その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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前回、チラっと触れていた次の本気ット。
それは、コイツだ!!
今日のDr.スランプ アラレちゃん・ファンタジーライオンのお時間です。
なんじゃそりゃ?
そんな声が聞こえてきそうです。
ハイ。私もついこの間まで、こんなキットの存在を知りませんでした。
とういか、知ってはいたんですね。名前だけは。ですが、どういうキットかは知りませんでしたよ。
一年ほど前でしょうか?バンダイの今月の出荷予定表を見ていたとき、
「アラレちゃんシリーズは、想定以上に金型の傷みが激しく、修復が間に合わないため、再販を延期します。~」
と書いてあったことは憶えています。
そこで、「アラレちゃんのキットなんてあるんだ~。へー」くらいで終わっていたのです。
それを、こんな形で再開するとは!!
去年のクリスマス直前、野暮用でサンシャインに買い物に行った時、私がトイザラスの模型をチェックしたいと言いました。
そこでこのキットを発見した連れは、
「これ、イイ!」
と、叫び、
「じゃあ、作ってプレゼントしてやるよ」
と安請け合いしたのが、始まりでした。
買って家に帰ってきて、パーツを精査した後、その安請け合いを何度悔いたことか・・・。
はっきり言って、相当難易度の高いキットです。少なくとも私には。
バンダイ製だから親切だろうと思ったら、大間違いです。
なぜならば・・・
その全貌を明かしましょう。
全景です。
ランナー数:3枚
パーツ数
プラ:66個
その他:3個
計:69個
「なんだ。パーツ少ないじゃん。楽勝」
そう思いますか?本当にそうですか?
どう見ても大変なキットですよね。
では、何が大変なのか?
以下の二枚の画像で分かっていただけると思います。
はい。お分かりになりましたね?
見て分かるように、塗装が鬼の様に大変です。
基本的にフィギュアだと考えていいでしょう。
フィギュアでは当たり前のことでしょうが、私はこんなキットを作るのは初めてです。
顔やヘルメットその他すべてのパーツにおいて、塗りわけが半端ではないですね。
マスキングで対応できるものかどうか・・・。
瞳、口、メガネは当たり前として、ボタンまでも塗り分けなければなりませんから。
一つのパーツの上で、一体何色塗りわけをしなくてはならないキットなのでしょうか?
ハハハ・・・
塗装だけではありません。
このキットは、生物を模型化しているものです。
つまり、生物的な塗装表現をして上げなくてはならないのです。
・・・こんなこと、今までに一度も考えたことがなかったよ。
これまでは、如何にメカっぽくするか。
アーマードコアならば、如何に金属っぽくするか。
こういうことを追求してきたんですよ。
それとは正反対のことをしなくてはなりません。
カラーガイドを見ても、調色の参考にはなりません。
なぜならば、調色例が書いてないから。
アニメのキャラクターフィギュアという位置づけのキットですから、色は勝手にやれってことかもしれませんね。
下に、銅像っぽい仕上げは、なぜか詳しく塗装方法が書いてあります。
そっちは簡単なんだよ~!!(ドライブラシだから)
普通の塗装方法を教えてくれよ~!!
まあ、この辺の「自分で勝手に考えろ」的な、作り手を突き放す姿勢は、20年前のキットらしいと言えばそうなんですよ。
ええ、このキット、20年前のものです。古(いにしえ)のキットですよ。
なんだか、22年ぶりの再販だったとかで・・・。最終生産は、なんと1985年5月だそうです。
んで、再販が2007年7月。22年間放置されていた金型なら、そりゃあ相当傷んでいたでしょうね。
調べてみると、パッケージやマニュアルなどもリニューアルされているみたいです。
ん?ってことは、突き放したカラーガイドはなんなんだ?
もしかして、今のバンダイには、こういうフィギュア的なキットのカラーガイドをできる人が居ないとか?
