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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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さて、暫く休んだので、模型再開です。

F-15が終わったので、次はF三兄弟の長兄をやりましょう。

今日のF-14のお時間です。


F-14

詳しい人は、パーツ構成を見ただけで分かるかと思います。
今回作るのは、ハセガワの旧キット、凸モールド版です。

なんで今更凸モールド版かと言うと、間違って買ってしまったからです。
買った当時、知らなかったんですね。同じハセガワのF-14には凸と凹があることを。
なので、適当に買ってしまったわけです。

買って順調に積んで暫くしてから気がつきました。
ハセガワには二種類ある!!

後の祭りです。
でもまあ、いいのでは?
初っ端から複雑怪奇な凹モールド版よりも、まず練習になるし。
そもそも塗装で色々と試したいことあるし。

それと、おそらく私が小学生の頃に作ったF-14は、多分凸版なんですよ。
20年の歳月を超えて、リベンジ!!

F-15,16 の時も同じことを言っていたな。


F-14Aハセガワ
100_3359.JPG
100_3363.JPG

見事に凸モールドです。
凸モールドって不思議なんですよ。

何のために凸モールドキットが作られたのでしょうね?
一体、凸モールドにしたことで、誰が得をしたのでしょうか?

メーカーは金型を作るのは楽かもしれません。
彫ればいいわけで、凹も場合は盛り付けなくてはならないですからね。
が、作る立場に立つと、モールドをどう扱えばいいのか分かりませんね。
墨入れできないし、ペーパーがけで簡単に消えてしまい、復活は難しいし。

でもま、エアモデルはなぜか凸モールドの伝統があったことは事実ですし、四の五の言っても意味ないので、とりあえずはじめます。

一応、凸モールド対策も考えましたしね。
成功するかどうかは分かりませんが。


100_3367.JPG

組立て開始の第一工程でいきなりビックリ。
押し出しピン跡のところに、恐ろしいほどのバリが・・・。

このバリの面が接着面になるので、綺麗に整形してあげないといけませんね。


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コクピットパーツ。

最近のキットとは幾らか違うパーツ構成です。
昔の、80年代くらいまでですが、エアモデルは計器パーツがこんな感じのが多いです。


100_3380.JPG

ともかく、コクピット完成。
計器類のモールドは一切ないので立体感はありませんが、デカールの方が色がハッキリするため、見栄えはいいかもしれませんね。このサイズだと。


100_3389.JPG

機首の組立て終了。
次。


100_3398.JPG

機首に重りを入れる指示がありますが、重りなんて持ってません。
仕方なくホームセンターに行って、代用できそうなものを買ってきました。

ナットと水性ボンドです。


100_3405.JPG

これで大丈夫かは分かりませんが、まあいいでしょう。

次。翼と胴体。


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凹モールド版からすると信じられないくらい、単純なパーツ構成です。
しかも、翼が可動します。
といっても、かなり噛み合いは適当で、ちょっと力の入れ方を間違えると、歯車(?)が外れます。

しかし、接着した後に気がついた。
翼を塗装してから胴体を接着すればよかった・・・。

んで、インテーク。


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100_3442.JPG

これまた、単純な構成です。

エアモデルを作ると如実に感じることですが、
パーツが多いのは是か非か!
ってことを強く考えさせるキットですね。F-14は。

キャラクターモデルだと、パーツが多いことが有り難いケースが多いです。
なにしろ塗りわけや合わせ目消しなどの手間が省けるからです。

が、ことエアモデルですと、パーツが多ければ多いほど、組み辛くなります。ええ、加速度的に。
そして、悲しいことに合わせ目消しや塗り分けの手間は、全然減らないわけです。

勿論、パーツが多いと言うことはそれだけディテールが増しているはずですから(そうではないパーツ分けは無意味)、真・模型野郎を目指す漢にとっては有り難いことです。
が、組み辛さが、特にパーツの合いが悪いキットだと、敷居を高くしてしまいます。
エアモデルはスナップフィットにできる所でも無意味に接着式にしている、進化が少ないカテゴリです。
なので、パーツが多いと凄まじく時間がかかってしまうんですよねえ。

最近のトランペッターなどのキットを見ると、超絶ディテールはそそるのですが、パーツ構成を見ると、プラ板箱組みみたいなことを結構やらされるんですね。
意外と面倒かつ難易度高いんですよ。これって。
こういう構成は、凹版F-14にもあります。

プラ板箱組みは単純作業でして、慣れれば誰でもできますが、待ち時間が長い!!
接着剤がある程度固まらないと次のステップに行けないし。

まあ、航空機自体が複雑な形状してますし、キャラクターモデルと同じ土俵で考えても意味ないですけどね。

結局のところ、根性さえあれば、パーツが多いほうがデキは良くなるわけで、メーカーとしても頑張ってくれた証ですし、組み立てやすさをある程度犠牲にしてもクオリティが高いほうが有り難いという結論になるんですけどね。

そんな訳で、今日のF-14はお仕舞い。

また。

拍手[8回]

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最強の翼 降・臨


F-15C イーグル

今日のF-15Cのお時間です。

いや~、なんだか色々と苦戦しましたよ。
塗装でカブるし、デカールがひたすら面倒くさいし。
ホント、モチベとの戦いでしたね。

それでも完成すればなんのその。

やっぱ、イーグル先生は格好いい!!
最強の称号は伊達じゃないぜ!!


