忍者ブログ
その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
[30]  [31]  [32]  [33]  [34]  [35]  [36]  [37]  [38]  [39]  [40
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

諸君は覚えているだろうか?
およそ二年前、正確に言うなら、1年と11ヶ月と7日前の興奮を。
私はハッキリと覚えている。

その日。何があったのかを。

もはや言うまでもない。そう。賢明な諸君の言うとおりだ。
エルガイムMK2発売!!
その日である。

試作品が出てから、いや、開発中という情報が流れてから随分と時間が経ってから漸く発売されたこのキット。
デキは素晴らしいの一言だった。

アニメでは一回しか両方に装備してなかったらしい(見てないので)バインダーも、イベントでのファンの要望に応えて、両腕に装備できるようにしてくれた。
馬鹿長いバスターランチャーも、しっかりと保持できるようにしてくれたらしい(まだ組んでないので)。
フレームまで設定画として残されているこのデザインを、キチンと再現してくれた。
そして、何より格好いい造形で、エルガイムMK2を21世紀に蘇らせてくれた。
放送当時に出た、1/100フルアクション・エルガイムMK2とは比べ物にならないキットだ。

R3・1/100エルガイムMK2の発売に涙したファンも多いのではないだろうか?
私は非常に嬉しかった。
当時は模型に復帰してから数ヶ月。この世界のことについてまだまだ物知らずだったあの頃だが、丁度FSSとの出会いを果たし、デザインの美しさというものに衝撃を受けた少し後だった。
その頃に、私はエルガイムMK2のキットがR3で出ると聞いたのだ。

私は調べた。
そして、恋焦がれたのだ。
いいデザインとは、時代を超えて尚、素晴らしさを訴えかけるものだ。
エルガイムMK2は文句無く格好いい。発売から23年前にデザインされたものとは到底思えないものだ。

ファーストのデザインを見てみると分かる。
あのデザインは、現代風にアレンジされてこそ、格好よく見えるものだと。
当時の設定画などを見ても、到底格好いいとは思えない。勿論、好きな人もいるのだろうから、一概には言えないが。(万能な答えなどない)
好きな人は、当時の思い入れがあるのだろうと思う。
私もカトキさんが出てくる前から旧キットを弄っていたが、やはり昔よりも今の方が格好いいと思うのだ。
思い入れを抜きにして語れば、今の方が格好いいのだ。

極論を言ってしまえば、当時のファーストガンダムの設定画は、現在に通用しない程度のセンスで描かれていたということだ。
どうか、私がガンダムを貶していると取らないで欲しい。
これは、ほとんどすべての事柄では、当たり前のことなのだから。
昔のセンスが、今ではダサい。当然だ。

しかして、エルガイムのデザインは、20数年前の画稿を見て今尚、格好いいと思える。
なぜか?
簡単である。

根本的に、格好よく見えるプロポーションとはどういうものか?という考察が、ファーストガンダムのデザインから抜け落ちていたからではないか。

上手にアレンジされれば、大抵のものは格好よく見えるものだと、私は思っている。
元が良かったから、アレンジしても格好いいのではないと。
だから、ファーストの設定画が良かったとは私は思わない。
そして、アレンジされたファーストは格好いいと思う。
勿論、これは今になって思うことであって、当時はアレでも格好よかったのは事実だ。
後出しジャンケンで腐すつもりはない。
私も当時は格好いいと思っていた。ただ、より格好よくアレンジされたものを見てしまったあとでは、当時の画稿を見てももう格好いいとは思えないということだ。

ガンダム以降。Zガンダム以前。
エルガイムのデザインは、確実に抜けていた。これは間違いない。
今の目でファースト以降のデザインを俯瞰してみれば、如実に感じるだろう。

人型ロボットデザインで初となる、フレーム構造の概念。
そのフレームまで考えたデザイン。
メカメカしさを追求したディテールとライン。
関節構造にも考察が及び、合理的なデザインをなされた可動部。
それまでと一線を画す、スリムなプロポーション。
主役とは思えない、凶悪な顔。

Zガンダムではエルガイムの方法論を取り入れたのか、デザイン自体はファーストに比べて圧倒的に格好よくなったが(主に面構成やディテール面で)、やはりエルガイムには及ばないと思う。
これは、当時の画稿を見たときに感じる絵としての格好よさの話だ。
現在のカトキさんがリファインしたZや百式などは、素晴らしく格好いい。

当時からずば抜けていて、現在でもなおスタイリッシュさを感じさせるエルガイムのデザインとはなんなのか?
そして、FSSへと繋がるオリジナリティと美しさはなんなのか?
なにより、「ガンダム」的デザインとは一線を画した、数少ないメカデザイン。オーラバトラ。ボトムズ。マクロスと並び、貴重なメカデザインである。

スーパーロボット的デザインの終着点にして、リアルロボットの始点に、今私は触れる・・・
そして、私がガンプラだけしか見えていなかった時代に終焉をもたらし、新たなる模型の地平を示した端緒である永野デザイン。

終わりとしての始まり・・・
prologue as epilogue.