んなわけねえか。いや待てよ。バンダイなら、本当にそうかも知れねえ・・・。ガンダムばっかだったもんな。
失われた技術も多くあっただろう。
マルチマテリアル。と言うほどでもないのでしょうが。
テグスやナイロンの紐などが付属しています。
こういうの苦手です。紐の長さを上手に調節して固定しろってのはダイッ嫌いなんですよ。
さて、ざっと確認しただけで、どれだけ大変なキットか、お分かりいただけたかと思います。
ずっとフィギュアの塗装をしている人ならば、こんなの簡単だよと言うかもしれませんね。
ですが、細かいことが大の苦手な私が、目を書いたり口を書いたりするのは、すんごく恐い世界なんですよ。
どうやれば綺麗に描けるのか?
失敗した時のリカバリー方法は?
全然、方法論が分からないので。
しかも、台座の石の質感とかも、どうすれば上手にできるのか?
そもそも、生物的でありながらアニメ的な塗装ってなんだ?
前回の本気ット、アリーヤさんは恐ろしく膨大な作業をこなさなくてはならないと言う意味で大変なキットでしたが、今回のファンタジードラゴンさんは、単純に難易度の高いキットです。
それに加えて、これまで考えもしなかった表現のために、沢山の工夫をしなくてはならないでしょう。
ですが、負けていられません。
これもまた、模型の荒野を生き残るための修行だと考えて、頑張って作ります。
プレゼント用ですからね。手抜きはできません。
しかも、期日があるのです。なんとしてもあの日までに仕上げなくてはならないのです。
あと一月もないのです。
頑張れ、俺・・・。
そんな訳で、今日のファンタジードラゴンはお仕舞い。
また。
~追記~
コトブキヤさんのプラキット、ブラックサレナの仕様が明らかになってきましたね。
7800円(税抜き)
装甲着脱や差し替えで、中の人再現
全高17cm
などなど。
最近、コトブキヤさんのキットの値上げが非常に気になるところですが、このキットはボリューム的にどうなんだろう?許容範囲なのかな?
でも、一年前なら間違いなく6000円代で出ていたと思うんですけどねぇ。
リーゼ、ダイゼンガー馬付き、ファシネイターの大幅値上げ。
そしてこれか・・・。
実際のところ、コトブキヤさんも厳しいってことなんでしょうか?
短期で一気に利益を上げるべく、単価を上げているのでしょうかね?
実際のところ、バンダイが必死にコトブキヤさんの邪魔をしているのは事実なんですよね。
ブラックサレナの発表はコトブキヤさんの方が早かったですが、それに後追いで魂スペックで潰しにかかる。これだけでも痛いのに、さらにはエステバリスの再販もしてくる。
明らかに、コトブキヤ潰しです。
ヒュッケの頃から、バンダイは何かとコトブキヤさんを目の仇にしていますねえ。
こういうバンダイの姿勢に怒りを感じるんですけどね。
切磋琢磨し、模型業界を盛り上げるのではなく、ライバル潰しのために必死になるだけのバンダイの体質に。
ほんと、老醜を晒しているよなあ。
業界が盛り上がれば自分の利益も上がるのに、そういうことは考えていない。
自分がトップにいないときがすまない。自分が殿様でないと許せない。自分が賛美されていないと安心できない。
ライバルを潰すことだけを考えて、その結果自分の首を絞めることになるのに、そういう方向には目が行かない。
要するに、思考レベルが甚だしく幼稚&稚拙&醜悪&自己中心的&愚劣。
餓鬼か!!
ボロクソに書いてしまいましたけどね。
まあ、バンダイが殿様商売をしているのは事実ですし、その結果、小売店を押しつぶすような極悪アソートも成り立つわけです。
資金力に物を言わせて版権囲い込み。自社だけで商品展開を目論み、無駄に高い目標を達成できなかったら、営業努力するのでもなく即撤退。
でも、版権は手放さない。
極端な話、バンダイが潰れて、バンダイの持っている版権が色んなメーカーに行き渡れば、一気に模型業界も活性化するような気もしますね。
そんなに単純ではないでしょうが。
でも、少なくとも、より健全な業界になり、結果、面白味のある模型が生まれてくることは確実だと思います。
もうさ、キッチリと分ければいいんだよ。玩具と模型をさ。
バンダイは完成品トイ(ハイコンとかMIAとか)だけ作っていればいいんじゃないの?
