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その女の子が信じてくれたなら、ドロボウは空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに
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さて、このところ、かなり勤勉に模型製作に励んでいる私ですが、まだまだモチベは衰えることがありません。

というのも、ごく簡単なキットを作っているからだと思います。
パーツが多くて整面や塗装が大変なキットだと、どうしてもうんざりしてしまうものですが、私が作っているキットは全部、すぐに形になるお手軽キットばかりです。
3~4日も作業をすれば、次のステップに移れるので、気楽に作業を続けられるのです。

そういう意味で、こういうお手軽キットは手元にいくつかは常にストックしておきたいと思っています。
心が折れてしまい、モチベが上がらない時に、お手軽キットを作って作る楽しさの再確認をするということですね。

ただ、私のように、重たいキットから逃げてばかりなのもダメなのでしょう。
いくら自信が持てないからといって挑戦しなければ、いつまで経っても自信は持てませんしね。

昔、スーパーキットに挑戦したことがあるんですね。
タミヤの1/48、F-16CJです。
途中で作れなくなってしまいました。
そう、3年前ですね。
あの時、引越があって、生活環境が全く変わり、模型製作をするための環境を作り出すのが、生来怠惰な私には面倒になってしまったのです。
なので、F-16の製作も、そこで止まってしまいました。モチベは高かったのですけどね。

こういうことがあると、いつなんどき環境が崩れるかもしれないと思うと、手間のかかるキットにかかるのが怖くなります。
なので、ここのところ、お手軽キットばかり作ってきたわけです。

先日、3年も放ったらかしにしていたF-16を再開したいと思い、キットを調べていました。
すると・・・。

パーツが紛失している!!

なんででしょうね?
ひっくり返したこともなければ、あの時仕舞ったそのままの状態のはずなのに。
なくなるはずがないんですよ。
しかも紛失してしまったパーツが代用もきかない大事なもので、結構目立つ部分なのです。

もう、このキットはお蔵入りだと諦めました。
折角、スーパーキットに高いモチベでもって取り掛かっても、こういうことがあるとゲンナリです。
せめて、ジャンクパーツとしてどこかで活かそうと思うよりほかありません。

そういうことがあって、次に何を作ろうかと考えておりましたが、ここは初志貫徹。
ヨーロッパ戦線の機体を作ろうと決めました。
お手軽キットばかりとなりますが、そこはそれ。もともと、ヨーロッパ戦線の機体を並べるためにイギリス機やドイツ機を沢山買ったわけで、作りたいキットは既に手元に置いてあるわけで、これを作っていって、時々、スーパーキットを作ればいいではないかと。

まあ、いつもの結論に落ち着くわけです。

そんなわけで、
今日のスピットファイアMK.1&2のお時間です。


え?またスピットなの?
そう思われるかもしれませんが、仕方ありません。第二次大戦中のイギリス機と言えば、スピットなのですから。
ハリケーンもあるだろって?
私、あまりハリケーンに興味がなくて、エアフィックスが1/72で出した時に、予約しなかったんですよ。
で、その後買おうと思ったら、完売と。
いやはや、失敗。

とはいえ、スピットは単純にMK.1~24まであるわけです。
勿論、試作のみで終わった機体も沢山あるので、全部を作ることはできません。
しかし、出来る範囲でやろうと。
それがヨーロッパ戦線なのだしと。

ヨーロッパ戦線の実情とは、Bf109Eがバトルオブブリテンで大攻勢を仕掛けてきて、それをスピットMK1と少数のMK2が迎え討ち、バトルオブブリテンは終わったわけです。
その後、Bf109Fが登場し、スピットMK1&2を圧倒しましたが、急遽RAFが性能向上案として作り上げたのが、MK5でした。
MK5の登場でBf109Fとのあいだに拮抗を取り戻すことができましたが、その後Fw190Aが登場し、またイギリスは窮地に陥ります。
そこで、同じように新型のエンジンを目の前にあるMK5に無理矢理積み込んで作ったのがMK9でした。

MK9はスピットの決定版とも言える性能を叩き出し、Fw190Aの性能を、ほとんど全高度で圧倒しました。
それから、ルフトバッフェは、スピットを性能的に超えられる機体をついぞ開発することはできなかったわけです。