エルガイムの終局。
そして、私の新たな模型道のはじまり。

拍手[0回]

PR

今日のオージのお時間です。

今回は、細部塗装と装甲パーツの接着を行いました。

まずは、細部塗装から。

シリンダー

シリンダー塗装の場合、エルガイムなどはゴールドとシルバーで塗り分けたんですが、今回はゴールドの変わりにカッパーを使ってみました。
本体にゴールドを大量に使うので、他に使いたくなかったんですよ。

使ってみて、カッパーって使いどころの難しい色って気がしました。
いい色なんですが、メタリック塗装に求められる高級感が余り感じられないような。
カッパー=銅なんですから、当たり前ですが。
この辺は使い方次第でしょう。単に私の想像力が乏しいだけだと思います。

次。接着です。


接着

多分、これだけだと思います。
ここで恐いのは、足首のシルバーのパーツと、両肩の丸っこいバインダーですね。
両方ともはめ込みのピンとダボの位置の関係で、接着面が若干開いてしまうんですよ。
なるべく押し付けては見るんですが、やはり手を離すと戻ってしまい・・・。
多分、後から見たら、僅かに隙間が開いていると思います。

分かってはいても、これは現段階では対策のやりようがないですね。形状とピンダボの位置が原因ですから。
足首は一応挟み込んではいますけど、これだけでは怪しいです。
肩に至っては、形状が楕円なので、挟み込むことができません。
仮にできても、円の片側が開いている状態で接着するわけですから、変に力を加えるとかえって隙間が開いてしまうんですね。
この辺は同じ状況になった事のある人なら分かると思いますけど。

ま、後で修正する覚悟をしときます。

そんな訳で、今日のオージはお仕舞い。

次回から、接着待ちを利用して、いつもの様に次のキットの仮組みに入ります。
そのキットは、エルガイムのトリに相応しいあのキットです!!
お分かりですよね?

では。

拍手[0回]

今日のオージのお時間です。

今回は、一番面倒だと思われる作業。フレームの細部塗装のためのマスキングをしました。

早速成果を。


マスキング

これだけですが、かな~り面倒です。
シリンダーのディテールが立体的に造形されているため、単純にマスキングがし辛いです。
さらにサイズが小さいので、テープを細かく切っては微調整して貼り付けてって作業が、延々と続きます。

よって、片脚分やるだけで、小一時間かかります。
二本で一時間半以上です。
はぁ~、疲れた。目がチカチカするし、頭痛もするよ。

まあ、こんなことでへこたれていては、FSSガレキのモーターヘッドは作れないんですけどね。
あっちは、これの何十倍ものマスキング作業を強いられますから。
しかし、こういうことをすると、マスキング要らずの最近のキットは有り難いって実感しますね。

そんな訳で、今日のオージはお仕舞い。

また。

拍手[0回]

今日のオージのお時間です。

今回は、フレームの塗装をしました。
早速、成果を。


フレーム

全景で見ても、前回との違いが分かりませんね。


フレーム色

こんな感じの色にしました。
装甲色がゴールドとシルバーという明るい色なので、フレームは暗めのガンメタってことで。

一部マスキングがしてありますが、ここはコードの類っぽいので、そのまま黒でいいかなと。
一応グレーっぽい色も考えたのですが、それをすると周りのガンメタとの色が近いためよくわからんだろうと思いまして。

そんな訳で、今日のオージは終了。

次回はフレームの細部塗装かな。
少ししかないけど、マスキングが面倒だねえ。

では。

拍手[1回]

今日のオージのお時間です。

今日から塗装開始というときに限ってなぜか雨が降るのは、ダイゼンガー逸騎刀閃以来の私のジンクスでしょうか?
昨日の段階では雪になるかもって言ってましたが、降ったのかな?
夕方はみぞれ混じりでしたけどね。

