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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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ジェガンの接着乾燥待ちを利用して、時間節約のため逆シャア祭り第二段に入ります。
今回からプラモシリーズではNo.6のギラ・ドーガさんを作っていきたいと思います。

さて、今日のギラ・ドーガの開始です。
まずはパーツチェックから。


ランナー一覧

一覧です。

ランナー数。
プラ4枚。
ポリ1枚。
計5枚。

パーツ数。
プラ101個
ポリ13個。
計114個。

ジェガンさんに比べて、かなりパーツ数が増えていますね。
それというのも、ギラドーガさんは武器が非常に多くなっているからです。
ランナー一覧の写真では、右上のがそれですね。

ポリパーツは、残念ながらジェガンさんと共通です。
ってか、ジェガンの巻きでも書きましたが、シリーズでこのポリは共通です。


気になるパーツチェックをしてみましょう。


モールド綺麗

これ。当時としては、かなり精巧なモールドですよね。どこに使うのだろうか?


沢山の武器

武器ランナー。
非常に多いです。
このキット。ジオンの量産機ということを反映してか、指揮官機用と一般機用のライフルが両方付いています。


やっぱりビス

やっぱりビス登場。
このシリーズの定番ですね。

ジェガンさんでもそうでしたが、今回も使わないと思います。


箱の大きさ比較

ジェガンさんとギラドーガさんの箱比較。
ギラドーガさんの方が、縦横高さ。すべてにおいて1~2cmくらい大きくなっています。
ランナーも一枚多かったですし、同じ量産機の割りに、ギラドーガさんの方が高級感が漂っていますね。

さて、今回から始まるギラドーガさんですが、個人的にかなり期待しています。
というのも、ジェガンさんとは違った構造を持っていてちょっと面白いからです。
さらに、デザイン的にもジェガンさんより好きですからね。

そんな訳で、今日のギラ・ドーガはお仕舞い。
次回から組み立て開始。


~戯言~

この間、夜中11時過ぎ。仕事帰りに駅前を歩いていたんですよ。ボンヤリと。
そしたら、目の前で道路を横切った人が、「ドスン!!」と音をたてて倒れるじゃないですか!!
ビックリです。何事かと歩く速度を落として見ていたら、グデングデンになった酔っ払いなんですね。
おいおいと。この時点で興味を消失しましたが、何しろ車道に寝ているわけです。
どうにかした方がいいかなとおもったら、目の前にいたカップルの男の方が興味津々で、立ち止まって見ているわけです。
じゃあ、こいつが何とかするだろうと思って、私はさっさと行こうとしたんですよ。

その後、当然車が来ます。
あの男はどう裁くのだろうか?と振り返ってみてみたら、酔っ払いの側に立っているだけなんですね。何にもしていない。
酔っ払いを動かすでもなく、近づいてくる車に対して手を上げて注意を促すようなことすらしていない。

もう馬鹿かと。このカップルは阿呆かと。
任せて置けないので、急遽踵を返し、酔っ払いの側へ。
「大丈夫ですか?歩けますか?」
言っても駄目なんですよね。自分がどういう状況かは分かっているんですが、酔っ払いですから、どうにもできないんですよ。
駄目モトで、
「歩道まで移動しましょうよ」
そういっても、「すいません、すいません」を連呼しているだけなんです。
こりゃあ駄目だと思い、強引に動かすことにしました。

「すいません。そっちを持って貰っていいですか?」
さっきの馬鹿ップル男に声をかけます。
そこで、この男は完全に馬鹿を証明しました。
「ういっす(くわえ煙草で、だるそうに)」
はあ?ういっす?なんだそりゃ?俺、お前の友達じゃないぜ?他人だぜ?口の聞き方を知らないのか?この小僧は。

イラつきを抑えて、脇から酔っ払いを抱えあげます。
二人で歩道の端まで運んで、あとは何にも言わずに帰ってきました。
そこなら寝ようが吐こうが、たいしたことにはなりませんからね。