とまあ、これがヨーロッパ戦線の概要となり、そんな流れで作っていこうと思っているわけです。

先日Bf109Eを作ったので、次はスピットMK1&2を作るのが、当初決めた流れなのです。
なので、これからもスピットを山ほど作っていくと思いますが、ご勘弁を。

なにせ、スピットのキットは、全スケールを併せて50個くらい持っているのです。
作らなければならないのです。


前置きが長くなりました。
今回作るキットはこれです。

  

タミヤのMK1とエアフィックスのMK1&2を、2機同時進行でつくります。
基本的には同じ機体をキット化したものですが、タミヤのはMK1後期型として、エアフィックスのはMK1前期型として作るつもりです。
エアフィックス版は、二年くらい前に新金型でリリースされたものです。

考えてみれば、海外のキットを作るのは初めてです。
ドキドキ。

さて、まずはタミヤ版から。
各社比較でも同じことやってますが、やはりここから始めないと気持ちが悪いのでやります。

まずは全景。

 

実にシンプルな構成です。

各パーツのディテールはこんな感じ。
 
 

 
 

 
 

さすがタミヤ。素晴らしいディテールです。
繊細でありながらも深いモールドなので、そんなに気を使わなくても綺麗に墨入れが決まる質のものですね。

キャノピーは色々とついていて、初期型と後期型双方に対応できるもののようです。

次。エアフィックス。

 
 
 

翼上面のリベットを、エアフィックスは凸リベットとして再現しています。
それが正しいのかどうかわかりませんが、初めてこういうのを見ました。

 

前にも書きましたが、全体的に、モールドが太いです。
運河モールドとまではいかないでしょうが、タミヤと並べると太いなあという感じ。
太さよりも、モールドのエッジが立っていない方が気になりますけどね。

多分エアフィックスは、子供が筆塗りをすることを想定してこういう深くてある程度太いモールドにしているんだと思うんですよ。
なので、これを欠点だと思うのは、エアブラシを当たり前に使える人間の贅沢な悩みなのかもしれません。

 

パイロットのオジサンも付いてきます。

 

エアフィックス版のキャノピーは、MK1と2に対応してもののようです。

 

エアフィックス版の最大のトピックは、MK1のごく初期型である2翅のプロペラを作れることです。
このキットの最大の価値は、まさにここでしょう。
今まで2翅ペラのスピットのキットはありませんでしたから。

スピットは、ペラが2枚から始まり、最終的に二重反転ペラの6枚にまで進化した機体です。
スピットのキットを並べた時に、その進化の軌跡を辿れるようにしたほうが楽しいと思うので、このキットを買ったわけです。

 

やはりというべきか、ディテール面に関しては、タミヤには及びません。
脚部が色々と一体です。
この辺は作りやすさにもつながることなので、一概に悪いとも言えませんが。

 

デカールに関しては、タミヤよりもエアフィックス版の方が細かそうですね。

さて、早速コクピットを作っていきます。
まずはタミヤ版から。

 
 

こんな構成。72なのに、割と細かいパーツ割りがあります。

次、エアフィックス版。

 
 

パーツ構成は大差ないのですが、ディテールがやはり劣ります。
胴体内側とかね。

あ、あと言い忘れましたが、スタイルとしては、この最新のエアフィックス版は一番正確なようです。
タミヤ版は胴体が少し短いようで、寸法的にもそれは間違いだそうです。
まあ、よっぽど感覚の鋭い人でないと気がつかないレベルの違いですけどね。2mm程度ですから。

ちなみにエアフィクス版は、

 
 

という感じに、パーツが反っています。

あと、気になったのが、プロペラの接続部分の構造。
タミヤ版が、

 

こういう構造なのに対し、エアフィックス版は、



こうなってます。
これは、いかにも全近代的すぎる。
説明書を見る限り、まずペラを塗装して、受けとなる4Aを接着してからでないと、胴体を接着できないことになります。
一緒に接着しようとすると、接着剤が流れ込んでしまって、胴体とペラが接着されてしまう可能性が高いです。
これは面倒です。もっと簡単で確実な方法あるでしょうに。

ともかく、作ります。
タミヤ版。

 
 
 

タミヤ版は、計器盤のデカールがないので、塗装です。
一応指示通り塗りましたが、違う気がします。計器盤全体が黒いんじゃないのか?一部だけ黒いのか?