F-15Cイーグル
F-15 1/72
F-15 ハセガワ
1/72 イーグル
イーグル ハセガワ 1/72
裏側

兵装がおかしなことになってますね。
スパローとアムラームがごちゃ混ぜに。
ま、適当なので、突っ込まないで下さい。


イーグル 1/72
F-15 イーグル

作ってみて初めて知ったんだけど、イーグル先生って単座と複座で、キャノピーの形が違うのな

いい加減な気分でスケールモデルを作ってることバレバレな発言ですけどね。
どちらかと言うと、複座のキャノピーの形のほうが好みだわ。


a446dff7.jpg
F-15 F-16

俺んちハイローミックス

なんだか、思い出すことは、夏の暑さとひたすらにやる気を削ぐ現象との戦いですわ。
あんまり、このキットにいい思い出がない

作っている最中、フジミから同じ1/72でF-15Eストライクイーグル発売の報が入ってきて、かなり嬉しかったなあ。
ずっと思いながら作ってたもんなあ。
「20年前のキットが決定版なんておかしいだろ!」
って。

まあ、作ってみて確かにハセガワさんのイーグルは素晴らしいデキだと思うけど、色々と辛いよね。
リベット跡入ってないし、モールド消えかかってるし。

フジミイーグルがハセガワイーグルを超えるかはまだ分からないけど、一歩前進であることは間違いない。
発売の日を待ちましょ。
アイリス版なしのノズルはちゃんと再現してくれるかな?はめ込み敷きだと辛いと思うけど。

現時点で、現在的な目で通用するイーグルが欲しかったら、レベル・モノグラムの1/48F-15Eか、タミヤの1/32を買うしかないねえ。

さて、キルレシオ100対0の戦績は伊達じゃなく私まで撃墜されそうになりましたが、なんとか完成。
完成することに青息吐息で、何書きゃいいのかわかんねえや

ともかく、3兄弟のうち、2人までは揃ったからな。
あとは長兄をやっつければ兄弟揃い踏みだぜ。

そんな訳で、今日のF-15Cはお仕舞い。

また。

拍手[4回]

さて、前回に引き続き、今回は救済されなかった機体。

前回の救済された機体はコチラ。
http://gunp.blog.shinobi.jp/Entry/846/

救済されたかどうかってのは個人の主観による部分が多く、意外と難しい。
特にスケールモデルともなると、コダワル人はいるもので、ドコソコの形状がおかしいだの、こんなモールドは実機にはないだの、果てはこのキットはA型としてはディテールは正確だがC型としては間違いだとか。

そんな細かいことを言い出すと、模型を作ることがつまらなくなりそうだけどな。

さて、はじめる。

<救済されなかった機体>

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○F-15系

扱いが難しい機体である。救済されていないと言えば、確かにされていないだろう。
だが、この間発表されたように、1/72でフジミがF-15Eを出すので、E型に関しては救済される可能性が高い。
もしかしたら、デカール替えでI型も出るかな?そうすると、この間発売されたハセガワ版ラームはどうしようか・・・。

イベントで公開された作例の写真は見たが、かなり綺麗なモールドに見えた。
が、所詮はでかい会場でのいい加減な写真なので、詳細なところは分からない。
なので、結局は自分で手にとって見るまで不明と言うことになりそうだ。
フジミのバトルスカイシリーズは、作例を箱に載せないしね。ホントにボックスアートがダサい。

また、タミヤの1/32を救済とすることもできる。
模型メーカーとして、タミヤのセンスは素晴らしい。
1/32という大きさをふんだんに利用して、あらゆるところに模型として面白い工夫を入れている。
これは、F-16で感動したことだし、P-51Dでは更に洗練されている。
が、1/32のF-15自体、おそらく1992年発売だし、パーツを見てみると分かるが、確かにディテールは素晴らしいが、それは1/32だからという感も否めない。
というのは、モールドが太いのだ。

良く見てみると、イタレリや一部の海外メーカーキットのように、モールドの端っこが丸っこくなっていることによる甘さはないのが分かる。
ちゃんと、モールドの端のエッジが立っているのだ。なので、シャープ感はある。
フォルム再現も、かなり高レベルだと思う。

なので、タミヤ1/32をもって、イーグル系は救済とすることもできると思う。
が、結局は90年代のキットなのだと思う。

山ほどキットを見ているとよく分かるのだが、2000年代に入って模型を製造する技術に革新があったように感じる。
これは、国内、海外、キャラクター、スケールを問わずだ。

80年代、金型製造技術がほぼ確立されたと思う。
今の目で見ても80年代のキットをダメキットと感じないのは、これに起因すると思う。

そして、90年代。80年代の技術をさらに進化させ、それまでの技術としては究極レベルにまで達したのだと思う。
だから、90年代のキットは良キットが多いのだろう。
この1/32F-15もその到達点とも言える素晴らしいキットだ。

が、おそらく2000年代。それまでの技術を根底から覆す技術が生まれたのだと思う。
それがCADなのかは、現場で仕事に携わったことのない私には分からない。
仮にCADだったとしても、それを金型に起こすのはまた別の技術が必要だろうし、CAD一つですべてが解決するわけでもないと思うが。

いずれにしても、2000年代には入るのと前後して、確実に革新はあった。
それはパソコンの普及と高性能化と無関係ではないだろうが、ともあれ、この革新によって、これまでの造型を陳腐化させる模型を作れるようになったことは確かだ。

12年もの歳月が間に横たわっているわけだが、同じタミヤの1/32のF-15とF-16を並べて比べてみればわかる。
そこに注ぎ込まれた技術の歴然とした格差に唖然とする。

簡単に言えば、90年代は80年代の延長線上なのだが、2000年代は90年代とはまったく異質な世界に到達したのだ。

タミヤ1/32F-15が間違いなく傑作キットだ。
やや太いにしても、シャープなモールドは美しいし、リベット跡もキチンと入っている。
が、2000年代の模型を多く見てきた私には、「充分」ではあるが「満足」ではないのだ。

特にF-15は、20世紀を生きてきた私にとっては重要な戦闘機だ。
だからこそ、厳しい目になってしまうのだろう。

これまで、F-15はほとんどのメーカーによってキット化されてきた。
が、それらのキットは古く、また劣化コピーだったりで、しかもメーカーにリメイクする気概もないため、「実戦の中で、最強を証明した機体」としては残念なことに、長らく決定版がなかった。
結局、ハセガワが出した20年以上も前のキットを決定版として有り難がるほかなかったわけだ。

近年、エアモデルにも攻撃に徹するメーカーが出てきた。
残念ながらそれは国内メーカーではないが、2000年代の技術でもってキットをだしているので、私には有り難い。
いずれ、F-15も新金型として、これらのメーカーがやるだろう。

