[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今日は、ジェガンさんの上半身まで組み上げたいと思います。
MGなどなら、一気に作るのは時間がかかりますが、旧キットならサクサクといけます。
あっと、前回言い忘れたのですが、パーツがちゃんと噛み合っていないように感じますね?
これ、私がちゃんとはめていないからです。あとでばらすために。
なので、キットはそんなに精度低くないと思います。
多分ですが。
まずは胴体です。
なんと、胴体は前後からの挟み込みで2パーツだけです。
漢のど真ん中分割です。
当然、腰の関節などありません。
旧キットしてますねえ~。いいと思います。MGでやったら怒りますけどね。
股関節は、下の黒っぽい棒が♂となります。
こいつが、ちょっと性能悪いんですよ。いやね、別パーツのくせに稼動しないとかそういうことはいいんです。
ただね、少しですが、動くんですよ。固定されてはいるんですが、何mmか遊びがあって、その範囲でね。
骨だけ見ればたいした事のないぐらつきですが、上半身が全部こいつに乗っかるわけですから、どうしても傾きは気になりますよね。
まあいいでしょう。後で固定すれば良いだけのことです。
早速、前回作った脚を合体させてみましょう。
ガシーンと。
ね?やっぱり傾いているでしょ?これの元凶が、あの股間の♂です。
修正には、接着をするかパテが必要ですね。
背中と尻に空いたでかい穴。
こいつ、ビスの穴です。けっして肛門ではありません。
このでかい肛門は、脚でやったように、穴埋めのパーツをはめて誤魔化します。
背中は、バックパックで隠れるため、誤魔化しパーツはありません。
さて、ボールジョイントを使っていない股関節。どの程度の性能なのか?
見せてもらいましょう。
可動確認です。
・・・って、実は、上の三面図の正面からの写真が、左右に開く限界だったりします。
最近のキットしか作っていない人だと、これは衝撃的でしょうね。なにせ、微妙にって程度しか、脚を広げられないわけですから。
この原因は、腿にあります。
接続部を目一杯差し込むと、腿がフンドシの部分にピッタリくっ付いてしまって、横に広げるときに思いっきり干渉するんですよ。
なので、差込を少し浅くしてやると・・・
ここまで拡げることができるようになりました。
脅威の可動拡大ですね。
が、足首が追いついていませんので、変になりますが。
考えてみれば、下半身の可動ってのは、ガンプラにとって大きな障害だったのではないでしょうか?
MGですら、腿に回転軸が仕込まれ始めたのはごく最近ですし、足首に至っては、クロボンですらあまり動かず、まだまだの印象がありました。
ストライクフリーダムは、信じられないくらい足首が可動するみたいですが。
デザインも大きく影響するのでしょうね。
ガンプラは、MGやHGUCの流れとして、どんどん模型から遠くなっていき、玩具に近づいています。
スタイル、フォルムよりも可動、ギミック。そういったものが優先されてきています。
私が、まったく可動をしなくてもいいから、飾った時の完成度を求めてしまうのは、やっぱり大人だからでしょうね。
子供は動いた方が楽しいでしょうし。
といっても、私だって、動いた方が楽しいのは変わりありません。
ただ、可動のために、フォルムを劣化させて欲しくないなと、個人的には思うのです。
だったら、ガレキを買え!!なんですけどね。
次です。
前後に脚を動かしてみました。
これは相当動きますね。腰装甲がないお陰です。
腰装甲って難しいですね。
あると、ラインが複雑になって面白い。そして、股関節部分を誤魔化せる。でも、可動範囲が狭くなる。
ないと、動けるようになるが、単純になって面白みが少なくなり、しかも股関節のメカ部を作ってあげないと不自然に見える。
どっちが楽なんでしょうね?
さて、次は腕です。
まずは上腕から。
ここも漢のど真ん中分割ですね。
見て分かるように、上腕と肩の付け根に回転軸がありません。
このお陰で、ポーズ付けがかなり制約されます。
前腕にいきましょう。
ここも漢の(略)です。
ここも、脹脛に続いて、合わせ目誤魔化しモールドがあります。
いいですねえ。ま、これも設定どおりのモールドなんですけど。
それにしても、接続棒まで分割するのは止めて欲しいです。
金型修正とかしないのかな?
