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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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さて、今日のフライルーです。

今日は初挑戦をします。スジ彫りです。モールドを彫るわけです。
センスのいいモールドは、キットを本当に格好よくしますからね。ちょっとやってみます。

理屈は分かっているはずです。道具も揃っている筈です。
あとは、技術の問題ですな。これが自信ないわけですが。
元々、器用ではない私ですから、綺麗になんてできないでしょう。
が、頑張ります。


もとの状態

これが元の状態。ノッペリしていますよね。
ちょっとモールドを追加します。


テープで巻く

ラインを引きたいところにテープを貼ります。
で、両面テープでガイドをくっ付けます。テープの上からなのは、私が持っている両面テープだと、ベッタリと糊がパーツにくっ付いてしまうからです。
安物はやっぱり・・・ね。

で、ガイドにそって、デザインナイフを軽く滑らせます。
あとが付いてきたら、力を加えていき、完全に彫れたら、先の太いモールド彫り用の針みたいなのでモールドを太くしました。


初の彫刻

あらら・・・。ちょっとガイドがずれてしまったみたいね。なんかおかしくなっていますよ。
まあ、いいです。どうせやってしまったんですから。
最後までやります。


片方終わり

はい。片方、終わり。

なんか、四角の部分が歪んでいる気がする。
なんか、ラインが汚い。
なんで、俺には綺麗にできないんだ?

もう片方もやっちゃいます。


終了

できました。
一回やっていることなので、前よりも綺麗に、しかも早くできたとは思いますが、やっぱり美しくはありません。

ま、初体験だし、いいでしょう。これで。
格好よくなったかは不明ですが。

しかし、こういう細かい作業は、性に合いませんな。異常にくたびれました。
でも、まだモールドを追加したい部分があるので、頑張ってやります。

それでは、また。


モールド彫りの教訓

○先の太いケガキ棒は駄目っぽい。デザインナイフの裏側だけで充分?

○彫るとき、ゴシゴシと往復せず、同じ力で一方向にのみ動かした方が、モールドの太さ、深さが一定になりやすく、綺麗になるっぽい。

○ガイドを当てるとき、そのガイドはなるべく薄い方がいい。でないと、ナイフなどを当てるときに変な角度が付いて、四角とかが歪む。

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なんだか急にエルガイムmk2の発売が直近だということが分かってきましたね。
ずっと月末。2月25日だと、Hi-νと同日発売だと思っていたのに・・・。
ほとんどのところでこんな感じに書いてましたよね。
でも、

ええ!2月8日入荷!?嘘ぉ!!
さて、アマゾンで予約していたLガイムをどうしてくれようか。
いまんとこ、アマゾンでは25日入荷で28くらいに発送ってなっているけど。
車でいけるトイザラスなら、何百円か安く買えるし(こんなものはどうでもいいけど)、早く買えるわけだし。
といっても、その日にトイザラスに行けるか分からないわけですが。
早く買ったからって、早く作るわけでもないんですが。
クロボン・フルクロスでも言ったように、物事には順序ってのがあって。

そもそも、旧キットなんてまったく置いていないあのトイザラスが、エルガイムなんていう子供が知るはずもない20年以上前のアニメのキットシリーズを、入荷するかどうかも怪しい。トイザラス・オンラインにはありますけどね。実体店舗はどうだか。
5日に更新されるバンダイさんのホビーサイトの発売日を見れば決定事項が分かるでしょうし、8日説が正しいなら、そこから計算すると9日か10日には店頭に出るでしょう。
実際に行ってみて、現物があったらアマゾンはキャンセルかな。

考えてみれば、エルガイムは随分と前に完成してたと思うんですよね。
Hi-νよりもずっと前から情報が流れていましたし。06年の10月あたりで、既に試作品の画像も出てましたしね。
ただガンダム系ではないため、注目度が低かっただけで。
本当のところは、
12月→ストライクフリーダムをクリスマス商戦に出すから延期。
1月→お買い得になったクロスボーンのフルクロスと、どでかい出費を強いる1/350ヤマトがでるから延期。
で、2月になったんだけど、Hi-νの評判が芳しくなくってエルガイムmk2に購買層が流れてしまうから、前倒しして無理矢理クロボンとハイニューの間に捻じ込もう!!
ってことなんだろうなあ。

