その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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さて、今日のνガンダムのお時間です。
今回は、サフを吹きました。
早速、写真をば。
アレ?なんか変じゃね?って思いますね。
そうです。変なんです。
というのも、今回、なんとなくホワイトサフを使いました。
以前、一月半かけて作った汚い代物、ガンダムの時に使ったきりだったホワイトサフが余っていたからなんですね。
これ以降、二度と使うことがない気がしたので、今のうちに使っておこうと。勿体ないし。
で、こんなんなりました。
普段なら、サフ吹きの格好よさを再確認するため、一回組み立ててみるのですが、ホワイトサフだと格好よくならないのですね。
なので、前回とおなじようなゴミ画像でお送りしています。
塗料もそうですが、サフも白だと隠蔽力が低いのですね。胸、足などの紺色の部分が思いっきりグハハって感じです。
というか、白のパーツに白のサフって無理がありますね。
色がまったく同じなんで、サフが乗っているのかどうなのか分からないんですよ。
私、まだ缶サフでやってますから、そんな状況でサフを吹いていると、当然、厚塗りしてしまうんですね。
お陰で、一部、モールドが埋まりかけてしまいましたし、ちょっと垂れそうになった箇所もあります。
よって、面倒臭いですが、一部、ペーパーをかけ直します。
しかも、微妙に終わっていない段階で、サフが切れてしまいました・・・。
ま、サフなしで塗装してみるのもいいかなと。どうせ、一部のパーツだけなんだし。
ホワイトサフってのはアレですね。フィギュアなどの隠蔽力の低い色を多用する塗装の時以外、使わなくてもいいんじゃないでしょうか?
肌色とかだと、下地がグレーになっていると綺麗に発色しないとかあるみたいですけど、メカ物の場合、それほど発色に気を使わなくてもいいだろうし。
いや、気を使った方がいいのはわかりますけどね。
塗装に関しては、フィギュアの方が数段難しいのだろうなあと思う、昨今の私です。
そんな訳で、今日のニューガンダムはお仕舞い。
ちょっと修正した後、お楽しみの塗装のお時間が始まります。
では。
今回は、サフを吹きました。
早速、写真をば。
アレ?なんか変じゃね?って思いますね。
そうです。変なんです。
というのも、今回、なんとなくホワイトサフを使いました。
以前、一月半かけて作った汚い代物、ガンダムの時に使ったきりだったホワイトサフが余っていたからなんですね。
これ以降、二度と使うことがない気がしたので、今のうちに使っておこうと。勿体ないし。
で、こんなんなりました。
普段なら、サフ吹きの格好よさを再確認するため、一回組み立ててみるのですが、ホワイトサフだと格好よくならないのですね。
なので、前回とおなじようなゴミ画像でお送りしています。
塗料もそうですが、サフも白だと隠蔽力が低いのですね。胸、足などの紺色の部分が思いっきりグハハって感じです。
というか、白のパーツに白のサフって無理がありますね。
色がまったく同じなんで、サフが乗っているのかどうなのか分からないんですよ。
私、まだ缶サフでやってますから、そんな状況でサフを吹いていると、当然、厚塗りしてしまうんですね。
お陰で、一部、モールドが埋まりかけてしまいましたし、ちょっと垂れそうになった箇所もあります。
よって、面倒臭いですが、一部、ペーパーをかけ直します。
しかも、微妙に終わっていない段階で、サフが切れてしまいました・・・。
ま、サフなしで塗装してみるのもいいかなと。どうせ、一部のパーツだけなんだし。
ホワイトサフってのはアレですね。フィギュアなどの隠蔽力の低い色を多用する塗装の時以外、使わなくてもいいんじゃないでしょうか?
肌色とかだと、下地がグレーになっていると綺麗に発色しないとかあるみたいですけど、メカ物の場合、それほど発色に気を使わなくてもいいだろうし。
いや、気を使った方がいいのはわかりますけどね。
塗装に関しては、フィギュアの方が数段難しいのだろうなあと思う、昨今の私です。
そんな訳で、今日のニューガンダムはお仕舞い。
ちょっと修正した後、お楽しみの塗装のお時間が始まります。
では。
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さて、今日のνガンダムのお時間です。
6月1日に始まったνガンダムさんですが、7月1日になって漸く仕上げフェイズに入りました。
まあ、間にアルパさんやらサザビーさんやらがいましたけどね。
ちょっとお時間かかり過ぎ。
記事数的には13回目なんで、普通といえばそうなのかな?
今月中には、このシリーズを終えられそうもありませんね。
だって、サザビーがアレですから・・・。
本当に、くじけそうなキットです。1/144サザビー。
今回は、仕上げフェイズの最初として、ペーパーがけを行いました。
今回は結構大変でしたね。意外とズレが大きくて合わせ目が消えにくかったり、細かい箇所があったり。
現在、こんな感じです。
いつも通り、400→モールド彫り→600の順番でやりました。
実は、まだファンネル関連のペーパーがけをまともにやっていません。というか、接着もしていません。
ま、以前書いたように、パーツの重なりがそのままフィンの重なりになっているからですね。
なので、消す必要のある合わせ目が、ほとんどないわけです。
そういえば、結局ファンネルを弄りませんでした。面倒臭かったですからね。
ま、そんな訳で今日のニューガンダムは終了。
次回はサフに入ります。
では。
~追記~
三ヶ月間ものあいだ楽しみにしていたレイレナード。29日に手に入れました。
早速説明書を見ていたのですが、あれ?総パーツ数約510ってのは誤報だったのかな?
ざっと数えてみると、
プラは408個。使わないパーツが19個。
ポリが46個。使わないポリが17個。
要するに、全部で454個。使うパーツが418個ってことですな。
数え間違いがいくつかあるでしょうけどね。パーツ一覧に誤植もありましたし。
どっかに457個って書いてあったし、近似値ですしね。
ま、この造形の前にはパーツ数の相違など些細なことですけどね。
既にモッサリと多すぎなくらいありますし。普通のMGがレイレナードよりも6cm前後も大きいのに、パーツは多くても300個くらいですから。
この大きさにどんだけディテールを詰め込んでんだって話ですよ。
説明書を見ても細かすぎて、どこを作っているのか分からないなんて、MG・Ex-S以来です。
さて、楽しみながらパーツの精査をしていたわけですが、気になったことが幾つか。
ウェルドラインがかなり多いですな。太さにも依りますが、消してあげないと塗装後にもラインが残りますからね。丁寧な処理が必要でしょう。
バンダイやハセガワさんのキットにはほとんどウェルドラインはありませんから、この辺は根本的な技術力の差なんでしょうか?プラの材質にも依るのかな?
