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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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さて、今日のジェガンのお時間です。
前回やった改修の続きです。

まずは肩。思いっきりデコボコしていたので、それを埋めます。


肩穴埋めパテ

パテを盛り付けました。
接着力に難のあるエポパテなので、瞬着をたらしてからパテをくっ付けます。

硬化したら、削ります。

次。肩関節の♂の置き換えです。
別にこれは元のままでもいいかなと思ったのですが、肩の穴を埋めてしまいましたから、ここも弄ったほうがいいです。
というのも、元の構造だと、♂が太いんですな。で、その大きさに穴を空けるのが面倒臭い。
なので、改修です。


肩関節♂新造

こういうことです。
一番上。途中から♂が一段太くなっているのが分かりますね。これに対応した穴を空けるのが面倒。
なので、二段目。♂を根元から切り取ってしまいます。
んで、そこにフライルーのランナーを適当な長さに切って、はめてしまいます。

これによって、肩の♂の強度も上がりましたし、工作面でも幾らか楽になりました。

しかし、なんだってこんなに簡単に棒を通せるのか?
トリックは↓


トリック

元の♂を切り取ると、こういう穴が出来上がるんですよ。
要するに、元の♂の中身が空洞になっているってことです。そりゃ、剛性は低いですよね。

あとは、通すランナーの太さに合わせて、この穴をデザインナイフで少しづつ削っていけばいいだけです。
若干、ランナーと太さが違うみたいですからね。

この時、穴を広げすぎると、棒の接着が難しくなるので要注意です。

次。腿のボールジョイントの続きをします。


股関節専用田中君

前回作った、♀基部。股関節専用田中君ですが、こいつを綺麗に成型します。
見えないところなので、綺麗にする必要などないのですが、腿自体が結構細いので、余計な所を切ったり削ったりしないと入らないのです。
サイズが、本当にギリギリでした。

次。腿の中身を弄ります。


内部の構造

上下で、腿パーツの位置が逆になっていますな。分かりにくいですが話を進めます。
上がほとんど素の状態。外側パーツのポリ押さえだけ切り取ってある状態です。

で、この元からあるポリ固定構造をすべて切り取ります。
その後、腿外側パーツにさっきの田中君をなるべく上になるように(腰と干渉しないように。しないとは思いますが)。ついでに、なるべく内側にまでくる厚みを持たせて、接着します。

腿の内側パーツは、ボールジョイントの入る位置を大体見極め、そこを必要な大きさに削りだします。


改造後

両脚分作ったら、合わせ目処理を施して、漸く腿を閉じます。

この、最後の合わせ目処理をしている時、一番実感しますね。
「改修が少しづつ進んでいる」と。

そんな訳で、今日のジェガンは終わりです。
また。

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エルガイムMK2を、早く作りてえええぇぇぇぇえっ!!

けど我慢です。我慢すればするほど、気持ちいいと信じて・・・。
ってか、L2に手を出したら、絶対に逆シャア祭りが止まる。
我慢だ。我慢しろ。俺。 

エルガイムMK2。想定通り、生産数がガンプラと比べて少なかったみたいですね。
普通なら在庫切れとなってもすぐに回復するアマゾンも、今回はなかなか回復しないし。
もしかすると、ガンプラ以上に馬鹿売れしたとか?
そんなことはないやね、きっと。
ま、でもバンダイが想定していたよりも沢山売れたことだけは間違いと思います。

やっぱり、プラモ、キットは、クオリティが肝心ですな。ネットっていう媒体がある以上、興味のある人は能動的に調べて比較し、考えるわけですから。

ふと思ったんですが、ガンダムとかって、当時のままのデザインだと明らかに格好悪いですよね?ま、デザイナーさんがあまり絵が上手じゃないというのもありますけど。

でも、エルガイムMK2って、当時のままのデザインで出して、こんなに格好いいと感じるのはなぜ?
個人的に永野さんのデザインがストライクなだけかなあ?


