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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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○三国志

点数:8点
寸評:史実の創造の融和が上手い。

たとえ私が天に叛こうとも、天をして私に叛くことはさせない!!

さて、北方謙三さんが書いた三国志。読んだ方も多いと思います。結構売れたみたいですからね。
実際、今まで読んだことのある三国志よりも面白いと思います。

傑作と名高い吉川英ニさんの三国志も面白いです。
が、なるべく翻訳を中心とし、それを自然になるように構成しているので、時代にそぐわない、というか中国的思想の欠点もまた多く含まれていて、鬱陶しいところがあります。
もって回った表現や構成などが。

が、北方さんのは正史を元に完全に自分で作り上げた物語として書いているので、そういったものはありません。
正史が元ではありますが、当然創作の作中人物も数多く存在します。
曹操の間者をしている者。
劉備の間者をしている者。
周瑜の愛人。
そして曹操の頭痛を治療していた医者。この医者は最後の方でかなり重要な人物として描かれています。

北方さんの上手いところは、こういった創作人物を前面に押し出すのではなく、いわば象徴として操っているところです。
志と言うものを持ち、国を立て直そうとする者。
それに対し、道を究めるために医療を志し、人を治そうとする者。
こういう対比が面白いです。

人と人のつながりもまた面白いです。
劉備三兄弟。演戯に書かれているものほど粘着質なものではなく、男のつながりとして書かれています。
また、 曹操の描き方もいいです。演戯だと不必要に悪者として書かれていますが、北方さんのは激しい人物として書かれています。

一つの思想に偏って描かれてしまう傾向のある三国志ですが、北方さんのは基本的に悪党というものを決めて書いていません。トウタクですら、悪党ではないです。
こいつはこんなことを考えて行動していたのだろうとか、そういうことです。
なので、人物が非常に魅力的に映ります。

一番圧巻なのは呂布。それまではただの阿呆、もしくは不義理でどうしようもないケダモノとして描かれることが多かった呂布ですが、北方さんの場合、自分に忠実なだけで、信じることをしただけの人物として描かれています。

考えてみれば、呂布ってのは異民族なわけです。辺境の地、匈奴で育った戦士です。
力がすべて。
体面ばっかりを重んじ、特に意味のない形式を求める文化からそういった人間を見れば、確かに野蛮人にしか見えないかもしれませんけどもね。

三国志って得てしてこういう傾向(偏った思想から物を語る)があるので、読む側もフィルターをかけてやる必要があります。

そういうところを綺麗に均し、個々の人間を描き分けているので、北方さんの三国志は最高傑作のひとつだと思います。
序盤から中盤は凄く面白いです。
が、孫策が死んだ辺りから徐々に寂しくなってきて、周瑜が死んだ辺りで物語が哀しい感じになってきます。
関羽が死んだら熱さがなくなり、曹操が死んだら、もう後は救われない感じです。

これ、小説がつまらないってことじゃなく、史実の中に面白い人物がいなくなってしまったということです。人物が小粒になったと。
そういう意味で、北方さんも描いています。
物語は相変わらず面白いのですが、やはり迫力に欠けます。感情移入できないというか。
だって、最後は孔明一人しかいませんからね。

陸遜?司馬慰?孫権?どれもつまらないです。
孫権は、この小説を読んで嫌いになりましたしね。本当に下らない人物だなあと。
のし上がろうとするのではなく、人の足を引っ張って、相対的に自分が上になろうとする奴です。
自分が頑張るんじゃないんです。頑張っている人の結果を盗むだけなんです。
要は、時間と労力を無視した結果だけを手に入れようとする男です。
つまらん。

現代社会でも、こういう奴って多いです。自分の事を要領のいい賢い人間だと思っているようですが、ただただ下らないだけです。
優れていたのは確かなのかもしれませんが、まったく面白くないです。

人間、優れているか否かなんてことはさして重要ではなく、面白い奴か否か。これが大事ですから。

この三国志。作中人物の視点を交互に変えることにより、話が進んでいきます。
つまり、最初は劉備の視点で描かれる。次は曹操の視点で。孫堅の視点。
人物が増えてくると、関羽、張飛、孫策、孫権、周瑜、呂布、陸遜などなど。その時代の重要な人物の立場から描き、それを入れ替えて進んでいくものです。
書いているほうは大変だったでしょうが、読む側は面白いです。
立場を変えれば見方も変わる。当たり前のことですが、これまでにはない書き方ですね。

全13巻の長編ですが、私はこれをすでに20回以上読んでいます。
完結するまでは続巻が出るごとに1巻から読み直していました。
完結して以降は、毎年新年になるとこれを読むことにしています。

何回読んでも、やっぱり周瑜が死んで以降は哀しい物語に感じてしまうんですよねえ。
つまらない時代になったと言うか、夢がなくなってしまったというか。
形が定まり、無茶が許されない時代が来てしまうと、どうしても面白い人間ってのは減ってしまうんでしょうね。
今の日本のように。
自分で何かするというよりも、他人のしたことを盗むやつばかりというか・・・。

