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素体のクロボンさんに、増加装甲を付けたバージョンだとか。
どうなんでしょうね?クロボンさん。確かにいいキットです。2回作っても飽きないだろうし、その価値はあると思います。
MGの中でもかなり秀逸なデキで、上位に入るクオリティの高さだと思います。
ちょっと悩みますな。
とりあえずどんなのか見てみましょう。
こんなのです。
画像はGFFの奴なんですが、正直、微妙なデザインではないですか?
パット見のインパクトは大きいんですが、ちゃんと見てみると、素体の方が全然格好いい。というか、素体の格好よさを明らかに殺している気が・・・
しかもこれを着ると、圧倒的な可動範囲を誇った我らがクロボンさんは動けなくなるでしょう。
こんだけデカイ増加装甲がついてきて、さらに付属武器も大量に付くらしいから、値段は5000円超えてくるだろうと思っていたのですが、おや、定価4725円だそうです。
素体のクロボンさんが3675円でしたから、たったの1000円増しですか。
素体を買ってしまった人にとって、これは損した気分ですね。
フルクロスなんかどうでもいいですが、付属武器が沢山あるのはミリキテキなんですよね。うそ臭い感じで、いいデザインなんですよね。
ボウガンとか槍とか大剣とか。
かといって、武器だけのために、新たに4000円は出したくねえなあ。
どうしようかねえ。
顔が変わるみたいだし。素体のクロボンさんの顔、とても素敵ですよ?なんか勿体ない気が。
新しいクロボンさんの顔も素敵かもしれませんが。
ま、アレですね。とりあえず買って、説明書だけコピーして、武器だけバンダイにパーツ請求して、新品としてヤフオクとかで転売って手もあるんでしょうが、面倒ですねえ。
素体のクロボンさん自体がかなり人気があったみたいですし、これも売れると見込んで、かなりの数を初っ端から生産しそうですし、足りなくなることなんてないと思うんですね。
するってえと、ヤフオクでわざわざ買う人もいないと。
困ったな。
ガンダムの時の様に、スクラッチするか?武器だけ。
でも難しいぞ、アレは。曲線が多いし、細かいし、モールド彫りも必須だし、塗装も面倒だ。
誰か、私に武器だけ下さい。1000円払いますから。
ってかさ、バンダイさん。その年の初っ端の新製品MGで、バリエーションキットってのは拙くない?
やるにしてもさ、もうちょっと時期を考えてさ。クロボンからたったの3ヶ月目なんだし。素体を買った人も、フルクロスを買うのに抵抗があるでしょ。
そんな状態で出すと、「やる気あんの?」って思われるよ?
もっとさ、お年玉を握り締めて買いに行く子供たちの気持ちになって、商品展開をしようよ。
私としては、サザビーver2がよかったな。
さて、今日は、クロボンさんの腕を作ってあげました。
これまた非常に精巧な作りとなっています。
さっそくですが、ざっと見ていきましょう。
すまん。前腕のフレームを撮り忘れた。
上から、肩、上腕、手です。
ま、でも大体分かりますね。こんな感じの構造です。
で、こいつらを合体させてやると・・・・
こうなります。
左の一番長いのが、肩、上腕、前腕を繋げたもの。
そして、手首となるフレーム。といってもこれは外に露出するみたいですが。
そして、手そのものですな。
見て分かるように、手首はボールジョイントとなっています。
手首パーツを挟み込む形でくっ付けるわけですが、これのお陰で、関節部分がすかすかにならないし、接続部が丸見えになってうそ臭くならないって寸法ですね。
いや、最初にこれを考えた人、君は偉い。
ちなみに手ですが・・・・
こういう風になっています。
これを見ると、中指から小指までワンパーツになってはいるが、自分で切り離せば別々に可動できる構造になっているのが分かりますね。
ですが、ここは止めておきます。
指が一本一本可動したからって、何がどう変わるわけでもないから・・・ではなく、このキット、武器の保持力に不安があるらしいんですね。
2次出荷分からは修正されているらしいんですが、私のは初出荷の物なので、さらに保持力を弱めるような工作は厳禁です。
では、腕の可動範囲の確認。いってみましょうか。
はい。凄まじく動きます。グリグリと。
たかがボールジョントのくせに、手首がなんで90度も外に曲がるのか?
