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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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なんだか、アマゾンでSEEDザクのライブバージョン(?)が75%OFFで売ってますよ~。
定価の1/4ですよ、奥さん!!

どんだけ売れてないんでしょうね?

今日のリックドムⅡ
のお時間です。

今回は本体組み立て完了までいきます。

早速、胸から。


胸の構造

こんな感じのパーツを、腹に重ねていく構造となっています。


組むとこんな感じに

胴体完了。

この構造。逆シャアシリーズでも使われていましたが、どうでしょう?
整形色による色分けというレベルでは確かに上手い構造です。
が、塗装を考えると、腹のところで結局マスキングをしなくてはならないため、あまり貢献していませんね。

ま、たいした手間ではないんですが。

次。腕です。


腕の構造

構造そのものは連綿と続く旧キット然としたものですが、割と個々の形状はいいと思います。上腕の面構成が幾分だるいですけど。
手の造形。バラバラで見ると結構いいかなと思いましたが、組み立ててみるといまいちですね。

さて、これで体は完了しました。


合体

合体させるとこんな感じに。

これは・・・、かなりボディバランスがいいのでは?

顔をつけてから考えよう。

で、顔です。


顔の構造

構造的には単純ですが、モノアイの動く部分(赤いところ)が別パーツとなっているのは嬉しいです。
こういう奥まったところに合わせ目がきてしまったら、消し辛いですからね。
上腕の凹モールドの中。どうやって消そう。


顔の三面図

顔の三面図です。
これも、割といい造形をしているのではないでしょうかね。
後ろから見ると、ちょっと寂しいですけど。

あとは合体するだけ。


本体完了

やっぱり、ボディバランスはかなりいいですよね。
脛が幾分短いかなって気もしますが、それって脚が短いと言うことではなく、足首の装甲に長さを食われてしまっただけですし。
出渕メカ特有の腹の短さも感じませんし、この時代のバンダイキット特有の、胸のボリューム過多もありません。

やっぱり、ドムに失敗作なし?

個々の形状(旧キットとしては)もさることながら、プロポーションは問題無しです。
ってか、実際のところ、格好いいドムってのが思いつかないってのが大きいんですけどね。
なんというか、ドムってダサ格好いいってものだと思うんですよ。
なので、無骨な感じがよく思えてしまうと。

どこかで格好いいドムを刷り込まれてしまえば、また意見も変わるかもしれませんね。

「欠点の一つや二つ。あるだろう」という疑惑の眼差しで粗探しをしたのですが、どうにもおかしいバランスというのが見当たりませんでした。
一つだけ「どうだろ?」って思ったのが、上腕の短さ。かなり短いですが、腕の長さそのものは気にならないですね。
難しいですなあ。
利きガンダムのできる人なら、ちゃんと嗅ぎ別けるのでしょうけどね。
こういうズングリムックリなデザインだと、どうしても許容範囲が大きくなってしまうのかも。

そんな訳で、今日のリックドムⅡはお仕舞い。

また。

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今日のリックドムⅡのお時間です。

今回は、下半身を組み立てていきます。

ところで、一般的に「ツー」の時に「2」ではなく「Ⅱ」と表記するってのは何ででしょうね?
ドラクエもFFも、タイトル画面ではローマ数字ですし。アラビア数字の方がパッと見で分かると思うんですが。
ⅦだかⅧも分かり辛いですよね。
たまに9を「VIIII」とか表記してあるのもありますし。FSSの9巻とか。Ⅸだろと。なんか拘りがあったのか馬鹿なのか。

ま、そんなことはいいです。早速脚をば。


足の構造

簡単な構造の割りに、きちんと色分けしてありますね。塗装もマスキングが必要な箇所がありません。
これは嬉しいです。

ただ残念なのは、足裏にはかなり細かいディテールが入っているのに、見えるところはあっさりしていることですね。
ま、デザインがそうなっているのですけど。

ここで注目したいのは、足首関節がボールジョイントになっていることですね。
ジムコマンドさんはBJではなく2軸可動でしたから。

次。脚部です。


脚の構造

やはり、簡単な構造です。
脹脛内部のスラスターも再現されてますが・・・


現状

スカスカなのが気になりますよね。これもデザイン上、仕方ないことだと思いますが。
MGドムは傑作と言われていますが、こういうところはどうなっているのでしょうかね?見てみたいです。

さて、脚部が完成しました。


脚完了

やっぱり、出渕メカ。曲線がいかしてますね。
といっても、元のデザインからしてこうなんですけどね。
ポケ戦デザインって、上手にリファインされていて好きなんですが、ドムだけはほとんどアレンジがないですね。

しかし、かなりのボリュームですね。ジムコマンドに比べて。あっちは細すぎた気もしますが。

さて、足首と膝の可動確認。


各関節可動確認

前はそこそこ動くんですが、後ろはフレアの部分が地面についてしまってこれ以上は無理です。
横に倒すと、内側もまあまあですね。外はあまり動きませんが、こっちに動かすことはないので問題ないでしょう。

ちょっと問題を発見しました。
BJが脛パーツでの挟み込みで固定&可動確保をしてますね。
この可動部が緩いです。結構プラプラします。BJ自体の保持力は良好ですが、その固定基部が緩いとは、これ如何に?
ま、いずれにしてもそれほど可動範囲がないので問題ないんですが。

次。腰周りです。


腰周り

意地悪い角度から撮りましたが、やっぱりスカスカ。ま、時代が時代ですから。
面白かったのが、股関節基部。私がギラドーガさんに施した改造と同じ構造なんですね。
基部そのものを後からはめられるように、着脱可能にしているという。

試してみたんですが、別に基部を外してから出ないと腿を差し込めないわけではないです。
ギラさんは無理でしたからね。

さて、下半身が組み立て終わりました。


下半身完了

太いですね。掛け値なしのデブです。
同じ太いデザインでも、セレナさんはゴッツイという感じでボディビルダーっぽいイメージがあったのですが、ドムさんはただのデブですね。
締りがないという。

まあ、私はメカデザインでは、細いのよりも太いほうが好きなのでいいんですが。


股関節可動

股関節の可動範囲です。
横にはこれが限界です。
前後は、ほとんど動きません。前後共に15度くらいでしょうか。

ま、設定ではホバリングで動くらしいですから、下半身の可動は必要ないのでしょう。
ん?「リック」ドムってことは宇宙仕様だよな。ってことは、四肢の動きは重要なんじゃないのか?

そんな訳で、今日のリックドム2はお仕舞い。

また。

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マクロスやアーマードコアで秀逸なデザインを見せてくれた河森正治さんが、マクロスシリーズの新作を企画しているそうですね。
これは・・・楽しみだ。

いえ、アニメがではなく、模型化が。

え?邪道?私はそういう人間なんです。
バンダイに独占版権を卸すのだけは止めて欲しいなあ。
ハセガワさんにWAVEさん、勿論コトブキヤさんにもキットを出して欲しいですねえ。

さて、閑話休題。
ジムコマンドさんの後の息抜きットを何にするか。私は5分間悩みました。

そこで思いついた、現在の本気ットが、セレナ→クレストであること。
つまり、「デブ→細」なんですね。
で、ジムコマンドさんは細であった。

とすると、息抜きットは本気ットに対抗して「細→デブ」でやるべきなんではないか?
そんな天啓があったわけです。

そんな訳で、次の息抜きットは始まります。

今日のリックドムⅡのお時間です。

上に書いたこと。ほとんどこじ付けですけどね。
嗚呼!!最近、F91シリーズが作りたくて仕方ない。いや、ポケ戦も面白いんですけど、完全にノータッチの時代のガンプラも触ってみたいじゃないですか。
でも、もう少し頑張りましょう。
あと・・・個だからさ。先はなげえ!!

いえいえ、別にやっつけでやるわけではありません。ただ、ポケ戦はジムコマンドさんを作ったことで、なんとなく満足してしまったというか。
でも、このシリーズの中で一番作りたいものは後にとっておくんですけどね。
毎度のことそうですが、好物は後に残すたちなので。

しかし、今回も無駄な抵抗ですねえ。だって、リックドム2さんはHGUCでリファインされてますからね。より格好よく。
なので、わざわざ旧キットで作る必要が無いという。
まあ、そこはそれ。わざわざ旧キットを弄るには、それなりの理由があるのですよ。
つまりは単純に、スキルアップ!!が簡単にできますから。
基本工作から、ちょっとした改造まで。

安いですから、気楽にできますしね。
リックドム2さんは、ジムコマンドさんと同じで、半額で買いました。
やっぱり、プラ板程度の値段しかしない・・・。

って、戯言多し。
早速、全景をば。


全体像

これが、リックドム2さんのすべてです。赤裸々な姿です。
ジムコマンドさんに続いて、パーツは少ないですね。
一方で、ワンパーツが大きい傾向がありますね。脹脛や腰周りなど。いかにもドムです。デブです。

ランナー数
○プラ:5枚
○ポリ:1枚

パーツ数
○プラ:74個
○ポリ:14個

ということでしたぁ~。

ジムコマンドさんに比べれば若干多いですが、傾向としては逆シャアシリーズに比べても少ないです。
やはり、バンダイ社内でお達しがあったのかな?
「コスト削減のため、パーツ数をできるだけ少なくしろ」
あったと思いますねえ。

バンダイって、これ以降、MGが始まるまで、パーツ数をできるだけ少なくする方向に技術を費やしていたと思います。
実際、システムインジェクション(同じパーツの中に違う整形色を入れる技術)も、それの答えだったと思いますし。

が、それをすると、模型を塗装する人が面倒になってしまったこと。ディテール再現に限界が生まれ、模型としての面白味が著しく損なわれてしまったこと。
以上のことから、MGの段階でまた別パーツ化が始まったのでしょうね。
実際、ワンパーツで色分けなんてしても、何にもいいことなかったですから。

さて、ちょっと精査してみましょう。
まずは足裏。


ディテール

なかなかのディテールです。手も、この時代としてはいい造形ではないでしょうか。

しかし、なぜガンプラってものは手の造形が駄目なんだろう?一部いいものがあるのだから、できるはずなのに。
やっぱり、ハイディテールマニピュレーターを売るため?
嫌だなあ、それ。

次。


一方・・・

前腕です。
足裏、手の造形が結構いいものでしたが、ここは駄目ですね。なんかダルダルな感じ。
曲線が多いのは確かなんですがそういうことではなく、メリハリがない感じ。
色塗れば良くなるのかな?


専用ポリ

相変わらず、専用ポリです。
説明書を読むとジムコマンドさんと同じで、関節部分のポリは、隠すのではなく見せてしまえという方向性で造形されているようです。
ジムコマンドさんでも実感しましたけど、やっぱりポリエチレンには塗料が乗り難いよ・・・。


おたより

ポケ戦シリーズの説明書には、毎回「おたよりください」と書いてあります。
が、どこにも葉書一枚入っていません。
情報は欲しいが、そのために金は出したくないってことですね。
まあ、葉書代や切手代がキットの額に上乗せされたら、私は暴動を起こしますけど。

当時、メールなどのただでできる通信手段がなかった時代ですね。
なので葉書に頼るしかなかったわけですけど、それにしてもお便りが欲しい割には、熱意がありませんな。
やっぱりバンダイ!

さて、ボックスアートで、この間完成したばかりのジムコマンドさんがいじめられてますね(宇宙戦仕様ですが)。顎にエルボーを喰らってKOされてます。
そういえば、ハイゴッグの箱絵にも、無造作に潰されたジムコマンドが書かれてました。
どこまでいっても、やられ役。GMは主役になれないのか?

そんな訳で、今日のリックドム2はお仕舞い。

次回から組み立てにかかります。
ガンダムの中でのデブ代表の威力。見せてもらいましょうか。
ドムの立体物には、はずれはあまりないみたいですしね。MGドムなどは、いまだに最高傑作扱いされてますし。
ちょっと楽しみ。

では。

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最初にこれを・・・

http://www.gundambase.com/community/news_view.asp?page=1&news_idx=992

ティエレンですな。
ガンダムというよりもアーマードコアっぽいデザイン(ディテールは足りないけど)でグッドなわけですが(ACというよりもボトムズか?)、こういう重たそうなデザインにしてはよく動くようですね。
エクシアなどと同じように、胸(肩と言うべき?)部分でスライドする構造みたいですし。

ってか、膝のでかいのは、そのためにあったのか!!
ん?じゃあ、あのライフル(?)は左手専用?じゃなきゃ、ロダンの考える人みたいに不自然な体勢になってしまうぞ。

その前に、尻アーマーの裏側。手抜きしすぎだぞ!!
肉抜き穴だらけで、昔のキットみたいだぞ。
しっかりしろ、おい!!

今日のクレスト・デュアルフェイス
のお時間です。

今回は、接着を行いました。
セレナさんでは時間をかけてしまいましたが、デュアルフェイスさんは一日で終わらせました。
指が痛い・・・
そういえば、組み立ても一日短縮したんですよ。ちょっと組み立ての工程の切り方を工夫して。

さて、一番重要なことを先に言ってしまいましょう。
セレナさんでダメージの大きかったポリ割れですが、デュアルフェイスさんはなかったです。
すべてのポリが無事でした。

色がちょっと変わっていたことは、やはり剛性強化を意味していたのかもしれません。
股関節や肩関節などのボールジョイントは、幾分乱暴に動かしてみたんですけどね。大丈夫でした。


バラバラ

合わせ目を消すような構成(合わせ目の上にさらにパーツを重ねるなど)が多いので、意外と消すべき箇所は少ないです。
といっても、ほぼ全身に細かくはありますが。

今回も、セレナさんに引き続き、肩の合わせ目は消さない方針でいきます。
やはり、塗装の手間が増えるのと、今回はさらに目立たない(数ミリ程度の露出)であることから、無理にやる必要はないと判断しました。
ついでに腿も上と同じ理由で消しません。ここは先ほど書いた、パーツを重ねる構造のため、合わせ目が見えるところが極端に少ないうえに、腿の裏からはめる黒いパーツが接着後だとはめ込みにくい勘合になっている(この辺はバンダイに劣る精度といえそうですね)ので。

これもセレナさんと同じなのですが、脚周りに接着の二度手間とマスキング必須の箇所があります。

まずは爪先。魔女の靴のように尖っているところですね。
ここが稼働する影響で、接着してから塗装の手順でやると、どうしても塗っていない箇所が見えてしまいます。
あとは、足首の出っ張った黒い装甲と、そこに仕込まれたクリアパーツでしょうか。
ここも構造上、後から接着してやる必要がありますね。

全体的に、合わせ目が目立つのは上腕や武器各種ですね。
ほとんど見えないと思ってもらってもいいと思います。

一番悩んだのが、前腕の合わせ目。
ここ。構造がかなり面倒です。肘が挟み込みの固定、可動になっているんですね。
で、最後に上腕パーツを左右からはめているのですが、ほとんどは合わせ目にパーツを重ねているので、消えています。
が、一番目立つ箇所。正面にくるところだけ合わせ目があって、そこを消すとなると、これまた面倒な手続きをしなくてはならなくなります。
よって、ここもモールド化して誤魔化すことにします。
ほんの数ミリですしね。

ま、そんな訳で、仕上げフェイズに入る準備は整いました。
あとは暫く待つだけ。

デュアルフェイスさん。色味で散々悩みました。
元の黒とシルバー。それもいいのですが、いまいち面白味を感じない。ではどういう色にするのか?
明るい色にはしないつもりだったので、セレナさんでやったようなメタル透過はできない。
かといって、暗い色味のベタ塗りだけでは、細かいディテールが強調されない。

これが決まっていなかったので、いまいち塗装に意欲を感じなかったのです。
色が決まるまで、仮組みのまま放置しようかと思いました。適当に塗ってしまうには、勿体ないキットですからね。できるだけ格好よく。そして、デザインに即したリアリティのある色にしたいですし。

でも、なんとか決まりました。ギリギリ間に合いました。
ネットなどで、上手い人の模型作例を見ていると、ガンプラ、それ以外のキャラクターキット、スケールモデルなどのジャンルを超えて面白い色使いってものに出会えることは多いです。
最近は、発色重視のベタ塗りが多くて、スパっと綺麗ではありますが、AC向きではないのがほとんどですけど。
さらに、ACキットを全塗装している作例を掲載しているHPを見つけられない・・・。
やはり、ガンダムに比べて、まだまだACキットは市民権を得ていないのですね。哀しいことに。
もっともっと、視野を広げようよ!作り手もさ。

さて、色ですが、方針としては、
黒の部分は暗い紫。パープル+ミッドナイトブルーって感じか?画像でも、ちゃんとパープルを認識できる範囲での暗さで。かといって、どぎついパープルではなく。
う~ん、難しい。俺に調色できるか?
シルバーは、比較的明度の高いグレーで行こうと思います。
イメージは夜間迷彩(細かい迷彩を入れるという意味ではなく、全体の色が)。デザインが、かなりリアリティのあるものですからね。デュアルフェイスさんは。こういった色合いが似合いそうだなあと。

以上のことから、黒下地やシルバー中塗りはやらないと思います。
暗い紫の発色ににどの程度の影響があるのか判りませんから。少なくとも、シルバーは必要ないかなと。どうせ暗くなるし、黒下地も要らないんじゃないかと。
なので、セレナさんよりは幾分、塗装は楽になると思うのですが・・・。
いや、そんなことはないぞ。暗い色味の中でディテールを強調するには(略)

組み立てで一回。接着で一回。
今回はポリ移植もないですから、それで一回。
黒下地とシルバー中塗りで、計4回程度。
セレナさんよりは早く完成できるかな?
いや、だからディテール強調には(略)

そんな感じで、今日のクレスト・デュアルフェイスはお仕舞い。

次回からは今迄通り、接着待ちを次のキットの仮組みに充てます。

では。


~追記~

インテリオルユニオン・テルス。
キターーーーーーーーーーーーー!!

発売を知ってから、五ヶ月間待ち望んだキットですからねえ(情報の初出っていつだったっけ?5月のホビーショー前だっけか?)。レイレナード・アリーヤの時と同じ興奮がありますね。
何度見ても見飽きないこのシルエット。迫力。そして、この存在感。

これぞ、理想のメカ!!

曲線もエロくていかしてますね!!
ん~、早く作りて~!!(当分、無理。アリーヤですら未だにブツブツ・・・)

ふむふむ。今回は「~愛(検閲)」かぁ。
テルスに相応しい。確かにあの武(略)。

毎回思うんですが、この「つぶやき」を書いている人は、模型って物を分かっているなあと。
なんというか、キャラクターキットを作る時の熱い所をしっかりと抑えていて、気分がいいです。
ガンプラだと、変に設定とか劇中での活躍などといったどうでもいい(失礼!)ところばっかり謳っていて、これを書いている人は模型に興味がないんだろうなあと伝わってきますね。
イメージ中の物を立体化したとき、どういうことをしたいかってことを分かっている人が書いた文章は、思わずニヤリとしてしまいます。

それと、これはウラヌスのときとは正反対の感想なんですが、説明書にある設定画よりもキットの方が、今回は格好よく感じます。
頭といい、肩のボリューム感といい、足(脚ではなく)の細さと甲の薄さいい、素晴らしいバランスです。
キット化チームの勝利といったところでしょうか。

さて、ざっとパーツを見ての所感でも書いておきましょうか。
あくまで見ただけの問題なので、詳しくは分かりませんけどね。

まず一番最初にあげるのは、ACならではのディテール面。
これまでのACキットは、ディテールといえばスジではなく、細かい凹凸が多かったですね。
デュアルフェイスさんなどを見れば分かるように、突起や凹みによって、面の情報量を増やしていたのでした。

が、今回のテルスさんは、方針が違うようです。
テルスさんのデザインの基調は、「流線型」だと思います。
徹底して曲線ですね。こんなにまで曲線を使って、よくもバランスを維持できるものだとは思うわけですが。

そういう曲線主体のラインを壊さないようにするためなのか、凹凸ディテールではなく、モールド(スジ)が基本です(前面は)。
流線型と精密なモールド。こういうところはどことなく戦闘機を彷彿とさせるものがありますね。

アリーヤはF1を、テルスは戦闘機モチーフにしたのだろうか?

勿論、これまでの様に、凹凸ディテールも別パーツで再現されているため、メカメカしさも一品ですけどね。
特に後姿!!凄まじいメカっぷりです。
前後でここまで印象が違うデザインって、そうはないですねえ。
ガンダム系なら、ステイメンくらいか?
でも、ステイメンの後姿はメカメカしいのとは違うよな?

また、今回は金属粒子が使われていないため、表面が非常に綺麗です。ってかまあ、普通か。
これまでのACキットで見られたウェルドライン(実際に凹凸があるか否かに関わらず)がほとんど見られません。
触って見ないと分かりませんが、これでプラの硬さが同じだとしたら、やはり金属粒子に問題があったって事なんでしょうね。

さて、悪いところも書いておきましょう。
かなり残念だったことです。

ヒケが凄いです。

ほとんどのパーツは大丈夫なのですが、一部のヒケが泣きそうに酷いです。
特にG-18パーツ。腿の白い部分ですね。
ここ、見て分かるように曲線です。

が!!後ろのはめ込みダボのせいでヒケが凄まじく、表面が思いっきりデコボコです。白なのに、ヒケが目立つこの凄さ!!
このレベルでのヒケは初めて見ました。見た瞬間、今までの自分の認識が間違っていて、元からデコボコのあるデザインだったのかと思い、説明書を確認してしまいました。
ヒケです。ただの。
これは困った!

平面ならまだしも、こういう三次曲線で、しかも真ん中から「く」の字に折れ曲がっているパーツで、さらに凸モールドも入っているパーツで、ここまでデコボコしていると、整形が大変そうです。
下手にやると削ったところだけ面が凹んでしまったりしますから。面の連続性が損なわれることでしょう。
かといってパテ盛りするにも、凸ディテールまでもおかしくしてしまいそうで怖いです。ま、パテで何とかするレベルのヒケでしょうね。
三次曲線であり、ディテールも入っているので、より一層面出しが難しいってことですね。

探せば、他にもこういうったパーツはありそうです。まだまだ精査したとは言えませんから。

よく言われる「武器が黒の単色で、カラーガイド通りに塗ろうとすると真逆の白にしなくてはならないから大変」っていう欠点ですが、私はまったく気になりません。
どうせ塗ってしまうからです。
全塗装すると、あれだけ大変な労働を強いられるACキットをやりきったことがあるので、「これくらい・・・」って思ってしまいます。
むしろ、武器の合わせ目に凹モールドが入っていることの方が、私には大問題なんですけどね。
合わせ目消せねーよー。

あと細かいことですが。

○箱が大きい
アリーヤと比べると、厚みは同じですが、縦横それぞれ2cmくらい大きくなってます。
デザイン的にワンパーツが大きくなってしまうが故に、箱も厚み増しでは対応できなかったってことでしょうね。
クレストとデュアルフェイスの時は、厚みだけが増してましたから。
まあ、アリーヤよりもさらにボリュームアップしていてお値段据え置きの3990円。良心的です。
ここまで精密なキットだと、普通なら・・・。

有難う!!コトブキヤさん。

○ポリが多い
作ってないし、脳内モデリングもまだなのでなんともいえませんが、おそらく武器関連に使うポリが多いってことでしょうか?
説明書を見る限り、盛大にポリの余剰がでるみたいですけどね。

○股関節がボールジョイントではない
可動範囲よりも、安定感を取ったってことでしょう。私としてはBJよりも安定感のある2軸可動を好むので問題無しです。
が、マニュアルだけでは構造が良く分かりません。
腿に回転軸が仕込まれているのですが、これがちゃんと回るのかちょっと分からないですね。
本当ならば、肩関節もBJではなく2軸可動にして欲しいんですけどね。
腕そのものも重く、武器も重たいことの多いACキットですから、BJでは安定感に欠きます。セレナで実感。

そんなところですかね。
あ、あと一個誤植を発見。見開き2ページに渡ってパーツと武器の説明をしている箇所がありますね。
ええ、真ん中らへんです。
あそこの武器の名前がおかしいです。違う武器のはずなのに、名前が同じになってます。
こういう誤植が多いですね、コトブキヤさんって。

いや~、しかしこれはいいキットですよ。
これほど無茶苦茶なまでに「メカを強調」したデザインってあったでしょうかね?
ほとんど変態的なデザインですよ。(褒めてます)
それをここまで再現してくれるとは。その熱意と根気に乾杯
!!(絶対に、設定画には二次元の嘘が混じっている)

こういうキットを目の前にすると、大きな声で断言できますね。

模型好きを自称する模型野郎ども!
ありふれているからといって、親切なガンプラばっか作ってないで、ACキットも作って見やがれ!!
やり切った時に到達するそのクオリティと満足感はダンチだ。俺が保障するぜ!!
ガンプラでは味わうことの出来ない面白さに気が付く筈さ!!
俺はセレナで死にそうになりながらも、阿呆みたいに充実感を味わったからな。

ところでバイザウェイ。毎回、ACのマニュアルを見ると思うんだよ。
ここに載っている作例って、絶対にプラキットから作ったものじゃないって。
原型だと思うんだ。
なぜかって?
それは、自分で細部まで丁寧に工作して、全塗装まですれば、分かることさ。ワトスン君。

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テルスの発送通知が来ました!!
明日の午後には届きそうです。
あ~、待ち遠しい・・・。

「ニーベルンゲンの歌」


点数:7点
寸評:荘厳さと悲壮さがよく描かれている

さて、今回は久しぶりに読書覚書です。
前回っていつだっけ?まあ、いいや。

それだけキットに没頭していた・・・わけでもないんですけどね。セレナさんとかが重たかったってのは本当ですが、それ以上に、最近また映画を見だしていて。
模型を再開してからずっと映画すらも見ていなかった(普通のTV番組はまず見ない)のですが、やっぱり映画って面白えやと。

ん?なんか関係ない話を書いているな。いつものことですが。
まあ、そんな訳で、模型も本も映画もってわけには当然いかないわけで、本が疎かになってました。
疎かといっても、年間で言えば30~50冊くらい読むので(当然、再読も含む)充分すぎるとは思いますが。

なんか、出版関係の仕事をしている人は、月に200冊くらい読むらしいですよ?
ええ~!って気がしますが、実際には嘘で、200冊を熟読するのではなく、流れを追うためだけに会話文だけ読むとか、そんないい加減な読み方らしいです。
まあ、そうでしょうねえ。じゃなきゃ、気が狂いますよ。一日7冊なんて。

で、今回のお題。
「ニーベルンゲンの歌」

超有名ですよね?ご存知、ジーフリト(ジークフリート)とクリエムヒルト(クリームヒルト)が出てきて、ジーフリトは名剣バルムンクを片手に、クリエムヒルトはその美貌を武器に大活躍。
何だかんだでドッカーンって話です。
非常に痛快かつ鮮烈なお話です。

・・・嘘です。全然そんな話ではありません。

ゲーテ曰く。
「これはドイツ文学におけるイーリアスだ」
だそうです。完全に文学ですな。私の苦手な。

成立そのものはイーリアスよりも全然新しく、今から800年ほど前です。
え?超古いじゃんって?そうですね。こういうところが、洋の東西を問わず、大陸の根本的な凄さですね。
文明って物が、島国日本とでは根幹からして違うわけです。
ちなみに、イーリアスは2800年くらい前なんですけどね・・・。
その頃、日本てなにしてたっけ?

さて、ニーベルンゲンの歌です。
これ、前編と後編に分けて考えられるのが一般的なようです。
前編がジーフリトの活躍とクリエムヒルトの愛を勝ち取り、幸せな結婚をし、それがハゲネ(クリエムヒルトの兄=王の忠臣)に奪われ悲嘆にくれるところまで。

後編は、クリエムヒルトの復讐劇ですね。

あくまで昔の文学ですから、かなり修辞が鬱陶しいところがあります。何度も同じことを繰り返したりするのが多いです。
が、それを差し引いても、やはり歴史に残る名作と言ったところでしょう。

前半のジーフリトの冒険譚は、もう少し血湧き肉踊る内容にしてくれると尚良かったのですが、それでは文学性が削がれるからでしょうか?結構、アッサリ終わってしまいます。
しかし、ジーフリトの偉大さと、クリエムヒルトの兄であり王であるグンテルの駄目っぷりが良く描けています。

そして、前半の最後、ハゲネがグンテルをそそのかし、ジーフリト暗殺を目論むところなど、まさに糞野郎の面目躍如です。
金に目が眩んで、自分の恩人を殺す奴ですからね。グンテルは。

後半に入り、クリエムヒルトの凄まじい復讐劇が始まります。
ここが物語りのミソですから、あまり具体的なことは語らないようにしますが、それにしてもクリエムヒルトは徹底的に「女の権化」として描かれています。
甘えたり、泣き落としを狙ったり、感情だけで突き進んだり、果ては自分は外野にいて他人に危険を負わせたり。
う~ん。女です。まさに。

しかし、こういったところがキチンと描けているから名作なわけです。英雄叙事詩として分類されますが、英雄として描かれているのはジーフリトただ一人です。
それ以外の者は、欲と感情にまみれた生身の人間として描かれているのです。
それが人間の本性ですからね。
クリエムヒルトも、そうした描かれ方をしています。前半こそ貞節な淑女ですが、後半に入れば自分に傷を負わせた人間に贖罪をさせるために、どんなことをもする人間と化しています。
鬼女でしょう。これは。

地上で最も愛する男、ジーフリトを暗殺したハゲネを殺すため、ありとあらゆる画策をし、共犯であるグンテルだけならまだしも、まったく関係のない、というかハゲネやグンテルに反発をしクリエムヒルトを気遣ってくれた弟たちまでをも巻き込んだ復讐をするクリエムヒルト。

まさに人間ですね。怒りに駆られると、何にも見えなくなる。自分のすべてを正当化してしまう。
それがハゲネ以下の行いであることも気が付かない。

その復讐のため、一体何人の血が流れたのか。
その怨念が、結局・・・。

そして誰もいなくなった・・・。

アガサ・クリスティの本のタイトルですが、ニーベルンゲンの歌にこそ相応しい一言ですね。

後半は、私はハゲネとその一党(グンテルはいまいち存在感がなかった)に感情移入してました。
こいつら、男だと。やる、と。

クリエムヒルトの復讐は果たされるのか?
結末はどうなるのか?

それは読んだ人だけのお楽しみ。
文学史史上の傑作と言うだけあって、その最期は圧巻でした。アレは予想がつきませんでしたね。

まあ、必ずといっていいほど図書館にあるでしょうから、読んでみることをお勧めします。
突き抜けた面白さではありませんが、ジンワリと何かが来ます。

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