三国志の作法として、孔明の死で幕となります。
秋風五丈原。星が落ち、最後の英雄すらも。
孔明がいなくなり、そして誰もいなくなった・・・

男たちの夢は露と消えたわけです。
が、消えることを分かっていながらも戦う奴がいるからこそ、歴史は紡がれていくのですな。

死ぬ間際の孔明の気持ちを思うや、私は涙が出そうになります。
例え傑出した天才であっても、時代の流れには逆らえないのです。
そのことを孔明ほどの男が知らなかったわけがありません。
が、それでも戦い続け、志半ばで散ったと。

「臣亮申す。先帝功を修むることいまだ半ばならざるに・・・」

13巻。総ページ数で言えば、3000ページ以上にもなる長い本ですが、読んでいて飽きさせません。読みやすいですし。
三国志を読んだ事のある方も、そうでない方はより一層お勧めですよ。
数ある三国志の本の中で、間違いなく最高峰ですから。

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今回は夏に相応しく怪談です。
これから、私自身が体験した恐ろしいお話をします。

夜中、誰もいない部屋でPCに向かってこれを読んでいるあなた。そっと後ろを振り返ってみてださい・・・

「お前だ!!」

さて、半月ほど前のことです。
深夜、丑三つ時をちょっと過ぎた時間帯。私は寝ておりました。かなり暑かったので、熟睡とまではいきませんでしたが。
その時、突然

ガタン!グシャ!!

異様な音が、私の部屋に響き渡る!!!

かなり大きな音だったので、眠りの浅い私はすぐに起きました。
「なんだろう?こんな時間に、こんな大きな音がするなんて・・・」
部屋を見渡します。

・・・と、あれ、何これ?
半分寝ぼけている頭が異常に気が付くのに、たっぷり10秒はかかりました。

ここから先は覚悟のある人だけ読んでくださいね。
恐ろしい出来事が書かれています。
正直、渦中の人である私も、いまだ根本的解決法を見つけられません。

では、気合いのある人だけ・・・

あなたの知らない世界にご招待。

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強敵”とも”(愛すべき旧キットたち)、そして戦友(読者諸氏)へと捧ぐ・・・

現在、私はシェリル・リンのGot to be realを聴きながら、これを書いています。
まさに相応しい。

「はぁ~あっほーぉぉほっ!とぅーびーりぃ~る!!」

旧キット宣言を受けて始まったこのシリーズ。いよいよ独り逆襲のシャア祭りの最終回です。
ええ、本当に最後です。終焉です。クライマックスです。フィナーレです。
構想3ヶ月。実働半年。二つの季節を跨いでしまいました。

長かったようで短かった6年間~
って、そりゃ、小学校の卒業式だ。

ま、でも実際に作業していた身からすると、本当にこんな感じです。
本当は、
「すぐ終わるつもりが、長くなっちまった半年間」
なんですけどね。


最後の戦い

このキットの、このツーショットを見られる人は、日本広しと雖も、2807人くらいでしょう。

ブログを読み返していたのですが、逆シャア祭りの開始が2007/2/12らしいです。
今日が、2007/8/19。綺麗に半年ですね。

事の起こりは、逆シャアシリーズ再販の情報を得たことでした。第一次現役時代を卒業する時に作っていたシリーズだったので、そして唯一内容を知っているガンダムアニメだったので、作りたかったのです。
で、シリーズを揃えてしまいました・・・
これが2006年11月末。
そこから、Hi-ν発売の情報が次々出てきて、「こりゃ、Hi-νをトリとして、一気に作ったら面白そうだ」ってんで、年始早々にやろうと考えていました。
構想開始から考えると、10ヶ月近くかかったってことですか・・・。
フライルーさんの誘惑に負けて、開始が遅くなってしまいましたけどね。

最初は、Hi-νガンダムが発売するまでにシリーズを完遂させて、発売直後すぐにHi-νにかかるつもりで始めたこのシリーズでした。(まだ買ってないし、既に買うつもりもないけど)
が、意外や意外。時間がかかるではないか!!


ズラッと

この壮観を味わえるのは、日本広しと雖も、15人くらいでしょう。

どうしてこうなったのか?簡単に言えば、エアブラシを買ったからでしょうね。
やっぱり塗装をお手軽に、しかも綺麗にできるエアブラシってものは、圧倒的に模型のキャパを広げてくれます。
エアブラシさえあれば、理論上は何をしても帳尻を合わせられるってことですからね。

で、せっかく全塗装ができる環境になったのだから、色々とやってみたい。
できないしやり方は分からないけど、塗装だけじゃなく改造のノウハウも蓄積したい。
模型の世界を広げるために。

そう。このシリーズを始めた理由は、ノスタルジックな理由ともう一つ。実験台という意味もあったのですね。

MGなど高級なキットを改造するのは怖い。
だったら、ノウハウをまず蓄積しよう。そのために安いキットを作っていけばいいじゃないか。
元々格好悪いんだから、改造を失敗してもそれほど悪くはならないだろうし。
そこで蓄積した技術で、MGを作っていけばいいのではないか?

そういう建設的実験台という意味も込めて、このシリーズを開始したわけです。


戦友たちへ・・・

長かったようで永かった半年間

結果はどうだったのか?その判断は皆さんにお任せします。
個人的には、後のものほど、徐々に良くなっているとは思いますけどね。
それでも、ネットで見られる上手い人たちには圧倒的に敵いません。

きっと、そこは根性もあるでしょうが、ザックリと知識が足りないというのも大きいのでしょう。
ほとんどの人は模型雑誌を見て、それを参考に作っていますね。そこでノウハウを蓄積すると。
私のように、完全にゼロから自分で実験して行く人も余りいませんから。

ま、一番大きいのはセンスでしょうけど。


やっぱりでかい

そして、時代は200X年!!

