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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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暑くて、キット休暇を貰ってもいまいち元気にならないのですが、そろそろ更新再開します。

さて、2008年上半期のキット完成記です。
上半期といえば、普通は6月末日までなんでしょうが、色々な諸事情から(主に個人的都合)一ヶ月遅れの今、これを書きます。
ええ、厚顔無恥です。


4d0695a8.jpg

以上が、今年の上半期で完成したキットですね。
左から、

1:Dr.スランプアラレちゃん・ファンタジーライオン
2:ズゴックE・旧キット
3:ザク改・旧キット
4:ダイゼンガー・逸騎刀閃のダイゼンガー

となりました。
4体ですか・・・。ちょっとペース遅いですね。一月に一体くらいのペースで行きたいのですけど、中々ね。
去年は、超重たいACキットを3つも作ったのに6体いきました。
でも、去年と今年とでは、条件がまるで違うので、仕方ありません。
今年上半期のスタートは、実質2月半ばからでしたし。アリーヤさんが大幅に遅れたのでしたねえ。あれからもう半年・・・。早いものです。

アラレちゃんのキット
面白いキットでした。20何年ぶりの再販ということでしたが、その人気のなさも頷けるくらいの難易度の高いキットでしたね。
昨今の親切なキットのように、ニッパー一本で完成するものではありません。
普通のキットのように、接着剤とペーバーと塗装道具一式だけで完成することもありません。

パテやら何やらが必要な、かなり模型知識と専用道具が必要なキットです。

それでも、造形は素晴らしいです。当時も言いましたけど、おそらくはプロの原型師さんが作ったものを、バンダイらしい自社の都合丸出しで無茶にしてしまったキットなのでしょう。
だから、造形が良くても、キットとしてはかなり難しい物になってしまったのだと思います。

再販からそろそろ一年くらいでしょうか?店頭在庫も見なくなってきましたね。
欲しい方は手に入れておいたほうがいいでしょう。
私?私はちょっと腰が引けてます。
プレゼントしたら、あげた人から「ファンタジードラゴンも作ってよ」といわれました。

いやいやいや!!!
このキット一個で、どれだけ大変か分かってよ!!

パーツが少ないので、単純な作業時間はACなどよりも少ないですが、加わるストレスはそれ以上ですよ。
しかも、ドラゴンの方はトカゲがモチーフになってまして、恐竜的なヒレみたいなものがあるんですね。
その箇所の綺麗な処理は、ライオンよりも大変かもしれません。

ズゴックE
本当に不遇のキットでした。なにしろ、アリーヤさんの接着剤硬化待ちの時に仮組みしたのですけど、アリーヤさんに時間がかかりすぎてこっちはモチベダウン。
おまけに、ライオンの納期の関係で後回しに。
綺麗に作る気もうせてしまったから、ウェザリングの実験にされ、思いっきり汚されてしまったキットです。
何の改造もしていませんしね。

まあでも、こういう風にクオリティを意識せず、やりたいことだけをやるキットってもの楽しいです。
変に気負わずに済みますからね。

ザク改
HGUCでリファインされると聞いて、本当はもっと後に作る予定だったのに急遽繰り上げて作りました。
結局、HGUCのザク改は下半身がいまいちなデキで(前腕もだけど)、「旧キットの方がザクらしいなあ」って感じでしたけどね。

旧キットの方は、当時のガンプラらしく(出渕デザインの正確なトレースのため?そんな馬鹿なことあるか!)、かなり腹が短いです。
主にそこを改修しただけで終わりにしましたけどね。
塗装では、ウェザリングの更なる実験をしました。以前よりは分かるようになりましたけど、やはり難しいですよ。
ウォッシングなんて、全然理解できない。

それでも、HGUCよりも増しな造形になったかなって思ってます。全体的にはってことですけど。
カッチリとしたディテールなどは、やはりHGUCには勝てませんからね。

ダイゼンガー
オリジナルカラーで塗装したのはいいのですけど、やはりセンスのなさからおかしな色彩に。
修正したら、かなり良くなりましたけどね。
やはり、プロの考えた色彩は、ある程度正しいってことなんでしょうかね?
しかし、造形秀逸!立体物を見るまで、正直なところこんなに格好いいとは思ってませんでした。
斬艦刀を背負ったポーズは、アリーヤとは反対のベクトルにあるデザインですが、かなりグっときますね。
文句なく格好いいです。

他のスパロボのキットも作りたくなってきたよ。

とまあ、この半年を振り返ってみました。
2007年下半期ほど、作りたいキット。思い入れのあるキットを作っていないので、書くことも少なくなりますね。旧キットやプレゼント用だったりするので。
ダイゼンガーはモチベ高かったですけど。
下半期はおそらく逸騎刀閃の馬、アウセンザイター・プフェールモードから始まることになるかと思いますけど、どうかなあ。
恐ろしく面倒な構造に、かなり腰が引けているんですよ。

んで、その合間に、「まだまだ積んであるよ!ポケットの中の戦争シリーズ」が続くんですかねえ・・・。
そろそろ飽きてきたんですけど。
マジでこのシリーズはお休みして、他のヤツやろうかな。作りたいのに我慢すること、既に一年以上ってキットも沢山でてきてしまいましたし。
ってか、ほとんどが一年半以上寝かしているなあ。昨年の四月くらいから買うキットを減らしていますけど、完成ペースが買うペースとほとんど同じで、減らないんですよ。

ってか、なんだって私が予定しているキット、あるいは作っているキットってのは、新しくリファインされたり、魂スペックなどの別の玩具として出るんでしょうねえ。
νもHGUCで出てしまうし、ケンプファーもそう。ガンダム以外のキットでもそうですからねえ。
呪われているのか?

