その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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今日のVF-25・メサイアバルキリー・アルト機のお時間です。
スーパーパック付属版のVF-25も発売され、そろそろ組み立てが終わった方も多いんじゃないでしょうか?
私は、まだまだノーマル機を組み立ててます。
まあ、順々にノーマル→スーパーパック→アーマードパックと作っていこうかと思ってます。
さて、今回は腕部の組み立てを行いました。
腕部といっても、バトロイド形態の時の話で、ファイター形態だと腹になるのですけどね。
では、早速。
ヤケに細かいパーツが多いです。
変形の時、複雑に可動する部分が多いからですね。
ほんと、アッチ行ったりコッチ行ったりの可動をしますね。
で、組みあがると・・・
こうなります。
んで、本体に接続~。
腕以外にも、幾つか細かいパーツを付けますけどね。
キットを組み立てて始めて理解しましたよ。腕の位置とその可動を。
いやはや、本当に複雑。
さて、上面から。
綺麗に収まってますね。腕が。
しかし、こう見ると手のひらが見えて、ちょっと間抜けです。
主翼付け根にある、歪な形の6角形のパーツ。
これが、ビシっと位置が決まりませんね。
色々と弄っていると、まあ何とか綺麗には収まるんですが。
手は、両手が一体化しているパーツを使うので、ぐらつきはありません。
しかし、腕の位置やら関節の曲げやらが合っていないと、見た目で長さが変わってしまうので、ちゃんと調節したほうがいいですね。
そんな訳で、今日のVF-25はお仕舞い。
久しぶりに、短い文章で終わったな。
次回は脚を組んで、本体完成かな?
では。
スーパーパック付属版のVF-25も発売され、そろそろ組み立てが終わった方も多いんじゃないでしょうか?
私は、まだまだノーマル機を組み立ててます。
まあ、順々にノーマル→スーパーパック→アーマードパックと作っていこうかと思ってます。
さて、今回は腕部の組み立てを行いました。
腕部といっても、バトロイド形態の時の話で、ファイター形態だと腹になるのですけどね。
では、早速。
ヤケに細かいパーツが多いです。
変形の時、複雑に可動する部分が多いからですね。
ほんと、アッチ行ったりコッチ行ったりの可動をしますね。
で、組みあがると・・・
こうなります。
んで、本体に接続~。
腕以外にも、幾つか細かいパーツを付けますけどね。
キットを組み立てて始めて理解しましたよ。腕の位置とその可動を。
いやはや、本当に複雑。
さて、上面から。
綺麗に収まってますね。腕が。
しかし、こう見ると手のひらが見えて、ちょっと間抜けです。
主翼付け根にある、歪な形の6角形のパーツ。
これが、ビシっと位置が決まりませんね。
色々と弄っていると、まあ何とか綺麗には収まるんですが。
手は、両手が一体化しているパーツを使うので、ぐらつきはありません。
しかし、腕の位置やら関節の曲げやらが合っていないと、見た目で長さが変わってしまうので、ちゃんと調節したほうがいいですね。
そんな訳で、今日のVF-25はお仕舞い。
久しぶりに、短い文章で終わったな。
次回は脚を組んで、本体完成かな?
では。
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今日のVF-25・メサイヤバルキリー・アルト機のお時間です。
今回は、胴体を組み立てます。
VF-25を組んでいて1番困ったのは、
「人型ロボットのように部位が明確ではないから、区切りを付け辛い。それ以上に、組み立て途中の画像をどう区切っていいものやら」
てことでしたねえ。
ま、その辺は適当に。
では、早速組み立て開始。
なんだね?この部分は、一体どこに付くんだね?
相変わらず、昨日と同じ状況に悩まされます。
で、とりあえずこいつは置いといて、次。
これは分かりますね。首基部です。
で、これらと幾つかのパーツを前回組んだ機首パーツに付けていきます。
おお!なんだか、変形機っぽくなったぞ!
ここで初めて金属シャフトが使われるわけですが・・・なるほど。そういう意味だったのですね。
最初は、なんだって金属なんだろうと思ってました。プラでいいじゃんと。
が、結局は、剛性の問題だったのですね。
変形の時に負荷がかかる場所で、しかも折れたら何にもできない箇所だからこそ、金属で剛性確保したのでしょう。
ん。いいぞ。こういうユーザーのことを考えたやり方は大事だもんな。
「コストが・・・」とか愚痴ったであろう上司を、よく説得して標準装備にしたな。設計担当の方。
いや、知りませんけどね。どういう状況で金属製になったのか。もしかしたら、上司に剛性確保せよと指令を出されて、已む無く採用かもしれませんし。
さて、次です。
これも分かりますね。顔です。
いやはや、しかしなんとも。
いつも組み立てるときは、顔を最後にしていたものです。
なぜかって?こだわりに決まっているじゃないですか。
顔って、キットの印象を1番左右する大事な箇所ですよ。そこを最後に作りたいって気持ち分かりますよね?
美味しいものは取っておく。私の癖です。
だからこそ、積みが増えるんですけどね。
顔三面図です。
キットのも充分格好いいのですが、もうちょっと何とかならなかったのかなって思いました。
いえ、充分格好いいんですよ?
なんつーか、潰れているんですね。
ま、オズマ機が発売されて、謎は解けましたけど。
ファイター形態の時に、スペースが足りないんですね。だから、上下に薄くするより他なかったと。
オズマ機は、顔を上下にスライドさせて潰すようにできるみたいです。これのお陰で、あのお顔を仕舞うことができるんですな。
さて、上え作ったパーツを、機首に取り付けていくと・・・
うん。戦闘機っぽさがさらにアップした!!
次です。
だから、なんの可動部だよ!って感想は置いといて、サクサクと行きましょう。
主翼ですな。
このキットの欠点の1つだと思われる主翼可動基部のオモチャっぽさ。
これはもう仕方ないですね。
こういう構造にしなければ変形はできなかったわけですし。
主翼と尾翼の可動基部には、またしても金属シャフトが使われています。
これってどうなんだろうな?金属だけど、動かしまくってたらプラプラになるんじゃないか?
シャフトは金属だけど、それを保持する穴はプラだしな。
あとですね。主翼の前にある鋭い突起。
これ、マジで刺さりますよ。気を付けて下さい。
ここまで鋭いパーツにしてくれたことに感謝ですが、こういうのを見ると、やはりバンダイエッジなるものが「社内の安全基準を満たすため」なんていうのは嘘だろうなって思いますね。
ある程度本当のことなんでしょうが、こうしてチョコチョコとバンダイエッジをこえる鋭さがでてくると、そんなルール、あってないようなもんじゃないかって思いますし。
大体、90度もないような箇所でもバンダイエッジは存在するわけで、バンダイエッジがなくても刺さらないような箇所に安全基準を厳しくしているのか?って考えるわけですよ。
結局、パーツ抜きの事情やら金型の延命とか、そっちの方が正しいと思います。
さて、胴体部も大詰めです。
主翼をつけた胴体に、上側の装甲を取り付けて・・・
胴体完成!
胴体が完成したはずなのに、このスカスカ感はどうしたものか?!
ま、それが変形機の変形機たる所以ですよね。
よっぽど単純な変形でない限り、装甲の中身は空っぽにならざるをえないわけです。
中身があっては、逃がしどころがなくなりますから。
ま、こいつに関しては、胴体の殆どの部分が四肢に占められているからなんですけどね。
そんな訳で、今日のVF-25はお仕舞い。
では。
~追記~
本当はね、VF-25がマクロスキットの第一弾になる予定じゃなかったんですよ。
ハセガワさんのマクロスキットに敬意と感謝を感じながら、VF-1もしくはVF-0から作るつもりだったんです。
ですが、積みキットやら発売ペースやら抑えられない情熱やらの関係で、VF-25が最初に来てしまったんです。
というか、去年末から決めていたんですが、
「今年は、シリーズや関連性に捉われず、作りたいキットを作るぞ!!」
という決意がありまして、惜しげもなく傑作キットを弄りはじめている訳です。
本来、私は貧乏性な人間ですから、何度も同じキットを買いたくないんです。
なるべく一回で好みの仕上げにしたいんですね。
そのために、キットの完成イメージをまず始めに固めておいて、それに相応しい技術やらを理解してから、本気ットにかかりたいわけです。
だからこそ、旧キットなどで実験し続けていたわけですね。安いし元から格好悪いから、失敗してもどうということありませんから。
が、これだと精神衛生上よくないってことに気が付きました。
作りたいキットを溜めておいてそれほど高いモチベがないキットで実験ばかりやっていると、作りたい物を作れないというフラストレーションが溜まります。
それだけでなく、作りたいキットに対するモチベも下がってしまうんですよ。
正確に言うと、モチベが下がるではなく、「分散する」なんですけどね。
例えば、超作りたかったエルガイムMK2。
作りたいのを我慢して二年。この間に、どれだけ私の心を捉えるキットを購入したことでしょう?
ACだけでも沢山発売され、FSSのキットもプラ・ガレキ問わず手に入れ、マクロスだってボトムズだって・・・。その他、過去の遺産ともいえるキットも手に入れ続けるわけです。
そうなってくると、エルガイムに対する思いは他のキットに分散するんですね。
大好物だって気持ちは変わりありません。
が、作りたいキットが他に山のやまのようにあると、一個に対する情熱ってものは確実に減退しますね。
アレも作りたいし、コレも作りたいわけですから。
これは、積みキットがある人なら、誰でも分かっていただけると思います。
ここで、二通りの考えがあると思います。
1つは、
「なるべく早くこれらのキット全部を仕上げよう」
という、積極的解決思考。
もう1つは、
「どうせ積みなんかなくなりゃしないんだから、一体一体時間をかけるさ」
という開き直り思考。
どっちがいいのか分かりませんが、私としては、後者でありたいと思っています。
折角お気に入りにデザインが、格好いいキットとして発売してもらえたんだから、なんとか自分なりの傑作として完成させたいですからね。
前者の考えで突き詰めてしまえば、結局は長く観賞を楽しめない作品ばかりでてきそうですから。
基本工作なしでも全塗装すれば増しなほうで、極端な話、簡単フィニッシュという最近の「成型色を生かした仕上げ」に行き着いてしまうんですよ。
でも、これをしちゃうと、同じキットを作ったのに、飽きが早いと思うんですよ。
勿論、同じキットでも、作った人の数だけ正解があるわけで、パチ組みだけで完成とするのもいいと思います。
バンダイやコトブキヤさんのキットは、組み立てるだけで高い満足感を得られるようになってますしね。
作った人が満足すれば、それが正解なのが模型ですから、こうすべきって形式は1つもありません。色んな事情がありますからね。
やりたいようにやればいいだけです。
しかし、です。長く観賞を楽しみたいのなら、結論としてはやっぱりこうなるんじゃないでしょうか?