もうね、この男。駄目だなと。
二枚目なんですな。ジャニーズ系、つまり女顔のフヤケ面ってことですが。
彼女の前で格好付けたかったからチョッカイ出したんでしょうが、何にもできないんですな。自分一人では。ボサっと突っ立っているだけ。
首から上についている丸っこいものは飾りかと。
女を口説くことはできても、酔っ払いの対応一つできない。
こういう小僧を、私は個人的に「チンコ野郎」と呼んでいます。
主体性を持って能動的にする(できる)ことは、女に関係するものだけ。
他の事は何一つ一人ではできない坊や。小僧ですよ。

女もね。怖いのか関わり合いになりたくないのか知りませんが、距離を置いて眺めているだけなんですよ。
おいおいと。お前の馬鹿彼氏がしようとしていることを、少しは手伝ったらどうだと。
二人いれば、とりあえず酔っ払い一人運ぶことぐらいできるだろうと。

二人揃ってこのざまですよ。何にもせずに、ってかどうしていいか分からずにボンヤリしているだけ。
猿か貴様らは。
チョッカイ出すなら、最後までやったらどうだ?
何の覚悟もなく、また何にもできないんだったら、関わり合おうとするな。
格好付けたいのなら、目立ちたいだけなら、もっとどうでもいいところでやれ。
今は、下手すれば車に轢かれて、死人が出るかもしれない状況なんだよ。

本当にねえ。幾つなのか知りませんが、二十歳は過ぎてますよ。
もうちょっとマシな大人になろうぜ?坊や。


では。

拍手[1回]

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さて、今日のジェガン開始です。
今回で一応、改造に決着とします。
プラキットってのは、改造をやりだすと終わりが見えなくなりますな。細かい事を言い出すと切りがない。
そして、モチベダウン。
楽しめる範囲でやるのが一番ですよ。(←言い訳)

そんな訳で、細かいところはかなりいい加減に済ませてしまいましょう。


肩整形

腕関係。
今回、最も面倒くさかったところです。
パテをくっ付けてそのままの状態が左、整形したのが右ですな。

上腕の回転軸も、ちゃんと位置があっていなかったらしく、また接着した棒が曲がっていたらしく、少しずれていますが気にしません。


バックパック内部

これもどうしていいのか、最後までわかりませんでした。
で、結果、暴挙にでました。

内部の穴を塞ぐにしても、内部の形が複雑で、プラ板をどう切り取ればいいのかも分かりません。
よって、曲がりまくっているところに適当に塗料を塗ってしまいます。
で、そいつをプラ板に押し付けました。
要は版画ですな。

で、こいつで形を出していったのですが、やっぱり合わない。
しかも、見て分かるとおり、真ん中の一番大きなスラスターの接続部が出っ張っているのですな。
こいつのせいで、キッチリと密着できない。

これらの問題を解消するには、スラスターノズルの接続をすべて作り直さなければなりません。
非常に面倒臭いです。
ちっこい方は上手く稼動するわけですが、これも生かしておきたいですからね。
そうすると、面倒な上に困難です。私には。
なので、知ったことかよ!!とばかりに強引にプラ板を接着です。

なんとなく穴がふさがっているように見えればいいんだよ、ヘンだ。

次。膝裏ポリ隠し。


膝裏ポリ隠し

これは簡単でしたね。
色々と小難しいことを考えていましたが、やっぱり単純に物事を考えた方がいい結果が出るみたいです。

こんな感じにプラ板を貼り付けてやれば・・・


こんな感じに

隠れます。
もう少し周りの曲線に合わせた形の方が自然なのですが、そうすると膝を曲げられなくなりそうで・・・。
実際、これでもちょっと可動範囲は狭まっていますし。

いまいち実験できないんですよねえ。
実験するにはプラ板を固定しなくてはならないんですが、こんな小さなものですから、固定するとなるとどうしても接着が必要になってしまう。

