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今日は、映画について少し語ってみましょう。
私の中で、趣味・・・といえば高尚に聴こえますが、有体に言えば「好きなこと」ランキングを作ったとします。
ランキング1位は、男の子ならみんなそうでしょうが、ぶっちぎりで性交渉です。
て、べつにここは下ネタ書くトコじゃないのでね、小さな声にしときましょう。
性交大好き。
ま、それ(煩悩)を脇に置いてランキングを作ると、おそらく下記の感じになろうかと思います。
1・旅
2・読書
3・音楽鑑賞(最近、演奏はしてない)
4・映画
とまあ、こんなかな。割と普通です。通常です。オーディナリーです。オーソドックスです。ノーマルです。
で、今回書くことは映画です。結構下のほうにあるのは、映画が本に勝てる筈がないと思っているからです。
お話を知りたいのなら、読書をするのが一番いいです。保障します。
映画は本に勝てません。
で、糞映画を書くことって非常に簡単なんですな。ですが、いい映画を書くことって異常に難しいです。
考えてみてください。嫌いな奴の悪口を言うのと、好きな人を褒めるの、どっちが易しいか。
今回は、あえて難しいことに挑戦します。
私の大好きな映画。
「遠い空の向こうに october sky」
を紹介します。
9点:満点はアレしかないので・・・。でも、減点要素は見当たらない。
寸評:ベリーベストオブ1999。
まずは前提から。この映画、実話です。写真にも書いてありますね。
ど田舎の炭鉱に育った少年(高校生)の、青春時代の物語です。
気持ちはいつでもセブンティーンの私には、ピッタシカンカンの映画です。
それは、ロシアがスプートニクの打ち上げに成功した夜(1957年10月4日)。夜空にその光を見つけ、感動する少年がアメリカの片田舎にいました。人が宇宙に行く時代になったんだと。
それから、少年はロケットに興味を持ちます。フォン・ブラウン万歳とね。
「ロケットに関する本ってないかな?この街、田舎だから、図書館にも本屋にも、そういう専門書がないんだよ」
と数学の先生(女性)に相談します。すると、
「ロケットについて勉強するのなら、あなたの苦手な数学ができなくてはダメよ」
そういい、数日後、専門書をプレゼントしてくれます。
それから彼はロケットを作るためのもっと具体的な知識を得るため、学校で一番の嫌われ者、キモオタ君に質問します。
彼と仲良くなること=童貞のまま一生終わることを意味すると、彼の友人は説得します。「やめておけ」と。
ですが、憧れに取り付かれた少年は、そんなことに構っていられません。
昼食の時、一人で本を読んでいるキモオタの前に座ります。
「なんだよ。宿題なら見せないぞ!!」
「そんなんじゃないんだ。君はロケットについて何か知っているかい?」
「勿論、知っているよ。ロケットに使われている火薬は中国人が発明したんだ・・・・」
キモオタも、少年のロケット大作戦に仲間入りしました。
そこから、これら愛すべき悪友たちと、試行錯誤をしながら手製のロケットを製造していきます。
先生は彼に勧めます。
「全米科学フェアに出場しなさい。これで大賞をとれば、奨学金がもらえて、こんな辺鄙な片田舎からでも大学に行けるわ」
少年と悪友は奮闘します。なぜなら、こんな辺鄙な片田舎では、フットボールのレギュラーになることだけが、モテになるための唯一の道だったからです。そして、彼ら、運動神経もなく、頭もよくない連中には、この炭鉱の町ではモテになることはできないのです。
こんな狭い世界から抜け出したいのです。最初はそんな下らないことでした。
そして・・・
本当に、ほんっと~に、いい映画です。
友達に勧められて見た映画です。これ、友達は映画館で見て、彼女が隣にいるのにも構わず、というか堪え切れず泣き喚いたらしいです。私も泣き崩れました。
これほど気持ちのいい涙を流せる映画は、そうそうありません。
ちなみに、泣き喚いた友人の彼女は、キョトンとしていたらしいです。まあ、女には分かりません。
男の子だからこそくるのです。ヴィリヴィリと。
日本ではほとんどヒットしなかったのか、公開はすぐに打ち切りになったみたいです。日本人はネームバリュー大好きですから。
糞つまらないスターウォーズはヒットするのにね。
TV放送もしたのかな?くらいです。超マイナー映画です。
ですが、10年に1本の秀作です。
副題はロケットボイーイズといいます。これ、october skyのスペル弄りなんですね。
このロケットボーイズってタイトルの日本のドラマ、ありましたね。そう、パクリなんです。TV業界ではチャックしている人がちゃんといたんでしょう。で、これ、いい!!パクれ。ってことでしょうな。
だから日本のショウビズはダメなんですが。パクリ方があまりに下手。
素晴らしいものを、批評する価値もない見下げ果てたものにしてしまう。
私、この映画に感銘を受けてから、あちこちで布教活動に勤しんでいます。
で、これをみた友人たちはみんな口をそろえて言います。
「マーヴェラス!!!!!」
「今夜はタイタニックを見よ」って思っているそこのあなた。
「今日はエクソシストって気分だな」って考えているそこのお前。
「やっぱ冬のソナタでしょ」っていってるそこの貴様。
迷わずこれを見ろ。
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