「作った本人が、どれだけのこだわりを持ってキットを完成させたか?」
これが、完成したキットを眺める喜びと楽しめる時間を、飛躍的に高めるのではなかろうかと。
だからこそ、私個人としては、できるだけ好みの塗装したいのです。
折角作ったキットですから、できるだけ長く眺めて楽しみたいですし、塗装がもたらす圧倒的質感を、体感してしまったのですから。
模型において、一番大事なのは造形ですが、それと同等に大事なのは、塗装だと思ってます。
どんなに造形が優れたキットを作ったとしても、塗装が無茶では眺めて楽しめません。
逆に、造形そのものはたいしたことがなくても、塗装が優れていると結構楽しめるものです。
そんな訳で、模型制作において一番手のかかる整面や塗装を、結局私はお座成りにできないようです。
ハナから適当に作ろうとか、実験のためのキットであるならば、手抜きもしますけどね。
となれば、やはり一体一体大事に作るしかないじゃないかと。
作った本人しか分からない自己満足的感慨と感動と思い出に長く浸りたいのなら、手早く完成なんてできないじゃないかと。
だからこそ、作りたいキットから作ることに決めたのです。
どうせ新製品はドンドン発売されるわけですし、作りたいキットは次々と生まれてくるでしょう。
生まれてこなくても、過去の遺産キットの中でも作りたいキットは山のようにあるわけですから。
流れ、シリーズに拘らない。作りたいキットを優先する。
そういうことです。
今回は、胴体を組み立てます。
VF-25を組んでいて1番困ったのは、
「人型ロボットのように部位が明確ではないから、区切りを付け辛い。それ以上に、組み立て途中の画像をどう区切っていいものやら」
てことでしたねえ。
ま、その辺は適当に。
では、早速組み立て開始。
なんだね?この部分は、一体どこに付くんだね?
相変わらず、昨日と同じ状況に悩まされます。
で、とりあえずこいつは置いといて、次。
これは分かりますね。首基部です。
で、これらと幾つかのパーツを前回組んだ機首パーツに付けていきます。
おお!なんだか、変形機っぽくなったぞ!
ここで初めて金属シャフトが使われるわけですが・・・なるほど。そういう意味だったのですね。
最初は、なんだって金属なんだろうと思ってました。プラでいいじゃんと。
が、結局は、剛性の問題だったのですね。
変形の時に負荷がかかる場所で、しかも折れたら何にもできない箇所だからこそ、金属で剛性確保したのでしょう。
ん。いいぞ。こういうユーザーのことを考えたやり方は大事だもんな。
「コストが・・・」とか愚痴ったであろう上司を、よく説得して標準装備にしたな。設計担当の方。
いや、知りませんけどね。どういう状況で金属製になったのか。もしかしたら、上司に剛性確保せよと指令を出されて、已む無く採用かもしれませんし。
さて、次です。
これも分かりますね。顔です。
いやはや、しかしなんとも。
いつも組み立てるときは、顔を最後にしていたものです。
なぜかって?こだわりに決まっているじゃないですか。
顔って、キットの印象を1番左右する大事な箇所ですよ。そこを最後に作りたいって気持ち分かりますよね?
美味しいものは取っておく。私の癖です。
だからこそ、積みが増えるんですけどね。
顔三面図です。
キットのも充分格好いいのですが、もうちょっと何とかならなかったのかなって思いました。
いえ、充分格好いいんですよ?
なんつーか、潰れているんですね。
ま、オズマ機が発売されて、謎は解けましたけど。
ファイター形態の時に、スペースが足りないんですね。だから、上下に薄くするより他なかったと。
オズマ機は、顔を上下にスライドさせて潰すようにできるみたいです。これのお陰で、あのお顔を仕舞うことができるんですな。
さて、上え作ったパーツを、機首に取り付けていくと・・・
うん。戦闘機っぽさがさらにアップした!!
次です。
だから、なんの可動部だよ!って感想は置いといて、サクサクと行きましょう。
主翼ですな。
このキットの欠点の1つだと思われる主翼可動基部のオモチャっぽさ。
これはもう仕方ないですね。
こういう構造にしなければ変形はできなかったわけですし。
主翼と尾翼の可動基部には、またしても金属シャフトが使われています。
これってどうなんだろうな?金属だけど、動かしまくってたらプラプラになるんじゃないか?
シャフトは金属だけど、それを保持する穴はプラだしな。
あとですね。主翼の前にある鋭い突起。
これ、マジで刺さりますよ。気を付けて下さい。
ここまで鋭いパーツにしてくれたことに感謝ですが、こういうのを見ると、やはりバンダイエッジなるものが「社内の安全基準を満たすため」なんていうのは嘘だろうなって思いますね。
ある程度本当のことなんでしょうが、こうしてチョコチョコとバンダイエッジをこえる鋭さがでてくると、そんなルール、あってないようなもんじゃないかって思いますし。
大体、90度もないような箇所でもバンダイエッジは存在するわけで、バンダイエッジがなくても刺さらないような箇所に安全基準を厳しくしているのか?って考えるわけですよ。
結局、パーツ抜きの事情やら金型の延命とか、そっちの方が正しいと思います。
さて、胴体部も大詰めです。
主翼をつけた胴体に、上側の装甲を取り付けて・・・
胴体完成!
胴体が完成したはずなのに、このスカスカ感はどうしたものか?!
ま、それが変形機の変形機たる所以ですよね。
よっぽど単純な変形でない限り、装甲の中身は空っぽにならざるをえないわけです。
中身があっては、逃がしどころがなくなりますから。
ま、こいつに関しては、胴体の殆どの部分が四肢に占められているからなんですけどね。
そんな訳で、今日のVF-25はお仕舞い。
では。
~追記~
本当はね、VF-25がマクロスキットの第一弾になる予定じゃなかったんですよ。
ハセガワさんのマクロスキットに敬意と感謝を感じながら、VF-1もしくはVF-0から作るつもりだったんです。
ですが、積みキットやら発売ペースやら抑えられない情熱やらの関係で、VF-25が最初に来てしまったんです。
というか、去年末から決めていたんですが、
「今年は、シリーズや関連性に捉われず、作りたいキットを作るぞ!!」
という決意がありまして、惜しげもなく傑作キットを弄りはじめている訳です。
本来、私は貧乏性な人間ですから、何度も同じキットを買いたくないんです。
なるべく一回で好みの仕上げにしたいんですね。
そのために、キットの完成イメージをまず始めに固めておいて、それに相応しい技術やらを理解してから、本気ットにかかりたいわけです。
だからこそ、旧キットなどで実験し続けていたわけですね。安いし元から格好悪いから、失敗してもどうということありませんから。
が、これだと精神衛生上よくないってことに気が付きました。
作りたいキットを溜めておいてそれほど高いモチベがないキットで実験ばかりやっていると、作りたい物を作れないというフラストレーションが溜まります。
それだけでなく、作りたいキットに対するモチベも下がってしまうんですよ。
正確に言うと、モチベが下がるではなく、「分散する」なんですけどね。
例えば、超作りたかったエルガイムMK2。
作りたいのを我慢して二年。この間に、どれだけ私の心を捉えるキットを購入したことでしょう?
ACだけでも沢山発売され、FSSのキットもプラ・ガレキ問わず手に入れ、マクロスだってボトムズだって・・・。その他、過去の遺産ともいえるキットも手に入れ続けるわけです。
そうなってくると、エルガイムに対する思いは他のキットに分散するんですね。
大好物だって気持ちは変わりありません。
が、作りたいキットが他に山のやまのようにあると、一個に対する情熱ってものは確実に減退しますね。
アレも作りたいし、コレも作りたいわけですから。
これは、積みキットがある人なら、誰でも分かっていただけると思います。
ここで、二通りの考えがあると思います。
1つは、
「なるべく早くこれらのキット全部を仕上げよう」
という、積極的解決思考。
もう1つは、
「どうせ積みなんかなくなりゃしないんだから、一体一体時間をかけるさ」
という開き直り思考。
どっちがいいのか分かりませんが、私としては、後者でありたいと思っています。
折角お気に入りにデザインが、格好いいキットとして発売してもらえたんだから、なんとか自分なりの傑作として完成させたいですからね。
前者の考えで突き詰めてしまえば、結局は長く観賞を楽しめない作品ばかりでてきそうですから。
基本工作なしでも全塗装すれば増しなほうで、極端な話、簡単フィニッシュという最近の「成型色を生かした仕上げ」に行き着いてしまうんですよ。
でも、これをしちゃうと、同じキットを作ったのに、飽きが早いと思うんですよ。
勿論、同じキットでも、作った人の数だけ正解があるわけで、パチ組みだけで完成とするのもいいと思います。
バンダイやコトブキヤさんのキットは、組み立てるだけで高い満足感を得られるようになってますしね。
作った人が満足すれば、それが正解なのが模型ですから、こうすべきって形式は1つもありません。色んな事情がありますからね。
やりたいようにやればいいだけです。
しかし、です。長く観賞を楽しみたいのなら、結論としてはやっぱりこうなるんじゃないでしょうか?