あとはドライブラシでもすればモールドが浮き上がってきていい感じに見えるようになるのですが、面倒なのでやりません。
キャノピーを閉じれば、全く見えない箇所ですから。

次。エアフィックス版。

   
  
 

計器盤にモールドはないので、デカールで再現となります。
微妙にサイズが違うような気もするのですが、ここも適当です。

こうして見ると、シートの形状がタミヤ版の方がいいですね。どちらがより正しいとかは知りませんが。

ともかく、内部を作ったので、接着します。
エアフィックス版のペラは、試してみると、4Aがなくてもペラのパーツを差し込むだけで充分な保持力があったので、4Aは使いません。知りません。簡単に作ります。

 

うん。いい感じ。
スタイルはどちらもよく、満足感がありますね。

エアフィックス版は、予想通り、パーツの合いがあまりよろしくなく、というか、パーツがやや反っているからだと思うのですが、ちょっとだけ難儀します。
特に、垂直尾翼の部分はかなり隙間ができます。これは多分、反りのレベルではなく、完全に精度が悪いからだと思うのですけど。
なので、テープでできるだけ密着させていますが、確実にパテのお世話になることでしょう。

タミヤ版は、予想通り、完璧な勘合です。
なんの苦労もなく、合わせ目を消せますよ。

そんなわけで、今日のスピットMK1&2はお仕舞い。

次回はいつもの流れに戻って、接着剤硬化待ちの時間を使って、次のキットの仮組みをしようと思います

では。

拍手[5回]

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00セクション風間真 降 臨 ! !



今日のF-20タイガーシャークのお時間です。

完成いたしました。
エリア88に登場する風間真仕様のF-20タイガーシャーク。

クーッ!やっぱり格好いい!!

アチコチミスってるし、手違いでできなかったり技術的な問題やデカールがなかったりで、完全再現とまではいかずイメージ程度でしかないけども、やっぱりかっくいいぜ!

聞こえているのかいないのか・・・。毎度のことだが嫌になる。
とにかく俺の獲物に手を出すな!!

freedom modelkit から1/48でF-20が出ると聞いて、作り始めたエリパチ仕様F-20ですが、どうやら発売に間に合いました。
8月上旬予定に発売だったのが、9月上旬にずれ込んだみたいですからね。

御託は後回しにして、何はともあれ、いつも通りひと回りしてみましょう。

 

いやー、やっぱりF-20は格好いいよ。

時は今から25年も前。
私が小学生だった頃、親父に見せてもらったエリア88。
そこに登場するF-20に私は完全にノックアウトされてしまいました。

当時、ガンプラをお小遣いで買っていた私は、ガンダムよりもF-20の方が欲しくなり、手元にあるお金でこのキットを買いました。
まさに、今回作ったキットと同じものを。
このキットは29年前に発売されたわけですが、考えてみれば当時はバリバリのニューキットだったわけですね。

小学生では当たり前ですが、模型を塗装したりする道具もなければ根気もありません。
なので、当然、無塗装で接着剤ベタベタ。オマケにキャノピーにシンナー接着剤が使えないとは知らなかったので、塗りたくって無理矢理くっつけました。キャノピーは白くなってしまいました。
あ、黒鉄色だけ持ってたな。エンジンノスルだけ塗ったよ。

それでも当時の私は満足し、風間真ごっこをして遊んでいたわけです。
ごっこをするにもF-20だけでは物足りないと、戦友のミッキーの乗機であるF-14を買いました。
これまた当然、新版の凹モールドの方ではなく旧版の凸モールドの方ですけどね。数年前に作ったやつです。
こいつをF-20と同じようにただ接着して完成とし、遊んでいました。
F-14に比べてF-20の武装が貧弱だったのが不満だったな。

飛行機を作っている私を見て、親父は、
「こういうのは、ちゃんと色を塗るんだよ」
と言いましたが、そもそも塗料を帰るだけのお小遣いを貰っていない私に、よくそんなことを言えたもんです。

じゃあ、アンタが買ってくれよ!!

