてみいないのに、全部が綺麗に半分ずつです。

しかし、その中でレシプロ機の内容を見ていくと、なんとスピットファイアの数がなんと50種を超えていました
なんでこんなことになってしまっているのか?
実に簡単なことです。

例えば、F-16。私が愛してやまないジェット機です。
愛してやまない割に持っているのは16種ほどです。スピットの1/3です。
こうまで差が出てしまった理由は、決定版キットがないからです。

F-16は1/32、1/48ともに、タミヤが出しているスーパーキットがあります。
なので、あとはタミヤが出していない派生型が欲しいかどうかで、この二つのスケールのキットは在庫数が決まります。
1/72に関しては、各社比較をしたいがためにフジミやレベル、イタレリのキットを買いました。
完全に興味本位です。
当時、1/72ではアカデミーが決定版でしたが、現在ではタミヤのキットがずば抜けて決定版でしょう。
アカデミー版はディテールなどは良かったのですが、機首の形が決定的に変でした。真横から見るとしゃくれて見えるのです。

2014年春にタミヤが新金型でF-16を出すと聞いて、私は小躍りして喜んでおりましたが、なんとあのタミヤがガッカリなことをしてしまいました。
なんと、このニューキットには、武装がミサイル2発しかついていない中途半端なもので、しかも増槽タンクが付いていなかったのです。
これは本当にガッカリでした。
キットが届いて内容を確認し、良いものであれば複数個買って積んでおこうと思ったのですが、内容が中途半端だったため落胆が激しく、結局一つしか買いませんでした。

これでタミヤは大不評を受けたからなのか、今月、2015年2月にフル武装版を出しました。
一年越しでまたもや、大喜び。
2個買わせていただきました。

F-16は決定版キットに恵まれています。
が、スピットはどうか?
恵まれていません。
他の機体に比べればマシな部類だと思いますが、それでもF-16に比べると足りません。

2007年。タミヤが出した1/32・スピットファイアMK.IX。F-16を超える内容のスーパーキットでした。
ここから嬉しい誤算があり、なんとバブルキャノピーのMK.XVIも出してくれたお陰でマーリンエンジンのスピットは1/32では補完され、魂は救済されました。

問題はそれ以外のスケールですが、まず、1/48も救われました。
2013年。エデュアルドがこれまたスーパーキットを出してくれました。まずMK.9が出され、エデュアルドらしく細かいバリエーション展開で武装違いで何種もキットが出されておりました。
私も買いました。プロフィパックが最初に出て、その内容を確認した結果スーパーキットと認定し、複数個保有しておきたいと考え、その数ヵ月後にでたロイヤルクラスを手に入れました。

エデュアルドの商品展開は実にユニークで、面白いのですが、その話はまた今度。

ただ、あくまでエデュアルドがヨンパチで出したのは2013年であり、それまではハセガワかタミヤかどっちがいいのか?そういう感じでした。
ハセガワ版は1994年。
タミヤ版は1993年。
両方とも素晴らしいキットであるのは間違いありません。
が、同時に2000年代のスーパーキットを目にしエレクトしてしまった模型野郎の心には、足りないのも事実です。

1/72ではどうか?
これも物足りません。
ハセガワ版が1996年。
タミヤ版が2000年。
これまた、両者とも素晴らしいキットです。
ナナニーに関してはスケールの関係もあり、そこまで濃密なディテールは必要ないとも思います。なので、この二つのキットで満足できないこともないのです。

スピットのキットで、一番大きな問題は、スピットファイアという機体が古今未曾有の大戦の中で主力を務めた戦闘機であるがゆえに、膨大なバリエーションがあることです。
型番だけでもMK.24までとそこに含まれていないシーファイアのMK.1~3と45~47。更に偵察機がまた何種類か・・・。

ここで、決定版と言えるキットを見渡してみると、
1/32はタミヤのMK.8、9、16。
1/48はエデュアルドのMK.9。
1/72はハセガワのMK.8、9。
つまり、マーリンエンジンしかないのですね。

そう。グリフォンエンジンのスピットが全くないのです。
ましてや、1/48に関しては2013年までは20年近く前のキットしかなかったわけですから、マーリン・スピットですら満足できず、彷徨ってしまうのです。

グリフォン・スピットの美しさに魅せられてから、長いあいだ必死に探し回りました。
スケール問わず、ファストバック、バブルキャノピーを問わず、色々とキットを買いました。
一番欲しいのは、バブルキャノピーなわけです。バブルキャノピーのグリフォンこそ至高なのです。
が、これが本当にキットが少ないのですね。