ああ、ジレンマ。

ま、そんな訳で、かなり妥協して改修終了しました。
いつも通りの三面図。


三面図

ま、外観はまったく変わっていませんよね。
外観を変えられるほどの技術と知識は持っていないので。
大体、利きガンダムすらできないわけですから。

結局、腿も弄りませんでした。これでいいんじゃないかと思ったので。

あと、バックパック内部ですが・・・


バックパック

こんな感じになりました。
まあ、前より穴感はなくなっていますね。ヘンな段差は気になりますけど。

スラスター内部がおかしな形になっていたので、以前グフカスタムで使った丸イチモールドを接着しました。

後は接着剤の乾燥を待って、色々と削り倒していって、塗装ですね。
一体、いつになったら完成するのだ?こんなに手抜きしているのに、10日も経ってしまった・・・。

乾燥待ちでボンヤリしているのが勿体ないので、いつもならしない浮気をしちゃいます。
逆襲のシャア祭り第2段として、次のキット「ギラ・ドーガ」を組み立て開始しまーす。

では、今日のジェガンはお仕舞い。


昨日が噂のHi-νガンダムの出荷日でしたね。
皆さん、もう手に入れましたか?
私はマダです。ってか、今のところ買う予定はないです。
Hi-ν発売記念とか銘打っておきながら買わないのはどうかとも思いますが、「ふうん。いらないよね・・・」って気分なんですよ。
今回のHi-νはちょと・・・。

シルエットはそこそこ格好いいと思いますよ?Hi-νだと思わなければ。新しいなんたらガンダムだと思えば。
ただ顔がねえ、どうにも格好よく見えない。馬面だしヘルメットもなんかおかしい。
ここ最近のMGの中で、最もカッチョ悪い顔のガンダムでは?
あと、ディテールですよね。凹凸モールドが思いっきり投げやりな感じで、センスのない(私のような)人が適当にディテールを追加したらこうなるよって見本にしか見えないのです。

そんな訳で、食指が動きませんねえ。お高いですし。いらないエフェクトパーツのお陰でね。
誰が、部分的金メッキだの、ファンネルのエフェクトパーツだのを欲しがっているんだろう?スタンドはいいとしてもさ。
ユーザーの望みを具現化しているのではなく、高価格化したいというバンダイの望みを具現化して、いらないパーツとHi-νを抱き合わせ販売しているだけですよね。

ちょっと思ったのは、とりあえず顔を弄ればよくなると思うんですよ。
あと、モールドなどのディテール追加を上手にこなしてあげればね。
あと、ついでに色をちゃんと格好よく塗ることですね。整形色が酷いので。

つまり、表面的に見えるところは大体手を入れてあげなければならないという、私お得意の素組みではいまいちなキットだと思います。

しかし、今回の磐梯山はちょっと滅茶でしたねえ。
アレンジするのは大いに結構なんですが、悪い方向へアレンジしてしまった。
方向性が、今現在子供に人気(?)のSEED路線なんですよね。スペっと真っ直ぐで細い体型。
おそらくそれで売れると考えたからしたんでしょうが、実際はどうでしょう?

流行の細い体型が好きだったとしても、いきなりポっと出てきたHi-νを、子供たちがまったく知らないまま買うのでしょうか?普通に、TVの中で見た事のあるSEED系を買うのではないでしょうか?
細いのは沢山あるのですから、なにもHi-νでする必要もなかったと思うのですが。
しかも、お値段7000円。3割OFFで買っても5000円を超えるわけです。
SEED世代に媚を売ったのはいいですが、子供が買えるお値段かどうか・・・。

さらに、昔からのデザインでHi-νに思い入れを持っていた人たちは買わないと思うんですよね。
Hi-νの魅力って、ガンダム系らしくない重量感のある迫力だと思うんですよ。ほとんどEx-Sとかに近い感じのね。
それが一切感じられない。
結局、HI-νに思い入れのある人たちも買わない気がするんです。

つまり、HI-νを知らない世代にアピールしようと無茶した結果、SEED世代は思い入れがないから買わない。
Hi-νを好きな世代はデザインが気に入らないから買わない。
売れない!!
こうなる気がするんですがねえ。
これは悪く考えすぎですか?