当時のお小遣いは月500円でしたからね。
ひと月に1個もキットを買えない子供でした。
塗料なんて買った日には、筆と塗料だけで二ヶ月分のお小遣いがなくなりますよ。
そんなことを子供がする訳ないでしょうに。

それから四半世紀が流れ、時代は変わり、人が入れ替わっても、キットは変わりませんでした。
そして、再度このキットを手に取り、ふんだんに使える道具を使って、子供の頃に憧れた風間真の乗機を再現できました。
感無量です。

このキット。実は、模型に復帰してからすぐに買ったのですよ。
なので、もう手元に来てから8年ほど経っています。
同じ頃に買ったF-16はもう大分前に作ったのに、これは作れませんでした。

それはやはり、風間真仕様を作りたいという気持ちがあったからです。
風間真仕様にしようとすると、どうしてもユニコーンのエンブレムが問題となります。
デカールは当然持っておりませんし、ハセガワが再販する兆しも見られません。
なので、塗装でどうにかするしかないということなのですが、その方法が見つからない。
そもそも、あんな複雑な絵を塗装で再現できると思えない。なぜなら、私は超絶不器用だから。

そんな感じで逡巡してしまったのですが、その背中を押してくれたのがフリーダムモデルキットの48発売の報でした。

作るなら今しかない!

この48を作りたいと思ったとき、やはりエリパチ仕様でという思いが浮かんでくるわけです。
しかし、やれる自信がない。
ではまず、練習をしてみよう。
幸いなことに、手元に72のF-20がある。
まず、これで出来うる限りのことをやってみようではないか。
その上で、できないと思えば普通に試作機仕様で作ればいいし、できそうならエリパリ仕様で作ればいい。
そう思ったわけです。

そこからアレコレと考え、結局、フリーハンドでユニコーンを描くよりもマスキングで塗装する方が現実的だし、マスキングするのならこれしかないという方法を考え、今回やってみました。

縁取りもないのでイマイチはっきりとしないですし、オマケに角や目を描くこともできませんでした。
が、イメージとしては、割とうまくいったのではないかと思います。

ま、あくまでイメージしか再現できていないので、正直48でエリパチ仕様に挑戦するかと考えると、やめたほうが良さそうだなと今は思うわけですけどもね。
72だからまだ許せるアラですが、48になったらちょっとね・・・。
ユニコーンのデカールが何かの間違いで発売されれば、挑戦するかもしれませんね。

あとは適当に写真をば。









F-20の、胴体がキュっと絞り込まれてノズルへとつながるラインが、実に格好いいですね。
F-5は、ここがイマイチなんですよ。横から見ると尻下がりに見えるし、上下から見ると幅広で微妙。
まあ、ちょっとダサいほうが、F-5という燻し銀の機体にはキャラクターが合っているのかもしれませんけども。

アメリカ軍きってのエースパイロットであり初の超音速パイロットとなった、チャック・イェーガーが絶賛したF-20。
その高機動性は折り紙つきで、試作機が墜落事故を起こしてしまったのも、機体の不具合ではなく、その高機動性にパイロットがついていけなかったからだと言われています。
しかし、いかに優れているとしても、簡単に言えば、既存の技術でもって究極にまで磨き上げた機体だったわけで、フライバイワイアやCCVなどといった革新的かつ発展性に富んだ技術を用いて設計されたF-16の前に採用は見送られ、F-20のプロジェクトは幕を閉じます。
悲運の名機ですね。

ちなみに、ノースロップはF-16に対してYF-17でもコンペで敗れているわけで、言ってみればF-16という一つの機体にメーカーとして敗れ去ったとも言えます。
YF-17は、その後海軍に正式採用され(エンジンが二つあるからという理由で)、F/A-18となったわけですが、ノースロップに海軍機を作ったことがないという理由で設計のやり直しと生産は別のメーカーに依頼されてしまいました。
ノースロップはこの後衰退し、やがてグラマンと合併することになります。

ドラマ性に富んだF-20の背景ですが、これもまた風間真という男にあっているように感じます。
政治的事情により翻弄され、当て込んでいた海外ユーザーへの販売の道も閉ざされ、高性能化で生き残りを図るも革新的なF-16という機体の前に破れさり、消えていくF-20。
親友と思っていた神崎に裏切られ、アスランの外人部隊に入隊させられ、恋人のもとに帰るために、日々、嫌悪してやまない人殺しを繰り返し、除隊するための違約金を稼ぐ男。風間真。

滅び。
滅びたものは美しいが、滅びるものは無残だ。
そんな哀愁が、この一人と一機には似合います。
それでも力強く生きていくからこそ、風間真は格好いいのであり、ヒーロー足りえたのでしょう。
逆境の中で挫折することなく、誰にも愚痴ることなく、己の心を自分で温め、未来を信じ、恋人を信じる。そういうハードボイルドなヒーロー。