そんな訳で、もう流れに拘らずにやりたいキットから作っていって、疲れたら別のキットでもサクっと作るとか。
まあいいや。

あ~。作りたいキットは山ほど持っているのに、中々それに手を付けられないって自己矛盾じゃないか!!
変なの。

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無題
ダイゼンガーさん拝見いたしました。
イメージカラーリングが白装束ということで、なかなか前例の無いカラーリングなので興味深かったです。
白い甲冑って、日本の鎧兜にはないのでしょうかね。よく西洋の中世甲冑とかでは白っぽいカラーのものがありますが・・・。
赤がマットな感じで、かつ白い装甲が際立つダイゼンガーさんというのもなかなか。刀も写真でみるよりずっと実物は大きいのでしょうか。
まだお馬さんもいらっしゃるそうなので、そちらも楽しみにしております。しかしお馬さんは恐ろしくデカイそうですね(汗)

・・・そういえばコトブキヤさん、デカいダイゼンガーを製作中とのことですが、お値段を一体どうするつもりなのか気になります・・・。相当ヤヴァイことになりそうな気が・・・。

作りたいキット。今私も抱えています。
まず「HGUCサザビー」「MGウイングガンダム アーリーver」「1/100 オーバーフラッグ」をなんとかせねばなりません。なのにナインボールセラフがそろそろ家に来ます・・・うあああああ。


そういえば、コトブキヤさんから「電脳戦記バーチャロン」の大型メカ「ライデン」を1/100スケールで出してくれるそうですよ。ハセガワさんのリリースが停滞していますが、これは良い刺激になるでしょう(爆)
コスオルモス URL 2008/07/26(Sat)23:54:04 edit
Re:無題
わざわざコメントありがとうございます。

白装束っぽい塗装は、割と難しかったですね。
いろんな色を入れるわけにもいかず(白装束に見えなくなるから)、基本的には白~黒のグラデでやることが前提となってしまうので、下手すると退屈な色彩になってしまうのですよねえ。

細部にメタリック色を入れるなり、「死を決した白」と対となる「紅蓮に燃え盛る闘志の赤」を装甲に入れることで、幾らかアクセントがついたかと思います。

が、青は大失敗でしたけどね。塗りなおして正解でした。

日本の鎧は、基本的には美々しく作ることが前提という文化でしたから、単調になってしまう白は使わないのかもしれませんね。
というか、死ぬ時に着るのが白装束ですから、それを連想させる鎧を戦場に持っていくのは不謹慎だったとか、そんな背景もありそうです。

西洋の鎧はほとんど金属ですからね。日本の甲冑とはまったく違うものですね。

今回、メタリック中塗りしたパーツを艶消しにしてみました。
その結果、シルバーは透過して見えるかどうかを調べたわけですけど、ちゃんと透過しますね。
勿論、シルバーの上に塗る目的色をある程度薄く塗ることが前提となりますけど。

この実験結果を受けて、サザビーを作るときはシルバー透過+艶消しでいこうと思いました。
メタリックの美しさを持ちながらも、テカテカが感じさせる玩具っぽさを艶消しで打ち消し、重厚さ再現できる筈ですから。
ただ、メタリック透過だと、目的色の塗膜の厚みや、艶消しの度合いなどのコントロールが難しそうです。

斬艦刀。かなりでかいですよ。30cmくらいありますね。ガンプラ1/60くらいですか・・・。
1/144ダイゼンガーがでるそうですが、それだとこのダイゼンガーの倍以上の大きさになるのですねえ。
ビックスケールのモデルでも関節保持をしっかりとするための研究が目的かもしれませんけど(今までのコトブキヤさんではできないと思いますし)、果たして売れるのでしょうかね?

話題性を重視した大きなキットを追うのではなく、個々でしっかりとしたクオリティを保ったキットを丁度いいサイズで量産してほしいかなとも思ったり。
バンダイに勝てるほどの商品開発力(あくまでリリースペースのことですが)も現在はないわけですし、高額化が免れないもので勝負することもないでしょうに。

実際、ガンダムだろうがなんだろうが、こういう大きすぎる商品ってあまり売れないんですよね。
1/35のZも投売りになっていたり、逸騎刀閃も6000円台になったりしているのを見ると・・・。

「必要充分~満足度の高いサイズ」。ガンプラなら1/144~1/100くらい。13cm~25cmくらいが、やはりいいですしね。
そういう意味で、ACの1/72ってのは本当にいいスケールチョイスでした。

ライデン。出るみたいですね。本当にコトブキヤさんの勢いは凄まじいですな。
去年以上に、今年は攻めてます。傍観者である私ですら、少し心配になってしまいますが。

セラフ。昨日、私の元に届きました。ずっと待っていたキットですから、説明書やパーツを確認している時は、興奮していましたよ。

無手でノボーっと立たせているのも悪魔的不気味さがあっていいのですけど、やはり手に何か持たせたいですね。

例えば・・・
禍々しく大きな剣。
死神っぽい大鎌など。

剣などを持たせるとACというメカっぽさを重視したキャラクター性から外れてしまいそうですけど、キットなんて楽しけりゃいいわけですしね。

セラフに合うサイズで武器を持たせるとなると・・・やはりスクラッチしかなさそうですね。
いつ作れるか分かりませんけど(いつも言ってます)、それまでにイメージを固めておきたいですね。

では。
【2008/07/27 22:49】
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