ま、しちゃったら旧キットらしさがなくなるのかもしれませんが。
次、拳です。
はい、ちょっとビックリですね。
逆シャアシリーズはなぜか、1/144のくせに指が可動するようになっているのでした。
可動といっても、中指から小指までは一体で可動。人差し指だけ独立可動です。
このあとのシリーズ、センチネルでは、指可動はなくなっていました。なぜでしょうかね?
ジェガンさんの拳。なんか性能がいいらしくて、昔のモデラーさんは、ジェガンの拳をかっぱらって他のキットに流用するってことをよくしていたようです。
沢山のジェガンさん。拳だけのための買われて、そして組み立てられることもなく朽ち果てていったんでしょうね・・・・。
映画の中でもやられ役。
模型としても、パーツ取り用キット。
切なくなります。
で、ここまで組んできた腕を接続します。
ガシコン。
前腕に回転軸がなく、肘を外側にしか曲げられないのは致命的です。
これでは、どうやったってライフルを構えたときに腕を伸ばしたままでしかポーズを取れず、不自然になりますからね。
でもこれ、ちょっとしたことで改善可能なわけです。
一番簡単なのは、肘関節のポリを仕込む場所を(キットの丸っこい接続部のこと)、上腕ではなく前腕にするってことです。
そうすれば、肘を回転させても、ポリの回転可動が殺されることなく前腕のむいている方向でちゃんと肘を曲げられるんですけどね。
このシリーズ。フォルム自体は結構いいんですが、構造が本当に旧キットしています。
前腕の穴。これはシールドを差し込むための穴のようです。
って、両手にあける必要もないと思うのですが・・・。
やっぱ、型が同じなんでしょうね。
穴がスチロール同士の摩擦で保持。これは一瞬でヘタりますね。
あとは、上腕に肩装甲をくっ付けます。
はい。前後からの挟み込みです。
これ、塗装派には厄介な構造になっています。
上の写真を見れば分かりますが、上腕の付け根の丸い穴。ここに、肩装甲の突起をはめ込んで固定するわけです。
つまり、上腕の塗装まで終わらないと、肩の合わせ目消しなどはできないということです。
こういうとき、上手な人はあとはめ工作というのをするのですね。
原理は簡単ですが、私のようなものがやると加減を忘れて、プラプラにしてしまいそうです。
さて、片腕が完成しました。
もう片方も組み上げちゃいます。
一応、指の可動限界がこれです。
MGでもそうですが、可動指って必要ないと思うんですよ。
武器の保持が厳しくなるし、特に表情が付けられるわけでもない。
大体、指を開いても、第二関節がかなり曲がっているので、開いているように見えないわけです。
だったら!!
武器保持用の手、開いた手、できれば握りこんだ手。
3種類つけて欲しいですよね。
さて、両腕が完成したので、胴体に付けてみましょう。
こんな感じ。
ふ~む。これは・・・。非常にナイスバランスなのでは?
20年前の旧キットと思えないほど、スタイル、フォルムがいいと思います。
難点と言えば、腿が少し長いことでしょうか。
脚の長さは丁度いいのですね。ただ、腿が長いと感じます。
腿を3mmくらい短くして、膝部分をその分延長すれば、かなりいいスタイルになると思います。
さて、腕の可動確認、いってみましょう。
見ての通り、肘は90度曲がりますし、肩も80度くらい上に上げられます。
特に肘は、逆にもかなり曲げられますね。
ただ、上腕に回転軸がないため、肩を動かさずに腕を前に持ってくることができません。
肘を回転軸に使えるのは確かなんですが、それをやると、今度は肘を曲げられなくなります。
つまり、肘の回転と曲げは両立できないのです。
これでは、銃を持ったときに格好いいポーズができませんね。
さて、これで今日のジェガンは終わりです。
パーツが少ないので一気に作れるのは楽なんですが、その分、1記事あたりの説明文章が長くなってしまいますね。
書かなければいいだけなんでしょうが、なんか気分的にね、シャンとしないというか。
例えて言うなら、シャツをズボンにちゃんと入れていない、あの中途半端で不愉快な感覚を感じるのです。
そんな訳で、次回には仮組み完成だと思います。
では。
さて、今日のジェガンのお時間です。
いつも通り、下から組み上げていきましょう。
まずは足です。
はい、足終了。
単純ですねえ。
ここで思ったのは、はめ込み精度の進化です。
この当時、はめ込みが完全ではなかったためか、ビスで強度補完をしていたわけです。
つまり、はめ込みだけでは、キッチリとはまらなかったということですね。
事実、この足のはめ込み強度はスカスカと言ってもいいくらいゆるいです。
それを補うため、ここではビスではなく、爪先を別パーツとしていることです。
これで、両パーツをガッチリと固定しているんですね。