プラキットの開発&発売は他のメーカーに任せてさ。
そうすれば、綺麗に住み分けができるし、よりユーザーの声が届くような商品展開ができるんじゃないのかな。
それは、コイツだ!!
今日のDr.スランプ アラレちゃん・ファンタジーライオンのお時間です。
なんじゃそりゃ?
そんな声が聞こえてきそうです。
ハイ。私もついこの間まで、こんなキットの存在を知りませんでした。
とういか、知ってはいたんですね。名前だけは。ですが、どういうキットかは知りませんでしたよ。
一年ほど前でしょうか?バンダイの今月の出荷予定表を見ていたとき、
「アラレちゃんシリーズは、想定以上に金型の傷みが激しく、修復が間に合わないため、再販を延期します。~」
と書いてあったことは憶えています。
そこで、「アラレちゃんのキットなんてあるんだ~。へー」くらいで終わっていたのです。
それを、こんな形で再開するとは!!
去年のクリスマス直前、野暮用でサンシャインに買い物に行った時、私がトイザラスの模型をチェックしたいと言いました。
そこでこのキットを発見した連れは、
「これ、イイ!」
と、叫び、
「じゃあ、作ってプレゼントしてやるよ」
と安請け合いしたのが、始まりでした。
買って家に帰ってきて、パーツを精査した後、その安請け合いを何度悔いたことか・・・。
はっきり言って、相当難易度の高いキットです。少なくとも私には。
バンダイ製だから親切だろうと思ったら、大間違いです。
なぜならば・・・
その全貌を明かしましょう。
全景です。
ランナー数:3枚
パーツ数
プラ:66個
その他:3個
計:69個
「なんだ。パーツ少ないじゃん。楽勝」
そう思いますか?本当にそうですか?
どう見ても大変なキットですよね。
では、何が大変なのか?
以下の二枚の画像で分かっていただけると思います。
はい。お分かりになりましたね?
見て分かるように、塗装が鬼の様に大変です。
基本的にフィギュアだと考えていいでしょう。
フィギュアでは当たり前のことでしょうが、私はこんなキットを作るのは初めてです。
顔やヘルメットその他すべてのパーツにおいて、塗りわけが半端ではないですね。
マスキングで対応できるものかどうか・・・。
瞳、口、メガネは当たり前として、ボタンまでも塗り分けなければなりませんから。
一つのパーツの上で、一体何色塗りわけをしなくてはならないキットなのでしょうか?
ハハハ・・・
塗装だけではありません。
このキットは、生物を模型化しているものです。
つまり、生物的な塗装表現をして上げなくてはならないのです。
・・・こんなこと、今までに一度も考えたことがなかったよ。
これまでは、如何にメカっぽくするか。
アーマードコアならば、如何に金属っぽくするか。
こういうことを追求してきたんですよ。
それとは正反対のことをしなくてはなりません。
カラーガイドを見ても、調色の参考にはなりません。
なぜならば、調色例が書いてないから。
アニメのキャラクターフィギュアという位置づけのキットですから、色は勝手にやれってことかもしれませんね。
下に、銅像っぽい仕上げは、なぜか詳しく塗装方法が書いてあります。
そっちは簡単なんだよ~!!(ドライブラシだから)
普通の塗装方法を教えてくれよ~!!
まあ、この辺の「自分で勝手に考えろ」的な、作り手を突き放す姿勢は、20年前のキットらしいと言えばそうなんですよ。
ええ、このキット、20年前のものです。古(いにしえ)のキットですよ。
なんだか、22年ぶりの再販だったとかで・・・。最終生産は、なんと1985年5月だそうです。
んで、再販が2007年7月。22年間放置されていた金型なら、そりゃあ相当傷んでいたでしょうね。
調べてみると、パッケージやマニュアルなどもリニューアルされているみたいです。
ん?ってことは、突き放したカラーガイドはなんなんだ?
もしかして、今のバンダイには、こういうフィギュア的なキットのカラーガイドをできる人が居ないとか?