MGという高級なキットをもっと楽しむために始めたこのシリーズですが、買い揃えた直後の年末から年始にかけて、ガンダムとは異質のキットたちに出会い、そこから様々な物を見聞きした結果、皮肉なことに、現在、私の中でガンダムという模型カテゴリーは、プライオリティがかなり低下してしまいました。

というのも、面白いデザインというものが出てきてないからなんですよね。
保守的な固定客に頼るガンダムですから、どうしてもデザインが変わっていかない。(変えると批判が集まる)
よって、飽きてしまうのです。
かつて、カトキハジメさんがこれに対して苦言を呈していたみたいですね。
「保守的なことばかりしていたんでは、ガンダムデザインは近親配合によって死んでしまう」
正鵠を射ています。

様々な知識を得た私にとって、ガンダムデザインとは、
○デザインの美しさ、根本的造形美の次元は、遥かにFSSのモータヘッドに及ばない。
○ディテールやメカっぽさは圧倒的にアーマードコアに及ばない。

そして模型的視野としては、
○造形的魅力は、バンダイ製キットに勝るものが沢山ある(デザインということではなく模型的再現という意味で)。

こんな風に変わっていきました。
もともとガンダムにこだわりも思い入れも「思い込み」もない私ですから、そういう世界観の変化(考え方によっては進化)は必然であったのでしょう。
同じようなものばかりでは飽きてしまいますからね。

そうはいっても、やはりロボットデザインのなかで大御所ともいうべきガンダムは偉大です。大きな存在だから、目立つ存在だから、否定され易いだけです。根本的にダメでは、決してありません。いいところだって沢山あるのです。
ただ、最近の(といっても明確な分水嶺があるわけでもないが)デザインがまったくズキンとこないだけなんです。
よって、かつてのデザインはやはり好きです。

Z・百式・Ex-S・ν
そして、サザビー。

おそらくこれからも出続けるであろうガンダムデザイン。個人的な表現で分かりにくいでしょうが、これが「悪い意味でのガンダム的デザイン」から離れることを望んでいます。
私の中では、悪いガンダムデザインの代表格がSEEDシリーズでした。話などまったく知りませんけども、デザインは見ていて本当に退屈なのでした。
勿論、格好いいと思う人も多くいるでしょうから、この言い方は申し訳ないと思います。
が、私がデザインに面白さをまったく感じなかったのは事実です。
格好よさも美しさも感じない。

なぜなのか?よく分かりませんけどね。
新しくガンダムに入った子たちにはSEEDがファーストインプレッションなのだから、それでいいのです。
「これは格好いい」と言う人がいて当たり前で、それはそれで正しいのです

新しく始まるガンダム00。これのデザインは最近のものと比較して結構いいとおもいます。
ガンダムの記号からなんとか離れようとしているので。
まだまだ顔が思いっきりガンダムなのが難点ではありますが、それ以外はがんばっていると思います。
ガンダムらしからぬディテールも脚に入ってますしね。まだ足りないわけですけど。
でも、エヴァンゲリオン的なシルエット、細身で手足がかなり長いプロポーションは、あまり好きじゃなかったりします。

ちなみに、知ってます?エヴァンゲリオンって、イスラム語の「エウ・アンゲリオン」から来ているんですね。・・・多分。
「よい知らせ」という意味で、そこからキリスト教などでは「福音」などと意訳しますね。

ま、私はエヴァンゲリオンを本当に知らないので(知っていることはキモオタがフィギュアで萌え萌えしているという不愉快な状態)、そこから作者の意図を理解できないわけですけど。

ま、ガンダムデザインの話は無駄なので置いといて・・・


半年かかったこのシリーズ。漸く完遂することができました。
当初、「俺は絶対に挫折する」。本気でそう思っていました。特にギラ・ドーガさんらへん。
あの辺りは本当にやばかった。ギラさんに無駄に時間がかかっているのも、おそらくそのモチベ減少が原因でしょう。

その後、これじゃいかんということで、サクっとリガ、ヤクト、アルパを作りました。
模型ってのは、やっぱりサクサク作っているときが一番楽しいです。

「格好よくしたいが、面倒は避けたい」

常にこういったもののせめぎ合いなのでしょうね。模型って。
古いキットを作っていると、本当に実感します。

最近の、造形的にも構造的にも優れているキットは素晴らしい!!