メタル感を出すために、金属粒子とかよく分からんものを入れると、ウェルドラインって急激に増えますからね。
そして、アーマードコアのシリーズは、こういった金属粒子みたいなのが入ってます。
技術力の差ではなく、これがウェルドラインの原因なんだろうなあ。
ヒケも多いかな。はめ込み式プラキット全般の宿命ですが、パーツが細かく多いので、整形がかなり大変でしょうね。
ま、こんだけ細かいパーツの多いキットがはめ込みではなかったら・・・。想像するだけで、仮組み大変さが思い浮かびます。わけわかんなくなりますって。
この2点から、ほとんどワンパーツごとにペーパーがけが必要でしょう。繊細なモールドや曲面を消さないようにね。
400以上ものパーツがあるわけですから、仮組み完了までも時間がかかりそうですね。
ま、アレですよ。逆シャアシリーズを作っていて実感しましたけど、格好いいデザインでデキのいいキットってのは、時間と労力がかかろうとも、楽しく制作できますから。
苦痛ではないと思います。
いい造形を手に入れるためには、相応の手間がかかるってことです。
いいところも言っておきましょう。
パーツが多い上に、パーツごとのディテールが凄いです。細かいモールドだのがこれでもかというくらいに入ってます。
しかも、バンダイ製キットにはあまり見られない、綺麗な曲線表現が凄いですよ。
すんごい尖っているエッジと、変化のある曲線の共存が面白いです。
う~ん。組み立てるのが楽しみ。
早く着手できるよう、頑張ります。
6月1日に始まったνガンダムさんですが、7月1日になって漸く仕上げフェイズに入りました。
まあ、間にアルパさんやらサザビーさんやらがいましたけどね。
ちょっとお時間かかり過ぎ。
記事数的には13回目なんで、普通といえばそうなのかな?
今月中には、このシリーズを終えられそうもありませんね。
だって、サザビーがアレですから・・・。
本当に、くじけそうなキットです。1/144サザビー。
今回は、仕上げフェイズの最初として、ペーパーがけを行いました。
今回は結構大変でしたね。意外とズレが大きくて合わせ目が消えにくかったり、細かい箇所があったり。
現在、こんな感じです。
いつも通り、400→モールド彫り→600の順番でやりました。
実は、まだファンネル関連のペーパーがけをまともにやっていません。というか、接着もしていません。
ま、以前書いたように、パーツの重なりがそのままフィンの重なりになっているからですね。
なので、消す必要のある合わせ目が、ほとんどないわけです。
そういえば、結局ファンネルを弄りませんでした。面倒臭かったですからね。
ま、そんな訳で今日のニューガンダムは終了。
次回はサフに入ります。
では。
~追記~
三ヶ月間ものあいだ楽しみにしていたレイレナード。29日に手に入れました。
早速説明書を見ていたのですが、あれ?総パーツ数約510ってのは誤報だったのかな?
ざっと数えてみると、
プラは408個。使わないパーツが19個。
ポリが46個。使わないポリが17個。
要するに、全部で454個。使うパーツが418個ってことですな。
数え間違いがいくつかあるでしょうけどね。パーツ一覧に誤植もありましたし。
どっかに457個って書いてあったし、近似値ですしね。
ま、この造形の前にはパーツ数の相違など些細なことですけどね。
既にモッサリと多すぎなくらいありますし。普通のMGがレイレナードよりも6cm前後も大きいのに、パーツは多くても300個くらいですから。
この大きさにどんだけディテールを詰め込んでんだって話ですよ。
説明書を見ても細かすぎて、どこを作っているのか分からないなんて、MG・Ex-S以来です。
さて、楽しみながらパーツの精査をしていたわけですが、気になったことが幾つか。
ウェルドラインがかなり多いですな。太さにも依りますが、消してあげないと塗装後にもラインが残りますからね。丁寧な処理が必要でしょう。
バンダイやハセガワさんのキットにはほとんどウェルドラインはありませんから、この辺は根本的な技術力の差なんでしょうか?プラの材質にも依るのかな?
メタル感を出すために、金属粒子とかよく分からんものを入れると、ウェルドラインって急激に増えますからね。
そして、アーマードコアのシリーズは、こういった金属粒子みたいなのが入ってます。
技術力の差ではなく、これがウェルドラインの原因なんだろうなあ。
ヒケも多いかな。はめ込み式プラキット全般の宿命ですが、パーツが細かく多いので、整形がかなり大変でしょうね。
ま、こんだけ細かいパーツの多いキットがはめ込みではなかったら・・・。想像するだけで、仮組み大変さが思い浮かびます。わけわかんなくなりますって。
この2点から、ほとんどワンパーツごとにペーパーがけが必要でしょう。繊細なモールドや曲面を消さないようにね。
400以上ものパーツがあるわけですから、仮組み完了までも時間がかかりそうですね。
ま、アレですよ。逆シャアシリーズを作っていて実感しましたけど、格好いいデザインでデキのいいキットってのは、時間と労力がかかろうとも、楽しく制作できますから。
苦痛ではないと思います。
いい造形を手に入れるためには、相応の手間がかかるってことです。
いいところも言っておきましょう。
パーツが多い上に、パーツごとのディテールが凄いです。細かいモールドだのがこれでもかというくらいに入ってます。
しかも、バンダイ製キットにはあまり見られない、綺麗な曲線表現が凄いですよ。
すんごい尖っているエッジと、変化のある曲線の共存が面白いです。
う~ん。組み立てるのが楽しみ。
早く着手できるよう、頑張ります。
「ルパン三世 カリオストロの城」
点数:9点。満点はアレしかないので。本当なら、これも満点。
寸評:地沸き肉踊る冒険活劇。
「どっちに付く?」
「女~」
「だろうな」
今回の映画覚書は、ルパン三世から、最高傑作のレビューです。
前回にやった読書覚書で「カリオストロ伯爵夫人」を書いたのでね。いいタイミングだってんで、こいつも書いてしまいます。
ここんところ、屑映画しか見てなかったですからね。
さて、言わずと知れた、最高の映画の一つですね。
この映画、私が生まれたのと大体同じ時に公開された映画だと思います。随分と昔ですね。
そんな時代に(だから、こそかな?)これほどのクオリティの映画を作っていた宮崎駿さんは凄い人だったのです。
しかも、宮崎さんの初めての映画監督作だったというから驚き。
最近では、変に高尚な映画を作ろうとしすぎて、かえって下世話かつ面白くない物を作っていますけどね。
「さっすが昭和一桁。勤勉だこと」
この映画、何回見たのか分かりません。私にとって、ラピュタ、ナウシカ、カリオストロ。この3つは鼎の如く、心の中のベストとして屹立していますね。
好きすぎて、何を書けばいいのか分からないのは、以前のナウシカと同じですね。
だって、ノッケから凄まじい展開ですよ?