何を持って救済とするか。
難しい話であるが、少なくとも20年前のキットが救済足り得たとしたら、模型業界もお仕舞いだろう。

ちなみに、1/48ではレベル・モノグラムのF-15Eも素晴らしいデキだと思う。

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○Su-27

これも微妙である。F-15ほど数が出ている機体でないにせよ人気があり、近年完成品が沢山出ている。
完成品など面白くもないものに興味はないが(かといってキットを作るモチベ維持はこんなんだけど)、どれをとっても決定版とは言い難いものばかりだった。

が、やはりここ数年、Su-27系のキットも充実してきており、ある意味では1/32トランペッタ-をもって救済とすることもできる。
マニアに言わせれば形状の違う箇所が散見されるらしいが、私はかなりいいキットだと思う。
が、いかんせん1/32なのだ。60cmを超える大型キットなのだ。

エアモデルは人型のキャラクターモデルと違って、かなりかさばる。
なので、できれば1/72で、最悪1/48までで何とかして欲しいのだが・・・。

1/48では、救済されたキットとして書いたSu-30の原型として27は発売されている。
機首がおかしな感じだが、改造すればいい感じのフランカーにはなるのかもしれない。
が、私にはエアモデルを改造する技術はない。
あれだけ細かいモールドやリベットを自分で掘り込むことを想像するだけでえずいてしまう。

ま、F-15Eと同様に、近々トランペッターが1/72でJ-11Bとして出す予定なので、救済される可能性が高い。

最近、旭日昇天な勢いのアジアメーカーだが、やはり国内メーカーに技術的には及ばないらしく、モールドやリベットなどは詳細に再現されているのだが、その質は物足りない。
モールドはまだいいとしても、リベット跡は詳細にみると、丸い針で刺したようになっており、リベット周辺まで凹んでいるのだ。
これが国内キットだと、リベット跡だけ凹んでいて、その周辺は凹んでいないのだ。
言葉で説明するのは難しいが。

なので、詳細なリベットはディテールフェチの私としては嬉しいのだが、面がゆがんでいるように見えることが多く、「やはり技術的には国内メーカーに及ばないな」と思うわけだ。
是非とも国内メーカーに出して欲しいところだが、異常にフットワークが悪いので、まず無理だろう。

無いより遥かにマシなので、アジアメーカーには、このままハイパーディテールの道を突き進んで欲しいと思う。
同時に、国内メーカーには、行動力を期待する。

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○グリペン

現時点で、イタレリしかキットを出していないので(レベルが出してたっけ?)、グリペン好きの心情は推して知るべしだろう。

イタレリというメーカーは信用に置けないメーカーで、フォルムは悪くないし、発売ペースは速いし、兵装も沢山付けてくれるのは有り難いが、精密さなどは一切なく、モールドなどは本当に適当だ。
形さえあってれば、それでいいだろ!的なキットばかりだ。

世の中には、イタレリしか出していないキットが多数存在する。
YF-22/23、X-32/35など。
が、どれもヘンテコキットである。
グリペンも同じで、モールドはダルダルだし、リベットなんてあるわけが無い。
大体、90年代に発売したキットなのに、凸モールドなんてやっているのはイタレリくらいなものだろう。

今後、グリペンが救済されるかは難しいところだが、いずれアジアメーカーが出しそうな気はする。
ホビーボスとかがね。ラファールもだしていたし。
ハセガワが数年前にドラケンを出したし、1/48で出してくれると嬉しい。

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ここまで書いて気がついた。

「救済された機体」以外は、全部「救済されなかった機体」じゃん!!
なんか書きづらいなあって思ってたら、それ以外全部だからだよ!!
あげればキリがないからだよ!!

クフィルもハインドもF-20もミラージュ系もタイフーンもMig-17もSR-71もジャギュアも、アレもコレもソレも全部、救済されていないのだな。
無駄なことをした・・・。

書いてて思ったこと。
自分が好きな機体は、かなりハイレベルなキットが出ていないと満足出来ない。
が、大して好きでもない機体だと、ソコソコのキットがあれば満足できる。

私にとって、F-14.15.16はかなりハイレベルなキットでなければ満足出来ないが、F-4などはハセガワのキットで充分素晴らしいキットだと思えてしまう。
それ以外、それ以上を探そうとしない。
ま、実際、ハセガワF-4はいいキットだと思うけど。

最近知ったことなんだけど、エデュアルドってコクピットやノズルなどのアフターパーツ専門メーカーかと思っていたけど、フルキットもだしてんのな。
Mig-21.29とか。
29はよく分からなかったけど、21は素晴らしいデキに見えた。欲しくなってしまった。

いずれにしても、エアモデルは、キャラクターモデルとは違って、甘い造型が許されないシビアな模型だ。
メーカーさんの努力も凄まじいだろうし、ディテールを掘り込む作業たるや、想像を絶する面倒な仕事だろう。
いいキットを見ると興奮するが、模型野郎としては、いいキットをただ消費していくだけではダメなのだなと思う。

模型は、完成品や、またジャンルは変わるがゲームなどの娯楽と違い、消費されていくものではない。
いいキットは確実に時代を超えて受け継がれるし、また売れ続ける。
バンダイのように、その場その場での決定版を出すことは、キャラクターモデルだからこそできることで、入れ替わりが30年を超える戦闘機だと、どうしてもメーカーも攻めづらくなってしまうのだろう。

だからこそ、ハセガワもタミヤも腰が重くなってしまうのだろうが、このままのペースで行けば、近い将来、エアモデルの主役になっているのはアジアメーカーになるだろう。
遺産は大事だが、模型は同時に技術による再現が最も物を言う世界だ。
かつての傑作キットも、次の日には新製品が出て陳腐化されてしまうかもしれないのだ。

今年、ハセガワは何個の新金型製品を出しただろう?