わざわざ弄る必要もないほどに格好いいし、作る側がなるべくストレスを感じないで済むような構造になっていますものね。
バンダイを筆頭に、メーカーさんの研究心には感謝です。

ざっと、半年の歴史をおさらいしてみましょうか。

○第一弾・ジェガン
上腕回転軸追加と股関節をボールジョイントに替えた以外は、完全に素組み。
初エアブラシ。早速グラデを実験してみる。が、塗装そのものが下手すぎて、いまいち実感できない。

○第二段・ギラドーガ
モチベの危機

股関節BJ化・股関節を後ハメ化・腿延長・膝短縮。
パテでの整形の大変さの片鱗を味わう。
塗膜があまりにも簡単に剥がれる。後日、サフの舞い上がった粉(吹き付けたものではなく)が付着し、塗膜の剛性を阻害していることに気が付く。
以降、サフ後に必ず洗うようにする。
塗装方法は、ジェガンさんと同じ。
両脚の長さが変わってしまい、シークレットシューズで誤魔化す。

○第三段・リガズィ
MGよりも幾分増しな顔。
股関節BJ化のみ。顔も少し削ったけど。
腿の短さと膝下の長さが気になったが、後にそれも格好よく見えてきた。
黒が少なかったため、下地に黒鉄色を使う。
墨入れ最中にエナメル溶剤が原因不明の転倒。結構綺麗に塗装ができたのに、全体的に黒っぽくなってしまった上に、膝関節が割れる。

○第四段・ヤクトドーガ
股関節BJ化(流石にこの作業に飽きる)。
上腕回転軸を追加したかったが、構造レベルの問題ではなく設計レベルの問題で、パーツ新造をしない限り不可能だと悟り、断念
腰アーマーを延長。これ以外は素組み。
初のメタリックグロス塗装。非常に楽しかった。
いまだ輝きは衰えていないようにも感じるが・・・。ほとんど毎日見ているから、分からないだけ?
脹脛のフレアをハイコンプロっぽくしたかったが、三次曲線をパテで整形するという難易度の高さから断念(こればっか)。

○第五段・アルパアジール
簡単かと思いきや、構造があまりにも古く、辟易したキット。
完全に素組み。
腰アーマーのバーニアを簡単にディテールアップし、肩にプラバンを張り付けたのみ。
首のディテールはサボりすぎだ、バンダイさん。
今までで一番綺麗に塗装ができたと思った。

○第六弾・νガンダム
好きなデザインなので、ちょっと真面目に弄ろうと思った(が、あの程度)。
フェイスを少し削った。
肩バーニアもディテールアップパーツを張り付ける。
膝下を幅増し。それに伴う改修で、膝バーニアの新造、脹脛スラスターの取り付け構造を作る。
初めてまともな黒下地の塗装をする。
お陰で、かなり暗い色彩になってしまった。グラデも強すぎ。
が、個人的には結構満足した。

○第七段・サザビー
一番好きなMSデザインと言ってもいいものなので、頑張るつもりだったが・・・
あまりの大変さに、かなり疲れた
弄ったところは・・・
顔。原型をあまり留めていない。
首、原型を削っただけ。
胴体。乳首のエッジ出し。胸の幅つめ。腰前アーマーの切り離しと固定基部新造。横アーマーの形状変更。
上腕。回転軸追加。
腿。これも回転軸追加。
膝下。変な穴を塞ぐ。膝のエッジ出し。あとはちょっと削っただけ。
あとは、各所凹凸モールドを若干追加。プラバン貼り付けは失敗だった。筋彫りも下手すぎ。
本当は、肩を前後にもう少し薄くしたかったが、上腕固定などのすり合わせが大変だったので、断念
脹脛フレアももっと大袈裟に(上のハイコンプロヤクトと同じで)したかったが難しく、断念
ついでに、膝下のディテールアップもしたかったが、何にも思いつかず、断念
胸の突起ももっとシャープにしたかったが、~(中略)断念
ヘルメットの上下幅を詰めたかったが(略)、断念
整面をもっと綺麗にしたかったが、モチベの限界から、断念
断念ばっか!!この根性なしめ。
全部やったら、倍はかかったでしょうね、時間が。

ザックリと半年の歴史でした。
人あるところに歴史あり。そういいますね。が、こうもいえるのではないでしょうか?

模型あるところに歴史あり

作った本人しか分からない思い入れ。拘り。苦楽。そして自己満足。
こういったことが、模型の楽しさですよね。

まとめとして、今回学んだこと。

○ラッカーは塗膜が強い
当たり前ですが、ちょっと爪があたったくらいでは、塗膜は剥がれません。
当然、マスキングテープによって荒らされることもないし。
ただ、やっぱりエナメル塗料でも冒されるようですね。サザビーさんの足裏で実験したのですが、アクリルよりは圧倒的に耐久力はあるものの、やはり溶けます。
注意しましょう。

○テープの端っこにイガイガがあると、剥がす時に塗膜が持っていかれる
塗膜の厚さそのものもあるのでしょうけどね。
やっぱりテープを切るときは、新しい刃に替えた方がいいです。
これはアクリルにはなかったことなんですけど、塗膜が硬く、粘りがラッカーは劣るってことなんでしょうね。

○発色は勝る
これも当然です。

○シャドウでも発色は悪く感じるようになる
錯覚なんでしょうが、暗い部分があるとそう見えるようです。

○下地にメタリック塗装をしておくと、面白い質感になる
これ、もう少し研究していこうと思います。


さて、終局への宴。そろそろ終わりです。

これ以降、こういった試みは多分しません。モチベが続きません。

シリーズ完遂するまで、他のキットには目もくれない!!