しかし、俺には関係のないこと。
他人の過去を語るは無用。聞くは無作法。
それが外人部隊だと教えられてきた

昨今の漫画やアニメ、映画にも、こういうところは見習って欲しいものです。
今、ないですもんね。ハードボイルド。
時代と言えばそれでお仕舞いなんですけど、人が変わるわけはないので、単に制作の現場にいる人の質の問題だと思います。
受けないから作らないのではなく、受けるクオリティのものを作れないだけでしょう。
何でもかんでも時代のせいにする人を、私は信用しません。
人の本質は変わりませんから。

さて、長々と書いてきましたが、この辺で幕とします。
遠い昔に憧れたF-20。それがここに来るまでに流れた時間の膨大さと、失ったものと得たもの、変わったもの、変わらないもの。
エリア88を私に教えてくれた親父は向こう側に行きました。
そんなことを考えさせてくれるF-20でした。

だから俺は戻るのさ。
このこだわりを消すために。

最後に、

 

この間作ったBf109Eと比較。

やっぱりレシプロ機は小さいなあ。
F-20はこれでも軽量戦闘機なんですけどもね。
ここにも、変わったものと変わらないものがあるわけです。

そんなわけで、今日のF-20はお仕舞い。

では。

拍手[12回]

今日のF-20タイガーシャークのお時間です。

今回は、合わせ目消しからデカールまで一気にやりました。

まず、合わせ目消しから。



前回書いたように、パーツの合いはいいので、苦労せずとも合わせ目は消せます。
が、こうやって細かい作業をしていくと、ただ組み立てただけでは分からない欠点が見えてきます。

キャノピーがどうやら開状態がデフォルトらしく、閉じると面がつながりません。
キャノピーの後端部分が上に反り上がっていて、胴体との接合部で隙間が出来てしかも面がうねるような感じになってしまいます。

私はこのままで行きます。
こんなところを治すなんて、私のような初心者にはできません。



エアブレーキですが、開けても中にディテールが彫り込まれているわけでもないので、ここも閉じます。

んで、塗装。
まずは下地から。



毎度毎度、芸のない黒下地ですみません。
これ、面倒くさくて本当はやりたくないのですが、黒下地をせずにエアモデルを作ったことがないので、やらずに作って質感がイメージと違う感じになるのが怖くて、黒下地ナシの塗装に挑戦できません。

そして、機体色を・・・・??



白を塗っている?
F-20はグレーのmはず。

しかも、マスキングしている?

も、もしや?
やってしまうのか?



やってしまったー。
果てしなく面倒臭い作業の始まりだ~。

まず、この白と青のラインのマスキングだけで、なかなかに心に来ますね。
しかも、頑張ってやったのに、なぜか太さが一定にできていないし。
なぜだ?

やり方そのものは簡単で、1mmのマスキングテープで青と白の境界をそれぞれ決めてマスキング。
さらにそのとなりにラインを入れるために、再度1mmでマスキング。

んで、境界となる1mmテープをガイドに普通にマスキングしていけばいいわけです。

言うのは簡単なのですが、いかにも大変。
半端なく精神集中したのに、見てわかるようにラインの太さが歪んでますし。

しかもさ、これをやってしまったってことは、

ユニコーンもやるの?
どうやって?
俺、デカール持ってないぜ?

工夫してみましょう。
ネットでユニコーンの画像を探し、適当な物を見つけたあと、PC画面で画像の大きさを微調整。
その後、垂直尾翼の大きさを描いた紙に、トレースします



こんなかんじに。
その後、表裏にマスキングテープを普通に貼ります。



んで、これをくり抜きます。
普通のカッターしか持っていないので、かなり神経質&大変。
この時ほど、力をかけた方向に刃が向くカッターが欲しいと思ったことはなかったです。



ヨイショ!