「平和だね~」
カーチェイスに巻き込まれる。
「次元、乗れ!!」
チャ~ラチャッチャッチャ
いや、このオープニングで持っていかれなかった人はいないでしょう。本当に上手い引き込み方です。
「大きくなりやがって・・・」
んで、可憐な少女クラリスのために、ルパンおじ様が孤軍奮闘、獅子奮迅、粉骨砕身の働きを見せると。
女の子のために、男が頑張るって内容。宮崎さんは好きですよね。
未来少年コナンもそうでしたし、ラピュタそうでした。紅の豚だってそうです。
「どなた?」
「泥棒です」
「泥棒さん?」
「忘れ物ですよ、お嬢さん」
「このためにわざわざ?伯爵に見つかれば、殺されるというのに。
何か私にお礼が出来ればいいのですが、今は囚われの身。
・・・これを」
「私の得物は、悪い魔女が高い塔のてっぺんに閉じ込めた宝物。
どうぞ、この泥棒めに盗まれてやってください」
「わたしを?」
「金庫に閉じ込められたダイヤを救い出し、女の子は綺麗な野に放してあげる。これ、みんな泥棒の仕事なんです」
「あなたは伯爵の力をご存じないのです。どうぞ、このままお帰りください」
「ああ、なんということだ。その娘は、悪い魔女の力は信じるのに、泥棒の力を信じようとはしなかった。
その娘は信じてくれたなら、泥棒は空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに!!」
そうです。このブログの説明文であるべきところに、その内容を考えるのが面倒であり、また書いてもありきたりなことになりそうであったが故に、このルパンの台詞を拝借したのです。
特に意味はありませんけどね。このセンテンスがすきなのです。
漢の心意気、これにあり!!って感じで。
「今はこれが精一杯」
このやり取り、大好きです。
本当に、宮崎さんてのはセリフのやり取りにセンスがあるんですよね。
ルパンの声優もクリカンではなく、当時は山田康夫さんでしたから。物凄く上手いんですよね。
おちゃらけながらも、格好いい。
クリカンのルパンは、山田康夫さんのルパンよりもIQが50くらい低い感じですね。
ドスも品もないし。
「あ、き~いちゃった~、きいちゃった。お宝目当ての結婚式。お宝目当ての伯爵の、言うことやること、すべて嘘。
女の子はとっても優しい、素敵な娘」
「おじ様?おじ様!!」
「は~い、オジサンはここですよ~。女の子が信じてくれたから、空だって飛べるさ。
オジサンがきっと盗み出してあげるから、待ってるんだよ~」
「はい・・・」
いいですねえ、こんなに頼もしく格好いいオジサン。
でも、これを見て、男と女で持つ感想が違うと思うんですよ。
女ならおそらく、こんな男が身近にいてくれたらなあって思うだけだという気がするんです。他力本願。
一方、男は、あまりの格好よさに、自分もこんな男になりたいと思うはずです。
根本的に、幸せは与えられるものだと考える者と、掴み取るものだと考える者と。
世の中は常に2種類の人間がいます。
それで、バランスは取れているわけですね。
あ、ルパンと関係なかったですね。
ってか、これだけの名作をレビューするのが間違っているんですけどね。ここまで出色のデキだと、
「格好いい」とか
「面白すぎる」とか
「素晴らしい」とか
そんな子供みたいな表現しか出来ないのです。
ほんとねえ、全編にわたっての優れたセリフのやり取りと、上手な音楽の使い方。
可憐で感情移入しやすい女の子と、ふざけながらもがんばっているルパンとその一味。
阿呆なんだけど、律儀な銭形。
どこか愛嬌のある悪役、伯爵一党。
この組み合わせは、見ていて飽きませんよ。
まさに王道。ドラクエ3みたいなもんです。
「次元様だとよ」
「可憐だ・・・」
「へ?」
いいですよね。脇役がちゃんと自分の役割をこなしているってのは小気味いいです。
「今宵の斬鉄剣は、一味違うぞ!!」
「おじ様・・・」
「よお、気が付いたか。見てみな。
ローマの遺跡をあんたのご先祖さんが受け継いだってわけだ。正に人類の遺産ってやつだ。
俺のポケットには大きすぎらあ」
いいですねえ。こういう、自嘲というか諦念というか、そんなセリフ。
所詮、自分は泥棒さ。こんなに美しいものをかっぱらう資格はないんだぜって感じで。
「行ってしまうの?」
「ん・・・うん。こわーいオジサンが一杯来たからね」
「私も連れて行って!まだ泥棒は出来ないけど、きっと覚えます。
私、私・・・一緒にいたい!!」
子供じみたことを一生懸命言う少女。心が洗われますね。
「馬鹿いうんじゃないよ。やっとお日様の下へ出られたんじゃないか。また暗闇の中へ逆戻りしたいのか?
そうだ!困ったことがあったらね、いつでもオジサンにいいな。地球の裏側からだってすーぐ飛んで来てやるから」
ここにカールが来て、そっちにクラリスが気を取られている間に、ルパンは消えようとするんですね。
これこそ、ハードボイルドですよ。
女の子が素敵だからこそ、泥棒は相応しくないんですよ。
「おじ様!!」
「またなー」
銭形登場。
「くそ~。一足遅かったか。ルパンめ!まんまと盗んでいきおった」
「いいえ、あの方は何も盗らなかったわ。私のために戦ってくださったのです」
「いいえ、奴はとんでもない物を盗んでいきましたぞ。
あなたの心です」
「・・・はい!!」
現実ではないからこそできる、この素敵な風景。
涙が出てきますよ。
そう。昔の宮崎さんが作った物語って、みんなこうだったんですよ。
現実ではないからこそ美しいエッセンスの結晶。
でも、それが現実に出来たらどんなにいいだろう。
そんなことを感じさせられたものです。
今の宮崎さんの映画は、あまりに単刀直入で、しかもメッセージばっかりに気をとられて、結局、物語の楽しさを忘れているように感じます。
「ルパン。また会える気がする・・・」
ルパン。自分が何者で、クラリスとの思い出を語らなかったわけですよ。
これこそ漢!!
カリオストロの城。私の中でベストの映画の一つです。
高校生以上の日本人にはいないとは思いますけど、もし見たことがない人がいらっしゃるのなら、是非見てください。
心が洗われ、元気になれる映画ですよ。
私も、元気がなくなったときに、これを見ています。
ほとんどセリフの羅列で終わってしまいましたね。
こういうのはレビューとは言いませんけども、愛しすぎたものを評価するなんて不可能なんですよ。
では。
点数:9点。満点はアレしかないので。本当なら、これも満点。
寸評:地沸き肉踊る冒険活劇。
「どっちに付く?」
「女~」
「だろうな」
今回の映画覚書は、ルパン三世から、最高傑作のレビューです。
前回にやった読書覚書で「カリオストロ伯爵夫人」を書いたのでね。いいタイミングだってんで、こいつも書いてしまいます。
ここんところ、屑映画しか見てなかったですからね。
さて、言わずと知れた、最高の映画の一つですね。
この映画、私が生まれたのと大体同じ時に公開された映画だと思います。随分と昔ですね。
そんな時代に(だから、こそかな?)これほどのクオリティの映画を作っていた宮崎駿さんは凄い人だったのです。
しかも、宮崎さんの初めての映画監督作だったというから驚き。
最近では、変に高尚な映画を作ろうとしすぎて、かえって下世話かつ面白くない物を作っていますけどね。
「さっすが昭和一桁。勤勉だこと」
この映画、何回見たのか分かりません。私にとって、ラピュタ、ナウシカ、カリオストロ。この3つは鼎の如く、心の中のベストとして屹立していますね。
好きすぎて、何を書けばいいのか分からないのは、以前のナウシカと同じですね。
だって、ノッケから凄まじい展開ですよ?