これまた写真を撮り忘れてしまいました。ってか、そういう意味があるって知らなかったので、サクサクっと組んでしまったんですよ。
なので、写真で説明することができません。
でもヒントとなる画像ならあります。上から2枚目とかが分かりやすいかな。
要するに、ボールジョントを手首パーツに差し込んで接続するけですが、このボールJ、手そのものにも差し込む構造になっている別パーツなんです。つまり、手首と手の接続を、どっちかの♂でするのではなく、別のパーツを持ってきて、そいつを両方に差し込むことで接続しているんですね。
上から2枚目の手を見てもらうと分かりますが、ボールジョントが白い手の甲に食い込んでますね。これです。これがその接続用のパーツです。
この食い込んだ場所に回転軸が仕込まれていて、ボールジョントとは別の可動軸となって、外側に90度曲げられるってわけです。
ただし、干渉する部分があるため、内側には曲がりません。
いや、凄い構造ですね。
可動を拡げるために、ここまで細かいパーツ分割をしてくれるとは。
いつもキットに素立ちしかさせていない私ですが、ちょっと設計者に申し訳ないですな。
これからは、もう少しグリグリと動かします。
ってか、よくできたキットって、素立ちが一番格好よく見えるよね?この間見た、ハイコン・プロのサザビーとかはいい例です。
中途半端なキット、つまりMGサザビーだったり、MGリ・ガズィだったりは、たいしたことがないので、ちょっと角度をつけて誤魔化してやらないと、格好よく見えない。
いつも思うんですよ。キットの紹介とかするときの写真は、真正面と真後ろから。
そして、真横。
この写真を見せてくれよと。ポーズなんて要らないから。化粧も要らないから、素顔を見せて。
作り笑いなんて要らないから、心からの笑顔を見せて。
話が逸れました。
特に正面からが大事ですが、こういった写真なら、そのキットのスタイル、フォルムなどは一目瞭然ですからね。
角度をつけると、結構誤魔化せるんですよ。サザビーやリガなどの紹介写真は、ちょっと角度をつけて誤魔化しているので、格好よく見えるわけです。
しかし、真正面から見てみると・・・・なデキなわけですよ。
紹介写真を信じて買って、作った後に「騙された!!」って感じた人、結構多いと思います。
私もそうなりたくないので、ネットという便利な道具を使って、なるたけ正面からの写真を探してから、買う価値を検討しています。
私はコレクションが目的ではないので、MGで駄目なら、旧キットでもいいやと思えるんですよ。
MGは高いですしね。
私が正面とかばかりで、ポーズを付けた写真を載せないのは、こういった理由もあるんですね。
素の形を知りたいと。
どっかの酒のCMと同じです。
「何も足さない。何も引かない」
いや、格好つけてないで、旨みを足して、不味さは引けよと、心から思うんですけどね。
肘は、膝と同じく2重関節のお陰で、180度以上曲げられます。
構造的には、膝と大体一緒で、サイズが小さくなっただけです。
違いは、膝の時は可動するパーツそのものは別になっていて、それを膝フレームパーツで左右から挟みこむ形になってました。
でも細い腕にはそんな余裕はないので、フレームそのものに回転軸をつけています。
前腕の、肩のちょっとしたあたりに一つ目。肘に二つ目といった感じで2重関節になってます。
ここまでポリキャップなしでも可動を確保できるのであれば、ポリなどこれから必要ないのでは?
あ~、でもそうすると、パーツそのものに可動部を作りこまなくてはならなくなるから、こんどは金型成型に金がかかるのかな?なのでバンダイさん的にはやりたくないとか。
それと、強度ですな。保持力は問題ないと思うのですが、ポリとABSと、どっちが早くへタるのか?それも結構重要ですよね。
15年前のキットの生き残りなどは、既に自立すら困難ですから。膝のポリがスカスカなせいで、すぐ膝が曲がって後ろに倒れる。
さて、これで首から下のフレームは完成しました。
ざっと今の全景を確認しましょう。
フレームだけだからでしょうか?ちょっと女性的なシルエットですね。細くて。
頼りなげに震えているその細い肩を、優しく抱きよせてあげたくなります。
嫌ですかそうですか。
では、最後に恒例行事をば。
今回のテーマはこちら。
「肩が一番軟らかいの、だあれ?」
ぶっちぎりですなクロボンさん。楽勝で手首をつかめますよ。本当にグニャグニャと曲がってくれます。
FGガンダムさん。意外と健闘していますね。ちゃんと手がくっ付いてます。ポリだの二重関節だの使っていないのに、この可動はたいしたものです。
情けないのは100ガンダムさんです。手が届くとかの前に、そのポーズを取ることすらできていません。
なぜか?
FGガンダムができているのは、上腕の付け根、肩との接続部に回転軸があることによって、肘の可動をちゃんと生かせるからなんですね。
しかして、我らが100ガンダムさんは、そこに回転軸がない。私が作った回転軸は、肘そのものを軸として回せるようにしただけです。
肘から下が回転できても、上腕との接続部は動いてないわけですから、当然、曲げることができなくなります。肘を曲げるためのスペースは、前後にしか用意されてませんからね。左右にはありません。
よって、回転させると100ガンダムさんの肘は曲がらなくなるわけです。
ちなみにこれ、私自身は指先がちょっと触るくらいまでしか曲げられません。
腕はキットと逆で、右が上、左が下ですな。
右が下になるような、つまりキットと同じ形でやると、まったく右肩が曲がってくれません。
どうやら、私の右肩は硬いようです。
そんな訳で、皆さん、寝る前のストレッチに勤しみましょう。
体は軟らかくなるし、なにより熟睡できるようになるみたいですよ?理屈は知りませんが。
じゃ、今日はこの辺で。
さて、今日はクロボンさんの上半身を製造します。
説明書を見ていて戸惑いました。
ムム!!フレームだけではすべて接合できない!!
どうやら、装甲パーツを使わなくては、首から上を付けられないらしいんですね。
なので、ここだけフレームではなく、装甲まで行ってしまうことになりました。
残念!!
でも悔しいので、フレームの写真は残しておきましょう。
これが伝説の胸フレームです。
伝説とは、又聞きのそのまた又聞きであって、信用するなということと同義です。
故にロトなんてただの盗人です。人の家の中を漁ってましたからね。
ちいさなメダルを見つけた!!じゃねーよ。
んなことはいいんです。
上の大きいのがまさに胸です。上についている飛び出ているのが、肩関節との結合部となる♂です。
♂は、二つのパーツからできていて、これまたボールジョイントではないんですが、かなり動きます。
見て分かる通り、首との接続部がありませんね。これ、装甲パーツをつけないと駄目なんですよ。
下のは腰との接続部となるパーツですな。
一回、これを腰につけたあと一度外したら、白く変色して折れそうになってました。
破損は勘弁してくれ。
今までで一番小さなパーツ発見!!
