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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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今日のザク2改のお時間です。

今回は組み立て完了を目指します。

まずは腕。


腕部

驚くべきことに、肩関節が引き出し式構造となっています。
この時代にこんな発想があったなんて・・・。

が、そういうことが後に中々生きてこないってのが、バンダイクオリティですね。
肩の引き出し式が一般化したのって、結局MGとかが開始されてからでしょうかね?
よく分かりませんけど。


合体

装着。

ん、いい感じ。
ちなみに、左肩のスパイクアーマーは、取り付け方が間違っています。
正しくは下で。

次。頭。注目の箇所ですね。


頭部

なんと、二個もついています。
悦び勇んで、組み立て開始。


頭部三面図

比較です。

いかにもザクらしい頭と、ドイツの鉄兜みたいな頭。
この発想は面白いですよね。

というか、この辺りからでしょうか?ガンダムがリアル兵器っぽさを意識しだし、ドイツ語を使い出したのは。

んで、ついに組み立て完了。


組み立て完了

いかしています。旧キットらしからぬこのデキ!

確かに、バンダイの癖は出ています。
すなわち、
胸が幅広。
腹が短い。
腕が、若干短い?
ディテールもっさり。
などなど。

しかし、それでもいいデキだと思います。
この時期にこんなことを言っていいのかわかりませんけど、

「HGUCザク2改。いらないかも・・・」

確かにHGUCザク改の方が造形はいいです。ディテールもちゃんとしていることでしょう。
ただ、最近のガンプラのルーティンワーク。細身で脚長のモデル体型になっているってのがいまいちかなと。
それはそれで格好いいんですけど、無骨な量産機にスタイリッシュさを出さなくてもって思います。
これがカトキさんのアレンジのパターンなんですけどね。

格好良くはなっていると思いますけど、無骨さで言えば旧キットかなと。
お値段だって半額ですし。って、そもそも売ってねえか。

ちゃんと作る気ならHGUC。サクっと楽しむのなら旧キットで充分かなって思います。


アオリ

それにしても、いい出来。
バランスがギリギリのところで踏みとどまっている感じで、悪くはないと思います。上に上げた欠点はありますけどね。

このキットの一番の欠点は、ヒートホークが付いていないことでしょうか。
アレックスをスクラップにした印象深い武器ですものね。それが付いていない。

これがバンダイ商法か!!

って、前にも言いましたけど、アニメ見てないんですけどね。
それでも、武器は沢山付いているほうがいいです。

頭部の比較でもしてみましょうかね。


頭部組み替え

どちらがお好み?
私は迷いますねえ。
ガンプラから模型に復帰してからはや一年と半年以上経ちますけど、いまだちゃんとザクを作ったことがないんですよね。
なので、ザクらしい左側の頭でいこうかと思ったり。

でも、デザイン的には右のが好きなんですよ。
どっちも作るつもりですけどね。

さて、ちょっとした比較をば。


隔世の感

左のボロボロのキット。これ、私が小学生の頃に作ったものです。十数年の歳月を生き残っていました。
なんだってこんなにボロボロかというと、当時、ダメージ表現をするため、マッチを押し付けたりしていたからなんですね。
恐い恐い。
んで、こんなに溶けてしまいました。

合わせ目消しなぞ知っている筈もなく、また塗装などしているわけもありません。
よって、こんな汚いデキです。

シールの色も剥げてしまっていますねえ。
当時、ガシガシと遊んでいたからですね。動かしまくったお陰で、ポリは完全にいかれ、可動部は悉くプラプラです。立っているのがやっとですよ。
スパイクパアーマーもズリ下がってしまっていますしね。

懐かしいなあ、このキット。これとほとんど同時にガンプラを卒業したんだったなあ。

ああっと、忘れていたので、適当に可動確認を。


可動まとめ

肩は引き出し式のお陰で、かなり上に上がります。
股関節はあまり動きません。
前後に30度、左右に20度くらいのものです。
肘は90度弱といったところ。
要するに、上半身はかなり動きますが、下半身は余り動かないと言う感じです。

あともう一つ、変な比較を。


出渕ザク

同じ出渕ザクの比較です。出渕さんのザクは、なぜか頭部が特徴的なんですね。独創性という意味で、出渕さんはかなり傑出したデザイナーさんだと思います。
今見るととギラドーガのデキが酷いですが、そこはそれ。恥を忍んで。