「平和だね~」
カーチェイスに巻き込まれる。
「次元、乗れ!!」
チャ~ラチャッチャッチャ
いや、このオープニングで持っていかれなかった人はいないでしょう。本当に上手い引き込み方です。
「大きくなりやがって・・・」
んで、可憐な少女クラリスのために、ルパンおじ様が孤軍奮闘、獅子奮迅、粉骨砕身の働きを見せると。
女の子のために、男が頑張るって内容。宮崎さんは好きですよね。
未来少年コナンもそうでしたし、ラピュタそうでした。紅の豚だってそうです。
「どなた?」
「泥棒です」
「泥棒さん?」
「忘れ物ですよ、お嬢さん」
「このためにわざわざ?伯爵に見つかれば、殺されるというのに。
何か私にお礼が出来ればいいのですが、今は囚われの身。
・・・これを」
「私の得物は、悪い魔女が高い塔のてっぺんに閉じ込めた宝物。
どうぞ、この泥棒めに盗まれてやってください」
「わたしを?」
「金庫に閉じ込められたダイヤを救い出し、女の子は綺麗な野に放してあげる。これ、みんな泥棒の仕事なんです」
「あなたは伯爵の力をご存じないのです。どうぞ、このままお帰りください」
「ああ、なんということだ。その娘は、悪い魔女の力は信じるのに、泥棒の力を信じようとはしなかった。
その娘は信じてくれたなら、泥棒は空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに!!」
そうです。このブログの説明文であるべきところに、その内容を考えるのが面倒であり、また書いてもありきたりなことになりそうであったが故に、このルパンの台詞を拝借したのです。
特に意味はありませんけどね。このセンテンスがすきなのです。
漢の心意気、これにあり!!って感じで。
「今はこれが精一杯」
このやり取り、大好きです。
本当に、宮崎さんてのはセリフのやり取りにセンスがあるんですよね。
ルパンの声優もクリカンではなく、当時は山田康夫さんでしたから。物凄く上手いんですよね。
おちゃらけながらも、格好いい。
クリカンのルパンは、山田康夫さんのルパンよりもIQが50くらい低い感じですね。
ドスも品もないし。
「あ、き~いちゃった~、きいちゃった。お宝目当ての結婚式。お宝目当ての伯爵の、言うことやること、すべて嘘。
女の子はとっても優しい、素敵な娘」
「おじ様?おじ様!!」
「は~い、オジサンはここですよ~。女の子が信じてくれたから、空だって飛べるさ。
オジサンがきっと盗み出してあげるから、待ってるんだよ~」
「はい・・・」
いいですねえ、こんなに頼もしく格好いいオジサン。
でも、これを見て、男と女で持つ感想が違うと思うんですよ。
女ならおそらく、こんな男が身近にいてくれたらなあって思うだけだという気がするんです。他力本願。
一方、男は、あまりの格好よさに、自分もこんな男になりたいと思うはずです。
根本的に、幸せは与えられるものだと考える者と、掴み取るものだと考える者と。
世の中は常に2種類の人間がいます。
それで、バランスは取れているわけですね。
あ、ルパンと関係なかったですね。
ってか、これだけの名作をレビューするのが間違っているんですけどね。ここまで出色のデキだと、
「格好いい」とか
「面白すぎる」とか
「素晴らしい」とか
そんな子供みたいな表現しか出来ないのです。
ほんとねえ、全編にわたっての優れたセリフのやり取りと、上手な音楽の使い方。
可憐で感情移入しやすい女の子と、ふざけながらもがんばっているルパンとその一味。
阿呆なんだけど、律儀な銭形。
どこか愛嬌のある悪役、伯爵一党。
この組み合わせは、見ていて飽きませんよ。
まさに王道。ドラクエ3みたいなもんです。
「次元様だとよ」
「可憐だ・・・」
「へ?」
いいですよね。脇役がちゃんと自分の役割をこなしているってのは小気味いいです。
「今宵の斬鉄剣は、一味違うぞ!!」
「おじ様・・・」
「よお、気が付いたか。見てみな。
ローマの遺跡をあんたのご先祖さんが受け継いだってわけだ。正に人類の遺産ってやつだ。
俺のポケットには大きすぎらあ」
いいですねえ。こういう、自嘲というか諦念というか、そんなセリフ。
所詮、自分は泥棒さ。こんなに美しいものをかっぱらう資格はないんだぜって感じで。
「行ってしまうの?」
「ん・・・うん。こわーいオジサンが一杯来たからね」
「私も連れて行って!まだ泥棒は出来ないけど、きっと覚えます。
私、私・・・一緒にいたい!!」
子供じみたことを一生懸命言う少女。心が洗われますね。
「馬鹿いうんじゃないよ。やっとお日様の下へ出られたんじゃないか。また暗闇の中へ逆戻りしたいのか?
そうだ!困ったことがあったらね、いつでもオジサンにいいな。地球の裏側からだってすーぐ飛んで来てやるから」
ここにカールが来て、そっちにクラリスが気を取られている間に、ルパンは消えようとするんですね。
これこそ、ハードボイルドですよ。
女の子が素敵だからこそ、泥棒は相応しくないんですよ。
「おじ様!!」
「またなー」
銭形登場。
「くそ~。一足遅かったか。ルパンめ!まんまと盗んでいきおった」
「いいえ、あの方は何も盗らなかったわ。私のために戦ってくださったのです」
「いいえ、奴はとんでもない物を盗んでいきましたぞ。
あなたの心です」
「・・・はい!!」
現実ではないからこそできる、この素敵な風景。
涙が出てきますよ。
そう。昔の宮崎さんが作った物語って、みんなこうだったんですよ。
現実ではないからこそ美しいエッセンスの結晶。
でも、それが現実に出来たらどんなにいいだろう。
そんなことを感じさせられたものです。
今の宮崎さんの映画は、あまりに単刀直入で、しかもメッセージばっかりに気をとられて、結局、物語の楽しさを忘れているように感じます。
「ルパン。また会える気がする・・・」
ルパン。自分が何者で、クラリスとの思い出を語らなかったわけですよ。
これこそ漢!!
カリオストロの城。私の中でベストの映画の一つです。
高校生以上の日本人にはいないとは思いますけど、もし見たことがない人がいらっしゃるのなら、是非見てください。
心が洗われ、元気になれる映画ですよ。
私も、元気がなくなったときに、これを見ています。
ほとんどセリフの羅列で終わってしまいましたね。
こういうのはレビューとは言いませんけども、愛しすぎたものを評価するなんて不可能なんですよ。
では。
さて、今日のサザビーのお時間です。
今回は、仮組み完成まで持っていきます。
逆境にもめげずに頑張れ、俺。
まずは、一番の問題点。
顔です。
え?そんなに酷くないじゃんって?
確かに、フェイス出すぎだし、モッサリしたエッジやディテールだけど、見れる範囲じゃんって?
そうですか?本当にそう思いますか?
では、真実の姿のお目にかけましょう。
これが、サザビーのお顔です。真実の姿です!!
なんとまあ、細長い顔でしょう。貧弱ですね。
首も長いし。
フェイスも前に出すぎだし。
根本的に弄らないと、どうしようもないレベルの造形だと思います。
この酷さ。バンダイも分かっていたと思いますけどね。
箱の写真などは、正面からの顔は写っておらず、どれも斜めからにしていますから。
正面から見たのなら、子供でもダサいってのが分かってしまいますもんね。
こういうユーザーを舐めた誤魔化し体質。今でもバンダイは変わってませんね。
デキの悪いキットでも、格好よく見える角度から撮った写真だけで宣伝すると。
MG・サザビーもそうでしたから。リガズィもそうですね。
ともかく、バンダイのこういうずるさは何とかしてもらいたいですよね。
写真では格好よく見えても、信じられないので安心して買えない。
作ってみないと、本当の姿が分からないキットなんですからね。
その点コトブキヤさんは、必ずといっていいほど正面からの写真を公開してくれていますね。
キッチリと商品を作り、自身を持って宣伝しているのが分かります。
見習って欲しいですね。
一番の問題を抱えたまま、次に移ります。
バックパック。
細かいパーツが多いですね。
ファンネルはヤクトドーガさんと同じで、中は空洞です。
で、これらを組み上げると・・・
こうなります。
早速装着。
うん、わりといい造形なんじゃないかな?って思った直後。
気が付きました。
ちょっと薄いかな?
ま、もともとサザビーのバックパックは、本体のボリュームに対して小さいですからね。
薄いといっても、格好悪いってわけではなく、もう少しボリュームがあれば、より格好いいというだけなので、許せる問題です。
あとは、武器ですね。
まずは、ビームライフルとシールドから。
ライフルは挟み込みです。
シールドは、腕への固定基部がビス留めで、これは必須になってますね。
装備させて見ましょう。
あらら。角度を付けて見てみると、あの格好悪さが嘘のよう。
割とよく見えてしまいますね。
このキットは、斜めから見るのが作法なのかもしれませんね。
でも、騙されてはいけませんよ?