で、塗装を止めようかと迷ったのですが、なんかムカつくので、試しに塗装してみたらかぶりませんでした。
結構あるんですよね。雨が降ってようが塗装できるときって。
なので、雨にもかかわらず塗装したいときは、なんとでもなる小さなパーツで試してみて、それから決めることにしています。

今回は、フレーム塗装のための下地黒を塗装しました。
というのも、フレームもメタリックに塗装するつもりなので。
いや~、ワンポイントや一部なら、メタル塗装はしょっちゅうやってますけど、全身メタルな塗装は久しぶりです。
ってか、ヤクトドーガ以来ですな。


下地黒

全景ですな。

ただの黒に塗っただけなので、特に書くこともないです。
フレームはガンメタにするのですが、これだと下地黒は要らなかったかな?って思いながらも、まあ一応はやっておこうと思い、なんとなく。

結局、塗装面ではHGHMの中で一番手間のかかるキットになりますね。オージ。
メタリックだから当たり前ですけど。
でも、メタリック塗装は楽しいですからねえ。
パールなどにも手を出したいのですが、なかなか売ってないんですが・・・。
なので、結局はほとんど挑戦できずじまい。

で、そういう塗料や工具各種を売っている貴重なお店だった秋葉原のスーパーモデラーズも去年末に閉店の知らせがありましたね。
一年経ったっけ?ってくらいのスピード閉店です。
これはショックでしたよ。
年納めの時期に、こんな知らせかよと。

ここに行けば、とりあえず物は揃うと安心してましたから。
もっと言えば、FSSガレキなども置いてあって、嬉しかったんですけどね。

3
4回行ったことがありますが、近くのヨドバシに比べれば、確かに閑散としてましたね。
キットそのものの値段がどうしても量販店に及ばないためか、お客さんが少ないって印象でした。
でも、塗料工具などは揃っていたので、是非とも長らく残って欲しいと思っていたのに・・・。

年始に大きな発表をお知らせしますみたいなことを書いてあったので、一部では移転か?なんて言われてるようですが、それはないだろうと思ってます。
移転だけなら、わざわざ「閉店」なんて言わなくていいですし。
で、結局閉店セールの案内なんだろうなと思っています。
移転で済むなら、本当に万々歳なんですけどね。私としては。

とかいって、今ページを確認したら本当に閉店セールの案内をしてた・・・。

キットそのものは量販店やネット通販などで昔よりも遥かに買いやすくはなっていますけど、結局のところ「作る」ために必要な塗料・工具は余り置いてないのが現状なんですね。
なので、どうしてもこういった専門店は必要だと思うんです。
かといって、模型専門店ではなかなか生き残れないのが現実。

キットそのものは高性能化して作り易くなってきましたし、素材のメーカーさんの努力もあって、ディテールアップパーツなども含め、かなり模型を自分なりに作り易い時代だと思うんです。
が、その素材を買う手段がなければ結局は衰退してしまいますね。

なんとか・・・なんとか専門店を残す手段はないものか?
専門でなくともいい。完成品があってもいい。美少女フィギュアが置いてあってもいい。
でも、キットを一通りと塗料工具が大体揃うお店を残せないものか?

衰退はしても滅びることがないのが物作りの趣味です。
しかし、これ以上マイナーになってしまうと作り辛くなってしまうので、いち模型ファンとしては、何とか衰退を食い止めたいと思う次第です。


余談が長くなりました。

では、今日のオージはお仕舞い。

また。

拍手[0回]

<<< 前のページ 次のページ >>>
カウンター
ブログ内検索
プロフィール
HN:
無礼部員1
性別:
非公開
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
最新コメント
[03/21 孝ちゃんのパパ]
[09/11 コスオルモス]
[06/20 コスオルモス]
[05/13 コスオルモス]
[05/13 コスオルモス]
[03/06 政府開発援助]
[12/28 原田 祐嗣]
[05/21 コスオルモス]
[05/15 ラベル]
[05/06 hikaku]
[05/04 NONAME]
[05/02 リコーダー]
[04/23 Matrika]
[03/17 コスオルモス]
[03/04 コスオルモス]
[03/03 コスオルモス]
[02/11 コスオルモス]
[02/11 コスオルモス]
[12/31 コスオルモス]
[12/31 コスオルモス]
[12/27 コスオルモス]
[12/27 コスオルモス]
[12/03 テリー]
[12/01 コスオルモス]
[11/22 コスオルモス]
最新トラックバック
バーコード
アクセス解析
お天気情報
FX NEWS

-外国為替-
忍者ブログ [PR]

photo byAnghel. 
◎ Template by hanamaru.