でも、踵が緩いので、接着しないと隙間ができてしまいます。残念。
あとですね、この時代では当たり前のことなんですが、差込の軸となっている棒。
ここでは爪先パーツを差し込むために伸びている棒ですね。
これが全部、左右分割なんですよ。ええ、棒自体がね。
なので、剛性が非常に低いです。ちょっとした衝撃で折れること請け合いですよ。
ま、時代背景を考えれば、致し方ないことですが。
私が子供の頃、散々ガンプラを壊していたことが当たり前のような気がしてきますねえ。
設計の段階から、剛性補完を考えていないんですから。
ま、いいです。
足を作り終わったので、いつも通り、今日はこの辺で・・・と言いたいのですが、パーツが少な過ぎて作った気がしません。
なので、もう少し続けます。
次は、膝下です。
ここも、たったこれだけのパーツです。
MGとかだと、ここまでで、既に数十個ものパーツを組んでいるはずですが、当時ではこれっぽっちです。
でも、スラスターノズルが別パーツなので、ありがたいですね。
ここで、ようやくビスの登場です。
見て分かるとおり、脹脛に差し込んで強度補完です。
確かにビスが必要なくらい、はめ込みがユルユルです。
ビスは、下半分の写真のように、丸いパーツを使って、その穴を塞ぎます。これで目立たなくするって訳ですな。
が、今はビスを使わないでおきます。
というのも、仮組みの段階ですから。ここでガッチリと組んでしまうと、あとでばらすときに破損の恐れがあるし、面倒ですからね。
しかし、逞しい脹脛ですね。
きっとジェガンさんは、毎日筋トレしてますよ。
ガンダムよりも発達していますからね。筋肉が。
足と接続してみましょう。
写真を見れば分かるかと思いますが、接続部の構造が現在とまったく違います。
まず、ボールジョイントはまったく使われておりません。よって、可動の自由度は低いです。可動方向は2方向だけ。
次に、差込が上下の差込ではなく、横からの差込となっています。
理由は、推測ですが、上下差込だと、足首を前後に振ることと、爪先を左右に動かすことしかできないわけです。
しかし、これの角度を変えて横からの差込にすると、爪先の横可動はできなくなりますが、足首で曲げて、脚を横に倒すことができるようになるわけです。
要するに、足を八の字の開いた時、足首が曲がれるようになるので、ビシっと素立ちができるようになるって分けです。
たった2方向しか動かせない棒ポリ関節ですが、設計者の人。考えていますね。可能性を上手に消費しています。
今の全景です。
脹脛の上の方、パーツの隙間があるように見えますが、実はこれ、モールドでした。
私もビックリしましたよ。こんな時代に、こんなモールドがあるなんて。合わせ目誤魔化しモールドですよ。
といっても、設定画の段階からあるモールドなんですけどね。
脹脛の下は、パーツが全然噛み合っていないように見えますが、実は噛み合っていません。
いえいえ、パーツが悪いんじゃありません。私がちゃんとビスで固定していないからです。
多分・・・。
早速、可動確認をしてみましょうか。
横に倒したところです。
さっきも説明したとおり、この可動のために、横差込にしたんだと思います。
賢いですね。
しかし、意外なことですが、内側より外側に倒した方が曲がります。
逆であるべきだった!!
外に倒せたところで、ポーズには何の関係もないのだから。
前後です。
これは充分に動くと思います。表情をつけるには不足ないでしょう?
先述の通り、爪先の回転はありませので、足首の可動確認は終了。
まだまだ続きます。
次は腿です。
ここにもビスが登場。
ここもやっぱり丸いパーツで穴塞ぎです。
股関節。最も重要な関節ですが、ボールジョイントは使われておりません。
というか、このシリーズは、ボールJはまったく使われておりません。
ご了承ください。
腿に回転軸が仕込まれていない上に、股関節もボールJではないとすると・・・がに股ができない?
ご心配なく。できますから。ちょっと不自然になりますがね。
今の全景です。
脹脛のところの大きなスラスターノズルがそそりますね。
各部のバランスも、この時点では非常にいいと思います。
腰が付くとどうなるか分かりませんが。
膝の可動範囲を確認しましょう。
左が後ろに、右が前に曲げたところです。
ってか、前にはまったく曲がりません。構造の時点で、そうなっています。
後ろには90度曲がりますね。充分です。
さて、膝関節ですが、これまでの写真を見れば分かるとおり、差込です。
所謂、ブロック・ビルドアップ・システムって奴ですな。
これよりちょっと前までは挟み込みだったわけですから、塗装やら改修やらする人にとって、これは大きな進歩ですね。
それをしない人にも、この恩恵はあるのです。
差込だから、回転軸にもなる!!