こういうので騙されないために、私は必ず正面からの写真を載せるのですから。
次。サーベル各種です。
全部、ワンパーツですね。
装備っと。
斧、小さ!!!!
ほとんどナイフですよ。それも、調理用の。
これで攻撃するなんて、不可能だと思うのですけどね?
MSって、相当の速度で動いているんでしょうし、こんな小さいもので、接近した一瞬を抜くなんて不可能事です。
ま、それを言ったら、サーベルでの斬り合いなんて笑止なんですけどね。
ま、ともかく仮組みが完成しました。
お約束の三面図を。
やはり、正面から見ると、その駄目さは隠し切れませんね。
横からなら、まあまあいいかなという感じ。胸がちょっと格好悪いけど。
後ろからなら、全然OKって感じですな。コストを考えればってことで。
ま、しかしですよ。これを見れば、色々と非難されがちなMG・サザビーも実は相当良いデキである事がわかりますよね。
もっと格好よく出来る箇所が沢山あるだろう?って感じのMGですが、旧キットの100倍はマシな造形です。
持ってないので構造を知らないので可動化とかは分かりませんけども、頭周辺を弄ってあげれば、それだけでかなりいいものに早変わりするような気がしますしね。
あと、肩をパテなどでちょっとラインを変えてあげれば・・・って、それが難しいいんだって。
そういえば、ポリ。こんなに余りました。
大事に撮っておいて、改造の時などに使いましょうね。
さて、最強にして最凶のサザビーさんが仮組みし終わったので、色々と比較してみましょうか。
まず、ライバルと。
どうでしょう。随分とサイズが違うものなんですね。
ファーストとνガンダムさんが一回りと少し違いますね。ファーストガンダムの頭が、ニューの肩まで微妙に届いてませんから。
んで、サザビーとニューで言えば、背丈はそれほど変わりませんけど、横幅などのボリュームが全然違いますね。
実際、MG・サザビーを生ではじめて見たとき、これってマジで1/100なの?って思っちゃいましたからね。
やはり、20cmを超えると、体感ではそれ以下とはまるっきり別物の存在感に感じるのでしょう。
しかし、FGのガンダムさん。ずば抜けていいデキですよね。
これで300円ですから・・・。
このサザビーなんて1000円。
バンダイの場合は、造形力の進化ではなく、造形を素人でも出来るようにした技術の進化の結晶ってことでしょうね。
つまりは、3Dポリゴンと、CGを実体にすぐにできる機械。これが、バンダイの進化を支えているのでしょうね。
FG。300円ですけど、これっておそらく利益はほとんどないのでしょうね。何しろ、27年前と同じ値段で出しているのに、物価は上がっているわけですから。
特に石油は。
バンダイがした、珍しいユーザーサービスです。楽しませてもらいましょう。
もう一個欲しいよなあ。FGガンダム。
さて、次です。
目標となるべき、サザビーの立体物。私の中で完璧なサザビーと比較してみましょう。
勿論、ハイコンプロのサザビーですよ。
ぬは!!
結構、サイズが違うもんだなあ。当たり前ですけど。
1/144と1/200ですからね。
計算上、1/144は16cmほど。1/200だと11.5cmですもんね。
つまり、1/144でありながら、1/100のMG・クロスボーンガンダムさんと同じ身長というわけです。
横へのボリュームはサザビーの方が勝っているので、1/144のこのキットの方が大きく感じます。
ま、でかいだけなんですが。
この写真では、いまいち比較し辛いので、両者ともに同じ大きさにして比べてみましょう。
無理!!絶対に不可能な目標です。
ハイコンのサザビーが格好よすぎます。
一方で、旧キットのサザビーは酷すぎます。旧キットということを差し引いても、酷いですよね。
ボディーバランスがまったく違いますね。
ハイコンは格好よく見える要素をこれでもかというくらいに取り入れています。
○末端肥大というか、腿より膝下を、上腕よりも前腕を、それぞれボリュームを出していること。
○小顔であること。しかも、精悍な造形。
○胸の幅を太くしない(細すぎるとダサい)こと。
○腹がいい具合に締まっていること。
○肩の曲線を綺麗に、また箱っぽくしていないこと。
○脹脛のフレアを大きくして、よりハッタリの利いた造形にしていること。
○各部分の長さ、幅、厚みなどが完璧であること。
○腰アーマーの重なり具合が格好いいこと。
○ディテールがいい具合に取り入れられていて、五月蝿くならず、上手に情報量を増やしていること。
欠点は、完成品であるが故に、合わせ目が消えていないことと、ゲート跡が凄く残っていることですね。
嗚呼、自分で作りたかった!!
これをそのままサイズアップして、HGUCで出してくれないですか?
まあ、バンダイのことだから、HGUCで出すときは、また新規で立体デザインを作って、クオリティダウンとかしちゃうんだろうなあ・・・。
ハイコンのサザビーを大絶賛ですが、本当にこのサザビーは素晴らしいと思いますよ。
買ってから半年以上たちますけど、いまだにその造形に飽きませんね。
まさに、完璧なサザビーだと思います。
翻って、旧キットの1/144・サザビーを見てみると・・・。
上に上げた箇所がみんな駄目ですね。
特に顔。ヒョロい感じで、中国とかの水墨画で見た龍を思い浮かべてしまいます。
○ボリュームがあるべきところになく、それほどなくてもいいところにある。脚や肩などですね。
○上下の長さのバランスが無茶。胴体と腕がそうですね。脚はまあまあかな。
○装甲の重なり具合なんて、一個もない。これは、モールド彫り直しと塗装と墨入れで随分変わって見えるかな?
○造形にメリハリがないので、正面から見たとき、平べったく感じる。
○他多数。
旧キットのいいところを探そうよ、俺!
○・・・、・・・・・。安い!!
そんだけ。
キットとしての長所じゃないじゃん。お金の問題じゃん。
ってか、無理だよね?旧キットをハイコンのようにするのは。
弄らなくても済むパーツなんて、武器くらいで、場合によってはバックパックもいいかもしれないけど。
ほぼ全身を縦横奥行きすべて調節してあげなくてはならないし、パテを使って、難しい三次曲線を造形してあげなくてはならなくなります。
発想を転換しよう、俺。
ハイコンの格好よさを求めるのではなく、旧キットとしての「良さ」を目指そうぜ?
で、旧キットの良さって何だろうね?
いずれにしても、ハイコンはハイコンで持っているんだから、同じものを作る必要はないよね。
参考程度にしとこうぜ、俺。
さて、これで仮組みフェイズは終了したので、これまでの感想をば。
今まで作った中で、一番綺麗なパーツでした。バリやパーツ端のめくれなどがほとんどなかったです。
要するに、売れなかったってことなんでしょうが。
問題だなと感じたのが、ポリを差し込む穴と、ポリの固定軸のサイズが、一部、微妙に合っていないことですね。
腿が特にそうでした。少し削ってやらないと、ちゃんと差し込めません。
差し込んで、腿を組み立てても、ポリのスペースが確保されていないのか、ポリが歪んでいました。
設計ミスでしょうかね?