さて、今日のジェガンのお時間です。
今日から、いよいよできるかどうか分からない改修・改造に入ります。

改修の方法を考えながら思ったんですが、やっぱりガンプラは旧キットの方が圧倒的に弄り易いですね。
何しろ、構造が単純極まりないですから。
内部フレームとかがあると、例えば延長工作をやるにしたって、装甲とフレームの兼ね合いや固定方法をいちいち考えてやらないといけませんから。
装甲だけしかない旧キットは、固定を考えるのは関節だけですし、楽なもんです。

さて、改修、改造にあたり、ジェガンさんをバラバラにします。


バラバラ

現在のジェガンさん。

色々と考えるんですが、私、頭が悪いようで、整理できないんですな。
どういう順番でやれば、間違いなく、効率的にできるのかわからなくなってしまうんですよ。

なので、どうでもいい部分から接着を開始します。少しでも、なすべきことを減らした方が、整理しやすくなりますからね。
どうでもいい部分とは、内部を弄る必要のないパーツです。
弄るところは、接着してしまうと面倒ですからね。後回しです。


接着

どうでもいい部分。手と足です。
ここは弄るつもりはまったくありませんので、合わせ目消しの時間を有効に使うため、最初に接着です。

次。簡単そうな場所から弄ることにしました。
股関節をやっぱりボールジョイントにしようと思ったので、そっから手を着けます。

ボールJにしようと思ったのは、膝のポリ露出が原因です。
こいつを隠す方法を思いついたのですが、それをやるとおそらく膝関節で回転できなくなるんですな。
つまり、直立、気を付けしかできなくなるんですよ。
なので、八の字にするためボールJ化です。

下は腿の内部です。


腿内部

まず、腿の外側パーツ(ポリが付いてないほう)のポリ固定のための板を切り取ります。
これは、そこにボールジョイントを接着するからです。板が出っ張っていると邪魔ですからね。



田中君再登場!!

久しぶりに、田中君登場。やっぱり、彼のことは好きになれませんが、必要な人であることは重々承知しております。
田中君の出っ張ったプラ板は、あとで削ります。こいつにボールJの♀を仕込んで箱組みにして接着するって訳ですな。

あとは、接着部分が、しっかりと固定されるのを暫し待ちます。
削っている最中に分解は嫌ですからね。

次。


腹の穴埋め

腹です。なんだってこんなところに穴が空いているのか?
不思議なジェガンさんですが、気になるので埋めます。

写真上の様に、穴のサイズに合わせて切ったプラ板を、胴体接着の時に合わせて固定してしまいます。
ただし、色を塗ってから。
折角別パーツ化したのにさっさと接着しちゃったら、マスキングが面倒ですからね。

この後、腹の穴埋めパーツにモールドを掘ってみたのですが、いまいちですねえ。
私、彫刻センスがないのかも。ちょっと曲がっているし。

股関節の穴は、ここのボールJが出来上がったら、これまた胴体接着と一緒に埋めます。

次は肩です。


肩装甲内部

本来、肩装甲の内側に出ているピンを上腕の穴に差込、可動と固定を両立させている構造です。

が、このピンは邪魔なので、さっさと切り取ります。

そしてです。


穴埋め

肩を接着してしまい、肩の内側の穴を埋めるために、サイズをあわせたプラ板を接着します。
接着剤が乾いたら、隙間とデコボコはパテで埋め、成型してあげます。

そして、この内側に穴を空け、ここに胴体から伸びる♂でもって固定しようと目論んでいます。
こうすれば、上腕との兼ね合いで、作業が滞ったり、あとハメ加工をしてやる必要もなくなるって訳です。


今日のジェガンはここまで。

結構疲れましたな。
何しろ、久しぶりにプラ板を切ったり、長さを計ったりして、神経を使いましたからね。

ま、今回は簡単なところから手を着けましたから、次からはもっと面倒なんですけど。
格好よくなるジェガンさんを夢見て、モチベを高めていきます。ジェガンが格好いい必要があるのかは不明ですが。

では、この辺で。

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エルガイムmk2に燃え盛っている昨今の日本列島。
皆さん、俺ガイムしてますか?
私はまだまだできません。

さて、エルガイムmk2がR3で待望の発売のになり、次回作が気になるところ・・・ですが、ちょっとガックリした人も多いと思います。
というのも、R3の次回作はレイズナー強化型だからです。

いや、強化型に問題があるわけではありません。
問題は、バンダイの商品展開にあるわけです。
R3の第一弾が何を隠そうレイズナーだったわけですよ。で、第2段がエルガイムmk2。
そして第三段がまたレイズナーですよ。ほとんど金型流用の強化型です。
これは・・・どうなんでしょうか?
エルガイムMK2によって、ようやくユーザーの方を向いてくれたかなと思ったら、また自社本位でユーザー離れを起こしそうな展開。
何がしたいのでしょうね?目先の小金が目的なのでしょうか?