ポケ戦ザクのディテールがモッサリしているといっても、やはり逆シャアのキットよりは進化しているのが窺えます。
キットの頑丈さも、圧倒的に向上していますしね。
逆シャアシリーズって、ポリを完全互換にしようとして、構造的にも模型的にもダメな関節になってますからね。

それにしても、比較すると分かりますね。ポケ戦シリーズがいかに太いか。
なんでしょうね。この時期は太いのがはやったのでしょうか?
まあ、ギラさんは胸部をかなりシェイプアップしているんですけどね。

ギラドーガ。格好いいなあ。これこそHGUCでリメイクしてほしいなあ。

さて、組み立て完了したザク2改さんですが、どうしよう?改造したほうがいいかな。
かなりデキもいいし、弄るとなると相当細かい所ばかりなんだよな。

胸の幅爪はかなり厄介だし。ヘタにディテールが入っているから、極細の彫刻刀を持っていない私には、モールドを彫りなおすのが困難なんですよ。
ディテールアップにしても、シリーズでは一番と言っていいくらいにディテールが入っているため、追加したほうがいい箇所が見当たらない。

ま、思いつくところからやろうかな。なるべく楽しめる範囲で。

そんな訳で、今日のザク2改はお仕舞い。

また。

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今日のザク改のお時間です。

今回は、胴体の組み立てを行いました。


腰

腰です。
はっとしたのが、股関節基部を後ハメできるように、ポリが内蔵されています。
これって、私がギラドーガさんにした改造と同じですねえ
一番簡単な構造だから、誰にでも考えつくってことだねえ。


合体

んで、合体。

次。胸。


胸部

ここも、コクピットの赤はシールで色分け。
それ以外は色分けができています。
ポケ戦くらいから、ガンプラの色分けはかなりのものになりましたね。


できた

で、合体。


色んな角度

全体的に見て、かなりのデキの予感がします。
細かい所はアレな箇所もありますけど、大体はね。
大体で作られているのが、旧キットですから。

ともかく、胴体まで組み立てました。
次で全部組み立てます。

そんな訳で、今日のザク改はお仕舞い。

また。

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ガサラキのキット。売ってねー!!
出荷から4日後に行って見当たらないから店員さんに聞いて、
「あ、売り切れました」
ってどうよ?

ごく少数しか入荷しなかったのか?
はたまた生産数自体が少なかったのか?
そんなに沢山は売れるはずがないと思うしね。
ネットショップで買うしかないのかな・・・。イヤだな、それも。そこまでして欲しいかと言われれば、ウーンという感じだし。イシュタルmk2は欲しいけど。

まあ、そのうち出会うことでしょう。そこで考えよう。どうせ、いつ作れる分からないんだし。

閑話休題。

今日のザク改
のお時間です。

今回は、脚部を組み立てます。
早速。


足

足です。
爪先の凸ディテールを除いて、色分けはできています。

このキットの細かい所の色分けはすべて、シールでの色分けとなっています。
これは今のキットも変わりませんけど、この時代のキットが幾分現行キットに劣るところと言えば、立体的な箇所のはるシールなのに、立体的に貼ることができないって所でしょうか。
この爪先でいえば、凸となっているすべての面に貼れるシールとはなっておらず、天面にだけはるシールになっているってことです。
これは非常に間抜けですよね。
やっぱり、塗装しましょ。

次。脛。


脛

意地悪な角度から撮ってみました。
やっぱり、膝や足首の中がスカスカなんですよね。仕方ないですけど。

ここでダメだなあと思ったのは、脹脛のスラスター内部に、噴射口が再現されていないところですね。
脹脛外側のバーニアにも、噴射口はありません。

市販パーツを買ってきて、適当に接着面を作ってしまえば簡単でしょうけど、面倒ですねえ。
HGUC化が決まっている今、何をそんなにムキになってって考えてしまいます。
あんまり見えませんし。


膝下完了

とりあえず、膝下が完了しました。

可動を確認してみましょう。


前後可動

前後。割と動きません。
足がでかいですからね。干渉はきつくなるのが当たり前です。


左右可動

横もたいして動きません。
綺麗にがに股が決まらないかな。

次。腿です。


腿

膝関節部にフレームのようなものが入っています。
こうい再現&ディテールはいいです。
挟み込み固定なので、塗装が面倒ですけどね。


脚部完了

で、脚部完了。
早速、膝の可動を。


膝可動

見た目、二重関節に見えますが、腿とフレームの接続が完全固定なので、動きません。
よって、一軸可動です。

で、こんなもんしか動きません。
厄介なのは、パイプを再現しているポリですねえ。
設定色でも黄色っぽい色みたいですけど、ここだけ質感がヘボくなりますから。
ま、そこまで拘って作る気もないんですけどね。