でも、怪我の功名ですよ?延期したお陰で、よりクオリティは高まっているんですから。
10月の段階では、シールドみたいな奴。左腕にしか付いてなかったんですから。
それがファンの熱い要望があったお陰で、両腕に装着させたんですから。
やっぱり、開発期間と品質ってのは正比例すると思います。
明らかに急いで作ったHi-νは、ちょっと・・・なデキですから。


んなわけで、相当ハイクオリティだと思われるエルガイム。確認しておきましょうか。

http://www.toysdaily.com/discuz/viewthread.php?tid=12447&extra=page%3D1

例によって、大陸の方のサイトですな。
やっぱ、永野護さんのデザインって抜けてますね。メッチャ格好いいです。FSSはもっと抜けてますが。
こういった禍々しい感じの、メカとも金属生命体ともつかないデザインって好きなんですよねえ。
ガンダム系の、ある種「閉じこもったデザイン」とは一線を画していると思います。

永野さん。この解脱してしまったデザイン力のせいで、ガンダム系MSのデザインはかなり却下されたみたいですけどね。
ま、確かに、ガンダムとはとても同じ世界のデザイン、技術だとは思えませんから、デザインの統一感という観点からすると、玩具メーカーから強制的に下ろされたというのも分かりますけど。

最近知ったんですが、ロボットに骨格(=フレーム)を導入して、こいつが動くことでメカが可動するって概念を最初に考え付いたのは、永野さんらしいです。
ガンダムの世界で言うところのムーバブルフレームってやつですね。
今のMGも、永野さんの遺産があってこそってところでしょうか。

戯言が長くなりすぎました。


さて、今日のフライルーです。

今回は、前回力尽きて塗らなかった(忘れてた・・・)部分を塗りました。


赤と金

赤い点と、金色の所ですな。
これっぽっちですが、意外と大変です。金色の所、こんなに小さいのに、塗りスジができています。
何とかならぬか!!

一応、工夫してみました。
「2回重ね塗りをする→トップコートを拭く→もう一度塗る」

でも駄目でした。トップコートが溶けてしまうんですな。ま、同じ溶剤を使っているわけですから当然といえばそうですが。
金色って、それほど隠蔽力は高くないみたいですな。ちゃんとサーフェイサーを使った方がよかったかも。
スラスター内部と違って、それなりに目立つ部分だし・・・。
でも、サフを拭いたからって、スジは消えないんだよなあ。旧キット1/100ガンダムで経験あるし。下地どうこうじゃないんだよね。

要するに、下地が溶けてしまうから、塗っても塗ってもスジが消えないわけで、塗膜がさらに厚くなるわけで。
下地を溶かさない方法ってあるのかな?丸一日乾燥させれば、かなり溶けにくくなるのなら、まだやりようもあるけど。
私、水性アクリル塗料を使っていますが、1時間程度しか乾かさないでやっているんですけどね。
いや、そもそも塗膜が均一の厚さにならないからスジができてしまうわけで、筆で均一にする術はあるのだろうか?
塗膜を均一にして、重ね塗りしたときに下地を溶かさないようにできれば、筆でもエアブラシに匹敵するクオリティを出せるんですけどね。
無理か・・・。

気力があったら、塗装を落してもう一度やってみようかな。マスキングしてサフを拭いて。
実験としてね。
面倒くせえなあ、しかし。

赤い部分。食み出していますが、乾いたら、余計なところは削り落とします。

塗装って、本当に面倒臭いですな。やっていて、まったく楽しくない。エアブラシを買っても、この辺は変わらないかも。
圧倒的に綺麗にできるわけですから楽しくなるのかもしれませんが、その分、マスキングがね。
最近のキットは色違いの部分で別パーツ化してくれていますから、あまりマスキングをしなくてもいいみたいですけど。

そんな訳で、また。

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今日、本屋に行ったついでに、目に留まったホビージャパンという模型雑誌を立ち読みしてみました。
初めてこの手の物を見るわけですが、なんですな。あまり面白くないかと。
ほとんど新製品のPR雑誌ですな。模型雑誌(ホビー雑誌)ではないです。

まあ一応、プロの観点から、「ちょっとした改修でこんなに格好よくみえるよ」ってのが載っているので参考にはなるのですが、面白い作例とかあんまりないですね。
一個だけ、ケンプファーを思いっきり弄った(ほとんどフルスクラッチみたいだけど)作例は面白かったです。
脚の後ろがモーターヘッドみたいになっていて。
これをもう少しページを増やして細かく作成手順とかを載せれば、「簡単な改修」なんてコーナーを作らなくてもいいのでは?