個人的に、今回のHi-νは、MG神話の終焉だと思っています。
近年のMGの迷走ぶりは本当に酷かった。ひたすらガンダムに次ぐガンダム。
敵のMSなど出さないわけです。一杯残っているのにです。ZのMSはどこに行った?HGUCで買いなさいよってことかな。
じゃ、ZZはどうだ?まったく出ていない気がするが。
仮に敵方を出しても、ほとんど色替えを含むバリエーション。
新しい風を予感させたF91とクロボンにしても、結局バリエーションが狙いだったことは数ヵ月後に判明したわけです。

F91もHi-νと同じように叩かれたようですが、私はMG・F91は良作だと思っています。肩と放熱フィンはちょっとなデキですけどね。それ以外は優れた模型だと思っています。
細かいことを言えば切りがありませんからね。

ひたすら玩具的趣向に傾倒し、模型としての価値を薄めてきてしまったのが、近年のMGです。
可動、ギミック。そういった、無い頭でも分かるような幼いアピールの方法を選択し、造型として優れたものを追及するという、キット本来の楽しみをおろそかにしてしまいました。

それでもまだ、カトキさんが開発に携わっていたクロボンまではしっかりしていました。
カトキさん。私は個人的に、デザイン能力はそれほどないと思っています。ゼロから生み出すデザインという意味では、ですが。
がしかし、この人はリデザイン、既にあるデザインをブラッシュアップして、より格好いい物にする才能はずば抜けていると思うんですね。
さらに、模型的表現ですな。立体にしたときに、こうした方が格好いいとか、こうすると2次元の嘘がなくなり破綻しない綺麗なフォルムになるとかを考えられる、バンダイお抱えのデザイナーの中では唯一の人だったと思うんです。
だから変形とかを組み込んだデザインをやらせると、物凄いものを出してきますよね。
立体認識力が凄く高いんだと思います。
そのカトキさんを外して最初のMGがこれですから。

MGは死んだ。

ニーチェでなくとも、そう思いますよ。

まあいいです。模型はMGだけじゃありませんから。
コトブキヤさんが最近凄いし、高いし手はかかるけれども優れた造型を与えてくれるガレキもありますしね。
MGだって、まだまだ旧作に優れたキットがありますし、これからの新作MGが駄目だったとしても、あと10年は模型趣味を続けられますよ。
それまでに模型市場が崩壊していなければですけどね。

ああ、そういえば。最近知った話ですが、コトブキヤさんが出しているヒュッケバイン。これ、限定品ですね。おかしな話です。
一般流通しているプラキットなのに、どうして限定生産なのか、理解に苦しんでいました。メーカーも損をするんじゃないのかと。

分かってきました。
磐梯山のイチャモンの結果、ヒュッケの版権が降りなくなってしまったからなんですね。
正確にいうと、創通エージェンシー(ガンダムなどの版権を持っている会社)が、ヒュッケはガンダムに似すぎているとクレームをつけたことから始まったみたいです。
で、ヒュッケの販売に版権が降りなくなってしまったというわけです。
ちなみに、創通は、バンダイの子会社です。圧力の裏にはガンプラを独占しているバンダイの影がちらついているわけです。

ここで考証です。
ヒュッケはいつから存在していたのか?
私のまったく関知しない世界のことなんですが、スーパーロボット大戦というゲームシリーズに、もう10年以上前から出てたらしいんですね。
それを今になって。コトブキヤさんのスーパーロボット大戦シリーズのプラキットが軌道に乗ってきたこの時期になって、いきなりイチャモン→販売許さん!!ですよ。

お陰で、ヒュッケバインは、2006年一杯で版権が降りなくなってしまい、限定扱いになってしまったと。

もう、何が目的だか、小学生でも分かりますよね?
プラキット市場を独占するためなら、何でもやるわけです。
自社本位です。ユーザーの方なんか向いてません。
ユーザーが欲しがるアイテムを出していくという方向で儲けるのではなく、ユーザーに選択権を与えない方向で儲けようとしているのです。

こういう行動が、結局は模型市場を閉塞的にさせて、自分の首を絞めているって、なんで分からないんでしょうか?
ヒュッケがガンダムに似てたっていいじゃないですか。私だって似ているなと思いましたよ。
でも、以前に存在した何某かのロボットデザインに似ていないものってありますか?はっきり言ってないですよね?
まったく知らない人が見れば、ガンダムなんてみんな同じデザインです。
「何が違うの?並べてくれないと分からないよ」
ガンダムを知らない人が見れば、おそらくこう言うことでしょう。

それなのに、ヒュッケのデザインにイチャモンをつけるわけです。
恥を知れ!!