んなわけねえか。いや待てよ。バンダイなら、本当にそうかも知れねえ・・・。ガンダムばっかだったもんな。
失われた技術も多くあっただろう。
マルチマテリアル。と言うほどでもないのでしょうが。
テグスやナイロンの紐などが付属しています。
こういうの苦手です。紐の長さを上手に調節して固定しろってのはダイッ嫌いなんですよ。
さて、ざっと確認しただけで、どれだけ大変なキットか、お分かりいただけたかと思います。
ずっとフィギュアの塗装をしている人ならば、こんなの簡単だよと言うかもしれませんね。
ですが、細かいことが大の苦手な私が、目を書いたり口を書いたりするのは、すんごく恐い世界なんですよ。
どうやれば綺麗に描けるのか?
失敗した時のリカバリー方法は?
全然、方法論が分からないので。
しかも、台座の石の質感とかも、どうすれば上手にできるのか?
そもそも、生物的でありながらアニメ的な塗装ってなんだ?
前回の本気ット、アリーヤさんは恐ろしく膨大な作業をこなさなくてはならないと言う意味で大変なキットでしたが、今回のファンタジードラゴンさんは、単純に難易度の高いキットです。
それに加えて、これまで考えもしなかった表現のために、沢山の工夫をしなくてはならないでしょう。
ですが、負けていられません。
これもまた、模型の荒野を生き残るための修行だと考えて、頑張って作ります。
プレゼント用ですからね。手抜きはできません。
しかも、期日があるのです。なんとしてもあの日までに仕上げなくてはならないのです。
あと一月もないのです。
頑張れ、俺・・・。
そんな訳で、今日のファンタジードラゴンはお仕舞い。
また。
~追記~
コトブキヤさんのプラキット、ブラックサレナの仕様が明らかになってきましたね。
7800円(税抜き)
装甲着脱や差し替えで、中の人再現
全高17cm
などなど。
最近、コトブキヤさんのキットの値上げが非常に気になるところですが、このキットはボリューム的にどうなんだろう?許容範囲なのかな?
でも、一年前なら間違いなく6000円代で出ていたと思うんですけどねぇ。
リーゼ、ダイゼンガー馬付き、ファシネイターの大幅値上げ。
そしてこれか・・・。
実際のところ、コトブキヤさんも厳しいってことなんでしょうか?
短期で一気に利益を上げるべく、単価を上げているのでしょうかね?
実際のところ、バンダイが必死にコトブキヤさんの邪魔をしているのは事実なんですよね。
ブラックサレナの発表はコトブキヤさんの方が早かったですが、それに後追いで魂スペックで潰しにかかる。これだけでも痛いのに、さらにはエステバリスの再販もしてくる。
明らかに、コトブキヤ潰しです。
ヒュッケの頃から、バンダイは何かとコトブキヤさんを目の仇にしていますねえ。
こういうバンダイの姿勢に怒りを感じるんですけどね。
切磋琢磨し、模型業界を盛り上げるのではなく、ライバル潰しのために必死になるだけのバンダイの体質に。
ほんと、老醜を晒しているよなあ。
業界が盛り上がれば自分の利益も上がるのに、そういうことは考えていない。
自分がトップにいないときがすまない。自分が殿様でないと許せない。自分が賛美されていないと安心できない。
ライバルを潰すことだけを考えて、その結果自分の首を絞めることになるのに、そういう方向には目が行かない。
要するに、思考レベルが甚だしく幼稚&稚拙&醜悪&自己中心的&愚劣。
餓鬼か!!
ボロクソに書いてしまいましたけどね。
まあ、バンダイが殿様商売をしているのは事実ですし、その結果、小売店を押しつぶすような極悪アソートも成り立つわけです。
資金力に物を言わせて版権囲い込み。自社だけで商品展開を目論み、無駄に高い目標を達成できなかったら、営業努力するのでもなく即撤退。
でも、版権は手放さない。
極端な話、バンダイが潰れて、バンダイの持っている版権が色んなメーカーに行き渡れば、一気に模型業界も活性化するような気もしますね。
そんなに単純ではないでしょうが。
でも、少なくとも、より健全な業界になり、結果、面白味のある模型が生まれてくることは確実だと思います。
もうさ、キッチリと分ければいいんだよ。玩具と模型をさ。
バンダイは完成品トイ(ハイコンとかMIAとか)だけ作っていればいいんじゃないの?
プラキットの開発&発売は他のメーカーに任せてさ。
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