充分な期間が開いてますから(レイズナーの発売は9月だったかな?)、フルクロスの時のような阿漕さは感じませんが、シリーズ3つ目で早速、お得意の金型流用では・・・。
このシリーズを楽しみにしている人の期待を裏切ることになると思うのですがね。

元となったレイズナー。マニアの間ではちょっとな不評のようですな。
私は名前と大体の形しか知らなかった(例によって原作を知らない)訳で、別にどうと言うこともありませんでしたが。
私は例によって原作を知らず、旧キットを見て欲しかった時期がある、といった程度ですから、大体の形しか知りません。
その私からみると、結構いいキットだとは思うのですが。

ただでさえ、「知っている」購買層には不評なレイズナー。
で、思いっきり金型流用。
一体、どれだけ売れるでしょうか?
この商品展開がR3の息の根を止めなければいいのですが・・・。

バンダイさんて、商品展開。もっと言えば、商品そのものが悪いのに、ユーザーのせいにしたり、このシリーズは売れないんだと自己正当化して、さっさとシリーズを打ち切っちゃうメーカーなんですよね。
大体、「ご意見ください」って説明書に書いておきながら、葉書一枚入れた事のない会社なんですけどね。

阿呆な展開の一番いい例が、HGHMです。
ハイグレード・ヘヴィーメタルと読みます。
エルガイムの世界では、ガンダムで言うところのモビルスーツをヘヴィーメタルというのですな。
永野護さんが音楽好きだったからこうなったとか。
そういえば、モーターヘッドも。
HM(ヘヴィーメタル)とMH(モーターヘッド)。むむ。逆なだけ。
エルガイムは5つの惑星系のお話。
そして、ファイブスター物語。
やっぱり5つ。

このHGHM。エルガイムのキットを、最近の技術でリファインしたものなんですな2001年あたりに開始したシリーズです。
が、シリーズと言っていいものか?
何しろ、3つしか発売されていないのですから。
エルガイム→アトール→オージ。これで終わり。エルガイムmk2すら出さない始末。
他にももう一個、試作までしていたらしいのですが、試作品の写真が公開された後に発売に至らず、打ち切りになったということです。

ネットって便利ですね。私は去年の9月に模型に復帰したばかりですから、その辺のことはリアルタイムでは知らないわけです。
が、今のご時世、ネットで簡単に調べられますから、一瞬で知識が増えます。

エルガイムのキットが売れなかったから打ち切ったのだ。そうバンダイさんは思っていることでしょう。
が、違うのです。
ちゃんと宣伝しなかったから、そしてユーザーの方を向かず、自社本位で展開をしたから、HGHMは売れなかったのです。
キットそのものはかなりいいデキですからね。

ガンプラがなぜ売れるのか?簡単です。終始、ゲームや宣伝番組を作成し、次々と商品を増やしているからです。
シリーズ物という付加価値は、コレクション癖のない私には想像もできないくらい大きいものですな。

一方、エルガイムのHGHMは、放送当時に発売された旧キット(84年くらいに発売)しかなかった状態から、いきなり出したのです。
なんの宣伝もなく。

それは売れませんよ。模型から遠ざかっていた大人たちに知らしめるための行為をしていないのですから。戻ってくる筈がありません。
そして、エルガイムを知らない子供たちに、イメージを喚起させることをしていないのですから。何だろうこれ?まあいいや、知っているガンダムを買おうっと。ってなりますよ。

これは、エルガイムの魅力云々ではなくて、バンダイの商品展開の甘さ。
もっと言えば、ビジネスに必要な根本的なことを理解していないから、起こったことです。
へヴィーユーザーしか読まない模型雑誌での宣伝は、宣伝とはいいませんし。

以前に書いたようなこと。ホビーサイトで、メカが戦っているCGムービーを公開すればいいじゃないですか。ちょっとした手間を惜しんで、売り上げを逃しているわけです。
そして、エルガイムのHMのリファインに喜んでいた大人たちの希望の芽を摘み、模型からさらに遠ざかる要素を作っているのですな。