「作った本人が、どれだけのこだわりを持ってキットを完成させたか?」
これが、完成したキットを眺める喜びと楽しめる時間を、飛躍的に高めるのではなかろうかと。
だからこそ、私個人としては、できるだけ好みの塗装したいのです。
折角作ったキットですから、できるだけ長く眺めて楽しみたいですし、塗装がもたらす圧倒的質感を、体感してしまったのですから。
模型において、一番大事なのは造形ですが、それと同等に大事なのは、塗装だと思ってます。
どんなに造形が優れたキットを作ったとしても、塗装が無茶では眺めて楽しめません。
逆に、造形そのものはたいしたことがなくても、塗装が優れていると結構楽しめるものです。
そんな訳で、模型制作において一番手のかかる整面や塗装を、結局私はお座成りにできないようです。
ハナから適当に作ろうとか、実験のためのキットであるならば、手抜きもしますけどね。
となれば、やはり一体一体大事に作るしかないじゃないかと。
作った本人しか分からない自己満足的感慨と感動と思い出に長く浸りたいのなら、手早く完成なんてできないじゃないかと。
だからこそ、作りたいキットから作ることに決めたのです。
どうせ新製品はドンドン発売されるわけですし、作りたいキットは次々と生まれてくるでしょう。
生まれてこなくても、過去の遺産キットの中でも作りたいキットは山のようにあるわけですから。
流れ、シリーズに拘らない。作りたいキットを優先する。
そういうことです。
今日から、VF-25を組み立てるわけですが、ここで1つ言い訳しておきたいと思います。
私、ミリタリーに関する知識は素人のそれでして、マニアはおろか、ちょっとかじった事のある人なら常識とされるようなことまで、何にも知りません。
なので当然。各部の名称やその目的、果ては「形状はこうなっているべきだ」なんていうことまで分かりません。
なので、これから書く記事に誤りが沢山出るとは思いますが、どうかその辺は生温かい目で聞き流してやってください。
今日のVF-25・メサイヤバルキリー・アルト機のお時間です。
今回からいよいよ組立ですが・・・説明書を見て悩んでましたよ。買ったその日からずっと。
普段、プラキットを作る場合は、今まで作ったのはみんな人型メカばかりだったという理由が大きいのですが、脚から作っていたのですね。
が、このキットはそれができません。
組み立て説明が、ファイター形態でなされているから。
これは困りましたねえ。
バンダイの組み立て説明の順番って結構意味不明でして、組み立てる部位があっち行ったりこっち行ったりするんですよ。紙面の都合なんでしょうが。
頭作ったかと思えば脚だったり。
そうかと思えば腕に飛んだり。
説明順に組み立てると、組み立て済みの部位がゴロゴロと転がるような状態になるのですな。
これは甚だしく邪魔臭いです。
以上のことを理由として、私は我流の組み立て方、すなわち、
「下から順々に組み立てていく」
という方式でやっとるんですよ。
これなら組んだ部分が腰を作った段階から常に一体化されるわけで、しかも常に立たせて置くことができるが故に、組み上げる爽快感が増すんですな。
しかし、ファイター形態での組み立て説明ですから、今までの様に脚から順番に上に上がっていくなんてできません。
で、2分ほど考えましたよ。
「今までのようなやり方で、無理矢理組んでやろうか」
と。
組み立ては甚だ複雑なキットですが、その構造を把握・理解すれば、ファイター形態での説明であろうがなんだろうが、バトロイト形態で組むことは可能ではないだろうかと。
確かにやってできないことはないでしょうが、不毛ですな。
それをしたからといって、どうだというのか?
ただでさえ組立工程ごとに写真を撮らなければならない組み立てフェイズは、時間がかかるのです。キット制作とは別の、ブログ更新とその内容というところで。
その手間に加えて、270くらいあるパーツ一個一個の意味を理解し読み解いて、バトロイド形態で組み立てなんてやっていては、いつまで経っても終わりませんよ。
なので、ここは素直に、ファイター形態で組むことにします。
が、やはり一体化させながら組みたいってのは変わってないので、説明書とは違う順番で組み立てていくことは間違いないです。
長い前置きでしたが、ようやっと本文です。
なにやらMG・Ex-Sを彷彿とさせる、細かく意味の分からないパーツの組み立てが多いです。
今、自分はどこを組んでいるのか分からないという事態になるわけですな。
が、最後の装甲を付ければ分かります。
ここは機首だったんだ!!
次。
これはなんだ?
上と同じ状態で、どこを組んでいるのかサッパリ分からないですが、下の薄っぺらいパーツは観音開きに可動するようです。
・・・ってことは、あそこしかないか?ランディングギア。
ここもなんだかサッパリ分かりませんね。
一番最後につけた装甲パーツから推して、機首の下のほうだと思うのですが。
んで、今まで作った各部分を組み合わせていきます。
はい。コクピットになりました。
やっぱり、ここか。
しっかし、すげえな、オイ。こんだけの部位に、どれだけ細かいパーツを使ってるんだよ。
それもこれも、変形という目的のためですなあ。全部組み立てていない現状では、意味不明な可動箇所が沢山ありますよ。
ここでビックリしのは、パイロットのフィギュアでした。
説明書どおりにフィギュアパーツを切り取って観察すると・・・
上半身しかねえ!!!
バンダイの野郎、やりやがったと思いましたよ。
「クリアパーツのせいで中の人が見えちゃうけど、上半身だけ置いとけばそれらしく見えるし、誤魔化し完璧だよね?」
そんなノリかと。
が、組み立ててみて納得。
シートに下半身がモールディングされていたんですな。
正直、これもどうかと思いましたけど、まあ下半身がない!って衝撃が先にあったためか、普通に許せてしまいました。
しっかし、どうなんだろうね?
MGなんかじゃ、1/100フィギュアなんて普通に別パーツなのに、VF-25では1/72なのにシートと一体成型ってのは。
まあ確かに、見た感じ(あくまで見た感じ。実際には比べてません)MGのフィギュアと同じようなサイズだし、コクピットはただの箱としてしか造形されていないMGとは違って、色々とディテール造形の必要があるVF-25では(中が見えちゃうし)、完全に別パーツで再現するのはスペース上難しかったのでしょうかね?
ってか、1/100と1/72のフィギュアが同じくらいってどういうことだ?
ま、いいや。厳密なサイズ比較はしてないから分からないし、知りたいとも思わないし。
ここで、最初に組んだ尖ったパーツとコクピットパーツを組み合わせて、機首完成!!
いや~、この時点で格好いいんですが。
なんつーか、エアモデルなど小学生のころ、付属接着剤て適当に貼り付けて組んだことしかない私なんで良く分かってないと思いますが、この機首のラインはエロイですな。
これだけ複雑な可動部を内蔵しながらも、綺麗なラインを崩さないってのは、本当に設計者に感謝したいです。
構造は、設計者の努力で編み出されたものですが、それを再現できたのは、バンダイが培ってきた技術のお陰。
やはり、技術屋としてバンダイは優秀だってことです。
マクロスFも、放送が2008年でよかったですな。
これが5年前とかだったら、ここまでの傑作にはなってなかったでしょうから。
さて、VF-25を触ってみての感想です。
パーツ数はMG・Ex-Sに圧倒的に劣るものの、その内容は近いものがありますね。
ちっこくて意味の分からないパーツの連続。
なぜ可動が確保されているのか、完成するまで分からない箇所。
また、組んでみて1番感じたのは、組みやすさです。
C型パーツをはめ込む箇所が多かったり、ABSパーツを組み合わせる箇所が多いですが、悉く組み立てがスムースなんですよ。
なかなかはまらなかったりすることがありません。力ずくで押し込む必要がないんですな。
パーツの接合面も、ピタっと綺麗に合わさります。
これだけ細かいパーツが山ほどあるのにです。
やっぱり、この辺はバンダイの凄いところです。
コトブキヤさんの精度は、バンダイにはやはり敵いませんからね。
バンダイは、模型マニアだけではなくライトユーザー開拓の重要性にいち早く気が付き、そのためのやり方ってのをトライアルアンドエラーで蓄積してきたメーカーです。
企業として色々と問題がありすぎるくらいメーカーですが、この辺は「分かっている」というべきでしょう。
塗装しなくてもきれいに仕上がる、成型色での色分け。
いつでもすぐに組み立てられるようにするための、スナップフィット方式。
組み立てのストレス軽減のため、パーツ精度をより高くする。
これらのことは、他のメーカーさんも見習って欲しいです。
特に、スナップフィットと色分け。
正直なところ、パーツ精度に関しては、バンダイほど高くなくとも、コトブキヤさんのレベルで充分なんですよ。バンダイが異常に優れているだけです。そりゃ、精度が高いほうがいいに決まってますが。
しかし、接着剤が要らない、塗装が要らない。この二点は、ライトユーザーの取り込みにはかなり重要なポイントなんですよ。
これをやったからこそ、あれだけ後からインジェクションに参戦したコトブキヤさんが、現在ではキャラクターモデル業界ではバンダイに次ぐ二番手と目される地位に登ってこれたのですから。
しっかし、バンダイのパーツ精度には驚くなあ。
ガンプラしか作っていない人、新しいキットにしか興味のない人には分からないだろうけど、はめ込み式でこうまですんなりパーツが噛み合って隙間が全然ないって凄いことですよ。
2年前に出たばかりのエルガイムMK2ですが、はめ込みのピンとダボの径差からくる噛み合せの良さは、VF-25に劣るもんなあ。
多分これは、スチロール、ABS双方で、エルガイムMK2とVF-25で若干素材が違うってのもあるんだろうけど。
VF-25の方が、若干プラが軟らかいです。その分、しなりがあるんですな。ABSは特にそうです。
ちなみに、コトブキヤさんのプラは硬いです。
物事ってなんでもそうですが、8割くらいまでやるのは結構できるんですよ。
でも、残りの2割を詰めるってのが、凄くしんどいわけです。
テストでも、70点とることは、そこまでの努力なしでもできるじゃないですか。
でも、90点取るのって、相当の努力が必要なんですよね。
バンダイにしても、10年前の精度で充分な領域に来ていたと思うんですよ。
が、そこから更に精度を上げて、噛み合せしやすい軟らかさも研究しているってのは、やっぱり偉いと思います。
ガンダムという巨大資本があるからこそできることかもしれませんけど、他のメーカーさんも、こういう点も見習って欲しいなと。
あ、でも、タミヤさんやハセガワさんなど、スケールモデルの老舗メーカーさんも、パーツの精度は高いみたいですよ。
私は上にも書いたように、小学生以来、タミヤ製キットは作ってないので分かりませんけど。
ハセガワさんのキットは、なるべく早く作るつもりではいますけどね。
余談が多くなりました。
そんな訳で、今日のVF-25はお仕舞い。
また。
私、ミリタリーに関する知識は素人のそれでして、マニアはおろか、ちょっとかじった事のある人なら常識とされるようなことまで、何にも知りません。
なので当然。各部の名称やその目的、果ては「形状はこうなっているべきだ」なんていうことまで分かりません。
なので、これから書く記事に誤りが沢山出るとは思いますが、どうかその辺は生温かい目で聞き流してやってください。
今日のVF-25・メサイヤバルキリー・アルト機のお時間です。
今回からいよいよ組立ですが・・・説明書を見て悩んでましたよ。買ったその日からずっと。
普段、プラキットを作る場合は、今まで作ったのはみんな人型メカばかりだったという理由が大きいのですが、脚から作っていたのですね。
が、このキットはそれができません。
組み立て説明が、ファイター形態でなされているから。
これは困りましたねえ。
バンダイの組み立て説明の順番って結構意味不明でして、組み立てる部位があっち行ったりこっち行ったりするんですよ。紙面の都合なんでしょうが。
頭作ったかと思えば脚だったり。
そうかと思えば腕に飛んだり。
説明順に組み立てると、組み立て済みの部位がゴロゴロと転がるような状態になるのですな。
これは甚だしく邪魔臭いです。
以上のことを理由として、私は我流の組み立て方、すなわち、
「下から順々に組み立てていく」
という方式でやっとるんですよ。
これなら組んだ部分が腰を作った段階から常に一体化されるわけで、しかも常に立たせて置くことができるが故に、組み上げる爽快感が増すんですな。
しかし、ファイター形態での組み立て説明ですから、今までの様に脚から順番に上に上がっていくなんてできません。
で、2分ほど考えましたよ。
「今までのようなやり方で、無理矢理組んでやろうか」
と。
組み立ては甚だ複雑なキットですが、その構造を把握・理解すれば、ファイター形態での説明であろうがなんだろうが、バトロイト形態で組むことは可能ではないだろうかと。
確かにやってできないことはないでしょうが、不毛ですな。
それをしたからといって、どうだというのか?