経験上、確信を持っていえることだが、売ろうとするから売れるのだ。売れるものだから売るのではないのだ。
これでは、ただの消費になり、一過性で終わる。
バンダイが証明しているではないか。
ボトムズもR3も、数対出して終わりにするから止まるのだ。シリーズを続けていくことの重要性を本質的に理解していないのだ。
結局、バンダイの出しているキット群でシリーズが続いているのは、MGとHGUCくらいだ。
この二つをやめれば、バンダイは模型から撤退せざるを得なくなるだろう。

あれだけ版権囲い込みをしているバンダイだが、結局のところ、ガンダムに頼らないと何にも出来ない、情けない模型メーカーなのだ。

流れは自分で作るものだ。流れに乗ることは危険だ。
スケールモデルが売れなくなったのではない。
売れるスケールモデルを作っていないだけだ。

では、売れるキットとはなんなのか?

答えはバンダイが、コトブキヤが、ボークスが出しているではないか。

と言っても、結局は時代を見ていない、というかかつてのやり方に固執する人間が決定権を持っている以上、何も変わらないのだけどね。
コダワリとは、長所ともなり得るが、短所になる可能性のほうが大きいのだ。

なんとか自己変革を遂げてくれ。ハセガワさん。
エアモデル好きの私には、ハセガワさんが頑張ってくれないとつまらないのだ。

拍手[3回]

F-15Cのデカールがなかなか終わらないので、適当に穴埋めします。

雑記として、私が知る範囲での、いいキットが発売されたことにより救済された戦闘機と、いまだにキットに恵まれずに救済されていない戦闘機を纏めてみようかと思います。

あくまで、私が知る範囲です。
なので、ジェット戦闘機のみです。
私が興味のない機体も入りません。

以下、個人的な決定版と思われるキットの羅列。


<救済された機体>

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○F-16 
→タミヤ1/32、1/48。アカデミー1/72による救済。

完全に救済された機体と言っていいでしょう。
何度も書いているように、1/72はアカデミー。1/48と1/32はタミヤと、各スケールにおいて傑作キットがあります。
まあ、1/72のアカデミーは賛否両論となりそうですけどね。
32タミヤは神キットと言ってもいいでしょうが、48タミヤも凄まじいです。
価格的にも割安なので、エアモデル好きなら買っといて間違いないでしょう。
この両キットは、パーツを眺めているだけで幸せになれます。
ディテールフェチの私には堪らないキットなわけです。

あと、アカデミーの32も悪くないキットですよ。
ディテール再現の質はタミヤには全然及びませんが、F-16Iスーファをハイパーディテールで出してくれたことには、大きな意義があるでしょう。
兵装も豊富だし。
キネティックの48スーファもかなりいいらしいですが、見たことないです。間違いだらけだと言ってた人がいましたけどね。

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○F-22
→ハセガワ1/48、フジミ1/72による救済

最新型ゆえに最新技術によるキット化に恵まれ、救済された幸運な機体ですね。
イタレリがYF-22やF-22を出すのが一番早かったですが、どちらもいつものイタレリテイストなので、期待してはいけませんね。
フジミ72は一部間違っていたりするらしいのですが、そんなことは大きな問題ではありません。

ハセガワ48は、完璧なF-22ですね。
新型のアムラームやサイドワインダーの別売りウェポンセットもなかったため、ハセガワにしては珍しく付属兵装にも恵まれました。
モールド表現がある意味斬新な凹凸を持っての再現のため、受け入れられない人もいるとか。
72でやったらナシだったかもしれませんけど、48なら面白い表現だと私は思いますけどね。

ハセガワF-22は、外形はホントに一瞬でできるのですが、ウェポンベイやらに恐ろしいほどの細かいパーツを使っておりまして、説明書を読んで笑ってしまいました。
ウェポンベイやランディングギアを閉状態で組むなら、労力は半分以下で済むキットですよ。

最新技術と、設計者のひたすらなコダワリを感じられて、私は好きですよ、このキット。
このキットのお陰で、キライだったF-22も好きになってきましたから。


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○F-14
→ホビーボス1/48による救済。

ホビーボスの48に異議を唱える人も多いですが、私は何が悪いのか正直分かりません。
フォルムが間違っているらしいですが・・・
無駄に高いってのは私も納得できますけどね。
ただ、ハイパーディテールで、しかも美しくクッキリとしたモールドは、ディテールフェチの私を満足させてくれましたよ。

72ホビーボスは、ちょっと微妙です。ある意味救済と言っても良いのですが、ディテールが足りない!!
なぜ他のキットでできていたハイパーディテールが、F-14でできなかったのか?
モールドは最新キットですから、クッキリハッキリで綺麗です。
ハセガワ版と比して、組みやすいですしね。

が、ディテールは、残念ながらハセガワ72の方が細かいです。というか、ハセガワ版にはあるリベット跡が、ホビーボス版ではオミットされてます。
そのハセガワ72も、モールドが消えかかってますから(一部は完全に消えてる)、救済にはなりえません。まあ、20年以上前にキットですからね。

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○F-8
→ハセガワ1/48。アカデミー1/72による救済。

クルセイダーは、ずっとまともなキットに恵まれなかったらしいです。
ハセガワが72クルセイダーを出したのは86年・・・だったかな?当時の標準、凸モールドだったわけです。
フォルム自体はかなりいいと思うのですが、いかんせん凸モールドであることが大きな欠点です。
しかも、ディテール自体は時代的なこともあり、アッサリめ。
まあ、凸モールドでハイパーディテールを再現されても困るだけですけどね。
だって、ペーパーかけられないもん。

海外製キットでは、フォルムはハセガワを超えるものがあったらしいです。
が、これもやはり凸モールド。

そんなクルセイダー冬の時代をぶち抜いてくれたのはハセガワの48だったわけですね。
美しいディテールで、棒に翼を付けたみたいな50年代特有のフォルムで、垢抜けないが格好いいクルセイダーをキット化してくれたわけです。