そうです。MGですら、最近になってようやく腿にも回転軸が仕込まれるようになりましたが、この頃は当然そんなものはありません。
ボールジョイントも使っていないわけですから、がに股にできなかったのです。
しかし、膝の回転軸を使えば、擬似がに股もできますよ。
回転させれば、膝を反対に曲げることだってできます。
すんごく不自然ですが、メカなのでいいのでは?
そんな訳で、不自然で、しかもかなりぎこちないながらも、八の字立ち。
しかしまあ、旧キットの定義は不明確ですが、要するに昔の単純で安いガンプラってのは、非常に組み易いです。
サクサクっとやっているうちに、きっと作り終わってしまうことでしょう。
が、綺麗に作るとなると、結構な労力が必要になりますね。
見て分かるとおり、パーツはすべて漢のど真ん中分割ですしね。
基本工作が嫌いな人は、やっぱり最近のキットを作るしかないかなあ。
でも、昔のキットも捨てがたいで魅力があるんですよ。ちょっと不恰好なのがかえって愛らしく見えたり。
一番大きい魅力は、「丸み」です。
最近のバンダイは、設計段階で3DCGを使っているらしいんですね。そいつのお陰で、上手なパーツ分割があるわけですが、同時に曲線の表現ができなくなっているんですよ。
なので、最近のバンダイのキットはカクカクしていると。
私自身、丸っこいのも角ばっているのも、バランスさえ取れていれば両方好きなので問題ないですが、逆シャアのデザインは、基本的に曲線なんですよね。
なので、その辺がこのシリーズが立体物に恵まれない理由かなと。
そんな訳で、今日のジェガンはここまで。
では。
さて、いよいよ始まりました。人生初の、シリーズ通しての作成です。
構想3ヶ月。長い熟考の末に始まり、工程はダラダラと進んでいく流れとなるでしょう。
逆シャア祭りの第一弾は、ジェガンです。
ガンダム史上最高の雑魚キャラ、ジム。そいつのひ孫くらいにあたる本機体は、映画の中で大層な大活躍をしておりました。
ええ、やられ役として。
私の記憶にある限り、敵の雑魚ギラ・ドーガすら落していないのでは?
やられてばっかのジェガンさんです。
が、デザインはジム系の中では格好いい部類だと思っております。
ジムって最近のリデザインをみても、どこか愛嬌があるというか、頭弱そうというか。
でも、ジェガンさんはちょっと格好いいです。顔も悪そうですし。
説明書によると、逆シャアシリーズの第五弾として、88年3月に発売された模様です。
丁度19年前ですか・・・。あのころ、私は今に輪をかけてハナタレ小僧でしたからねえ。
ちなみに、このシリーズの第一弾は、おそらくですが(持っていない)νガンダムです。
いきなり主役機をだしたわけです。最近でもこの傾向はありますよね。
主役機を早く出してシリーズを通して売ろうとする気持ちは分かるのですが、その方針のお陰で、主役機が一番、シリーズの中でデキが悪くなるわけです。
でも、推測ですが、このシリーズは、すべての設計が終了した段階で、第一弾を発売していると思います。
なので、シリーズ通して、デキは同じだと思います。構造という意味ではですが。
なぜこんな推測が成り立つかと言うと、シリーズのすべてのキットに使っているポリが完全に同じだから!!