さらに酷いのは、アトールです。
これ、アトールV(ファイブ)ってのがあるらしくて、アトールの強化型のようですが、そいつを再現するには、アトールのキットを買うだけでは駄目で、15年前に発売された旧キットを幾つか買って、そいつらのパーツを流用しなければならなかったのです。
つまり、パーツ流用のためだけに、幾つかの旧キットを買わなければならなかったのです。

これは酷いやり方です。本人は一つの商品で幾つも売れて、賢い展開だと思っているのかもしれませんが、ユーザーのやる気を削ぐ阿漕な展開以外、何者でもありませんね。
ここまでユーザーに甘える企業も珍しいですな。

今回、エルガイムmk2の発売に合わせて、HGHMやその他エルガイム関連のキットが再販されます。
が、これもおかしなやり方でして、エルガイムmk2が発売されたのは2月8日。HGHMの再販が2月26日なんですな。
なぜ同日に発売しないのか?
物事には勢いと言うものがあって、これは大事なことです。

おそらくですが、前にも書いたとおり、Hi-νの売り上げを削ぐL2を早めに出しておきたかったからでしょう。
L2の発売を思いっきり前倒しした結果、流れが不自然になったのです。

しかもです。
HGHMのエルガイムとオージだけメタルコーティングにして、新製品として発売するのです。
新製品ではなく、ただメッキ仕様にしただけですが。
ただの在庫処分でしょうか?
それだけのことに、エルガイムの値段は1・5倍。オージに至っては2・5倍になっているのです。
そんだけ手の込んだことをしているのかは知りませんが、未だにメッキ仕様の画像も公開されていません。

大体、バンダイがメッキにすると、なぜか値段が倍近くになるのです。ハイコンプロのサザビーしかり。
変な話ですよ。これだけのことで、倍の額を取ろうとするのは。
ハイコンのサザビーのメッキ塗装は秀逸でしたけどね。
オージが4500円って、MGの平均的価格よりも若干上ですよ?1/144サイズなのに。
どれだけ買う人がいるんでしょうね?

正直なところ、ここ15年くらい、バンダイのキットはガンダムばかりで面白くありません。
他にもっと沢山あるわけです。
ダンバインとかドラグナーとか。
ダンバインはHGABとしてかなり展開しましたが、これまたいいデキではなかったようで、散々ユーザーから叩かれたようです。
その時、設計者?どういう立場の人か知りませんが、模型誌のインタビューでこう答えたようです。

「ユーザーの熱意が足りない」

もう阿呆だと言うしかないのですが、つまるところ、気に入らないのなら、自分で弄れ。改造しろ。俺は間違っていない。そういいたいのでしょう。

改造が必要な模型が、既に欠陥品だということにすら目を向けないのです。
改造とは、本来、個人的趣向や現代的構造を盛り込んでみるという趣旨で成されるものであって、デザインのミス、構造やバランスの間違い、つまり欠陥箇所を修正するためになされるものではありません。

まあ、これがバンダイの体質をよく表した一言であるわけですが、ユーザーとしては、バンダイくらいしかメカの模型を出してくれていないので(最近はコトブキヤさんが頑張っている。応援しましょう)、どうしてもバンダイの製品しか買えないのです。
だから、こんな思いあがったことを言えるのでしょうが。

ついでにダンバインはMGでも発売されました。
一部のマニアには相当ウケが良かったようですが、やっぱり数が捌けなかったようです。
発売が2000年6月とかだったかな?それ以降、再販がないという貴重なキットとなっています。
勿論、ダンバインに続くオーラバトラーのMG化はなされていません。

これも、ダンバインの魅力がないのではなく、宣伝をしていなかったからに過ぎません。
バンダイのやり方が間違っていただけのことです。
リアルタイムでガンダムを知っている世代なら、ダンバインも知っているとは思います。好きか嫌いかはともかくとして。
が、それより下の年代は、ほとんど知らないと思うんですよ。私にしたって、超偶然に知って、ガンダムとは違った方向性が格好いいデザインだなと、子供の頃に思っただけですから。

一般大衆って、愚かです。
自分で調べようとしないのです。
有名なのがベストとみんな思っているのです。
自分で調べて、自分なりに世界を広げたり、価値観を洗練させていく人なんて、ほんの一握りです。
みんなが集まるところに、行きたがるのです。