こんな感じ?
ラインが曲線ばかりでしかも細いところまで切り抜かなければならないので、よく見ると全然できてない。
かなり雑。

まあ、仕方ないよね。
生来、雑な俺だもん。
こんなことをしていることが、そもそもの間違いだよ。

んで、紙に貼り付けたマスキングテープをはがして、そのまま垂直尾翼に貼り付けます。
紙には表裏でテープを貼り付けているので、左右どちらの面も、一回の切り抜きでつくれます。




こんな感じ。

細いところがあるので、シッカリとテープを押し付けますが、結局たいして綺麗にはできないので、細かいところは諦めます。



まず、白を吹き付けます。
これで、顔の部分の白は塗れました。
次は、ユニコーンの髪の部分を塗りたいわけですが・・・



さっき切り取ったやつ。



顔の部分だけ切り取ります。
これまた細かい作業です。
ほとんど勘です。なので、雑です。



こいつを顔の部分に貼り付けます。
どうやっても少し隙間が出来てしまいますが、これも諦めます。

全体の時は紙からマスキングテープを剥がして貼り付けましたが、この顔のサイズだとテープをはがすことができません。
下手にやるとグチャグチャにしてしまいそう。
なので、上からテープで貼って押さえつけてます。



んで、黄色を吹き付けます。
左右で黄色を吹き付けたら、その色に赤を少し足してオレンジを作り、適当にグラデーション塗装。



こんな感じ。

ここまでです。
私にできるのは、ここまでです。
絵のように黒い縁取りをしてハッキリとさせたり、目を書いたりできません。

しかも、ここまでやって気がつきました。

ユニコーンの後ろにあるラインを忘れてるー!!!

もういいや。
なんだか、色々と疲れた。
いいんだよ。雰囲気が出ればそれで。

デカールもなしに、ここまでよくやったよ。俺としては。

機体のラインのマスキングでもそうだし、ユニコーンのマスキングでもそうだ。
色々と疲れたよ。
頑張った割に、思ったほどのクオリティにならないし。
俺、不器用なんだよな。
諦めよう。

そんなこんなで、妥協しまくりのまま作業を進め、今はこんな状態。



デカールを貼り、ウォッシングも終わりました。

なんだかいまいちスカっとしないのは、色々と雑だからだろう。
そもそも、白と青って、ウェザリングがかなり難しい色だぞ。いい感じに使い込まれた雰囲気なんて、まず出せないぞ。
そういう色だもん。

そんなわけで、今日のF-20はお仕舞い。

次回で完成かな。
では。

拍手[3回]

さて、次は何を作ろうか?
模型野郎には重要な命題であります。

作りたいキットは山ほどあるが、同時にいま作っても良さそうなキットってのは、そんなに沢山あるわけではないのです。
例えば、現在、私はエアモデルの一つの到達点として、タミヤの1/32のキットを考えています。
特に、2004年発売のF-16以降の32ですね。
精巧で、パーツも多く、作る労力は72の10倍くらいになりそうなキットです。

が、それを作りたいからといって、すぐに作っていいわけでもないのです。
作るだけなら小学生でもできるでしょうが、いまの私では、ちゃんと満足いく形で仕上げることはできないでしょう。

まあ、この感覚は、あるいは私がただビビっているだけなのかもしれません。
どんなに大きかろうが、パーツが多かろうが、やることは同じですから、一つ一つちゃんと作っていけば、必ず完成することでしょう。
が、やはり、自信に欠ける。それは否めません。

よって、順を追って作っていこうという気持ちは、模型に復帰した8年前から変わっていません。
そして残念なことに、巧さも変わっていません。
つまり、少しも前進していないのですね。
いつまで経っても、スーパーキットに取り掛かれない。
キャラクターモデルもエアモデルも、全部、スーパーキットは後回しで、いつまでもお手軽キットを作って練習し続けている。
これはよくありませんねえ。

オナニーばっかりしていても、セックスはうまくなりません。
オナニーはただの性欲の発散でしかなく、本番の予行演習にはなっておりません。

バリっとしたキットを、どっかで気合いを入れて作らないといかんなあ。

そんな話はともかく、今日から始まるキットはこれです。


今日のF-20タイガーシャークのお時間です。



なぜ、今これかといいますと、以前少しお話しましたが、1/48でフリーダムモデルってところがF-20を出すのですよ。
んで、嬉しくて前祝いということで、ハセガワの72を作ってやろうかと思ったわけです。

F-20のことを語りだすと無駄に長くなるので、実機の説明はオミット。
個人的なお話だけにとどめます。

私がF-20を知ったのは、皆さんもそうであるように、というか日本人でF-20を知っている人があまねくそうであるように、エリア88を見たからです。

エリア88。
その名前を思い浮かべると、私は遠い目をしてしまいます。

エリア88のアニメを見たのは、私が小学生の頃でした。
あれが映画なのかOVAなのかわかりませんが、3部作の最後のやつでした。
オヤジが職場の同僚から借りてきて、「お前も見るか?」と言われ、一緒に見たのでした。