これは辛いです。作りたいキットに触れない日々。
これは積みが沢山あるので、これからも同じですが・・・。
が、旧キットは沢山あるので、これからも作っていきます。
といっても、これ以降の旧キットは、逆シャアシリーズよりも新しい時代の物ですが。
これらのキットを見ていけば、ガンプラがどう進化してきたのか、よく分かると思います。

現役時代のトリを飾った逆シャアシリーズ。(ちょっとポケ戦も作ってましたけど)
そこからもう一度リスタートして、私が作ったことのない、が旧キットと分類されてしまうガンプラを、時代順に作っていきたいと思います。
何度もいいますが、一気にはやりませんよ
この半年間。本当にモチベとの戦いでしたから。
最後のサザビーの時なんて、「HGUC化?」見たいな情報まで舞い込んできて・・・
ま、今ではHGUC・サザビーが楽しみではありますけどね。

このあとは、ずっと作りたかったシリーズ。アーマードコアに突入する予定です。
ACをメインに制作し、その裏で(接着待ちの時間などを利用して)気楽に旧キットガンプラを作っていこうと思っています。逆シャア以降は、構造的にも楽なキットが多いですから。

アーマードコアにしても、一気に、それも全部を作るわけでもないです。
その時に作りたいキット。これを優先させた方が、精神衛生上よいことだと思いますから。

さて、文字地獄終了。
終局への宴も終了。

今までお付き合いくださって、ありがとうございました

私は暫く模型休暇をとって、完成したキットを眺める日々を送りたいと思います。
すぐに作り始めるでしょうけどね。一週間くらいはやすもっかな。
ブログ更新はしようとは思っていますけど。


では、独り逆襲のシャア祭り・・・

FIN!!

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ザ・ナック 降・臨!!

「この暖かさを持った人間が、地球さえ破壊するんだ!!」

物語はクライマックスへと。このカタルシス・・・
これこそが、すべての消滅点。

そして伝説へ・・・


永かった・・・


今日のサザビーのお時間です。

永かった・・・。果てしない道程だった・・・。

「僕の前に道はない。僕の後に道はある」

幸太郎さん。あなたは正しい。

そして、今ここに降り立つラストボス!!
目の前に完成した姿があることに、なんとなく現実感を感じません。

が、完成したのです。

では、お約束の三面図から。


お前もまさしく強敵(とも)だった

以前よりもシャドウが利いて玩具っぽさはなくなりました。
が、発色も悪く感じるようになりました。
痛し痒し。

もう少し、ピンクかオレンジに振れば、もっと綺麗な色味になったでしょうけどね。
個人的な意見ですが、シャドウはウェザリングなどの一環としてやった方がいいかもしれません。シャドウをグラデに使うと、ちょっと嘘っぽい感じになりますし。濃淡が意外とはっきりでてしまうので。

グラデだけが欲しければ、普通に端っこだけ黒く塗るか、下地黒の上に端を残してメタリックなど隠蔽力の強い色を塗ってしまえば、上塗りは綺麗にできるような気がしますし。
赤なら、ピンクを使うという手もあるみたいですよ?「黒→ピンク→赤」という風に。
こんど実験してみます。

なんか、白そのものだけだと隠蔽力は低いのですが、青や赤などに白を混ぜてにごらせると、隠蔽力は増すのだとか。
色って不思議。

しかし、ここまで来るのに数々のドラマがあった・・・。

できるのか自信のないまま始めた顔改造・・・
構造的に余裕がなくて面倒だった腹と腰前アーマー・・・
回転軸のために突っ込んだポリがぶっ壊れて、2度のやり直しを食った上腕・・・
整形するのに異様に時間のかかった腰横アーマー・・・

改造を開始してから一月余。
いや、それ以上に、シリーズを開始してから既に半年ではないか。
一年の半分だ。開始時に生まれた子も、ハイハイしているぞ。

どんなに長い道でも、歩き続ければ必ずゴールに辿り着けるのです。
あ、物理的なことはね。形而上的なことは知りません

さて、早速武装。


個人的にはOK

やっぱりこの姿が一番落ち着きます。
いいです。私は満足です。充分に格好よくなりました。

誰が何といおうと、このサザビーさんは、大事な愛息子です。
破損したら泣きます。

ま、冷静にいえば、やっぱり色味がいまいちでしたけど。
あと、仕上げが雑すぎ。写真には写ってませんけども、改造した箇所で綺麗になっていない部分が結構あります。
腰横アーマーのプラ板貼り付けも必要なかった。汚くなっただけ。

サフを吹いた時点で分かってはいたんですが、モチベが持ちませんでした。
やっぱり、こういう手強いキットは、一気に完成させるのではなく、ライフワークとしてやった方がいいのかもしれません。
でないと、面倒なところはオミットってなっちゃいますから。

ん?人に依るよな、それは。
やはり、俺が根性なしってことか。

本体色の塗装に関しては、スーパーイタリアンレッドです。
シャインレッドやホワイト、あるいはオレンジを少し混ぜてやれば、良かったかもしれませんね。
フレーム露出部はネイビーブルー。
他の黒っぽいところは黒鉄色に青を混ぜたもの。
トップコートは半ツヤで。

トップコート。いままで水性のスプレーを使っていたのですが、やっぱりエアブラシを使って吹きかけるものの方がいいですね。
かなり均一に吹けますし、細かい所にもちゃんと乗せることができます。

あと、ラッカーかアクリルかの違いでしょうか?見た目の性能がまったく違うのですが。

あ~くしょ~ん!!!