それくらいですかね。
造形に関しては、これまで散々言っているので、繰り返しません。
諦めろ!!ってことですね。
シリーズ最後のキット、サザビーですが、シリーズ最悪のデキでしたね。
このこのシリーズ。全体的造形に関しては結構デキが良かったので、残念でした。
さて、次からはニューガンダムさんの仕上げフェイズに入ります。
そんな訳で、今日のサザビーはお仕舞い。
また。
今回は、仮組み完成まで持っていきます。
逆境にもめげずに頑張れ、俺。
まずは、一番の問題点。
顔です。
え?そんなに酷くないじゃんって?
確かに、フェイス出すぎだし、モッサリしたエッジやディテールだけど、見れる範囲じゃんって?
そうですか?本当にそう思いますか?
では、真実の姿のお目にかけましょう。
これが、サザビーのお顔です。真実の姿です!!
なんとまあ、細長い顔でしょう。貧弱ですね。
首も長いし。
フェイスも前に出すぎだし。
根本的に弄らないと、どうしようもないレベルの造形だと思います。
この酷さ。バンダイも分かっていたと思いますけどね。
箱の写真などは、正面からの顔は写っておらず、どれも斜めからにしていますから。
正面から見たのなら、子供でもダサいってのが分かってしまいますもんね。
こういうユーザーを舐めた誤魔化し体質。今でもバンダイは変わってませんね。
デキの悪いキットでも、格好よく見える角度から撮った写真だけで宣伝すると。
MG・サザビーもそうでしたから。リガズィもそうですね。
ともかく、バンダイのこういうずるさは何とかしてもらいたいですよね。
写真では格好よく見えても、信じられないので安心して買えない。
作ってみないと、本当の姿が分からないキットなんですからね。
その点コトブキヤさんは、必ずといっていいほど正面からの写真を公開してくれていますね。
キッチリと商品を作り、自身を持って宣伝しているのが分かります。
見習って欲しいですね。
一番の問題を抱えたまま、次に移ります。
バックパック。
細かいパーツが多いですね。
ファンネルはヤクトドーガさんと同じで、中は空洞です。
で、これらを組み上げると・・・
こうなります。
早速装着。
うん、わりといい造形なんじゃないかな?って思った直後。
気が付きました。
ちょっと薄いかな?
ま、もともとサザビーのバックパックは、本体のボリュームに対して小さいですからね。
薄いといっても、格好悪いってわけではなく、もう少しボリュームがあれば、より格好いいというだけなので、許せる問題です。
あとは、武器ですね。
まずは、ビームライフルとシールドから。
ライフルは挟み込みです。
シールドは、腕への固定基部がビス留めで、これは必須になってますね。
装備させて見ましょう。
あらら。角度を付けて見てみると、あの格好悪さが嘘のよう。
割とよく見えてしまいますね。
このキットは、斜めから見るのが作法なのかもしれませんね。
でも、騙されてはいけませんよ?
こういうので騙されないために、私は必ず正面からの写真を載せるのですから。
次。サーベル各種です。
全部、ワンパーツですね。
装備っと。
斧、小さ!!!!
ほとんどナイフですよ。それも、調理用の。
これで攻撃するなんて、不可能だと思うのですけどね?
MSって、相当の速度で動いているんでしょうし、こんな小さいもので、接近した一瞬を抜くなんて不可能事です。
ま、それを言ったら、サーベルでの斬り合いなんて笑止なんですけどね。
ま、ともかく仮組みが完成しました。
お約束の三面図を。
やはり、正面から見ると、その駄目さは隠し切れませんね。
横からなら、まあまあいいかなという感じ。胸がちょっと格好悪いけど。
後ろからなら、全然OKって感じですな。コストを考えればってことで。
ま、しかしですよ。これを見れば、色々と非難されがちなMG・サザビーも実は相当良いデキである事がわかりますよね。
もっと格好よく出来る箇所が沢山あるだろう?って感じのMGですが、旧キットの100倍はマシな造形です。
持ってないので構造を知らないので可動化とかは分かりませんけども、頭周辺を弄ってあげれば、それだけでかなりいいものに早変わりするような気がしますしね。
あと、肩をパテなどでちょっとラインを変えてあげれば・・・って、それが難しいいんだって。
そういえば、ポリ。こんなに余りました。
大事に撮っておいて、改造の時などに使いましょうね。
さて、最強にして最凶のサザビーさんが仮組みし終わったので、色々と比較してみましょうか。
まず、ライバルと。
どうでしょう。随分とサイズが違うものなんですね。
ファーストとνガンダムさんが一回りと少し違いますね。ファーストガンダムの頭が、ニューの肩まで微妙に届いてませんから。
んで、サザビーとニューで言えば、背丈はそれほど変わりませんけど、横幅などのボリュームが全然違いますね。
実際、MG・サザビーを生ではじめて見たとき、これってマジで1/100なの?って思っちゃいましたからね。
やはり、20cmを超えると、体感ではそれ以下とはまるっきり別物の存在感に感じるのでしょう。
しかし、FGのガンダムさん。ずば抜けていいデキですよね。
これで300円ですから・・・。
このサザビーなんて1000円。
バンダイの場合は、造形力の進化ではなく、造形を素人でも出来るようにした技術の進化の結晶ってことでしょうね。
つまりは、3Dポリゴンと、CGを実体にすぐにできる機械。これが、バンダイの進化を支えているのでしょうね。
FG。300円ですけど、これっておそらく利益はほとんどないのでしょうね。何しろ、27年前と同じ値段で出しているのに、物価は上がっているわけですから。
特に石油は。
バンダイがした、珍しいユーザーサービスです。楽しませてもらいましょう。
もう一個欲しいよなあ。FGガンダム。
さて、次です。
目標となるべき、サザビーの立体物。私の中で完璧なサザビーと比較してみましょう。
勿論、ハイコンプロのサザビーですよ。
ぬは!!
結構、サイズが違うもんだなあ。当たり前ですけど。
1/144と1/200ですからね。
計算上、1/144は16cmほど。1/200だと11.5cmですもんね。
つまり、1/144でありながら、1/100のMG・クロスボーンガンダムさんと同じ身長というわけです。
横へのボリュームはサザビーの方が勝っているので、1/144のこのキットの方が大きく感じます。
ま、でかいだけなんですが。
この写真では、いまいち比較し辛いので、両者ともに同じ大きさにして比べてみましょう。
無理!!絶対に不可能な目標です。
ハイコンのサザビーが格好よすぎます。
一方で、旧キットのサザビーは酷すぎます。旧キットということを差し引いても、酷いですよね。
ボディーバランスがまったく違いますね。
ハイコンは格好よく見える要素をこれでもかというくらいに取り入れています。
○末端肥大というか、腿より膝下を、上腕よりも前腕を、それぞれボリュームを出していること。
○小顔であること。しかも、精悍な造形。
○胸の幅を太くしない(細すぎるとダサい)こと。
○腹がいい具合に締まっていること。
○肩の曲線を綺麗に、また箱っぽくしていないこと。
○脹脛のフレアを大きくして、よりハッタリの利いた造形にしていること。
○各部分の長さ、幅、厚みなどが完璧であること。
○腰アーマーの重なり具合が格好いいこと。
○ディテールがいい具合に取り入れられていて、五月蝿くならず、上手に情報量を増やしていること。
欠点は、完成品であるが故に、合わせ目が消えていないことと、ゲート跡が凄く残っていることですね。
嗚呼、自分で作りたかった!!
これをそのままサイズアップして、HGUCで出してくれないですか?