通販ならアマゾン。
検索するならグーグル。
携帯電話ならドコモ。

何の疑問もなく、こういう馬鹿の一つ覚えばかりをしているのが、一般大衆なんですな。
だから、今の時代、宣伝というものが凄まじく重要になっていて、ネコも杓子も必死で宣伝しているのです。

その中で、まったく宣伝もせずにいきなり商品展開をして、売れなかったら即打ち切り。売れるガンダムだけ展開していればいいや。
こういうことをしているバンダイは、本当にビジネス感覚がないのだなと思わざるをえませんね。
顧客開拓って言葉を知らないんだと思います。

この先、メカ物がまったく売れなくなったら、バンダイの模型を作っている部門はどうなるんでしょうね?
漫画にあわせた糞つまらないゲーム販売だけでは、到底生きてはいけませんよ。
みんな知っているわけですから。バンダイが作ったゲームは糞だと。
キャラクター商品だけでのし上がってきた企業ですが、そのキャラが玩具に合わないものばかりになったら、バンダイは終わりです。
現に、今現在はやっている(らしい。私は漫画を読みません)漫画って、ほとんど玩具化できないようなものばかりですよね。
これから、この傾向は強くなっていくと思います。

独占しているだけで商品を展開しないのなら、他のメーカーに版権を売ってくれないかなと思ってしまいます。
どうなっているのか知らないで言っているのですが、コトブキヤさんにエルガイムやダンバインの模型作成権(?)を売れよと。
そうすれば、ちゃんとしてくれそうな気がするんですよね。

今現在、コトブキヤさんはスーバーロボット大戦やアーマードコアなどのゲームのメカを模型化して好評を博していますが、これに昔のメカも入ってこれば、バンダイを凌ぐ模型メーカーになり得ると思うんですよ。
色分けパーツ分割などのクオリティは、既にバンダイを凌駕していますからね。

そんな訳で、自社本位で展開しているバンダイにウンザリしてしまい、ユーザーの方を見て、できる範囲で展開しているコトブキヤさんに、今は期待しています。

あと、バンダイだけに言えることではなく、模型メーカー全般がそうなのですが、キットの単価が上がりすぎですな。
元来ニッチ産業であるガレキ業界は仕方ないとは思いますが、大手のプラキットも私が第一次現役時代(15年前)に比べて3倍となっているのは、ちょっと問題だと思います。
大人たちをターゲットにして作っているのは分かりますが、それではドンドン先細りになっていって、やがて模型業界は滅びることになると思います。

子供も取り込んでいくために、低価格路線を増やすことが大事なのではないかと思うのです。
模型なんて、これからも長く続く必要のない「遊び」だという人は、世の中の大半だと思います。今現在、模型が一番熱い時代に少年だった30代~40代の世代以外、ほとんどの人が作ったことがないか、あったとしても数個だけとか、そういう世界でしょうから。

なんでこうなるかと言えば、模型って面倒臭いからです。
組み立てが終わるまで相当な時間がかかりますし、綺麗に作ろうとしたら(基本工作だけで)、その倍の時間はかかります。
ちゃんと作ろうとしたら、塗装などが出てきて、相当敷居は高くなります。
これらをこなす道具をそろえるだけでも、結構なお値段がかかってしまいます。

だったら。
プラス1000円出してもいいから、まったく手のかからない完成品で欲しいって気持ち、分かりますよ。
簡単に完成度が高い立体物が手に入るわけですからね。

でも、模型ってそういう価値観ではないと思うのです。
如何にして綺麗に作るか。
如何にして格好よく見せるか。
そういった工夫が楽しいのではないかと思うのです。
受動的なものではなく、自己を主体とした能動的行動の娯楽なのです。
だからこそ、模型作りって、長く楽しめるのだと思います。

今現在の模型業界を見ていると、何がしたいのか分からなくなってしまうのです。
目先の利益ばかりで、これからのことを考えるとしなくてはならないのと逆のことをしています。 

これから先、造型とか模型という世界は美少女フィギュアばっかりになってしまうのかもしれません。
しかし、そんな面白くもなんともない世界になってしまうのは困りますな。
もう少しユーザーの方を向いた商品展開をして欲しいものだと思います。

拍手[2回]