この写真の白いパーツです。上下左右数ミリしかありません。薄さは1mmくらい。
ゲート処理がすんごく厄介。
でもま、こんなに小さいパーツも色分けして可動まで仕込むわけです。
たいしたもんだぜ、バンダイ。
今回は褒めまくってますな。バンダイを。
ま、そんだけ凄いキットってことですよ。
26年前から帰ってきたばかりだからより実感するのは確かですが、このキットは絶対値として優れてますよ。
今のところはね。先はまだ知りませんから。
写真右、腹に妙な隙間があるぞって思っていたら・・・。
写真左、その隙間に腹パーツが差し込まれる構造になっているんですな。
強度的に弱そうに見えますが、大丈夫です。
凄いねえ、本当に。この精度を出せるとは。
自分でパーツ造りをしたあとだからこそ、実感できるね。
じゃ、肩の可動確認。いってみようかね。
上下はこんなに動きます。
ストレッチ体操をするクロボンさんを、優しい眼差しで見守るガンダムさん。
設定によると、ガンダムから50年後くらいに作られたのが、クロボンさんだとか。
孫かあ。
これが引き出し式関節の威力ですな。
この構造の肩を作るのは、生まれて初めてだったりします。
嬉しいねえ。こんなに動くなんて。
向かって左は後ろ。右は前に限界まで曲げた状態です。
後ろはほとんど曲がりませんが、前にはかなりいきますねえ。
これがどんな効果を生み出すか、装甲もつけて、ポーズを取らせる時に思い知らされることでしょう。
たかが胸ですが、かなり沢山のパーツが詰め込まれてます。
見て分かるように、色分けが完璧ですもんね。合わせ目も、胸の左右と鎖骨のところに見えるのですが、モールド化してあるので、気になりません。
サイズは小さいくせに、パーツ数が他より多いキットだけあります。
こんなに小さいのに、ほら、こんなギミックも・・・
これ、コクピットハッチのようです。後ろが透けてますが。
MGでは必ずコクピットハッチは開くようになっていますが、このサイズでは大変だったことでしょう。
実際、組みながら「大丈夫なんだろうか」と、心配したくらいです。
胸周辺は複雑でいて、小さかったり細かったりするパーツが多いので、強度的にはかなり脆いと思います。
気をつけましょう。
さて、後ろが透けている理由ですが。
胸の中が空っぽだからです。ドデカイ穴が空いてますな。
ま、あれがガシンと入るから、こんなスカスカになっているわけですが。
スカスカだからこそ、胸フレームだけでは成立できなかったんですな。
仕方ないねえ。
では、恒例。サイズ比較。
今回のテーマは、
「あなたは乳は何カップ?」
どうでしょうねえ。
私の好みはCくらいなんですが。大きすぎるのも・・・ねえ?巨乳よりも美乳でしょう、やっぱり。
中には味が大事って人もいますが。
あ、どうでもいいですね。
サイズは中くらいなのに、乳は一番でかいですな。クロボンさん。
最大であるはずの100ガンダムさんが、一番ヒンヌーです。もっともこれは、私が美容整形した結果なんですが。
ええ、責任は私にあります。
ま、クロボンさんのは乳とは見えませんがね。真ん中に一個しかないし。
ま、そんな感じで、三度の飯より巨乳が好きなあなたには、クロボンさんをお勧めいたします。
キュっと上向きで垂れてないしね。
では、また。
さて、今日はクロボンさんの腰を作ってあげました。
って、実は、腰のパーツがすんごく少ないんですね。
見てみましょう。
3つです。たったの。
右のでかいのはワンパーツ。左のは左右から2つのパーツをパチっとくっつけて終わり。
んで、そいつらを上下で合わせて、腰終了。
あっけないですな。
しかし、馬鹿にしちゃいけません。
左のワンパーツが腰の基部そのものなんですが、これ見ると恐ろしく複雑なんですよ。造形が。
腰アーマーをくっ付ける部分。
股関節となる部分。
上半身とくっ付く部分。
これらすべてをワンパーツで造形しているんですから、たいした成型技術です。
一個のパーツでできるお仕事の限界にでも迫ってみたのでしょうか?バンダイさんは。
ま、とりあえず腰が完成したので、様子を窺ってみましょう。物影から。
はい、細いです。一言で言うなら。
でも、ちょっと面白い発見もありました。
実は、股関節がボールジョイントではないんです。でも、可動範囲などを見てみると遥かに勝っているんです。
なぜか?