衝撃でした。

縦横無尽に飛び回り、敵機を次々と機銃で打ち落とす風間真とその乗機、F-20。
痺れるほど格好良かったわけです。

勿論、ジェット機の時代に機銃で敵機を打ち落とすなんて、あんなに簡単にはできないことを、今では知っています。
というか、まず機銃の射程圏内でドッグファイトなんて、まず起こりえないでしょう。

(それでも、中東戦争最盛期のイスラエルのドクトリンでは、ミサイルに信を置かず、機銃によるドッグファイトをメインに組立ててたんですよね。しかもイスラエルのエースは機銃のみで沢山撃墜しているのも事実なんです)

大人になって考えると、リアリティがない世界ではあります。
戦闘機なんて国家ですらそう沢山は買えないほど高価なものなのに、なんで奴らは個人で買ってるんだよとか、その前に、どうやって戦闘機を入手するんだよとか、砂漠の真ん中で補給?ありえないだろとか、色々と嘘は見えます。
が、そういうことは、作者だって承知の上で書いているのです。
そういう細かいことをよりも、戦闘機乗り達が漂わす哀愁に心惹かれたわけです。小学生だった私は。

そんなわけで、私は主人公の乗機として大活躍したF-20が大好きになり、当時、キットを買ったのです。
そう、これから作るものと同じキットです。

何年ぶりの再会だろう?
25年くらい?

思えば、飛行機、ひいてはエアモデルに対する私の情熱の源泉は、エリア88なのでしょう。

あれから私もオッサンになり、主人公たちが醸す哀愁を、ガキの頃よりもより深くズシンと心にくる年齢となりました。
そんなオッサンが、小学生だった頃、接着剤ベタベタで色も塗らずに満足していたキットを、ちゃんと作ってみようというわけです。

模型とは、かつて自分が何者であったかを思い出させてくれるものなのです。

さて、前置きが長くなってしまいました。
キットの説明に入ります。
キットの発売は1986年。つまり、今から29年前に発売されたキットです。
当時、ハセガワはノリノリだったのでしょう。
F-20の初飛行は1982年。試作機しかなく、正式採用されるかどうかすら不明な頃にキットを開発しているわけですからね。
キットを出せるものはなんでも開発していた頃でしょう。

ちなみに、29年前のハセガワというと、色々なキットを見てみての推定ですが、おそらく凸モールドから凹モールドに以降したばかりの頃だと思われます。

では、キットのパーツを見てみましょう。






 

思ったよりも、モールドは綺麗です。
流石に最近のハセガワキットと比較するとモールドのエッジがたっておりませんが、それでも、先日出たばかりのプラッツのF-15よりも遥かに細くキレがあります。
さすがはハセガワですね。

計器盤にモールドはなく、完全にデカールでの再現となります。
この辺りも、この時代の72ハセガワスタンダードでしょうか。

29年前のキットですが、バリはほとんどありません。

では、いつも通り、コクピットから組み立てます。



こんな構造。
毎回、同じような感じですね。




完成。
がしかし、この組立は、実は誤りがあります。
私はキャノピーを閉めたい派なので、これでは締まらないのです。
キャノピーを閉めるのであれば・・・



シートの後ろのパーツは接着してはダメなようです。
この辺りの説明は、説明書に書いてないんですよ。
オイオイオイ。ハセガワさん。不親切だよ。
というか、罠じゃんかよ。

シートの後ろのパーツが付いたままだとキャノピーが全く閉まらないので、削ったり切ったりしてみましたが、どうにもこうにも閉まらない。
んで、ネットで検索してみると、どうやら付けてはダメらしいとわかりました。

この辺は、30年前の時代のおおらかさゆえでしょうか。



インテーク付近は変わった構造になっています。
パーツの摺り合わせ必須。
というか、何がどういう角度でくっついて面をどういうふうに構成するかを、ここで仮組みをキチンとしておかないと、後で混乱すると思います。
変な隙間ができたりするんですよ。この隙間はあっても構わないものなんですが、知らないとびっくりしちゃうでしょ。
「これ、なに?パーツ不良?設計不良?埋めなきゃダメ?」
みたいなね。

隙間は埋めなくてもいいです。仮組みするとわかりますが、翼で隠れます。

ともかくコクピットを作ったので、胴体貼り合わせ。



機銃付近は別パーツです。

一旦、全体像が見たいので、くっつけてみました。



おお!あの時憧れたF-20のままだ!!