当時、1/72ではAZモデルとその系列メーカーのアドミラルが出したキットの在庫がありました。今はもうないですが。その後、スペシャルホビーがいくつか出しましたが、AZモデルよりも品質は良かったです。
1/48では1996年にエアフィックスが出したMK.22、24、46、47が今でも決定版です。これを超えるグリフォン・スピットはありません。アカデミーが1996年にMK.14バブル・ファストともに出していますが、ちょっと太いです。ディテールなどもエアフィックスに及びません。
1/32に至っては、うん十年前にレベルが出したキットか、パシフィックコーストモデルが出したファストバックのMK.14しかありません。

グリフォン・スピットが目立ってしまいますが、それと同じくらいマーリン・スピットのバブルキャノピーもキットがないです。
1/32ではタミヤが出してくれて本当に感謝しておりますが、1/48ではICMしかありませんし、1/72ではスウォードしかありません。両者ともいいキットですが、決定版と呼ぶのには少し足りない感じです。

このキットのなさが、私をスピットのキット蒐集に駆り立てた極めて現実的な理由です。
「現時点での決定版」という意味ではなく、「パーツを見ただけで心が踊るキット」のないのが探し続けてしまう理由なのです。エアフィックスのMK.47などは凄く微妙な立ち位置です。
パーツを見れば心は踊るほどにディテールは美しいですが、同時に現在の目で見れば少し物足りないのも事実なのです。

タミヤも、1/32でマーリンを出した時にグリフォンも取材しているはずで、実際に写真もありますし出せるはずなんですが、出さないんですねえ。

なんで?
グリフォン・スピットは、ほとんどが大戦期間中に実戦配備が間に合わなかったから?
でも、人気の機種の決定版なんだけどな。グリフォンは。

タミヤさん。私は待ってますよ。1/32でグリフォンを出してくれることを。
ファストバックにバブルキャノピー。両方出してくださいね。買いますから。

と、話が盛大に横道にそれました。

つまり、私はスピットファイアを愛してやまないわけです。
なので、ここはやはりスピットを作ろうと。
しかし、2年半前に最後に完成したキットがハセガワの1/72のMK.8だったわけです。
簡単なキットの方がいいけど、同じキットってのもなあと。

そこで、単発になってしまい、今後の制作と何の関係もなくなってしまうと思いますが、ハセガワの1/48・スピットを作ろうと思います。

そんなわけで。復帰。

拍手[7回]

やっと、引っ越しが終わりました。

終わったといっても、荷物を運びこみ、どうにか生活できる状態まで漕ぎ着けたというだけです。
なので、恐ろしく生活し辛い。
当然、模型を作る環境など程遠い状態です。

なので、もう少し時間がかかりますね。作れるようになるまで。

引っ越しで一番大変だったのが、模型の運搬。
そりゃもう、数百個ものキットを自力で車に積み、運び上げる作業は大変でした。
階段を何度も上り下りしたおかげで、脚がなんとない筋肉痛になっております。

今の環境を生活しやすくするのに、もうしばらくの均し期間が必要ですし、その上で模型製作環境を整えていくしかないでしょうね。

そんなことを言いながら、暇な時間はアイフォンで「ウィザードリィ・戦闘の監獄」をやっている私。
これが楽しいんだ。
ゲームなんぞほぼやらない人間なのですが、やっぱりwizは楽しい。
単純作業の連続が快感となるのがゲームの本質の筈ですが、その本質を見失ったゲームのなんと多いことか、
wizardryはその単純作業の快感を与えてくれます。

戦う
レベルアップ
戦う
アイテム拾う
装備が強化される
戦う
更なる強化

果てしなくこの作業が続き、しかも楽しいのです。

やっと最後の洞窟、テッドに入って地下4階にまで辿り着いたのですが、いやはや、戦闘の監獄とはこういう意味かと、やっと理解しましたよ。
クリアするまで、洞窟から出られない。
アイテムも自給自足せざるを得ない。
ロングソードごときが、こんなに嬉しいとは。

まさに監獄。
魔法も使えないし。こりゃ、大変だ。

まあ、少しずつ今の環境を自分に合わせて行って、今までどおりに模型を作れるようになるまでもうしばらくかかるかな。
作ろうと思えば作れるんだけど、なんだか落ち着かないんだよね。今の家が。
旅行に来て泊まっているだけの、安い旅館って感じでさ。
違和感というか、他人の家というか。

作りかけのF-16と22。引っ越しのどさくさで、パーツ紛失してなきゃいいけど。

そんなわけで、作れるようになったらまた再始動します。
では。

拍手[5回]

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