可動箇所が3個もあるから。
1:腰とくっつく、股関節そのもの。前後スイング担当。
2:脚の付け根にある、丸っこいものによるスライド可動。左右スイング担当。前に詳細を見ましたね。
3:腿の回転軸。がに股担当。
これらのお陰で、ボールJがないにもかかわらず、可動は自由度が高く、範囲も凄いことになっているんですね。
ただ、可動部分が複雑なだけあって、ちゃんと理解して動かさないと破損の恐れアリだと思います。脆い部分がありますから。
では、3つもの可動箇所を使った、クロボンさんの下半身の可動を観察してみましょう。
物陰から。
立ち膝なんて楽勝です。
大胆な腿の上げっぷりが、非常にエロ格好いいです。腰アーマーをつけた後どうなるかは分かりませんがね。
さて、フレーム状態の下半身の可動の限界に迫りましょう。
凄まじいことになってます。
上は前後。下は左右に開いたわけですが、両方とも180度なんて軽く超えてます。
逆方向にまで開いてますからね。
これ見ていて、中国雑技団を思い出すのは私だけではないはずです。
体がクニャクニャ。
彼ら、体を柔らかくするするための練習として、かつて拷問の手段として使われていた方法を使うらしいですね。
で、あんな軟体動物になると。
ま、欧米であんな練習を子供にさせたら、絶対訴えられますね。
幼児虐待とかいって。人権保護団体が動き出しますよ、ほんと。
どっちが正しいんでしょうね?人権ジンケン言う奴と、んなもん無視して金儲けに走る奴と。
私としては、どっちも鬱陶しいんですが。
さて、恒例。
第3回。サイズ比較。今回のテーマは・・・
「一番の細い脚は誰?」
・・・・。・・・・・・・。
上の写真みりゃ、一目瞭然だね。
つか、今までの写真でも分かってたことだね。ごめん。ネタがなかった。
ってか、今なら思いつくのに、撮影のとき考えて撮らなかった。
撮りなおすのも面倒なので、今回は(も?)誤魔化し。
でもさ、クロボン。お前は細すぎだろ。ちゃんと食べさせてもらってるか?ラーメン一杯くらいならおごってやるぞ?
そんなわけで、栄養失調気味のクロボンさんでした。
じゃ、また。
点数:7点
寸評:塩野さん。悪い癖が出てきてますよ。注意。
ハードカバーは、12月15日に出る15巻をもって、完結ですな。
長かったねえ。15年の歳月は。最後までいってよかった。
著者も結構いいお年ですから、未完なんかに終わったら、俺泣くよ。
隆慶一郎でも泣いた。吉川英二でも泣いた。
ついに完結することですし、文庫版の発行速度もバリ5に上がって欲しいですね。毎月1集刊行ではなく、毎日くらいで。
そうすりゃ、2ヵ月後には、俺もカタルシスを得られる。
ってか、ふと思ったんですが、15年前って、大体俺が第一次ガンプラ時代を卒業した時期じゃねえ?
うお!!こんなところにも繋がりが・・・・ねえか。勝手な思い込みですな。
一般的に5賢帝というが、この本では最初の賢帝ネルヴァは前の巻の最後に納められていて、この集はトライアヌスから始まっています。
文庫では上・中・下の3冊に分けられています。
1冊目がトライアヌス。
2冊目から3冊目半ばまでがハドリアヌス。
3冊目後半がアントニウス・ピウスという構成です。
東洋では一番知名度が高い賢帝であるはず(?)の哲人皇帝、マルクス・アウレリウスは入ってません。
著者独特の史観でこうなったそうです。
ま、一般的な学説なんぞに捉われる必要などまったくないので、自分勝手な分類は大賛成です。
学問としての歴史なぞ、所詮は想像と推測の積み重ねでしかないですからね。
で、内容ですが、ローマの最盛期といわれる時代を書いています。
綺麗にまとめられていて、非常に読みやすく面白いです。
こいつらは一体何をしたのか?それが一読するだけでスッキリ分からせてくれるわけですから、たいした構成力です。
また、それぞれ必要と思われる箇所には図が入っていて、より理解し易くなっています。
が、ちょっと著者の悪い癖が出始めていますね。思い入れとか思い込みとか感傷とか(とても女性的な価値観でのってこと。ま、女性なんですけど。著者)、そういったものが多々みられます。
この人、これが多くて他の作品は好きになれなかったんですよ。
ま、この辺は自分なりに排除するなりしていけばいいんですけどね。
さらに、視点を皇帝に当てすぎかな?