お次は

ともかく、脚部完了と。

見た感じ、かなりいい造形だと思います。
今までのポケ戦キットの中で、一番しっかりとした造形なのではないかな。
エッジがもう少し立っていてくれたら文句は無かったのですが、時代が時代ですものね。

そんな訳で、今日のザク改はお仕舞い。

また。

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次は何を作るか・・・
散々迷った挙句、これに決まりました。

今日のザク2改のお時間です。

現在、このキットは異様に品薄になっています。
それと言うのも、ポケットの中の戦争シリーズのほとんどがHGUC化されている中で、これとケンプファーはされていなかったからです。
当時としてはデキがいいのも原因の一つですね。ケンプはいまいちですけど。
しかも、アニメの中では主役といってもいい活躍をし、量産機でありながらガンダムと対等に戦った数少ないMSです。
「です」とか断言していますけど、何にも知りません。見たことありませんから。

ま、劇中の活躍やいつまで経ってもリファインされないことが理由で、旧キットのくせにケンプと同等、異様に品薄の状態が長らく続いていたのです。
旧キットは中々再販されませんしね。

が、この度、めでたくHGUC化が決定し、多くの人が喜んだことでしょう。
これにより、旧キットのザク2改の品薄も意味を成さなくなり、また、デキのいいザク2改が保障されることとなり、今まで頑張って旧キットからコイツを作っていた人は涙したことでしょう。
デキがいいといっても、最近の「どれも同じ感」を醸し出すラインにならないといいのですけどね。
ま、旧キットよりは確実にイイモノなはずですから。

ま、私もHGUC化にビックリした一人ですが、このまま発売されてはコイツを作るモチベが下がってしまうと思い、繰り上げて作ることにしました。
本当は、ポケ戦シリーズのトリとして作るつもりだったのですけどね。

そんな訳で、全景です。


全景

いきなりですが、説明書がありません。
しかも、幾つかのパーツがなぜか組み立て済みです。

これ、中古で買ったのですよ。ブックオフで。
以前、このことを書きましたけど、ずっと品薄のキットが売っているのを見て、思わず買ってしまったのですね。ポケ戦を作り始めていた時期だったので。
ですが、箱を開けて愕然。説明書がない!!

ま、この程度のキットですから、説明書がなくてもなんとなく作れます。

しかし・・・


なぜだ?

武器だけ組み立て済みってのはなんだ?
しかも、変な接着剤を使っているし。

ちなみに、下の銃とロケットランチャーはキットに付属しません。
きっと前の持ち主が、間違って入れたまま売ってしまったのだな。

これを中古屋に売ったのは、小学生とかだったのだろうか?なにがしたいのか、サッパリ分からんです。

他に気になるパーツといえば、


馬鹿なポリ

このポリですね。

ってか馬鹿!バンダイの馬鹿!!

意味わかんないんですよ。ザク特有の各部のパイプがポリです。
このせいで、パイプに塗装ができないじゃないか!!

何を考えて、こういうランナー構成にしたんだろうね?
ポリの色も黄土色みたいな色で、フレーム色とまったく違うし。

全然ダメだよ、この構成は。


頭部二種


贅沢に頭部が二種類付いています。どっちをつけようか迷いますなあ。
作るのは両方ともやろうと思っていますけどね。

このキット。実は第一次現役時代にも作ったことがあるんです。私が小学生のことですね。
それから幾星霜。大人の金と根性に物を言わせて、なるべくちゃんと作ってあげたいですね。
当時はただ組み立てただけでしたからね。

さて、次回から組み立て開始です。
説明書がないですけど、何とかします。

では、今日のザク2改はお仕舞い。

また。

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さて、キット休暇もそろそろ終えて、次のキット作成にかかりたいと思いますが・・・。
いまだ、何を作ろうか悩んでいます。

というのも、四月にアレが発売になって、そしたらすぐにアレを作りたいから、なるべく重たくないものを。
さらに、新しいシリーズを開始してしまうと、途中にアレを入れるのがなんとなく嫌なので、単発で終わるものか、これまでのシリーズ継続でいけるもの。
その上で、いい具合に時間が調節でき、アレの発売と前後してすぐに終われるもの。