そこか!!

地球に残る者などは、只の蚤だということがなぜ分からんのだ!!


地球上に残る者などは只の・・・

私は革命など考えていない。その才能を無駄に消耗させているものの言うことか!!


ララァを殺したお前に言えたことか

男の間に入るな!!

ということで、長きに渡ったサザビーさんの、そして同時に逆シャア祭りの終焉でした。

どうでしょうね?格好よくはなったと思いますが。
確かにハイコンプロや、これから出るであろうHGUCサザビーには勝てないです。勝てないですが、私は非常に満足しております。
模型ってそういうものですね。なんの思い入れもない他人から見れば、「たいしたことないじゃん」ってものでも、自分で手を動かしたものだからこそ、そこに価値を見出せる。

完成品では味わえないこの達成感!!
このカタルシスを味わうために、私は模型をつくっているのですな。

世の中の人みんなが、この快感を知ってくれれば、模型の未来は明るいでしょう。
残念ながら、そうはなる筈もないんですけどね。
私が能動的に動くことが好きなように、能動的行動を嫌い(自分で考え、判断することが面倒臭いらしい。でもこういう人に限って好みは五月蝿い)、受動的なことで満足する人も、いや、そういう人の方が多いのです。

世界広しと雖も、バンダイ製お手軽キット全盛のこの時代に、映画公開時の20年近く前のこのシリーズを一気に作った人もいないでしょう。
私以外は。
私だけが味わえる、この悦楽。カタルシス。
そして、オルガズム!!
脳内麻薬出まくりです。

どんなに出来が悪くても、模型を作ることって楽しいですよ?
このサザビーさん。ガンプラ史上類を見ないほど酷いデキだと思います。ブッチギリでワースト1ですよ。
でも、私ごときがやっても、前よりも良くはできるのです。

大改造なんてほとんどしてませんよ?
顔と胴体はかなり弄りましたけど、改造箇所は総じて上半身だけです。
下半身なんて、回転軸を追加してあげただけです。

それでも、ホラ。こんなに良くなった。(格好わりーよって意見は却下)
面倒な改造しろなんてことは言いません。
自分でイメージを具現化していく喜び。模型を組み立て、形にしていく楽しみ。
あなたも味わって見ませんか?

完成品では味わえない、突き抜けた快感を味わえますから。

これを伝えたくて半年間も作成記録を書いていた・・・わけがないですけどね。ただの自己満足的記録ですから。
でも、この記録を読んで、自分も作ってみたいって人が一人でも増えてくれたら、こんなに嬉しいことはないですね。

さて、ムキになって作ってきたサザビーさんですが、実はもっと格好いい1/144スケールのサザビーさんは存在します。
それは、コトブキヤさんが出した、ガレージキットのサザビーさん。

これ、滅茶苦茶格好いいです。
確かにディテールなどは最近のハイコンプロには負けますけどね。それでも、全体のバランスは同じくらい格好いいです。
ドッシリ体型が好きなら、ハイコンプロよりもコトブキヤさんの方がいいかもしれませんね。
ハイコンプロ・サザビーを出すに当たって、バンダイはコトブキヤさんのガレキ・サザビーを参考にしたんじゃないかなって思ってます。
コトブキヤさんのサザビーはその後、あの悪名高いBクラブで販売されたらしいですからね。
そういえば、Bクラブの可動式ガレキには、なぜかコトブキヤさんのポリパーツが入っているとかなんとか。
ん?これってつまり・・・。

コトブキヤさんのサザビーさん。今でもたまにヤフオクで見ます。
このキットを作っている間にも出品されていて、思わず食指が動きました。
が、やせ我慢こそ漢の証明。
世間的には、ハイコンプロなどがあるせいか、面倒なガレキのサザビーは人気がないみたいですけどね。

今現在存在しているキット(HGUCは未定なので)、さらには入手が比較的簡単なもので考えるならば、どう考えてもMGを弄った方が簡単だと思います。
あーだこーだ言ったところで、結局はMGですから素性はいいです。このキットと比較にならないくらい。
かなり前からあるMGサザビーですから、上手い人が作った沢山の作例もありますし、旧キットと比べて方針も立てやすいと思います。

結論を言えば、ムキになって、こんな駄目キットを弄る必要などない。
そういうことです。

私はただ「漢の証明」をしたかった。
それだけです。


さて、ここからは、恒例のキットレビューです。

○キットの造形:2点
冷静に時代を考えれば、下半身などはまあまあ許せる。あと、バックパックも。
が、上半身。とりわけ顔が酷すぎる。
正直、何を考えてこれにOKを出したのか分からないです。
私が知っている歴代ガンプラの中は、間違いなくワーストレベル。
ま、この辺はバンダイクオリティ。今でも、この体質は残っていますね。


○どれだけ簡単に綺麗に作れるか度:5点
この項目、サザビーさんだけには当てはまらない気もしますが、無理矢理。
素組みで綺麗にってことで点をつけるとこんな感じかと。
曲面がほとんどなので、意外と合わせ目消しすらも大変かもしれませんけども。面だしが。
「ただ組むだけ」なら、さほどストレスなく作れます。
が、弄らざるを得ないキットなので、それを考えると、
2点。
下半身は使えるのでね、0点ってことはないです。