まあ、まったく知らないで言ってるんですが、例えばずっと前の集、「勝者の混迷」とかの場合、色んな人のいろんな立場を書いていたので非常に面白いんですよ。
が、この集は皇帝の視点のみなので、いまいち広がりに欠ける。実際にこの時代は、グラックス兄弟みたいに面白い元老院階級の人間がいなかったのかもしれませんし、いても書くと無駄にページが増えるだけだったのかもしれません。
ちょとしたエピソードなら、他の人の視点も書いてますけどね。
歴史って、権力者の視点から見るより、それより一段、あるいはずっとしたの庶民とかの視点から見た方が面白かったりするんですよ。
例えば戦国時代です。
司馬遼太郎を始めとする、つまらない作家はみんな、大名の視点からしか歴史を書かないんです。それも、糞つまらない情報小説という書き方で。
が、隆慶一郎は、それを覆した書き方をしてくれたんですよね。道々の者とか、そういう視点から歴史を再構築して、さらに情報ではなく、主人公の行動を主体に書いてくれたんです。
だから、破格に面白かったわけです。
そういう意味で、もう少し別の視点からも書いてくれると面白かったんじゃないかと思います。
が、これはローマの歴史の叙述なので、これを要求するのは見当違いですね。
面白さや深みという点では、これ以前の集の方が勝っていると思います。
大量にある情報を徹底的に推敲して書いている感じで、密度が濃かった。
しかし、この集は少しばかり情報は少ないのか、ちょっと無理している箇所がありますね。
でも、充分面白いです。
相変わらず、この集から読んでもサックリ理解できるので、とてもお勧めです。
なぜ、ローマ人だけが1000年の繁栄を謳歌することができたのか?
著者の命題は常にそこにあるわけです。最初から最後まで、これを意識して書いているのです。
中国の歴史書、十八史略とか読めば分かりますが、大体一つの体制の寿命って300年が限界なんですね。
日本でも、鎌倉、室町、江戸幕府。全部300年ほどですよね。
しかし、ローマは1000年もった。
なぜか?
どんなに長い文章を書いていても、常に命題から逸れずに書けるってのは凄いことですね。
これからの作成要綱として、いままで光がまったく当たらなかった内部フレームに、自己主張をしてもらおうということに大決定しました。
つまり、装甲をつけると見えなくなってしまって、その後、だれも装甲を取り外すことがない故に顧みられることがない、しかし、キットの値段高騰の原因になっていて無視もできない存在の内部フレームを、もっと楽しもうということです。
そんなわけで、今回から、まずはフレームから完成させていくことにします。
その後に装甲パーツを取り付けると。
そうすれば、完成後、まったく見なくて記憶がなくなっても、いつでもここでフレームの雄姿を拝むことができますからね。
さて、今日はクロボンさんの脚フレームを作りました。
作っていて思ったこと。
「本当にポリねーじゃん」
いや、ポリキャップレスを売り文句にしているわけですから、あったら公共広告機構に訴えることも出来ますけど。
でも、ポリがないガンプラは、旧キット以外では初めてだったので、ちょっと凄いなと思いました。
昔はね、ポリのなかった時代、ちょっと動かすと関節のスチロール樹脂がヘタって、プラプラになったもんですよ。
今回はABS樹脂という、剛性がスチロール樹脂より優れた素材を使って関節を作っているわけですが、大丈夫でしょうか?