要は、読者がプロのやっている作例を元にして、自分ができる範囲でやればいいわけですから。
プロのやったことを、読者が自分で拾っていけるような記事構成にすれば、無駄にコーナーを増やさずともいいわけです。

で、減ったページ数分だけ、昔のキットなどを改造してみたりすれば、これまた面白い読み物になると思うんですけど、それは私好みの論点ですね。

あと笑ったのが、2月の新製品、エルガイムMK2Hi-νの記事です。
見比べて、「全然、デキがちがうなあ」と感じてしまいました。
ハイニューは塗装して、ポーズを付けて、角度も付けて、一生懸命格好よく見せようとしているわけです。素立ちは、ちっちゃい写真でありましたが。私がよくやる三面図で。
あれ、自分流のつもりだったけど、みんな
考えることは一緒なんだねえ。

一方、エルガイムMK2は、素組み無塗装、墨入れもなしで、素立ちポーズがでかく載っていました。それでも、相当格好いい
フレームのみの写真もありましたが、これまた良くできているなという感じ。
可動範囲が広いとかありましたが、模型は格好いいフォルムを造型するのが基本なわけで、物凄くよく動く必要性はないと私は思っております。
動くことは確かに楽しいのですけど、可動のためにフォルムを殺して欲しくはないなと。

この新製品二つ。格が違います
エルガイムMK2。間違いなく
買いです。

やっぱり、開発期間の長さは、製品のクオリティに正比例するってことでしょうかね?
バンダイ社内のノルマのことは知りませんが、やっつけ感の漂うHi-νと、練りこんだエルガイムMK2、という印象。
そのくせ、値段はν:7000円とエル:5500円。
エルガイムの方が安いのに、変形ギミックがあって(たいしたものではなさそうですが)、スタンド(Hi-νもあるけど)も付いてくるわけですよ。

2月は注目の製品が多いですが、どっちを取るか、考えるまでもないですね。


さて、
今日のフライルー、開始です。

とりあえず組んだままでは塗装が難しい箇所は塗り終わったので、合わせ目の接着をしました。


合わせ目消し必須部分

お静かに・・・接着中です。

おそらく合わせ目を消す部分はこれですべてだと思います。
え?結構ある?
そうかな・・・。たいしたことないでしょ?こんなのサクサクと終わりますよ!!
合わせ目消しって嫌いじゃないです。部分的に難しいところはありますが、綺麗に合わせ目が消えていると嬉しいですしね。
乾燥待ちが退屈ですが・・・。さらに失敗していると憂鬱ですが。

んな訳で、しばらく待機です。

待機中にできることは、アレとソレだな。ちょっとやってみよう。

では、また。

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クロスボーンガンダム・フルクロスが発売されて早一週間。もう完成したって人も多いんじゃないでしょうか?
フルクロス、結構売れたみたいですね。アマゾンでは2回も在庫切れになっていたし。他のところはまだあるみたいですが。

私はと言えば、入手はしましたがそのまま積んでます。物事には順番があるので、フルクロスに幾ら興味があっても後回しです。
だったら発売日に買う必要もないわけですが、そこはそれ。漢の心意気です。

フルクロスに取り掛かれるのは一体、いつになるやら・・・。


さて、今日のフライルーです。
今回からいよいよ部分塗装に入ります。

いつだってそうですが、塗装に入るときは憂鬱です。相当の覚悟と気合いが必要なのです。
だってですよ。折角格好よくなっているキットを一度ばらさなくてはならないんですから。
しかも、筆塗りなので恐ろしく時間がかかるし、手間をかけても汚いし。

はあ・・・

でも頑張ります。

ばらす前、素組みのままの最後として、フライルーさんの生前のお姿を残しておきました。
クロスボーンガンダムさんと比較しています。


クロスボーンとフライルーの比較

はい。ほとんど同じか、下手をするとフライルーさんの方がボリュームがあるように感じてしまいますね。
クロボンが小さいと考えるべきか、フライルーが大きいと考えるべきか。

ま、発売されたばかりのフルクロスならボリューム倍増ですから、普通の1/100と同じかそれ以上でしょう。

両方とも非常に格好いいデザイン、キットだと思います。私は大好きです。
ここで、疑問になるのは、「果たして俺は、シンプルとゴテゴテ。どっちが好きなのだろうか?」ですな。
この二つのデザインは対極にあると思うのですよ。