さて、今日のジェガンのお時間です。
皆さん、元気にしてますか?私は非常にビンビンです。

今日は、旧キットしまくっているジェガンさんの気になるポイントをチェックしていきます。
こいつらを、できればですが、改修・改造していきたいですね。
上手く改修できれば、ずっと完成度の高いキットになること請け合いですよ。

まずは、これ。


爪先の隙間

爪先です。
爪先を別パーツにしたのはよかったのですが、お陰で隙間ができてしまっています。
これは埋めた方がいいですよね。

次。


脹脛内部

脹脛内部。
スカスカですね。玩具しています。
こいつをどうにかしたいのですが・・・。こういうところで密度感を出すのって、難しいですねえ。
何しろ、内部メカをスクラッチして仕込まなければならないわけですから。
デザインセンスも問われてしまうわけです。

こういうのを見ると、最近のMGの内部フレームが素敵だと分かるわけです。
内部の密度感を、しっかりと出してくれるわけですからね。ついでに、装甲パーツの分割法などにも恩恵をもたらしていますね。
かといって、全身に必要だとは思えませんが。

こういう所で密度感をだすのは難しいですねえ。
誰もこんな角度からみねーよ!!って言うのも正しいですし、無視しようかな。


股関節内部とバックパック内部

ここも上と同じですね。
腰内部。ドデカイ穴が空いてますから。
穴を塞ぐのは簡単ですが、メカっぽくってなるとちょっとねえ。
ま、穴塞ぎはやった方がいいですよね。

あとは、バックパック内部でしょうか。
ここも穴を塞ぐだけですから、たいした手間ではないと思いますが。

どうやろうか・・・。


膝のポリ

膝裏。
ポリが思いっきり露出しています。しかも、♂が通るための隙間が目立ちますね。

解決方法は・・・難しいぞ。
フライルーとか見たいに、腿と膝下を接続する所を別パーツ化して、そいつを♂にして、腿と膝下にポリを仕込むのはどうだろう?
でも、下手にやると可動が思いっきり殺されそうだな。
ちょっと、フライルーの構造を調べてみよう。


股関節の穴

股関節ですな。
フンドシに穴があるんですよ。
こいつを何とかして、もう少しメカニカルにできないかな?

次。


肘、肩関節

腕関節です。
肘は、まあ仕方ないかな・・・。

肩がちょっとな感じですね。
肩装甲と胴体が触れる部分の穴を埋めたほうがいいかな。
ってか、肩の固定方法をキットの通りの挟み込みではなく、肩の内側を塞いでそこに穴をあけて、そいつで胴体から出ている♂でもって固定した方が、後々色々と楽そうだな。
合わせ目消しや塗装を2段階に別ける必要もなくなるわけだし。

上腕の付け根にどうしても回転軸が欲しいですね。
これがないと、どうしてもライフルをちゃんと構えられないし、素立ちすらちょっと不自然。
表情が出し辛いですからね。

あとは、以前腿が長いって言った奴ですが、どうなんでしょうねえ?
見ているうちに、長くないような気がしてきました。
よく分かりません。

こういうときに、「利きガンダム」ができるといいんですけどねえ。
そんな特殊能力ないしなあ、俺。

最後に、盾の裏側ですな。凹んでいるのはおかしいし、会社名が刻印されているのは鬱陶しい。

これだけの改修。できるかなあ?ちょっと難しいぞ。
考えてみれば、久々の改修だし。ジェガンごときに、なんだってこんなに気合いを入れなきゃならんのか?

あと他に、腰関節新造とか、股関節、足首関節のボールジョイント化もあったのですが、オミットします。
腰関節って、基本的に使わないんですな。あまり捻ることがないんですよ。私は。
動いたら動いたで面白いんですが。
ま、仕込むのは簡単だと思いますよ。
腰との接続部をぶった切って、どっちかにポリを固定して、適当にランナーを削って♂にしてしまえばいいだけですから。

ボールジョイント化にしても、そんなに複雑なポーズを取らせるつもりもないし、素立ちで格好よければいいので。
ま、要するに面倒臭いからなんですけどね。

さて、最後に生前のジェガンさんの雄姿を残しておきたいと思います。


素組みでもいい感じ

実際、何にも手を入れなくても、丁寧に塗ってあげればかなり格好いいと思います。

さて、次回から、私にとっては鬼の様に大変な改修工事の開始です。
久しぶりに頑張っていこうか。

では、今日のジェガン。終了。
また。

拍手[0回]