一応、キットを作るときは流れを重視して作っているので、意外と多くの縛りがあります。
そんなのは無視してしまえばいいんですけどね。

逆シャア祭りは一気に全部を作りましたけど、その後本気ットではACを三機作り、その裏の息抜きットではポケ戦シリーズを作っているわけです。
ポケ戦もまだ半分しか来ていませんけどね。
結局、ポケ戦を継続したほうがいいのかな。
穴埋めにいいキットを作りたくないですし(モチベが上がらず、勿体ない)、本当に作りたいキットに手を出すと、終わらなかったりもするし。

一番良い選択肢だと思っていたのがHGUCで発売されたばかりのνガンダムなんですよ。
ボリュームも丁度いいし、好きなデザインだし。
でも、逆シャアシリーズはいつか纏めて作りたいと思っているので、今は我慢かなと。
まだ、一つも買っていませんけどね。常時、金欠なもので。

ガンプラは、作るときに買えばよし!
積む必要性は皆無だ!!
でも、旧キットは除く。

それにしてもνガンダム。かなりいいデキのようですね。もうちょっと太ければ、私としては完璧でしたが。
最近のガンダムは、みんなスラっとし過ぎ!!みんな同じに見えるじゃないか。
歴代ガンダムをまったく同じ配色で塗ったら、素人には違いが分からないレベルだぞ!
こんなんだから、ACのように人型としてみると歪な感じの、つまりメカっぽい独特のプロポーションにハァハァするんだ!
つまり、最近のガンダム体型に食傷気味なんだよな。

で、νですが、既にアチコチで部分塗装の完成品がアップされていますけど、どれを見てもいい感じです。
電撃ホビーマガジンで掲載されていたνの作例は良かったですね。顔も引き締まっていたし、脚のラインの変更も私好みでした。

Hi-νの悲劇から一年。この時期にHGUCでνが出るってのは・・・何かあるんだろうか?
きっと何かを考えてはいるのでしょうけど、それを実行に移すかは分からないのがバンダイですね。
Hi-νに関しては、私が望んでいる形の物がプラキットで出ることは確実にないでしょう。MGで分かりました。ハイコンプロで絶望しました。
よって、HGUCで万が一出ても(出ないでしょうけど)、ああいう細めのラインになるのでしょうね。ガンダムらしからぬゴッツイラインではなく。
ゴツさがHi-νの魅力だったのに・・・。

一方で、もしかしたら、HWSは出るかもと思ったり。
ランナーを追加して、一部装甲パーツを差し替えするだけでできるでしょうから、バンダイがやる気なら可能でしょう。
まあ、これも出ないかな。出てもHGUCで逆シャアがすべて補完されたあとに出る程度でしょうね。
逆シャアがそれなりに売れればって条件付で。

どういう順番でバンダイがキットの発売を決めているのかまったく分かりませんけど、ヤクト→リガズィ→νってのは、意外な順番です。
ジェガン→ギラドーガ→リガ→ヤクト→ν→サザビーの順にすれば、徐々に盛り上がるので面白かったのに。
って、これ、思いっきり、私が逆シャア祭りで作った順ですね。アルパは省いてますが。
これは私好みってだけか。

そうそう、今月号の模型誌を見ていて落胆したこと。
アーマードコア関連の情報が乏しかったですね。
今後は色替えが多くなるみたいです。デュアルフェイスやヴィクセンなど。
これも、原油高で先が見えない状態の時に完全新作を余りだしたくないっていうコトブキヤさんの思惑なのでしょうかね。
私もこういう時期に新作はあまり出して欲しくはないですから。

先行き不透明な状態な間は、新作情報を出したくないのかもしれません。
セラフも、もう原型は上がっているのに続報が来ていないってことは、高額になること確実なキットゆえに、現在の状態で発売して売り上げ個数が落ちることを避けたいってことなのかもしれません。
にしても、セラフ。変形できるACとなると、二つ作りたいよなあ。両形態で飾りたいもの。
ガンプラで変形可能と言われても、あまり飛行形態で飾りたいとは思わないのですが、ACだとメカニックの見え方がまったく変わりそうで、両方並べればさらに楽しそうなんですよね。

しかし・・・、あのボリュームのキットを二個同時進行ってのは厳しいな。
パーツ数がどうなるかは全然分かりませんけど、大きいからってパーツがアリーヤより遥かに増えることはないと思うんですよ。それほど変わらないだろうと。
しかし、そのボリュームのキットを二個同時に作るのは、ちょっと冒険が過ぎるのではないかと。
ま、二個買いすることは多分ないと思いますけどね。8000円は確実にするでしょうし。ヘタしたら、万までいってしまうかも。