○可動範囲:4点
上腕の回転軸がないのが、ジェガンさんに比べてもより痛いです。
ライフルが大きめなので、違和感が大きいんですよね。
下半身の可動は結構いいと思いますけど。
 

○関節・武器保持力:5点
なんとかライフルは保持できます。私のは既に指がフニャフニャですけど。
サーベルは厳しいです。
関節に関しては、股関節が緩いです。個体差かな?
私のは段々後ろに反り返っていきます。
後で、瞬接でもって強化してあげようかな。
 
○プレイバリュー:5点
可もなく不可もなく。
元々、模型ってこんなもんです。
ただ、サーベルの造形が酷いです。
私はマトモに塗装もしませんでした。


○置物的価値:2点
ただ作っただけでは、格好悪すぎる。これが大きいですね。
なので、置物にする前に、相応の苦しみを味わう必要のあるキットです。
そういう意味で、減点多し。
 
作り応えという意味では、相当なものですけど。


○総合評価:2点

 造形が酷すぎるので。こればっかだけど、それがこのキットのすべての個性を消すほどに大きな威力を持っているのですよ。
約めて言えば、生みの苦しみの相当大きいのです。

○お勧め度:1点
万人向けのキットでは決してありません。
が、改造が好きな人は、是非ともやってもらいたいキットではあります。
本来なら、3点くらいにしようかとも思ったのですが、HGUCで出そうなので、もうこのキットの役割は完全に終わったのかなと。

今のご時世、格好いいサザビーを手に入れたければ、ハイコンプロを買うのが正しい姿勢です。
自分で作ることに意味を見出すなら、コトブキヤさんのガレキ・1/144サザビー(1/100はいまいち。これはコトブキヤさん以外にWAVEさんもあるけど、それも変)か、これから出るであろうHGUC・サザビーを作った方がいいと思います。

でも、そこであえて旧キットサザビーを作ることこそ、漢だろうと。私は声を大にして言いたいわけです。
どんなにハイコンプロが優れていようが、HGUCサザビーへの期待感が大きかろうか、こういう手強いキットを作りきったカタルシスには勝てませんて。

そんな訳で、長きに渡ったサザビー製作記も終わりです。

最後に素組みとの比較。


比較

ん~。腰周りの立体感がイカス!!
やった甲斐があったってもんだぜ。

今日のサザビーはお仕舞い。

これで、独り逆シャア祭りは完遂したわけですが、シリーズのまとめは明日

では、また。


~追記~

ついでに、なぜか一番格好よく取れた写真を載せておきます。


一番よく撮れた

一番よく撮れたものです。
後々の研究によると、首を埋め込みすぎずに少し伸ばしてやると、微妙に格好よくなるみたいです。
でも、この写真。シャドウを入れた直後で、墨入れもシールもトップコートもしていないんだよなあ。

ま、毎日見ている私にしかわからない違いかもしれませんが。

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最近、人間の活動限界を超えた暑さですが、皆さん如何お過ごしでしょうか?

大体ね、アスファルトが悪いんだよ。田舎に行くと分かるじゃん。森って涼しいなあって。
アスファルトが少ないってのが一番大きいんだよ。
田舎でも、森の側を通るだけで、異様に涼しい空気を感じるよね。中に入れば、暑さなんてまったく感じない。
やっぱり天然の森って大事なんだよ。

最近の夏ってさ、おかしいよ?夜、日が落ちて暫くしてからアスファルトを触ってごらんよ?
まだ熱いでしょ?
昼間なんか火傷するくらいに熱いじゃんか。
これが大問題なんだよ。
夜になっても冷めないアスファルト。町中にヒーターを入れているようなもんだよ。

翻って土だよ。常時湿っているには植物が必要だから土のみが大事っていえないけど、そんなに熱くないよね。
これは、畑の土を触ってみれば分かるよ。砂だとやばいけど。
この違いってなんだよと。

含有水分量。

これだろ?きっと。
気化熱を利用してだな、アスファルトの温度がそんなに上がらないものを作れよ。ってか、もうできるだろ?
要するに、含有水分量が多いアスファルトを使えば、かなり増しになるんだよ。
んで、午前午後夜と打ち水をするんだよ。
かなり涼しくなると思うよ。

俺が子供の頃、冬になると外に出しておいたバケツ一杯の水はまるごと凍っていたよ。
今ではありえないよね。たまに表面に薄氷ができるくらいで。
やっぱりアスファルトだけが原因とも言い切れないけどね。

大正時代なんて、気温が30度以上になることなんて、年を通して2~3日くらいしかなかったんだぜ?
今みたいに、毎日、下手すれば真夜中になっても30度以上なんてありえなかったんだぜ?
どんだけ暑いんだよ。

地球温暖化。怖いねえ。
原因は、二酸化炭素よりもアスファルトの方が大きいと、個人的には思っているんだけどね。
勿論、森が減ったってのが一番大きいんだけどね。
天然のエアコンがなくなってきて、人口でありながら永続的なヒーターを世界中でふやしているんだから。

暑いのが大嫌いなんだよ、俺は。じっとしているだけで、ジットリと汗がにじみ出てくるし。眠れないし。
夏になると、毎日睡眠不足だよ。疲れているのに、暑くて寝れない。
殺す気か!!