さて、今日のジェガンのお時間です。
今日で、仮組み完了を目指しています。ま、こんなものに3日もかける馬鹿は私くらいのものでしょうが。

早速作っていきます。
まずはバックパックから。


バックパック

こんな感じです。
意外とでかいです。スラスターも真ん中のが大きいですし、脹脛にもスラスターは内蔵されています。
ジェガンさんはかなりの機動力を持っているのではないでしょうか。
ギャプラン・フライルーに比べたらカスみたいなもんですが。

バックパックにつけている棒。これ、肉抜き穴があって、そいつをさらに小さな棒で塞いでいるのですね。
これが間抜けです。

見てみましょう。


肉抜き穴

ね、全然噛み合ってない。
いいですねえ。旧キットしてますよ。思わず、優しい目をしてしまいます。
ここを埋めるにはパテが必要ですね。この肉抜き穴埋めパーツを使っての、穴埋めはしない方が楽だと思います。
ズレと隙間を修正するのが大変ですから。

では、バックパックを取り付けてみましょう。


装着

大きいですね。
お陰で、背中のビス穴も完全に隠れましたよ。

でも、ここにも大きな問題があります。
バックパックを背中のL字型の突起に引っ掛けているだけなんですよ。
なので、簡単に外れてしまいます。手に持って眺めているだけで外れますよ。ポロポロとね。

これは鬱陶しいです。

次。前回、胴体を作ったときに忘れていたパーツを組みます。


腰の武装

腰につける固定武装のようです。
右にサーベル。左に手榴弾。

そう、手榴弾なんですな。MSが手榴弾を投げるわけです。10数えてね。
ちょっと滑稽な絵で、微笑ましいですね。

次。お待ちかねの顔です。


頭

簡単ですね。当然、クリアパーツなんて知りません。
でも、ゴーグルのところはカラーシールが付いています。まったくキラキラしませんが。
バルカンポッドが付いているんですね、ジェガンさんは。ガンダムMK2を基にしたんだそうですよ?

しかし、この顔のタテ割りは、合わせ目消しが厄介ですね。
こういった凹凸が沢山ある面は、あまり合わせ目にして欲しくないですな。下手に削ったら、思いっきり失敗面になってしまいますから。

頭部を、ヘルメットとフェイスで別パーツ化した最初のガンプラは、私が知る限り、Sガンダムだったと思います。

さて、本体が組みあがったジェガンさんの雄姿を確認しておきましょう。


三面図

20年前のキットとは思えないほど、スタイル、フォルム。共に素晴らしいですね。
バックパックの微妙な角度もステキです。

残りは武装の類ですな。


武器類

はい。終了。って、全部ワンパーツです。
これはこれは・・・。サーベルはいいとしても、ライフルは?シールドは?

ワンパーツの影響で、どうしても小型化、薄っぺらくなってしまっていますね。
ま、量産機なので、これもいいかな。

装備させてみましょう。


フル装備

強そうですね。とてもジムの家系とは思えません。
なんで、あんなやられ役に甘んじたんでしょうね?
やる気なら、ジェガンさんは、革命だって起こせたのに。

ちなみにシールドですが・・・


盾内蔵のミサイル

こんな風に、内蔵されているミサイルもモールドで再現してあります。
といっても、かなりいい加減なモールドで、あまりミサイルに見えませんが。

ってか、塗るの大変・・・。

他にもシールドには秘密があって・・・


盾の裏側

裏は何にもないくせに、版権を持っている会社の名前がデカデカと書いてあります。
これは嫌ですね。ちゃんと盾の裏パーツを自作してあげるか、さもなければ削り取ってあげましょう。

しかし、模型にこんな文字を書き込むとは、どんな了見か!!

さて、すべてのパーツを組み終えたジェガンさんです。
試しに同じ1/144であるフライルーさんと並べてみましょう。


フライルーとの比較

無理ですね。ジェガンさん。勝てません。フライルーさんの方が、圧倒的に強そうです。
なによりボリュームが違いますね。同じスケールとは思えないくらいです。
本当に、フライルーの6年後のMSなんでしょうか?


さて、サクサクと組みあがったジェガンさんですが、今回はちょっと改修をしようかと思っております。
次回、気になる改修ポイントをチェックしていこうと思います。

今日のジェガンは終わりです。
では。

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