ひどい流用ですな。ジェガンもνもサザビーも、果てはαアジールも、みんな同じポリキャップですよ。
関節の数も同じですよ。だって、ポリの数に限界があるんですからね。
これ以前のガンプラシリーズは、残念ながらシリーズ物で作ったことがないのでどうだったか知りません。Zシリーズなら幾らか作りましたが、覚えてません。
ま、最近のMGやHGUCでもポリパーツ流用は当たり前ですけどね。
それにしたって、もう少しマシな感じでやってはいますが。
早速、パーツチェックです。
最近のキットしか作った事のない子供たちは驚くでしょうね。
パーツはこれだけです。当時はこれが普通だったのです。
逆シャアの直後に出たシリーズ、センチネルのキットは、かなりパーツが増えて、100個とかになりましたがね。
旧Ex-Sは、120個くらいあった気が。その分、お値段も1400円とかになりましたけど。
ジェガンさんのパーツを数えてみます。
ランナー数。
プラ:3枚。
ポリ:1枚。
計4枚。
パーツ数。
プラ:64個。
ポリ:13個。
計77個。
非常に少ないですね。小学生でも、数時間もあれば組み立て終了までいけるでしょう。
この頃はまだ、ガンプラは子供の遊びだったのです。
現在は、大人向けの精巧で高価な物になっていますが。
とすると、あと20年もすれば、ガンプラは消えてなくなるということです。
現在のメインターゲットである大人が作るのを止めたら、もう誰も作らなくなってしまうんですからね。
次世代ユーザーを開拓するためにも、低価格シリーズを残しておくべきだったのではないかと思います。FGとかね。
最近、どんどんガンプラは高価格化していって、根本を忘れているような気がしますねえ。
20年後には、組み立てキットはなくなり、完成品のトイだけになるのでしょうね。
作る楽しみを忘れちまった子供たち。
寂しいことです。
気になったので、ランナータグを調べて見ました。
生産は96年10月だそうです。
10年4ヶ月前!!
今現在、ガンプラを作っている子供たちの中には、このキットが生産された頃にまだ生まれていなかった子もいることでしょう。
十年一昔です。ガンプラの歴史を感じますね。
他には、得に気になるパーツはありません。旧キット基準の私ですから、いたって普通です。通常です。
むしろ、MGの方が異常だと、未だに感じています。
数年前のMGでも使われていた部品。 ↓
ビスですね。今のMGのビスは、ポリの保持力強化や調節に使われますが、当時はパーツの固定のために使われておりました。
というのも当時、まだスナップフィット、すなわち接着剤要らずのはめ込み式が完全ではなく、ビスで固定したのです。
ここで、当然の疑問として浮かび上がってくるのが、
「ビスの穴はどうなっていたのか?」
ですね。
MGならば、内部フレームにしかビスを使わないので、装甲をつけると見えなくなりました。
いやさ、フレーム自体でビスを隠す構造になっているものもありましたね。
が、この時代のガンプラは、フレームなどという発想がない時代です。
ランナーを見れば一目瞭然ですが、当時のキットは、左右からの挟みこみ式が当たり前です。
どうやってビスの帳尻を合わせるつもりか?
ま、作成していけば、追々分かることでしょう。
先ほど、ポリはシリーズ通して完全流用といいましたが、上の写真のがそうです。
逆シャアシリーズは、すべてこのポリランナーです。
脇に一個だけはみ出している奴。これ、ほとんどのキットで使いません。
一体、誰が使うことになるのか?
そうそう、当時としては当たり前でしたが、今では間抜けすぎるネタもありました。
塗装解説です。
ランナーに付けたまま、塗装をしています。
いや~。馬鹿ですねえ。こんな間違ったことを子供に教えてはいけませんよ。
だって、こんな状態で塗装をしたら、ランナーから切り取ったが最後、ゲート跡が目立つし。
合わせ目処理をすると、塗装が剥がれるし。
訳が分かりませんね。
塗装の意味ねーじゃん!!
でも、そうじゃないのです。確かに馬鹿っぽいですが、この状態で色を説明してもらった方が、塗る側としては分かりやすいのですよ。
完成後の写真とかだと、隠れてしまう場所、例えば脇の下なんてどんな感じ(色ではなく、塗装する場所など)で塗っているのか分かりませんからね。
この説明。センチネルの頃までやっておりました。
ZとZZの時代はどうだったか?丸っきり覚えておりません。
今回の説明で困ったのが、本体色の緑色。これの説明がないんですよ。何色と何色を混ぜるとかがない!!
一番、塗る面積が多く、目立つ色なのに。
要するに、成型色を生かして作れということでしょうか?
自前で、勘と経験を頼りに調色しろということでしょうか!
困りましたねえ。
どうしたって、盾は本体色のグリーンで塗らなければならないのに。どうなってやがるんだぜ?
と思ったら、書いてありました。上のほうに。
デイトナグリーンに白を混ぜて作るそうです。成る程。
ま、こんな感じで、昨今のキットに比べれば、恐ろしく単純な構造です。
同じ1/144の筈のフライルーとは雲泥の差ですね。ま、フライルーはMGクラスでしたが。
サクサクと組み上げてしまいましょう。
作成は次回から。
では。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |