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今日のダイゼンガー逸騎刀閃のお時間です。

長かった・・・。開始から既に一月とちょっと。記事数にして、19回にして、漸く到達。

ダイゼンガー・逸騎刀閃・竜巻斬艦刀!!!


逸騎刀閃1
逸騎刀閃2
逸騎刀閃3

微妙に角度を変えつつ、一気に三枚連続でお届けしました。

いやー、大迫力ですねぃ!
こんなに迫力のあるキットを作るのは生まれて初めてですよ。
単純にでかいだけでなく、造形も秀逸ですから余計に興奮します。

ガンプラの1/60なんて目じゃねえさ!!

まあ、PGとかならこれに匹敵するのかもしれないけどさ。
でもあれって、外観というよりも見えなくなるフレームに、価格の半分は費やされているように思う・・・。
納得いかんなあ。


正面

正面から。

やっぱり、このキットは横からないし斜の角度が映えるようです。
もともと馬ってものが、横から見たときが最も美しく見えるものですから。

さて、ここまで組み上げて思ったことは一つ。

「これって、ガレキだ」

一応、プラキットの体裁は取ってます。可動もありますし、パーツ構成も思いっきりインジェクションです。
しかし、実際にはガレキですよ、これは。

ガレキそのまんまのパーツ(PVC)もありますけどそういう意味ではなく、何と言ったらいいかな・・・。
造形とかキットの雰囲気とか、そういうことなんですよ。
まあ、作ってみれば分かると思います。

逸騎刀閃にしてみて色々と分かったこと。
まず、頭の角ですが、逸騎刀閃用パーツは、単体用パーツよりも1mm短かったですね。
これは、マントをつけたときに、長いと干渉するからのようですね。

ここで注意していただきたいのが、角の取り扱いです。
角のはめ込みはかなりキツイです。普通に取り外すことはできません。
無理すれば、折れるか変形します。
私は、兜をばらし、裏から爪楊枝で押し出しました。

この方法は接着後は使えません。
よって、取り外したいのなら、ちょっとだけ隙間を開けておきましょう。デザインナイフの刃が入る程度。
それが嫌なら、取り外さないという覚悟で、押し込みましょう。
それも嫌なら、ピンを少し削りましょう。


反対側から

反対側から。

次。腰横アーマーの違いですが、これはおそらく、脚が単体用パーツよりも横に開けるようにクリアランスを取ってあるパーツってことなんだと思います。
よく分かりませんけどね。

馬に座らせる時、かなり脚を横に開かなければなりませんが、その時、逸騎刀閃用パーツでギリギリなんですよ。
なので、多分、こういう意味があるのでしょう。

さて、ここまで来たら、あとは一つだけですね。
そう、スタンドを用意して・・・

跳ね馬だ!!


撥ね馬

すげえ・・スゲエよ、この迫力!!

私がガレキだというのは、こういうところにもあるんですよ。
ハッキリ言えば、馬に乗せてしまうと極端にポーズが制限されます。
下半身は完全固定だし、上半身も刀を持っている手は重さゆえに余り自由度はありません。
馬も可動範囲が広いわけではないですし、仮に広かったとしても、模型ですからちゃんと地に脚をつけた状態でなければなりません(この大きさとお重さだと、スタンドで浮かせるなんて無理)。
仮に浮かせて、無理矢理疾走中のポーズを取っても、首があまり前に曲がらない以上様になりませんし。

つまり、ほとんどポーズ限定なんですよ。
予定されたポーズで、ひたすらその造形を楽しむものなんですよ。

はっちゃけたその内容だけでなく、こういうところもガレキしてます。
ガレキと考えれば、17000円も頷けます。というか、安いです。

結論。このキットに17000円は全然アリだ!!


ダイゼンガーアップで?

しかし、このスタンド。あまり性能はよくありませんな。

まず、胸を支えているところが、ガッチリ固定ではないんですよ。
キットの胸の凹凸に形状を合わせたパーツがあって、そこに乗せているだけなんです。
その凹凸だけだと、全然固定されないんですな。

そして、後ろ足ですが、ここも一応足裏のディテールと同じ凸モールドが彫られていて、それが足裏の凹ディテールに噛んで固定されるって感じです。
踵のところに、滑り止めの突起がありますけどね。

そんな程度なので、まず胸がちょっとのことで簡単に外れます。
そして、後ろ足の固定もすぐに外れます。
約めて言うと、かなりヤワなスタンドですね。

ガッチリと固定したいのなら、後ろ足はともかく、胸を乗せる部分に加工を施してあげる必要がありますね。
例えば、真鍮線を2本通すとか、そんなことです。
それだけやれば、ほぼ完璧でしょう。

ガンプラなら、固定ピンを通す穴を開けるところでしょうが、コトブキヤさんは造形を優先させたってことでしょうね。
変に穴が空いていたり、穴を塞ぐパーツがあったりすると、スタンドを使わない場合、どうしても違和感があるからって理由で。
ガッチリ固定したいのなら、模型野郎が自己責任でやれってことです。

たしかに、この程度の加工なら、小学生だってできますね。・・・多分。
私はやりませんけど。造形美を楽しみたいので。


角度を変えて

にしても、セッティングし辛かった。
前回時間ばかりかかってって言いましたけど、こういうことなんです。

最初は、ダイゼンガーを完成させて一気に合体させようと思ったんです。
が、上手くいかない。
結局、下半身だけで乗せようとしたら、これも上手くいかない。鞍との固定がかなりやりにくいんですよ。
で、仕方なく鞍を取り外して下半身を鞍に固定。再度、馬に下半身の付いた鞍を馬に載せ、そこに上半身くっ付けるという回り道をしてしまったからなんですね。

オマケに、取り回しが悪く、重たすぎる斬艦刀を保持する指が何度も分解してしまって(刀を構えさせるために動かすとどうしてもなる)、無駄にパーツ探しに時間を割かれると。
そして、ポーズを取らせようと動かしていると、今度はスタンドから何度も外れる・・・。

でも、格好いいからいいんです。
ってか、格好いいってだけなら、アリーヤの方が上です。嗜好性の問題もあるのでしょうが、アリーヤの方がずっと格好いいとおもいます。
が、この迫力は逸騎刀閃だけのものですね。


右側から

反対側からも。

このキット。欲を言えば、もっともっといいキットになる要素はあったと思います。
例えば、刀を握る手。
どのキットも大体そうですが、物を握る時、垂直に握るように設計されているんですよね。
これって銃とかなら正しいんです。
が、こと刀や槍などを持つときは、これが格好悪いんですよ。
腕に対して垂直にしかできないから。

刀を握った時、その刀を垂らすように、普通の人は持ちますよね。
これが自然なんです。
そして、この垂らすような持ち方ができれば、刀を構えるポーズも凄く自然に決まるんですよ。
剣先で相手を指すような感じにできるんですよ!!

これを再現するには、手首の可動を異常に良くするか、かなり角度の付いた手を別に用意するか、もともと角度とつけて柄を握っているという、手と柄が一体となったパーツを用意するかしかありません。
コトブキヤさんは、一番最後の手法をよく取っていますね。

が、ダイゼンガーは垂直に持つような手しか付けられていません。
よって、跳ね馬状態の時に、相手の陣を剣で指して
「全軍、突撃!!」

のポーズが取れないんですなあ。
これが勿体ない。

まあ、こんだけ重たい剣ですから、指すポーズが取れても腕が保持できませんけどね。

もう一つ。
これはテストショットが上がってきた時から分かっていたことなんですけど、跳ね馬の時、ダイゼンガーさんの重心が後ろに寄り過ぎなんですよ。
コトブキヤさんも分かっていたようで、前傾姿勢をとるためのパーツを付属させました。胸の増加パーツですね。

でも、まだ足りない!!