で、結局、次に私はなにを作るつもりだ?
考えてみれば、私、タイムリーなキットはここ一年以上も作っていないですね。
この一年の間に作ってきたキットは旧キットかACなので、最近の銘入りガンプラ(MGなど)すら作っていません。
MGはおろか、HGUCですら全塗装で作ったことがないので、やってみたいんですよね。

一番最近で、比較的タイムリーだったキットは、デュアルフェイスさんかなあ?
昨年の5月末発売で、完成が11月上旬でしたか。これでも、半年くらいのタイムラグがあるなあ。
アリーヤさんも発売から半年経ってから開始でしたしね。
一番最近の銘入りはフライルーでしたね。HGUCの。これも一年以上も前。
MGとなると、クロボンまで遡るわけですか・・・。

別に奇を衒っているわけではないんですけど、変なキットばかり作りすぎかな。
素直に00関連でも作っていれば、もう少しここに来てくれるお客さんも楽しめるだろうに。

とかいいながら、方針を変えるつもりはないんですけどね。
なんでこういうキットばかり作っているかというと、要は修行なわけです。

例えば、昨年下半期の目標はアリーヤさんでした。
アリーヤさんをどういう仕上げにしたいかってのはイメージとしてあったんです。
イメージとは、色彩から質感まで、すべてを含めた仕上げのことです。色の配色は重要ですし、艶の有無も模型の表現では重要です。
さらに、質感塗装(ドライブラシなどのウェザリングを含めて)も考え合わせると、ウンザリするぐらい無数の可能性があるわけですね。
でも、まずはこのイメージがないと、本気ットは作りたくないんですよ。
なんとなく作ってしまうのは勿体ないし、モチベも上がりませんからね。

んで、アリーヤさんの場合、そのイメージは二通りあったのですが、そのどちらが向いているか?これを検証するために、セレナさんとデュアルフェイスさんはまったく逆方向の仕上げで作ったわけです。
その合間にもポケ戦シリーズで遊びながらも新しいことを実験してみて、アリーヤさんに使えそうなことはないかなって試行錯誤していたわけです。
リックドム2がモチベの関係でやっつけになってしまいましたけどね。

こういう風に、本当に作りたいキットってのがあって、そこへ至る道筋として作ることが多いです。
勿論、セレナさんもデュアルフェイスさんも、現時点での最高傑作を目指して作っていたわけで、ただの実験台にしたわけではないですけどね。

イメージってものを意識しだすと、道筋を固めることが重要になって、そのイメージの具現化のために実験をすることになって、結局中々作りたいキットに辿り着けないって事態になります。
よって、旬を思いっきり逃すというわけです。
アリーヤさんのようによっぽどいいキットならいざ知らず、同じキットを何度も作るのは避けたいので、一回でベストの方向性に仕上げたいのですよ。

この「ベストの」ってのは、そのデザインに合うという意味です。
アリーヤさんなら、曲線や有機的なラインも入っているため、メカ物定番の艶消しではなく、ドライブラシなどもせず、艶あり仕上げだがテカテカの二歩手前が似合うのではないかとか。
デュアルフェイスさんなら、直線・平面が多いため、艶消しのドライブラシが映えるのではないかとか。
これらの仕上げに加えて、色彩も考え合わせ、自分好みのベストをイメージする。そういうことです。

で、現在、こういうイメージができているものはというと、あるにはあるのですが、どれもかなり時間のかかるものなんですよ。
しかも、シリーズとして纏めて作りたいものばかりで、単発ではやりたくないのです。
単発でやれるものもあるのですが、今度は脳内モデリングが不充分で、作る順番(組み立てと塗装が入り混じったキットなのですよ)をちゃんとイメージできないキットばかりなんですよね。

結局、経験値が足りないんです。圧倒的に。
経験値があれば、どんなキットがきても、それにベストな仕上げってものをすぐにイメージでき、上手な仕上げができると思うので。
ただ、仕上げがルーティンワークにはなりたくないですけどね。
必ず艶消しでないとダメとか、曲線の多いデザインは必ずメタリック塗装にするとか、そういう想像力の欠いたことはあまりしたくないです。
それが好きならいいのですけど、何も考えずに毎回同じだったり、誰かの真似だったりは嫌なのです。
楽しみながら作りたいので。

私のようにまだまだ下手な模型野郎は、こういうジレンマを抱えていかなければならないのでしょうね。

で、グダグダと語っているけど、結局、次は何を作るのよ?

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