その1年後に、アカデミーがハイパーディテールで、クルセイダーを72でキット化。
パーツ配置などを見ると、ハセガワ48に幾らかディテールを加えて縮小コピーしたのだろうなあと思うのは邪推なのだろうか?
そう、実際パーツを仔細に見比べてみると、アカデミー72の方がハセガワ48よりもディテールが細かい。
さらにサイズも小さいので、余計にハイパーディテールに見える。
そして、兵装もハセガワ48はロケットランチャーしかついてないのに、アカデミーはサイドワインダーから爆弾から全部付いている感じでお得感あり。
メーカーの好き嫌いを抜きに考えると、どう考えてもハセガワ48よりもアカデミー72の方が満足度高いよな。

まあ、ハセ48もアカ72も、間違いなく傑作キットなので、クルセイダー好きなら買え。買ってしまえ!
私はクルセイダー大好きです。
この垢抜けない無骨な感じが大好きです。
ガキの頃は好きではなかったのに、なぜなんでしょうね?この嗜好の変化は。
胸に隠し持った4丁拳銃が、堪らなく男の血を騒がせます。


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○MIG-21
→レベル1/72による救済。 【追記:エデュアルド1/48による救済。後述】

実は私はレベルのミグ21を持ってないんですが、写真で見ていたくディテールフェチシズムを刺激されたんですよね。
当然、欲しくなります。
が、売ってない。

いずれ再販されるでしょうから、その時にでもね。

ちなみにフジミの1/72もかなりいいキットですよ。リベット跡などのディテールが全然ないため、レベルには全然追いつきませんけどね。
でも、パネルラインなどは綺麗に入ってます。
国内キットのため、入手しやすいのもありがたいです。
やはり50年代戦闘機は味があって素敵です。

【追記】
エデュアルドの1/48のMig-21bisを入手。
圧倒的なまでのディテールは、見ていて気持ち良いです。

端的に言うと、スーパーキット。

ただ、組立て難度が高そう。恐ろしく細かいパーツが多いから。
さらに、エッチングパーツも難易度を高めていると思う。だが、エッチングを扱わなければ、エデュアルド版フィッシュベッドを作る意味が無い。
エッチングパーツを捨てるくらいなら、アカデミー版を勝ったほうが安上がりだし。

パーツを見たところの短所は、リベット跡があまりにも精密すぎて、埋まるレベル。
正直、パッと見では見えないくらい細かい。
ここまで小さなリベット跡は、ハセガワでもタミヤでも見たことが無い。
その精密感は圧倒的。
が、精密すぎるゆえに、見えづらいは埋まりそうだわと、欠点が出てくる。
それゆえ、日本の両メーカーはここまでしないのか?

スーパーキットであるが、それゆえに、作り手にも高いレベルでのモチベと技術を要求するキットとなっている。


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○Su-33
→ハセガワ1/72による救済。

言わずと知れた、超絶キットですな。
やっと、やっとフランカーをハセガワが出してくれたよ。
そんな万感の思い出このキットを眺めている人も多いことでしょう。
まあ、Su-27は、ずっと前にハセガワも出しているのですが、どうにも形状が変。太いんですな。
しかも、売ってないし。

また、ロシアの兵装をウェポンユニットで出していないため、完全にキットに内包されたのも、意図しなかったにしても、このキットの長所。
やはりハセガワが本気を出したときのハイパーディテールは、一味違う。アカデミーとは一味違うのだ!!
そう思うのは、国産贔屓なのでしょうかね。

ホント不思議なのですが、なぜソ連・ロシア戦闘機は、なぜキットに恵まれないのでしょうかね?
まあ、東側の機体ゆえに日本は情報を入手しづらく、キット化し辛い、若しくは出しても変な形状になる(ハセガワのファルクラムみたいに)のかもしれません。
そして、東側やその周辺は、技術的に低かったですからね。ついこの間までは。
なので、まともなキットがなかったのでしょう。

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○Su-30
→アカデミー1/48による救済。

ついこの間発売になった新作キットですが、もとは以前出していた27のバリエーションキットです。
ディテールフェチとしては、「もう一声」って感じてしまいますが、それは2000年代後半のハイパーなキットを見たからでしょう。
このキットのディテールでも充分でしょう。

私が酷いなと思ったのは、パーツの荒れと梱包方法です。

胴体上面に、金型のキズと思われる荒れがいくつかあります。
ペーパーだけでは追いつかない深さのキズです。パテが必要です。

これよりも致命的だったのは梱包の拙さによるキズです。
ほとんどのランナーは袋に入れて重ねているのですが、一番上に胴体パーツを裸で置いているのです。
これが拙い。
裸で一番上におかれたお陰で、箱の天面と胴体上面の一部がこすれて削れてしまっているのです。
韓国から遥か日本まで輸送されてきた間に、ゴリゴリとあたり、紙にプラが負けてしまったのでしょうね。
キャノピーと胴体の境目のところが削れてしまって、本来曲線を描くところなのに、平らになってしまっていましたよ。
これを修正するのは億劫だなあ。3次曲線ですからねえ。

他、以前出したキットの形状がおかしかったからなのか、無茶な工作をやらされますね。
詳しくは、説明書が見られるネットショップに行ってみてもらえれば分かるかと思いますけどね。
機首周辺を切り取って、新規パーツを接着したり。
垂直尾翼の端を切り取って、新規パーツを接着したり。

ハセガワF-16CJの、パイロン切り取り→新規パーツ接着ってのと概念は同じですが、工作レベルが違うだろ!!
特に機首。

いきなりグチから入ってしまいましたが、ともあれいいキットです。
現状、48でこれ以上のSu-30は存在しませんしね。
美しいフランカー系のフォルムをキチンと再現していますよ。
ディテールもなかなか綺麗ですしね。

ハセガワが48で出さない限り、これ以上のSu-30は無理だろうなあ。

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○Su-27(J-11B)
→トランペッター1/72による救済

発売時期とメーカーの前科から推して、ハセガワSu-33のコピー&改造キットかと思ったが、違うみたいだ。
これもスーパーキットだと思う。
ハセガワSu-33ほどの徹底したディテール再現とその質には及ばないが、それでも素晴らしいモールドは快感である。
長きに渡り、フランカー愛好家は虐げられてきたが、2011年において、かなりの愛好家達が救済されたことと思う。