まずは膝の可動部を作ります。
うお!!二重関節じゃん。すげー。
そんなことで喜んでいます。今まであまり構造を理解しながら作ってこなかったので、二重関節が物珍しい私です。
Zはなってた気がするけど、百式は違った気が。Ex-Sはどうだったかな・・・・。
二重関節にすることによって、可動範囲が大幅に増えるんですよね。
でもその分、関節部が長くなってしまうわけで、デザインを崩さずに可動を増やすってのは難しいわけです。
バンダイさんは成し遂げてますね。この難しい問題を。
凄いと思います。
詳細を見てみましょう。
写真の上半分がパーツをくっつけただけ。
下半分が、それを動かした状態です。
こんな構造の関節。手作りでは無理ですよね。
やる気になればできるでしょうが、手作りとなると、可動がどうこうより、格好が優先されて、手を抜けるところは盛大に・・・ですもんね。
そもそも、強度保持が無理でしょ。
で、この膝可動部を脛フレームで挟み込みます。
これらを組むと・・・・
ガシーンときました。
下半分の上の脚は、膝の可動範囲の限界です。
ほとんど180度曲がってますね。たいしたもんだ。さすがは2重関節。
旧キットガンダムでは考えられない可動範囲ですよ。
こやつらに、腿フレームを組み合わせます。
腿フレームも、独創的な作りになっていて、前後でくっ付けたパーツが、その合わせ目を可動部として動くようになっています。
これらのパーツを組み合わせると・・・
こうなって、あそこが可動するわけです。
これにより、股関節だけじゃなく、腿にも関節を設けて可動を広げているんでしょうか?
先を見ていないので、股関節がどういう構造かは、まだ知らないんですけどね。
では、脚フレームが完成したので、可動確認。いってみましょうか。
それぞれ、限界まで曲げた状態です。
定規は、こいつで押さえないと倒れてしまうが故に、置いてあるだけです。
しっかし、よく曲がる人ですね、クロボンさんは。旧キットを弄った後だと、この可動範囲は感動的ですらあります。
がしかし、ちょっと気になったのが、足首前にあるシリンダーです。
なんとなく金色に塗った部分ですが、このシリンダーが、足首を前に曲げる可動を邪魔しているんですね。
これがなければ、もっと曲がるんですよ。
といっても、これだけ動けば問題ないわけですが。
前回、銀色に塗った部分は、この金色のシリンダーの中に差し込む構造になっていて、塗った意味が皆無になってしまいました。
ちゃんと構造を理解しながら、作って行こうね、私。
が、いいんです。
ガンプラ道とはコダワリであります。
もう一つ気になりました。
膝フレームと腿フレームの接合部が、恐ろしく緩いんですが・・・。私だけ?
これで大丈夫なんでしょうか?スカスカ取れるし。
ざっと説明書を見てみると、この部分に補強はされないみたいですし、膝が抜けまくるんじゃないかと心配です。
ま、最後まで作ってみて、どうしても駄目だったら、瞬接とか使って固定ピンを太らせてみますか。
さて、恒例行事(?)に行きましょう。
第2回。サイズ比較のテーマはこちら。
「脚長オジサンは誰?」
ぐは!!
クロボンさん。脚長すぎだろ?
144キットの肩まで脚があるぞ。大人と子供だな。
でも、縮尺で考えると身長は、144が12.5cm。クロボンが16cmなので、ここまで脚の長さが違うはずないと思うんですが。
サイズ的にキットの設定上は2cmほど身長の高いガンダムさんと互角の長さです。
あ、ちなみに、気になって計ってみたら、我が家の改造ガンダムは身長21cm強でした。
設定上18mのガンダムさんです。つまり、1/100キットは18cmであるはずなので、足首で数mm。股関節で1cm。腹で2cmの延長ってところでしょうか。
なので、素組みなら、もう少し脚は短いはずです。
いやはや。
私も、こんだけ長い脚が欲しいですな。そしたらきっとモデルとかになれて、ウハウハワッショイな人生を歩んでいたことでしょう。
ってなわけで、今日はここまで。
また。
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