で、キットですが、ヒュッケバインボクサーはいいものです。はっきり言えば、ガンプラよりも優れたプラキットですよ?色分けもほとんど完璧ですし。
バンダイがシールで誤魔化している色分けも、コトブキヤさんはパーツで色分けしてますから。

コトブキヤさんのキットは、バンダイのとは違って基本工作はちゃんとできることが前提で設計されています。
合わせ目消し。表面処理などなど。
はめ込み精度がバンダイよりも若干悪い部分はありますが、そこはユーザーがなんとでもできる範囲の問題ですよね。

そういうことができる人なら、バンダイ産のキットよりも遥かに優れた造型を与えてくれます。
バンダイの様に、可動のためにフォルムを犠牲にするとか、そういう模型の根本を無視したことはしませんから。
つまり、玩具的な価値はバンダイが上ですが、模型的価値はコトブキヤさんが上です。
今現在、プラキットを買っている人は、玩具的価値と模型的価値のどっちを求めているのでしょうか?
この、MGなどと同じような値段で、相当に精度の高い完成品玩具が氾濫している現時点において。

今現在、ただでさえ模型市場は縮小している中、自社で独占したいというエゴから、努力してできる範囲でのし上がってきたコトブキヤさん(もとはガレキメーカーで、バンダイとは規模が違う)にイチャモンを付けて、ヒュッケバインボクサーという優れたキットを潰してしまうわけですよ。

こうすることで、ガンプラからコトブキヤさんのキットにシフトする人数を少しは食い止められるかもしれません。
しかし、そういった目先の利益ばかりを追った自社本位の方針によって、模型業界がどんどんつまらないものになって行って、結局、顧客離れが促進されるってことに気が付いているのでしょうか?
その場の利益に捉われて、潜在的な市場の拡大と利益増大は理解できないのです。

どんだけバンダイって馬鹿なんだよ!!

本当にそう思いますね。
まったくユーザーの方を向いていない。
今現在、ガンプラが模型業界を引っ張っているように見えますが、実際にはガンプラが模型業界を殺しているのではないかと思ったりもしてしまいます。
いや、ガンプラが悪いのではなく、バンダイが悪いのです。
ガンプラは、模型入門としてこれ以上優れたキットはありませんから。
作りやすく、精度もよく、格好よく、色分けも素晴らしい。

が、入門はあくまで入門で、そこから先に進む人がいない限り、結局は広がりを持たせられないのです。
玩具とは違い、模型って自分で能動的に手を動かす必要のある娯楽ですから、継続的なユーザーを維持していくためには、どうしても次のステップが必要になってくるのです。

その次のステップとして最適だと思われるコトブキヤさんのキットを潰してしまうのがバンダイです。
コトブキヤさんのキットも作りやすいですからね。説明書は分かり辛いですが。
ただ基本工作は必須というだけで。

ゲームでもそうですよね。アクションゲーム(最近ないけど)をやるとき、最初は難易度を簡単にしてクリアを目指しますよね?
そして面白いとなれば、難易度を上げていって、最高難度でのクリアを目指しますよね?
こういう人を多数もっている趣味の業界が長続きするわけですよ。
簡単なだけですぐに終わってしまうものなど、継続的趣味にはなりえませんから。

バンダイってやっていることが悉く矛盾しているんですよね。
模型に手を染めるのに適した子供時代には買えないような価格設定にしようとする。→低価格路線を残すべき。

入り込んだ人が継続して続けられないような業界にしようとする。→独占しようとせず、切磋琢磨して面白いものを作れ。

色んなところで証明されていますが、バンダイのお偉いさんって心底馬鹿だと思うんです。
バンダイの製品って、ほとんどがたいしたことがありません。特にゲームはどうしようもないゴミレベルだと思います。
その中で、唯一ガンプラだけは輝きを失わずにいました。
が、その光もそろそろ失われてきたかな?
バンダイの経営戦略という名の矛盾によって。