カナード無しのフランカーとしては、間違いなく現行ベストキット。

余談だが、ほぼ同時期に発売されたフジミの1/72・F-15Eは、単体としてみればベストキットであるが、サイズがまったく違うので、存在意義を自ら放棄してしまったキットである。
ゆえに、20世紀最強戦闘機のライバル同士の対決は、エアモデルにおいては、フランカーの勝ちになってしまった。
あくまで、フジミ版ストライクイーグルは、単体としてみればベストキットである。
ただ、1割ほど大きいがゆえに、並べて楽しむという、そして、兵装の組み換えなどが難しいということが欠点なのである。


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○A-10
→ホビーボス1/48による救済。

まだこのキットを買ってないのですが(売ってない)、写真で見る限り、凄まじいディテールです。
ただ、ホビーボス特有の無駄な割高感は否めませんな。
F-14といい、何だってこんなに高いの?童友社が、中間マージンをボッタクってんの?

愛すべき「えーてん」なんですが、書くことねえな。

あ、そうそう、えーてんは稀有な機体で、1/72ではイタレリがベストキット扱いですね。
イタレリがベストって・・・、どんだけ恵まれてないんだ。えーてん。
とはいえ、確かにイタレリえーてんは、悪くないですな。兵装も豊富だし。
ただ、やっぱりイタレリテイストのモールドなので、その点は不満ですけどね。

かといって、でかくて高い48をそうそう沢山買うわけにもいかんしなあ。

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○ドラケン
→ハセガワ1/48、1/72による救済。

72よりむしろ48のほうがデキがいい気がするドラケンですが、どちらにしても素晴らしいキットです。
ドラケンなどを見ると、ハセガワさんは、ディテールを意図的に省く傾向があるのかなと思ったりもします。
いや、私には、ドラケンのすべてを知っているわけではないので、あるべきモールドやリベットが省かれているかどうかなんて知りませんよ。
ただ、くど過ぎるほどにディテールを彫りこんでくる最近のアジアメーカーのキットを見ると、ハセガワさんのキットは割りとアッサリめが多いなと。

それにしても、ドラケンの決定版キットがあってよかったですよ。
大好きですからね。
ハセガワが出さなかったら、ドラケンのキットってないんじゃないの?
まともなの、一つでもあるの?
最近は1/144で出たり、完成品があったりしますが、所謂通常のサイズのドラケンって、海外メーカーは出しているんだろうか?
ハセガワ様様ですな。

私はF-16が一番好きな機体ですが、2番目って難しいんですよ。
その2番目候補の最右翼が、ドラケンとなぜかクルセイダーなんですよね。私。
なので、どちらも決定版キットがあるのは幸せ。

航空機の歴史を見ると、その存在価値は計り知れないドラケンですが、意外とその辺のことは知られていない気がします。
50年前に設計製造された機体とは思えないほど、美しく未来的なフォルムばかりがクローズアップされてしまっていて。
まあ、私もフォルムが好きだからドラケンが好きなわけで、圧倒的に先進的だった設計思想や、その後の影響など二次的なものに過ぎません。
が、ドラケンの意義を知ると、より一層ドラケンに対する愛情が強くなりますよ!!

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○F-2
→ハセガワ1/72、1/48による救済。

まあね、日本のメーカーとしては、出すべき責任があったといってもいいでしょうが、タミヤは無視してますね。
ハセガワが出さなきゃ、世界中どのメーカーも出しませんよ。
世界に冠たるローカル国家、日本の戦闘機なんて。
アメリカ人に聞いたら「知らない」というでしょうし、知っていても「F-16まんまじゃん」というでしょう。

ぐぁ!!
そうなってしまったのは、アメリカの力尽くの横槍のせいなんだ!!!

なんにしても、最近のキットなので、美しいモールドがいかしてます。
同じハセガワのF-16と比較すると、まったくディテールが違いますな。
いずれ並べたいものです。

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○F-4
→ハセガワ1/72による救済。48は見たことない。

いつ発売なのか知りませんが、かなりいいキットだと思います。
というか、あまりファントム愛が深くないため、ハセガワ72で充分満足できます。私は。
兵装が付いてないのが最大の欠点です。

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○F-35
→フジミ1/72による救済。

F-22と同じく、最新の機体ゆえのアドバンテージで、これからも内容に恵まれるキットとなるでしょうね。
STOVL型を再現したかったゆえかB型のみのキット化ですが、A型も出して欲しいですね。
今後、もっといいキットが出そうだけど、まあ充分秀作キットの称号はあげられるのでは?

しかし、F-22はともかく、35は高性能には見えないなあ。
VTOLができるってところは、私のフェチシズムを刺激するのですけどね。

ちなみに、イタレリ版は最低のデキですな。
なんだ?あれは。

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○ラファール
→ホビーボス1/72による救済。【追記:レベル・モノグラム=エース1/48による救済。後述】

90年代から2000年代に実用化された次世代戦闘機(というべきか?)は、完全に二分化されますね。
すなわち、救済された機体と、まったく救済されない機体と。
タイフーンやグリペンなどを尻目に、なぜかラファールは救済されました。

ホビーボスの超絶ディテールにより、素晴らしいキットとなっております。
兵装もフル装備できるようになっており、満足感もありますね。

あまりラファールが好きではなかったのですが、このキットを見て好きになって来ました。

ラファールって、正面から見ると漫画のキャラクターみたいですよね。
こんな顔したやつ、いた気がする。
ほっぺたが横にビヨーンと出っ張ってて、顎が細いやつ。

滑らかな三次曲線で、美しいんですけどね。ラファール。
角度付けて見ると格好いいんですけどね。ラファール。
名前も素敵なんですけどね。疾風ラファール。

でも、横から見るとダサい。

これは、次世代機の共通点ですな。
F-22もF-35もユーロファイター2000も(こいつはどの角度から見て格好悪いけど)。
ステルス性を重視すると、格好悪くなるのだなあ。

☆追記☆
その後の調査により、ホビーボスのラファールはレベル・モノグラム1/48のコピーの可能性が高いことが判明。同社の1/72はそのコピーの縮小版。
確かに、相当のディテールが叩き込まれているが、モールドは甘い感じだ。
海外製エアモデルをいくつか持っている人なら分かると思うが、モールドの端のエッジが立っておらず丸い感じだ。
コピーを繰り返したせいだろうか?