まあ、バンダイのことだから、HGUCで出すときは、また新規で立体デザインを作って、クオリティダウンとかしちゃうんだろうなあ・・・。
ハイコンのサザビーを大絶賛ですが、本当にこのサザビーは素晴らしいと思いますよ。
買ってから半年以上たちますけど、いまだにその造形に飽きませんね。
まさに、完璧なサザビーだと思います。
翻って、旧キットの1/144・サザビーを見てみると・・・。
上に上げた箇所がみんな駄目ですね。
特に顔。ヒョロい感じで、中国とかの水墨画で見た龍を思い浮かべてしまいます。
○ボリュームがあるべきところになく、それほどなくてもいいところにある。脚や肩などですね。
○上下の長さのバランスが無茶。胴体と腕がそうですね。脚はまあまあかな。
○装甲の重なり具合なんて、一個もない。これは、モールド彫り直しと塗装と墨入れで随分変わって見えるかな?
○造形にメリハリがないので、正面から見たとき、平べったく感じる。
○他多数。
旧キットのいいところを探そうよ、俺!
○・・・、・・・・・。安い!!
そんだけ。
キットとしての長所じゃないじゃん。お金の問題じゃん。
ってか、無理だよね?旧キットをハイコンのようにするのは。
弄らなくても済むパーツなんて、武器くらいで、場合によってはバックパックもいいかもしれないけど。
ほぼ全身を縦横奥行きすべて調節してあげなくてはならないし、パテを使って、難しい三次曲線を造形してあげなくてはならなくなります。
発想を転換しよう、俺。
ハイコンの格好よさを求めるのではなく、旧キットとしての「良さ」を目指そうぜ?
で、旧キットの良さって何だろうね?
いずれにしても、ハイコンはハイコンで持っているんだから、同じものを作る必要はないよね。
参考程度にしとこうぜ、俺。
さて、これで仮組みフェイズは終了したので、これまでの感想をば。
今まで作った中で、一番綺麗なパーツでした。バリやパーツ端のめくれなどがほとんどなかったです。
要するに、売れなかったってことなんでしょうが。
問題だなと感じたのが、ポリを差し込む穴と、ポリの固定軸のサイズが、一部、微妙に合っていないことですね。
腿が特にそうでした。少し削ってやらないと、ちゃんと差し込めません。
差し込んで、腿を組み立てても、ポリのスペースが確保されていないのか、ポリが歪んでいました。
設計ミスでしょうかね?
それくらいですかね。
造形に関しては、これまで散々言っているので、繰り返しません。
諦めろ!!ってことですね。
シリーズ最後のキット、サザビーですが、シリーズ最悪のデキでしたね。
このこのシリーズ。全体的造形に関しては結構デキが良かったので、残念でした。
さて、次からはニューガンダムさんの仕上げフェイズに入ります。
そんな訳で、今日のサザビーはお仕舞い。
また。
今日のサザビーのお時間です。
いやはや、実はこの文章。一回書いたんですよ。で、書き終わった後、推敲までしたあと保存せずに、サザビーに関連する調べ物をしていたら、表示されたページに問題があったらしく、すべてのウィンドが閉じてしまいました。
つまり、書いたものは宇宙の彼方へと・・・。
仕方ないので、もう一度書きますが、手抜きをしよっと。
さて、上半身組み立てを目指す今回、はじめに作るのは・・・。
何かと思ったら、股関節基部でした。
赤いパーツで、股関節♂となるピンクのパーツを挟み込み固定です。
変な構造になってますね。
この構造を生かせば、逆にボールジョイントを移植し易いかもしれませんね。
今のところ、νガンダムでやったように、腿に回転軸を仕込む方向で考えていますけど。
次。胴体。
これを見ただけで、既に問題があるのが分かりますね。
ま、問題の列挙は最後ということで。
しかし、ラインが水生生物みたいに見えてしまいます。
ドッシリというより、ヌルリって感じ。
次です。
腰アーマー全般。
下に移っているのはベビースターではありません。腰のパイプですな。これが、はめ込みにくい。
で、下半身とこいつらを組み立てると・・・。
胴体まで完成。
色々と問題はありますけど、それは後でまとめて。
見て見ぬ振りをして、次の組み立てです。
拳。今までで一番まともな造形です。
というのも、これまでのは、掌に人間と同じような段差を造形していたんですね。
つまり、親指の付け根から手の外側の部分が一段盛り上がっていると。
しかし、この盛り上がりのラインが思いっきりずれていたのです。2mmくらいも。
あまり写真では写しませんでしたけどね。
それがないので、おかしな感じがしません。
ま、モールドを入れてないだけの話なんですけど。
次。腕です。
一番下の写真は、モールドなどがはっきりと分かるようにな角度にしました。
むむ・・・、ここにも問題が。
次。
肩です。箱っぽいですね。
でも、この箱っぽい肩はMGサザビーもこんな感じですよね。
ここを美しいラインにしているのは、ハイコンプロのサザビーしか知りません。
で、腕完成。
前腕は両方共に、外側にポリが入っているので、シールドをはめ込むことが出来ます。
なぜかサザビーだけシールド固定にポリを使っているのですね。
ここにも大きな問題がありますけど、これもあとで。
あとは、腕を胴体に差し込んで・・・
上半身完成。
いやはや・・・。問題が山積ですね。
組み立てるごとにテンションが下がるキットってのも初めてです。
色んなところが格好悪いですから。ま、真打の大問題はこの後に来るんですけどね。
とりあえずこれまでの問題を纏めると。
○脹脛のフレアが足りない。綺麗な曲線になってない。
この辺はMGも似たようなものかと思います。もう少しマシでしょうけど。
ま、脚は格好よくはないですけど、それほど駄目ってわけでもないと思います。
元からこんなデザインな気もしますしね。
変に内側に巻き込んでいるフレア部のラインを直線にしてあげて、脛などのエッジ出しをしてあげれば、結構よくなるかと思います。
○腰前アーマーが胴体と一体整形。
立体感がまったく出ていませんね。
リガジーやニューガンダムで別パーツにしていたのに、なぜサザビーではしなかったんでしょうかね?
パーツ数削減、ひいてはコスト削減のため?
ちょっとしたことでできるのに。
○胴体がダサい。
どうしようもないことですけどね。これを直そうとすると、相当の技量と根気が必要になりますよね三次曲線が主体ですから。俺には無理だ・・・。
胸の突起が小さい&ラインが変な角度。
両胸、肩と繋がるところですが、ここもおかしいですね。筒の様になってますし。
なにより、このV字みたいな角度はなんだと。やるなら、逆V字だろうと。V字の胸。初期の頃のガンプラに多く見られた欠陥ですよね。
腹も寸詰まりですし。腹ってパイプとか砲口とかが付いているので、改修し辛いんですが?
胴体に関してはいいところがほとんどないかなと。
しかも直すのが恐ろしく高難易度。
腹がほとんどないってのも問題ですなあ。
○腕のバランスがおかしい。
上腕と前腕の長さのバランスが問題なんですよね。要するに、上腕が長すぎる。両方とも、ほとんど同じ長さって・・・。
まったく立体栄えしないバランスの造形ですね。
しかも、肘のポリが上腕にしこんであるため、肘を回転軸として回した後に曲げられないんですね。つまり、ジェガンさんと同じ欠陥です。
他のキットはこの辺がちゃんとできているのに・・・。
○肩も格好悪い。
前述したように、箱っぽいんですよ。MGでもこんな感じですけど。
大きすぎる気もしますし。
しかも、ラインがいい加減で、ぜんぜん美しくない。
とまあね、ほとんど(全然?)いいところがないキットなんですね。
組み上げるたびに、テンションが下がるって気もわかるでしょ?