ただでさえ組立工程ごとに写真を撮らなければならない組み立てフェイズは、時間がかかるのです。キット制作とは別の、ブログ更新とその内容というところで。
その手間に加えて、270くらいあるパーツ一個一個の意味を理解し読み解いて、バトロイド形態で組み立てなんてやっていては、いつまで経っても終わりませんよ。
なので、ここは素直に、ファイター形態で組むことにします。
が、やはり一体化させながら組みたいってのは変わってないので、説明書とは違う順番で組み立てていくことは間違いないです。
長い前置きでしたが、ようやっと本文です。
なにやらMG・Ex-Sを彷彿とさせる、細かく意味の分からないパーツの組み立てが多いです。
今、自分はどこを組んでいるのか分からないという事態になるわけですな。
が、最後の装甲を付ければ分かります。
ここは機首だったんだ!!
次。
これはなんだ?
上と同じ状態で、どこを組んでいるのかサッパリ分からないですが、下の薄っぺらいパーツは観音開きに可動するようです。
・・・ってことは、あそこしかないか?ランディングギア。
ここもなんだかサッパリ分かりませんね。
一番最後につけた装甲パーツから推して、機首の下のほうだと思うのですが。
んで、今まで作った各部分を組み合わせていきます。
はい。コクピットになりました。
やっぱり、ここか。
しっかし、すげえな、オイ。こんだけの部位に、どれだけ細かいパーツを使ってるんだよ。
それもこれも、変形という目的のためですなあ。全部組み立てていない現状では、意味不明な可動箇所が沢山ありますよ。
ここでビックリしのは、パイロットのフィギュアでした。
説明書どおりにフィギュアパーツを切り取って観察すると・・・
上半身しかねえ!!!
バンダイの野郎、やりやがったと思いましたよ。
「クリアパーツのせいで中の人が見えちゃうけど、上半身だけ置いとけばそれらしく見えるし、誤魔化し完璧だよね?」
そんなノリかと。
が、組み立ててみて納得。
シートに下半身がモールディングされていたんですな。
正直、これもどうかと思いましたけど、まあ下半身がない!って衝撃が先にあったためか、普通に許せてしまいました。
しっかし、どうなんだろうね?
MGなんかじゃ、1/100フィギュアなんて普通に別パーツなのに、VF-25では1/72なのにシートと一体成型ってのは。
まあ確かに、見た感じ(あくまで見た感じ。実際には比べてません)MGのフィギュアと同じようなサイズだし、コクピットはただの箱としてしか造形されていないMGとは違って、色々とディテール造形の必要があるVF-25では(中が見えちゃうし)、完全に別パーツで再現するのはスペース上難しかったのでしょうかね?
ってか、1/100と1/72のフィギュアが同じくらいってどういうことだ?
ま、いいや。厳密なサイズ比較はしてないから分からないし、知りたいとも思わないし。
ここで、最初に組んだ尖ったパーツとコクピットパーツを組み合わせて、機首完成!!
いや~、この時点で格好いいんですが。
なんつーか、エアモデルなど小学生のころ、付属接着剤て適当に貼り付けて組んだことしかない私なんで良く分かってないと思いますが、この機首のラインはエロイですな。
これだけ複雑な可動部を内蔵しながらも、綺麗なラインを崩さないってのは、本当に設計者に感謝したいです。
構造は、設計者の努力で編み出されたものですが、それを再現できたのは、バンダイが培ってきた技術のお陰。
やはり、技術屋としてバンダイは優秀だってことです。
マクロスFも、放送が2008年でよかったですな。
これが5年前とかだったら、ここまでの傑作にはなってなかったでしょうから。
さて、VF-25を触ってみての感想です。
パーツ数はMG・Ex-Sに圧倒的に劣るものの、その内容は近いものがありますね。
ちっこくて意味の分からないパーツの連続。
なぜ可動が確保されているのか、完成するまで分からない箇所。
また、組んでみて1番感じたのは、組みやすさです。
C型パーツをはめ込む箇所が多かったり、ABSパーツを組み合わせる箇所が多いですが、悉く組み立てがスムースなんですよ。
なかなかはまらなかったりすることがありません。力ずくで押し込む必要がないんですな。
パーツの接合面も、ピタっと綺麗に合わさります。
これだけ細かいパーツが山ほどあるのにです。
やっぱり、この辺はバンダイの凄いところです。
コトブキヤさんの精度は、バンダイにはやはり敵いませんからね。
バンダイは、模型マニアだけではなくライトユーザー開拓の重要性にいち早く気が付き、そのためのやり方ってのをトライアルアンドエラーで蓄積してきたメーカーです。
企業として色々と問題がありすぎるくらいメーカーですが、この辺は「分かっている」というべきでしょう。
塗装しなくてもきれいに仕上がる、成型色での色分け。
いつでもすぐに組み立てられるようにするための、スナップフィット方式。
組み立てのストレス軽減のため、パーツ精度をより高くする。
これらのことは、他のメーカーさんも見習って欲しいです。
特に、スナップフィットと色分け。
正直なところ、パーツ精度に関しては、バンダイほど高くなくとも、コトブキヤさんのレベルで充分なんですよ。バンダイが異常に優れているだけです。そりゃ、精度が高いほうがいいに決まってますが。
しかし、接着剤が要らない、塗装が要らない。この二点は、ライトユーザーの取り込みにはかなり重要なポイントなんですよ。
これをやったからこそ、あれだけ後からインジェクションに参戦したコトブキヤさんが、現在ではキャラクターモデル業界ではバンダイに次ぐ二番手と目される地位に登ってこれたのですから。
しっかし、バンダイのパーツ精度には驚くなあ。
ガンプラしか作っていない人、新しいキットにしか興味のない人には分からないだろうけど、はめ込み式でこうまですんなりパーツが噛み合って隙間が全然ないって凄いことですよ。
2年前に出たばかりのエルガイムMK2ですが、はめ込みのピンとダボの径差からくる噛み合せの良さは、VF-25に劣るもんなあ。
多分これは、スチロール、ABS双方で、エルガイムMK2とVF-25で若干素材が違うってのもあるんだろうけど。
VF-25の方が、若干プラが軟らかいです。その分、しなりがあるんですな。ABSは特にそうです。
ちなみに、コトブキヤさんのプラは硬いです。
物事ってなんでもそうですが、8割くらいまでやるのは結構できるんですよ。
でも、残りの2割を詰めるってのが、凄くしんどいわけです。
テストでも、70点とることは、そこまでの努力なしでもできるじゃないですか。
でも、90点取るのって、相当の努力が必要なんですよね。
バンダイにしても、10年前の精度で充分な領域に来ていたと思うんですよ。
が、そこから更に精度を上げて、噛み合せしやすい軟らかさも研究しているってのは、やっぱり偉いと思います。
ガンダムという巨大資本があるからこそできることかもしれませんけど、他のメーカーさんも、こういう点も見習って欲しいなと。
あ、でも、タミヤさんやハセガワさんなど、スケールモデルの老舗メーカーさんも、パーツの精度は高いみたいですよ。
私は上にも書いたように、小学生以来、タミヤ製キットは作ってないので分かりませんけど。
ハセガワさんのキットは、なるべく早く作るつもりではいますけどね。
余談が多くなりました。
そんな訳で、今日のVF-25はお仕舞い。
また。
漸く、手を付けることができます。
近年稀に見る傑作キットと謳われ、バンダイの名を高らしめたこのキットに・・・。
今日のVF-25・メサイヤバルキリー・アルト機のお時間です。
今回から、やっとこのキットを触れますよ。ずっと我慢してましたからね。
発売は2008年9月18日。もう5ヶ月前ですか。5ヶ月といっても、当ブログではタイムリーなキットに含まれますけどね。
何しろ、10年単位で昔のキットを作ることが多いですから。
こんなにタイムリーなのはダイゼンガー・逸騎刀閃さん以来だ。
上に書いたように近年稀に見る傑作キットであると同時に、近年稀に見るヒットとも言えそうです。
アチコチで見かけますね。完成品を。それも、部分塗装ではなく全塗装まで済ませた状態で。
要するに、模型野郎をそこまでさせてしまう魅力が、このキットにはあるってことでしょう。
最近のバンダイは、ガンダム以外のカテゴリでも出しつつあります。出しつつあると言い続けてもう2年近く経ちますけどね。
「本腰」って感じないんですよ。及び腰に見えてしまう。
ガンダム製品において粗製濫造がまだまだ多いですが、ガンダム以外に関してはかなり高品質なのが、最近のバンダイって印象です。
これは、魂スペック超合金などの完成品だけでなくキットでもそうですね。
要するに、ガンダム関連のアイテムが多すぎるため、売り上げが分散し、結果無理矢理コストを抑えざるを得ないからでしょう。
ついでに、立体化されるケースの多いガンダム製品だとデキの比較がしやすいため、良い物悪い物の差がハッキリと出るんですね。
逆に言えば、立体化されることが少ない物は物差しがないため、もっと格好よくなるものでも「凄く格好いい」と思ってしまうってことですけど。
結局この辺は、ユーザーが審美眼を養うしかないですね。
ドラグナーを見ると分かります。魂スペックのオープニングバージョン、通称バリグナーは素晴らしく格好いいデキでした。
が、この間正式に発売決定したマックスファクトリーさんのドラグナーを見ると、こっちの方が明らかに格好いいわけです。
勿論、両者は方向性が違うわけで、一概に比較するのはおかしいですけどね。それでも、一段劣ることは否めないでしょう。
この辺は、色々と立体化されてみて、初めて素人には分かる世界なんですよね。
もっと格好よくできるかどうかってものは。
ともあれ、バンダイのガンダム以外のキットは、近年とても高品質です。
かつて、「ガンダム以外はすべて手抜き」と言われたメーカーとは思えないくらい。
2007年。ここからスタートしましたね。
現在作っているエルガイムMK2。これがガンダム以外でも高品質なキットってものを体現した端緒でしょう。