まずはアスファルトを変えてみないか?
気化熱を利用するものだけじゃなく、熱そのものを反射してしまうアスファルトとかでもいいし。
もう充分にできる技術はあるはずだ。

クールビズがどうとか言って喜んでいる政治家の神経が信じられないよ。
そういう次元のい問題じゃないだろう?

と、暑さが嫌いな私が愚痴って見みました。


今日のサザビー
のお時間です。

今回は、シャドウを吹いてみました。
塗装に使ったレッドにネイビーブルーを混ぜて明度・彩度ともに落とした赤を作り、これをグラデを残す要領で吹いていきます。


こんな感じ

こんな感じに。

意外と難しいです。下手したらグラデよりも。
細く、ずれないように注意しながら吹いていくわけですが、なかなかどうして。神経を使います。
ま、全パーツを吹き終わりました。
最初にホワイトを吹いたときと同じかそれ以上に時間がかかってしまいました。

シャドウの実験結果発表。

○シャドウでもグラデと同じように発色が悪くなる(ように感じる)。
発色そのものは悪くはなっていないはずですが、やはり暗い部分があると、発色は悪く感じるようです。

○グラデと同じで、もう少し薄い方が良かった。
毎回これを言っていますが、進歩がありません。私。
ハッキリ見えないので、まだ吹こう。そう思っているうちに、濃い目になってしまうんですなあ。
写真に写らないくらいが丁度いいかも。
見ている人にはつまらないでしょうけどね。

○シャドウは意外とハッキリと濃淡が出てしまう。
これはもう少し薄くやれば解決できるのかもしれませんけど、下を残すグラデと違って上に塗るシャドウはちょっとハッキリと色の境目いが見えてしまう気がします。
よって、ハッキリ見せたいところだけに使った方がいい技法かもしれません。

結論。
「基本的にグラデで充分」
全身に渡る細かいモールド付近に濃淡を入れるときは、グラデよりもシャドウの方がいいかもしれませんね。
しかし、ガンダムではあまりそういうものはないので、エアモデルとかに適した手法かな?

そんな訳で、全体像。


全体像は完成時に

は、お楽しみ。

ま、前回よりも陰影が増したことにより、玩具っぽさは少なくなりましたよ。
あとは墨入れ~トップコートですね。

次回で終われるかな?

では、今日のサザビーはお仕舞い。

また。


~追記~

○BB戦士から普通のガンプラへ

まあ、そんなこんなでガンケシからBB戦士に移行したわけです。
最初につくったのはスーパーガンダムになれるmk2。アレってどうだったかな?Gディフェンサーも独立したキットになれたっけ?
憶えてないや。

初めての模型を作り終わった私は嬉しくて、親父に自慢しました。
「見て見て、格好いいでしょ?これ」
親父は笑いながら言いました。
「ふむ。お前に丁度いい模型を見つけたな」

どういう意味だったのか、今なら分かりますけどね。
要するに、不器用で短気で面倒臭がりの私でも簡単に作れるキットを見つけたなってことでしょう。

親父も子供の頃に模型が好きだったのか、それは知りません。
が、作ったことなら確実にあります。
というのも、私が強制的に作らせたのですね。

ある誕生日。私が買ってもらったのは車の玩具でした。少なくとも、私と私の母親はそう思っていました。
家に帰って箱を開けてみると・・・恐ろしく細かい組み立てキットだったのです。
当然、接着剤も使うキットでしたしね。
小学校低学年だった私には当然作れるはずもありませんし、なんだこれ!!どうやって遊ぶんだ?くらいなもんでした。
まだ寝小便垂れているガキに作れるわけがないですな。
考えてみれば、それが私と模型とのファーストコンタクトだったかも・・・。

ともかく、私は親父に宣言しました。
「これを作ってくれ」
模型を作れそうな人間は、他にいなかったのです。
親父は嫌そうな顔をして、お袋に言いました。
「お前な、子供に玩具を与える時は、中身がどういうものかちゃんと確認しろ」
当然のお言葉ですな。

で、次の日。私が朝起きてみると・・・既に完成してた。早え!
今考えると、そんなにパーツも多くなかったのでしょうね。模型を作り慣れているとは思えない親父が、たった一晩で作ってしまったわけですから。
子供の私には恐ろしいキットに思えましたが。

その車の模型。実車の模型でしたが、車種とかは憶えてません。
が、この模型、なかなか遊び心があって、電池を入れてスイッチを入れれば、モーターで走り、しかもライトも点いたんです。
大喜びの私。そりゃ、遊びます。

乱雑なガキンチョがプラスチックモデルキットで遊びまくればどうなるでしょう?
そうです。壊れますな。
簡単に壊れてしまいました。その後の行方は覚えてません。

長い説明になってしまいましたが、そういった経緯があったからこそ、親父は「お前には丁度いい」と言ったのでしょう。
なかなか執念深い男だ。

ですが、BB戦士もすぐにその輝きを私の中で失いました。
なぜなら、もう少しお金を出せば、もっともっと格好いいリアル頭身のガンプラが買えたからです。

そして、私は漸くまともなガンプラに手を出したのでした・・・。

続きはまた今度。

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