また。

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点数:9点。やっぱ、満点はアレしかないので
寸評:凄まじい傑作。これを同等かそれ以上をいけるのはあれしかない。

まずはこれをお聞きください。

http://www.mocovideo.jp/movie_detail.php?MODE=WIN&KEY=8EWUumZCjmo

その者。青き衣を纏いて、金色の野に降り立つべし
失われし台地との絆を結び
ついに人々を青き清浄の地へと導かん

これを見たのは小学校4年生の時でした。
衝撃的でした。2時間。映像に釘付けでした。身じろぎもせずに。
それから、20年。いまだ、これを越える映画にはであっていません。

宮崎駿って、ほんと20年前は凄い人だったんですよ。今は普通のアニメーターになってしまいましたがね。
一体、何回見たことか。200回くらいかな。
ええ、大体セリフを覚えてますよ。

ナウシカと聞くと、私は遠い目になってしまいます。
というのも、あまりにも素晴らしい名場面が連なっているからです。

まず、導入部。
美しいタペストリーとアニメで、なにやら伝説めいたお話を、なんとなく見ている側に理解させてしまうのは、凄まじい手腕です。宮崎君。

そして、空を飛ぶナウシカ。
ゴーストタウンでボロボロになった人形を握り、「また一つ村が死んだ・・・」とユパ。

素晴らしい導入です。ここだけで、釘付けになってしまいますよね。

「積荷を・・・積荷を燃やして」
「積荷ね。分かった。大丈夫。みんな燃えたわ」

「みんな、待って。お願い。もう誰も殺したくないの。大婆さまも分かって・・・」

「姫姉さま、可哀相・・・」
「わたしは大丈夫。すぐに帰ってくるわ」
「ホント?」
「あら、わたしは嘘をついたこと、あった?」
「ない・・・」
「ね?」

「ナウシカ。泣いてるの?」
「うん。嬉しいの・・・」
子供には、この心理は分からないでしょうなあ。ほんと、この映画は見れば見るほど理解度は深まっていき、コクが出てきます。

特に終盤です。飛行艇に捉われていたナウシカを、アスベルと女たちが救い出したあと。

「ごめんなさい。私たちのしたことがみんな間違いでした」
「あなたは?」
「ラステルの母です」
「お母様・・・」
「ナウシカ、急げ!!」
「みなさん、ありがとう!!」

ここからですよ。もうね、滂沱の涙です。今、これを書きながら、私は・・・わたしは・・・。

「雲よ!!雲に押し付けて乗り移るつもりだわ!!お母様やみんなを残しては行けない!!」
「行け、ナウシカ!!」
「アスベル!!」

ここですよ。もうね。駄目です。私。平常心ではいられません。
何を書けばいいのか、何を書いているのか、分かりません。
モニターが滲んでいます。

音楽がとにかく素晴らしい。宮崎の影に隠れていますが、宮崎アニメになくてはならない人、久石譲。この人の音楽は本当に素晴らしいです。
映画がこのクオリティになったのは、半分はこの人の功績ですよ。

雲から浮かび上がり、地獄と化した飛行艇を見つめ、潤むナウシカ。
奥歯を噛み締め、メーベを加速させる・・・。

「姫様~!!」
「ミト!」

「ユパ様、みんなが、みんなが!!」

「無茶じゃ、姫様。エンジンが爆発しちまう!!」
「谷まで持てばいい。300まで上げて!!」
(神様。風の神様。どうかみんなを守って・・・)
どうしてナウシカは、ここまで強くなれるのでしょうか?

「よく引き付けてから撃て」
「あの人は敵じゃないよ。何か叫んでいた」
「邪魔する奴はみんな敵だ。撃て!!」
「嫌だ!!」
両手を広げて、正面から突っ込むナウシカ。
「ラステルさん・・・」

もうね、このシーンで泣かなかった人は、この銀河にはいないと思います。
何百回見ても、私はこのシーンで呼吸を忘れます。
どうしてここまで優しく慣れるのでしょうか、ナウシカは?