私個人としては、レイズナーも入れていいと思うのですが、ちょっと微妙な反応も多いので、一応除外しときます。
自分で作って体感しましたが、間違いなくエルガイムMK2は、今後10年残るキットでしょうね。
その後、ウォーカーギャリア。
これまた良いデキでしたね。デキだけでなく、ボックスアートにしても心憎い仕様でした。
R3新作という形ではなく、かつてあったザブングルのキットシリーズの新作という形でだしました。
ウン十年前に発売中止となった1/100へのユーザーの思いを汲んだ訳です。
その傑作キットの流れを持続させたのが、スコープドッグですな。
このキットはキットとして秀逸なだけでなく、パーツ構成が「実機がもしあったとしたら、どういう構造になっているか?」ってのを考えた上で造られているので、組み立ての段階で非常に楽しめる内容になっていますし、上級者ならジオラマやクラッシュモデル作成にも使えるという、キットとしてだけではない素晴らしいクオリティのキットでした。
(参考:http://ga.sbcr.jp/series/sagyou/su/scopedog21c/
ここの記事を読むと、この企画で培われた概念がいかにバンダイのスコタコに影響しているかわかります。特にパーツ構成と造形に。
スコープドッグ21Cのガレキ出るといいですね!!スコタコのプラモを売りたい現在のバンダイが出させるわけないと思いますけど・・・。サイズが違いますけどね。
何年後かでもいいですから、出ると嬉しいです)
バンタコはキットとして充分秀逸だったわけですが、一部に不満が出たのも事実ですね。
肩がいかり肩過ぎる。
脚が長すぎる。
これらのことは、スコープドッグのデザイン根幹にかかわるものだったためか、往年の筋金入りファンには大きな欠点だったみたいです。私としては、あのままでも充分に格好いいと思いますが。(改修されたものを見ると、確かにバランスは良くなっていますけどね)
その欠点は、発売に合わせて出た模型雑誌でいち早く改造という形で解消されました。
結果、全国の最低野郎たちはみんな、この作例を真似たようです。
ここで面白いのは、バンダイの姿勢です。
スコタコのバリエーション、ペールゼンファイルズ版が出たとき(2008年9月)、この肩と股関節に関して、バンダイは新しい構造にして欠点を克服しているんですね。
これは、異常事態ですよ。バンダイとしては。
武器を保持できないという根本的な欠点すら直した事のないバンダイが(雑誌などの宣伝では、しっかりと保持しているのにねえ)、ユーザーの声をいち早く取り入れて修正するなんざ、ほとんど初めてでは?
バンダイ製スコープドッグも、やはり10年語り継がれ、作り続けられるキットになると思います。
私も、何個か作ることになるでしょう。
バンタコに関しては、また作る時にでも熱く語りましょう。
スコープドッグのほかにもファッティなどもありましたしね。
そして、さらにその傑作の系譜は続きます。
VF-25。
どう説明していいものやらって感じですね。何しろ、語りつくされていますから。
あえて言えば、あれほど複雑な変形を内包しながら、ファイター、バトロイド双方でベストとも言えるバランスを保っていることが、1番大きな脅威です。
造形面は、本当に秀逸だと思います。
他の細かい所は、組み立てた後にでも書くとしましょう。
さて、バンダイにおいて、2007年あたりからガンダム以外の傑作キットの系譜が始まったと書きましたけど、実はそれ以前に傑作があるんですね。
MGです。
MG・ダンバイン。
MG・イングラム
MG・グリフォン
他、傑作というにはもう一歩という感じでしたけど、HGHMも同じですね。
HGABに関しては、書きづらいですね。現代の技術でオーラバトラーを蘇らせたってのは素晴らしいと思うのですが、バンダイのいつもの殿様商売ノリがモロに出てしまったというか・・・。
HGABは、個々の造形は割りといいものだと思うのですが、放送当時に出たキットからHGまでの空白期間の間に様々なガレキが生まれて、そのガレキの方向性が新しい価値観-オーラバトラー造形のフォーマットとも言うべきもの-を構築していたことも相まって、昔ながらのファンにもそれほど高い評価を貰えなかったのかなと思ってます。
それでも、アレだけの数を出してくれたこと自体、バンダイとしては頑張ったなと思っております。是非、私もいつか作りたいですね。
さて、ある意味異端とも言える、MGでのダンバインとパトレイバー二種ですが、これも紛れもなく傑作の部類でしょう。
でも、後が続かなかった。これはバンダイ病ですね。
ガンダム以外の傑作の系譜が途絶えてから10年・・・。
現在、またこの系譜が復活しているわけですね。
この系譜が途絶えないよう、バンダイには頑張ってほしいものです。
各カテゴリにおいて、年2~3個ずつでもいいですから、出してくれると楽しいです。
ボトムズ3個。マクロス3個。R3で2個。
個々の数は少なくても、個々のカテゴリを継続してくれれば、全体数は多くなりますからね。
そして、非ガンダムの傑作キットの頂点とも言うべきキット。
それが、現在のところVF-25でしょう。
造形だけでなく、スーパーパックやおそらくはアーマードパックを別売りにするという、バンダイらしからぬ良心的商品展開も、印象に残りますね。
前置きがすんごく長くなりましたけど、早速パーツ確認いきましょう。
全景です。
思ったほどランナーの数は多くないですね。
同じランナーが一枚もないって設計はビックリしました。普通は、両手両脚などは同じランナーですからね。
おそらく、同じランナーを入れるのは設計する人間には楽ですが、無駄にコストが嵩むので、なるべくランナーを減らす方針で、一枚のランナーの限界に迫ったってことなんでしょう。
あと、細かいことですが、ランナーのタグのナンバーがこれまでのようなモールドではなく、切り抜きで書いてありましたね。
裏側からでもAランナーだと確認できるようにするためでしょうね。
これは地味に嬉しい仕様です。
確かこれは、∀ガンダムあたりからなされているんでしたっけ?
最近のバンダイキットは全然買ってないので、良く分かりません。
さて、ランナーの数ですが、
○プラ:13枚(ABSランナー3枚)
ということでした。ポリはありませんね。所謂ポリキャップレスってやつです。
最近、大型キットともなるとランナー20枚前後ってのが当たり前だったので、13枚は少なく感じます。
上に書いたように、コスト削減のためだと思いますが。
さて、パーツ数はと。
○プラ:275個
○金属シャフト:5本
でした~。
やっぱり、割と少ないですよね。パーツ。
サイズも結構大きいし変形もするしで、かなりのパーツ数を覚悟していたんですが、300無いですから。
エルガイムMK2さんに比べて100個以上も少ないですよ。この事実には、ちょっとビックリ。
ここもランナー数削減と同じで、コストを抑えるため、できうる限りワンパーツでっていう指令でも下ったのかもしれませんね。
では、個々のパーツをちょっとだけ確認しましょう。
フレームですね。
気持ちいいディテールが入ってます。スジだけでなく立体的なモールドも入ってますね。
こういうのって好きです。
拳と足首フレームです。
拳。かなりキッチリとした造形になってます。固定指なのが、なにより嬉しいです。
あと、足首のフレームですが、三枚のパーツが重なるような造形ですが、これがすんごく立体的。とてもワンパーツだと思えないくらい。
こういうところは本当に凄い技術を持っているのがバンダイですからね。
バンダイの技術に、他のメーカーさんの造形力が合わさったら・・・。
そんな妄想をしてしまうのは私だけではないはず。
羽です。
白が飛んでさっぱり分かりませんけど、ここにも気持ちいいモールドが沢山彫られています。
いい具合に密度間のあるセンスのいいモールドってのは、私には彫ることが出来ないので、製品の仕様としてやってくれるととても嬉しいです。
一時期、ナンセンスなモールドがガンプラで増えましたけど、最近よくなってきた部分ですね。こういうのって。
多色成型ランナーです。
ここでおや?っと思ったのは、クリアパーツです。
コクピットのキャノピーですが、いつものバンダイならここも色付きにすると思うんですよ。
なぜしなかったのか?
全然分かりませんけど(単純に良い色が出せなかったのかも)、仕様としては模型野郎寄りだとおもいます。
クリアパーツの塗装って、元から色が着いているとどうしてもやりにくかったりするんですよね。
が、こういう風に色なしだと塗り易いんです。
ガンプラと違って、塗装することも考えた仕様ってのも、念頭にあったのではないかな?
それを証明するのが、最後の画像。
最早説明も要らないと思うのですが、機体各部のライン、マーキングはシールと水転写デカールの二種類が入ってます。
基本、シールしか入ってないのがガンプラですが、なぜマクロスでは水転写デカールまで追加したのか?コストが確実に上がるというのに。
やはり、モデラー寄りの視点があったからだと思うんです。
シールより水転写デカールの方が薄いため、ディスプレイモデルとしてはクオリティが上がるんですよね。
要するに、貼った箇所がデコボコしづらいと。微妙にはしますけどね。デカールでも。
VF-25を見ていると、最近のガンプラへのアンチテーゼが含まれているように感じてしまいますね。
組み立ててシールを貼ってお仕舞いというオートマティックな作業ではなく、作る側も色々と試してみろというね。
この流れって、スコープドッグから始まっているように感じます。
スコープドッグの説明書には、バンダイとしては珍しく、よりキットを楽しむための塗装・工作のやり方が載っていたりするんですね。
「もう少し、作る楽しみってのを自分で突き詰めてみては?ただ組んでお仕舞いではなく」
そういうことだと思うんですね。
だからこそ、キャノピーは色なしで、デカールも付属するのでしょうね。
ただの推測ですが。
さて、そんな訳で、今日のVF-25はお仕舞い。
次回から、待望の組み立てに入ります。
楽しみです!!