私、F-20を先に知ったせいなのか、F-5があまり好きではなかったんです。これは模型に復帰した大人になってからもそうでした。
単発になってノズル付近が引き締まったF-20に比べて、F-5は幅は太いものの、横から見て尻下がりに見えるF-5はなんとも頼りなく、格好悪く見えたのです。

そんな私の感覚をブチ抜いてくれたのは、AFVクラブが出してくれた48のF-5Eでした。
F-20好きとしては買っておかなければなるまいと思って入手したのですが、これが素晴らしいキットでして、それを見て以来、F-5も好きになってしまいましたとさ。

魅力的なキットは、個人的な思い込みによる感覚すらもひっくり返してくれるのですね。

さて、ハセガワの72F-20ですが、全体的に、29年前とは思えないくらいに、パーツの合いはいいです。
隙間はできませんし、段差もほとんどありません。ペーパーで労せずに消せます。
作る労力としては、かなり楽して完成までもっていけると思います。

今回、作るにあたって、



これは使うことにしました。ハセガワのウェポンセット3ですね。
風間真と同じような感じにミサイル満載にしたいのですよ。

そんなわけで、今日のF-20はお仕舞い。

では。

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エミール 降・臨 !!



今日のBf109E-3のお時間です。

漸く完成しました。
実に作り易く、まったくのストレスフリーで製作を楽しむことができました。
瞬間接着剤を使えば、それこそ一日で完成させられそうなくらい、楽々キットです。

楽な原因は、ひとえにパーツの精度のおかげですね。
パーツが少ないのも大きいですが、それ以上に、パーツの合いが非常に良く、無駄な修正が必要ありませんでした。
ペーパーがけも一時間ほどで終わってしまいましたしね。

では、ざっと写真を載せます。











グルっと一周。

結局、ハゲチョロはやりませんでした。
ウォッシングとドライブラシをしてみたら、「アレ?このままでもいいんじゃないの?」とそこで満足してしまいましたよ。

最初にエミールはあまり好きではないと書きましたが、いやはや人間の好悪なんて適当ですね。
作ってみたら、
カッコエー!!
大好きになってしまいました。

エミールの全体を見渡して思うのは、それまでの戦闘機に比べると圧倒的にアウトラインが進化し圧倒的に高性能に見えるのですが、レシプロ機として最高レベルで洗練されたBf109F型やスピットと比べると、機首周りとか翼端、水平尾翼に前近代的な印象が残っているのがどこかアンバランスですね。
このアンバランスなところが、エミールの不思議な魅力でしょうか。

あとは適当に写真をば。









さて、キット評ですが、ほとんど完璧なプラモデルです。
作りやすい。格好いい。安い。
欠点がありませんね。

タミヤのいいところは、デカールの質がハセガワに比べて高品質であること。
脚部などで、角度がきちんと決まるようにピンとダボが設計されていること。ハセガワのキットは角度が決まりませんから。ちゃんとした角度を作り手が知らないと、おかしなことになります。
モールドが、充分に細く、キッチリと深いこと。なので、気楽に塗装をしても埋まることなく、綺麗に墨入れが決まります。

そんなことから、エアモデル入門には非常に適したキットではないかと思います。
作り倒して疲れている方にも、リハビリとしてお勧めできます。

最近、タミヤはエアモデルをあまり出してくれません。
大物キットは2年に一度くらい出してくれますが、48はおろか72は本当にご無沙汰です。
ここ数年で出たタミヤの72は、48からダウンスケールしたF-16とシュトルモビクくらいですね。
まだまだ補完してもらいたい機体が多くあります。
是非とも、72や48でも、ニューキットを出してもらいたいものです。

F-16の念願はかなったから、次はスピットMK16を48に、ついでMK8,9,16を72にダウンスケールしてもらえると、私的には非常に嬉しいです。
エデュアルドのMK16がこの間発売になりました。これも素晴らしいキットでした。
が、タミヤのクオリティでも欲しいと思うのが、やはり模型野郎の性なのですよ。

そんなわけで、今日のBf109E-3はお仕舞い。

次回からは何を作ろうかな?
モスキートから続くおかしな流れのせいで、いつものロールが途切れてしまった。
まあ適当に。

では。

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