ラファールの決定版キットは、間違いなくレベル・モノグラムの1/48なのだが、現在絶版。
絶望・・・かと思いきや、同じ金型で韓国のメーカー「エース」が、金型を引き取って(買い取って?)販売している。
レベル・モノグラムとエースの両方を持っている人のレビューによると、違いは無いとのこと。(自分で見たわけではないので断言は出来ないが)
単なるコピーではなく、オリジナル金型をエースが所有しているっぽい。経緯の想像ができないが。OEMってやつなんだろうが。

つまり、大本がレベル・モノグラムの1/48ラファールがスーパーキットであったわけで、そいつをコピーしたホビーボス版は48、72ともにディテールは一見同じに見えてもモールドの質が劣るってことだろう。
そして、エースがオリジナル金型を所有しているみたいだってことだね。
類推だけど。

なので、ラファールの決定版が欲しければ、現在ではエースの1/48を買っとけば間違いない。
少なくとも、エースのキットを生で見た限りでは、モールドのダルさや丸っこさ、甘さはまったく感じられない。
次世代機(実用化されてるから、最新鋭機?)の中では最も格好いい機体なので、価格の高さに負けず、買って作ろう。

ラファールとF-16って、なんとなくアウトラインが似てるよね。
ラファールの中翼配置や胴体形状がブレンデッドウィングボディっぽいし。
ただ、F-16がすっきりスマートな体操やスケートの選手みたいな雰囲気に対して、ラファールはガチガチ筋肉質の短距離ランナーっぽい感じがするけど。


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○BACライトニング(イングリッシュ・エレクトリック・ライトニング)
→トランペッター1/72による救済。エアフィックス1/48は更に凄いらしいが、見たことない。

今となっては超絶マイノリティに属するBACライトニングですが、私は好きです。
50年代特有の、機首をまんまインテークにしたデザインがイカス!!

そんなマイノリティなBACライトニングなのに、トランペッターが素晴らしいディテールのキットを出してくれたことによって、救済されました。
これまでは、ハセガワ72とタミヤの100という中途半端なスケールのキットしかなかったのでは?海外製は知らんけど。

イギリスが単独開発した、最後の超音速機。
50年代特有の胴体に、ライトニング特有の大後退翼。そして、ポッコリお腹。
愛すべき機体です。

今でも民間で使われているのは、ひとえにこの愛すべきデザインのお陰でしょう。

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○F/A-18A・C
→アカデミー1/72による救済。

書いてる順番が、ホントにでたらめだなあ。なんの規則性もない。ただ思いついた順番。
酷いもんだ。

いわゆるレガシーホーネット。
48は、ハセガワ版もなかなかいいキットですが、いかんせん90年代前半。当時としては頑張っていますが、現在的な目で見れば、あと少し。
そんな中、アカデミーがまたもやハイパーディテールで72をだして、傑作キットの仲間入り。

ホーネットは、本当に数奇な運命の機体ですなあ。
いらない子扱いされたと思いきや、エンジンが双発だからという中途半端な理由で海軍制式採用になったり。
開発メーカーが艦載機開発の経験がないから別のメーカーに委託され、そしたら契約違反の売り方をされ訴訟になったり。
発展型のE・Fは戦闘機という扱い以上に雑用までやらされていたり。

面白い機体ですなあ。

この機体、あんまり好きではなかったんですよ。
が、大好きなF-20の血を受け継ぐ機体(正確にはF-5ですが)というのを知ってから、好きになってきました。
世の中、何が理由でどう転ぶか分かったもんじゃないな。

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○F/A-18E・F
→ハセガワ1/48による救済。

この機体もあまり好きではないのですよ。ストレーキが大きすぎて、こんな爬虫類いたよな?って感じがダメなんです。
が、それを打ち破るほどのハイパーディテールがいかしてるキットなんですな。

戦闘力は知りませんが、私にとってスーパーホーネットは雑用戦闘機です。
ジャミングをやったり、空中給油までやらされてる戦闘機って他にあるのか?

F-14がどこまでもお高くとまっていられたのに、後継機の18は色々と大変ですな。
でも、悲しむ必要ないよ。みんな、生きるために必死だからね。キミだけじゃないよ。
頑張っていれば、きっと誰か見ていてくれるさ。

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○F-105
→トランペッター1/72による救済。

BACライトニングといいサンダーチーフといい、トランペッターはマイナーな機体を秀作キットにしてくれるので、助かりますな。
パクリ模型メーカーという称号はなかなか消えませんけどね。

まあ、正直、サンダーチーフのほかのキットは知らないんですけど、古い機体だし、これ以上のキットはまずないでしょうな。

サンダーチーフといえばベトナム戦争。
そして、独特のインテークが格好いいわけです。

50年代。ジェットエンジンが当たり前になったとはいえ、いまだにレシプロ機の頃の設計思想を引きずっているところが、なんともレトロな感じでたまりません。
ランディングギアの収納方法やその場所、棒みたいな胴体など。
MIG-17・21、BACライトニング、サンダーチーフ、セイバーなどなど。
これらの古い設計思想の極限まで洗練させ、そこに新しい発想を盛り込んで、近代戦闘機の礎を作った機体の一つが、クルセイダーだと思ってます。
ショックコーンによる高速化、高い位置に配置する翼、一部ではなく翼全体が可動する水平尾翼など、クルセイダーの影響は大きいですな。

航空機の設計思想を細かく追うのは大変ですが、デザインラインから読み取れるものだけでも充分にいろんなことが伝わってきて、面白いですな。

そんなことを考えながらドラケンを眺めると、あまりにも革新的過ぎて、スウェーデン技術者の素晴らしさが伝わってきます。
ドラケンからビゲン→グリペンという直系だけでも面白いですが、ドラケンから派生する欧州機の定番クロースカップルドデルタ。
更にはF-16やF-18に受け継がれたブレンデッドウィングボディとストレーキの発想などなど。
ドラケンのダブルデルタは偉大なわけです。
ダブルデルタだけではありませんね・・・って、サンダーチーフの話はどこ行った?