では。
近年稀に見る傑作キットと謳われ、バンダイの名を高らしめたこのキットに・・・。
今日のVF-25・メサイヤバルキリー・アルト機のお時間です。
今回から、やっとこのキットを触れますよ。ずっと我慢してましたからね。
発売は2008年9月18日。もう5ヶ月前ですか。5ヶ月といっても、当ブログではタイムリーなキットに含まれますけどね。
何しろ、10年単位で昔のキットを作ることが多いですから。
こんなにタイムリーなのはダイゼンガー・逸騎刀閃さん以来だ。
上に書いたように近年稀に見る傑作キットであると同時に、近年稀に見るヒットとも言えそうです。
アチコチで見かけますね。完成品を。それも、部分塗装ではなく全塗装まで済ませた状態で。
要するに、模型野郎をそこまでさせてしまう魅力が、このキットにはあるってことでしょう。
最近のバンダイは、ガンダム以外のカテゴリでも出しつつあります。出しつつあると言い続けてもう2年近く経ちますけどね。
「本腰」って感じないんですよ。及び腰に見えてしまう。
ガンダム製品において粗製濫造がまだまだ多いですが、ガンダム以外に関してはかなり高品質なのが、最近のバンダイって印象です。
これは、魂スペック超合金などの完成品だけでなくキットでもそうですね。
要するに、ガンダム関連のアイテムが多すぎるため、売り上げが分散し、結果無理矢理コストを抑えざるを得ないからでしょう。
ついでに、立体化されるケースの多いガンダム製品だとデキの比較がしやすいため、良い物悪い物の差がハッキリと出るんですね。
逆に言えば、立体化されることが少ない物は物差しがないため、もっと格好よくなるものでも「凄く格好いい」と思ってしまうってことですけど。
結局この辺は、ユーザーが審美眼を養うしかないですね。
ドラグナーを見ると分かります。魂スペックのオープニングバージョン、通称バリグナーは素晴らしく格好いいデキでした。
が、この間正式に発売決定したマックスファクトリーさんのドラグナーを見ると、こっちの方が明らかに格好いいわけです。
勿論、両者は方向性が違うわけで、一概に比較するのはおかしいですけどね。それでも、一段劣ることは否めないでしょう。
この辺は、色々と立体化されてみて、初めて素人には分かる世界なんですよね。
もっと格好よくできるかどうかってものは。
ともあれ、バンダイのガンダム以外のキットは、近年とても高品質です。
かつて、「ガンダム以外はすべて手抜き」と言われたメーカーとは思えないくらい。
2007年。ここからスタートしましたね。
現在作っているエルガイムMK2。これがガンダム以外でも高品質なキットってものを体現した端緒でしょう。
私個人としては、レイズナーも入れていいと思うのですが、ちょっと微妙な反応も多いので、一応除外しときます。
自分で作って体感しましたが、間違いなくエルガイムMK2は、今後10年残るキットでしょうね。
その後、ウォーカーギャリア。
これまた良いデキでしたね。デキだけでなく、ボックスアートにしても心憎い仕様でした。
R3新作という形ではなく、かつてあったザブングルのキットシリーズの新作という形でだしました。
ウン十年前に発売中止となった1/100へのユーザーの思いを汲んだ訳です。
その傑作キットの流れを持続させたのが、スコープドッグですな。
このキットはキットとして秀逸なだけでなく、パーツ構成が「実機がもしあったとしたら、どういう構造になっているか?」ってのを考えた上で造られているので、組み立ての段階で非常に楽しめる内容になっていますし、上級者ならジオラマやクラッシュモデル作成にも使えるという、キットとしてだけではない素晴らしいクオリティのキットでした。
(参考:http://ga.sbcr.jp/series/sagyou/su/scopedog21c/
ここの記事を読むと、この企画で培われた概念がいかにバンダイのスコタコに影響しているかわかります。特にパーツ構成と造形に。
スコープドッグ21Cのガレキ出るといいですね!!スコタコのプラモを売りたい現在のバンダイが出させるわけないと思いますけど・・・。サイズが違いますけどね。
何年後かでもいいですから、出ると嬉しいです)
バンタコはキットとして充分秀逸だったわけですが、一部に不満が出たのも事実ですね。
肩がいかり肩過ぎる。
脚が長すぎる。
これらのことは、スコープドッグのデザイン根幹にかかわるものだったためか、往年の筋金入りファンには大きな欠点だったみたいです。私としては、あのままでも充分に格好いいと思いますが。(改修されたものを見ると、確かにバランスは良くなっていますけどね)
その欠点は、発売に合わせて出た模型雑誌でいち早く改造という形で解消されました。
結果、全国の最低野郎たちはみんな、この作例を真似たようです。
ここで面白いのは、バンダイの姿勢です。
スコタコのバリエーション、ペールゼンファイルズ版が出たとき(2008年9月)、この肩と股関節に関して、バンダイは新しい構造にして欠点を克服しているんですね。
これは、異常事態ですよ。バンダイとしては。
武器を保持できないという根本的な欠点すら直した事のないバンダイが(雑誌などの宣伝では、しっかりと保持しているのにねえ)、ユーザーの声をいち早く取り入れて修正するなんざ、ほとんど初めてでは?
バンダイ製スコープドッグも、やはり10年語り継がれ、作り続けられるキットになると思います。
私も、何個か作ることになるでしょう。
バンタコに関しては、また作る時にでも熱く語りましょう。
スコープドッグのほかにもファッティなどもありましたしね。
そして、さらにその傑作の系譜は続きます。
VF-25。
どう説明していいものやらって感じですね。何しろ、語りつくされていますから。
あえて言えば、あれほど複雑な変形を内包しながら、ファイター、バトロイド双方でベストとも言えるバランスを保っていることが、1番大きな脅威です。
造形面は、本当に秀逸だと思います。
他の細かい所は、組み立てた後にでも書くとしましょう。
さて、バンダイにおいて、2007年あたりからガンダム以外の傑作キットの系譜が始まったと書きましたけど、実はそれ以前に傑作があるんですね。
MGです。
MG・ダンバイン。
MG・イングラム
MG・グリフォン
他、傑作というにはもう一歩という感じでしたけど、HGHMも同じですね。
HGABに関しては、書きづらいですね。現代の技術でオーラバトラーを蘇らせたってのは素晴らしいと思うのですが、バンダイのいつもの殿様商売ノリがモロに出てしまったというか・・・。
HGABは、個々の造形は割りといいものだと思うのですが、放送当時に出たキットからHGまでの空白期間の間に様々なガレキが生まれて、そのガレキの方向性が新しい価値観-オーラバトラー造形のフォーマットとも言うべきもの-を構築していたことも相まって、昔ながらのファンにもそれほど高い評価を貰えなかったのかなと思ってます。
それでも、アレだけの数を出してくれたこと自体、バンダイとしては頑張ったなと思っております。是非、私もいつか作りたいですね。
さて、ある意味異端とも言える、MGでのダンバインとパトレイバー二種ですが、これも紛れもなく傑作の部類でしょう。
でも、後が続かなかった。これはバンダイ病ですね。
ガンダム以外の傑作の系譜が途絶えてから10年・・・。
現在、またこの系譜が復活しているわけですね。
この系譜が途絶えないよう、バンダイには頑張ってほしいものです。
各カテゴリにおいて、年2~3個ずつでもいいですから、出してくれると楽しいです。
ボトムズ3個。マクロス3個。R3で2個。
個々の数は少なくても、個々のカテゴリを継続してくれれば、全体数は多くなりますからね。
そして、非ガンダムの傑作キットの頂点とも言うべきキット。
それが、現在のところVF-25でしょう。
造形だけでなく、スーパーパックやおそらくはアーマードパックを別売りにするという、バンダイらしからぬ良心的商品展開も、印象に残りますね。
前置きがすんごく長くなりましたけど、早速パーツ確認いきましょう。
全景です。
思ったほどランナーの数は多くないですね。
同じランナーが一枚もないって設計はビックリしました。普通は、両手両脚などは同じランナーですからね。
おそらく、同じランナーを入れるのは設計する人間には楽ですが、無駄にコストが嵩むので、なるべくランナーを減らす方針で、一枚のランナーの限界に迫ったってことなんでしょう。
あと、細かいことですが、ランナーのタグのナンバーがこれまでのようなモールドではなく、切り抜きで書いてありましたね。
裏側からでもAランナーだと確認できるようにするためでしょうね。
これは地味に嬉しい仕様です。
確かこれは、∀ガンダムあたりからなされているんでしたっけ?
最近のバンダイキットは全然買ってないので、良く分かりません。
さて、ランナーの数ですが、
○プラ:13枚(ABSランナー3枚)
ということでした。ポリはありませんね。所謂ポリキャップレスってやつです。
最近、大型キットともなるとランナー20枚前後ってのが当たり前だったので、13枚は少なく感じます。
上に書いたように、コスト削減のためだと思いますが。
さて、パーツ数はと。
○プラ:275個
○金属シャフト:5本
でした~。
やっぱり、割と少ないですよね。パーツ。
サイズも結構大きいし変形もするしで、かなりのパーツ数を覚悟していたんですが、300無いですから。
エルガイムMK2さんに比べて100個以上も少ないですよ。この事実には、ちょっとビックリ。
ここもランナー数削減と同じで、コストを抑えるため、できうる限りワンパーツでっていう指令でも下ったのかもしれませんね。
では、個々のパーツをちょっとだけ確認しましょう。
フレームですね。
気持ちいいディテールが入ってます。スジだけでなく立体的なモールドも入ってますね。
こういうのって好きです。
拳と足首フレームです。
拳。かなりキッチリとした造形になってます。固定指なのが、なにより嬉しいです。
あと、足首のフレームですが、三枚のパーツが重なるような造形ですが、これがすんごく立体的。とてもワンパーツだと思えないくらい。
こういうところは本当に凄い技術を持っているのがバンダイですからね。
バンダイの技術に、他のメーカーさんの造形力が合わさったら・・・。
そんな妄想をしてしまうのは私だけではないはず。
羽です。
白が飛んでさっぱり分かりませんけど、ここにも気持ちいいモールドが沢山彫られています。
いい具合に密度間のあるセンスのいいモールドってのは、私には彫ることが出来ないので、製品の仕様としてやってくれるととても嬉しいです。
一時期、ナンセンスなモールドがガンプラで増えましたけど、最近よくなってきた部分ですね。こういうのって。
多色成型ランナーです。
ここでおや?っと思ったのは、クリアパーツです。
コクピットのキャノピーですが、いつものバンダイならここも色付きにすると思うんですよ。
なぜしなかったのか?