といっても、デザイン自体、立体にするには難しいものだったんだと思います。出渕さんのデザインって曲線が主体ですから、余計にね。
私は理想的なサザビーであるハイコンプロを持っていますからね。あの格好いいサザビーが基準となってしまっているってのも、大きな原因の一つだと思います。
どうなんだろ?まだ組立工程の7割くらいしか進んでないけど、これをハイコンプロ・サザビーに近づけるなんてこと、私にできるわけないと思うんですけど。
考えてしまうんですよ。既に完璧に近いサザビーの立体物を持っているのに、無理な挑戦をする必要なんてないんじゃないかとか・・・。
既に、心が折れそうです。
下手な私ですから、ちょっとした改造で格好よく見えるってのが主眼なんですけどね・・・。
おっと、忘れるところだった。
腕の可動。
shall we dance?
肘を回転軸と出来ないので、この程度。
既に気が重くなっている私です。
分かってはいたんですけどね。首以外の問題がこれほどだとは思ってなかったですから。
こんだけ手抜き造形がされているとは思いませんでした。
さすがはバンダイクオリティ!!
え?20年近く前だし、もう時効?
そうね。仕方ないね。分かってて買った私も悪いんだから。
そんなわけで、今日のサザビーは終了。
次回で仮組み完了の予定です。
また。
いやはや、実はこの文章。一回書いたんですよ。で、書き終わった後、推敲までしたあと保存せずに、サザビーに関連する調べ物をしていたら、表示されたページに問題があったらしく、すべてのウィンドが閉じてしまいました。
つまり、書いたものは宇宙の彼方へと・・・。
仕方ないので、もう一度書きますが、手抜きをしよっと。
さて、上半身組み立てを目指す今回、はじめに作るのは・・・。
何かと思ったら、股関節基部でした。
赤いパーツで、股関節♂となるピンクのパーツを挟み込み固定です。
変な構造になってますね。
この構造を生かせば、逆にボールジョイントを移植し易いかもしれませんね。
今のところ、νガンダムでやったように、腿に回転軸を仕込む方向で考えていますけど。
次。胴体。
これを見ただけで、既に問題があるのが分かりますね。
ま、問題の列挙は最後ということで。
しかし、ラインが水生生物みたいに見えてしまいます。
ドッシリというより、ヌルリって感じ。
次です。
腰アーマー全般。
下に移っているのはベビースターではありません。腰のパイプですな。これが、はめ込みにくい。
で、下半身とこいつらを組み立てると・・・。
胴体まで完成。
色々と問題はありますけど、それは後でまとめて。
見て見ぬ振りをして、次の組み立てです。
拳。今までで一番まともな造形です。
というのも、これまでのは、掌に人間と同じような段差を造形していたんですね。
つまり、親指の付け根から手の外側の部分が一段盛り上がっていると。
しかし、この盛り上がりのラインが思いっきりずれていたのです。2mmくらいも。
あまり写真では写しませんでしたけどね。
それがないので、おかしな感じがしません。
ま、モールドを入れてないだけの話なんですけど。
次。腕です。
一番下の写真は、モールドなどがはっきりと分かるようにな角度にしました。
むむ・・・、ここにも問題が。
次。
肩です。箱っぽいですね。
でも、この箱っぽい肩はMGサザビーもこんな感じですよね。
ここを美しいラインにしているのは、ハイコンプロのサザビーしか知りません。
で、腕完成。
前腕は両方共に、外側にポリが入っているので、シールドをはめ込むことが出来ます。
なぜかサザビーだけシールド固定にポリを使っているのですね。
ここにも大きな問題がありますけど、これもあとで。
あとは、腕を胴体に差し込んで・・・
上半身完成。
いやはや・・・。問題が山積ですね。
組み立てるごとにテンションが下がるキットってのも初めてです。
色んなところが格好悪いですから。ま、真打の大問題はこの後に来るんですけどね。
とりあえずこれまでの問題を纏めると。
○脹脛のフレアが足りない。綺麗な曲線になってない。
この辺はMGも似たようなものかと思います。もう少しマシでしょうけど。
ま、脚は格好よくはないですけど、それほど駄目ってわけでもないと思います。
元からこんなデザインな気もしますしね。
変に内側に巻き込んでいるフレア部のラインを直線にしてあげて、脛などのエッジ出しをしてあげれば、結構よくなるかと思います。
○腰前アーマーが胴体と一体整形。
立体感がまったく出ていませんね。
リガジーやニューガンダムで別パーツにしていたのに、なぜサザビーではしなかったんでしょうかね?
パーツ数削減、ひいてはコスト削減のため?
ちょっとしたことでできるのに。
○胴体がダサい。
どうしようもないことですけどね。これを直そうとすると、相当の技量と根気が必要になりますよね三次曲線が主体ですから。俺には無理だ・・・。
胸の突起が小さい&ラインが変な角度。
両胸、肩と繋がるところですが、ここもおかしいですね。筒の様になってますし。
なにより、このV字みたいな角度はなんだと。やるなら、逆V字だろうと。V字の胸。初期の頃のガンプラに多く見られた欠陥ですよね。
腹も寸詰まりですし。腹ってパイプとか砲口とかが付いているので、改修し辛いんですが?
胴体に関してはいいところがほとんどないかなと。
しかも直すのが恐ろしく高難易度。
腹がほとんどないってのも問題ですなあ。
○腕のバランスがおかしい。
上腕と前腕の長さのバランスが問題なんですよね。要するに、上腕が長すぎる。両方とも、ほとんど同じ長さって・・・。
まったく立体栄えしないバランスの造形ですね。
しかも、肘のポリが上腕にしこんであるため、肘を回転軸として回した後に曲げられないんですね。つまり、ジェガンさんと同じ欠陥です。
他のキットはこの辺がちゃんとできているのに・・・。
○肩も格好悪い。
前述したように、箱っぽいんですよ。MGでもこんな感じですけど。
大きすぎる気もしますし。
しかも、ラインがいい加減で、ぜんぜん美しくない。
とまあね、ほとんど(全然?)いいところがないキットなんですね。
組み上げるたびに、テンションが下がるって気もわかるでしょ?
といっても、デザイン自体、立体にするには難しいものだったんだと思います。出渕さんのデザインって曲線が主体ですから、余計にね。
私は理想的なサザビーであるハイコンプロを持っていますからね。あの格好いいサザビーが基準となってしまっているってのも、大きな原因の一つだと思います。
どうなんだろ?まだ組立工程の7割くらいしか進んでないけど、これをハイコンプロ・サザビーに近づけるなんてこと、私にできるわけないと思うんですけど。
考えてしまうんですよ。既に完璧に近いサザビーの立体物を持っているのに、無理な挑戦をする必要なんてないんじゃないかとか・・・。
既に、心が折れそうです。
下手な私ですから、ちょっとした改造で格好よく見えるってのが主眼なんですけどね・・・。
おっと、忘れるところだった。
腕の可動。
shall we dance?
肘を回転軸と出来ないので、この程度。
既に気が重くなっている私です。
分かってはいたんですけどね。首以外の問題がこれほどだとは思ってなかったですから。
こんだけ手抜き造形がされているとは思いませんでした。
さすがはバンダイクオリティ!!
え?20年近く前だし、もう時効?
そうね。仕方ないね。分かってて買った私も悪いんだから。
そんなわけで、今日のサザビーは終了。
次回で仮組み完了の予定です。
また。
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