「私たちを運びなさい。王蟲の群れの前に降ろすだけでいい」
王蟲の前に降り立つナウシカ。
「姫様、あんなところに・・・」

ここまで胡散臭くなく、鬱陶しくなく、清廉で、説得力のある究極の自己犠牲を体現したシーンがあったでしょうか?
本当に美しい人の心ってのを信じさせてくれるシーンです。
凄まじいまでの意志力。何がなんでも、谷の人を救ってみせる。ナウシカとは一体。

父親が殺されても、けっして自分に同情せず、人のために命すら投げ出せる人。
アニメの世界ですが、これほどの説得力があるシーンは、他に思いつきません。

命絶えたナウシカを高く掲げる王蟲。
気が付き、テトを撫でるナウシカ。
「ありがとう。王蟲。ありがとう」

「その者。青き衣を纏いて~。伝説は本当じゃった」
谷のみんなと抱き合うナウシカ。

こんなに気持ちのいいエンディングは、例を見ませんな。
完璧です。

ナウシカが落ちた腐海の底。そこに忘れてきたマスク。
その側に、新たな木の芽が・・・

おわり

拍手[3回]

さて、今日のジェガンのお時間です。

今日は、各所を
完成形にまで持っていきたいと思います。

まずは、上腕回転軸。


上腕回転軸

穴を開けました。
で、ここにランナーから切り取った棒を接着します。

接着剤が乾いたら、上腕に差し込んでみます。


回転軸完成

回転軸完成。

やっぱり二枚重ねのプラ板では隙間が開き過ぎてしまうので、切り取りました。
固定強度も何とかなりそうですし。

あとは、ヤスリで整形して、塗装で誤魔化せば、大体OKでしょう。

で、前回完成させていた股関節の様子を見てみます。


股関節も取り付けてみる

完成ですな。

一回外れたんですよ、やっぱり。ボールの♂が差込穴からね。
で、もう一回瞬着で固定し、たっぷりと上塗りしてあげました。
やっぱりポリと瞬着は相性が悪いです。
下手すると、また外れるかも・・・。

とりあえず、関節の改造は終わったので、形にしてみました。


現状

うん。動きを出しやすくなった。脚を開くのを忘れてますけどね。
やっぱり上腕回転軸は必須ですよね。

あ、あとですね。肩のポリ隠しに薄いプラ板をはっつけていましたが、上腕を弄っている最中に簡単に外れてしまいました。
ま、当たり前ですね。さっきも書いたように、瞬着とポリは相性が悪いですから。
アルテコでくっ付けようかとも思ったんですけど、分量が難しそうですねえ。
下手に食み出して他のところにくっ付いたら処理が面倒臭そう。

ま、こんなところ見ないさ!って言い訳してしまおうかな。

さらに。脹脛内部。スカスカ感を何とかできないかなと思っていたんですが、無理です。
メカ構造を埋め込めばいいのは分かるんですが、そのメカ構造をどんな感じに作ればいいのか分からない。

ここもね、見ないよ!!ってことにしときます。

後は、膝裏のポリ隠しをやって、改造と改修は終わりかな。
で、お手入れと基本工作に移って、塗装と。

なかなか終わらないねえ。
でも、急いで作ろうとすると、どうしてもウンザリしてしまいますからね。
やっぱ、チマチマと作るのが、模型作成には向いているように思います。

そんなこんなで今日のジェガンは終わり。

また。

拍手[0回]

えぇーい。今月中に逆シャア祭りを終わらすなんて不可能事だぞ。
ジェガンを開始して既に一週間。こんなキットすら一週間以内に終わらせられないなんて。
どんだけ手が遅いんだ、俺。
本当なら、一個4~5日で終わらせる予定だったのになあ。
どんだけどんぶり勘定だよ、俺。

改造とかしなきゃいいんですけどね。なんとなくやってしまうんだよなあ。旧キットって。
それ目的で旧キットを弄っているってのもあるし。
今は関節とかをを主に弄っているだけだからいいけど、これでフォルムも弄るとなると大変なことになるぜ、俺。

色々と考えたり、細かい作業とかしなきゃいかんから、2時間くらいした集中が持たないんだよなあ。
しかも、一つの工程ごとに写真とか撮っておかないと載せられないし。

ジェガンさんに2週間かけたとすると、7つで14週間=3ヶ月半!?