全然分かりませんけど(単純に良い色が出せなかったのかも)、仕様としては模型野郎寄りだとおもいます。
クリアパーツの塗装って、元から色が着いているとどうしてもやりにくかったりするんですよね。
が、こういう風に色なしだと塗り易いんです。
ガンプラと違って、塗装することも考えた仕様ってのも、念頭にあったのではないかな?
それを証明するのが、最後の画像。
最早説明も要らないと思うのですが、機体各部のライン、マーキングはシールと水転写デカールの二種類が入ってます。
基本、シールしか入ってないのがガンプラですが、なぜマクロスでは水転写デカールまで追加したのか?コストが確実に上がるというのに。
やはり、モデラー寄りの視点があったからだと思うんです。
シールより水転写デカールの方が薄いため、ディスプレイモデルとしてはクオリティが上がるんですよね。
要するに、貼った箇所がデコボコしづらいと。微妙にはしますけどね。デカールでも。
VF-25を見ていると、最近のガンプラへのアンチテーゼが含まれているように感じてしまいますね。
組み立ててシールを貼ってお仕舞いというオートマティックな作業ではなく、作る側も色々と試してみろというね。
この流れって、スコープドッグから始まっているように感じます。
スコープドッグの説明書には、バンダイとしては珍しく、よりキットを楽しむための塗装・工作のやり方が載っていたりするんですね。
「もう少し、作る楽しみってのを自分で突き詰めてみては?ただ組んでお仕舞いではなく」
そういうことだと思うんですね。
だからこそ、キャノピーは色なしで、デカールも付属するのでしょうね。
ただの推測ですが。
さて、そんな訳で、今日のVF-25はお仕舞い。
次回から、待望の組み立てに入ります。
楽しみです!!
では。
今日のエルガイムMK2のお時間です。
今回は、パーツを限界までばらし、フレームパーツで合わせ目を消したほうが良い箇所の接着をしました。
まずは、ばらした状態から。
はい。これで全部ですね。
肩のフレームで、どうしてもばらせないパーツがありました。これは予想通りでしたけどね。
横から見ると「T」みたいになっているパーツに、はめ込むところですな。んでTの横棒がストッパーとなり、抜けないようになっているんです。
これを無理に外すとパーツが確実に壊れると思います。なので、諦め。
塗装に不便はないし、面倒臭いことにもならないので別にいいですけどね。
フレームにおける合わせ目は装甲の比ではなく沢山ありますけど、そんなにマジメにやる必要も無いかなと。
モールドとして元から誤魔化されている箇所も多いですし、殆どフレームなんて見ませんから(あれ?フレームをいつでも見られる状態で作るって言ってなかった?)。
なので、どうしても見える箇所、ヒールと腿の合わせ目を接着しました。
踵可動の基部は、組み立ての構造上ヒールの処理が終わってから出ないと整面が面倒そうなので、後回しにしました。
しっかし、ばらすのって毎回草臥れるなあ。
壊れそうになるから神経使うし、パーツが多いといつまでも終わらないし。
なにより、形ができたものをバラバラにするってのは、苦痛です。
かといって、仮組みって工程を省き、いきなり接着しながら組み立てるのも恐いんですよね。
構造も良く分かりませんから注意点なども理解できませんし、どこに合わせ目などができ、消すべき&消す必要のない合わせ目の見分けもできなくなりますから。
これプラス。昔のキットなら、いじったほうが良い箇所の確認も仮組みはできますからね。最近の良いキットでは弄る必要はあまりないですが。
そんな訳で、今日のエルガイムMK2はお仕舞い。
次回からは、待望のあのキットの組み立てを開始します。
では。
~追記~
コトブキヤさんから、新作情報が来てましたね。
詳しくは、コトブキヤさんのサイトに行って、販売店向けのページを見るといいと思います。
といいつつ、リンクを貼ってしまいましょう。コトブキヤさんのサイトではないですが。
いちいち、zipをダウンロードして解凍って、面倒臭いですしね。
まずは、スパロボから、ペルゼイン・リヒカイト。
http://www.amiami.com/shop/ProductInfo/product_id/115969
ふむふむ。5775円ですか。結構お高いですね。
このキット。非常に面白いと思います。生物的造形っていう感じではなく、悪魔的造形。ガイコツだけですけどね。
ちょっと惜しいなって思うのは、肩から腕にかけての造形を、もっと生物的にできたらなあってところでしょうか。
適当に凹凸つけただけって感じですから。
まあ、インジェクションの限界として、これは言っても仕方ないところですけどね。
あとは、ガイコツの造形を、もっと禍々しくしたら良かったんじゃないかと思ったり。
背中にクリアパイプで繋げて浮かす方はいいと思うんですけど、前腕と膝に意匠としてのガイコツがもうちょっとって感じです。
スパロボってやった事のないゲームなのでいまいち良く分からないんですが、こういうデザインが多いんですかね?前のラインヴァイスリッターとか。
スパロボのデザインで勿体ないと思うのは、シルエット自体はいいのにディテールが乏しいところですね。
このペルゼイン・リヒカイトも、面がノッペリして見えてしまって、勿体ないです。
ま、こいつの場合は、骨がモチーフだろうからいいんでしょうけどね。
次。
つい3ヶ月前に発売されたハンニバルの陸上自衛隊仕様、増加パーツバージョンです。
http://www.amiami.com/shop/ProductInfo/product_id/115972
正直、これはどうなんだと思いました。
何が問題化といえば、色買えや武器を付属させて見ましたってことじゃなくて、こいつが限定だということですね。
以前書きましたけど、コトブキヤさんもそろそろシリーズを続けるという難しさを噛み締める頃なので、仕方ないのかもしれませんね。
実のところを言えば、私の完全な推測ですが、ハンニバルは全然売れなかったんだろうと思うのです。金型の減価償却すらままならないくらいに。
実際、この通販サイトでもほぼ半額で投売りしてました(現在進行形?)。
発売からたった3ヶ月ですよ。別にこれのバリエが出てたわけじゃないのに投売りって・・・。
んで、何とか売りたいコトブキヤさんが考えたのが、今回の限定版だったのではないでしょうか?
ただの色変えで限定版と称しても誰も買いませんから、ワンポイントつける。
それが、チェーンガンだったのでしょう。
ちょっと欲しいけど我慢していた人もどうせならこっちを買うでしょうし、「限定」の箔を付ければ、PKO版を買った人も買ってしまうかもしれません。
「限定」は、早く買わないとなくなってしまうって、ユーザーを脅迫できますからね。
いろいろな事情で買わずにいた人も、買いに走るかもしれませんね。
しかし、こういうのって、ハッキリと嫌いです。私は。
バンダイを始め、ハセガワさん、waveさん、ボークスさん他。みんなやってますけど、こういうのがユーザーを広げることにはならないでしょうし、喜ばすことにもならないんですよ。
早く売りたい。減価償却したい。それは良く分かるんです。
が、限定版と称して売ることで、その場は売り上げが上がったとしても、後のキットが売れなくなることは明白なんですよ。
金や時間などの事情で我慢していた人が無理に買ったとしたら、「限定版でない」キットは後回しになりますからね。
要するに、限定版で売ったとしても、それは給料の前借りでしかなく、収入そのものは変わらないわけです。
現在、バンダイが久々のPGであるアストレイで、また馬鹿なことをやってます。
初回限定のクリアパーツ付きと一緒に通常版を出すそうです。
一緒に出すのなら、それは別にいいと思います。これまた限定である必要性を感じませんけど。別々の商品にしたら?
問題なのは、限定版は通常版と一緒のアソートでしか入荷できず、それぞれ半々の比率になるそうなんですね。
つまり、人気が集中する限定版を注文の個数仕入れるためには、小売店はその倍の数を仕入れなければならないってわけです。
これまた、小売店潰しですねえ。
こういうことをやっていては、本当に模型趣味が滅んでしまいますよ。
ハセガワさんも、最近のマクロス関連のキットは、大体限定で推してきています。
実際は、既存のキットに新しいデカールをつけただけなんですけどね。
言って見れば、このデカールが限定ってことです。
なんだかね?
デカールによるバリエーションが増えることは、ユーザーにとって嬉しいことです。
が、個々のバリエが限定となってしまうと、やり辛いこと夥しいわけです。
コトブキヤさんのハンニバルはどうなんでしょう?
カラーが限定なんでしょうか?
チェーンガンが限定なんでしょうか?
デカールが限定なんでしょうか?