前傾が足りないから、なんというか、見る角度によっては、落馬する寸前に見えてしまうんですよ。
逸騎刀閃モードにする前は、股関節の角度を変えてやれば、もっと前傾できるかなと思っていたのですが、無理です。
腰横アーマーが思いっきり干渉して、これ以上股関節部分でも前傾にはできません。
腰横アーマーの交換は、胸のパーツと一緒で、前傾姿勢をとるためのものだったのですね。


ピントあわねえ

この二点を克服すれば、このキットも完璧だったと思います。

拘る人なら、ここで腹部や腰部に改造を施してもっと前傾姿勢に。そして、持ち手を改造なりスクラッチなりして、垂らす持ち方ができるように。
最後に、斬艦刀の重さに負けないように、肩を固定にしてあげれば、完璧なポーズの取れる逸騎刀閃が手に入りますよ!!
・・・私はしませんけど。


煽りで左右両面から

向かい合った二匹のヤギ・・・。これが、時紡ぐヤギか?

なんか、前にも使ったネタですね。

煽りで見ると、やっぱり迫力がましますねえ。主役のダイゼンガーさんが見えにくくなりますけど。
まあ、そんだけアウセンザイターさんが大きいってことなんですよ。

しっかし、スカっとするキットだなあ。
デザインからして緻密ってわけじゃない。
だからキットも、ディテールが物凄く精密って感じじゃない。
ACのように、喉に渇きを覚えるほどの格好よさを感じるわけでもないし、FSSのように鳩尾にズキンと来る美しさがあるわけでもない。

なんとなくだよ!なんとなく格好よくて、しかも迫力があればそれでいいじゃんか!!

そういう野放図大胆不敵なキットだと思います。
こういう開き直りは大好きです。


ピント無理

やっぱり、ピントがダイゼンガーさんに合わない。

これから再度ダイゼンガーさんをばらし、ついでにアウセンザイターさんもばらして接着し、その接着硬化時間の間にダイゼンガーさんを塗装し、ダイゼンガーさんが完成したらアウセンザイターさんの基本工作に入り、そして塗装。
こう考えておりますが・・・、すぐにばらすの嫌だなあ。もう暫くこの迫力を味わいたい。
だって、ここでばらしたら、どう考えてもあと2ヶ月くらいは合体できませんからね。

さて、どうすべ?

ってか、塗装しなくても、このまんまでいいじゃんかよ!
かなり高いじゃんか。クオリティ。高望みすんなよ。

そんな悪魔の声も聞こえてきました。
ACを作っているときも囁いていましたけどね。この悪魔は。
手間を考えると尋常ではない作業量を強いられるからこそ、腰が引けて、悪魔の囁きが聞こえてくるんですねえ。
パーツの少ない旧キットとからなら、複雑なことをしなければ、数時間で塗装も終わってしまいますし。

頑張ろうぜ、俺!!

最後に比較を。


比較

一緒に写っているのは、FG1/144ガンダムさんと、一年と数ヶ月ぶりに登場の1/60のストライクガンダムさん+ストライカーウェポンシステムですね。
ストGさん。かなり埃を被ってました。一年以上も本棚の上に放置してましたからねえ。まったく動かさずに・・・。

これで、逸騎刀閃の大迫力が伝わるかと思います。

コトブキヤさんのキットって、本当に色気あるわ
実感しますねえ。こうして並べてみると。

ディテールや複雑な面構成云々なら、ガンダムもスパロボも大差はないと思うんですよ。
でも、造形美という点では、やっぱりコトブキヤさんに軍配が上がるのではないかな?
まあ、このストGさんは廉価版1/60で、おそらく1/100キットをそのまま大きくしただけだろうから、結構手抜き造形なんだろうけど。

そんな訳で、今日のダイゼンガー・逸騎刀閃はお仕舞い。

また。

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