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○アパッチ
→ハセガワ1/48による救済。

なぜかヘリまで入れてしまいました。
ハセガワアパッチは半端ではなくいいキットです。ディテールが凄まじい。
その分、パーツ割りが尋常ではなく、ラダーの一個一個まで別パーツという、拷問に等しい組立てをやらされます。

ま、実際に作ってみれば、案外難しくないのかも。

ソ連のハインドもこのクオリティでやってくれないかなあ。
ハインド。ろくなキットがないんだよなあ。イタレリは凸モールドだし、1/32でもどこか出してたけど、内容がサッパリ分からん。
やっぱり、ロシアは恵まれないなあ。

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○F-5E
→AFVクラブ1/48による救済。

いくらエリア88に出ていようと、時代遅れで、しかも今まで数々のキットがリリースされてきたF-5など、いまとなってhどこのメーカーも見向きもしないのでしょうね。
が、台湾の新興メーカーがやってくれましたよ。

いや、もうね。すんばらしいキットですよ。
パーツレベルでこれだけ興奮したのは、タミヤのF-16やアカデミーのF-16以来かも。
凄まじいまでも詳細なモールド。リベット跡。しかも、リベット跡はタミヤF-16みたいに大きさの違いまで入れてる。
これらのディテールが、本当に綺麗に入っているのです。クッキリハッキリと。

本当に素晴らしいキットです。

AFVクラブ。名前の通り、AFVのキットだけを出していたようです。
F-5E・タイガーⅡが初めてのエアモデルらしいですな。
が、この素晴らしさはどうだい?

このクオリティを維持して、更なるキットを出していって欲しいところですな。
他のメーカーが見向きもしない機体、既にキット化しているけどイマイチなキットしかない機体などなど。

タイガーⅡはあんまり好きではなかったんですよ。
エンジンノズルが格好悪いし、変に太い胴体もイマイチな感じでした。
というか、F-20・タイガーシャークが好きだったもんで、そのシャープなラインをスポイルしている感じが好きになれなかったんですな(私の出会った順番がF-20→F-5だったってのが大きな理由でしょうが)。

が、このキットを見て、F-5が好きになりました。
って、このパターン多いな。

同時代的に見ても、確かに高性能じゃない。
速度だって速くない。
でも、機動性は高いし、整備性も高いし、コストも安いし、いい機体じゃないか。

無骨で華はないけど、確実に一定の結果を出してくれる。
そんな職人肌のタイガーⅡは素敵ですな。

-------------------------------------------------

以上、救済された機体は終わり。
長くなってしまったので、救済されなかった機体は、また今度。
そっちの方が面白い文章書けそうだな。その分、エネルギー必要だけど。

他に秀作キットを見つけたら、また追加します。

もし他に救済された機体を知っている方がいたら、是非教えて欲しい。
勿論、個人的価値観にもよるだろうが、いいキットは模型野郎の心を癒す、貴重なオアシスなのだから。

拍手[16回]

今日のF-15Cのお時間です。

長い長い休暇を挟んで、なんとなくやる気になったので、再開します。

前回でも書いたように、もろにかぶったことが、私のやる気を削いだ原因なわけです。
で、まずそのかぶりを何とかしないといけませんね。

色々と考えましたよ。対策を。

①そのまま上塗りしてみる
これが一番楽ですが、一番危険な方法ですね。
まず、ハセガワさんの古いキットは、モールドがかなり浅いです。
なので、塗膜がちょっとでも厚くなると、モールドも埋まってしまいます。

なので、却下。

②塗装を全部剥がして、最初からやり直す。
これが一番美しく仕上げる方法です。
が、そこまでのモチベは続きません。
ほとんど塗装が終わる時に起こったアクシデントですからね。
心が折れます。

③かぶった箇所だけペーパーで削り落として、再塗装する。
これが現在の私の精神的状況ではニアリーベストでしょうか。

つまり、マスキングペーパーを貼り付けたままにしておいて、800番ペーパーでかぶったところを削るわけです。
当然モールドに削りカスが溜まりますから、彫り直します。
これならば、イチから塗装し直すよりも楽に、そのまま上塗りするよりもリスクは避けられそうです。

ただ一個の怖い点は、マスキングテープとの境界がちゃんと削れないことです。
これにより、塗膜の段差ができてしまいそうですね。
まあ、仕方ないです。

んで、早速実行。

ペーパーがけはそこまで大変ではないですが、モールドの彫り直しが結構面倒ですな。
大体、モールドが死にかけてるんだよな。ハセガワの古いキットは。F-14なんて、完全に消えてる箇所があるし。

んで、できたのがこれ。


100_3201.JPG

想定通り、塗膜の段差がちょっとできてしまいました。
ペーパーで気持ち均してみましたが、消すことはできませんね。
まあいいです。仕方ないです。あんまり目立たないし。

さて、お次は兵装など、小物の塗装です。


100_3195.JPG
100_3207.JPG
100_3219.JPG

これまた、マスキングが面倒ですが、なんとか頑張りましょう。

あとは、墨入れして・・・


100_3213.JPG
100_3212.JPG

前回のF-16の反省を生かし、今回は色を乗せる段階では艶ありのような平滑な塗膜を意識しました。
なので、ウォッシングをしても、あまり色が乗りません。
まあいいでしょう。

あとは、ハセガワ版イーグルの最後の難関。
デカール地獄の開幕だぜ!!

貼らなきゃならないデカールの枚数は、おそらく300枚くらい。
さすが、キルレシオ100:0の無敵イーグル先生。模型野郎も撃墜するつもり満々ですね。

デカールを貼ると密度感増しますしね。頑張りますよ。

そんな訳で、今日のF-15がお仕舞い。
次回で完成までいけるといいですけどね。

では。

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