いずれにしても、金型もデカールももう作ったわけだし、それを限定にする必要性はないわけです。
チェーンガンがレジンキャスト製ってんなら、限定にするのも仕方ないですけどね。
製造に手間がかかりますから。
模型業界各社は、安易に限定商法を使いすぎると思います。
その場は売れたとしても、負債の先送りでしかないですからね。
出してくれただけでもありがたいと思わなければならないってのは、かなり理解できるんですよ。
ハンニバルにしたって、コトブキヤさんだからこそプラキットとして出してくれたわけですから。それだけで、素直に嬉しい。造形がいいから、なおのこと嬉しい。
ハセガワさんのマクロスキットのバリエにしても、面白いところを付いてきているわけです。
VF-22とかのデカールは、本当にいい感じです。ナイスデザインのノーズアートなどを見ると、元となるYF-21よりもこっちの方が欲しくなりますからね。
waveさんのエンゲージSR1の初回限定だって、付属だけ見ればいいものでした。
どちらでも組める仕様になっているわけですからね。
こういうのって、限定版だからこそできる内容ってのもあるわけです。
ハセガワさんのマクロスのデカールバリエなんて、特にそうです。
スポット生産だからこそできる商品展開ですからね。
こう考えると、限定版だから悪いわけではないのですね。一概に。
どういう形にせよ、ユーザーにとって面白いものを提供してくれるってのはありがたいことですから。
メーカーの都合、ユーザーの都合。両者のすり合わせは非常に難しいですが、なんとか考えたほうがいいなあと思う今日この頃です。
限定商法は、キットだけではなく、どこにでもあることなんですけどね。
次。モデリングサポートグッズ。通称MSGから。
http://www.amiami.com/shop/ProductInfo/product_id/115970
http://www.amiami.com/shop/ProductInfo/product_id/115971
両方とも2100円です。割と高いですな。って、これだけの内容なら、当たり前か。
これの輸送ヘリを見ていて思ったんですが、狙いはホワイトグリントとあわせることかもしれませんね。
アーマードコアFAでのCGで、ヘリがホワイトグリントに武器を持ってくるシーンが印象的ですし。
そういうジオラマを意識しているのかも。
他のMSG、装甲車とか格納庫とかを組み合わせれば、すんごく面白くなると思います。
お金もスンゴイことになりそうですけどね。
ハンニバルの所で色々と書きましたけど、やはり意欲的な商品展開をしてくれるコトブキヤさんには感謝です。
アリーヤさんが完成してからもう一年になりますが、様々な事情により、あれ以来ACキットに触れてません。
が、それでもコトブキヤさんの発売してくれるキットに対する私の情熱が薄れたわけでは全然なく、むしろ加熱しています。
コトブキヤさんに期待しているわけです。
これからもドンドンいい商品を作って欲しいと。
無駄な限定などしないで、良質なキットをこれからも連発して欲しいと願っています。
今回は、パーツを限界までばらし、フレームパーツで合わせ目を消したほうが良い箇所の接着をしました。
まずは、ばらした状態から。
はい。これで全部ですね。
肩のフレームで、どうしてもばらせないパーツがありました。これは予想通りでしたけどね。
横から見ると「T」みたいになっているパーツに、はめ込むところですな。んでTの横棒がストッパーとなり、抜けないようになっているんです。
これを無理に外すとパーツが確実に壊れると思います。なので、諦め。
塗装に不便はないし、面倒臭いことにもならないので別にいいですけどね。
フレームにおける合わせ目は装甲の比ではなく沢山ありますけど、そんなにマジメにやる必要も無いかなと。
モールドとして元から誤魔化されている箇所も多いですし、殆どフレームなんて見ませんから(あれ?フレームをいつでも見られる状態で作るって言ってなかった?)。
なので、どうしても見える箇所、ヒールと腿の合わせ目を接着しました。
踵可動の基部は、組み立ての構造上ヒールの処理が終わってから出ないと整面が面倒そうなので、後回しにしました。
しっかし、ばらすのって毎回草臥れるなあ。
壊れそうになるから神経使うし、パーツが多いといつまでも終わらないし。
なにより、形ができたものをバラバラにするってのは、苦痛です。
かといって、仮組みって工程を省き、いきなり接着しながら組み立てるのも恐いんですよね。
構造も良く分かりませんから注意点なども理解できませんし、どこに合わせ目などができ、消すべき&消す必要のない合わせ目の見分けもできなくなりますから。
これプラス。昔のキットなら、いじったほうが良い箇所の確認も仮組みはできますからね。最近の良いキットでは弄る必要はあまりないですが。
そんな訳で、今日のエルガイムMK2はお仕舞い。
次回からは、待望のあのキットの組み立てを開始します。
では。
~追記~
コトブキヤさんから、新作情報が来てましたね。
詳しくは、コトブキヤさんのサイトに行って、販売店向けのページを見るといいと思います。
といいつつ、リンクを貼ってしまいましょう。コトブキヤさんのサイトではないですが。
いちいち、zipをダウンロードして解凍って、面倒臭いですしね。
まずは、スパロボから、ペルゼイン・リヒカイト。
http://www.amiami.com/shop/ProductInfo/product_id/115969
ふむふむ。5775円ですか。結構お高いですね。
このキット。非常に面白いと思います。生物的造形っていう感じではなく、悪魔的造形。ガイコツだけですけどね。
ちょっと惜しいなって思うのは、肩から腕にかけての造形を、もっと生物的にできたらなあってところでしょうか。
適当に凹凸つけただけって感じですから。
まあ、インジェクションの限界として、これは言っても仕方ないところですけどね。
あとは、ガイコツの造形を、もっと禍々しくしたら良かったんじゃないかと思ったり。
背中にクリアパイプで繋げて浮かす方はいいと思うんですけど、前腕と膝に意匠としてのガイコツがもうちょっとって感じです。
スパロボってやった事のないゲームなのでいまいち良く分からないんですが、こういうデザインが多いんですかね?前のラインヴァイスリッターとか。
スパロボのデザインで勿体ないと思うのは、シルエット自体はいいのにディテールが乏しいところですね。
このペルゼイン・リヒカイトも、面がノッペリして見えてしまって、勿体ないです。
ま、こいつの場合は、骨がモチーフだろうからいいんでしょうけどね。
次。
つい3ヶ月前に発売されたハンニバルの陸上自衛隊仕様、増加パーツバージョンです。
http://www.amiami.com/shop/ProductInfo/product_id/115972
正直、これはどうなんだと思いました。
何が問題化といえば、色買えや武器を付属させて見ましたってことじゃなくて、こいつが限定だということですね。
以前書きましたけど、コトブキヤさんもそろそろシリーズを続けるという難しさを噛み締める頃なので、仕方ないのかもしれませんね。
実のところを言えば、私の完全な推測ですが、ハンニバルは全然売れなかったんだろうと思うのです。金型の減価償却すらままならないくらいに。
実際、この通販サイトでもほぼ半額で投売りしてました(現在進行形?)。
発売からたった3ヶ月ですよ。別にこれのバリエが出てたわけじゃないのに投売りって・・・。
んで、何とか売りたいコトブキヤさんが考えたのが、今回の限定版だったのではないでしょうか?
ただの色変えで限定版と称しても誰も買いませんから、ワンポイントつける。
それが、チェーンガンだったのでしょう。
ちょっと欲しいけど我慢していた人もどうせならこっちを買うでしょうし、「限定」の箔を付ければ、PKO版を買った人も買ってしまうかもしれません。
「限定」は、早く買わないとなくなってしまうって、ユーザーを脅迫できますからね。
いろいろな事情で買わずにいた人も、買いに走るかもしれませんね。
しかし、こういうのって、ハッキリと嫌いです。私は。
バンダイを始め、ハセガワさん、waveさん、ボークスさん他。みんなやってますけど、こういうのがユーザーを広げることにはならないでしょうし、喜ばすことにもならないんですよ。
早く売りたい。減価償却したい。それは良く分かるんです。
が、限定版と称して売ることで、その場は売り上げが上がったとしても、後のキットが売れなくなることは明白なんですよ。
金や時間などの事情で我慢していた人が無理に買ったとしたら、「限定版でない」キットは後回しになりますからね。
要するに、限定版で売ったとしても、それは給料の前借りでしかなく、収入そのものは変わらないわけです。
現在、バンダイが久々のPGであるアストレイで、また馬鹿なことをやってます。
初回限定のクリアパーツ付きと一緒に通常版を出すそうです。
一緒に出すのなら、それは別にいいと思います。これまた限定である必要性を感じませんけど。別々の商品にしたら?
問題なのは、限定版は通常版と一緒のアソートでしか入荷できず、それぞれ半々の比率になるそうなんですね。
つまり、人気が集中する限定版を注文の個数仕入れるためには、小売店はその倍の数を仕入れなければならないってわけです。
これまた、小売店潰しですねえ。
こういうことをやっていては、本当に模型趣味が滅んでしまいますよ。
ハセガワさんも、最近のマクロス関連のキットは、大体限定で推してきています。
実際は、既存のキットに新しいデカールをつけただけなんですけどね。
言って見れば、このデカールが限定ってことです。
なんだかね?
デカールによるバリエーションが増えることは、ユーザーにとって嬉しいことです。
が、個々のバリエが限定となってしまうと、やり辛いこと夥しいわけです。
コトブキヤさんのハンニバルはどうなんでしょう?
カラーが限定なんでしょうか?
チェーンガンが限定なんでしょうか?
デカールが限定なんでしょうか?
いずれにしても、金型もデカールももう作ったわけだし、それを限定にする必要性はないわけです。
チェーンガンがレジンキャスト製ってんなら、限定にするのも仕方ないですけどね。
製造に手間がかかりますから。
模型業界各社は、安易に限定商法を使いすぎると思います。
その場は売れたとしても、負債の先送りでしかないですからね。
出してくれただけでもありがたいと思わなければならないってのは、かなり理解できるんですよ。
ハンニバルにしたって、コトブキヤさんだからこそプラキットとして出してくれたわけですから。それだけで、素直に嬉しい。造形がいいから、なおのこと嬉しい。
ハセガワさんのマクロスキットのバリエにしても、面白いところを付いてきているわけです。
VF-22とかのデカールは、本当にいい感じです。ナイスデザインのノーズアートなどを見ると、元となるYF-21よりもこっちの方が欲しくなりますからね。
waveさんのエンゲージSR1の初回限定だって、付属だけ見ればいいものでした。
どちらでも組める仕様になっているわけですからね。
こういうのって、限定版だからこそできる内容ってのもあるわけです。
ハセガワさんのマクロスのデカールバリエなんて、特にそうです。
スポット生産だからこそできる商品展開ですからね。
こう考えると、限定版だから悪いわけではないのですね。一概に。
どういう形にせよ、ユーザーにとって面白いものを提供してくれるってのはありがたいことですから。
メーカーの都合、ユーザーの都合。両者のすり合わせは非常に難しいですが、なんとか考えたほうがいいなあと思う今日この頃です。
限定商法は、キットだけではなく、どこにでもあることなんですけどね。
次。モデリングサポートグッズ。通称MSGから。
http://www.amiami.com/shop/ProductInfo/product_id/115970
http://www.amiami.com/shop/ProductInfo/product_id/115971
両方とも2100円です。割と高いですな。って、これだけの内容なら、当たり前か。
これの輸送ヘリを見ていて思ったんですが、狙いはホワイトグリントとあわせることかもしれませんね。
アーマードコアFAでのCGで、ヘリがホワイトグリントに武器を持ってくるシーンが印象的ですし。
そういうジオラマを意識しているのかも。
他のMSG、装甲車とか格納庫とかを組み合わせれば、すんごく面白くなると思います。
お金もスンゴイことになりそうですけどね。
ハンニバルの所で色々と書きましたけど、やはり意欲的な商品展開をしてくれるコトブキヤさんには感謝です。
アリーヤさんが完成してからもう一年になりますが、様々な事情により、あれ以来ACキットに触れてません。
が、それでもコトブキヤさんの発売してくれるキットに対する私の情熱が薄れたわけでは全然なく、むしろ加熱しています。
コトブキヤさんに期待しているわけです。
これからもドンドンいい商品を作って欲しいと。
無駄な限定などしないで、良質なキットをこれからも連発して欲しいと願っています。
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