クロボンはシンプルで、曲線、曲面主体のデザイン。
フライルーはゴテゴテで、直線、平面主体のデザイン。

どっちもいいですねえ。
70年代と最近の車のデザインもこんな感じですよね。対比が。
分かり易く例えるなら、

活動的で元気印の可愛い娘。
おしとやかで優しげな可憐な佳人。

どっち?って感じですか。違いますかそうですか。


ま、そんな話は置いておいて、塗装部分です。


塗装部分

ほとんどスラスターだけですな。
本当はもう少し塗る予定ですが、今日塗ったのはこれだけです。

が。
これだけといってはいけないのです。
この塗装作業に、なんと正味3時間もかかっているんですから。
壊さないようにばらして、中身をゴールドに塗って、もう一回塗って、さらに塗って。
次に外のシルバーを塗って、もう一回(略)。

んで、今回は試しにツヤありトップコートを拭いてみました。金属の色なので。
まったく変わっていない気がしますね。ツヤ。

ええ、塗膜は厚いですよ。仕方ないじゃないですか。塗りスジになるんですから。これでもまだ金色の部分は相当残っていますがね。
無理です。
モールドとかエッジ部分にばっかり塗料は集まりやがるんですよ。

毎度のことですが、恐ろしくくたびれ果てました。

そんな訳で、また。

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変な話ですが、私、比較的鼻がいいようで、色々と匂いを嗅ぎ別けられる人なんですね。
例えば天気です。雨が降りそうなとき、大抵匂いで分かります。「こりゃ、しばらくしたら降り出すぞ」と。
この私の天気予報。外れたことがありません。ええ、嘘じゃないです。キッパリ。

世界の匂いは、季節によってもまったく違うのです。
どう違うのか、どんな匂いがするのか説明しろと言われると困ります。匂いって説明しようがないですから。
試しに、皆さんが毎日嗅いでいるウンコの匂いを頭の中で説明してみてください。
無理でしょ?臭いってのは、説明になってませんよ。
が、無理に説明するとこうなります。

春:芳しい匂い。非常にやわらかく、安心する。
夏:ムっとくる、ちょっときつい匂い。厚みがあり、どことなく押し付けがましい。
秋:春に近いが、それより中身が薄い感じで、空虚な感じ。
冬:かなり硬質の匂い。季節ごとの匂いの中で、一番新鮮な感じ。

さらに、時間帯によっても違ったりするのです。
一番、季節の匂いが強いのは、大抵夜です。日が落ちてから。夏だけは例外で、朝が一番、匂いがきついですね。そして、昼と夜とはまったく別物の匂いがします。

もっといえば、季節の変わり目が、一番匂いを敏感に感じ取れる時期です。
9月なぞは、昼は夏で、夜は秋ですから。

と、偉そうに自説をのたまってきたわけですが、みんなそれぞれ季節ごとの匂いを感じているんでしょうか?
あまり、こういう話を他人とすることがないので、よく分からなかったりします。

で、ここで折衷です。
この匂いという、いわゆる人間が最も雰囲気として感じてしまう要素と、具体的イメージとして捉える感覚である視覚、聴覚を組み合わせるのです。

例えば春の早朝。
朝焼けを眺めながら聞くのです。
ベンさんの「スタンドバイミー」を

例えば晩夏。
秋風が吹き始めた時期に、ちょっと田舎にドライブ。
蜩の声を聞きながら、クラプトンの「レイラ」を聞くのです。

例えば秋の夕暮れ。
半年振りに着たコートで着膨れしながら聞くのです。
パッヘルベルの「カノン」を。

例えば真冬。
糞寒い風に吹かれながらも、暖かい陽射しをあびて聞くのです。
デュラン・デュランの「オーディナリーワールド」を。

そんな感じでやると、とてもいい気分に慣れます。
四季っていいですね。どの季節も、素敵だと思います。
夏の暑さは大嫌いですけど、その情景は大好きです。陽炎。緑に萌えた山。こだまする様なセミの声。

よく分かりませんが、単純に格好いい曲と、心に響く曲って違うと思うんですよね。
書いた人が、なんらかの季節をモチーフに書いたのではないかというような曲が、一番脳裏に焼きつくような気がします。

音の連なり(=曲)から情景が想起できるって凄いことだと思いませんか?
一流の作曲家は凄いのですよ。

そんな今の私は、アマデウス君のアヴェ・マリアを聞きながらこれを書いています。

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