遅すぎだ。冬真っ盛りに開始して、終了が晩春(初夏?)になってるぞ。
さらにだ。シリーズの最後には、今の俺には超強敵のアイツが待ち構えているんだぞ。本当に4ヶ月とかかかりそうだな。
そりゃきつい。モチベが続かんよ。

手持ちの積みキットをやっつけるのに、本当に今年一杯かかりそうな気がしてきた。
まだ2月半ばなのに。

ま、いいや。今年はキットを買うのは止めよう。
既に置いておくところがないし。ほとんどお店みたいに積んでるし。

くっそ~。エルガイムMK2を早く作りたいぜ!!
でも、折角だからちゃんと作りたいし、それまでゆっくりと旧キットで技術を磨くってのもいいんだよね。
そのために旧キットシリーズをやっているわけだし。

根性も鍛えておきたいんだよなあ。アレとかソレとか、超高価なあいつらとか買う気満々だからな。
そいつらをとことん手をかけて作ってあげたいのだよ。

それには、まず根性が必要なのだよ。
そして、確かな経験に裏打ちされた技術が必要なのだよ。
でも、あいつらにガンプラで培った技術なんて、通用しないっぽいけどな。

今のところ、エルガイムMK2は、説明書を見ておっきしているしかないのか・・・。

よし。決めた!!
徹底的に鍛えて、エルガイムMK2を、ガンプラで鍛えた技術の集大成にしよう!!
ただし、理性が持てばの話だがな。
その前に、利きガンダムだ出来るようにならないと駄目かもしれないけどな。


さて、今日のジェガンのお時間です。
今日は、今までで色々と弄ったところを、とりあえず形にしていきます。

まずは上腕から。


上腕内部

これが元の構造ですな。
左が開いたところ。右が閉じたところ。

で、やっぱり肩をあげたときにポリの露出が気になるので、ちょっといじって見ます。


ポリ隠し

簡単です。ポリに薄いプラ板を瞬接で張り付けただけです。
幾らかうそ臭さはなくなったような気がします。
あとは、塗装でどこまで誤魔化せるかですね。

次。いよいと、上腕の回転軸を新造します。
まず、上腕をポリのすぐ下でぶった切ります。

で、付け根の方の切断面にプラ板を貼り付けます。
こんな感じ。↓


上腕付け根

このプラ板に穴を開けて、後々、ランナーを切った棒を接着します。
プラ板が二枚重ねなのは、その接着強度を少しでもあげるためです。
もしかしたら、後々剥がすかもしれませんが。

で、次は下のほうに移ります。


上腕内部改造

まずは、パーツを固定するためのピンとダボを切り取ります。
で、そこに空いたスペースにポリを無理矢理接着します。

今回、田中君を仕込んでいるゆとりがないため、人生で初めて、アルテコのパテを使用します。
結構、調合が面倒ですね。
が、かなりガッチリと固まりました。

今、これを書いていて気が付きました。

「しまったーーーー!!!」

付け根の方に折角厚みを増したプラ板を貼り付けたのに、下の方のポリをこんなギリギリまで上に固定しちゃったら、駄目じゃん!!

後で剥がそうかな。それとも、ポリの方を削ろうか・・・

ま、とりあえず、汚いけど完成。


両腕完成

後は手入れと微調節。
接着剤が固まってからします。

次。股関節。
前回、♀の方は作ったので、今回は♂を作ります。


股関節

これが元のパーツ。
若干、後ろに曲がっていてがに股になるようにしてありますが、ほとんど効果がないです。


改修開始

で、こいつの♂の部分を太いところだけ残して切り取ります。
さらに、その切断面に、径2mmのピンバイスで穴を空けます。

で、この穴に・・・


出来上がり

ボールジョントを差し込むだけ。
これだけでは簡単に抜けてしまうので、瞬接で接着。

ボールJは元が長すぎたため、切りながら調節していったんですが、片方は切りすぎて固定強度がやばいかも。
ま、様子をみて駄目だったらもう一回手直し・・・できるかなあ?

ま、そんな訳で、今日のジェガンは終了。
また。

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